JP2006226001A - 先行手摺枠及び枠組足場を形成する方法 - Google Patents

先行手摺枠及び枠組足場を形成する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 衝撃に強くかつ錆び及び付着物に左右されない先送り式の先行手摺枠を提供する。また、この先行手摺枠を用いて、枠組み足場を形成する方法を提供する。
【解決手段】
複数本の手摺柱2とそれらの手摺柱を連結する少なくとも1本の手摺材3からなる先送り方式の先行手摺枠1であって、手摺り柱2が棒状部材の上にあずけることができる形状を有するあずけ金具5を有しかつ手摺材3が手摺柱に対して回転可能に連結されていることを特徴とする先行手摺枠1。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築現場等に使用する先行手摺枠及びその先行手摺枠を用いて枠組足場を形成する方法に関する。
建築現場等で用いられる枠組足場は、大別すると、(1)建枠を含む部材を組み立ててなる建枠式足場と、(2)支柱部材や手摺部材等の足場構成部材を緊結して組み立ててなる緊結式足場がある。
(1)の「建枠式足場」は、通常、横桟と縦柱から構成される鳥居形状やH形状の建枠を複数個組み立てることによって形成される。
そして、その組立及び解体の際に作業員が転落することを防止すべく、先行手摺工法が用いられている。この工法によれば、作業員が下段の足場から、上段の足場の道路側の手摺を先行して取り付けることができるので、作業員は安全に枠組足場の組立をすることができる。また、作業員が下段の足場から、上段の足場の道路側の手摺を取り外すことができるので、作業員は安全に枠組足場の解体をすることができる。
この複数個の建枠を組み立てて足場を形成する際の先行手摺工法としては、「先行手摺枠据え置き方式」と「先行手摺枠先送り方式」の2種類がある。
まず、「先行手摺枠据え置き方式」では、次のようにして、建枠を用いて枠組み足場が組み立てられる。
すなわち、複数個の建枠を所定の間隔で建物とは直角に立設し、隣接する建枠の間の建物側に筋違(すじかい)を取り付け固定して建枠を自立させた後、隣接する建枠の間の建物側とは反対側に手摺枠を取り付け固定し、さらに隣接する建枠の間の建枠の横桟の上に足場板(布板)を架け渡すことで、1単位の足場を形成する。次に、既に立設した建枠の上に、別途用意した建枠を載置し、この建枠にも別途用意した筋違と手摺枠を取り付け固定した後、新たに形成された自立した建枠の横桟の上に別途用意した足場板を架け渡すことによって一つ上の段の足場を形成する。建枠の上に別の建枠を載置するには、通常、建枠を構成する縦柱の上に、別の建枠の縦柱を継ぎ足すようにして載置する。これを順次繰り返すことによって、全体の枠組み足場を形成する。
ここで、用意した手摺枠は、ある段の足場を形成する際に取り付けるのではなく、その1つ下の段の足場から、先行して取り付けられるため、「先行手摺枠」と呼ばれる。また、先行手摺枠は、いずれも枠組足場にそのまま据え置かれ、枠組み足場を構成する部材の一つとして組み込まれることになるため、「先行手摺枠据え置き方式」と呼ばれる。作業員が、新たに一つ上の段の足場を形成するために1つ上の段の足場板の上に立ったときには、既にその段の手摺は取り付け済みであるから、作業員は安全に作業をすることができる。
図14は、上部に横桟を有する鳥居形状の建枠と据え置き方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。
作業員20の立っている現足場の一段下の足場は、次のようにして形成される。一段下の足場の隣り合う建枠43の間に、建物40の側に筋違41が斜めに取り付けられて、複数の建枠43が自立した構造を形成し、そして、建物の反対側には、一段下の足場用の先行手摺枠42の上部固定金具7と現足場用の先行手摺枠52の下部固定金具9とが固定されていて、一段下の足場用の先行手摺枠42だけでなく現足場用の先行手摺枠52も既に設置されている。
そして、現足場用の先行手摺枠52は、作業員20が一段下の足場板(図示せず)に立って隣り合う建枠43の間に取り付けられたものである。また、作業員20の立っている現足場の足場板51は、一段下の足場板に立って作業員20が一段下の足場の隣接する建枠43の横桟44の上に架け渡されたものである。
作業員20は、現在、この足場板51の上に乗って、一段下の足場用の建枠43の2本の縦柱45の上に現足場用の建枠53の2本の縦柱55を縦方向に嵌合連結して、現足場用の建枠53を複数設置しているところである。作業員20は、既に先行して設置されている現足場用の先行手摺枠52に安全帯70の一端を取り付け、他端を自分の腰に取り付けることで、転落防止を図ることができる。なお、現足場用の先行手摺枠52の上部固定金具7は、現足場用の建枠53を設置したのちに、その建枠53の縦柱55に固定する。
図15に、据え置き方式の先行手摺枠を建枠に取り付ける際の作業手順を示す。(a)は取り付け作業の正面図、(b)は取り付け作業の右側面図である。
この図中の作業員20は、現足場用の足場板51の上に立って、一段上の足場用の先行手摺枠62を持ち上げ、2個の位置決め金具8を、隣り合う建枠53の横桟54の所定位置に載置したのち、2個の位置決め金具8を支点として先行手摺枠62を回転させ、その先行手摺枠62に設けられた2個の下部固定金具9を、隣り合う建枠53の縦柱55に押し当て、固定する。こうして、一段上の足場用の先行手摺枠62は、現足場用の隣り合う建枠53に固定されることになる。
また、逆に、枠組足場を順次上から取り外す際には、一段下の足場に立つ作業者が下部固定金具を建枠から取り外した後に、位置決め金具を支点として手摺り枠を逆回転させるだけで、簡単に取り外しができる。
