JP2006227346A - 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも、像担持体1とこの像担持体1の像担持部表面に接触する部材61,65とを有した電子写真方式の画像形成装置において、像担持体1、この像担持体1の像担持部表面に接触する部材61,65の基体のうち、少なくとも一つは、導電性部材であり、この導電性部材の損失係数を、0.1乃至0.5としたり、少なくとも、像担持体1と帯電装置2とを有した電子写真方式の画像形成装置において、像担持体1の基体は、導電性部材であり、この導電性部材の損失係数を、0.05乃至0.65としたりした。
【選択図】 図1
Description
また特に、昨今、出力画像のカラー化が進み、このカラー画像の高画質化や画像品質の安定化に対する要求は、これまでにも増して厳しくなっている。
これらの各工程で、該工程に関連した各部材に速度の揺らぎが発生すると、潜像の揺らぎや可視像の揺らぎとなって現れ、画像品質を著しく低下させる。このため、各部材の速度安定性、特に像担時体の速度安定性は、その精度が充分に良く保証されて、正確に制御され確保される必要がある。
すなわち、像担持体の基体内部空間に制振ゴムを挿入し、像担持体の内面に該制振ゴムを密着させることにより、上記したような周波数が高い揺らぎとしての振動を吸収し得るように検討した構成が、提案されている(たとえば、特許文献6,7)。
特に、このマグネシウム合金の他の特徴として、振動吸収の指標である損失係数を、比較的容易に向上できることが挙げられる。
すなわち、図1は、この第1の発明および第2の発明の前提構成としての画像形成装置100の一例を示す同装置を正面から見た概略断面図である。
すなわち、画像形成装置100は、装置本体内の略中央に配置され、その上側ベルト走行面を所定長さの略直線状に形成して所定に走行駆動されるベルト状の中間転写媒体50と、このベルト走行面に互いに所定間隔をおいて該走行面に接するように並列配置され、かつベルト進行速度に同期して所定に回転駆動される複数の像担持体1と、これらの像担持体1よりも上方に配置され、各像担持体1それぞれにレーザー光を照射した走査をして所定に潜像を形成する露光装置である潜像形成装置3と、潜像をトナー像にして可視像化する現像装置4と、中間転写媒体50上に転写されたトナー像を、用紙などの転写媒体上に2次転写する転写装置5と、像担持体1をクリーニングするクリーニング装置6とを有し、装置本体の下部には、各種サイズや縦横いずれかの向きに向けられた用紙などの転写媒体を複数積層して収納した給紙機構200が配置されており、この給紙機構200から、前記の転写装置5による2次転写位置、所定に加熱および加圧して定着する定着装置7を、順次、経由して、最終的に装置本体の側面から外部に突出された排紙トレイ8の上方に位置した排出口に至る搬送経路が、装置本体内に形成され、この搬送経路上に所定に配置された各種ローラやコロなどからなる用紙搬送手段が設けられ、この用紙搬送手段によって、給紙機構200から、所定に選択した転写媒体を1枚づつ搬送経路上に送給し、順次、前記の各装置を経由して、所定にカラーを含めた多色または単色の画像が形成された転写媒体を、排紙トレイ8上に排出するようにしている。
そして、帯電された像担持体1は、レーザー光学系等の潜像形成装置3によってレーザー光が照射され、このレーザー光で像担持体1の表面上に潜像が形成される。なお、像担持体1表面におけるレーザー光が照射された露光部電位の絶対値は、非露光部電位の絶対値より低電位となる。このレーザー光は、像担持体1の表面を、像担持体1の回転軸方向に走査するように、その照射方向を所定に変更する。すなわち、レーザ光源として半導体レーザから発せられた一定方向のレーザー光は、高速で回転する多角柱の多面鏡(ポリゴン)等により反射されて、前記の走査方向にその向きが所定に変更される。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10は、像担持体1、帯電装置2、現像装置4、およびクリーニング装置6を有し、装着された状態では、中間転写媒体50、1次転写装置51が所定に相対している。
他方、帯電ローラ6を非接触に設けた後者の帯電装置2の構成では、帯電ローラ6のローラ表面が、前記の反時計回りに回転される像担持体1の表面に対して、非接触だが電磁気的な作用を充分に及ぼせる程度の所定の微小間隔(ギャップ)を設けて相対するように設置されている。また、この帯電ローラ2aは像担持体1とは逆方向に回転駆動されており、像担持体1表面への均一な電荷を可能にしている。
そして、現像手段本体としての現像スリーブ4a上の剤は、現像ドクターブレードなどにより、付着量が規制されて像担持体1外周表面に供給され、この表面の潜像つまり潜像形成装置3からのレーザ光Lによる露光によって書き込まれた不可視の潜像を、視認可能なトナー像に可像化する。なお、現像手段のトナー補給を受け取る箇所の底部付近には、図示しないTセンサー(トナー濃度センサー)が設置され、剤中トナー濃度を検知して、適宜、トナーボトルからトナーを補給するトナー濃度制御を行なっている。
また、上記の除電装置は、クリーニング後の像担持体1の残留電荷を除電するように構成されている。この除電装置による除電によって像担持体1の表面が初期化され、次の画像形成に供せられるようにしている。
