JP2006229054A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 配光制御用のレンズを備え、蛍光体を発光ダイオードの近傍に分散させた発光装置であって、製造が容易であり、封止樹脂中への汚染が取り込まれにくい発光装置を提供すること。
【解決手段】 基板2と、基板2上に形成された正電極6及び負電極4と、正電極6及び負電極4に接続された発光ダイオード8と、発光ダイオード8を覆う封止樹脂14と、発光ダイオード8の発光の少なくとも一部を長波長に変換する蛍光体16と、発光ダイオード8及び/又は蛍光体16の発光の配光方向を変化させるレンズと、を有する発光素子。封止樹脂14は、蛍光体16を含有し、かつ、レンズを構成するように一体成形されており、蛍光体16は、封止樹脂14の表面近傍に比べて発光ダイオード8の表面近傍において高密度に分布している。
【選択図】図1

Description

本件発明は、発光ダイオードと蛍光体との組合せによって種々の色を発光可能な発光装置に関し、特に配光特性を制御するためのレンズを備えた発光装置に関する。
発光ダイオードを用いた発光装置は、通常、正負の電極を備えた基体上に発光ダイオードを実装し、その発光ダイオードの周囲を透光性の封止樹脂で覆うことによって構成される。また、透光性の封止樹脂上にレンズを形成することにより、発光装置の配光特性を制御することが行われている。
透光性の封止樹脂上にレンズを形成するには、例えば下記のような方法が用いることができる。
(1)封止樹脂を樹脂成形によってレンズ状に成形。
(2)封止樹脂を平板状に形成した後、機械加工によってレンズ状に成形。
(3)別に成形されたレンズを封止樹脂の表面に接着。
(4)キャスティングケースによる方法
中でも、封止樹脂を樹脂成形してレンズ状にする方法は、簡易かつ量産性に優れることから広く用いられている。樹脂成形の方法としては、半導体チップの封止樹脂に広く用いられているトランスファーモールド法を用いることが一般的である(例えば、特許文献1〜2)。
トランスファーモールド法によるレンズ成形は、例えば、次のようにして行う。まず、図10に示すように、発光ダイオード8を上面に実装した基板2の上下をトランスファーモールド用の金型16及び18で挟む。そして、図10に示すように、上側の金型18と基板2の間に形成された注入口18aから熱硬化性樹脂14を注入する。ここで注入する熱硬化性樹脂は、タブレット状に成形されたものを高周波加熱などによって半溶融状態にしておき、金型のポット部18bに投入する。金型16及び18は170℃程度の高温に加熱されており、投入された樹脂14は金型に接した面から溶融を開始する。そしてポット部の上部からプランジャー20で圧力を加えることによって、樹脂14が金型16と基板2の間のキャビティに流入する。樹脂14を比較的ゆっくりとした速度でキャビティ内に流入させるため、ワイヤ10等がダメージを受けにくい。
一方、近年窒化物半導体を用いた青色発光LEDが開発されたことから、発光ダイオードから出力される光の一部を吸収して異なる波長に変換する蛍光体を組み合わせることにより、種々の発光色の発光装置を作製することが可能となった。特に、蛍光体が青色発光ダイオードの発光の一部を吸収して青色の補色に変換すれば、白色を発光する発光装置が得られる。
このような発光ダイオードと蛍光体を組み合わせたタイプの発光装置では、観察方向によって色調が異なるという色ムラがしばしば問題になる。この色ムラは、観察方向によって発光ダイオードからきた発光の通過経路上に存在する蛍光体の量が異なることによって生じる。従って、観察方向による色ムラを抑制するためには、発光ダイオードの近傍に蛍光体を分布させることが好ましい。このため、従来は発光ダイオードの周りを凹状のカップで囲み、そのカップ内にだけ蛍光体を分散した樹脂を充填してから、全体をレンズ状に成形した封止樹脂で覆う方法や(特許文献3など)、発光ダイオードの周りにだけ蛍光体を分散した樹脂を滴下して硬化させた後、全体をレンズ状に成形した封止樹脂で覆う方法が取られていた(特許文献4など)。
特開2000−196000号公報 特開2001−352105号公報 特開平10−242513号公報 特開2000−315824号公報
しかしながら、上記従来の方法では、蛍光体を発光ダイオードの近傍に分布させるために、蛍光体を含む樹脂層(含蛍光体層)の形成工程と、蛍光体を含まないレンズ状の樹脂層(レンズ層)の形成工程との2工程が必要となり、製造工程が複雑になる問題があった。
また、含蛍光体層とレンズ層を別々の工程で形成した場合、レンズ層の形成工程前に、含蛍光体層の表面に有機物や水分などが吸着し易くなる。そうすると封止樹脂内部の発光ダイオードに近い位置に有機物や水分などの汚染が取り込まれることになり、発光ダイオードや蛍光体の劣化が進行し易く、寿命特性が低下する。また蛍光体層とレンズ層との界面に取り込まれた水分がリフロー実装時に水蒸気爆発を起こし、界面の剥離や不灯などの問題が生じる可能性がある。
また、含蛍光体層とレンズ層が異なる材料である場合は界面に屈折率差が生じ、発光効率の低下にもつながる。尚、含蛍光体層とレンズ層の材料を同一とした場合であっても、一旦蛍光体層の表面を硬化してからレンズ層を形成することにより、両者の界面に微妙な屈折率差が生じ得る。
そこで本件発明は、配光制御用のレンズを備え、蛍光体を発光ダイオードの近傍に分散させた発光装置であって、製造が容易であり、封止樹脂中への汚染等が取り込まれにくい発光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本件発明に係る発光装置は、基板と、前記基板上に形成された正電極及び負電極と、前記正電極及び負電極に接続された発光ダイオードと、前記発光ダイオードを覆う封止樹脂と、前記発光ダイオードの発光の少なくとも一部を吸収して長波長に変換する蛍光体と、前記発光ダイオード及び/又は前記蛍光体の発光の配光方向を変化させるレンズと、を有する発光素子であって、前記封止樹脂は、前記蛍光体を含有し、かつ、前記レンズを構成するように一体成形されており、前記蛍光体は、前記封止樹脂の表面近傍に比べて前記発光ダイオードの表面近傍において高密度に分布していることを特徴とする。
