JPWO2014171268A1 - オープンリール - Google Patents

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Abstract

本発明のオープンリール(1)は、リール(30)と、リール(30)に巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂(20)とを備える。

Description

本発明は、紐状の蛍光体含有樹脂を保管・運搬するオープンリールに関するものである。
従来、LEDチップと、LEDチップの発光で励起して蛍光を放出する蛍光体とを用いた発光デバイスでは、LEDチップは封止樹脂によって封止されており、この封止樹脂中に蛍光体が分散されている。
ここで、LEDチップの封止に用いられるミクロン単位の蛍光体は、水分等の付着および吸着、並びに、飛散等を防ぐために、厳重に保管する必要があった。そのため、従来、保管瓶または保管袋等に蛍光体を封入し、さらに防湿箱に入れて保管・運搬されていた。
このような蛍光体を含む封止樹脂に関して、特許文献1には、蛍光体を分散させた蛍光体含有封止樹脂をシート状に成形することが提案されている。特許文献1によれば、蛍光体を樹脂に分散させた状態で保管・運搬することが可能となるため、蛍光体を保管箱または保管瓶等で厳重に保管等する必要がなくなるという利点がある。
日本国公開特許公報「特開2011-138831号公報(2011年07月14日公開)」
しかしながら、特許文献1のシート状の蛍光体含有封止樹脂では外寸が大きくなるため、携帯性が低く、持ち運びが困難であるという課題がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、蛍光体含有樹脂の取り扱い性を向上させたオープンリールを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るオープンリールは、リールと前記リールに巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、蛍光体含有樹脂の取り扱い性を向上させたオープンリールを提供することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るオープンリールの外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示される紐状の蛍光体含有樹脂に含まれるシリコーン樹脂の粘度特性を概念的に示すグラフである。 図3の(a)〜図3の(d)は、図1に示される紐状の蛍光体含有樹脂の形成方法の一例を示す概略図である。 図4は、紐状の蛍光体含有樹脂をリールに巻き付ける方法の一例を示す概略図である。 図5は、図1に示される紐状の蛍光体含有樹脂を用いて製造された発光デバイスの外観構成を示す斜視図である。 図6の(a)〜図6の(d)は、図5に示される発光デバイスの製造工程のうち、キャビティ内に発光素子を実装する工程を示す概略図である。 図7の(a)〜図7の(d)は、図5に示される発光デバイスの製造工程のうち、紐状の蛍光体含有樹脂で発光素子を封止する工程を示す概略図である。 図8は、図5に示される発光デバイスの製造工程のうち、多連キャビティ回路基板を分割する工程を示す概略図である。 図9の(a)は、図1に示されるオープンリールの変形例を示す斜視図であり、図9の(b)は、その上面透視図である。 図10の(a)〜図10の(d)は、実施形態2に係る紐状の蛍光体含有樹脂をシート状に加工する成形方法を示す概略図である。 図11の(a)および図11の(b)は、図10の(d)に示されるシート状の蛍光体含有樹脂を用いた発光デバイスの製造方法を示す断面図である。 図12は、実施形態3に係るオープンリールの外観構成を示す斜視図である。 図13の(a)〜図13の(d)は、図12に示される紐状の蛍光体含有樹脂の形成方法の一例を示す概略図である。 図14は、図13に示される可塑剤の添加の有無による、シリコーン樹脂の粘度および弾性率の変化を示す表である。
〔実施形態1〕
本発明に係るオープンリールに関する実施の一形態について、図1〜図9に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施形態に係るオープンリールは、発光デバイスに搭載されるLEDチップ等の発光素子を封止するために用いられるものである。
<オープンリール1の構成>
まず、図1および図2を参照して、本実施形態に係るオープンリール1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るオープンリール1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、オープンリール1は、蛍光体含有樹脂20と、リール30とを備えている。
(紐状の蛍光体含有樹脂20)
紐状の蛍光体含有樹脂20は、発光デバイスに搭載される発光素子を封止するものである。具体的には、紐状の蛍光体含有樹脂20は、波長変換物質である蛍光体を均一に分散させた熱可塑性樹脂を紐状に成形したものである。
蛍光体としては、たとえば、酸窒化物系蛍光体(サイアロン蛍光体等)またはIII−V族化合物半導体ナノ粒子蛍光体(インジュウムリン:InP等)またはYAG蛍光体を用いることができる。ただし、蛍光体は、上述のものに限定されず、窒化物蛍光体など、その他の蛍光体(KSF蛍光体またはKTF蛍光体など)であっても良い。
なお、本実施形態では、波長変換物質として蛍光体を用いているが、他の波長変換物質を用いても良い。波長変換物質は、発光素子から照射された光の波長を変換して異なる波長の光を放出する機能を有するものであれば良い。
また、この蛍光体を分散させる熱可塑性樹脂としては、発光素子の封止に用いることができるものでれば特に限定されないが、所定の架橋温度未満の温度において熱可塑性を有し、該架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化する特性を有するものが好ましい。
本実施形態では、熱可塑性樹脂として上記の特性を有するシリコーン樹脂を用いている。シリコーン樹脂には1次架橋が形成されており、BTX(benzene・toluene・xylene)等で溶剤希釈された半硬化材の溶剤量を適宜減圧して除去することで得られたものである。このシリコーン樹脂は、後述する所定の2次架橋温度(架橋温度)未満の温度において熱可塑性を有し、該2次架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化する特性を有している。
