JP5741460B2 - 車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造 - Google Patents

車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造 Download PDF

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Description

本発明は、車載電池用冷却ダクトに係り、更に詳細には車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造に係る。
ハイブリッドシステムが搭載された自動車等の車両に於いては、二次電池を内蔵する電池パックを冷却する冷却装置が搭載されている。冷却装置は吸引力により車室内の空気を冷却空気として空気取入れ口より冷却ダクト内に取入れる冷却ファン装置を有している。冷却空気は冷却ダクトを経て冷却ファン装置へ導かれ、冷却ファン装置より電池パック内の二次電池の周りに流され、これにより二次電池が冷却空気によって冷却される。冷却ファン装置はファンを内蔵し、ファンが回転することにより冷却空気が吸引されて圧送される。
冷却ファン装置が駆動されると騒音が発生されるので、冷却ファン装置より冷却ダクトを経て車室内へ伝搬される騒音を低減する構造が従来種々提案されている。例えば下記の特許文献1には、空気取入れ口の一部を遮蔽板にて遮蔽し、冷却ファン装置の側より空気取入れ口へ向けて伝搬する騒音を反射させるよう構成された騒音低減構造が記載されている。この騒音低減構造によれば、遮蔽板が設けられていない場合に比して、車室内へ伝搬する騒音を低減することができる。
特開2005−231455号公報
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記従来の騒音低減構造に於いては、遮蔽板による騒音の反射を効果的に行わせようとすると、空気取入れ口のうち遮蔽板によって遮蔽される部分の面積が大きくならざるを得ない。そのため空気取入れ口に於ける冷却空気の流通抵抗が増大し、車載電池に対する冷却効果が低下することが避けられない。
また、冷却ファン装置による冷却空気吸入作用を増大させることによって車載電池に対する冷却効果が低下することを補填しようとすると、冷却ファン装置を高出力のものにする必要がある。その場合には冷却ファン装置により発生される騒音が増大してしまうため、騒音を効果的に低減することができない。
また、車載電池に対する冷却効果の低下をできるだけ回避すべく遮蔽板の面積が小さく設定されると、遮蔽板による騒音の反射作用が低下してしまう。よって遮蔽板によって反射されずに空気取入れ口を経て車室内へ伝搬する騒音が多くなるため、騒音の低減効果が低下することが避けられない。
本発明は、空気取入れ口に設けられた遮蔽板にて騒音を反射させるよう構成された従来の騒音低減構造に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものである。そして本発明の主要な課題は、車室内へ伝搬する騒音を従来に比して効果的に低減することである。
〔課題を解決するための手段及び発明の効果〕
上述の主要な課題は、本発明によれば、冷却ファン装置の吸引作用により車室に開口する取入れ口より取入れられた空気を車載電池へ供給する車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造にして、前記取入れ口より前記冷却ファン装置の側へ隔置された位置にて前記冷却ダクト内に配置された遮音体と、前記遮音体に対し前記冷却ファン装置の側に設けられ騒音音波が前記取入れ口へ向けて伝搬することを抑制する騒音音波伝搬抑制手段とを有し、前記騒音音波伝搬抑制手段は前記遮音体に対し前記冷却ファン装置側にて前記遮音体に固定された吸音材を含んでおり、前記冷却ダクトは前記吸音材より前記冷却ファン装置の側の領域に於いてベンチュリ管の形態をなしていることを特徴とする車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造によって達成される。
上記の構成によれば、冷却ダクト内には遮音体が配置され、遮音体に対し冷却ファン装置の側には騒音音波が取入れ口へ向けて伝搬することを抑制する騒音音波伝搬抑制手段が設けられている。従って冷却ファン装置の側より取入れ口へ向けて伝搬する騒音音波の少なくとも一部を遮音体によって遮断すると共に、騒音音波が取入れ口へ向けて伝搬することを騒音音波伝搬抑制手段によって抑制することができる。従って例えば遮音体及び騒音音波伝搬抑制手段の一方しか設けられていない場合に比して、車室内へ伝搬する騒音を効果的に低減することができる。