すなわち、上述したように、周波数が高い細かな画像濃度のバラツキは、主に像担時体やこれに接する部材の振動によって引き起こされる。これに対して、この第1の発明の画像形成装置を用いることにより、これらの部材が線速差を持て擦れることにより発生した振動は、すぐさまマグネシウム合金製の基体部分によりすぐさま吸収され、また、周辺部材からの周波数の高い振動をも吸収する。この結果、この第1の発明の画像形成装置によれば、振動に伴い発生する画像濃度のバラツキが充分に抑制された画像を安定して得ることができる。
具体的な例としては、添加物としてNi−Ca、Cu−Ca、Mn−Ca、Ni−Ca−Be、Cu−Ca−Be等を含有するマグネシウム合金を使用することができるが、これらに限定されるものではない。損失係数がこの第1の発明の範囲に属するように、添加物量は、適宜調整すればよい。Mn−Ca系であれば、Mn=0.05乃至0.6重量%、Ca=0.2乃至3.0重量%、残りをMg(マグネシウム)の重量%とすることにより、好適な損失係数を得やすいが、これに限られるものではない。
すなわち、たとえば像担時体に用いる基体の場合、これらの合金を、肉厚0.5乃至5.0mm程度で、所望の外径及び軸長を持つ円筒に押し出し加工等により成形し、この円筒形状の成形品を必要により表面研磨を行って、素管として用いることができる。
また、接触タイプの帯電部材基体のような棒状の基体とするには、たとえば、棒状のマグネシウム合金を押し出し加工等により形成し、所望の形状に切削加工、プレス加工等を行えばよい。
また、クリーニングブレード基体のような板状の基体とするには、たとえば、板状のマグネシウム合金を圧延加工等により形成し、所望の形状に熱圧プレス等により、打ち抜き加工や曲げ加工を施せばよい。
なお、加工方法としては、これらに制限されるものではなく、ダイキャスト法等の通常の金属加工方法や、特にマグネシウム合金に適した加工温度を制御した上での、金属加工方法を選択して用いることができる。
このため、該像担持体の像担持部表面に接触する部材の少なくとも一つが、像担持体の駆動と同期して駆動する構造や、像担持体に対して摺動する構造である場合、これらにより発生する振動は、この第1の発明によって充分に抑制できるので、安定した高品質な画像を得ることが可能となる。
逆に、像担時体の像担持部表面と接触する全ての部材が、従動する場合には、周波数の高い振動は発生し難いため、この第1の発明の振動吸収に関わる効果は制限されることがある。
まず、電荷発生層と電荷輸送層が分離した積層感光体について説明する。
電荷発生層は、種々の電荷発生材料が使用可能である。その代表として、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合物、スクアリック酸系染料、種々のフタロシアニン系顔料、ナフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染料等が挙げられ用いられる。
電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.1〜2μmである。
クリーニング部材としては、この第1の発明のマグネシウム合金基体に、たとえば、ゴム弾性を持つ材料を、接着、圧着、被覆、嵌合や一体成形等による固定または半固定の状態にして使用することができる。
このようにして形成されたクリーニング部材を、弾性材料部分を像担時体表面に適度な力で押圧し、像担時体表面に残存した付着物を除去することができる。
ゴム弾性を持つ材料としては、たとえば、ウレタンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エステルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ヒドリンゴム、クロロプレンゴム等の公知の材料やこれらの変性体から単独、または、複数種を選択してブレンドして使用することができる。
また、これらの弾性体には、強度や弾性を調整する目的で、充填材や架橋剤を用いてもよい。
また、これらのクリーニング部材は、加工精度の良さから、板状の形状をしたものがより好ましく使用されているが、棒状、柱状の形状をしていても差し支えなく、さらに、ブレード材のように固定したクリーニング部材を所定圧を確保して当接させた固定設置方式ではなく、クリーニングローラ方式のように、クリーニング部材自体がそのクリーニング面をクリーニング対象と相対移動させるように構成してもよい。すなわち、たとえば、円柱または円筒状のマグネシウム合金基材表面をゴム弾性材料によって被覆したクリーニングローラを像担時体押圧しつつ、所定の線速差を確保して順方向または逆方向に同期駆動し、像担時体表面の残存付着物をクリーニングすることもできる。
帯電部材としては、この第1の発明のマグネシウム合金基体上に、一般に使用される帯電部材用の構成材料による被覆層を、形成して使用することができる。
これら帯電部材被覆層は単層の被覆層であっても、複数の被覆層の積層によるものであってもよい。
また、ゴムとしては、ジエン系ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、エチレンプロピレンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、ノルボルネンゴム等が挙げられる。これらのゴムは、ソリッドゴムとして使用しても良く、また、発泡ゴムとして使用してもよい。ゴムとして、発泡ゴムを使用する場合には、表面の孔に起因する帯電ムラを防ぐため、外側にこの第1の発明の規定に基づく表面被覆層を設けることが好ましい。