以上は、鳥居形状の建枠からなる「先行手摺据え置き方式」による枠組み足場を説明してきたが、鳥居形状の建枠に代えて、H形状の建枠からなる「先行手摺据え置き方式」による枠組み足場を形成することもできる。
図16は、中間部に横桟を有するH型形状のH枠と据え置き方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。ここでは、手摺枠は、1段の枠組毎に上部手摺枠63と下部手摺枠64の2つからなる。
H枠33は中央部に横桟34を有することから、H枠の中央部に足場板(布板)51が架け渡される。この点が、上部に横桟を有する鳥居形状の建枠とは異なるところである。H枠を用いて枠組足場を形成する手順は、鳥居枠を用いて枠組足場を形成する手順と基本的には同じである。
すなわち、複数個のH枠33を所定の間隔で建物40とは直角に立設し、隣接するH枠の間の建物側に筋違(図示せず)を取り付け固定してH枠を自立させ、隣接するH枠の間の建物側とは反対側に現足場用の上部手摺枠63と一段上の足場用の下部手摺枠64を取り付け固定した後、さらに隣接するH枠の間の横桟34の上に足場板(布板)51を架け渡すことで、1単位の足場を形成する。次に、既に立設したH枠の上に、別途用意したH枠を載置し、このH枠にも別途用意した筋違と手摺枠を取り付け固定した後、新たに形成された自立したH枠の横桟の上に別途用意した足場板を架け渡すことによって一段上の段の足場を形成する。H枠の上に別のH枠を載置するには、通常、H枠を構成する縦柱35の上に、別のH枠の縦柱を継ぎ足して載置する。これを順次繰り返すことによって、全体の枠組み足場を形成する。ここで、下部手摺枠64が先行手摺枠であり、一段下の足場の上に立った作業員によって取り付けられたものである。上部手摺枠63は、作業員がその足場に立った後に取り付けられるから、先行手摺枠ではない。しかし、作業員が新たに一段上の足場を形成するために一段上の足場板の上に立ったときに既に下部手摺枠64が先行して取り付けられているため、作業員はその下部手摺枠64に安全帯70の一端を取り付け、他端を自分の腰に取り付けることで、転落防止を図ることができる。このように、鳥居形状の建枠に代えて特殊な形状の建枠を使用する先行手摺方式を、一般に「手摺先行専用足場方式」という。
次に、「先行手摺枠先送り方式」について、説明する。これは、複数個の建枠からなり、先行手摺枠を用いて枠組足場を形成する点では「先行手摺枠据え置き方式」と同じであるが、用いた先行手摺枠は枠組み足場に組み込まれない。
特許文献1には、「先行手摺枠先送り方式」で建枠を用いて枠組み足場を形成する方法が開示されている。ここで用いる先送り方式の先行手摺枠は、2本の手摺り柱とこれらの間を連結する2本の手摺材からなる。そして、手摺材は、アウターチューブにインナーチューブが挿入された2重管からなる伸縮自在の管材から構成されていて、手摺材の両端において手摺柱に対して垂直方向に回転自在に連結されている。
この「先行手摺枠先送り方式」では、足場を組み立てる際に、2本の手摺り柱とこれらの手摺柱を連結する可変長さの手摺材からなる手摺枠を用いる。この手摺枠は、作業員が一段下の足場板の上に立って形成されるので、先行手摺枠の1種である。ただし、この先行手摺枠はさらに上の段へと先送りされて、その段の足場の部材として組み込まれない。この先送り方式の先行手摺枠を用いる場合であっても、作業員が、新たに一段上の足場を形成するために一段上の足場板の上に立ったときには、既にその段の足場用の手摺枠は一段下の足場から先送りされて形成されているから、作業員は安全に作業をすることができる。なお、この段の足場の上にさらにもう一つの足場を形成したいときは、その段の足場用の手摺枠をさらに一段上の足場用の先行手摺枠に用いるべく先送りされ、先行手摺枠が先送りされた後には、別途用意した作業用手摺を取り付けることで、作業員の安全を確保することができる。
このように、この先行手摺枠は、常に一段上の足場に先送りされることになるため「先行手摺枠先送り方式」と呼ばれる。したがって、この先行手摺枠は、最終的には、全体の枠組足場の最上段の足場にだけ組み込まれることになる。
図17は、上部に横桟を有する鳥居形状の建枠とこの先送り方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。
作業員20の立っている現足場の一段下の足場は、次のようにして形成される。すなわち、一段下の足場の隣り合う建枠43の間に、建物40の側に筋違41が斜めに取り付けられて、複数の建枠43が自立した構造を形成する。建物の反対側には、一段下の足場用の先行手摺枠(図示せず)が2段下の足場から作業員によって先送りされて、手摺枠として既に設置されているが、作業員20は一段下の足場に立ったとき、この先行手摺枠を現足場用の先行手摺枠71に用いるべく現足場に先送りし、その後、別途用意した作業用手摺15及び筋違41を取り付ける。
したがって、作業員20の立っている現足場用の先行手摺枠71は、作業員が1段下の足場板(図示せず)に立って、1段下の足場用の先行手摺枠を現足場用の先行手摺枠に用いるべく先送りされて形成されたものである。また、作業員20の立っている現足場の足場板51は、一段下の足場板(図示せず)に立って作業員20が一段下の足場の隣接する建枠43の横桟44の上に架け渡されたものである。
作業員20は、現足場用の建枠53を2個設置した後に、1段下の足場から先送りされた先行手摺枠71を構成する2本の手摺り柱72のうちの左側の1本のみを持ち上げ終わり、そして、3個目の現足場用の建枠53を設置しようとしているところである。先行手摺枠71の2本の手摺り柱72を連結する手摺材73は伸縮自在の可変長さとなっているから、一番左の先行手摺枠71の手摺材73は斜めに伸びた状態になっている。ここで、作業員20は、1段下の足場から先送りされた現足場用の先行手摺枠の手摺材73に安全帯70の一端を取り付け、他端を自分の腰に取り付けることで、転落防止を図ることができる。
