JP2006228556A - 2次電池の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 騒音の低減が十分に図られた2次電池の冷却構造を提供する。
【解決手段】 2次電池の冷却構造は、吸気口21mおよび21nから2次電池に向けて延びる吸気通路39と、吸気口21mおよび21nと2次電池との間に位置して、吸気通路39に配置された冷却ファン36とを備える。吸気通路39は、吸気口21mおよび21nを取り囲む位置から延在し、冷却風を略鉛直方向に案内する内壁24を有する。吸気通路39は、吸気口21mおよび21nと冷却ファン36との間で少なくとも1回、曲って延びている。2次電池の冷却構造は、さらに、吸気口21mおよび21nから離れた位置で内壁24から突出するように設けられ、冷却ファン36から相対的に遠い位置で吸気通路39を開口させるとともに、冷却ファン36から相対的に近い位置で吸気通路39を閉塞する閉塞板31を備える。
【選択図】 図2

Description

この発明は、一般的には、2次電池の冷却構造に関し、より特定的には、車両室内に開口する吸気口と2次電池との間に位置して、冷却風通路に冷却ファンが配置された2次電池の冷却構造に関する。
従来の2次電池の冷却構造に関して、たとえば、特開2004−327142号公報には、騒音を効果的に抑制することを目的とした組電池の冷却装置が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された組電池の冷却装置では、冷却風を集合して排出する排気ダクトに、屈曲して延びる屈曲流路部と、流路断面積を絞る流路狭窄部とが形成されている。屈曲流路部の内周側と、流路狭窄部の外周全周とには、網目状の開口群が形成されており、その開口群の開口を覆うように吸音材が貼り付けられている。
また、特開平11−195437号公報には、冷却ファンの騒音による乗員への不快感を低減することを目的とした車両用バッテリ冷却装置が開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された車両用バッテリ冷却装置では、車両室内と冷却ファンとの間に2次電池が配置されている。
また、特開2004−220799号公報には、バッテリを確実に冷却することを目的としたバッテリ冷却装置が開示されている(特許文献3)。また、特開2001−167805号公報には、電池モジュールを冷却する冷却風を、車外から車両内に切り換えて排気する際に、騒音の発生を低減することを目的とした車載機器の排気装置が開示されている(特許文献4)。
特開2004−327142号公報 特開平11−195437号公報 特開2004−220799号公報 特開2001−167805号公報
上述の特許文献2に開示された車両用バッテリ冷却装置では、車両室内と冷却ファンとの間に2次電池が配置されているため、2次電池が遮音壁として機能し、冷却ファンの騒音が乗員に聞こえにくくなる。しかしながら、冷却ファンが車両室内と2次電池との間に配置されている場合、冷却ファンで発生した音は、直接、車両室内に達するため、何らかの騒音対策を講じる必要がある。一方、特許文献1に開示された組電池の冷却装置では、排気ダクトに吸音材が設けられている。しかし、車両室内に通じる通気口の開口面積が大きい場合には、吸音材を設けるだけでは、騒音対策として不十分である。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、騒音の低減が十分に図られた2次電池の冷却構造を提供することである。
この発明に従った2次電池の冷却構造は、通気口から2次電池に向けて延びる冷却風通路と、通気口と2次電池との間に位置して、冷却風通路に配置された冷却ファンとを備える。冷却風通路は、通気口を取り囲む位置から延在し、冷却風を略鉛直方向に案内する内壁を有する。冷却風通路は、通気口と冷却ファンとの間で少なくとも1回、曲って延びている。2次電池の冷却構造は、さらに、通気口から離れた位置で内壁から突出するように設けられ、冷却ファンから相対的に遠い位置で冷却風通路を開口させるとともに、冷却ファンから相対的に近い位置で冷却風通路を閉塞する閉塞板を備える。
このように構成された2次電池の冷却構造によれば、閉塞板によって、冷却風通路が部分的に閉塞されているため、通気口を介して冷却風通路から漏れる音量を小さくできる。この際、閉塞板は通気口から離れた位置に設けられているため、閉塞板により、冷却風の風速が通気口で大幅に上昇するということがない。このため、通気口で風切り音が増大することを防止できる。