被覆層を発泡体とする場合は発泡剤を配合することができる。発泡剤としては、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカルボンアミド、パラトルエンスルフォニルヒドラジン、アゾビスイソブチロニトリル、4,4’−オキシビスベンゼンスルフォニルヒドラジド等の有機発泡剤、または重炭酸ソーダ等の無機発泡剤が挙げられる。
また、この他に軟化剤として、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、芳香族系オイルなどを配合しても構わない。これらは特に限定されるものではないが、感光体への汚染の見地から見て、パラフィン系オイル、またはナフテン系オイルの使用が好ましい。
また更に、被覆層には、必要に応じてゴム等の配合剤として一般に用いられている架橋助剤、架橋促進剤、架橋促進助剤、架橋遅延剤、補強剤、充填剤、粘着付与剤、分散剤、離型剤、増量剤等を添加することができる。
この中でも特にカーボンブラックの一つであるファーネスブラックやアセチレンブラックを用いることにより、少量の低抵抗微粉末の添加で効果的に電気伝導性の調整が可能であり、好ましく用いられる。
電気伝導性物質として、粒子を用いる場合には、抵抗のバラツキを抑制するために、粒子径を被覆層の厚みより充分小さくする必要があるが、およそ個数平均径で0.01〜1μm程度のものが好ましい。
これらの電気伝導性物質は、強度の維持や製造し易さの観点から、その量を適宜調整することができるが、被覆層樹脂またはゴムの100重量部に対して2〜30重量部程度の量を添加することが好ましく用いられ、30重量部を越えるような場合には被覆層に亀裂や永久歪等を引き起こすことが有り、2重量%を下回る場合には充分な電気伝導性物質の選択によっては効果が発現しないことや、その発現にバラツキが生じることが有る。
一方、帯電部材の体積抵抗が、1×1012Ω・cmを上回る場合には、像担持体を帯電させるために帯電部材へ必要以上の大きな電圧印加が必要となるため、効率的でないばかりでなく、帯電部材基体と被覆層の界面部分での発熱や局所的な構造破壊を引き起こすことがあるため、長期間の使用に対して不利となる。
該帯電部材の硬度が90度を上回る場合には、帯電部材表面が剛直となるため、トナーが残存した像担持体と接触した際に、トナーを摺擦して大きな負荷を掛かけ、塑性変形させて引き延ばしてしまうことがある。このように変形したトナーは、少量で帯電部材の広い領域を汚染してしまったり、像担持体表面を汚染してしまったりすることがあり、帯電装置や画像形成装置の長寿命化を阻害するため好ましくない。
また、該帯電部材の硬度が20度を下回る場合には、帯電部材表面が柔らかくなり過ぎ、トナーに含まれる流動性付与剤等の微粒子成分が、帯電部剤表面に付着し押しこまれたり、突き刺さったりする恐れがある。この様な微粒子成分は、像担持体表面を傷つけたり、帯電部材上の微小な凸部になって放電電圧を変動させる要因となるため、画像品質の安定化のためには好ましくない。
試験は、23℃、65%RHの環境下で行った。
各試験片における損失係数測定結果をそれぞれ、表1の最右欄に示す。
引き続き、これらの各処方のマグネシウム合金を用いて、像担持体、クリーニングブレード、帯電ローラの各基体を作成し、以下の各実施例での評価をおこなった。
この第1の発明を、像担時体に適用した例を説明する。すなわち、像担時体の基体としてマグネシウム合金を用いた、この第1の発明の効果を確認した。
合金処方(1)の処方によって直径30mm、長さ340mm、肉厚0.6mmに押し出し成型後表面切削処理をしたマグネシウム合金ドラム上に下記組成の下引き層塗工液、電荷発生層塗工液及び電荷輸送層塗工液を、以下のそれぞれの条件を設定して、順次、塗布、乾燥し、像担持体を作製した。
二酸化チタン粉末 500部
アルキド樹脂液 80部(固形分60%)
メラミン樹脂液 150部(固形分50%)
2−ブタノン 600部
乾燥130℃、20分、膜厚約3.5μm。
X線回折スペクトルによってCuKα線で
2θ=27.2°に主ピークを有する
チタニルフタロシアニン 1.5部
ポリビニルブチラール 1部
2−ブタノン 200部
乾燥65℃、20分、膜厚約0.2μm。
画像出力時の像担持体上静電荷像は、地肌部=−600V、画像部=−150Vであった。現像スリーブには、現像バイアスとして、−450Vの電圧を印加した。
また、像担持体の駆動電流値(カラーユニット駆動用ステッピングモータ電流値)を変化させて、モータの脱調が発生する電流値を測定し、像担持体を駆動するために必要な消費電力最低値の評価指標とした。すなわち、この評価指標としての電流値の数値が小さいほど、像担持体の駆動用電力が、より少なくて済むことを示しており、像担持体駆動時の電力消費面で、優れていることになる。
この第1の発明を、像担時体に適用した例を説明する。この例では、像担持体の基体として、合金処方(2)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例1と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
