JP2006215810A - 貨幣処理装置 - Google Patents

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【課題】金融営業店等に設置される貨幣処理装置における、自動収集(貨幣を所定枚数毎に自動的に包装又は結束することをいう。)の最適化を図ること。
【解決手段】以下の優先順位で自動収集処理を行うように制御する。
(優先順位1位)バラ貨幣収納部が入金処理の継続が不能となるフル状態の金種を優先する。
(優先順位2位)バラ貨幣収納部が予め設定されたニアエンプティ量以上であり、かつ、包装貨幣収納部が予め設定された補充開始量以下となる金種を優先する。
(優先順位3位)バラ貨幣収納部が予め設定されたニアフル量以上となる金種を優先する。
【選択図】図8

Description

本発明は、金融営業店等に設置される貨幣処理装置に関し、特に、優先順位付けによる自動収集(貨幣を所定枚数毎に自動的に包装又は結束することをいう。)の最適化を可能とした貨幣処理装置に関する。
金融営業店等に設置される貨幣処理装置には、入金されたバラ貨幣(硬貨又は紙幣)を所定枚数毎に自動的に包装又は結束する機能(本明細書においては、これを「自動収集」と言うことがある。)を有するものがある(特許文献1参照)。
従来の貨幣処理装置では、バラ貨幣が収納されるバラ貨幣収納部が満杯になったときを判断して、一括して包装処理を行っていた。しかしながら、これではバラ貨幣収納部が満杯にならなければ包装貨幣を作成できないので、満杯になるまで待つ必要があり、利用効率が悪いという問題があった。
また、かかる問題を解決するものとして、金種毎に包装硬貨を作成する開始枚数を任意に設定できる硬貨処理装置が提案されている(特許文献2参照)。かかる硬貨処理装置では、自動包装開始枚数をあらかじめ設定して、自動包装の開始条件を満たした金種について自動包装を開始するが、複数の金種が自動包装開始条件に達した場合の優先順位の設定はなく、通常は、金額順の自動包装となっていた。
さらには、バラ貨幣の装填の際に、装填直後に自動収集にかかり、思い通りのバラ貨幣の装填が行えない場合がある。これは、入金を行う者が、あとどれ位で自動収集開始枚数に達するのかを把握することができないことが原因であった。
特開2004−70486号公報 特開平11−283073号公報
かかる従来の貨幣処理装置においては、バラ貨幣収納部の収納量(満杯、包装硬貨を作成する開始枚数、等)に応じてのみ自動収集を行っていた為に、バラ貨幣収納部の収納量はある程度適正な状態に保つことができるが、包装貨幣収納部の収納量に関しては考慮されておらず、バラ貨幣が十分あるにも拘わらずエンプティ状態が発生していた。その為、包装貨幣収納部から必要に応じて包装貨幣を投出する貨幣処理装置に適用した場合、ある金種について包装貨幣を投出しようとしてもすぐに投出できないという問題があった。
また、バラ貨幣収納部の複数金種が自動収集開始条件となった場合、優先される金種の設定がないため、優先させて自動収集させたい金種を自動収集させることができなかった。
このため、入金中にバラ貨幣収納部がフル状態になると、自動収集によりフル状態が解除されるのを待たなければならないが、フル解除すべき金種以外にも自動収集開始条件を満たす金種がある場合には、優先順位が決められていないため(あるいは、金額順になっていたため)、すぐにフル解除する必要があるにもかかわらず、フル解除されない場合が生じた。
また、包装貨幣を出金時、包装貨幣収納部の残数が少ないとエンプティエラーが発生するため、これを防止するために、包装貨幣収納部の収納量がある一定量を割り込んだときに、他に優先して自動収集を行う必要があるが、従来は優先順位を設定できないため、バラ貨幣収納部には貨幣が十分な量あるにもかかわらず、包装貨幣の不足をカバーできないという不都合があった。
さらには、上述のような理由により自動収集開始までの枚数を外部から把握したいという要求もある。
本発明は、上述のような事情に鑑み為されたものであり、本発明の目的は、貨幣処理装置において、バラ貨幣収納部と包装貨幣収納部の双方が貨幣処理装置の運用に適した貨幣収納量となるように自動収集の最適化を図り、利用効率の向上を図ることにある。