加えて、閉塞板は、冷却ファンから相対的に遠い位置で冷却風通路を開口させている。また、冷却風通路は、少なくとも1回曲って形成されている。このため、冷却ファンと通気口との間で、冷却風通路の管路長をより長く設定することができる。また、冷却ファンで発生し、冷却風通路を進行する音を、冷却風通路を形成する壁により多く反射させることができる。これにより、冷却ファンで発生した音を、通気口に達する前に大きく減衰させることができる。
また、閉塞板は、内壁から突出するように設けられているため、通気口から内壁を伝って浸入する液体を、閉塞板によって遮ることができる。これにより、液体が、2次電池に到達することを防止できる。以上の理由から、本発明によれば、2次電池の信頼性を維持するとともに、騒音の低減を十分に図ることができる。
また好ましくは、閉塞板によって開口された冷却風通路の開口面積は、冷却風が流れる方向に直交する平面で切断した場合の冷却風通路の最小断面積よりも大きい。このように構成された2次電池の冷却構造によれば、閉塞板を設けたことによる圧損の上昇を抑えつつ、騒音の低減を図ることができる。
また好ましくは、閉塞板の表面には、凸状部が設けられている。凸状部により、閉塞板の表面を伝って2次電池に向かう液体の流れが妨げられる。このように構成された2次電池の冷却構造によれば、液体が2次電池に到達することを、より確実に防止できる。
また好ましくは、閉塞板は、通気口から見て冷却ファンが遮られるように配置されている。このように構成された2次電池の冷却構造によれば、冷却ファンで発生した音が、冷却風通路内で反射せず、直接、通気口に達するということがなくなる。このため、騒音をより効果的に低減させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、騒音の低減が十分に図られた2次電池の冷却構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における2次電池の冷却構造が適用されたハイブリッド車両を示す斜視図である。図中に示すハイブリッド自動車は、2次電池と、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関とを動力源として駆動する。図中には、車両室内のリヤシートを、車両前方から見た様子が示されている。
図1を参照して、リヤシート11とリヤウインド12との間には、略水平方向に延在するパッケージトレイ20が設けられている。パッケージトレイ20には、吸気口21mおよび21nが、互いに間隔を隔てて形成されている。吸気口21mおよび21nは、車両室内に向けて略矩形形状に開口している。
なお、図示されていないが、パッケージトレイ20上には、吸気口21mおよび21nを覆うようにエアインテーク用のダクトが設けられている。吸気口21mおよび21nが開口する形状は、略矩形形状に限定されず、たとえば、円形や楕円形、矩形形状以外の多角形であっても良い。また、吸気口は、1つであっても良いし、2より多い複数であっても良い。
図2は、図1中のII−II線上に沿った2次電池の冷却構造の断面図である。図2を参照して、パッケージトレイ20の下方には、2次電池を収容する電池パック38が配置されている。本実施の形態における2次電池の冷却構造は、車両室内の空気を冷却風として電池パック38に送る吸気通路39と、吸気通路39の経路上に設置された冷却ファン36と、吸気口21mおよび21nの近傍に位置して、吸気通路39に設けられた閉塞板31とを備える。
電池パック38に収容される2次電池は、充放電可能な2次電池であれば特に限定されず、たとえば、ニッケル水素電池であっても良いし、リチウムイオン電池であっても良い。
吸気通路39は、吸気口21mおよび21nと、電池パック38との間で延びている。吸気通路39は、導入部ダクト23と、メインダクト40と、送風ダクト37とから構成されている。導入部ダクト23、メインダクト40および送風ダクト37は、挙げた順に、吸気口21mおよび21nに近い側、つまり、吸気通路39内の冷却風流れの上流側から並んで配置されている。冷却ファン36は、送風ダクト37に配置されている。