また、遮音体及び騒音音波伝搬抑制手段は取入れ口より冷却ファン装置の側へ隔置され且つ冷却ダクトの壁面より隔置された位置に設けられているので、遮音体及び騒音音波伝搬抑制手段が空気取入れ口に於ける冷却空気の流通抵抗を過剰に増大させることはない。よって冷却空気の流通抵抗の増大に起因して車載電池に対する冷却効果が低下することもなく、また、冷却ファン装置を高出力のものにする必要もない。
上記の構成によれば、騒音音波伝搬抑制手段は遮音体に対し冷却ファン装置側にて遮音体に固定された吸音材を含んでいる。よって冷却ファン装置の側より取入れ口へ向けて伝搬する騒音音波の少なくとも一部を遮音体によって遮断することができると共に、騒音音波の少なくとも一部を吸音材によって吸音することができる。よって車室内へ伝搬する騒音を一層効果的に低減することができる。
また、上記の構成によれば、冷却ダクトは吸音材より冷却ファン装置の側の領域に於いてベンチュリ管の形態をなしている。よって冷却ファン装置の側より取入れ口へ向けて伝搬する騒音音波の振動の幅をベンチュリ管の喉部によって小さくし、騒音音波を効率的に吸音材へ導くことができる。従ってベンチュリ管の形態なす部分が設けられていない場合に比して、吸音材による吸音効果を高くし、騒音の低減作用を向上させることができる。
また、上述の主要な課題は、本発明によれば、冷却ファン装置の吸引作用により車室に開口する取入れ口より取入れられた空気を車載電池へ供給する車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造にして、前記取入れ口より前記冷却ファン装置の側へ隔置された位置にて前記冷却ダクト内に配置された遮音体と、前記遮音体に対し前記冷却ファン装置の側に設けられ騒音音波が前記取入れ口へ向けて伝搬することを抑制する騒音音波伝搬抑制手段とを有し、前記騒音音波伝搬抑制手段は前記遮音体に対し前記冷却ファン装置側に設けられ前記遮音体と一体をなすレゾネータを含んでいることを特徴とする車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造によって達成される。
上記の構成によれば、冷却ファン装置の側より取入れ口へ向けて伝搬する騒音音波の少なくとも一部を遮音体によって遮断すると共に、騒音音波の少なくとも一部をレゾネータによって消音することができる。よって車室内へ伝搬する騒音を効果的に低減することができる。また、レゾネータは遮音体と一体をなしているので、これらが別体である場合に比して騒音低減構造を簡素化することができる。
また、上述の主要な課題は、本発明によれば、冷却ファン装置の吸引作用により車室に開口する取入れ口より取入れられた空気を車載電池へ供給する車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造にして、前記取入れ口より前記冷却ファン装置の側へ隔置された位置にて前記冷却ダクト内に配置された遮音体と、前記遮音体に対し前記冷却ファン装置の側に設けられ騒音音波が前記取入れ口へ向けて伝搬することを抑制する騒音音波伝搬抑制手段とを有し、前記騒音音波伝搬抑制手段は前記遮音体より前記冷却ファン装置の側へ隔置された位置にて前記冷却ダクトに設けられた孔を含み、前記遮音体は騒音音波の少なくとも一部を反射して前記孔を経て前記冷却ダクト外へ導くよう構成されていることを特徴とする車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造によって達成される。
上記の構成によれば、冷却ダクトには遮音体より冷却ファン装置側へ隔置された位置に孔が設けられ、騒音音波の少なくとも一部は遮音体によって反射され孔を経て冷却ダクト外へ導かれる。従って冷却ダクトより取入れ口を経て車室内へ伝搬する騒音を効果的に低減することができる。
また、本発明によれば、上記の構成に於いて、前記レゾネータの表面に吸音材が固定されているよう構成される。
上記の構成によれば、レゾネータによる消音及び吸音材による吸音の両者の作用を行わせることができるので、レゾネータの表面に吸音材が固定されていない場合に比して、
騒音の低減作用を向上させることができる。
また、本発明によれば、上記の構成に於いて、前記孔より前記冷却ファン装置の側の前記冷却ダクト内には少なくとも前記遮音体に対向するよう半透過吸音材が配設されているよう構成される。
上記の構成によれば、冷却ファン装置の側より取入れ口へ向けて伝搬する騒音音波の少なくとも一部を半透過吸音材によって吸音することができると共に、遮音体によって反射された騒音音波の少なくとも一部をも半透過吸音材によって吸音することができる。よって孔より冷却ファン装置の側の冷却ダクト内に少なくとも遮音体に対向するよう半透過吸音材が配設されていない場合に比して、騒音の低減作用を向上させることができる。