手摺枠の先送り作業は、次のとおりである。すなわち、先送り方式の先行手摺枠71は、その2本の手摺柱72をそれぞれ隣接する建枠53の縦柱55に固定することによって、隣接して立設された建枠53の縦柱55の間に取り付けられる。そして、手摺枠72を構成する2本の手摺り柱72のうちの1本のみを縦柱55から外してから、その縦柱55に沿って持ち上げ固定する。2本の手摺り柱72を連結する手摺材73は、伸縮自在の管材から構成されていて、手摺材は可変長さとなっているとともに、手摺材先端において手摺柱に対して回転可能に連結されているから、手摺材73は斜めに伸びた状態になる。その後、先行手摺枠71を構成する他方の手摺り柱72を建枠の縦柱55から外してから、その縦柱に沿って持ち上げ固定する。これで、先送り方式の手摺枠が、一段上の足場に持ち送られることになる。先送り方式の手摺枠が一段上の足場に持ち送られた後には、隣接する建枠の間に作業用手摺15及び筋違41を取り付けることによって、作業者の安全を図ることができる。
「先行手摺枠先送り方式」で建枠を用いて枠組み足場を形成する他の方法としては、別付けのレールを介して先行手摺枠を持ち上げるタイプのものや、建枠をレール代わりに先行手摺枠を持ち上げるタイプのものがある。
以上は、(1)の建枠を含む部材を組み立ててなる「建枠式足場」について述べたが、枠組足場としては、前記(2)の支柱部材や手摺部材等の足場構成部材を緊結して組み立ててなる「緊結式足場」がある。
(2)の「緊結式足場」は、「コマ」と呼ばれる取付部材が設けられた支柱部材に、手摺部材、斜材(ブレース材)、腕木部材等の足場構成部材をコマを介して取り付け、そして、コマにおいて楔等によってこれらの足場構成部材を緊結した後、足場板(布板)を架け渡すことによって、組み立てられる。
図18に、緊結式足場の構造の一例を示す。(a)は緊結式足場の正面図、(b)は取り付け部材(コマ)の周辺の拡大図、そして、(c)は緊結式足場の右側面図である。
緊結式足場は、次のようにして、形成される。建物40の側の隣接する支柱17の間に支柱17のコマ22を結ぶ形で斜材19が取り付けられ、また、建物とは反対側の隣接する支柱18の間に支柱18のコマ22を結ぶ形で作業用手摺15が取り付けられ、それぞれ、コマ22において楔等で斜材19及び作業用手摺15が緊結される。さらに、建物側の支柱17と建物とは反対側の支柱18の間に支柱17と支柱18のコマ22を結ぶ形で腕木材21を取り付け、コマ22において楔等で腕木材21が緊結されることで、支柱が自立する。その後、隣接する腕木材21の上に足場板(布板)51を架け渡すことで、1段の緊結式足場が形成される。なお、斜材19は支柱18の間に取り付ける場合もある。
次に、この足場の最上部に位置する支柱部材16の上に別の支柱部材16が縦方向に継ぎ足され、同様にして、一段上の足場が形成される。これを順次繰り返すことによって、全体の緊結式足場が形成される。
なお、ここでは、作業用手摺を用いて「緊結式足場」を組み立てる方法を説明したが、作業員の転落防止のためには、作業用手摺をある段の足場を形成する際に取り付けるのではなく、「建枠式足場」で用いるのと同様に、その1つ下の段の足場から先行して取り付けることが求められる。したがって、先送り方式の先行手摺枠を、「緊結式足場」にも適用する必要があるが、「緊結式足場」に先送り方式の先行手摺枠を適用した例は知られていない。
特許文献2には、このような「緊結式足場」が開示されているが、「緊結式足場」に適した先送り方式の先行手摺枠についての記載はない。
特開2003−193676号公報 特開2000−248737号公報
種々の先行手摺工法が提案されているが、「先行手摺枠据え置き方式」は、先行手摺枠自体が大型であり、その搬送や取り付けに手間がかかる上に、完成した枠組み足場に組み込まれるため、手摺枠を多数用意しなければならないため、リース代や運搬費用が嵩んで、建築工事のコストアップ要因となる。
これに対して、「先行手摺枠先送り方式」は、先行手摺枠は最上段の足場のみに組み込まれるため、用意する手摺枠の数は少ないため、その分、リース代や運搬費用も少なくて済む。しかしながら、従来の先送り方式の先行手摺枠は、手摺柱を伸縮させるために2重管構造になっており、そのため、衝撃に弱く、また、異物が付着したり錆び等が発生して伸縮ができなくなるなどの問題があった。
また、「先行手摺枠先送り方式」は、「建枠式足場」だけでなく、「緊結式足場」でも使用することができる。しかしながら、「緊結式足場」は、支柱部材に、手摺部材、斜材(ブレース材)、腕木部材、足場板(布板)等の足場構成部材を取り付けるために、「コマ」と呼ばれる取り付け部材が用いられることが多いが、このコマが突出した形状を有するために、従来の先送り方式の先行手摺枠を「緊結式足場」にそのまま持ち込むことには困難が伴うことが多い。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、「建枠式足場」だけでなく「緊結式足場」でも使用することができる、衝撃に強くかつ錆びにくい先送り式の先行手摺枠を提供することを目的とする。また、この先行手摺枠を用いて、枠組み足場を形成する方法を提供することを目的とする。
本発明は、次の(1)〜(5)の先行手摺枠並びに(6)〜(8)の建枠式足場を形成する方法及び(9)〜(11)の緊結式足場を形成する方法に関する。以下、(1)〜(11)を総称して、本発明ということもある。
(1)複数本の手摺柱とそれらの手摺柱を連結する少なくとも1本の手摺材からなる先送り方式の先行手摺枠であって、手摺り柱が棒状部材の上にあずけることができる形状を有するあずけ金具を有し、かつ手摺材が手摺柱に対して回転可能に連結されていることを特徴とする先行手摺枠。
(2)手摺材が手摺柱から着脱可能であることを特徴とする上記(1)の先行手摺枠。