図2は、図1に示される紐状の蛍光体含有樹脂20に含まれるシリコーン樹脂の粘度特性を概念的に示すグラフである。図2に示すように、このシリコーン樹脂は、室温T(約25℃)における粘度が粘度Vである(図中Pを参照)。粘度Vは、紐状の蛍光体含有樹脂20の形状が維持可能な粘度である。
室温Tから、シリコーン樹脂が2次架橋を形成する2次架橋温度T(約125℃)近くまでシリコーン樹脂を加熱した場合、シリコーン樹脂の粘度は低下し、2次架橋温度T直前における粘度は粘度Vとなる(図中Pを参照)。粘度Vは、シリコーン樹脂が流動可能に溶融した粘度である。
この室温Tから2次架橋温度T未満の温度領域におけるシリコーン樹脂の変化は、熱可逆的な変化である。そのため、2次架橋温度T近傍から室温Tまで温度を低下させた場合、シリコーン樹脂の粘度は高くなり、室温Tにおいて元の粘度Vに戻る。したがって、室温Tから2次架橋温度T未満の温度領域において温度を変化させることで、シリコーン樹脂の粘度を、粘度Vから粘度Vの間で繰り返し調整することができる。
一方、シリコーン樹脂を2次架橋温度T以上で加熱した場合、シリコーン樹脂に2次架橋が形成され硬化する。なお、硬化後のシリコーン樹脂の粘度は実質的に定義することはできないが、仮に硬化後のシリコーン樹脂の粘度を粘度Vと概念的に定義した場合、シリコーン樹脂の粘度は粘度Vから粘度Vまで上昇する(図中Pを参照)。粘度Vは、シリコーン樹脂が2次架橋を形成したときの2次架橋温度Tにおける粘度を概念的に定義したものである。
2次架橋後のシリコーン樹脂に対して、2次架橋温度Tから温度を上昇または低下させた場合、2次架橋温度Tにおける粘度および弾性率等の物性に変化が起こるが(高分子特性)、2次架橋前のシリコーン樹脂に比べて、粘度および弾性率は相対的に高くなる(図中のPでは、便宜上、粘度Vを維持するものとして記載している)。
なお、2次架橋とは、たとえば合成時とは異なる反応触媒による架橋反応等により、さらに硬化が進行することを指し、上述のように温度によって可逆的な粘性変化が生じない状態をいう。
紐状の蛍光体含有樹脂20には、発光デバイスの必要な光学的特性に応じて、種々の蛍光体が含まれて、蛍光体の濃度(含有率)が調整されるが、このシリコーン樹脂を用いれば、2次架橋前の状態であればその粘度を繰り返し調整することができる。そのため、後述するように、蛍光体の分散状態が均一な紐状の蛍光体含有樹脂20を得ることができる。
この紐状の蛍光体含有樹脂20に含まれるシリコーン樹脂には、たとえば、Dow Corning社の商品名「TX−2506シリーズ」を好適に用いることができる。
紐状の蛍光体含有樹脂20によれば、蛍光体をシリコーン樹脂に分散させた状態で保管
できるため、粉末状蛍光体および液状樹脂を個別に保管していた従来の取り扱いの煩雑さを解消することができる。
(リール30)
リール30は、紐状の蛍光体含有樹脂20を巻き付けるためのものである。リール30は、コア部と、該コア部の両端に、互いに平行に設けられた2つのフランジ部とにより構成されている。紐状の蛍光体含有樹脂20は、リール30のコア部に巻かれている。このリール30は、金属または樹脂等の各種の材料から成る。
このように、オープンリール1では、紐状の蛍光体含有樹脂20がリール30に巻かれていることにより、該紐状の蛍光体含有樹脂20を小さく纏めて保管することができる。そのため、蛍光体含有樹脂20の携帯性を高めて容易に持ち運ぶことができる。
また、オープンリール1では、リール30に巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂20を所望の長さに切断することにより、必要な分量の蛍光体含有樹脂20を容易に得ることができる。
なお、蛍光体含有樹脂20を紐状とすることで、蛍光体含有樹脂20の引っ張り強度が増す。そのため、紐状の蛍光体含有樹脂20が千切れ難くなり、リール30に容易に巻き付けることができる。
また、紐状の蛍光体含有樹脂20の直径は、適宜選択可能である。たとえば、紐状の蛍光体含有樹脂20の使用態様等に応じて、紐状の蛍光体含有樹脂20の直径を、数百μm〜数十mm程度とすることができる。
<オープンリール1の製造方法>
次に、図3および図4を参照して、オープンリール1の製造方法について説明する。
図3の(a)〜図3の(d)は、図1に示される紐状の蛍光体含有樹脂20の形成方法の一例を示す概略図である。図3の(a)に示すように、まず、1次架橋が形成されたシリコーン樹脂21の粉末と蛍光体22の粉末とを、混合状態が均一になるまでドライミキシングして粉末混合物24を得る。
次に、図3の(b)に示すように、粉末混合物24を二軸スクリュー押出装置37に投入して、2次架橋温度T未満で加熱溶融しつつ混練する。
二軸スクリュー押出装置37は、平行に設けられた2つのスクリュー37aをシリンダー内に備えており、この2つのスクリュー37aがそれぞれ逆方向に回転することにより、加熱によってシリコーン樹脂21を溶融しつつ、粉末混合物24を混練することができる。
この加熱と混練とにより、図3の(c)に示すように、粉末混合物24は、溶融したシリコーン樹脂21に蛍光体22が均一に分散された混練物25となる。この混練物25を、二軸スクリュー押出装置37の排出口37bから紐状に押し出すことにより、図3の(d)に示すように、蛍光体22がシリコーン樹脂21に均一に分散された紐状の蛍光体含有樹脂20を形成することができる。そして、この紐状の蛍光体含有樹脂20を、リール30のコア部に巻き付けることにより、オープンリール1を製造することができる。
図4は、紐状の蛍光体含有樹脂20をリール30に巻き付ける方法の一例を示す概略図である。図4に示すように、二軸スクリュー押出装置37の排出口37bから押し出され
た紐状の蛍光体含有樹脂20をリール30で直接巻き取っても良い。この場合、リール30はモーターなどを用いた回転駆動手段により、図中の矢印の方向に回転可能に設けられる。
このとき、リール30が単位時間当たりに巻き取る紐状の蛍光体含有樹脂20の長さ(量)が、排出口37bから単位時間当たりに押し出される紐状の蛍光体含有樹脂20の長さ(量)と同等、または、それよりも若干短くなるように、リール30の回転速度を制御することが好ましい。或いは、排出口37bから単位時間当たりに押し出される紐状の蛍光体含有樹脂20の長さ(量)が、リール30が単位時間当たりに巻き取る紐状の蛍光体含有樹脂20の長さ(量)と同等、または、それよりも若干長くなるように、スクリュー37aの回転速度を制御することが好ましい。これにより、紐状の蛍光体含有樹脂20が千切れることを抑制しつつ、紐状の蛍光体含有樹脂20をリール30によって自動的に巻き取ることができる。