また、本発明によれば、上記の構成に於いて、前記孔は車室より隔離された前記冷却ダクトの周りの空間と連通しているよう構成される。
上記の構成によれば、孔は車室より隔離された冷却ダクトの周りの空間と連通しているので、遮音体によって反射され孔を経て冷却ダクトの周りの空間へ導かれた騒音音波がその空間より車室へ伝搬することを効果的に防止することができる。
また、本発明によれば、上記の構成に於いて、前記空間は前記車載電池が配置された空間より分離されているよう構成される。
上記の構成によれば、車載電池が配置された空間の昇温した空気が冷却ファン装置の吸引作用によって冷却ダクトの周りの空間及び孔を経て冷却ダクト内へ流入することを確実に防止することができる。よって車載電池が配置された空間の昇温した空気が再循環することに起因して車載電池に対する冷却効果が低下することを確実に防止することができる。
また、本発明によれば、上記の構成に於いて、前記遮音体の前記取入れ口の側の表面は前記取入れ口より前記騒音音波伝搬抑制手段の周りを経て前記冷却ファン装置へ向かう空気流に対する抵抗を低減する形状を有するよう構成される。
上記の構成によれば、遮音体の取入れ口の側の表面が取入れ口より騒音音波伝搬抑制手段の周りを経て冷却ファン装置へ向かう空気流に対し過大な流通抵抗を与えること及びこれにより冷却空気の供給効率が低下することを効果的に防止することができる。
また、本発明によれば、上記の構成に於いて、前記冷却ダクトは空気流の流れ方向を横切る方向に分割された複数のダクト部品よりなり、前記遮音体は少なくとも一つのダクト部品と一体に形成されているよう構成される。
上記の構成によれば、遮音体がダクト部品と別体に形成されている場合に比して、部品点数を低減することができると共に、騒音低減構造を備えた冷却ダクトを容易に且つ能率よく形成することができる。
本発明による騒音低減構造が適用されてよい車載電池の冷却装置を示す斜視図である。 本発明による騒音低減構造の第一の実施形態を示す平断面図である。 第一の実施形態の騒音低減構造が組み込まれた冷却ダクトを示す解図的側面図である。 第一の実施形態の騒音低減構造が組み込まれた冷却ダクトを示す解図的分解側面図である。 遮音プレートの断面形状に採用されてよい他の例を示す断面図である。 本発明による騒音低減構造の第二の実施形態を示す平断面図である。 本発明による騒音低減構造の第三の実施形態を示す斜視図である。 図7の線VIII−VIIIに沿う平断面図である。 図7の線IX−IXに沿う縦断面図である。 第三の実施形態の修正例を示す平断面図である。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明する。
まず本発明の実施形態の説明に先立ち、図1を参照して本発明による騒音低減構造が適用されてよい車載電池の冷却装置について説明する。
図1に於いて、10はハイブリッドシステムが搭載された自動車等の車両に於ける電池パック用冷却装置を全体的に示しており、冷却装置10は電池パック12を冷却するよう構成されている。電池パック12は箱形のケーシング14の内部に図には示されていない電池モジュール及び電子機器を収容している。電池モジュールはニッカド電池、ニッケル‐水素電池、リチウムイオン電池の如き二次電池から構成される複数の電池セルが互いに隔置されて積層された構成を有している。
ケーシング14の上方にはファン及びこれを回転駆動する電気モータを内蔵する冷却ファン装置16が配置されている。図には示されていないが、冷却ファン装置16は下方部にてケーシング14の吸気口と連通し、吸気口を経てケーシング14の内部へ冷却空気を供給するようになっている。なお、ケーシング14の内部へ供給された冷却空気は各電池セルの周囲を通過することによりそれらの電池セルを冷却し、下方部に設けられた排気口を経てケーシング14より流出する。
冷却ファン装置16の上方部には冷却ダクト18の内端が接続されている。冷却ダクト18は内端部に於いては車両の横方向に延在し、外端部に於いては車両の前方へ向けて延在し、中間部に於いて湾曲している。冷却ダクト18の外端には空気取入れ口20が設けられており、空気取入れ口20はリヤシート22の車両右側に位置するガーニッシュ24に設けられたベゼル26を経て車室28に連通している。よって車室28内の空気が冷却空気として冷却ファン装置16の吸引作用によりベゼル26及び空気取入れ口20を経て冷却ダクト18内に吸入され、冷却ダクト18の内部を流れて冷却ファン装置16へ導かれる。
