JP2010258152A - スタンダードセルおよび半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路動作に必要な配線を形成するための領域が広く、回路の高速動作が可能なスタンダードセルを提供する。
【解決手段】第1のMOS素子および第2のMOS素子に信号を供給するための信号線が、電源配線および接地配線の2つの配線と平行に設けられ、これら2つの配線に挟まれ、かつ、第1の導電型MOS素子および第2の導電型MOS素子のそれぞれから等しい距離に配置されている構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、スタンダードセルおよび半導体装置に関する。
集積回路の一種として、基本回路を含む半導体装置が知られている。基本回路はスタンダードセルと呼ばれている。以下に、スタンダードセルの一例を説明する。
図5(a)および(b)は関連するスタンダードセルの構成例を示すレイアウト図である。ここでは、P型導電性の基板にスタンダードセルが設けられている場合で説明するが、N型導電性の基板であってもよい。また、スタンダードセルの平面パターンを長方形とする。
図5(a)および(b)のスタンダードセルに共通する部分の構成を説明する。それぞれのスタンダードセルは、NMOS(N type- Metal Oxide Semiconductor)32とPMOS(P type- Metal Oxide Semiconductor)12の2種類の導電型のMOS素子を有する構成である。基板表面にNMOS32が設けられ、基板に形成されたNウェル層10の表面にPMOS12が設けられている。NMOS32はゲート電極34を有し、PMOS12はゲート電極14を有する。
図5(a)および(b)のそれぞれの図に示すPMOS12側であって、スタンダードセルの短辺近傍には、PMOS12に電源電圧(VDD)を印加するための電源配線(以下では、VDD配線と称する)210が短辺に平行に設けられている。図に示さないコンタクトまたはスルーホールを介して、VDD配線210がPMOS12のソース電極またはドレイン電極に接続されている。
また、図5(a)および(b)のそれぞれの図に示すNMOS32側であって、スタンダードセルの短辺近傍には、NMOS32に接地(GND)電位を印加するための接地配線(以下では、VSS配線と称する)212が短辺に平行に設けられている。図に示さないコンタクトまたはスルーホールを介して、VSS配線212がNMOS32のソース電極またはドレイン電極に接続されている。
図5(a)に示すスタンダードセル200では、VDD配線210の隣に所定の距離だけ離れて信号線220がVDD配線210に平行に設けられている。また、信号線220の隣には、信号線220から所定の距離だけ離れてシールド配線222が信号線220に平行に設けられている。シールド配線222にはVDDが印加されている。信号線220は、VDD配線210およびシールド配線222に挟まれている。
図5(a)に示すように、NMOS32のゲート電極34およびPMOS12のゲート電極14のそれぞれはスルーホール221を介して中継配線224と接続されている。中継配線224は、スルーホール223を介して信号線220と接続されている。スルーホール221、223は層間絶縁膜(不図示)に設けられた開口に導電性材料が埋め込まれたものである。中継配線224は、ゲート電極14、34よりも上層に設けられた第1のメタル配線層に形成されている。VDD配線210、VSS配線212、信号線220およびシールド配線222は、第1のメタル配線層よりも上層の第2のメタル配線層に形成されている。
一方、図5(b)に示すスタンダードセル201では、VSS配線212の隣に所定の距離だけ離れて信号線230がVSS配線212に平行に設けられている。また、信号線230の隣には、信号線230から所定の距離だけ離れてシールド配線232が信号線230に平行に設けられている。シールド配線232には接地電位が印加されている。信号線230は、VSS配線212およびシールド配線232に挟まれている。
図5(b)に示すように、NMOS32のゲート電極34およびPMOS12のゲート電極14のそれぞれはスルーホール231を介して中継配線234と接続されている。中継配線234は、スルーホール233を介して信号線230と接続されている。中継配線234は、ゲート電極14、34よりも上層に設けられた第1のメタル配線層に形成されている。VDD配線210、VSS配線212、信号線230およびシールド配線232は、第1のメタル配線層よりも上層の第2のメタル配線層に形成されている。