このようにして製造されたオープンリール1によれば、紐状の蛍光体含有樹脂20を同じ長さに切断することで、蛍光体含有量の等しい複数の蛍光体含有樹脂20を容易に得ることができる。そのため、これらの蛍光体含有樹脂20を用いて各発光素子を封止することにより、発光デバイス間の蛍光体含有量を均等化して、色度のばらつきを低減することができる。
また、蛍光体含有樹脂20を紐状とすることにより、たとえば、バルク状の場合に比べて、加熱時のシリコーン樹脂21の溶融効率を向上させることができる。
そのため、蛍光体22を沈降させないように2次架橋温度T未満で紐状の蛍光体含有樹脂20を加熱溶融することで、蛍光体22をシリコーン樹脂21に均一に分散させた状態を維持したまま、紐状の蛍光体含有樹脂20を所望の形状に容易に加工することができる。
なお、本実施形態では、2つのスクリュー37aを備えた二軸スクリュー押出装置37を用いたが、二軸スクリュー押出装置37に代えて、1つのスクリュー37aを備えた一軸スクリュー押出装置を用いても良い。或いは、二軸スクリュー押出装置37に代えて、3つ以上のスクリュー37aを備えた多軸スクリュー押出装置を用いても良い。これにより、粉末混合物24の混練効率、および混練物25の押し出し効率を向上させることができる。これらの押出装置の排出口37bの数、寸法および形状は特に限定されず、必要に応じて適宜変更可能である。これにより、形成される紐状の蛍光体含有樹脂20の直径等を容易に変更することができる。たとえば、押出装置の排出口37bの直径は、形成する紐状の蛍光体含有樹脂20の太さ(直径)に応じて数百μm〜数十mm程度にすることができる。
また、本実施形態では、二軸スクリュー押出装置37を用いて紐状の蛍光体含有樹脂20を形成したが、その他の方法によって紐状の蛍光体含有樹脂20を形成しても良い。
<発光デバイスの製造方法>
次に、図5〜図8を参照して、紐状の蛍光体含有樹脂20を用いた発光デバイスの製造方法について説明する。
図5は、紐状の蛍光体含有樹脂20を用いて製造された発光デバイス40の外観構成を示す斜視図である。図5に示すように、発光デバイス40は、一辺が1mm程度の直方体状のMID(Molded Interconnection Device、射出立体配線成形基板)である回路基板11に、上方に向かって開口する矩形のキャビティ12が形成されている。換言すると、キャビティ12は、回路基板11の上面に形成された凹部で
ある。このキャビティ12内には、LEDチップ等の発光素子13が実装されている。
発光素子13の下面は、キャビティ12の底部に設けられたマウント用配線パターン14上に、導電性接着剤15によって接続されている(ダイボンディング)。
また、発光素子13の上面は、キャビティ12の底部に設けられた接続用配線パターン16と、金線等によって構成された導電線17により接続されている(ワイヤーボンディング)。
そして、この回路基板11のキャビティ12内は、蛍光体含有樹脂20によって封止されている。
なお、回路基板11のキャビティ12の内面は、リフレクター機能を有していても良い。これにより、発光デバイス40における光の利用効率を向上させることができる。また、発光素子13を回路基板11に実装する方法は特に限定されず、ワイヤーボンディング法に代えて、たとえば、フリップチップ法等によって発光素子13を回路基板11に実装しても良い。
図6の(a)〜図6の(d)は、図5に示される発光デバイス40の製造工程のうち、キャビティ12内に発光素子13を実装する工程を示す概略図である。
発光デバイス40の製造には、多数のキャビティ12が縦方向および横方向にマトリクス状に形成された多連キャビティ回路基板10が使用される。この多連キャビティ回路基板10を使用することで、多数の発光デバイス40を同時に製造することができる。多連キャビティ回路基板10は、たとえば、厚さが1mmであり、各キャビティ12の深さは0.6mmである。
まず、図6の(a)に示すように、各キャビティ12の底部に、マウント用配線パターン14および接続用配線パターン16をそれぞれ並べて設ける。
次に、図6の(b)に示すように、各キャビティ12の底部に設けたマウント用配線パターン14上に、導電性接着剤15を塗布する。
次に、図6の(c)に示すように、マウント用配線パターン14上に塗布された導電性接着剤15上に発光素子13をダイボンディングする。そして、図6の(d)に示すように、発光素子13の上面と、キャビティ12の底部に設けた接続用配線パターン16とを、金線等によって構成された導電線17によってワイヤーボンディングする。
このようにして、多連キャビティ回路基板10の各キャビティ12内に、発光素子13をダイボンディングおよびワイヤーボンディングにより実装した後、各キャビティ12内を蛍光体含有樹脂20で封止する。
図7の(a)〜図7の(d)は、図5に示される発光デバイス40の製造工程のうち、紐状の蛍光体含有樹脂20で発光素子13を封止する工程を示す概略図である。
図7の(a)に示すように、ヒータープレート31上に発光素子13が実装された多連キャビティ回路基板10を載置し、各キャビティ12内に、同じ長さに切断された蛍光体含有樹脂20を配置する。同じ長さに切断された蛍光体含有樹脂20は蛍光体含有量がほぼ等しいため、これらの蛍光体含有樹脂20を用いて各発光素子13を封止することにより、発光デバイス40間の蛍光体含有量を均等化して、色度のばらつきを低減することが
できる。
各キャビティ12に蛍光体含有樹脂20が配置された後、図7の(b)に示すように、ヒータープレート31によって2次架橋温度T(たとえば、125℃)で加熱し、蛍光体含有樹脂20を溶融する。
これにより、図7の(c)に示すように、キャビティ12内が蛍光体含有樹脂20に満たされ、シリコーン樹脂21の一部が2次架橋を形成して硬化が始まる。このとき、キャビティ12内の蛍光体含有樹脂20は、ヒータープレート31によりキャビティ12の底部側から硬化する。そのため、蛍光体含有樹脂20の硬化収縮による応力を蛍光体含有樹脂20の上部、すなわち、キャビティ12の開口部側に分布させることができるため、クラック等の発生を抑制して、発光デバイス40の信頼性を向上させることができる。
そして、多連キャビティ回路基板10をオーブン等で2次架橋温度T以上(たとえば、125℃以上170℃以下)に加熱することにより、シリコーン樹脂21を完全に硬化させる。その後、多連キャビティ回路基板10をオーブン等から取り出して、室温Tまで温度を低下させる。
図8は、図5に示される発光デバイス40の製造工程のうち、多連キャビティ回路基板10を分割する工程を示す概略図である。図8に示すように、各キャビティ12に実装された発光素子13が2次架橋を形成した蛍光体含有樹脂20によって封止されると、多連キャビティ回路基板10を、1つのキャビティ12毎に分割する。これにより、蛍光体含有量が均一な複数の発光デバイス40を同時に製造することができる。
