JPH0914706A - 防音型給気装置 - Google Patents

防音型給気装置

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JPH0914706A
JPH0914706A JP7160697A JP16069795A JPH0914706A JP H0914706 A JPH0914706 A JP H0914706A JP 7160697 A JP7160697 A JP 7160697A JP 16069795 A JP16069795 A JP 16069795A JP H0914706 A JPH0914706 A JP H0914706A
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JP
Japan
Prior art keywords
sound
intake cylinder
main body
air intake
air supply
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7160697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yagisawa
博史 八木沢
Shota Uenishi
章太 上西
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通気性を損なわずに、高レベルの防音性能が
得られる防音型給気装置を提供する。 【構成】 屋外に面する外壁11の開口11aに設けら
れ、室内の換気のための給気を行う防音型給気装置10
であって、上記外壁11の開口11aの屋外側に吸気筒
12本体が設けられ、この吸気筒12本体の内面に吸音
材13が貼着され、且つ、吸気筒本体12a内に音拡散
装置16が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の建物内部の換
気のための給気を行う防音型給気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等の建物の外壁の開口に設け
られる防音型給気装置の例としては、例えば、実公昭6
3−33081号公報に記載されている防音装置付吸気
筒が上げられる。このような防音装置付吸気筒の構造
は、図2に示すように、建物の外壁100の開口101
の屋外側に、下方が開放された吸気筒200を設け、外
壁を貫通する開口101内に防音マフラー300が設け
られた構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公昭63−33081号公報に記載されているような従
来の防音装置付吸気筒においては、防音マフラー200
の防音性が十分でないため、屋外の騒音が室内に浸入
し、建物内全体の遮音性を低下させるといったことが起
こっている。
【0004】又、スリーブ等を設けた開口101内に防
音マフラー300等の吸音材が曲折した構造で設けられ
ているので、防音性の点では効果があるが、給気の通路
である通気断面積が縮小され、この結果通気抵抗が大き
くなり、必要とする十分な給気が行われないといった問
題がある。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、通気性を損なわずに、高レベル
の防音性能が得られる防音型給気装置を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の防音型給気装置
においては、屋外に面する外壁の開口に設けられ、室内
の換気のための給気を行う防音型給気装置であって、上
記外壁の開口の屋外側に吸気筒本体が設けられ、この吸
気筒本体の内面に吸音材が貼着され、且つ、吸気筒本体
内に音拡散装置が設けられていることを特徴とする。
【0007】本発明の防音型給気装置においては、吸気
筒本体の内面に吸音材を貼着するとともに、外壁の開口
内ではなく、吸気筒本体内に音拡散装置を設けることに
より、より効果的な防音効果を狙いとするものである。
【0008】即ち、ストレート構造の開口を通して室内
に直接進入する騒音は、指向性が強く、室内の部位で音
圧レベルが大きく変化する特性を持っている。このよう
な騒音は、音拡散装置で進入方向を変更して散乱させる
ことにより、音圧レベルを抑制することができる。更
に、この音拡散装置の空気抵抗が小さくなるような形
状、例えば、屋根型、円錐型、或いは角錐型等にするこ
とにより、開口での通気抵抗の増加を極力小さく抑える
ことが可能となる。
【0009】上記音拡散装置の材質は、音を反射し易く
するため、表面が滑らかに仕上げられる硬質のものが好
適に用いられ、金属材料では、アルミニウム、亜鉛メッ
キ鋼、ステンレス鋼等が、又、プラスチック材料では、
硬質塩化ビニル、アクリル樹脂等が上げられる。
【0010】又、吸音材としては、音のエネルギー(空
気の振動)を吸収する性質の材料が好適であり、表面が
粗く、内部に気泡や細孔等を有する構造体で、材質自体
の音響透過損失が大きいものが好適に用いられ、例え
ば、グラスウールや発泡ブチルゴム等が上げられる。
【0011】
【作用】本発明の防音型給気装置においては、進入して
くま音が吸気筒本体の内面の吸音材によって吸音される
とともに、音拡散装置により拡散されるので、通気性を
損なわずに、高レベルの防音性能が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の防音型給気装置の一例を示す断
面図である。図1において、防音型給気装置10は、屋
外に面する外壁11の開口11aに設けられ、室内の換
気のための給気を行うためのものであり、上記外壁11
の開口11aの屋外側に下方が開放された吸気筒12が
設けられている。
【0013】上記吸気筒12は、吸気筒本体12aと、
この吸気筒本体12aの内面全体に貼着された吸音材1
3とにより構成され、端部のフランジ12bが外壁11
の外面に固定されて取付けられている。この吸気筒本体
12aの内面全体に貼着された吸音材13は、発泡ブチ
ルゴムが用いられ、表面側に凹凸13aが設けられ、吸
音効果を向上させるように配慮されている。
【0014】上記開口11aの周囲に当接してスリーブ
が嵌着されて設けられており、このスリーブ14の室内
側端部には複数のルーバー15aが設けられた給気レジ
スタ15が設けられている。
【0015】16は、円錐形状の音拡散装置であり、こ
の音拡散装置16は、ステンレス鋼製であり、表面が光
沢仕上げにより滑らかになっており、進入してくる騒音
の反射効率をよくするようになっている。又、給気の通
気抵抗の増加を極力小さく抑制するために、円錐形状が
採用されており、この音拡散装置16は、上記スリーブ
14内には設けず、吸気筒本体12a内の空間に配置さ
れて設けられている。
【0016】従って、給気の通路であるスリーブ14の
通気断面積を縮小させることなく、効率のよい通気が行
われ、又、スリーブ14の円錐形状の表面で進入してく
る騒音を効率良く反射して吸気筒本体12aの内面全体
に貼着された吸音材13により効率よく吸音し、高レベ
ルの吸音効果を確保することができる。又、給気特性の
損失の殆どない給気が実現できる。
【0017】
【発明の効果】本発明の防音型給気装置においては、外
壁の開口の屋外側に吸気筒が設けられ、吸気筒本体の内
面に吸音材が貼着され、且つ、吸気筒本体内に音拡散装
置が設けられているので、効率よく吸音し、高レベルの
吸音効果を確保することができ、又、給気特性の損失の
殆どない給気が実現できる。従って、防音型給気装置と
して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防音型給気装置の一例を示す断面図。
【図2】従来の防音型給気装置の断面図。
【符号の説明】
10 防音型給気装置 11 外壁 11a 開口 12 吸気筒 12a 吸気筒本体 13 吸音材 13a 凹凸 14 スリーブ 15 給気レジスタ 15a ルーバー 16 音拡散装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に面する外壁の開口に設けられ、室
    内の換気のための給気を行う防音型給気装置であって、
    上記外壁の開口の屋外側に吸気筒本体が設けられ、この
    吸気筒本体の内面に吸音材が貼着され、且つ、吸気筒本
    体内に音拡散装置が設けられていることを特徴とする防
    音型給気装置。
JP7160697A 1995-06-27 1995-06-27 防音型給気装置 Withdrawn JPH0914706A (ja)

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Effective date: 20040329