この第1の発明を、像担時体に適用した例を説明する。この例では、像担持体の基体として、合金処方(3)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例1と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
像担持体の基体として、合金処方(4)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例1と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
像担持体の基体として、合金処方(5)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例1と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
像担持体の基体として、アルミニウム製の基体を用いた以外は、実施例1と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
像担持体として、比較例3の像担持体内部に制振部材を挿入し用いた以外は、実施例1と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
次に、この第1の発明を、クリーニング部材に適用した例を説明する。すなわち、クリーニング部材の基体としてマグネシウム合金を用いた、この第1の発明の画像形成装置の効果を確認する。
合金処方(1)の処方によってリコー製カラープリンタIPSiO color 8000用クリーニングブレード基体と同一形状にプレス成型をしたマグネシウム合金基体に、リコー製カラープリンタIPSiO color 8000用クリーニングブレードゴム部材と同一形状のウレタンゴムブレードを接着し、クリーニング部材を作成した。
リコー製カラープリンタIPSiO color 8000の改造機を用い、クリーニング部材として上記合金処方(1)のマグネシウム合金を基体とするクリーニング部材をセットし、帯電部材をステンレス製基体の接触タイプ帯電ローラにして、更に像担持体として比較例3で用いた像担持体をセットした上で、A4版、300dpi相当の孤立ドットよりなる25%トーン画像出図試験を行ない、通紙方向の画像濃度ムラを目視評価した。
この時、帯電部材への電圧の印加は、−600Vの直流電圧とした。
画像出力時の像担持体上静電荷像は、地肌部=−600V、画像部=−150Vであった。現像スリーブには、現像バイアスとして、−450Vの電圧を印加した。
また、像担持体の駆動電流値(カラーユニット駆動用ステッピングモータ電流値)を変化させて、モータの脱調が発生する電流値を測定し、像担持体を駆動するために必要な消費電力最低値の評価指標とした。
また、画像を出力中に像担持体周辺からの振動音は聞き取れなかった。
評価結果を表2に示す。
この第1の発明を、クリーニング部材に適用した例を説明する。この例では、クリーニング部材の基体として、合金処方(2)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例4と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
この第1の発明を、クリーニング部材に適用した例を説明する。この例では、クリーニング部材の基体として、合金処方(3)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例4と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
クリーニング部材の基体として、合金処方(4)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例4と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
クリーニング部材の基体として、合金処方(5)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例4と同様にして、画像評価、電力量評価を行った。
評価結果を表2に示す。
次に、この第1の発明を、帯電部材に適用した例を説明する。すなわち、帯電部材の基体としてマグネシウム合金を用いた、この第1の発明の帯電部材を用いた画像形成装置の効果を確認する。
合金処方(1)の処方によってリコー製カラープリンタIPSiO color 8000用帯電部材基体と同一形状に切削成型をしたマグネシウム合金基体に、リコー製カラープリンタIPSiO color 8000用帯電部材用ゴム層を形成し、接触タイプの帯電ローラを作成した。
リコー製カラープリンタIPSiO color 8000の改造機を用い、帯電部材として上記合金処方(1)のマグネシウム合金を基体とする接触タイプ帯電ローラをセットし、像担持体として比較例3で用いた像担持体をセットした上で、A4版、300dpi相当の孤立ドットよりなる25%トーン画像出図試験を行ない、通紙方向の画像濃度ムラを目視評価した。
この時、帯電部材への電圧の印加は、−600Vの直流電圧とした。
画像出力時の像担持体上静電荷像は、地肌部=−600V、画像部=−150Vであった。現像スリーブには、現像バイアスとして、−450Vの電圧を印加した。