図1に示されている如く、冷却装置10及び電池パック12はリヤシート22の後方に位置する車両内部の空間であって車室28より分離された車室外空間30に配置されている。車室外空間30はセダンの如き乗用車の場合にはラゲッジスペースであってよく、或いはリヤシート22の後方にて車室28及びラゲッジスペースの両者より分離された車載電池用の空間であってよい。
なお、図1に於いては、冷却ダクト18は角が丸みを帯びた縦長の矩形の断面形状をなしているが、横長の矩形、円形の如く任意の断面形状をなしていてよい。また、図1に於いては、冷却ダクト18は車両の右側にしか設けられていないが、車両の左側にも設けられてよい。その場合には左側の冷却ダクトは内端にて冷却ファン装置16に連通し、外端にてリヤシート22の左側に位置するガーニッシュ32に設けられたベゼル(図示せず)を経て車室28に連通するよう構成される。
[第一の実施形態]
図2は本発明による騒音低減構造の第一の実施形態を示す平断面図、図3は第一の実施形態の騒音低減構造が組み込まれた冷却ダクトを示す解図的側面図である。
図2及び図3に於いて、40は本発明による騒音低減構造の第一の実施形態を全体的に示している。騒音低減構造40は空気取入れ口20より冷却ファン装置16の側へ隔置された領域に設けられている。冷却ダクト18は騒音低減構造40が設けられた領域に於いて上下方向及び幅方向に拡張されており、拡幅された領域18X内には遮音体としての遮音プレート42が配設されている。
第一の実施形態に於いては、遮音プレート42は冷却ファン装置16の側へ向けて開いた「く」の字形をなし、冷却ダクト18の長手方向に対し垂直に上壁部18Uと下壁部18Dとの間に上下方向に延在している。遮音プレート42は冷却ファン装置16の側より空気取入れ口20の側へ向けて伝搬する騒音音波を少なくとも部分的に遮断する機能を果たす材料にて形成されており、例えば冷却ダクト18を構成する例えば樹脂の如き材料と同一の材料にて形成されていてよい。
遮音プレート42の冷却ファン装置16の側の面には騒音音波が空気取入れ口20へ向けて伝搬することを抑制する騒音音波伝搬抑制手段として機能する吸音材44が例えば接着等の手段により固定されている。吸音材44は遮音プレート42の互いに水平方向に隔置された側縁42A及び42Bよりも冷却ファン装置16の側まで延在している。この吸音材のみの部分44Aは冷却ファン装置16の側へ向かうにつれて幅が漸次減少し、先端にて丸みを帯びた断面形状を有している。
吸音材44は吸音性に優れた任意の材料にて形成されていてよいが、吸音性に優れた繊維集合材にて形成されていることが好ましい。繊維集合材は長繊維、短繊維又はウイスカのより糸の織布及び短繊維又はウイスカの不織布の何れであってもよいが、特に吸音性及び形状保持性に優れた短繊維又はウイスカの高剛性不織布であることが好ましい。また、繊維集合材は織布の積層体、不織布の積層体、織布及不織布の積層体であってもよい。更に繊維集合材を構成する繊維は合成繊維の如き有機繊維及び無機繊維の何れであってもよい。
図2に示されている如く、遮音プレート42及び吸音材44は冷却ダクト18の側壁部18L及び18Rより隔置されており、それらの側壁部との間に二つの分流路46L及び46Rを郭定している。遮音プレート42及び吸音材44と側壁部18L及び18Rとの間隔は、分流路46L及び46Rの合計の流路断面積Sxが冷却ダクト18のうち拡張された領域18Xよりも空気取入れ口20の側の領域18Yの流路断面積Syよりも大きくなるよう設定されている。
冷却ダクト18は拡張された領域18Xよりも冷却ファン装置16の側の領域18Zに於いて、騒音の伝播方向に見て、即ち冷却ファン装置16の側より拡張された領域18Xの方向に見て、ベンチュリ管の断面形状を有している。換言すれば、側壁部18L及び18Rは拡張された領域18Xよりも冷却ファン装置16の側に於いて間隔が最も小さい喉部48を郭定している。喉部48よりも冷却ファン装置16の側に於いては、冷却ダクト18の側壁部18L及び18Rの間隔は領域18Yに於けるそれらの間隔と実質的に同一になるまで冷却ファン装置16へ向かうにつれて漸次増大している。
喉部48の流路断面積Szは領域18Yの流路断面積Syよりも小さい値に設定されており、図には示されていないが、喉部48の幅Wzは吸音材44の最大幅Wxよりも小さい値に設定されている。また、遮音プレート42の空気取入れ口20の側の先端、吸音材44の冷却ファン装置16の側の先端、喉部48の中心は冷却ダクト18の中心平面50に整合している。