図3は、図2中で導入部ダクトが設けられた位置を示す斜視図である。図2および図3を参照して、パッケージトレイ20と電池パック38との間には、パッケージトレイ20と距離を隔てて略水平方向に延在するボディ27が位置している。ボディ27には、開口部28mおよび28nが、互いに間隔を隔てて形成されている。開口部28mおよび28nは、パッケージトレイ20を鉛直方向に見て、それぞれ、吸気口21mおよび21nとほぼ重なり合うように形成されている。開口部28mは、冷却ファン36から相対的に遠くに位置し、開口部28nは、冷却ファン36から相対的に近くに位置している。
導入部ダクト23は、パッケージトレイ20とボディ27との間に配置されている。吸気口21mおよび21nと、開口部28mおよび28nとが向い合う位置には、1つの空間25が形成されている。導入部ダクト23は、空間25を取り囲むように延在する内壁24を有する。内壁24は、吸気口21mおよび21nから導入された冷却風を鉛直下方向に案内するように、吸気口21mおよび21nと、開口部28mおよび28nとの間で延在している。内壁24は、厳密に鉛直方向に延在している必要はなく、図中に示すように、鉛直方向に対してやや傾斜して形成されていても良い。
開口部28nには、閉塞板31が嵌め合わされている。閉塞板31は、たとえば、樹脂から形成されている。閉塞板31は、金属やそのほかの材料から形成されていても良い。閉塞板31は、内壁24から突出するように、略水平方向に延びている。ボディ27が延在する断面位置で、閉塞板31により、吸気通路39が部分的に閉塞されている。閉塞板31は、吸気口21mおよび21nから、空間25の分だけ距離を隔てた位置に設けられている。
なお、閉塞板31を設ける替わりに、ボディ27を、開口部28nが形成されていない形状に形成しても良い。この場合、内壁24から突出したボディ27の部分が、本実施の形態における閉塞板31として機能する。
メインダクト40は、導入部ダクト23と反対側に位置して、ボディ27に取り付けられている。メインダクト40は、吸気通路39を規定する内壁42を有する。メインダクト40は、開口部28mを介して吸気口21mおよび21nに連通するように設けられている。メインダクト40は、開口部28mおよび28nの直下に設けられたタンク部41と、タンク部41に接続された中間部45と、中間部45から連なる出口部46とから構成されている。タンク部41、中間部45および出口部46は、挙げた順に、吸気口21mおよび21nに近い側、つまり、吸気通路39内の冷却風流れの上流側から並んで配置されている。
タンク部41は、ボディ27から距離を隔てた位置で、略水平方向に延在する底面41cを有する。底面41cの鉛直上方向には、閉塞板31が位置している。中間部45は、底面41cから鉛直上方向に距離を隔てた位置で、タンク部41の側面に接続されている。中間部45および出口部46は、筒形状を有し、中間部45の直径が、出口部46の直径よりも小さくなるように形成されている。出口部46は、略鉛直方向に延びており、中間部45は、出口部46とは異なる方向に延びている。つまり、メインダクト40は、中間部45と出口部46との間で屈曲して形成されている。
吸気通路39は、吸気口21mおよび21nと冷却ファン36との間に位置して、少なくとも1回、曲って形成されている。本実施の形態では、吸気通路39は、まず、タンク部41内において開口部28mから中間部45に向かう間で曲って形成されており、さらに、中間部45と出口部46との間で曲って形成されている。
送風ダクト37は、出口部46に接続されている。冷却ファン36は、出口部46に接続された位置の近傍に位置して、送風ダクト37に配置されている。閉塞板31は、吸気口21mおよび21nと、冷却ファン36とを結ぶ直線が全て遮られるように配置されている。このように閉塞板31を配置することにより、本実施の形態では、吸気口21mおよび21nから吸気通路39内を見た場合に、矢印100に示すように、中間部45の陰となって冷却ファン36を見ることができない。
開口部28mの開口面積S1(図3中)は、冷却風の流れ方向に直交する平面で切断した場合の吸気通路39の最小断面積、本実施の形態では、送風ダクト37が電池パック38に接続された位置の送風ダクト37の断面積S2(図2中)よりも大きい。このような構成により、閉塞板31を設けた断面位置で、開口部28nの分だけ冷却風が流れる断面積が減少したにもかかわらず、吸気通路39の圧損が大幅に上昇することを防止できる。
冷却ファン36を稼動させると、車両室内の空気が、吸気口21mおよび21nから吸気通路39内に冷却風として吸い込まれる。冷却風は、内壁24に案内されて、空間25内を矢印101に示す鉛直下方向に進行する。吸気口21nから流入した冷却風は、閉塞板31に進行を遮られて開口部28mに向かい、吸気口21mから流入した冷却風と一緒になる。