また、像担持体の駆動電流値(カラーユニット駆動用ステッピングモータ電流値)を変化させて、モータの脱調が発生する電流値を測定し、像担持体を駆動するために必要な消費電力最低値の評価指標とした。
画像ムラは認められず、脱調電流値は、0.70Aであった。
また、画像を出力中に像担持体周辺からの振動音は聞き取れなかった。
評価結果を表2に示す。
この第1の発明を、帯電部材に適用した例を説明する。この例では、帯電部材の基体として、合金処方(2)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例7と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
この第1の発明を、帯電部材に適用した例を説明する。この例では、帯電部材の基体として、合金処方(3)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例7と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
帯電部材の基体として、合金処方(4)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例7と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
帯電部材の基体として、合金処方(5)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例7と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表2に示す。
すなわち、上述したように、画像濃度のバラツキは、像担持体の回転速度に何らかのムラが生じることによって発生する。これに対して、この第2の発明では、マグネシウム合金を基体とした像担持体を使用することにより、部材としての強度、形状および寸法精度を維持したまま軽量化が図れるとともに、帯電部材が像担持体の像担持部表面に非接触となるように配設することにより、接触タイプの帯電部材から受ける機械的な摩擦抵抗をなくすことができるので、必要な駆動力を減少でき、これに伴い低い消費電力量でも充分に安定した回転速度を得ることができる。
また、マグネシウム合金は、切削抵抗が小さいので、円筒状の像担持体ドラム基体表面を二次加工によって切削し基体の表面性を向上させる際にも、加工精度を高めることができる。このため、帯電に影響を与える基体の表面性を良好に確保でき、均質な帯電を行うことができる。
具体的な例としては、添加物としてNi−Ca、Cu−Ca、Mn−Ca、Ni−Ca−Be、Cu−Ca−Be等を含有するマグネシウム合金を使用することができるが、これらに限定されるものではない。添加物量は損失係数がこの第2の発明の範囲に属するように適宜調整すれば良い。Mn−Ca系であれば、Mn=0.05乃至0.6重量%、Ca=0.2乃至3.0重量%、残りをMg(マグネシウム)の重量%とすることにより、好適な損失係数を得やすいが、これに限られるものではない。
像担時体の基体を作成するには、これらの合金を、肉厚0.5乃至5.0mm程度で、所望の外径及び軸長を持つ円筒に押し出し加工等により成形し、この円筒形状の成形品を必要により表面研磨を行って素管として用いる。
なお、加工方法としては、これらに制限されるものではなく、ダイキャスト法等の通常の金属加工方法や、特にマグネシウム合金に適した加工温度を制御した上での、適宜の金属加工方法を選択して用いることができる。
逆に、損失係数が、0.65、特に0.5よりも大きくこれを超えるようなマグネシウム合金では、充分な引張り強さが得られないことがあり、強度の面で好ましくない。
まず、電荷発生層と電荷輸送層が分離した積層感光体について説明する。
電荷発生層は、種々の電荷発生材料が使用可能である。その代表として、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮合多環化合物、スクアリック酸系染料、種々のフタロシアニン系顔料、ナフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染料等が挙げられ用いられる。
電荷発生層は、電荷発生材を必要に応じてバインダー樹脂とともに適当な溶剤中にボールミル、アトライター、サンドミル、超音波などを用いて分散し、これを導電性支持体上に塗布し、乾燥することにより形成される。
電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.1〜2μmである。
帯電部材としては、心金となる金属基体上に、一般に使用される帯電部材用の構成材料による被覆層を、形成して使用することができる。
これら帯電部材被覆層は単層の被覆層であっても、複数の被覆層の積層によるものであっても良い。
また、ゴムとしては、ジエン系ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、エチレンプロピレンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、ノルボルネンゴム等が挙げられる。これらのゴムは、ソリッドゴムとして使用しても良く、また、発泡ゴムとして使用しても良い。ゴムとして、発泡ゴムを使用する場合には、表面の孔に起因する帯電ムラを防ぐため、外側にこの第2の発明の規定に基づく表面被覆層を設けることが好ましい。