なお、図5(a)および(b)に示すように、第2のメタル配線層には、上述した配線の他にも、スタンダードセル間を結ぶ配線などを形成するための領域が確保されている。図では、配線トラック250の平面パターンを点線で示している。第2のメタル配線層に形成された複数の配線間の距離は、隣り合う配線の電気的絶縁性が確保される距離である。また、信号線220、230はクロック信号を伝送するための配線である。
次に、図5(a)および(b)のそれぞれに示したスタンダードセルにおけるノイズ対策について説明する。図5(a)に示したスタンダードセル200では、信号線220がVDD配線210とシールド配線222に挟まれている。VDD配線210とシールド配線222は、信号線220を流れるクロック信号によるノイズを遮断するシールドの役目を果たす。これと同様に、図5(b)に示したスタンダードセル201では、信号線230がVSS配線212とシールド配線232に挟まれているため、信号線230のクロック信号によるノイズが2つの接地配線で遮断される。ノイズ低減対策の一例が、特許文献1に開示されている。
特開平6−77403号公報
上述したように、図5(a)および(b)に示したスタンダードセルでは、ノイズ低減のためにシールド配線を別途設ける必要があり、第2のメタル配線層において、回路動作のための配線が形成される領域(以下では、「配線形成領域」と称する)の面積を圧迫することになる。この問題について図5(a)を参照して具体的に説明する。もしシールド配線222がなければ、第2のメタル配線層の配線形成領域に配線トラック250を10本設けることができるが、図5(a)示すように、配線トラック250を9本しか設けることができない。このように、シールド配線が別途必要になるため、第2のメタル配線層に設けることが可能な、回路動作用の配線の数が少なくなってしまうという問題がある。
また、上述のスタンダードセルの構成では、余分な寄生容量が信号線に付加されてしまうことで、回路動作が遅くなるという問題がある。その理由を図5(a)の場合で詳しく説明する。図6は図5(a)に示したレイアウト図から配線トラックおよびシールド配線のパターンを取り除いた図である。
ノイズ対策用のシールドを余分に増やさないようにするために、VDD配線210をそのシールドの1つとして利用し、それに伴って信号線220をVDD配線210の隣に設けている。図6に示すように、信号線220は、平面パターンが長方形のスタンダードセル200において、PMOS側の短辺に近い側に設けられている。そのため、中継配線224のパターンを信号線220からNMOS32のゲート電極34まで伸ばす必要がある。
中継配線224のうち信号線220からPMOS12のゲート電極14までの冗長部分250は、信号線220をスタンダードセル200の中央近辺よりもスタンダードセル200の短辺に近い側に配置したことで、必要になった部位であり、この冗長部分250による寄生容量が信号線220に余分に付加されてしまうことになる。このことは、図5(b)に示したスタンダードセル201についても同様である。
本発明のスタンダードセルは、第1のMOS素子および第2のMOS素子に信号を供給するための信号線が、電源配線および接地配線の2つの配線と平行に設けられ、これら2つの配線に挟まれ、かつ、第1の導電型MOS素子および第2の導電型MOS素子のそれぞれから等しい距離に配置されている構成である。
本発明では、スタンダードセル内の電源配線および接地配線が信号線からのノイズに対するシールドとして機能するため、シールド専用の配線を別途設ける必要がない。また、第1の導電型MOS素子および第2の導電型MOS素子のそれぞれから等しい距離に信号線が配置されているため、信号線とMOS素子のゲート電極とを結ぶ配線の距離が長くなるのが抑制され、信号線に付加される寄生容量が低減する。
本発明の半導体装置は、本発明のスタンダードセルを複数有し、複数のスタンダードセルが、電源配線、接地配線および信号線を共有している構成である。
本発明によれば、回路動作に必要な配線を形成するための領域が広くなるとともに、回路の高速動作が可能になる。
第1の実施形態におけるスタンダードセルの一構成例を示すレイアウト図である。 図1に示したスタンダードセルを含む半導体装置の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態における半導体装置の一構成例を示すレイアウト図である。 図3に示したスタンダードセルの組を複数含む半導体装置の一構成例を示すブロック図である。 関連するスタンダードセルの構成例を示すレイアウト図である。 図5(a)に示したレイアウト図から配線トラックおよびシールド配線のパターンを取り除いた図である。