このようにして製造された発光デバイス40間の色度分布範囲は、マクアダム楕円2−ステップの色度管理基準を満たすことができる。マクアダム楕円とは、特定の中心色に対する識別変動の標準偏差をxy色度図に表したものであり、人の目では色度のばらつきが識別できないレベルを実現することができる。
このように、紐状の蛍光体含有樹脂20を用いて発光素子13を封止することにより、発光デバイス40間の蛍光体含有量を均等化して、色度のばらつき(色度分布の範囲)を低減することができる。
なお、本実施形態では、多連キャビティ回路基板10に実装された各発光素子13を紐状の蛍光体含有樹脂20を用いて封止しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、分割後の回路基板11に実装された発光素子13を紐状の蛍光体含有樹脂20を用いて個々に封止しても良い。
<実施形態1の効果>
以上のように、本実施形態に係るオープンリール1は、リール30と、リール30に巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂20とを備えている。
オープンリール1では、紐状の蛍光体含有樹脂20がリール30に巻かれていることにより、該紐状の蛍光体含有樹脂20を小さく纏めて保管することができる。そのため、蛍光体含有樹脂20の携帯性を高めて容易に持ち運ぶことができる。
また、オープンリール1では、リール30に巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂20を所望の長さに切断することにより、必要な分量の蛍光体含有樹脂20を容易に得ることができる。
したがって、オープンリール1によれば、蛍光体含有樹脂20の取り扱い性を向上させることができる。
さらに、オープンリール1では、紐状の蛍光体含有樹脂20を同じ長さに切断することで、蛍光体含有量の等しい複数の蛍光体含有樹脂20を容易に得ることができる。そのため、これらの蛍光体含有樹脂20を用いて各発光素子13を封止することにより、発光デバイス40間の蛍光体含有量を均等化して、色度のばらつきを低減することができる。
したがって、本実施形態によれば、蛍光体含有樹脂20の取り扱い性を向上させ、且つ、発光デバイス40間の蛍光体含有量を均等化して、色度のばらつきを低減することができるオープンリール1を実現することができる。
なお、紐状の蛍光体含有樹脂20は、当該蛍光体含有樹脂20の軸線方向に沿って、蛍光体含有量が互いに異なる部分を有していても良い。これにより、紐状の蛍光体含有樹脂20のうち、蛍光体含有量が異なる部分を用いて各発光素子13を封止することで、たとえば、一方を昼白色に、他方を電球色にするなど、発光特性の異なる発光デバイス40を製造することができる。或いは、紐状の蛍光体含有樹脂20は、当該蛍光体含有樹脂20の軸線方向に沿って、チクソ性が互いに異なる部分を有していても良い。
また、蛍光体含有量が同一または異なる2つ以上の紐状の蛍光体含有樹脂20が、リール30に巻かれていても良い。これにより、複数の紐状の蛍光体含有樹脂20を1つのリール30に纏めて保管することができるため、複数の蛍光体含有樹脂20の保管・運搬等を容易に行うことができる。
<変形例>
本実施形態では、紐状の蛍光体含有樹脂20に含まれる蛍光体22を1種類としたが、発光色、粒径または比重等が異なる2種類以上の蛍光体22を用いても良い。たとえば、赤色発光蛍光体および緑色発光蛍光体の組み合わせを含む紐状の蛍光体含有樹脂20を形成し、青色の発光素子13を封止しても良い。また、青色発光蛍光体および黄色発光蛍光体の組み合わせを含む紐状の蛍光体含有樹脂20を形成し、青紫色の発光素子13を封止しても良い。
この場合であっても、1次架橋が形成されたシリコーン樹脂21の粉末と2種類以上の蛍光体22の粉末とを、混合状態が均一になるまでドライミキシングして粉末混合物24を得る。
その後、粉末混合物24を二軸スクリュー押出装置37に投入して、2次架橋温度T未満で加熱溶融しつつ混練する。
この加熱と混練とにより、粉末混合物24は、溶融したシリコーン樹脂21に2種類以上の蛍光体22が均一に分散された混練物25となる。この混練物25を二軸スクリュー押出装置37の排出口37bから紐状に押し出すことにより、2種類以上の蛍光体22がシリコーン樹脂21に均一に分散された紐状の蛍光体含有樹脂20を形成することができる。
図9の(a)は、図1に示されるオープンリール1の変形例を示す斜視図であり、図9の(b)は、その上面透視図である。図9の(a)および図9の(b)に示すように、リール30の幅を変更することにより、たとえば、一巻方式のオープンリール1aを構成することも可能である。この場合、リール30のコア部の長さ(すなわち、フランジ部の間隔)を、紐状の蛍光体含有樹脂20の直径よりも若干大きくなるように調整すれば良い。
一巻方式にすることにより、紐状の蛍光体含有樹脂20の絡みを防止することができるとともに、紐状の蛍光体含有樹脂20の残量管理が容易となる。
〔実施形態2〕
本発明に係るオープンリールに関する他の実施の一形態について、図10および図11に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上述した実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態は、紐状の蛍光体含有樹脂20を他の形状に加工したものを用いて発光素子13を封止する点において、上述した実施形態と異なっている。
<シート状の蛍光体含有樹脂20の成形方法>
まず、図10を参照して、紐状の蛍光体含有樹脂20を、シート状に加工する成形方法について説明する。
図10の(a)〜図10の(d)は、紐状の蛍光体含有樹脂20をシート状に加工する成形方法を示す概略図である。以下では、ヒートプレスにより、紐状の蛍光体含有樹脂20をシート状に加工する成形方法について説明する。
まず、図10の(a)に示すように、紐状の蛍光体含有樹脂20をヒータープレート31に配置する。そして、図10の(b)に示すように、紐状の蛍光体含有樹脂20を2次架橋温度T未満で加熱溶融して、蛍光体22を沈降させない程度にシリコーン樹脂21の粘度を低下させる。
次に、図10の(c)に示すように、2次架橋温度T未満で加熱された加圧プレート39によって蛍光体含有樹脂20を加圧する。このとき、ヒータープレート31と加圧プレート39との間に配置されたスペーサ38によって、蛍光体含有樹脂20の厚みが調整される。そして、蛍光体含有樹脂20の温度を室温Tまで低下させることにより、図10の(d)に示すように、蛍光体22が均一に分散されたシート状の蛍光体含有樹脂20を得ることができる。