本発明における発光装置は、蛍光体が分散されている封止樹脂自身が配光制御用のレンズを構成しており、その封止樹脂中で蛍光体が発光ダイオードの近傍に分布している点に特徴がある。これによって発光ダイオードの近傍への蛍光体の分散と、発光装置の配光を制御するレンズ形成とを単一工程で行うことが可能となる。また、発光ダイオードの封止樹脂層を途中で硬化させることなく1回で形成するため、封止樹脂中へ水分や有機物が取り込まれにくい。さらに、発光ダイオードや蛍光体からレンズまでの間に余分な屈折率界面が存在しないため、高効率な発光取り出しが可能である。
本発明において、蛍光体を分散させた封止樹脂層は圧縮成形法でレンズ状に成形することが好ましい。圧縮成形法によれば、均一に塗布された封止樹脂を金型で圧縮しながら硬化させることができるため、硬化前の粘度が常温で5000mPa・s以下、特に300mPa・s以上2000mPa・s以下であるような低粘度の熱硬化性樹脂や、硬化時に温度上昇と共に一旦粘度が下がり再び粘度が上昇する熱硬化性樹脂を用いて所望のレンズを形成することが可能になる。初期の粘度が低い熱硬化性樹脂や、硬化時に一旦粘度が低下する熱硬化性樹脂を用いることにより、硬化前又は硬化中に封止樹脂中の蛍光体を沈降させ、蛍光体を発光ダイオードの近傍に分布させることができる。また、金型によって形状を決めるため、所望のレンズ径や曲率半径を持ったレンズを形成することができる。すなわち、1回の封止樹脂層の形成により、発光ダイオード近傍への蛍光体の配置と、所望の特性をもったレンズ形成とを同時に行うことができる。
これに対し、従来は、発光ダイオード近傍への蛍光体の配置と所望の特性をもったレンズ形成とを同時に行っておらず、また同時に行うことも困難であった。すなわち、特許文献1や特許文献2のように封止樹脂をトランスファーモールド法によってレンズ状に成形した場合、封止樹脂の粘度がある程度高くなければ、金型内での樹脂流動を制御できず、ボイド等の欠陥が生じやすくなる。このため、レンズ状に成形する封止樹脂内に蛍光体を分散させていても、金型内に注入した封止樹脂中で蛍光体が殆ど沈降しない。従って、金型によって所望のレンズ形状は実現できるものの、蛍光体が封止樹脂全体に分布してしまい、観察方向による色ムラが強く発生する。
また、特許文献4のように、発光ダイオードの上に粘度の低い封止樹脂を滴下して硬化させた場合、封止樹脂内で蛍光体が沈降するため、発光ダイオードの近傍に蛍光体を配置することはできる。また、硬化前の封止樹脂の表面張力により、封止樹脂の表面をある程度レンズ状にすることも可能である。しかしながら、ここで形成されるレンズ形状は封止樹脂の表面張力によって決まるため、配光制御に十分なレンズを形成することは困難である。すなわち、レンズ形状を自由に制御することができないため、正面方向の輝度を強くしたり、逆に斜め方向の輝度を強くするなど、所望の配光特性を実現することができない。また、レンズ形状は表面張力と重力のバランスで決まるため、滴下した封止樹脂の直径が大きくなれば、液滴の形状がだれてしまい、特に光軸付近の曲率半径が大きくなってしまう。
本件発明の発光装置に用いる封止樹脂の材料は、硬化時に温度上昇と共に一旦粘度が下がり再び粘度が上昇する熱硬化性樹脂、又は硬化前の粘度が常温で5000mPa・s以下、特に300mPa・s以上2000mPa・s以下である熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。尚、常温で粘度が5000mPa・s以上の樹脂であっても、金型内で硬化前に十分な時間放置するなどして蛍光体を沈降できるものであれば本件発明に用いることができる。これによって、封止樹脂層の硬化中又は硬化前に蛍光体を発光ダイオードの近傍に沈降させることができる。硬化時に温度上昇と共に一旦粘度が下がり再び粘度が上昇する熱硬化性樹脂としては、硬質シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変成シリコーン等を用いることが好ましい。
発光ダイオードの表面近傍における蛍光体の密度は、封止樹脂の表面近傍における蛍光体の密度の20倍以上、より好ましくは50倍以上であることが好ましい。これにより発光装置からの発光が点光源に近くなり、観察方向による色ムラを抑制することができる。さらに、蛍光体が封止樹脂のうちレンズ状に成形された部分には実質的に分布していないことが好ましい。一般的な蛍光体は、周囲の封止樹脂と屈折率が異なるため、発光ダイオードや他の蛍光体の発光を散乱する作用を持つ。このため、封止樹脂のうちレンズ状に成形された部分に蛍光体が分布しているとレンズ機能が阻害され、所望の配光特性が得にくくなる。ここで封止樹脂のうちレンズ状に成形された部分とは、レンズの光軸を含み、かつ、レンズの最大曲率が現れる断面から見た際に、レンズの端同士を結ぶ直線と封止樹脂表面の間の領域を指す。また、蛍光体を実質的に含まないとは、その部分に全く蛍光体を含まない場合だけでなく、その部分に含まれる蛍光体による発光強度が、発光ダイオードの発光又は発光ダイオードの近傍に分布した蛍光体の発光に比べて無視できる程度に小さい場合も含む。