(第1の実施形態)
本実施形態のスタンダードセルの構成を説明する。図1は本実施形態のスタンダードセルの一構成例を示すレイアウト図である。図1は、基板面に対して垂直上方からスタンダードセルを見下ろしたときのレイアウトを示す。なお、図5(a)および(b)で説明した構成と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態のスタンダードセル5では、信号線40が、VDD配線42およびVSS配線44の2つの配線と平行に設けられ、これら2つの配線に挟まれている。そして、信号線40は、図1に示すレイアウトで、NMOS32およびPMOS12の中間に配置されている。
図1では、Nウェル層10の周囲の4辺のうち1つの辺が、信号線40と重なっているため表示されていない。図1に示すレイアウトで信号線40に重なる、Nウェル層10の周囲の1つの辺が、NMOS形成領域とPMOS形成領域の境界に相当する。本実施形態では、NMOS形成領域とPMOS形成領域の境界であるPN境界部の上に信号線40が設けられている。
本実施形態では、信号線40はクロック信号を伝送するための配線であるが、信号線40の伝送対象の信号はクロック信号に限らない。
図1では、VDD配線42およびVSS配線44を一点鎖線で示している。VDD配線42は、図5(a)および(b)に示したVDD配線210とは配置が異なるだけで、その役割はVDD配線210と同様である。また、VSS配線44は、図5(a)および(b)に示したVSS配線212とは配置が異なるだけで、その役割はVSS配線212と同様である。そのため、本実施形態では、VDD配線42およびVSS配線44について、図5(a)および(b)を参照して説明した内容と異なる点について説明する。
NMOS32のゲート電極34およびPMOS12のゲート電極14のそれぞれはスルーホール41を介して中継配線46と接続されている。中継配線46は、スルーホール43を介して信号線40と接続されている。スルーホール41、43は層間絶縁膜(不図示)に設けられた開口に導電性材料が埋め込まれたものである。中継配線46は、ゲート電極14、34よりも上層に設けられた第1のメタル配線層に形成されている。信号線40、VDD配線42およびVSS配線44は、第1のメタル配線層よりも上層の第2のメタル配線層に形成されている。
VDD配線42および信号線40の最短距離と、VSS配線44および信号線40の最短距離のそれぞれは、少なくとも配線間の電気的絶縁性が確保される距離である。
上述したことから、信号線40は、NMOS32とPMOS12が形成された層とは異なる層に設けられているが、NMOS32およびPMOS12のそれぞれから等しい距離に配置されていることがわかる。
次に、本実施形態のスタンダードセルの構成による作用を説明する。
図1に示すスタンダードセル5では、信号線40がVDD配線42とVSS配線44とに挟まれた構成である。VDD配線42およびVSS配線44が信号線40から発生するノイズに対するシールドの役目を果たす。ノイズ源となる信号線40が他の信号配線と分離されているため、干渉ノイズが低減でき、スタンダードセル5の安定動作が可能となる。また、VDD配線42やVSS配線44とは別にシールド配線を設ける必要がないので、第2のメタル配線層の配線形成領域の面積がより広くなる。
また、PMOS形成領域とNMOS形成領域の境界であるPN境界部の上部に、ノイズ源となる信号線40が配置されている。PN境界部に対応する、配線層の位置に信号線40が配置されているため、NMOS32およびPMOS12のどちらからも信号線40までの距離が同等になる。つまり、NMOS32のゲート電極34から信号線40までの距離と、PMOS12のゲート電極14から信号線40までの距離とが同等となる。図1に示す中継配線46では、図6に示した冗長部分250が不要となり、図6に示したスタンダードセル200よりも中継配線のパターンの長さが短くて済む。その結果、図6に示した冗長部分250に相当する部位の寄生容量が低減する。
次に、本実施形態のスタンダードセルを複数有する半導体装置の構成を説明する。図2は本実施形態のスタンダードセルを含む半導体装置の一構成例を示すブロック図である。