このように、紐状の蛍光体含有樹脂20は、加熱時のシリコーン樹脂21の溶融効率が高く、蛍光体22を沈降させないように2次架橋温度T未満で紐状の蛍光体含有樹脂20を加熱溶融することで、蛍光体22をシリコーン樹脂21に均一に分散させた状態を維持したまま、紐状の蛍光体含有樹脂20を所望の形状に容易に加工することができる。
なお、本実施形態では、ヒートプレスにより、紐状の蛍光体含有樹脂20をシート状に加工する成形方法について説明したが、T−ダイ法等その他の方法を用いて、紐状の蛍光体含有樹脂20をシート状に加工しても良い。
<発光デバイス41の製造方法>
次に、図11を参照して、シート状の蛍光体含有樹脂20を用いた発光デバイス41の製造方法について説明する。
図11の(a)および図11の(b)は、図10の(d)に示されるシート状の蛍光体含有樹脂20を用いた発光デバイス41の製造方法を示す断面図である。発光デバイス41の製造には、平坦な表面を有する平面回路基板10aが使用され、この平面回路基板10aの平坦な表面に発光素子13が縦方向および横方向にマトリクス状に実装されている。このような平面回路基板10aを使用することで、多数の発光デバイス41を同時に製
造することができる。
図11の(a)に示すように、ヒータープレート31上に、複数の発光素子13がマトリクス状に実装された平面回路基板10aと、シート状の蛍光体含有樹脂20とをこの順で積層する。そして、ヒータープレート31によって平面回路基板10aを加熱することにより、シート状の蛍光体含有樹脂20を、2次架橋温度T未満で加熱溶融する。そして、蛍光体含有樹脂20に含まれている蛍光体22を沈降させない程度にシリコーン樹脂21の粘度を低下させるとともに、2次架橋温度T未満で加熱された加圧プレート39によってシート状の蛍光体含有樹脂20を平面回路基板10aの方向に加圧する。これにより、シート状の蛍光体含有樹脂20を、発光素子13の上面および側面に密着させることができる。
次に、この状態で、ヒータープレート31によってシート状の蛍光体含有樹脂20を2次架橋温度Tで加熱することにより、シリコーン樹脂21に2次架橋が形成させて硬化させる。さらに、平面回路基板10aをオーブン等で2次架橋温度T以上の温度で加熱することで、シリコーン樹脂21を完全に硬化させた後、平面回路基板10aを取り出して、室温Tまで温度を低下させる。
そして、図11の(b)に示すように、平面回路基板10aを、1つの発光素子13毎にそれぞれ分割することにより、蛍光体含有量が均等化された複数の発光デバイス41を製造することができる。
なお、シート状の蛍光体含有樹脂20を用いて発光素子13を封止する本実施形態の方法(シート法)は、複数の発光デバイスが連なった分割前の発光デバイスにおける各発光素子13の封止に適用される。一方、紐状の蛍光体含有樹脂20を用いて発光素子13を封止する実施形態1の方法は、分割前の発光デバイスにおける各発光素子13の封止のみならず、個々に分割された発光デバイスにおける各発光素子13の封止にも適用可能である。
<実施形態2の効果>
以上のように、紐状の蛍光体含有樹脂20によれば、たとえば、バルク状のものに比べて、加熱時のシリコーン樹脂21の溶融効率を向上させることができる。そのため、用途に応じたて所望の形状に加工することが容易となる。そのため、紐状の蛍光体含有樹脂20をシート状に加工し、このシート状の蛍光体含有樹脂20を用いて発光素子13を封止することにより、発光デバイス41間の蛍光体含有量を均等化することができる。
それゆえ、本実施形態によれば、発光デバイス41間の蛍光体含有量を均等化して、色度のばらつきを低減することができる。
なお、本実施形態では、紐状の蛍光体含有樹脂20をシート状に加工したが、粒状その他の所望の形状に紐状の蛍光体含有樹脂20を加工しても良い。
〔実施形態3〕
本発明に係るオープンリールに関する他の実施の一形態について、図12〜図14に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上述した実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態は、紐状の蛍光体含有樹脂の形成過程において可塑剤を添加する点において、上述した実施形態と異なっている。
<オープンリール101の構成>
まず、図12を参照して、本実施形態に係るオープンリール101の構成について説明する。
図12は、本実施形態に係るオープンリール101の外観構成を示す斜視図である。図12に示すように、オープンリール101は、紐状の蛍光体含有樹脂120と、リール30とを備えている。
(紐状の蛍光体含有樹脂120)
紐状の蛍光体含有樹脂120は、発光デバイスに搭載される発光素子13を封止するものである。具体的には、紐状の蛍光体含有樹脂120は、波長変換物質である蛍光体22を均一に分散させたシリコーン樹脂21を紐状に成形したものである。この紐状の蛍光体含有樹脂120には、後述するように、その形成工程において、2次架橋後のシリコーン樹脂21の弾性率を低下させる可塑剤が添加されている。
<紐状の蛍光体含有樹脂120の形成方法>
次に、図13を参照して、紐状の蛍光体含有樹脂120の形成方法についてして説明する。
図13の(a)〜図13の(d)は、図12に示される紐状の蛍光体含有樹脂120の形成方法の一例を示す概略図である。
図13の(a)に示すように、まず、1次架橋が形成されたシリコーン樹脂21の粉末と蛍光体22の粉末とを、混合状態が均一になるまでドライミキシングして粉末混合物24を得る。
次に、図13の(b)に示すように、粉末混合物24に、2次架橋後のシリコーン樹脂21の弾性率を低下させる(副次的に粘度を低下させる)可塑剤23を添加する。なお、可塑剤23の詳細については後述する。そして、可塑剤23を添加した粉末混合物24を二軸スクリュー押出装置37に投入して、2次架橋温度T未満で加熱溶融しつつ混練する。
この加熱と混練により、図13の(c)に示すように、粉末混合物24は、溶融したシリコーン樹脂21に蛍光体22が均一に分散された混練物125となる。この混練物125を、二軸スクリュー押出装置37の排出口37bから紐状に押し出すことにより、図13の(d)に示すように、蛍光体22がシリコーン樹脂21に均一に分散された紐状の蛍光体含有樹脂120を形成することができる。
<可塑剤23の詳細>
次に、図14を参照して、紐状の蛍光体含有樹脂120の形成工程において添加される可塑剤23の詳細について説明する。