また、封止樹脂層に形成するレンズは、圧縮成形によれば所望の形状にすることが可能である。そこで封止樹脂層に形成するレンズを、配光方向によって異なる曲率をもったレンズとすることが好ましい。すなわち、レンズの断面方向によって曲率を変化させる。配光方向に応じてレンズに複数の曲率を持たせることにより、所望の配光特性を実現することが可能になる。特に、本件発明によれば、蛍光体を発光ダイオードの近傍に分布させて点光源に近い状態にできるため、それと相俟って優れた光学特性が実現できる。
例えば、水平方向と垂直方向で曲率の異なるレンズにすることができる。水平方向と垂直方向で曲率の異なるレンズとしては、半円柱状のレンズなどが挙げられる。封止樹脂に半円柱状のレンズを形成すれば、サイドビュー型として優れた発光装置が得られる。すなわち、封止樹脂に形成するレンズを半円柱状とし、半円柱のレンズ側面を実装面にすれば、薄型の発光装置にできると共に、実装面が広くなって安定した実装が可能となる。また、サイドビュー型では、実装面に垂直な方向への発光は実装基板によって遮蔽されるため、実装面に平行な方向への配光制御が重要であるところ、レンズが半円柱状であるため、実装面に平行な方向のレンズ特性は通常の半球状レンズと変わらない。さらに、レンズ特性に影響を与えずに色調補正を行うことも可能となる。すなわち、封止樹脂層の側面を研磨する等して封止樹脂層の厚みを変化させれば、封止樹脂層に含まれる蛍光体の量も変化させることができるため、色調の補正ができる。封止樹脂層を研磨して厚みを変化させても、封止樹脂層の上面に形成されたレンズ形状は変わらないため、レンズ特性への影響は殆どない。
尚、封止樹脂を各断面における曲率が等しいをもった半球状のレンズとしても良い。封止樹脂に半球状のレンズを形成すれば、例えば、実装面に平行な面から発光を取り出すトップビュー型として優れた発光装置が得られる。
発光ダイオードは、窒化物半導体から成る紫外又は青色発光層を有することが好ましい。窒化物半導体から成る発光層を有する発光ダイオードは、高いエネルギーを持った短波長光を高強度で発光可能である。従って、蛍光体を組み合わせることにより、高輝度で種々の色調を有する発光装置が提供できる。
特に、蛍光体が、単独で又は発光ダイオードの発光と混色することにより、白色を発光可能とすれば、バックライト、各種表示灯、懐中電灯、ヘッドライト、照明などに応用可能な光源とすることができる。
以上のように、本件発明によれば、蛍光体が分散されている封止樹脂自身に配光制御用のレンズを形成し、その封止樹脂中で蛍光体を発光ダイオードの近傍に分布させているため、蛍光体の配置とレンズ形成を単一工程で行うことができ、封止樹脂中への汚染物質の取り込みも低減できるため、優れた発光装置を提供できる。
図1は、本件発明の実施の形態1に係る発光装置を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す発光装置1のX−X’断面を示す断面図である。上面が平坦な略直方体形状の絶縁基板2上に、負電極4、正電極6が所定の間隔を空けて形成されている。負電極4及び正電極6は、絶縁基板2の裏面に形成された実装用電極(図示せず)とスルーホール(図示せず)を介して接続されている。正負一対の電極を半導体面側に備えた発光ダイオード8は、絶縁基板2の負電極4上に実装されており、発光ダイオード8の負電極が絶縁基板上の負電極4と、正電極が絶縁基板上の正電極6と、各々ワイヤ10によって接続されている。
この発光ダイオード8を覆うように、半円柱状で透光性の封止樹脂層14が形成されている。封止樹脂層14内には、発光ダイオード8の一部の発光を吸収して長波長に変換する蛍光体16が分散されている。蛍光体16は、発光ダイオード8の発光によって励起され、発光ダイオード8よりも長波長の光に変換する。例えば、発光ダイオード8が青色を発光する場合、蛍光体16は青色の一部を吸収して、より長波長の黄色光を発光しても良い。発光ダイオード8の発光する青色と蛍光体の発光する黄色が混色して白色発光が得られる。また、蛍光体16は、封止樹脂層14内で下方に沈降しており、発光ダイオード8が配設された絶縁基板2の上面付近に分布している。このため発光ダイオード8を観察する方位ごとの蛍光体量のバラツキが抑制され、観察方向による色ムラが低減される。また、蛍光体16が発光ダイオード8の近傍に分布することにより、理想的な点光源に近くなる。尚、絶縁基板の側面2a及び封止樹脂層の側面14aがほぼ面一に裁断されており、蛍光体16が露出された側面14aにまで分布している。
また、半円柱状の封止樹脂層14は、シリンドリカルレンズを構成しており、発光ダイオード8と蛍光体16の発光を所望の方向に配光する役割を果たす。例えば、封止樹脂14は、半円柱状であり、外部の空気層と直接接することによって表面において大きな屈折率差を有する。このため、発光ダイオード8と蛍光体16からの発光は、封止樹脂層14の表面で屈折され、所定の方向に配光される。尚、封止樹脂層14が構成するレンズは、シリンドリカルレンズには限られず、所望の集光機能、又は光拡散機能を発揮するものであればどのようなものでも良い。尚、ここで光拡散とは、光の散乱による拡散ではなく、光線を広角に広げる作用をいう。例えば、種々の凸レンズ、凹レンズであっても良い。
本実施の形態における発光装置1は、蛍光体16が分散されている封止樹脂14自身が配光制御用のレンズを構成しており、その封止樹脂14中で蛍光体16が発光ダイオード8の近傍に分布している点に特徴がある。これによって発光ダイオード8の近傍への蛍光体16の分散と、発光装置の配光を制御するレンズ形成とを単一工程で行うことが可能となる。また、発光ダイオード8の封止樹脂層14を途中で硬化させることなく1回で形成するため、封止樹脂中への水分、有機物などの汚染等が取り込まれにくい。さらに、発光ダイオード8や蛍光体16からレンズまでの間に余分な屈折率界面が存在しないため、高効率な発光取り出しが可能である。