(3)手摺柱が縦柱又は支柱に手摺柱を固定するための固定金具を有していることを特徴とする上記(1)又は(2)の先行手摺枠。
(4)手摺柱が縦柱又は支柱に手摺柱を固定する際の位置決め金具を有していることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかの先行手摺枠。
(5)手摺柱に設けられたあずけ金具が棒状部材にあずけられた後に棒状部材から外れないようにするための外れ止め手段を備えていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかの先行手摺枠。
(6)手摺柱に設けられたあずけ金具が棒状部材にあずけられた後に、手摺柱が転倒しないようにするための転倒防止手段を備えていることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかの先行手摺枠。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかの先行手摺枠を先送り方式で用いて建枠式枠組足場を形成する方法であって、先行手摺枠の手摺柱を建枠の縦柱に固定することによって隣接して立設された建枠の縦柱の間に先行手摺枠を取り付けた後、当該先行手摺枠の手摺柱の片方を縦柱から外して水平又は斜めに設置された棒状部材の上に仮にあずけた後、当該先行手摺枠の他方の手摺柱を縦柱から外してから一段上の足場を構成する建枠の縦柱に持ち送って固定し、その後、棒状部材の上に仮にあずけていた手摺柱を一段上の足場を構成する他方の建枠の縦柱に持ち送って固定することを特徴とする、建枠式枠組足場を形成する方法。
(8)上記(1)〜(6)のいずれかの先行手摺枠を先送り方式で用いて建枠式枠組足場を形成する方法であって、先行手摺枠の手摺柱を建枠の縦柱に固定することによって隣接して立設された建枠の縦柱の間に先行手摺枠を取り付けた後、当該先行手摺枠の手摺柱の片方を縦柱から外して水平又は斜めに設置された棒状部材の上に仮にあずけた後、当該先行手摺枠の他方の手摺柱を縦柱から外してから一段上の足場を構成する建枠の縦柱に持ち送って固定し、その後、棒状部材の上に仮にあずけていた手摺柱を一段上の足場を構成する他方の建枠の縦柱に持ち送って固定し、さらに、隣接する建枠の間に作業用手摺を取り付けることを特徴とする、建枠式枠組足場を形成する方法。
(9)水平又は斜めに設置された棒状部材が、筋違又は作業用手摺であることを特徴とする、上記(7)又は(8)の建枠式枠組足場を形成する方法。
(10)上記(1)〜(6)のいずれかの先行手摺枠を先送り方式で用いて緊結式枠組足場を形成する方法であって、先行手摺枠の手摺柱を支柱に固定することによって隣接して立設された支柱の間に先行手摺枠を取り付けた後、当該先行手摺枠の手摺柱の片方を支柱から外して水平又は斜めに設置された棒状部材の上に仮にあずけた後、当該先行手摺枠の他方の手摺柱を支柱から外してから一段上の足場を構成する支柱に持ち送って固定し、その後棒状部材の上に仮にあずけていた手摺柱を一段上の足場を構成する他方の支柱に持ち送って固定することを特徴とする、緊結式枠組足場を形成する方法。
(11)上記(1)〜(6)のいずれかの先行手摺枠を先送り方式で用いて緊結式枠組足場を形成する方法であって、先行手摺枠の手摺柱を支柱に固定することによって隣接して立設された支柱の間に先行手摺枠を取り付けた後、当該先行手摺枠の手摺柱の片方を支柱から外して水平又は斜めに設置された棒状部材の上に仮にあずけた後、当該先行手摺枠の他方の手摺柱を支柱から外してから一段上の足場を構成する支柱に持ち送って固定し、その後棒状部材の上に仮にあずけていた手摺柱を一段上の足場を構成する他方の支柱に持ち送って固定し、さらに、隣接する支柱の間に作業用手摺を取り付けることを特徴とする、緊結式枠組足場を形成する方法。
(12)水平又は斜めに設置された棒状部材が、筋違又は作業用手摺であることを特徴とする、上記(10)又は(11)の緊結式枠組足場を形成する方法。
本発明によれば、衝撃に強くかつ錆びや異物の付着に左右されない先送り式の先行手摺枠を提供することができる。また、この先行手摺枠を用いて、「建枠式足場」だけでなく「緊結式足場」による枠組足場についても、手間をかけずに組み立てることができる。
本発明に係る、先送り式の先行手摺枠と、この先行手摺枠を用いて枠組み足場を形成する方法を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る先送り式の先行手摺枠の一例である。(a)が正面図、(b)が右側面図である。
先行手摺枠1は、2本の手摺柱2と、これらの2本の手摺柱2を連結する2本の手摺材3からなる。それぞれの手摺材3の両端には取付孔(図示せず)が穿たれており、この取付孔を手摺柱2に設けられた手摺材回転金具6に掛けることによって、手摺材回転金具3を支点として、それぞれの手摺材3は手摺柱2に対して垂直方向に回転可能となっている。手摺材回転金具の詳細については、後述する。
手摺柱2には、棒状部材(図示せず)の上に手摺柱2をあずけることができる形状を有する2個のあずけ金具5が設けられている。先行手摺枠1を一段上の足場へと先送りする際に、まず片方の手摺柱2が持ち上げられ、その手摺柱2に設けられたあずけ金具5が建枠間又は支柱間に設けられた作業用手摺や斜材等の棒状部材の上にあずけられる。したがって、あずけ金具5には、手摺柱2があずけ金具5により棒状部材の上にあずけられた後に、棒状部材から外れないように外れ止め手段を備えることが好ましい。また、あずけ金具には、手摺柱2があずけ金具5により棒状部材の上にあずけられた後に、その手摺柱が転倒しないように転倒防止手段を備えていることが好ましい。あずけ金具の詳細については、後述する。