冷却風は、開口部28mを鉛直下方向に進行し、タンク部41内に流入する。冷却風は、タンク部41内で進行方向を変えながら流れ、中間部45に向かう。冷却風は、中間部45で、中間部45が延びる矢印102に示す方向に沿って流れる。冷却風は、さらに、中間部45と出口部46との間で進行方向を変え、出口部46で矢印103に示す鉛直下方向に流れる。その後、冷却風は、冷却ファン36を通過して、送風ダクト37を流れ、電池パック38内に流入する。冷却風は、電池パック38で2次電池を冷却した後、電池パック38から排出される。
このように、吸気口21mおよび21nと冷却ファン36との間で、冷却風が流れる方向は、タンク部41内と、中間部45と出口部46との間との、2回に渡って変化する。この冷却風が流れる方向が変化する位置と、吸気通路39が曲って形成されている位置とは、一致する。
冷却ファン36を稼動させると、冷却ファン36で生じる風きり音と、冷却ファン36のモータ音とによって、冷却ファン36の近傍で大きい音が発生する。この音が、吸気通路39を通って車両室内に届くと、ドライバや他の乗員に不快感を与えるため、吸気口21mおよび21nから漏れる音量を小さくする必要がある。
これに対して、本実施の形態では、吸気口21mおよび21nの近傍に位置して、吸気通路39が閉塞板31によって部分的に閉塞されている。このため、吸気口21mおよび21nから漏れる、吸気通路39内の冷却風が流れる音を小さく抑えることができる。このとき、冷却風の流れ方向に直交する平面で切断した場合の吸気通路39の断面積は、閉塞板31が設けられた断面位置で小さくなっているものの、吸気口21mおよび21nから閉塞板31に至るまでの間では、十分に確保されている。このため、車両室内に隣接する吸気口21mおよび21nにおいて、冷却風が流れる速度が上昇することを防止し、風きり音を小さく抑えることができる。
また、吸気通路39が吸気口21mおよび21nと冷却ファン36との間で、2回、曲って形成されている。このため、吸気口21mおよび21nと冷却ファン36との間の距離が同じであっても、両者の間を吸気通路が直線上に延びている場合と比較して、吸気通路39の管路長を長く設定することができる。また、閉塞板31は、開口部28mと比較して、冷却ファン36から近くに位置する開口部28nを塞いでいるため、吸気通路39の管路長は、さらに長くなる。このため、冷却ファン36で発生した音を、吸気口21mおよび21nに達する前に、より大きく減衰させることができる。
また、吸気通路39が曲って形成されているため、吸気通路39内を進行する音を、その曲った位置で、メインダクト40の内壁42に積極的に反射させることができる。加えて、本実施の形態では、吸気口21mおよび21nと、冷却ファン36とを結ぶ直線経路が存在しないように、閉塞板31が配置されている。このため、冷却ファン36で発生した音が、吸気通路39を規定する内壁24および42に一度も反射することなく、吸気口21mおよび21nに達するということがない。音は、内壁と反射を繰り返すたびに減衰するため、冷却ファン36で発生した音を、さらに効果的に減衰させることができる。
一方、本実施の形態のように、冷却風を車両室内から略鉛直方向に導入する場合、吸気口21mおよび21nにこぼされたジュースなどの液体が、内壁24を伝って吸気通路39内に浸入しやすくなる。しかしながら、本実施の形態では、内壁24から突出するように閉塞板31が設けられているため、液体が、内壁24から内壁42に伝って、最終的に電池パック38に至ることを防止できる。閉塞板31によって進行が遮られた液体は、閉塞板31の表面を伝った後、底面41c上に落下し、タンク部41に形成された図示しないドレン孔から排出される。また、本実施の形態では、吸気通路39が、曲って形成されているため、吸気口21mおよび21nから浸入した液体が、直接、冷却ファン36上に落下することを防止できる。
この発明の実施の形態1における2次電池の冷却構造は、通気口としての吸気口21mおよび21nから2次電池(電池パック38)に向けて延びる冷却風通路としての吸気通路39と、吸気口21mおよび21nと2次電池との間に位置して、吸気通路39に配置された冷却ファン36とを備える。吸気通路39は、吸気口21mおよび21nを取り囲む位置から延在し、冷却風を略鉛直方向に案内する内壁24を有する。吸気通路39は、吸気口21mおよび21nと冷却ファン36との間で少なくとも1回、曲って延びている。2次電池の冷却構造は、さらに、吸気口21mおよび21nから離れた位置で内壁24から突出するように設けられ、冷却ファン36から相対的に遠い位置で吸気通路39を開口させるとともに、冷却ファン36から相対的に近い位置で吸気通路39を閉塞する閉塞板31を備える。