本実施の形態のような発光装置1は、例えば、蛍光体16を分散させた封止樹脂層14を圧縮成形法でレンズ状に成形することによって製造することができる。すなわち、圧縮成形法によれば、均一に塗布された封止樹脂を金型で圧縮しながら硬化させるため、硬化前の粘度が5000mPa・s以下であるような低粘度の熱硬化性樹脂や、硬化時に温度上昇と共に一旦粘度が下がり再び粘度が上昇する熱硬化性樹脂を用いて所望のレンズを形成することが可能になる。初期の粘度が低い熱硬化性樹脂や、硬化時に一旦粘度が低下する熱硬化性樹脂を用いることにより、硬化前又は硬化中に封止樹脂14中の蛍光体16を沈降させ、蛍光体16を発光ダイオード8の近傍に分布させることができる。また、金型によって形状を決めるため、所望のレンズ径や曲率半径を持ったレンズを形成することができる。すなわち、1回の封止樹脂層14の形成により、発光ダイオード8の近傍への蛍光体16の配置と、所望の特性をもったレンズ形成とを同時に行うことができる。
(発光装置1の製造方法)
以下、圧縮成形法を用いて発光装置1を製造する方法について詳細に説明する。
1.パッケージアッセンブリの準備
本実施の形態では、複数の発光装置を一括して製造できるように、封止樹脂層を硬化させるまでは複数の発光装置が集合したパッケージアッセンブリを用いる。図3に示すように、このパッケージアッセンブリ12においては、大面積の絶縁基板2上に発光ダイオード8の実装領域がマトリックス状に配置されている。また、図4に示すように、各発光ダイオード8の実装領域を両側から挟むように、負電極4及び正電極6が形成されている。各負電極4上に発光ダイオード8がダイボンディングされ、負電極4及び正電極6と発光ダイオード8とがワイヤ10により配線されている。1組の発光ダイオード8、負電極4及び正電極6が1つのパッケージを構成する。また、各列のパッケージは、互いの負電極4同士及び正電極6同士がつながっている。すなわち、各列の負電極4及び正電極6は、各々、1本の連続した電極となっている。絶縁性基板2は、例えば厚さが0.06mm〜2.0mmの樹脂積層品等からなり、厚さ方向に貫通する複数のスルーホール(図示せず)が形成されている。負電極4と正電極6は、このスルーホールを介して、絶縁基板2の裏面に形成された実装用電極とつながっている。
2.蛍光体16を含む封止樹脂14の塗布
次に、図5Aに示すように、所定の温度に加温された下金型22上に、パッケージアッセンブリ12を設置する。ここで下金型22は、塗布する封止樹脂14の1次硬化温度に加温しておくことが好ましい。次に、図5Bに示すように、蛍光体16を均一に混練した液状の熱硬化性樹脂をディスペンサ26等によってパッケージアッセンブリ12の上面に適量塗布する。これによって、発光ダイオード8、負電極4及び正電極6は、蛍光体16を均一に分散した封止樹脂層14によって均一な厚さで覆われる。このとき封止樹脂14は、金型によって圧縮した際に所望のレンズを形成するのに十分な量を塗布する。また、少なくともワイヤ10が完全に埋設される厚さに形成することが好ましい。
3.封止樹脂14の成形、1次硬化
次に、図5C及びDに示すように、塗布した封止樹脂層14の上から上金型24を閉じ、所定の圧力を加えて封止樹脂層14を圧縮する。上金型24には、半円柱状のレンズ型が形成されている。そして、上金型24によって圧縮した状態で所定時間保持し、熱硬化性樹脂から成る封止樹脂層14を1次硬化させる。ここで封止樹脂層14を構成する熱硬化性樹脂としては、温度上昇と共に一旦粘度が下がり、再び粘度が上昇するものが好ましい。例えば、硬質シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。これによって、図5Eに示すように、金型22及び24中で封止樹脂14を加熱する間に、封止樹脂14内の蛍光体16を沈降させることができる。金型22及び24における加熱温度及び加熱時間は、蛍光体16が十分に沈降すると共に、封止樹脂14が所定の形状を保持できるだけの十分な硬度に達するような条件に設定することが好ましい。例えば、1次硬化温度を100〜170℃、より好ましくは約120〜150℃にすることが望ましい。また、硬化時間は、200sec〜900sec、より好ましくは250sec〜600secにすることが好ましい。
ここで、封止樹脂層14を構成する熱硬化性樹脂として、温度上昇と共に一旦粘度が下がり、再び粘度が上昇するものを用いれば次のような利点がある。すなわち、パッケージアッセンブリ12への塗布前には封止樹脂層14の粘度がある程度高いため、ディスペンサ26内に保持された封止樹脂14内で蛍光体16があまり沈降せず、蛍光体16が均一に分散された状態を保持し易い。このため、パッケージアッセンブリ12に蛍光体入りの封止樹脂14を塗布する際に、発光ダイオード8ごとの蛍光体の塗布量バラツキを抑制できる。そして、各発光ダイオード8の上に封止樹脂14を塗布した後は、昇温と共に封止樹脂14の粘度が下がるため、蛍光体16を発光ダイオード8の近傍に沈降させることができる。よって、硬化時に温度上昇と共に一旦粘度が下がり再び粘度が上昇する熱硬化性樹脂、又は硬化前の粘度が常温で5000mPa・s以下、特に300mPa・s以上2000mPa・s以下である熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。尚、常温で5000mPa・s以上の熱硬化性樹脂であっても、金型内で硬化前に十分な時間放置するなどして蛍光体が沈降できるものであれば用いることができる。
尚、初期の粘度が低く、温度上昇に従って粘度が単純に増加するような熱硬化性樹脂を用いても良い。その場合には、塗布前蛍光体の沈降を防止できるようにディスペンサ26内で十分攪拌することが好ましい。また、塗布後に蛍光体を十分に沈降させるため、金型22及び24内で加熱する前に封止樹脂14を塗布しておくことが好ましい。例えば、金型内に設置する前に封止樹脂14を塗布し、蛍光体16が沈降してから金型に設置しても良い。