さらに、ここでは、手摺柱2は、固定金具10と位置決め金具8を備えている。固定金具10は、予め手摺柱2に設けておいてもよいが、別途分離した金具を用いてもよく、建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に手摺柱2を固定する際に用いることができる。そして、位置決め金具8は、建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に手摺柱2を固定する際のガイドとしての機能と固定金具を補完する機能を有しており、固定金具10とともに用いるのが好ましい。固定金具と位置決め金具の詳細については、後述する。
なお、この例では、2本の手摺材3が用いられているが、これは1本であってもよいし、3本以上でも構わない。その手摺材の長さは、建枠足場で用いる場合は隣接する建枠の間の距離によって決まり、そして、緊結足場で用いる場合は隣接する支柱の間の距離によって決まる。手摺柱は管材を用いるのが好ましく、34.0mm以上の外径の鋼管を用いるのが望ましい。また、手摺材の長さは、予め固定したものでもよい。
図2に、手摺材の先端を手摺柱に掛けて垂直方向に回転可能にするための手摺材回転金具を例示する。
(a)は、いわゆる「バネ式グラビティロック」であり、爪部12がバネによって外側に付勢されているので、手摺材回転金具に手摺材先端に穿たれた取付孔が掛けられた後は、爪部12を内側に押し込まない限り、手摺材が外れることはない。
(b)は、いわゆる「自由落下式グラビティロック」であり、(a)と同様に爪部12を有するが、バネによる付勢はない。しかし、重力によって爪部12は下方に垂れ下がるから、手摺材回転金具に手摺材先端に穿たれた取付孔が掛けられた後は、爪部12を内側に押し込まない限り、手摺材が外れることはない。
(c)は、先端に平面部13を有するピン(ネーブル)14であり、平面部13は長方形、多角形、楕円形、円形等の形状を採用することができる。手摺材回転金具に手摺材先端に穿たれた取付孔が掛けられた後は、この平面部が邪魔をするので、手摺材は金具から外れにくい。
このように、手摺材回転金具は、手摺材の先端を手摺柱に掛けて垂直方向に回転可能にするためのものであり、図2に例示した金具に限定されない。爪等の開閉により手摺材が外れない構造のものだけでなく、一定角度に手摺材を回転しないと外れないようにした特殊ピン構造のものでもよい。
なお、手摺柱と手摺材は分離できる構造とするのが好ましいが、分離できない構造であっても構わない。手摺柱と手摺材を分離できる構造にすると、図3に示すように、手摺柱と手摺材を別々にして運搬できるという利点がある。ここで、(a)が手摺柱2であり、(b)が手摺材3である。
手摺柱と手摺材を分離できる構造とするには、手摺材3の両端に穿たれた取付孔11において、手摺柱2から着脱可能とするのがよい。
手摺材の材料としては管材を用いるのが好ましく、27.2mm以上の外径の鋼管を用いるのが望ましい。その管材の両端をつぶして平板化し、その平板に取付孔を穿つことができる。取付孔の形状は円形でよいが、手摺材回転金具の形状によっては、長円形又は多角形にしてもよい。長円形又は多角形の孔を採用すると、ある一定の角度に手摺材を回転させたときに手摺材が外れるようにすることができる。あるいは、鍵穴形状のように、特定の動作をすると手摺材が外れるような形状を採用することもできる。
図4に、手摺材の先端に設ける取付孔に採用される種々の形状を例示する。
(a)が円形、(b)が長円形、(c)が菱形、(d)が長方形、(e)が三角形、(f)と(g)が鍵穴形状である。
次に、あずけ金具について、説明する。上述したとおり、手摺柱には、作業用手摺や斜材等の棒状部材の上に手摺柱をあずけることができる形状を有するあずけ金具が設けられている。あずけ金具は、棒状部材の上に手摺柱を立てた状態で仮にあずけることができればよいものであって、手摺柱に少なくとも1個は必要である。手摺柱の転倒防止の点からは2個設けるのが好ましい。また、手摺部材が棒状部材の上にあずけられた後に棒状部材から外れないようにするのが好ましい。
図5に、上下2個のあずけ金具を手摺柱に設ける場合に用いられるあずけ金具を例示する。これらは、足場板(布板)に使用される掴み金具を転用したものである。
(a)は上下2個とも落下錠つきのあずけ金具を用いた例、(b)は上側のあずけ金具のみに落下錠を組み込んだもの、(c)は下側のあずけ金具のみに落下錠を組み込んだもの、そして、(d)は上下2個とも落下錠なしのあずけ金具を用いた例である。
この場合、落下錠79をあずけ金具の一方又は両方に組み込むと、手摺部材が棒状部材の上にあずけられた後に棒状部材から外れないようにすることができる。このような外れ防止機能は、落下錠を用いる代わりに、バネ等の特殊な機構を用いたり、あるいは、あずけ金具の形状に細工を施すことによっても、付与することができる。
図6は、あずけ金具の形状に細工を施すことによって、外れ防止機能を付与した例である。あずけ金具5は、棒状部材(図示せず)を抱き込む形の開口部80を有するが、この開口部80の幅を、入口は広く、そして、奥は狭くすることによって、抱き込まれた棒状部材を抜けにくくすることが可能となる。なお、ここでは、上下2個のあずけ金具を手摺柱2に設け、かつ両方のあずけ金具とも、開口部の幅を入口は広くそして奥は狭くしているが、片方のあずけ金具のみこのような形状としてもよく、また、あずけ金具は1個であっても構わない。
また、図7は、あずけ金具5を手摺柱2に対して回転可能に設けたあずけ金具の例である。(a)が足場組立時の手摺柱のあずけ金具の状態であり、そして、(b)が手摺柱の運搬時のあずけ金具の状態である。
(a)の足場組立時には、あずけ金具5に棒状部材(図示せず)を抱き込ませた後にあずけ金具5が自重で棒状部材を締め付けることによって、抱き込まれた棒状部材を抜けにくくすることが可能となる。なお、ここでは、上下2個のあずけ金具を手摺柱2に設け、かつ両方のあずけ金具とも、手摺柱2に対して回転可能に設けられているが、片方のあずけ金具のみ回転可能としてもよく、また、あずけ金具は1個であっても構わない。また、あずけ金具5を手摺柱2に対して回転可能に設けた場合には、(b)に示すように、運搬の際にあずけ金具5が収納されてコンパクトになるため、場所をとらないため、運搬効率を上げることができる。