図3及び図4に示されている如く、冷却ダクト18は上側ダクト部材18MUと下側ダクト部材18MDとよりなり、二つのダクト部材が互いに対向する接合面18UF及び18DFにて接着等の手段により互いに接合されることより形成されている。遮音プレート42は二つのダクト部材とは独立の部材として形成され、両端にて対応するダクト部材に接着等の手段により接合されてもよいが、上側ダクト部材18MU又は下側ダクト部材18MDと一体に成形されていることが好ましい。そしてその場合には遮音プレート42に吸音材44が接着等の手段により固定され、しかる後二つのダクト部材が互いに接合される際に遮音プレート42の先端が接着等の手段により他方のダクト部材の内面に接合される。
上述の如く構成された第一の実施形態の騒音低減構造40が組み込まれた冷却ダクト18に於いては、領域18Yに流れる冷却空気は領域18Xに於いて二つの分流路46L及び46Rに分かれて流れ、領域18Zに於いて喉部48を通過する際に合流する。上述の如く、遮音プレート42は冷却ファン装置16の側へ向けて開いた「く」の字形をなし、分流路46L及び46Rの合計の流路断面積Sxは領域18Yの流路断面積Syよりも大きいので、騒音低減構造40の部分が過大な流路抵抗となることはない。従って騒音低減構造40の部分に起因して冷却空気の吸気効率が低下することを確実に防止することができる。
なお、遮音プレート42の断面形状は冷却ファン装置16の側へ向けて開いた「く」の字形に限定されるものではなく、過大な流路抵抗となることをできるだけ回避しつつ吸音材44を保持することができる任意の形状であってよい。
例えば図5は遮音プレート42の断面形状に採用されてよい他の例を示している。(A)は等脚台形の形状であり、(B)は矢尻の形状であり、(B)はアーチの形状である。更に遮音プレート42の断面形状は将棋の駒の形状、半楕円形、「コ」の字形(ステープルの針の形)等であってもよい。
また、冷却ファン装置16により発生され空気取入れ口20へ向けて伝搬する騒音音波52は領域18Zより領域18Xへ進入し、その相当な部分が吸音材44に到達し、吸音材44によって吸収されることにより吸音される。従って騒音低減構造40が設けられていない場合に比して確実に空気取入れ口20及びベゼル26を経て車室28へ伝搬する騒音を低減することができる。
特に第一の実施形態に於いては、ベンチュリ管の断面形状を有する領域18Zが設けられており、音波52は領域18Zを通過する際に振動の幅が漸次低減される。そして音波52は領域18Xに於いて振動の幅を拡大するが、領域18Zが設けられていない場合に比して吸音材44に到達する音波52のエネルギー量を多くすることができるので、吸音材44による吸音効率を高くすることができる。
また、第一の実施形態に於いては、吸音材のみの部分44Aは冷却ファン装置16の側へ向かうにつれて幅が漸次減少し、先端にて丸みを帯びた断面形状を有している。従って吸音材のみの部分が例えば矩形の断面形状を有する場合に比して、吸音材44よりも冷却ファン装置16の側に於ける冷却空気の渦流を低減し、渦流に起因する騒音も確実に低減することができる。また、吸音材のみの部分が例えば三角形の断面形状を有する場合に比して、吸音材44による吸音効率を高くすることができる。
なお、吸音材のみの部分44Aの断面形状は上記の形状に限定されるものではなく、例えば半楕円形、半円形、台形の如き形状であってもよく、更には矩形や三角形であってもよい。
また、遮音プレート42が上側ダクト部材18MU又は下側ダクト部材18MDと一体に成形されている場合には、遮音プレート42が二つのダクト部材とは独立の部材である場合に比して、騒音低減構造40の部分を容易に且つ能率よく形成することができる。なお、この作用効果は後述の他の実施形態に於いても同様に得られる。
[第二の実施形態]
図6は本発明による騒音低減構造の第二の実施形態を示す平断面図である。なお、図6に於いて図2に示された部材と同一の部材には図2に於いて付された符号と同一の符号が付されている。このことは後述の他の実施形態についても同様である。
この第二の実施形態に於いては、騒音低減構造40は騒音音波伝搬抑制手段として機能するレゾネータ56を含んでおり、遮音プレート42は内部が中空のレゾネータ56の一部を構成している。レゾネータ56は菱形の断面形状を有し、遮音プレート42に沿って冷却ダクト18の長手方向に垂直に延在している。第一の実施形態の場合と同様に、レゾネータ56は冷却ダクト18と共働して二つの分流路46L及び46Rを郭定しており、流路断面積の関係は第一の実施形態の場合と同様に設定されている。従ってこの第二の実施形態に於いても騒音低減構造40の部分が過大な流路抵抗となることはなく騒音低減構造40の部分に起因して冷却空気の吸気効率が低下することを確実に防止することができる。