図2に示す半導体装置は、複数のスタンダードセル51〜64と、信号線40a、40bと、VDD配線42a、42bと、VSS配線44a、44bとを有する。スタンダードセル51〜56が一定の方向に順に並んでいる。スタンダードセル51〜56の第2のメタル配線層に、信号線40a、VDD配線42aおよびVSS配線44aが設けられている。信号線40a、VDD配線42aおよびVSS配線44aは、スタンダードセル51〜56を跨ぐように配置され、スタンダードセル51〜56に共有されている。VDD配線42aおよびVSS配線44aは、信号線40aを挟んでおり、信号線40aからのノイズに対するシールドとして機能する。
また、図2に示すように、スタンダードセル57〜64が一定の方向に順に並んでいる。スタンダードセル57〜64の第2のメタル配線層に、信号線40b、VDD配線42bおよびVSS配線44bが設けられている。信号線40b、VDD配線42bおよびVSS配線44bは、スタンダードセル57〜64を跨ぐように配置され、スタンダードセル57〜64に共有されている。VDD配線42bおよびVSS配線44bは、信号線40bを挟んでおり、信号線40bからのノイズに対するシールドとして機能する。
Nウェル層10a、10bは上記Nウェル層10に相当する。VDD配線42a、42bは上述のVDD配線42に相当し、VSS配線44a、44bは上述のVSS配線44に相当する。信号線40a、40b、VDD配線42a、42b、およびVSS配線44a、44bは第2のメタル配線層に設けられている。図2に示さないが、スタンダードセル51から64のそれぞれには、図1に示したNMOS32、PMOS12および中継配線46などが図1と同様に設けられている。
図2に示す半導体装置では、スタンダードセル51、54、55が信号線40aと接続され、スタンダードセル58、61、64が信号線40bと接続されている。スタンダードセル51、54、55、58、61、64のそれぞれに、図1に示した中継配線46およびスルーホール43を模式的に示している。
なお、信号線40aと接続されるスタンダードセルは図2に示したスタンダードセル51、54、55にかぎらず、信号線40bと接続されるスタンダードセルは図2に示したスタンダードセル58、61、64にかぎらない。図2に示すように、半導体装置内の複数のスタンダードセルのうち、信号線40aおよび信号線40bのうちいずれの信号線も接続されないスタンダードセルがあってもよい。
本実施形態によれば、信号線用のシールドとしてシールド専用の配線を別途設ける必要がなく、回路動作に必要な配線を形成するための領域を広くできる。その理由は、スタンダードセル内の電源配線およびスタンダードセル内接地配線をシールドとして用いているためである。
また、信号線に対して余分な寄生容量を付けることなく、回路の高速動作が可能になる。その理由は、PN境界部の上部に信号線を設けたことで、必要最低限の配線長の中継配線で信号線とNMOSおよびPMOSのゲート電極とを接続することが可能になるからである。
(第2の実施形態)
本実施形態は、複数種の信号線に対応して複数のスタンダードセルを含む半導体装置に関するものである。複数種の信号線とは、例えば、信号線毎に信号のパルスの周期が異なる場合である。
本実施形態の半導体装置の構成を説明する。図3は本実施形態における半導体装置の一構成例を示すレイアウト図である。なお、第1の実施形態と同様な構成については同一の符号を付し、同様な点については詳細な説明をせず、主に異なる点について説明する。
図3に示すように、本実施形態の半導体装置は、スタンダードセル70a、70bと、VDD配線71、73と、VSS配線44と、スタンダードセル70aに接続される信号線40aと、スタンダードセル70bに接続される信号線40bとを有する。そして、信号線40aはVDD配線71とVDD配線73とに挟まれ、信号線40bはVDD配線73とVSS配線44とに挟まれている構成である。
本実施形態では、図1に示したVDD配線42がVDD配線71とVDD配線73とに分離されている。VDD配線73もシールド配線としての役目を果たす。VDD配線73は、VDD配線71およびVSS配線44と同じ第2のメタル配線層に形成され、これら2つの配線の間に、2つの配線に平行に設けられている。図3では、VDD配線71、73およびVSS配線44を一点鎖線で示している。
スタンダードセル70aは、NOMS32aおよびPMOS12aを有する。スタンダードセル70bは、NMOS32bおよびPMOS12bを有する。VDD配線71はスタンダードセル70a、70bに電源電圧を供給し、VSS配線44はスタンダードセル70a、70bに接地電位を印加する。なお、VDD配線73がスタンダードセル70a、70bに電源電圧を供給してもよい。