被覆層を発泡体とする場合は発泡剤を配合することができる。発泡剤としては、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカルボンアミド、パラトルエンスルフォニルヒドラジン、アゾビスイソブチロニトリル、4,4’−オキシビスベンゼンスルフォニルヒドラジド等の有機発泡剤、または重炭酸ソーダ等の無機発泡剤が挙げられる。
また、この他に軟化剤として、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、芳香族系オイルなどを配合しても構わない。これらは特に限定されるものではないが、感光体への汚染の見地から見て、パラフィン系オイル、またはナフテン系オイルの使用が好ましい。
また更に、被覆層には、必要に応じてゴム等の配合剤として一般に用いられている架橋助剤、架橋促進剤、架橋促進助剤、架橋遅延剤、補強剤、充填剤、粘着付与剤、分散剤、離型剤、増量剤等を添加することができる。
この中でも特にカーボンブラックの一つであるファーネスブラックやアセチレンブラックを用いることにより、少量の低抵抗微粉末の添加で効果的に電気伝導性の調整が可能であり、好ましく用いられる。
電気伝導性物質として、粒子を用いる場合には、抵抗のバラツキを抑制するために、粒子径を被覆層の厚みより充分小さくする必要があるが、およそ個数平均径で0.01〜1μm程度のものが好ましい。
これらの電気伝導性物質は、強度の維持や製造し易さの観点から、その量を適宜調整することができるが、被覆層樹脂またはゴムの100重量部に対して2〜30重量部程度の量を添加することが好ましく用いられ、30重量部を越えるような場合には被覆層に亀裂や永久歪等を引き起こすことが有り、2重量%を下回る場合には充分な電気伝導性物質の選択によっては効果が発現しないことや、その発現にバラツキが生じることが有る。
一方、帯電部材の体積抵抗が、1×1012Ω・cmを上回る場合には、像担持体を帯電させるために帯電部材へ必要以上の大きな電圧印加が必要となるため、効率的でないばかりでなく、帯電部材基体と被覆層の界面部分での発熱や局所的な構造破壊を引き起こすことがあるため、長期間の使用に対して不利となる。
微小ギャップの間隔は、0.01mm〜0.2mm程度であることが好ましい。0.01mmを下回る場合には、部分的な接触が発生する場合があり、これを避けるには、部材の加工精度を上げる必要があるため、コストアップとなり好ましくない。一方0.2mmを上回る場合には、像担持体上に均等な帯電電位を形成することが困難となり、また帯電を行う際の印加電圧が高くなりがちであるため好ましくない。微小ギャップの間隔は、0.02mm乃至0.12mmであることが、より好ましい。
試験は、23℃、65%RHの環境下で行った。
各試験片における損失係数測定結果をそれぞれ、表1の最右欄に示す。
引き続き、これらの各処方のマグネシウム合金を用い、像担持体の基体を作成し、以下の各実施例での評価をおこなった。
この第2の発明を、像担時体に適用した例を説明する。すなわち、像担時体の基体としてマグネシウム合金を用い、所定の微小ギャップおよび電気的な諸値を設定した、この第2の発明の効果を確認した。
合金処方(1)の処方によって直径30mm、長さ340mm、肉厚0.6mmに押し出し成型後表面切削処理をしたマグネシウム合金ドラム上に下記組成の下引き層塗工液、電荷発生層塗工液及び電荷輸送層塗工液を、以下のそれぞれの条件下を設定して、順次、塗布、乾燥し、像担持体を作製した。
下引き層塗工液
二酸化チタン粉末 500部
アルキド樹脂液 80部(固形分60%)
メラミン樹脂液 150部(固形分50%)
2−ブタノン 600部
乾燥130℃、20分、膜厚約3.5μm。
X線回折スペクトルによってCuKα線で
2θ=27.2°に主ピークを有する
チタニルフタロシアニン 1.5部
ポリビニルブチラール 1部
2−ブタノン 200部
乾燥65℃、20分、膜厚約0.2μm。
この時、帯電部材へは、−600Vの直流電圧に、ピーク間隔2kV、周波数1600Hzの正弦波交流電圧を重畳した電圧を印加した。
この時、帯電部材は帯電ローラであり、像担持体上の像担持部表面に相当しない位置(両端部近傍)に、フッ素樹脂製テープを貼り、帯電部材と像担持体が近接かつ非接触となるよう調整した。帯電部分のギャップは0.07mmであった。
画像出力時の像担持体上静電荷像は、地肌部=−600V、画像部=−150Vであった。現像スリーブには、現像バイアスとして、−450Vの電圧を印加した。
また、像担持体の駆動電流値(カラーユニット駆動用ステッピングモータ電流値)を変化させて、モータの脱調が発生する電流値を測定し、像担持体を駆動するために必要な消費電力最低値の評価指標とした。すなわち、この評価指標としての電流値の数値が小さいほど、像担持体の駆動用電力が、より少なくて済むことを示しており、像担持体駆動時の電力消費面で、優れていることになる。