レゾネータ56の冷却ファン装置16の側の二つの壁部56L及び56Rにはそれぞれ円筒形をなす複数の導入部58L及び58Rが設けられている。導入部58L及び58Rはそれぞれ遮音プレート42の延在方向、即ち図6の紙面に垂直な方向に互いに隔置されている。レゾネータ56は内部の空気を騒音に共鳴させることで騒音を減衰させるものである。よって導入部58L及び58Rの内径及び長さはレゾネータ56によって減衰させたい騒音に応じて設定される。
図示の実施形態に於いては、二つの壁部56L及び56Rの外面には吸音材44が例えば接着等の手段により固定されている。図には示されていないが、吸音材44は複数の導入部58L及び58Rの間の部分にも固定されている。また、図示の実施形態に於いては、領域18Zにベンチュリ管の断面形状をなす部分は設けられておらず、領域18Zは領域18Xと同一の形態をなしている。
かくして第二の実施形態によれば、冷却ファン装置16により発生され空気取入れ口20へ向けて伝搬する騒音音波52の少なくとも一部は導入部58L及び58Rよりレゾネータ56内へ進入し、その相当な部分がレゾネータ56による振動減衰作用によって消音される。従って騒音低減構造40が設けられていない場合に比して確実に空気取入れ口20及びベゼル26を経て車室28へ伝搬する騒音を低減することができる。
特に図示の第二の実施形態によれば、二つの壁部56L及び56Rの外面には吸音材44が固定されている。従って二つの壁部56L及び56Rの外面に吸音材44が固定されていない構造の場合に比して、空気取入れ口20及びベゼル26を経て車室28へ伝搬する騒音を効果的に低減することができる。
なお、図示の実施形態に於いては、導入部58L及び58Rはそれぞれ壁部56L及び56Rに一列ずつ設けられているが、導入部は各壁部に一つずつ設けられてもよく、複数の列にて設けられてもよい。また、壁部56L及び56Rが互いに接続される領域にも一つ又は複数の導入部が設けられてもよい。
また、図示の実施形態に於いては、レゾネータ56は菱形の断面形状を有しているが、遮音プレート42の二つの壁部がなす角度は壁部56L及び56Rがなす角度よりも小さくてもよい。また、レゾネータ56の断面形状は空気流に対し過大な流路抵抗とならない限り、例えば楕円形や菱形の以外の多角形の如く任意の形状であってよい。
[第三の実施形態]
図7は本発明による騒音低減構造の第三の実施形態を示す斜視図、図8は図7の線VIII−VIIIに沿う平断面図、図9は図7の線IX−IXに沿う縦断面図である。
この第三の実施形態に於いては、冷却ダクト18は空気取入れ口20の近傍に於いて上下方向に拡張されており、その拡張された領域18Xに騒音低減構造40が設けられている。拡張された領域18Xの側壁18L及び18Rには矩形の孔60L及び60Rが設けられており、孔60L及び60Rの周りには冷却ファン装置16の側の辺を除き「コ」の字形の断面形状をなすよう遮音プレート42が延在している。遮音プレート42の一方の側縁部は側壁18L及び18Rの一方と一体に接続され、他方の側縁部は側壁18L及び18Rの他方と接着等の手段により接合されている。
遮音プレート42は冷却ファン装置16の側の端部と一体をなしそれぞれ上方及び下方へ延在するフランジ部42FU及び42FDを有しており、フランジ部42FU及び42FDには短冊状の吸音材44が接着等の手段により固定されている。吸音材44はフランジ部42FU及び42FDの間に渡設された状態にて上下方向に延在し、両側縁にて冷却ダクト18の側壁18L及び18Rに当接し又は接着等の手段により接合されている。
なお、この第三の実施形態の吸音材44の吸音効率は上述の第一及び第二の実施形態の吸音材44の吸音効率よりも低くてよく、従って吸音材44の密度も第一及び第二の実施形態の吸音材44の密度よりも低くてよい。即ちこの第三の実施形態の吸音材44は音波に対し半透過性を有する吸音材であってよい。また、図9に示されている如く、吸音材44の上下方向の長さhは拡張された領域18Xよりも冷却ファン装置16の側の領域18Zの上下方向の長さHよりも大きい値に設定されている。
遮音プレート42はガーニッシュ32に設けられたベゼル62より冷却ファン装置16の側へ隔置されている。フランジ部42FU、42FD及び吸音材44は、冷却ダクト18の上壁部18U及び下壁部18Dより上下方向に隔置されると共に、拡張された領域18Xよりも冷却ファン装置16の側の領域18Zからも隔置されている。従ってベゼル62及び空気取入れ口20を経て冷却ダクト18へ流入した冷却空気は、図7及び図9に於いて矢印Fにて示されている如く遮音プレート42及び吸音材44の上下に分流して冷却ファン装置16の側へ向けて流れる。