4.封止樹脂14の2次硬化
次に、封止樹脂層14を1次硬化させたパッケージアッセンブリ12を金型から取り出し、所定の条件で加熱して封止樹脂14を2次硬化させる。2次硬化の条件は、封止樹脂14の硬化が完全に進行するように設定することが好ましい。例えば、2次硬化の温度は1次硬化と同等以上にし、2次硬化の時間を1次硬化よりも長時間に設定することが好ましい。エポキシ樹脂、硬質シリコーンの場合、2次硬化の時間を3〜5時間、より好ましくは3.5〜4.5時間程度にすることが望ましい。2次硬化をこのような条件で行えば、封止樹脂14内に未反応の硬化成分が残り、発光ダイオード8の信頼性に悪影響を与えることを防止できる。また、金型22及び24から取り出した後に2次硬化を行うことにより、工程のスループットを高めることができる。
5.ダイシング
次に、図5Fに示すように、パッケージアセンブリ12を2方向からダイシングし、所定幅と所定長さで発光装置を切り出すことによって、発光装置が完成する。すなわち、まずレンズに平行な方向にダイシングし、半円柱状のレンズが形成されたパッケージアッセンブリ12の列を切り出す。そして、切り出された各列のパッケージアッセンブリを、さらに長手方向に垂直にダイシングすることによって、個々の発光装置1を得る。
このように本実施の形態によれば、1回の封止樹脂層14の形成により、発光ダイオード近傍への蛍光体16の配置と、所望の特性をもったレンズ形成とを同時に行うことができる。すなわち、硬化時に一旦粘度が低下する熱硬化性樹脂や、初期の粘度が低い熱硬化性樹脂を用いることにより、硬化中又は硬化前に封止樹脂14中の蛍光体16を沈降させ、蛍光体16を発光ダイオード8の近傍に分布させることができる。また、金型内で蛍光体が沈降するのに十分な時間、低粘度状態を維持できる熱硬化性樹脂を用いることもできる。また、金型22及び24によって所望のレンズ径や曲率半径を持ったレンズを形成することができる。
また、本実施の形態のように、蛍光体16を分散させた封止樹脂14を圧縮成形してレンズを形成すれば、特許文献3のような蛍光体を含む樹脂を保持するためのカップが不要になる。従って、略平坦な絶縁基板2の上面に、蛍光体16を含有し、かつ、レンズを形成した封止樹脂14を直接形成することができる。これによって発光ダイオード8から横方向に出射された光を遮蔽することなく取り出すことが可能となる。尚、本件発明は、発光ダイオード8を収納する凹状のカップを設けることを排除するものではない。特に、発光ダイオード8及び蛍光体16の発光を正面方向に配光させる場合には、反射ミラーとして凹状のカップを積極的に設けても良い。
また、本実施の形態のように、封止樹脂14に半円柱状(又はカマボコ状)のレンズを形成し、ダイシングによって個々の発光装置に切り分けることにより、サイドビュー型に適した形状の発光装置を、簡易に製造することができる。
(発光装置1の実装、色補正)
次に、本実施の形態に係る発光装置の実装及び色補正について説明する。
図6は、図1及び図2に示した発光装置1をサイドビュー型発光装置として実装基板上に実装した様子を示す斜視図である。ここでサイドビュー型とは、表面実装型の1種であり、実装面に略垂直な側面から発光するタイプの発光装置である。半円柱状(=カマボコ型)の発光装置1は、半円柱の平らな底面を実装面として、実装基板3の上に実装されている。このとき発光面である封止樹脂層の上面14bは、実装基板3に対して略垂直となる。実装基板3の表面には、正及び負のリード電極18及び20が形成されており、発光装置1の絶縁基板2の裏面に形成された実装用電極(図示せず)と半田22によって接続されている。
この発光装置は、上下面が平らに裁断されているため、従来の発光装置に比べて薄型にできる。しかも、実装面が封止樹脂と基板から構成されるため、実装面が広面積となって安定した実装が可能である。
また、封止樹脂の上面14bに円柱状のレンズ(片凸状のシリンドリカルレンズ)が形成され、その封止樹脂14中で蛍光体16が発光ダイオード8の近傍に分布している結果、優れた光学効果を示す。すなわち、まず、封止樹脂14の上面14bに円柱状のレンズが形成されている結果、発光装置1の発光は実装基板面に平行な方向において正面方向に向かうように曲げられ、正面方向の光度が高くなる。また、光を散乱する蛍光体16は封止樹脂内で発光ダイオード8の近傍に沈降しているため、封止樹脂14のレンズ機能が阻害されず、正面方向に向かって光線が効率的に曲げられる。また、蛍光体16が発光ダイオード8のごく近くに分布している結果、観察方向によって生じる色ムラが少なく、より点光源に近くなる。尚、封止樹脂層14は、実装基板面に垂直な方向にはレンズ効果を発揮しないが、実装基板面に垂直な方向では、もともと実装基板3によって発光が遮蔽されるので、レンズ効果がなくてもあまり問題はない。
また、本実施の形態に係る発光装置は、レンズ特性に殆ど影響を与えることなく、色調を補正することが可能である。すなわち、図6に示すように、封止樹脂層の側面14aを研磨する等して封止樹脂層の厚みWをW’に変化させれば、封止樹脂層14に含まれる蛍光体(図示せず)の量も変化させることができる。これによって発光ダイオード8と蛍光体16の発光強度比が変えられるため、色調の補正を行うことができる。一方で、封止樹脂層14を研磨して厚みWを変化させても、封止樹脂層の上面14bに形成されたレンズの形状は殆ど変わらない。従って、レンズ特性に影響を与えることなく、色調の補正が可能となる。
色調の補正を同時の多数の発光装置について行う場合、例えば次のような方法で行うことが好ましい。
−ステップ1.
ステップ1では、封止樹脂層14を硬化させた後の発光装置の色度を全数測定する(初期色度測定工程)。
−ステップ2.