さらに、図8は、図7に示したあずけ金具の変形例であり、あずけ金具5の先端形状が延びていて鉤形状を構成しているため、足場組立時に手摺柱のあずけ金具に抱き込まれた棒状部材はさらに抜けにくくなっている。
以上は、外れ防止機能をあずけ金具自体に設けた例を説明してきたが、外れ防止機能は手摺柱の本体に設けてもよい。
図9は、手摺柱2の本体にバネ式ピン81を設けることによって、外れ防止機能を付与した例である。
手摺柱の本体にバネで右方に付勢したバネ式ピン81が設けられている。足場組立時には、この手摺柱に設けられたバネ式ピン81を左方に動かしておいて、あずけ金具5に棒状部材(図示せず)を抱き込ませた後に、バネ式ピン81を離すとバネ式ピンが右方に移動するから、抱き込まれた棒状部材は抜けなくなる。なお、ここでは、上下2個のあずけ金具を手摺柱2に設け、かつ両方のあずけ金具の下にバネ式ピンを設置したが、片方のあずけ金具の下のみに設置してもよく、また、あずけ金具は1個であっても構わない。
このように、あずけ金具には外れ防止機能を設けることが好ましいが、1本の手摺柱に外れ防止機能を有するあずけ金具を2個以上設けた場合には、手摺柱があずけ金具により棒状部材の上にあずけられた後に、手摺柱が転倒しにくくなるという機能も付与される。
あずけ金具には、このような手摺柱の転倒防止機能を付与することが好ましい。その他の転倒防止機能を付与する方法としては、あずけ金具の棒状部材(図示せず)を抱き込ませる形状の部分に幅を持たせて樋状にすることによっても可能である。
次に、固定金具と位置決め金具について、説明する。
固定金具は、建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に手摺柱を固定する際に用いるものであって、予め手摺柱に組み込んでおいてもよいし、別途用意しておいて、手摺柱に取り付けることもできる。固定金具は、建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に手摺柱を直接固定できるものであればよく、クランプ等の一般に用いられる固定金具を挙げることができる。また、緊結式足場の支柱に手摺柱を固定する場合には、支柱材の取付部材(コマ)を利用して固定することもできる。固定金具の種類は、特に限定するものではないが、先行手摺枠の手摺柱を建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に強固に固定でき、かつ、枠組足場を解体する際に外しやすい構造を有するとともに、その取付位置も枠組足場の組立と解体の邪魔にならないものが好ましい。
図10に、建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に手摺柱を固定する際に用いることができる、種々の固定金具を例示する。(a)はクランプを用いる固定金具、そして、(b)と(c)はコマ利用の固定金具である。
(a)のクランプ85を用いるときは、建枠足場の縦柱35又は緊結式足場の支柱4と手摺柱2をクランプ85で留めることによって固定する。(b)と(c)は、緊結式足場の支柱4のコマ22を利用して固定するものである。(b)は、コマに横方向から、手摺柱2に設けられたコの字型の金具86を差し込んだ後に、コマ22とコの字形の金具86を貫くように楔87を上方から打ち込み固定するものであり、(c)は手摺柱2に設けられた下向きの突起をもった金具88をコマの上に載置した後に、コマ22の下部に抜け止めピン89を留めることで固定するものである。
位置決め金具は必ずしも必要ではないが、位置決め金具を手摺柱に設けた場合には、建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に手摺柱を固定する際のガイドとしての役割を果たすことができる。また、固定金具だけの場合には曲げ応力が発生する場合があるが、その際に、手摺柱が回転しないようにする役割を果たすことができる。固定金具が堅固のときは、殊更に位置決め金具を設置しなくてもよい。
位置決め金具は、予め手摺柱に組み込んでおいてもよいし、別途、手摺柱に取り付けることもできる。位置決め金具としては、建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に直接当てるものであってもよいし、緊結式足場においては支柱材の取付部材(コマ)に当てる又は差し込むものでもよい。
図11に、建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に手摺柱を固定する際のガイドとして用いることができる、種々の位置決め金具を例示する。(a)は当て材を用いる位置決め金具、そして、(b)と(c)はコマ利用の位置決め金具である。
(a)の当て材を用いる位置決め金具は、湾曲形の当て材90を直接に建枠足場の縦柱又は緊結式足場の支柱に当てることで位置決めする。(b)と(c)は、緊結式足場の支柱4のコマ22を利用して位置決めするものである。(b)は、手摺柱2に設けられた逆U字形状の位置決め金具91の先端をコマの上部に横方向から被せることによって位置決めするものであり、(c)は手摺柱2に設けられた下向きの突起をもった位置決め金具92をコマの上に載置することによって位置決めするものである。
次に、本発明に係る、先送り式の先行手摺枠を用いて枠組み足場を形成する方法を説明する。
図12及び図13は、先送り方式の先行手摺枠を用いて、緊結式の枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。