1次架橋されたシリコーン樹脂21は、室温Tにおいて比較的高い粘度を有しており、加熱による溶融性が低く、また、タック(付着)性および濡れ性も低い。そのため、加熱時にシリコーン樹脂21同士が十分に融合せず、隙間が多い状態になる。このような状態でシリコーン樹脂21が2次架橋を形成して硬化した場合、発光素子13を封止した蛍光体含有樹脂120にクラック等が発生し易くなる。クラックの発生を抑制するためには、2次架橋後のシリコーン樹脂21の弾性率を低下させることが好ましい。
そこで、本実施形態では、シリコーン樹脂21の粉末と蛍光体22の粉末とをドライミ
キシングして得た粉末混合物24に、2次架橋後のシリコーン樹脂21の弾性率を低下させる液状の可塑剤23を少量添加している。
この可塑剤23は、シリコーン樹脂21の架橋密度を低下させるものであっても良い。これにより、2次架橋後のシリコーン樹脂21の弾性率を好適に低下させて、発光素子13を封止した蛍光体含有樹脂120にクラック等が発生することを抑制することが可能となる。
また、可塑剤23は、1次架橋を形成したシリコーン樹脂21の粘度を低下させるものであっても良い。これにより、紐状の蛍光体含有樹脂120の加工等が容易となり、また、粉末混合物24に相溶性をもたすことにより、シリコーン樹脂21を隙間なく1つに纏まり易くすることができる。
このような可塑剤23として、たとえば、シリコーンを主成分とするもので、無官能基性シリコーンオイルまたは単官能基性シリコーンオイル等を好適に用いることができ、マトリクスシリコーンと反応するものであっても良く、反応しないものであっても良い。可塑剤23は、発光デバイスの特性に合わせて適宜選択される。
図14は、図13に示される可塑剤23の添加の有無による、シリコーン樹脂21の粘度および弾性率の変化を示す表である。図14では、2次架橋前(1次架橋状態)のシリコーン樹脂21の粘度、並びに、2次架橋後のシリコーン樹脂21の弾性率を示している。
図14に示すように、シリコーン樹脂21に対して可塑剤23を添加(11重量%)することにより、2次架橋前のシリコーン樹脂21の25℃における粘度を1/3程度にまで低下させることができる。また、2次架橋前のシリコーン樹脂21の120℃における粘度を1/100程度にまで低下させることができる。
可塑剤23の添加量によってシリコーン樹脂21の粘性の値は変化するが、おおよそ、25℃で、1×104Pa・s〜1×105Pa・sであり、120℃で、1×102Pa・s〜1×104Pa・sである。なお、可塑剤23の添加量は、シリコーン樹脂21に対する可塑剤23の重量比で示すと5〜20重量%が好ましく、より好ましくは8〜15重量%であり、さらに好ましくは11重量%程度である。
さらに、シリコーン樹脂21に対して可塑剤23を添加することにより、2次架橋後のシリコーン樹脂21の25℃における弾性率を、〜5×10Paから〜1×10Paまで低下させることができる。また、2次架橋後のシリコーン樹脂21の125℃における弾性率を、〜1×10Paから〜2×10Paまで低下させることができる。
このように、可塑剤23を添加することにより、2次架橋前のシリコーン樹脂21の粘度を低下させることができるため、1次架橋が形成された紐状の蛍光体含有樹脂120の加工等が容易となる。
また、可塑剤23を添加することにより、シリコーン樹脂21の架橋密度が低下するため、25℃および125℃における2次架橋後のシリコーン樹脂21の弾性率を低下させることができる。これにより、発光素子13を封止した蛍光体含有樹脂120にクラック等が発生することを抑制することが可能となる。
<実施形態3の効果>
以上のように、本実施形態に係るオープンリール101は、2次架橋後のシリコーン樹
脂21の弾性率を低下させる可塑剤23が形成工程において添加された紐状の蛍光体含有樹脂120を備えている。
2次架橋後のシリコーン樹脂21の弾性率を低下させる可塑剤23を添加することにより、発光素子13を封止した蛍光体含有樹脂120にクラック等が発生することを抑制することが可能となる。
したがって、本実施形態によれば、発光デバイスの信頼性を向上させることができる紐状の蛍光体含有樹脂120を得ることができる。
<変形例>
本実施形態では、2つのスクリュー37aを備えた二軸スクリュー押出装置37を用いて、紐状の蛍光体含有樹脂120を形成したが、液状の可塑剤23を粉末混合物24に定量、且つ、均一に混練するためには、バッチ方式を採用しても良い。たとえば、バッチ方式のニーダーを用いることができるが、特に、内部帰還式の高速剪断攪拌装置を用いることが好ましい。
具体的には、1つのスクリューを備えた内部帰還式の高速剪断攪拌装置を用いた場合、スクリューの後端側からシリンダー内に投入された粉末混合物24および可塑剤23は、スクリューの先端側にシリンダー内を移動する。そして、スクリューの先端とシリンダーの内壁との間で粉末混合物24に剪断力が付加され、攪拌される。このとき、シリンダー内の粉末混合物24は2次架橋温度T未満で加熱されており、スクリューの回転数は2500rpm以上3000rpm以下に保たれる。攪拌された粉末混合物24および可塑剤23は、スクリュー内部に設けられた帰還部経路を通って、スクリューの後端側に移動する。
この循環を一定期間繰り返すことにより、粉末混合物24と可塑剤23とは十分に攪拌され混練物125となる。その後、シリンダーの排出口から混練物125を紐状に押し出すことにより、蛍光体22がシリコーン樹脂21に均一に分散された紐状の蛍光体含有樹脂120を形成することができる。
〔実施形態4〕
上述した実施形態1〜3の蛍光体含有樹脂20・120に含まれる蛍光体として、本実施の形態ではMn4+で活性化された複合フッ化物蛍光体が選択される。この複合フッ化物蛍光体として、たとえば、以下の物質を用いることができる。
<複合フッ化物蛍光体の具体例>
(1)A[MF]:Mn4+
(但し、AはLi,Na,K,Rb,Cs,NHおよびその組み合せから選択され、MはAl,Ga,Inおよびその組み合せから選択される。)
(2)A[MF]:Mn4+
(但し、AはLi,Na,K,Rb,Cs,NHおよびその組合せから選択され、MはAl,Ga,Inおよびその組合せから選択される。)
(3)Zn[MF]:Mn4+
(但し、MはAl,Ga,Inおよびその組合せから選択される。)
(4)A[In]:Mn4+
(但し、AはLi,Na,K,Rb,Cs,NHおよびその組み合わせから選択される。)
(5)A[MF]:Mn4+
(但し、AはLi,Na,K,Rb,Cs,NHおよびその組合せから選択され、MはGe,Si,Sn,Ti,Zrおよびその組合せから選択される。)
(6)E[MF]:Mn4+