ステップ2では、ステップ1で測定された色度に基づいて、前記測定された色度と目標色度との差があらかじめ設定された範囲内にあるものをそれぞれ1つのグループとすることにより色度範囲ごとに分類する(グループ化工程)。分類するグループ数は、調整後の色度バラツキを小さくするためには多い程よいが、要求される色度の範囲(規格)及び製造効率を考慮して適当な分類数とする。
−ステップ3.
最後に、ステップ3で、各グループごとに、目標色度との差に基づいて設定された量だけ封止樹脂層の側面を研磨する(研磨工程)。すなわち、同一のグループに属する発光素子は、同じ研磨量(グループごとに設定された値)だけ研磨される。以上のような調整方法によれば、グループごとに一括して色度を調整できるので、効率よく色度を調整でき、かつ色度バラツキを小さくできる。尚、研磨は実装面と逆側の側面で行うことが好ましい。実装面の平坦性を損なわないためである。
研磨は、例えば次のような方法で行うことができる。研磨装置上に複数個配列して、目標色度になるように研磨する。研磨するための工具は、回転軸の先に、例えば、円盤形状の砥石を設けたものを用い、封止樹脂層14を、目標色度と測定色度との差に対応した量だけ研磨する。この研磨の際、研磨装置上に配列した複数の発光装置の各々に対して砥石を設けることにより、複数の発光装置を一度に調整することができる。また、この際、削り量に応じてグルーピングして一括して削るようにもできるし、1つ1つ光センサーにより色度を測定しながら目標色度になるまで削るようにしてもよい(この場合でも、光センサーと砥石をそれぞれの発光装置に設けて各発光素子ごとに削り量を制御するようにすれば、複数の発光素子を同時に並列処理できることはいうまでもない)。
以下、発光装置1の各構成について詳細に説明する。
(封止樹脂14)
封止樹脂層14の材料は、発光ダイオード8と蛍光体16の発光を透過し、蛍光体16を安定に分散可能な材料であれば特に限定されない。但し、蛍光体を発光ダイオードの近傍に分布させるためには、硬化時に温度上昇と共に一旦粘度が下がり再び粘度が上昇する熱硬化性樹脂、又は硬化前の粘度が常温で5000mPa・s以下、特に300mPa・s以上2000mPa・s以下である熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。これによって、封止樹脂層12の硬化中又は硬化前に蛍光体16を発光ダイオード8の近傍に沈降させることができる。硬化時に温度上昇と共に一旦粘度が下がり再び粘度が上昇する熱硬化性樹脂としては、硬質シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等を用いることが好ましい。一方、硬化前の粘度が粘度が常温で5000mPa・s以下、特に300mPa・s以上2000mPa・s以下である熱硬化性樹脂としては、硬質シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。
また、封止樹脂層14に形成するレンズは、本実施の形態で説明した半円柱状のシリンドリカルレンズに限らず、種々の形態とすることができる。例えば、実装面に平行な面から発光を取り出すトップビュー型の場合は、半球状の片凸レンズを形成することが好ましい。また、用途によっては凸レンズ以外のレンズ形状に形成しても良い。尚、いずれのレンズにおいても、所望の配光特性が得られるだけの曲率とレンズ径を有することが必要である。
また、サイドビュー型用途に略半円柱状のレンズを形成する場合、実装面に平行な方向だけでなく、実装面に垂直な方向に多少の曲率をつけても良い。但し、実装面に垂直な方向の曲率は、ごく小さなものにすることが好ましい。これは、実装面に垂直な方向に大きな曲率を持ったレンズを形成すると、封止樹脂層の側面を研磨して色調を補正する際に、レンズ特性が変化し易くなるからである。また、実装面に垂直な方向の発光は、実装基板によって遮蔽されるため、実装面に垂直な方向に曲率の大きなレンズを設けなくても特に問題ない。
また、封止樹脂14内に分散された蛍光体16は、封止樹脂14の表面近傍に比べて発光ダイオード8の表面近傍において高密度に分布していることが必要である。発光ダイオード8の表面近傍における蛍光体の密度は、封止樹脂14の表面近傍における蛍光体の密度の20倍以上、より好ましくは50倍以上であることが望ましい。これによって、発光ダイオード8を観察する方位ごとの蛍光体量のバラツキを抑制し、観察方向による色ムラを低減できる。また、蛍光体16が発光ダイオード8の近傍に分布することにより、理想的な点光源に近くなる。特に、発光ダイオード8の表面近傍における蛍光体の密度が、封止樹脂14の表面近傍における蛍光体の密度の100倍以上であることが好ましい。これにより実質的に点光源に近い配光特性が得られ、色ずれを防止することができる。また、封止樹脂14の表面近傍に拡散剤等を設ければ一層均一に光を分散することができる。ここで封止樹脂14の表面近傍における蛍光体の密度とは、封止樹脂14に形成したレンズの光軸上において封止樹脂14の高さに対して表面から長さにして10%程度の部分を切り取ったときに、そこに含まれる蛍光体粒子の平均密度(単位体積あたりの個数)をいう。また、発光ダイオード8の表面近傍における蛍光体16の密度とは、発光ダイオード8の中心軸上において封止樹脂14の高さに対して発光ダイオードの表面から10%程度を切り取ったときに、そこに含まれる蛍光体粒子の平均密度をいう。
また、蛍光体16は、封止樹脂14のうちレンズ状に成形された部分には実質的に分布していないことが好ましい。すなわち、蛍光体16は、発光ダイオード8の一部の光を吸収して波長変換するだけでなく、発光ダイオード8や他の蛍光体16の発光を反射して散乱する作用を持つ。このため、封止樹脂のうちレンズ状に成形された部分に蛍光体が分布しているとレンズ機能が阻害され、所望の配光特性が得にくくなる。ここで封止樹脂のうちレンズ状に成形された部分とは、レンズの光軸を含み、かつ、レンズの最大曲率が現れる断面から見た際に、レンズの端同士を結ぶ直線と封止樹脂表面の間の領域を指す。
(絶縁基板2/電極4、6)
絶縁基板2は、適当な機械的強度と絶縁性を有する材料であれば特に限定されない。例えば、BTレジン、ガラスエポキシ等を用いることができる。また、エポキシ系樹脂シートを多層張り合わせたものでも良い。また、絶縁基板2に形成する負及び正電極4,6は、Cuを主成分とする金属層とすることが好ましい。例えば、負及び正電極4,6は、Cu/Ni/Agによって構成することができる。
(発光ダイオード8/蛍光体16)
発光ダイオード8と蛍光体16は、発光ダイオード8の一部又は全部の発光を蛍光体16が波長変換できるような組合せであれば特に限定されない。例として、現在最も需要の多い白色の発光装置を構成するために適した発光ダイオード8と蛍光体16の組合せについて説明する。