このように構成された、この発明の実施の形態1における2次電池の冷却構造によれば、液体の浸入によって2次電池の信頼性が低下することを防止するとともに、吸気通路39から車両室内に達する騒音を大幅に低減することができる。
なお、本実施の形態では、本発明を吸気通路39に適用した場合について説明したが、これに限定されず、電池パック38から延び、その経路上に冷却ファンが配置された排気通路に適用しても良い。しかしながら、温度調整された車両室内の空気を冷却風として取り込むために、吸気通路39は、車両室内に連通して設けられていることが好ましい。一方、2次電池との熱交換によって温度上昇した冷却風を、車両室内に戻さないために、排気通路は、車両室外やトランクルーム内に連通して設けられていることが好ましい。車両室内に連通する通気口では、騒音の低減がより強く求められるため、本発明は、好ましい形態として車両室内に連通して設けられた吸気通路39で、より有効に利用される。
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2における2次電池の冷却構造を示す断面図である。図中には、実施の形態1における図2に対応する断面位置が、一部省略されて描かれている。本実施の形態における2次電池の冷却構造は、実施の形態1における2次電池の冷却構造と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図4を参照して、閉塞板31は、タンク部41に面する表面31aを有する。本実施の形態では、閉塞板31に、表面31aから突出するリブ状部材51および52が、互いに間隔を隔てて設けられている。リブ状部材51および52は、図4の紙面の直交方向に延びて形成されている。リブ状部材51および52の鉛直下方向には、タンク部41の底面41cが位置している。リブ状部材51および52は、閉塞板31と一体に成形されていても良く、接着剤などを用いて表面31aに貼り付けられていても良い。
このように構成された、この発明の実施の形態2における2次電池の冷却構造によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。加えて、本実施の形態では、閉塞板31の表面31a側に回り込んだ液体の進行を、リブ状部材51および52によって止め、液体を、底面41c上に落下させることができる。これにより、液体が電池パック38に到達することを、さらに確実に防止することができる。
(実施の形態3)
図5は、この発明の実施の形態3における2次電池の冷却構造を示す断面図である。図中には、実施の形態2における図4に対応する断面位置が描かれている。本実施の形態における2次電池の冷却構造は、実施の形態1における2次電池の冷却構造と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図5を参照して、本実施の形態では、中間部45と出口部46との間、つまり、吸気通路39が曲って形成された位置において、メインダクト40の内壁42に、スポンジから形成された吸音シート58が貼り付けられている。また、実施の形態1における閉塞板31に替えて、開口部28nには、スポンジから形成された閉塞板56が嵌め合わされている。なお、吸音シート58および閉塞板56は、スポンジのほか、フエルトやガラス繊維などから形成されていても良い。また、閉塞板56は、樹脂や金属から形成された板部材の表面に、スポンジが貼り付けられて形成されていても良い。
この発明の実施の形態3における2次電池の冷却構造では、通気通路としての吸気通路39が曲った位置において、吸気通路39の内壁としての内壁42に、吸音材としての吸音シート58が設けられている。閉塞板56の表面に、吸水性を有する吸音材としてのスポンジが設けられている。
このように構成された、この発明の実施の形態3における2次電池の冷却構造によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、吸音シート58を設けることで、冷却ファン36で発生した音を、吸気通路39が曲った位置で反射する際に、より大きく減衰させることができる。また、閉塞板56をスポンジから形成することにより、閉塞板56の表面で反射する音をより大きく減衰させることができる。加えて、一度にたくさんの液体が、吸気口21nから浸入した場合であっても、閉塞板56で一時的にその液体を蓄えることができるため、液体が中間部45に向かうことを防止できる。このため、騒音の低減および防水性の向上の効果を、さらに大きく得ることができる。