この第2の発明を、像担時体に適用した例を説明する。この例では、像担持体の基体として、合金処方(2)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例10と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この例では、像担持体の基体として、合金処方(3)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例10と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この例では、実施例10に用いたリコー製カラープリンタIPSiO color 8000改造機のクリーニング機構をブレードクリーニングから、従動ローラを用いた静電クリーニング機構に置換え、クリーニング機構に+250Vのクリーニング電界をかけた以外は、実施例10と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この例では、実施例10に用いたリコー製カラープリンタIPSiO color 8000改造機のクリーニング機構を取り外した以外は、実施例1と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
これらの例では、画像品質に対して、帯電電圧の印加周波数の好ましい範囲(高周波側)を確認するため、印加する帯電電圧交流部分の周波数を3000Hzとした以外は、実施例10,11,12と同様にして、それぞれ、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
これらの例では、画像品質に対して、帯電電圧の印加周波数の好ましい範囲(低周波側)を確認するため、印加する帯電電圧交流部分の周波数を800Hzとした以外は、実施例10,11,12と同様にして、それぞれ、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この例では、画像品質に対して、帯電電圧の印加周波数の好ましい範囲(高周波側)と対比するため、印加する帯電電圧交流部分の周波数を3200Hzとした以外は、実施例11と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この例では、画像品質に対して、帯電電圧の印加周波数の好ましい範囲(低周波側)と対比するため、印加する帯電電圧交流部分の周波数を600Hzとした以外は、実施例10と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この例では、画像品質に対して、像担持体基体の損失係数の好ましい範囲(上限)と対比するため、像担持体の基体として、合金処方(4)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例10と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この例では、画像品質に対して、像担持体基体の損失係数の好ましい範囲(下限)と対比するため、像担持体の基体として、合金処方(5)のマグネシウム合金を用いた以外は、実施例10と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この例では、画像品質に対して、帯電電圧の交流電圧重畳のものと対比するため、印加する帯電電圧を直流電圧のみとした以外は、実施例10と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
評価結果を表4に示す。
この第2の発明の効果である低消費電力と高画像品質の両立性に対して、従来の方法によるレベルを確認するため、像担持体の基体として、従来構成であるアルミニウム製の基体を用いた以外は、実施例10と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
このようにアルミニウム製基体のみを用いた場合には、帯電電圧の交流成分の印加により大きな振動、共鳴が発生し、画像品質が著しく低下すると共に、騒音(共鳴音)が発生し、使用に耐えなかった。
評価結果を表4に示す。
この第2の発明の効果である低消費電力と高画像品質の両立性に対して、従来の方法のレベルを確認するため、比較例9の像担持体の基体内部にゴム製制振部材を追加した以外は、比較例9と同様にして、画像評価、電流値測定を行った。
制振部材入りのアルミニウム製基体を用いた場合には、帯電電圧の交流成分の印加による振動は抑制され、画像品質の向上が観られるものの、駆動に対して大きな消費電力が必要となり、低消費電力での駆動は実現できなかった。
評価結果を表4に示す。
帯電部材が像担持体と接触している場合の影響を確認するために、実施例10で用いた帯電部材の両端に設けたフッ素樹脂製テープを取り除き、実施例10と同様の条件で試験を行った。
帯電電圧の交流成分の印加による振動は抑制され、画像品質の向上が観られるものの、駆動に対して大きな消費電力が必要となり、充分な低消費電力での駆動は実現できなかった。
評価結果を表4に示す。
2 帯電装置 2a 帯電ローラ(帯電部材)
2b 帯電クリーニングローラ(帯電部材のクリーニング部材)
3 潜像形成装置 4 現像装置
5 転写装置 50 中間転写媒体
51 1次転写装置
6 クリーニング装置 61 クリーニングブレード
62 潤滑剤塗布手段(ブラシローラ) 64 固形潤滑剤
65 クリーニングローラ(弾性ローラ) 66 ハードブレード部材
67 搬送スクリュー 7 定着装置
8 排紙トレイ 10 プロセスカートリッジ
100 画像形成装置 200 給紙機構
Claims (18)
- 少なくとも、像担持体と、この像担持体の像担持部表面に接触する部材とを有した電子写真方式の画像形成装置において、