−発光ダイオード8
白色の発光装置を構成するために適した発光ダイオードとして、窒化物半導体(InAlGa1−X−YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)から成る発光ダイオードを用いることができる。この発光ダイオードは、InGa1-xN(0<x<1)を発光層とすれば、その混晶度によって発光波長を約365nmから650nmで任意に変えることができる。
白色系の光を発光させる場合は、蛍光体から出射される光との補色関係を考慮すると、発光ダイオード8の発光波長は400nm以上530nm以下に設定することが好ましく、420nm以上490nm以下に設定することがより好ましい。なお、蛍光体の種類を選択することにより、400nmより短い紫外域の波長の光を発光する発光ダイオードを適用することもできる。
−蛍光体16
蛍光物質は、例えば、窒化物系半導体を発光層とする半導体発光ダイオードからの光を吸収し異なる波長の光に波長変換するものであればよい。例えば、Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体・酸窒化物系蛍光体、Eu等のランタノイド系、Mn等の遷移金属系の元素により主に付活されるアルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体、アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体、アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体、アルカリ土類ケイ酸塩、アルカリ土類硫化物、アルカリ土類チオガレート、アルカリ土類窒化ケイ素、ゲルマン酸塩、又は、Ce等のランタノイド系元素で主に付活される希土類アルミン酸塩、希土類ケイ酸塩又はEu等のランタノイド系元素で主に賦活される有機及び有機錯体等から選ばれる少なくともいずれか1以上であることが好ましい。具体例として、下記の蛍光体を使用することができるが、これに限定されない。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体は、MSi:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。)などがある。また、MSi:EuのほかMSi10:Eu、M1.8Si0.2:Eu、M0.9Si0.110:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。)などもある。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される酸窒化物系蛍光体は、MSi:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。)などがある。
Eu等のランタノイド系、Mn等の遷移金属系の元素により主に付活されるアルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体には、M(POX:R(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体には、MX:R(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体には、SrAl:R、SrAl1425:R、CaAl:R、BaMgAl1627:R、BaMgAl1612:R、BaMgAl1017:R(Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類硫化物蛍光体には、LaS:Eu、YS:Eu、GdS:Euなどがある。
Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される希土類アルミン酸塩蛍光体には、YAl12:Ce、(Y0.8Gd0.2Al12:Ce、Y(Al0.8Ga0.212:Ce、(Y,Gd)(Al,Ga)12の組成式で表されるYAG系蛍光体などがある。また、Yの一部若しくは全部をTb、Lu等で置換したTbAl12:Ce、LuAl12:Ceなどもある。
その他の蛍光体には、ZnS:Eu、ZnGeO:Mn、MGa:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。)などがある。
上述の蛍光体は、所望に応じてEuに代えて、又は、Euに加えてTb、Cu、Ag、Au、Cr、Nd、Dy、Co、Ni、Tiから選択される1種以上を含有させることもできる。
Ca−Al−Si−O−N系オキシ窒化物ガラス蛍光体とは、モル%表示で、CaCO をCaOに換算して20〜50モル%、Alを0〜30モル%、SiOを25〜60モル%、AlNを5〜50モル%、希土類酸化物または遷移金属酸化物を0.1〜20モル%とし、5成分の合計が100モル%となるオキシ窒化物ガラスを母体材料とした蛍光体である。尚、オキシ窒化物ガラスを母体材料とした蛍光体では、窒素含有量が15wt%以下であることが好ましく、希土類酸化物イオンの他に増感剤となる他の希土類元素イオンを希土類酸化物として蛍光ガラス中に0.1〜10モル%の範囲の含有量で共賦活剤として含むことが好ましい。
また、上記蛍光体以外の蛍光体であって、同様の性能、効果を有する蛍光体も使用することができる。
上記実施の形態では、発光ダイオード8として電極側から光を出射するものを用い、発光ダイオード8の電極と絶縁基板2上の電極とをワイヤボンディングした例について示した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、発光ダイオード8を絶縁基板2上にフリップチップボンディングするようにしてもよい。具体的には、発光ダイオード8のp側の電極とn側の電極とがそれぞれ、絶縁基板2上に形成された正負の電極に対向するように発光ダイオードを載置して、対向する電極間をそれぞれ半田等の導電性接着部材で接合することにより実装する。
尚、フリップチップボンディング用の発光ダイオードは、基本的にはワイヤボンディング用の発光ダイオードと同様に構成される。例えば、窒化物半導体発光素子の場合では、透光性の基板の一方の主面上にn型およびp型窒化物半導体層を含む複数の窒化物半導体層を積層して、最上層のp型窒化物半導体層(p型コンタクト層)の上にp側の電極を形成し、p型窒化物半導体層の一部を除去することにより露出させたn型窒化物半導体層上にn側の電極を形成することにより構成し、透光性基板の他方の主面を主光取り出し面とすればよい。
[実施例1]
本実施例では、図1に示す構造の発光装置を以下の方法で作製した。