図8及び図9に示されている如く、冷却ダクト18の空気取入れ口20の側の端部は、ガーニッシュ32の内側に設けられたリブ32Aにスポンジの如き弾性体64を介して接続されている。図8に示されている如く、ガーニッシュ32の車両内側の部分32Bは冷却ダクト18より車両の内側に隔置されており、部分32Bの車両内側にはリヤシート22が位置している。また、冷却ダクト18はルーフサイドパネルの如き車体部材66より車両の内側に隔置されており、車体部材66の前縁にはガーニッシュ32との隙間をなくす弾性材よりなるウェザストリップ68が取り付けられている。
図8に示されている如く、冷却ダクト18とガーニッシュ32の部分32B及び車体部材66との間には、吸音材44と同一の車両前後方向の位置又はそれよりも車両の後方に於いて、それぞれ隔壁部材70及び72が介装されている。隔壁部材70及び72はそれよりも車両前方側であって冷却ダクト18の周りの空間74を電池パック12や冷却ファン装置16等が配置された空間、例えばラゲージスペースより分離している。
かくして第三の実施形態によれば、冷却ファン装置16により発生され空気取入れ口20へ向けて伝搬する騒音音波52の少なくとも一部はまず吸音材44によって吸音されることにより低減される。また、吸音材44を透過した騒音音波52は遮音プレート42によって反射される。そして反射された騒音音波52の一部は吸音材44によって吸音され、反射された音波52の他の一部は冷却ダクト18内より孔60L及び60Rを経て空間74へ出て行く。
従って第三の実施形態によれば、上記の各作用により消音されるので、騒音低減構造40が設けられていない場合に比して確実に空気取入れ口20及びベゼル26を経て車室28へ伝搬する騒音を低減することができる。
特に図示の第三の実施形態によれば、吸音材44の上下方向の長さhは拡張された領域18Xよりも冷却ファン装置16の側の領域18Zの上下方向の長さHよりも大きい値に設定されている。従って長さhが長さHよりも小さい場合に比して、吸音材44による吸音効果を高くすることができる。
また、電池パック12の周りの空気の温度は冷却空気の温度よりも高い。従って冷却ダクト18の周りの空間74が電池パック12や冷却ファン装置16等が配置された空間と同一又は連通している場合には、温度の高い空気が孔60L及び60Rを経て冷却ダクト18内へ吸引され、電池パック12に対する冷却効果が低下する。
図示の第三の実施形態によれば、冷却ダクト18の周りの空間74は隔壁部材70及び72により電池パック12や冷却ファン装置16等が配置された空間より分離されている。従って冷却空気よりも温度が高い電池パック12の周りの空気が冷却ファン装置16の吸引作用によって孔60L及び60Rを経て冷却ダクト18内へ吸引されること、及びこれに起因して電池パック12に対する冷却効果が低下することを効果的に防止することができる。
なお、図示の第三の実施形態に於いては、遮音プレート42の上下方向に延在する部分は冷却ダクト18の長手方向を横切る方向に延在する平板状をなしている。しかし遮音プレート42によって反射された音波52の一部が効率的に孔60L及び60Rを経て空間74へ出て行くよう、例えば図10に示されている如く遮音プレート42が孔60L及び60Rへ向けて傾斜するよう修正されてもよい。
また、遮音プレート42の上下方向に延在する部分を傾斜させるための断面形状は図10に示された「へ」の字形に限定されるものではなく、例えば円弧状や多角形の一部の如き形状であってもよい。
以上に於いては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば上述の各実施形態に於いては、冷却ダクト18は上側ダクト部材18MUと下側ダクト部材MDとよりなり、二つのダクト部材が互いに対向する接合面18UF及び18DFにて接着等の手段により互いに接合されることより形成されている。しかし冷却ダクト18は上下以外に分割されてもよく、三つ以上の部分に分割されてもよい。
また、上述の第一及び第二の実施形態に於いては、冷却ダクト18は拡張された領域18Xに於いて幅方向及び上下方向に拡張されているが、例えば上下方向にのみ拡張されているよう修正されてもよい。
また、上述の第一の実施形態に於いては、冷却ダクト18の拡張された領域18Xよりも冷却ファン装置16の側にはベンチュリ管の断面形状を有する領域が設けられている。しかしベンチュリ管の断面形状を有する領域は第二又は第三の実施形態に適用されてもよい。
また、上述の第三実施形態に於いては、吸音材44は孔60L及び60Rに対し冷却ファン装置16の側に設けられているが、遮音プレート42の表面にも同様の半透過性の吸音材が固定されてもよい。また、孔60L及び60Rに対し冷却ファン装置16の側の吸音材44が省略され、遮音プレート42の表面にのみ半透過性の吸音材が固定されてもよい。