図12の(a)〜(c)に、最下段の緊結式足場を形成する手順を示す。
(a)は、最下段の緊結式足場が形成された状態である。この最下段の足場の組立手順は、図18で示した手順と同じであるので、説明は省略する。コマ22が設けられた支柱部材16を縦方向に継ぎ足して1本の支柱4が形成され、建物側の支柱(図示せず)と建物とは反対側の支柱4の間に腕木材(図示せず)を取り付け、支柱4が自立する。その後、隣接する腕木材の上に足場板(布板)51を架け渡し、その足場板51の上で作業員20が隣接する支柱4の間に作業用手摺15を2本ずつ取り付けることで、1段の緊結式足場が形成される。
この場合、作業用手摺15が取り付けられていない状態での作業を余儀なくされるが、最下段であり、足場板の高さが2m以下と低いため、安全上の問題はない。
(b)に、本発明に係る先送り方式の先行手摺枠を取り付ける作業を示す。作業員20は、先行手摺枠1を構成する2本の手摺り柱2のうち、左側の1本を左側の支柱4に固定した後、右側の手摺り柱2を持ち上げようとしているところである。なお、手摺り柱2の左側の1本を左側の支柱4に固定する際には、右側の手摺り柱2を作業用手摺15にあずけておくと、手摺り柱2の左側の1本を左側の支柱4に固定する作業を楽に行うことができる。
(c)は、作業員20が、先行手摺枠1を構成する2本の手摺り柱2のうち右側の手摺り柱2を持ち上げて、右側の支柱4に固定したところである。これで、最下段の足場から、作業員20は一段上の足場に先行手摺枠を先送りしたことになる。
次に、作業員は、一段上の足場を形成することになるが、最下段の足場を形成するのと同様に、コマが設けられた支柱部材を縦方向に継ぎ足して支柱を伸ばし、腕木材を支柱4に取り付けて、隣接する腕木材の上に一段上の足場板(布板)を架け渡すことで、一段上の足場を形成した後、一段上の足場板の上に立つことになる。このとき、一段上の足場には、下の足場から先送りされた先行手摺枠が設置されているので、作業員は、その手摺枠の手摺材に安全帯(図示せず)の一端を取り付け、他端を自分の腰に取り付けることで、転落防止を図ることができる。
図13の(d)〜(f)は、この先行手摺枠をさらにもう1段上の足場に先送りする手順を示すものである。
(d)は、1段上の足場に立った作業員20は、先行手摺枠1を構成する手摺材3とほぼ同じ位置に、別途用意した作業用手摺15を隣接する支柱4の間に2本ずつ取り付けた後に、先行手摺枠1を構成する2本の手摺り柱2のうち、右側の1本を右側の支柱4から外して持ち上げ、作業用手摺15にあずけたところである。
(e)において、作業員20は、右側の手摺り柱2が作業用手摺15に確実にあずけられていることを確認した後、左側の手摺り柱2を左側の支柱4から外して、持ち上げ、左側の支柱4に固定しようとしているところである。
(f)において、作業員20は、作業用手摺15にあずけていた右側の手摺り柱2を持ち上げて、右側の支柱4に固定したところである。後は、同じ手順で繰り返していくことになる。
以上は、本発明に係る、先送り式の先行手摺枠を用いて緊結式の枠組み足場を順次下から組み上げる方法を説明したが、先送り式の先行手摺枠を用いて建枠式の枠組み足場を順次下から組み上げる場合も同じである。建枠式の枠組み足場を順次下から組み上げる場合は、支柱部材を縦方向に継ぎ足して1本の支柱を形成する代わりに鳥居枠やH枠等の建枠の縦柱を縦方向に継ぎ足していくことと、腕木材の上に足場板(布板)を架け渡す代わりに建枠の横桟の上に足場板を架け渡すことことと、先送りした先行手摺枠の手摺柱は支柱の代わりに建枠の縦柱に固定されることが異なる。
本発明によれば、衝撃に強くかつ錆びや付着物に左右されない先送り式の先行手摺枠を提供することができる。また、この先行手摺枠を用いて、「建枠式足場」だけでなく「緊結式足場」による枠組足場についても、手間をかけずに組み立てることができる。
本発明に係る先送り式の先行手摺枠の一例である。(a)が正面図、(b)が右側面図である。 手摺材の先端を手摺柱に掛けて垂直方向に回転可能にするための手摺材回転金具を例示する。 手摺柱と手摺材を別々にした状態を示す。 手摺材の先端に設ける取付孔に採用される種々の形状を例示する。 上下2個のあずけ金具を手摺柱に設ける場合に用いられるあずけ金具を例示する。 あずけ金具の形状に細工を施すことによって、外れ防止機能を付与した例である。 あずけ金具5を手摺柱2に対して回転可能に設けたあずけ金具の例である。 図7に示したあずけ金具の変形例である。 手摺柱2の本体にバネ式ピン14を設けることによって、外れ防止機能を付与した例である。 種々の固定金具を例示する。 種々の位置決め金具を例示する。 本発明に係る先送り方式の先行手摺枠を用いて、緊結式の枠組み足場を順次下から組み上げる作業のうち、最下段の緊結式足場を形成する手順を示す。 本発明に係る先送り式の先行手摺枠を1段上の足場に先送りする手順を示す。 上部に横桟を有する鳥居形状の建枠と据え置き方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。 据え置き方式の先行手摺枠を建枠に取り付ける際の作業手順を示す。(a)は取り付け作業の正面図、(b)は取り付け作業の右側面図である。 中間部に横桟を有するH型形状のH枠と据え置き方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。 上部に横桟を有する鳥居形状の建枠と特許文献1に記載先送り方式の先行手摺枠を用いて、枠組み足場を順次下から組み上げる作業を示す模式図である。(a)は枠組み足場の正面図、(b)は枠組み足場の右側面図を示す。 緊結式足場の構造の一例を示す。(a)は緊結式足場の正面図、(b)は取り付け部材(コマ)の周辺の拡大図、そして、(c)は緊結式足場の右側面図である。
符号の説明
1 先行手摺枠
2 手摺柱
3 手摺材
4 支柱
5 あずけ金具