まず、エポキシ系樹脂シートを張り合わせた基板シート上にCu/Ni/Agから成る正及び負電極を複数組形成し、各電極ペアに対して発光波長450nmのInGaN系青色LEDを実装した。LEDと電極の接続は金線を用いたワイヤボンディングによって行った。
次に、LEDを実装した基板シートを、120℃に加温された圧縮成形機の金型内に基板を搭載した。そして、YAG:Ce蛍光体を分散させた液状エポキシ樹脂を基板シート上に滴下し、圧縮成形機の金型内で120℃で600sec硬化させた。ここで液状エポキシ樹脂としては、初期の粘度が1000mPa・s、ガラス転移温度140℃のものを用いた。そして、金型から取り出し後、さらに150℃で4時間硬化させた。このようにして図1に示すような半円柱状のレンズを持つ発光装置を得た。
[比較例1]
比較例として、以下の方法で発光装置を作成した。
まず、基板シートにLEDを実装するまでは実施例1と同様に行った。その後、150℃に加温されたトランスファーモールド成形機の金型内に基板シートを搭載し、YAG:Ce蛍光体を混ぜたトランスファーモールド用エポキシ樹脂を注入し、300secの間保持した。そして、金型取り出し後、150℃で4時間硬化し、図1に示すような半円柱状のレンズを持つ発光装置を得た。
(発光強度の比較)
実施例1及び比較例1の発光装置について、実装面に平行な0°方向(図6中のx方向)の配光特性を図7Aに、実装面に垂直な90°方向(図6中のy方向)の配光特性を図7Bに示す。図7A及び7Bに示すように、特に90°方向において本件発明の実施例の方が比較例よりも指向性に優れ、正面方向の光度が高いことがわかる。これは、比較例では封止樹脂層の全体に蛍光体が分散されているため、蛍光体の光散乱によって光が広がっているため、と推定される。本件発明の実施例では、封止樹脂層のレンズを形成した部分には蛍光体が実質的に含まれていないため、指向性が高く、正面方向の光度が高くなっている。
(色ムラの比較)
また、実施例1及び比較例1の発光装置について、観察方向による色度変化を調べた。色度座標xの観察方向による変化を図8A及び図8Bに、色度座標yの観察方向による変化を図9A及び図9Bに示す。尚、図8A及び図9Aは、実装面に平行な0°方向における色度変化のグラフであり、図8B及び9Bは、実装面に垂直な90°方向における色度変化のグラフである。図8A、図8B、図9A及び図9Bに示すように、特に90°方向において本件発明の実施例の方が比較例よりも色度の変化が少なく、観察方向による色ムラが抑制されているのがわかる。これは、比較例では封止樹脂層の全体に蛍光体が分散されているため、観察方向によって蛍光体の量が変化してしまうため、と推定される。これに対し、本件発明の実施例では、発光ダイオード8の近傍に蛍光体が分布しているため、観察方向による色ムラが少ない。
図1は、本件発明に係る発光装置の一例を示す斜視図である。 図2は、図1に示す発光装置のX−X線における断面図である。 図3は、パッケージアッセンブリの一例を示す斜視図である。 図4は、パッケージアッセンブリの一部を示す部分拡大平面図である。 図5Aは、封止樹脂の形成工程を示す断面図である。 図5Bは、図5Aに続く工程を示す断面図である。 図5Cは、図5Bに続く工程を示す断面図である。 図5Dは、図5Cに続く工程を示す断面図である。 図5Eは、図5Dに続く工程を示す断面図である。 図5Fは、図5Eに続く工程を示す断面図である。 図6は、図1に示す発光装置を実装した様子を示す斜視図である。 図7Aは、実施例1及び比較例1の0°方向の配光特性を示すグラフである。 図7Bは、実施例1及び比較例1の90°方向の配光特性を示すグラフである。 図8Aは、実施例1及び比較例1の0°方向における色度座標xの分布を示すグラフである。 図8Bは、実施例1及び比較例1の90°方向における色度座標xの分布を示すグラフである。 図9Aは、実施例1及び比較例1の0°方向における色度座標yの分布を示すグラフである。 図9Bは、実施例1及び比較例1の90°方向における色度座標yの分布を示すグラフである。 図10は、トランスファーモールド法による封止樹脂の形成工程を示す断面図である。
符号の説明
1 発光装置、2 絶縁基板、4 負電極、6 正電極、8 発光ダイオード、10 ボンディングワイヤ、12、 パッケージアッセンブリ、14 封止樹脂、16 蛍光体、22 下金型、24 上金型、26 ディスペンサ

Claims (9)

  1. 基板と、前記基板上に形成された正電極及び負電極と、前記正電極及び負電極に接続された発光ダイオードと、前記発光ダイオードを覆う封止樹脂と、前記発光ダイオードの発光の少なくとも一部を吸収して長波長に変換する蛍光体と、前記発光ダイオード及び/又は前記蛍光体の発光の配光方向を変化させるレンズと、を有する発光素子であって、
    前記封止樹脂は、前記蛍光体を含有し、かつ、前記レンズを構成するよう一体に成形されており、
    前記蛍光体は、前記封止樹脂の表面近傍に比べて前記発光ダイオードの表面近傍において高密度に分布していることを特徴とする発光装置。
  2. 前記封止樹脂は、硬化時に温度上昇と共に一旦粘度が下がり再び粘度が上昇する熱硬化性樹脂から成ることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記封止樹脂が、硬質シリコーン樹脂、エポキシ樹脂及び変成シリコーンから成る群の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記封止樹脂が、圧縮成形法によってレンズ状に成形されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の発光装置。
  5. 前記蛍光体は、前記封止樹脂のうち前記レンズ状に成形された部分には実質的に分布していないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の発光装置。
  6. 前記発光ダイオードの表面近傍における前記蛍光体の密度は、前記封止樹脂の表面近傍における前記蛍光体の密度の20倍以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の発光装置。
  7. 前記レンズが、略半円柱状又は略半球状であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の発光装置。
  8. 前記発光ダイオードが、窒化物半導体から成る紫外又は青色発光層を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の発光装置。
  9. 前記蛍光体が、単独で、又は前記発光ダイオードの発光と混色することにより、白色を発光可能であることを特徴とする請求項1乃至8に記載の発光装置。

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