前記像担持体と、前記像担持体の像担持部表面に接触する部材の基体とのうち、少なくとも一つは、導電性部材であり、この導電性部材の損失係数は、0.1乃至0.5であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記像担持体と、前記像担持体の像担持部表面に接触する部材とのうち、少なくとも一つは、損失係数が0.1乃至0.5のマグネシウム合金を基体としていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体の像担持部表面に接触する部材は、像担持体の駆動と同期して駆動されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体の像担持部表面に接触する部材は、像担持体に対して摺動することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、マグネシウム合金を素管とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体の像担持部表面に接触する部材は、クリーニング部材であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング部材は、クリーニングブレードであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体の像担持部表面に接触する部材は、帯電部材であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 少なくとも、像担持体と、この像担持体の像担持表面に接触する帯電部材、クリーニング部材のうちの1つ以上とを有した電子写真方式のプロセスカートリッジにおいて、
前記像担持体と、前記帯電部材またはクリーニング部材のうち、少なくとも一つは、損失係数が0.1乃至0.5のマグネシウム合金を基体としていることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 少なくとも、像担持体と、帯電装置とを有した電子写真方式の画像形成装置において、
前記像担持体の基体は、導電性部材であり、この導電性部材の損失係数は、0.05乃至0.65であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記導電性部材の損失係数は、0.1乃至0.5であり、かつ前記帯電装置は、帯電電圧として直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する帯電電圧印加手段を有することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、マグネシウム合金を基体とし、前記帯電装置の帯電部材は、像担時体の像担持部表面に対して微小ギャップを形成して配設されていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記マグネシウム合金の損失係数は、0.1乃至0.5であり、かつ前記帯電装置は、帯電電圧として直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する帯電電圧印加手段を有することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記帯電電圧の交流成分は、800Hz乃至3000Hzの周波数を有することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体をクリーニングするクリーニング装置を備え、このクリーニング装置は、該像担持体に接触して摺動するクリーニング部材を有することを特徴とする請求項10ないし14のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング部材は、クリーニングブレードであることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
- 少なくとも、像担持体と、帯電部材と有した電子写真方式のプロセスカートリッジにおいて、
前記像担持体は、マグネシウム合金を基体とし、前記帯電部材は、像担時体の像担持部表面に対して微小ギャップを形成して配設されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 前記マグネシウム合金の損失係数は、0.1乃至0.5であることを特徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
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JP2008250128A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 清掃装置、像保持体装置および画像形成装置 |
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- 2005-02-18 JP JP2005041820A patent/JP2006227346A/ja active Pending
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