(但し、EはMg,Ca,Sr,Ba,Znおよびその組合せから選択され、MはGe,Si,Sn,Ti,Zrおよびその組合せから選択される。)
(7)Ba0.65Zr0.352.70:Mn4+
(8)A[ZrF]:Mn4+
(但し、AはLi,Na,K,Rb,Cs,NHおよびその組合せから選択される。)。
<実施形態4の効果>
以上のように、本実施形態では、Mn4+で活性化された複合フッ化物蛍光体をシリコーン樹脂21に混練することにより、蛍光体22を劣化させることなく長期間の保管が可能となる。
特に、この複合フッ化物蛍光体はフッ素を含有しており、水に溶解(溶解度1%程度)してフッ酸(HF)を発生する。また、粉体を吸引すると人体に悪い影響が生じるため、粉体の取り扱いには十分な注意が必要である。
そこで、このような複合フッ化物蛍光体を含む蛍光体含有樹脂20・120を紐状に形成してリール30に巻き付けることにより、持ち運びおよび取り扱いなどの安全性も確保することができる。
したがって、本実施形態によれば、複合フッ化物蛍光体を含む蛍光体含有樹脂20・120を、安全、且つ、長期に保管等することができるという効果を奏する。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るオープンリールは、リールと、前記リールに巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂とを備えることを特徴とする。
上記の構成では、紐状の蛍光体含有樹脂がリールに巻かれていることにより、蛍光体含有樹脂を小さく纏めて保管することができる。そのため、蛍光体含有樹脂の携帯性を高めて容易に持ち運ぶことができる。
また、上記の構成では、リールに巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂を所望の長さに切断することにより、必要な分量の蛍光体含有樹脂を容易に得ることができる。
したがって、上記の構成によれば、蛍光体含有樹脂の取り扱い性を向上させたオープンリールを実現することができる。
また、本発明の態様2に係るオープンリールでは、上記態様1において、前記蛍光体含有樹脂は、少なくとも蛍光体を熱可塑性樹脂(シリコーン樹脂21)に分散させたものであり、前記熱可塑性樹脂は、所定の架橋温度(2次架橋温度T)未満の温度において熱可塑性を有し、前記架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化することが好ましい。
上記の構成では、蛍光体を分散させた熱可塑性樹脂は、所定の架橋温度未満の温度において熱可塑性を有し、当該架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化する特性を有するものである。そのため、所定の架橋温度未満の温度領域において温度を変化させることにより、熱可塑性樹脂の粘度を繰り返し調整することができる。
よって、この熱可塑性樹脂に蛍光体を混錬する際、混錬された蛍光体が沈降しない程度に熱可塑性樹脂の粘度を制御することで、熱可塑性樹脂に蛍光体を均一に分散させること
が可能となる。
したがって、上記の構成によれば、蛍光体の分散性を向上させた紐状の蛍光体含有樹脂を得ることができる。
また、本発明の態様3に係るオープンリールでは、上記態様2において、前記架橋温度は、120℃以上170℃以下であっても良い。
また、本発明の態様4に係るオープンリールでは、上記態様2または3において、前記熱可塑性樹脂は、ベンゼン、トルエンおよびキシレンから成る溶剤を含有していても良い。
また、本発明の態様5に係るオープンリールでは、上記態様1から4のいずれかにおいて、前記蛍光体含有樹脂は、当該蛍光体含有樹脂の軸線方向に沿って、蛍光体含有量が互いに異なる部分を有していることが好ましい。
上記の構成では、紐状の蛍光体含有樹脂は、当該蛍光体含有樹脂の軸線方向に沿って、蛍光体含有量が互いに異なる部分を有しているため、たとえば、蛍光体含有樹脂のうち、蛍光体含有量が異なる部分を用いて各発光素子を封止することで、発光特性の異なる発光デバイスを製造することができる。
したがって、上記の構成によれば、1つの紐状の蛍光体含有樹脂を用いて、多様な発光特性を有する発光デバイスを製造することができる。
また、本発明の態様6に係るオープンリールでは、上記態様1から4のいずれかにおいて、蛍光体含有量が同一または異なる2つ以上の前記蛍光体含有樹脂が、1つの前記リールに巻かれていることが好ましい。
上記の構成では、2つ以上の紐状の蛍光体含有樹脂がリールに巻かれているため、複数の蛍光体含有樹脂を1つのリールに纏めて保管することができる、
したがって、上記の構成によれば、複数の蛍光体含有樹脂の保管・運搬等を容易に行うことができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した各実施形態では、紐状の蛍光体含有樹脂を発光素子の封止に用いたが、紐状の蛍光体含有樹脂の用途は発光素子の封止に限定されず、その他の用途に用いることも可能である。たとえば、LED電球において、当該LED電球のグローブに蛍光体含有樹脂を塗布する際に、紐状の蛍光体含有樹脂を用いても良い。LED電球のグローブに蛍光体含有樹脂を塗布することにより、蛍光体の熱をグローブに逃がすことができる。そのため、蛍光体が励起されると熱と光に変換されるが、この熱をグローブに伝え、グローブから全面(空気中)へ、或いは、グローブから筺体へ熱が伝えられるので放熱性に優れる。
〔補足〕
なお、本発明に係るオープンリールは、以下のように表現するともできる。すなわち、本発明に係るリール巻き封止樹脂は、リールと、前記リールに巻かれた紐状の蛍光体含有封止樹脂とから成ることを特徴としている。
また、本発明に係るリール巻き封止樹脂では、前記蛍光体含有封止樹脂は、少なくとも熱可塑性樹脂と蛍光体とを含み、前記熱可塑性樹脂は、所定の架橋温度未満の温度において熱可塑性を有し、前記架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化することが好ましい。
また、本発明に係るリール巻き封止樹脂では、前記架橋温度は、120℃以上170℃以下であることが好ましい。
また、本発明に係るリール巻き封止樹脂では、前記熱可塑性樹脂は、ベンゼン、トルエンおよびキシレンから成る溶剤を含有していることが好ましい。
また、本発明に係るリール巻き封止樹脂では、前記紐状の蛍光体含有封止樹脂は、部分的(領域ごと)に蛍光体の含有量を可変したことが好ましい。
また、本発明に係るリール巻き封止樹脂では、蛍光体含有量の同じあるいは異なった紐状の樹脂を2本以上束ねてリールに巻くことが好ましい。