6 手摺材回転金具
7 上部固定金具
8 位置決め金具
9 下部固定金具
10 固定金具
11 取付孔
12 爪部
13 平面部
14 ピン
15 作業用手摺
16 支柱部材
17 建物側の支柱
18 建物と反対側の支柱
19 斜材
20 作業員
21 腕木材
22 コマ
33 H枠
34 横桟
35 縦柱
40 建物
41 筋違
42 下方の足場用の先行手摺枠
43 下方の足場用の建枠
44 下方の足場用の横桟
45 下方の足場用の縦柱
51 足場板
52 現足場用の先行手摺枠
53 現足場用の建枠
54 現足場用の横桟
55 現足場用の縦柱
62 上方の足場用の先行手摺枠
63 上部手摺枠
64 下部手摺枠
70 安全帯
71 特許文献1に記載の先送り式の先行手摺枠
72 特許文献1に記載の先送り式の先行手摺枠の手摺柱
73 特許文献1に記載の先送り式の先行手摺枠の手摺材
79 落下錠
80 開口部
81 バネ式ピン
85 クランプ
86 コの字形の金具
87 楔
88 下向きの突起をもった固定金具
89 抜け止めピン
90 湾曲形の当て材
91 逆U字形の位置決め金具
92 下向きの突起をもった位置決め金具

Claims (12)

  1. 複数本の手摺柱とそれらの手摺柱を連結する少なくとも1本の手摺材からなる先送り方式の先行手摺枠であって、手摺り柱が棒状部材の上にあずけることができる形状を有するあずけ金具を有し、かつ手摺材が手摺柱に対して回転可能に連結されていることを特徴とする先行手摺枠。
  2. 手摺材が手摺柱から着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の先行手摺枠。
  3. 手摺柱が縦柱又は支柱に手摺柱を固定するための固定金具を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の先行手摺枠。
  4. 手摺柱が縦柱又は支柱に手摺柱を固定する際の位置決め金具を有していることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の先行手摺枠。
  5. 手摺柱に設けられたあずけ金具が棒状部材にあずけられたときに棒状部材から外れないようにするための外れ止め手段を備えていることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の先行手摺枠。
  6. 手摺柱に設けられたあずけ金具が棒状部材にあずけられたときに手摺柱が転倒しないようにするための転倒防止手段を備えていることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の先行手摺枠。
  7. 請求項1から6までのいずれかに記載の先行手摺枠を先送り方式で用いて建枠式枠組足場を形成する方法であって、先行手摺枠の手摺柱を建枠の縦柱に固定することによって隣接して立設された建枠の縦柱の間に先行手摺枠を取り付けた後、当該先行手摺枠の手摺柱の片方を縦柱から外して水平又は斜めに設置された棒状部材の上に仮にあずけた後、当該先行手摺枠の他方の手摺柱を縦柱から外してから一段上の足場を構成する建枠の縦柱に持ち送って固定し、その後、棒状部材の上に仮にあずけていた手摺柱を一段上の足場を構成する他方の建枠の縦柱に持ち送って固定することを特徴とする、建枠式枠組足場を形成する方法。
  8. 請求項1から6までのいずれかに記載の先行手摺枠を先送り方式で用いて建枠式枠組足場を形成する方法であって、先行手摺枠の手摺柱を建枠の縦柱に固定することによって隣接して立設された建枠の縦柱の間に先行手摺枠を取り付けた後、当該先行手摺枠の手摺柱の片方を縦柱から外して水平又は斜めに設置された棒状部材の上に仮にあずけた後、当該先行手摺枠の他方の手摺柱を縦柱から外してから一段上の足場を構成する建枠の縦柱に持ち送って固定し、その後、棒状部材の上に仮にあずけていた手摺柱を一段上の足場を構成する他方の建枠の縦柱に持ち送って固定し、さらに、隣接する建枠の間に作業用手摺を取り付けることを特徴とする、建枠式枠組足場を形成する方法。
  9. 水平又は斜めに設置された棒状部材が、作業用手摺又は筋違であることを特徴とする、請求項7又は8に記載された建枠式枠組足場を形成する方法。
  10. 請求項1から6までのいずれかに記載の先行手摺枠を先送り方式で用いて緊結式枠組足場を形成する方法であって、先行手摺枠の手摺柱を支柱に固定することによって隣接して立設された支柱の間に先行手摺枠を取り付けた後、当該先行手摺枠の手摺柱の片方を支柱から外して水平又は斜めに設置された棒状部材の上に仮にあずけた後、当該先行手摺枠の他方の手摺柱を支柱から外してから一段上の足場を構成する支柱に持ち送って固定し、その後棒状部材の上に仮にあずけていた手摺柱を一段上の足場を構成する他方の支柱に持ち送って固定することを特徴とする、緊結式枠組足場を形成する方法。
  11. 請求項1から6までのいずれかに記載の先行手摺枠を先送り方式で用いて緊結式枠組足場を形成する方法であって、先行手摺枠の手摺柱を支柱に固定することによって隣接して立設された支柱の間に先行手摺枠を取り付けた後、当該先行手摺枠の手摺柱の片方を支柱から外して水平又は斜めに設置された棒状部材の上に仮にあずけた後、当該先行手摺枠の他方の手摺柱を支柱から外してから一段上の足場を構成する支柱に持ち送って固定し、その後棒状部材の上に仮にあずけていた手摺柱を一段上の足場を構成する他方の支柱に持ち送って固定し、さらに、隣接する支柱の間に作業用手摺を取り付けることを特徴とする、緊結式枠組足場を形成する方法。
  12. 水平又は斜めに設置された棒状部材が、作業用手摺又は斜材であることを特徴とする、請求項10又は11に記載された緊結式枠組足場を形成する方法。
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