本実施形態では、信号線40aと信号線40bは種類の異なる信号線とする。例えば、信号線40aが伝送する信号と信号線40bが伝送する信号は、パルスの周期が異なっている。信号線40a、40bは第2のメタル配線層に設けられている。
信号線40aは、VDD配線71とVSS配線44の2つの配線の間に、これら2つの配線に平行に設けられている。信号線40aは、スルーホール72aおよび中継配線75aを介して、PMOS12aのゲート電極14aおよびNMOS32aのゲート電極34aのそれぞれと接続されている。
信号線40bは、VDD配線71とVSS配線44の2つの配線の間に、これら2つの配線に平行に設けられている。信号線40bは、スルーホール72bおよび中継配線75bを介して、PMOS12bのゲート電極14bおよびNMOS32bのゲート電極34bのそれぞれと接続されている。中継配線75a、75bは第1のメタル配線層に形成されている。なお、第1のメタル配線層および第2のメタル配線層については、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態では、第1の信号線が2つの電源配線に挟まれ、第2の信号線が電源配線と接地配線とに挟まれている。そのため、各信号線からのノイズを電源配線および接地配線でシールドすることができる。また、1つのシールド線を2つの信号線で挟む構成により、1つのシールド配線が2つの信号線のノイズ対策に共用されるため、配線形成領域を広くとることができる。また、2つの信号線が電源配線および接地配線の間に設けられ、2つの信号線の一方は電源配線に隣接し、他方は接地配線に隣接し、かつ、2つの信号線は1つのシールド線を挟む構成である。そのため、スタンダードセルの設計上、スタンダードセルの中央寄りに2つの信号線が設けられ、各信号線からNMOSおよびPMOSのそれぞれとゲート電極を接続するための中継配線の長さが必要以上に長くなるのを防げる。
また、図3に示すように、PN境界部に対応する、第2のメタル配線層の位置に信号線40aが配置されてもよい。この場合、PN境界部に対応する位置の信号線から中継配線がNMOSとPMOSのそれぞれにパターンが伸びるため、図6に示した冗長部分250が不要となる。
さらに、図3に示すように、信号線40a、40bを、スタンダードセル70aのNMOS12aおよびPMOS32aに挟まれる領域、かつ、スタンダードセル70bのNMOS12aおよびPMOS32bに挟まれる領域に対応する、第2のメタル配線層の領域に設けてもよい。この場合、スタンダードセル70a、70bのより中央近くに信号線が配置されるため、2つの信号線のそれぞれから伸びる中継配線について図6に示した冗長部分250が不要となるとともに、配線形成領域の面積をより広くすることが可能となる。
次に、図3に示したスタンダードセル70a、70bの組み合わせを複数有する半導体装置について説明する。図4は図3に示したスタンダードセルの組を複数含む半導体装置の一構成例を示すブロック図である。
スタンダードセル81、83、85が図3に示したスタンダードセル70aに相当し、スタンダードセル82、84、86が図3に示したスタンダードセル70bに相当する。スタンダードセル81、83、85が信号線40aと接続され、スタンダードセル82、84、86が信号線40bと接続されている。
図4に示すスタンダードセル81、83、85のそれぞれに、図3に示した中継配線75aおよびスルーホール74aを模式的に示している。また、図4に示すスタンダードセル82、84、86のそれぞれに、図3に示した中継配線75bおよびスルーホール74bを模式的に示している。
ここでは、図4に、スタンダードセル70aとスタンダードセル70bが交互に配置されている場合を示しているが、これら2種類のタイプのセルが交互に配置される場合に限らない。スタンダードセル70aまたはスタンダードセル70bのいずれかのタイプが連続する部分があってもよい。
本実施形態では、半導体装置に複数種の信号線が設けられる場合であっても、複数種の信号線に対してシールド配線を共用しているため、シールド配線の数が増えるのを抑制できる。また、共用のシールド配線は元の電源配線を分離して形成されているため、配線形成領域の面積が小さくなるのを防げる。