なお、図5中に示すように、タンク部41の底面41cに吸音シート57を設けても良い。この場合、騒音のさらなる低減を図ると同時に、平坦に形成された底面41cに吸音シート57を貼り付けることができるため、吸音シート57の取り付け時の作業性を向上させることができる。
(実施の形態4)
図6は、この発明の実施の形態4における2次電池の冷却構造を示す断面図である。図中には、実施の形態2における図4に対応する断面位置が描かれている。本実施の形態における2次電池の冷却構造は、実施の形態1における2次電池の冷却構造と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図6を参照して、本実施の形態では、ボディ27が、内壁24から連続して開口するように形成されている。ボディ27には、冷却ファン36から相対的に近い位置で吸気通路39を閉塞し、冷却ファン36から相対的に遠い位置で吸気通路39を開口するように、閉塞板61が設けられている。
実施の形態1における中間部45および出口部46に替えて、タンク部41と送風ダクト37との間には、接続ダクト62が設けられている。接続ダクト62は、タンク部41の側面に接続され、その接続された位置から略水平方向に延びている。本実施の形態では、吸気通路39は、タンク部41において開口部28mから接続ダクト62に向かう間で、1回、曲って形成されている。
このように構成された、この発明の実施の形態4における2次電池の冷却構造によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
なお、以上に説明した実施の形態1から4における2次電池の冷却構造を適宜、組み合わせて2次電池の冷却構造を構成しても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における2次電池の冷却構造が適用されたハイブリッド車両を示す斜視図である。 図1中のII−II線上に沿った2次電池の冷却構造の断面図である。 図2中で導入部ダクトが設けられた位置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2における2次電池の冷却構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態3における2次電池の冷却構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態4における2次電池の冷却構造を示す断面図である。
符号の説明
21m,21n 吸気口、24 内壁、31,61 閉塞板、31a 表面、36 冷却ファン、38 電池パック、39 吸気通路、51,52 リブ状部材。

Claims (4)

  1. 通気口を取り囲む位置から延在し、冷却風を略鉛直方向に案内する内壁を有し、前記通気口から2次電池に向けて延びる冷却風通路と、
    前記通気口と前記2次電池との間に位置して、前記冷却風通路に配置された冷却ファンとを備える2次電池の冷却構造であって、
    前記冷却風通路は、前記通気口と前記冷却ファンとの間で少なくとも1回、曲って延びており、さらに、
    前記通気口から離れた位置で前記内壁から突出するように設けられ、前記冷却ファンから相対的に遠い位置で前記冷却風通路を開口させるとともに、前記冷却ファンから相対的に近い位置で前記冷却風通路を閉塞する閉塞板を備える、2次電池の冷却構造。
  2. 前記閉塞板によって開口された前記冷却風通路の開口面積は、冷却風が流れる方向に直交する平面で切断した場合の前記冷却風通路の最小断面積よりも大きい、請求項1に記載の2次電池の冷却構造。
  3. 前記閉塞板の表面には、凸状部が設けられており、
    前記凸状部により、前記閉塞板の表面を伝って前記2次電池に向かう液体の流れが妨げられる、請求項1または2に記載の2次電池の冷却構造。
  4. 前記閉塞板は、前記通気口から見て前記冷却ファンが遮られるように配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の2次電池の冷却構造。
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