本発明は、LED等を光源とする表示用装置や照明器具、ディスプレイ等のバックライト、信号機、屋外の大型ディスプレイや広告看板等に用いられる発光デバイスの製造等に広く利用することができる。
1 オープンリール
1a オープンリール
20 蛍光体含有樹脂
21 シリコーン樹脂(熱可塑性樹脂)
22 蛍光体
23 可塑剤
24 粉末混合物
25 混練物
30 リール
37 二軸スクリュー押出装置
37a スクリュー
37b 排出口
101 オープンリール
120 蛍光体含有樹脂
125 混練物
2次架橋温度(架橋温度)
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るオープンリールは、リールと前記リールに巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂とを備え、前記蛍光体含有樹脂は、少なくとも蛍光体を熱可塑性樹脂に分散させたものであり、前記熱可塑性樹脂は、所定の架橋温度未満の温度において熱可塑性を有し、前記架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化するシリコーン樹脂であることを特徴
とする。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るオープンリールは、リールと、前記リールに巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂とを備え、前記蛍光体含有樹脂は、少なくとも蛍光体を熱可塑性樹脂に分散させたものであり、前記熱可塑性樹脂は、所定の架橋温度未満の温度において熱可塑性を有し、前記架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化するシリコーン樹脂であることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るオープンリールは、リールと前記リールに巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂とを備え、前記蛍光体含有樹脂は、少なくとも蛍光体を熱可塑性樹脂に分散させたものであり、前記熱可塑性樹脂は、所定の架橋温度未満の温度において熱可塑性を有し、前記架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化するシリコーン樹脂であり、前記蛍光体含有樹脂は、当該蛍光体含有樹脂の軸線方向に沿って、蛍光体含有量が互いに異なる部分を有していることを特徴とする。
図1は、実施形態1に係るオープンリールの外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示される紐状の蛍光体含有樹脂に含まれるシリコーン樹脂の粘度特性を概念的に示すグラフである。 図3の(a)〜図3の(d)は、図1に示される紐状の蛍光体含有樹脂の形成方法の一例を示す概略図である。 図4は、紐状の蛍光体含有樹脂をリールに巻き付ける方法の一例を示す概略図である。 図5は、図1に示される紐状の蛍光体含有樹脂を用いて製造された発光デバイスの外観構成を示す斜視図である。 図6の(a)〜図6の(d)は、図5に示される発光デバイスの製造工程のうち、キャビティ内に発光素子を実装する工程を示す概略図である。 図7の(a)〜図7の()は、図5に示される発光デバイスの製造工程のうち、紐状の蛍光体含有樹脂で発光素子を封止する工程を示す概略図である。 図8は、図5に示される発光デバイスの製造工程のうち、多連キャビティ回路基板を分割する工程を示す概略図である。 図9の(a)は、図1に示されるオープンリールの変形例を示す斜視図であり、図9の(b)は、その上面透視図である。 図10の(a)〜図10の(d)は、実施形態2に係る紐状の蛍光体含有樹脂をシート状に加工する成形方法を示す概略図である。 図11の(a)および図11の(b)は、図10の(d)に示されるシート状の蛍光体含有樹脂を用いた発光デバイスの製造方法を示す断面図である。 図12は、実施形態3に係るオープンリールの外観構成を示す斜視図である。 図13の(a)〜図13の(d)は、図12に示される紐状の蛍光体含有樹脂の形成方法の一例を示す概略図である。 図14は、図13に示される可塑剤の添加の有無による、シリコーン樹脂の粘度および弾性率の変化を示す表である。
図7の(a)〜図7の()は、図5に示される発光デバイス40の製造工程のうち、紐状の蛍光体含有樹脂20で発光素子13を封止する工程を示す概略図である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るオープンリールは、リールと、前記リールに巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂とを備え、前記蛍光体含有樹脂は、少なくとも蛍光体を熱可塑性樹脂に分散させたものであり、前記熱可塑性樹脂は、所定の架橋温度未満の温度において熱可塑性を有し、前記架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化するシリコーン樹脂であり、前記蛍光体含有樹脂は、当該蛍光体含有樹脂の軸線方向に沿って、蛍光体含有量が互いに異なる部分を有していることを特徴とする。

Claims (6)

  1. リールと、
    前記リールに巻かれた紐状の蛍光体含有樹脂とを備えることを特徴とするオープンリール。
  2. 前記蛍光体含有樹脂は、少なくとも蛍光体を熱可塑性樹脂に分散させたものであり、
    前記熱可塑性樹脂は、所定の架橋温度未満の温度において熱可塑性を有し、前記架橋温度以上の温度で不可逆的に硬化することを特徴とする請求項1に記載のオープンリール。
  3. 前記架橋温度は、120℃以上170℃以下であることを特徴とする請求項2に記載のオープンリール。
  4. 前記熱可塑性樹脂は、ベンゼン、トルエンおよびキシレンから成る溶剤を含有していることを特徴とする請求項2または3に記載のオープンリール。
  5. 前記蛍光体含有樹脂は、当該蛍光体含有樹脂の軸線方向に沿って、蛍光体含有量が互いに異なる部分を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のオープンリール。
  6. 蛍光体含有量が同一または異なる2つ以上の前記蛍光体含有樹脂が、1つの前記リールに巻かれていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のオープンリール。
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