なお、本実施形態では、図1に示したVDD配線42をVDD配線71とVDD配線73に分離していたが、VDD配線42の代わりにVSS配線44を2つに分離しもよい。この場合、分離したVSS配線のうち1つがVDD配線73の代わりのシールド配線となる。また、PN境界部の上部に信号線40aを配置する場合で説明したが、信号線40aの代わりに信号線40bを配置してもよい。
また、第1および第2の実施形態では、P型基板の場合で説明したが、N型基板を用いてもよい。この場合、Nウェル層10の代わりにPウェル層が設けられ、Pウェル層にNMOS素子が形成される。N型基板を用いた場合の本発明のスタンダードセルおよび半導体装置は、上述の実施形態と同様であり、説明が重複するため、その詳細な説明を省略する。
本発明を、スタンダードセルの設計、およびスタンダードセルを用いたブロック設計に適用することができる。
5、51〜64、70a、70b、81〜86 スタンダードセル
10、10a、10b Nウェル層
12、12a、12b PMOS
32、32a、32b NMOS
14、14a、14b PMOSゲート電極
34、34a、34b NMOSゲート電極
40、40a、40b 信号線
41、43、72a、72b、74a、74b スルーホール
42、42a、42b、71、73 VDD配線(電源配線)
44、44a、44b VSS配線(接地配線)
46、75a、75b 中継配線

Claims (5)

  1. 第1の導電型MOS素子と、
    前記第1の導電型MOS素子とは反対の導電性の第2の導電型MOS素子と、
    前記第1の導電型MOS素子に電源電圧を供給するための電源配線と、
    前記第2の導電型MOS素子に接地電位を印加するための接地配線と、
    前記電源配線および前記接地配線と同一の配線層に設けられ、前記第1の導電型MOS素子および前記第2の導電型MOS素子のそれぞれのゲート電極に信号を供給するための信号線と、を有し、
    前記信号線は、前記電源配線および前記接地配線の2つの配線と平行に設けられ、該2つの配線に挟まれ、かつ、前記第1の導電型MOS素子および前記第2の導電型MOS素子のそれぞれから等しい距離に配置された、スタンダードセル。
  2. 請求項1記載のスタンダードセルを複数有し、
    複数の前記スタンダードセルが、前記電源配線、前記接地配線および前記信号線を共有している、半導体装置。
  3. 第1の導電型MOS素子および該第1の導電型MOS素子とは反対の導電性の第2の導電型MOS素子を含む第1のスタンダードセルならびに第2のスタンダードセルと、
    前記第1および第2のスタンダードセルに電源電圧を供給するための電源配線と、
    前記第1および第2のスタンダードセルに接地電位を印加するための接地配線と、
    前記電源配線および前記接地配線の2つの配線と同一の配線層で、該2つの配線の間に該2つの配線に平行に設けられ、前記第1のスタンダードセルの前記第1の導電型MOS素子および前記第2の導電型MOS素子のそれぞれのゲート電極に信号を供給するための第1の信号線と、
    前記2つの配線と同一の配線層で、該2つの配線の間に該2つの配線に平行に設けられ、前記第2のスタンダードセルの前記第1の導電型MOS素子および前記第2の導電型MOS素子のそれぞれのゲート電極に信号を供給するための第2の信号線と、
    前記2つの配線と同一の配線層で、該2つの配線の間に該2つの配線に平行に設けられ、前記電源電圧または前記接地電位が印加されるシールド配線と、を有し、
    前記第1の信号線は、前記電源配線および前記接地配線のうちの一方と前記シールド線とに挟まれ、
    前記第2の信号線は、前記電源配線および前記接地配線のうちの他方と前記シールド線とに挟まれている、半導体装置。
  4. 前記第1または第2の信号線は、前記第1のスタンダードセルの前記第1の導電型MOS素子および前記第2の導電型MOS素子のそれぞれから等しい距離に配置され、かつ、前記第2のスタンダードセルの前記第1の導電型MOS素子および前記第2の導電型MOS素子のそれぞれから等しい距離に配置された、請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記第1および第2の信号線が、前記第1のスタンダードセルの前記第1および第2の導電型MOS素子に挟まれる領域、かつ、前記第2のスタンダードセルの前記第1および第2の導電型MOS素子に挟まれる領域に対応する、前記配線層の領域に設けられている、請求項3または4記載の半導体装置。
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