10…冷却装置、12…電池パック、16…冷却ファン装置、18…冷却ダクト、20…空気取入れ口、24…ガーニッシュ、26…ベゼル、28…車室、40…騒音低減構造、42…遮音プレート、44…吸音材、48…喉部、52…騒音音波、56…レゾネータ、60L、60R…孔、70、72…隔壁部材

Claims (9)

  1. 冷却ファン装置の吸引作用により車室に開口する取入れ口より取入れられた空気を車載電池へ供給する車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造にして、前記取入れ口より前記冷却ファン装置の側へ隔置された位置にて前記冷却ダクト内に配置された遮音体と、前記遮音体に対し前記冷却ファン装置の側に設けられ騒音音波が前記取入れ口へ向けて伝搬することを抑制する騒音音波伝搬抑制手段とを有し、前記騒音音波伝搬抑制手段は前記遮音体に対し前記冷却ファン装置側にて前記遮音体に固定された吸音材を含んでおり、前記冷却ダクトは前記吸音材より前記冷却ファン装置の側の領域に於いてベンチュリ管の形態をなしていることを特徴とする車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
  2. 冷却ファン装置の吸引作用により車室に開口する取入れ口より取入れられた空気を車載電池へ供給する車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造にして、前記取入れ口より前記冷却ファン装置の側へ隔置された位置にて前記冷却ダクト内に配置された遮音体と、前記遮音体に対し前記冷却ファン装置の側に設けられ騒音音波が前記取入れ口へ向けて伝搬することを抑制する騒音音波伝搬抑制手段とを有し、前記騒音音波伝搬抑制手段は前記遮音体に対し前記冷却ファン装置側に設けられ前記遮音体と一体をなすレゾネータを含んでいることを特徴とする車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
  3. 冷却ファン装置の吸引作用により車室に開口する取入れ口より取入れられた空気を車載電池へ供給する車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造にして、前記取入れ口より前記冷却ファン装置の側へ隔置された位置にて前記冷却ダクト内に配置された遮音体と、前記遮音体に対し前記冷却ファン装置の側に設けられ騒音音波が前記取入れ口へ向けて伝搬することを抑制する騒音音波伝搬抑制手段とを有し、前記騒音音波伝搬抑制手段は前記遮音体より前記冷却ファン装置の側へ隔置された位置にて前記冷却ダクトに設けられた孔を含み、前記遮音体は騒音音波の少なくとも一部を反射して前記孔を経て前記冷却ダクト外へ導くよう構成されていることを特徴とする車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
  4. 前記レゾネータの表面に吸音材が固定されていることを特徴とする請求項に記載の車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
  5. 前記孔より前記冷却ファン装置の側の前記冷却ダクト内には少なくとも前記遮音体に対向するよう半透過吸音材が配設されていることを特徴とする請求項に記載の車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
  6. 前記孔は車室より隔離された前記冷却ダクトの周りの空間と連通していることを特徴とする請求項に記載の車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
  7. 前記空間は前記車載電池が配置された空間より分離されていることを特徴とする請求項に記載の車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
  8. 前記遮音体の前記取入れ口の側の表面は前記取入れ口より前記騒音音波伝搬抑制手段の周りを経て前記冷却ファン装置へ向かう空気流に対する抵抗を低減する形状を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載の車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
  9. 前記冷却ダクトは空気流の流れ方向を横切る方向に分割された複数のダクト部品よりなり、前記遮音体は少なくとも一つのダクト部品と一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載の車載電池用冷却ダクトの騒音低減構造。
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