本発明は、金融営業店等に設置される貨幣処理装置に関し、本発明の上記目的は、入金されたバラ状態の貨幣を金種別に収納すると共に、必要時に繰り出すことができるバラ貨幣収納部と、前記バラ貨幣収納部から繰り出されたバラ貨幣を所定枚数ごとに結束・包装等の包装処理を行う貨幣包装手段と、前記貨幣包装手段で包装された包装貨幣を金種別に収納すると共に、必要時に投出することができる包装貨幣収納部と、前記バラ貨幣収納部の貨幣量が所定量以上になった時又は前記包装貨幣収納部の貨幣量が所定量以下になった時に、自動的に前記バラ貨幣収納部からバラ貨幣を繰り出して包装し、前記包装貨幣収納部へ収納させる自動収集処理を行わせる制御手段とを具備し、前記制御手段は、以下の優先順位に基づく金種について自動収集処理を行うことを特徴とする貨幣処理装置によって達成される。
(優先順位1位)前記バラ貨幣収納部が入金処理の継続が不能となるフル状態の金種。
また、本発明の上記目的は、前記貨幣処理装置において、さらに以下の優先順位に基づく金種について自動収集処理を行うことによってより効果的に達成される。
(優先順位2位)前記バラ貨幣収納部が予め設定されたニアエンプティ量以上であり、かつ、前記包装貨幣収納部が予め設定された補充開始量以下となる金種。
さらに、本発明の上記目的は、前記貨幣処理装置において、前記優先順位2位の金種が複数ある場合は、前記包装貨幣収納部がエンプティにより近い方の金種を優先させて自動収集処理を行うことにより、効果的に達成される。
またさらに、本発明の上記目的は、前記貨幣処理装置において、さらに以下の優先順位に基づく金種について自動収集処理を行うことによってさらに効果的に達成される。
(優先順位3位)前記バラ貨幣収納部が予め設定されたニアフル量以上となる金種。
さらにまた、本発明の上記目的は、前記貨幣処理装置において、前記優先順位3位の金種が複数ある場合は、フル状態により近い方の金種を優先させて自動収集処理を行うことによってさらに効果的に達成される。
本発明の上記目的は、前記自動収集の開始の条件となるバラ貨幣収納部の貨幣量の所定量と、前記バラ貨幣収納部の収納量との差を金種ごとに表示する表示部を設けることにより、さらに効果的に達成される。
本発明に係る貨幣処理装置によれば、バラ貨幣収納部の貨幣量が所定量以上になった時または包装貨幣収納部の貨幣量が所定量以下になった時に自動的にバラ貨幣収納部からバラ貨幣を繰り出して包装し包装貨幣収納部へ収納させる自動収集処理を、バラ貨幣収納部が入金処理を継続不能となるフル状態の金種を優先順位1位として行わせるようにしたので、継続不能状態をいち早く解消することができ、貨幣処理装置の利用効率の向上を図ることができる。
また、バラ貨幣収納部が予め設定されたニアエンプティ量以上であり、かつ、包装貨幣収納部が予め設定された補充開始量以下となる金種を優先順位2位として自動収集処理を行うようにしたので、包装貨幣のエンプティの発生要因を事前に取り除くことができ、包装貨幣の出金時にエンプティエラー等が発生する可能性を減少させることができる。
また、優先順位2位の金種が複数ある場合は、包装貨幣収納部がエンプティにより近い方の金種を優先させて自動収集処理を行わせるので、よりエンプティエラー等が発生する可能性を減少させることができる。
また、バラ貨幣収納部が予め設定されたニアフル量以上となる金種を優先順位3位として自動収集処理を行うようにしたので、フルエラーの発生要因を事前に取り除くことができ、バラ貨幣収納部が入金処理を継続不能となるフル状態になる可能性を極めて少なくすることができる。更に、優先順位3位の金種が複数ある場合は、フル状態により近い方の金種を優先させて自動収集処理を行わせるので、よりフルエラー等が発生する可能性を減少させることができる。
さらに、包装処理開始までの貨幣量が表示されるので、その貨幣量表示を利用し、わざと包装処理が開始される所定量までバラ貨幣の装填を行うことで、結果的に、ねらった金種について包装貨幣を作ることもできる。
以下、本発明に係る金融営業店における貨幣処理装置について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1は、貨幣処理装置1の一例を示す外観図である。図1に示されるように、貨幣処理装置1は、束紙幣出金部101と、バラ紙幣入出金部102と、紙幣結束部103と、新券出金部104と、包装硬貨出金部105と、バラ硬貨入出金部106と、硬貨包装部107と、出金伝票に認証印字を行うための認証印字用プリンタ111と、貨幣処理装置の各種操作用のキーを表示するタッチパネルからなる操作表示部113と、制御用CPUやROM等を内部に持つターミナル部112とを備えている。更に、操作者のID情報が格納されたIDカード用のカード処理部114と、レシート発行部115と、小切手、手形等を入れる現金外ボックス116と、通帳への印字等を行う通帳処理部109を備えている。
なお、特許請求の範囲記載のバラ貨幣収納部は後述のバラ紙幣収納部143及びバラ硬貨収納部161に対応し、貨幣包装手段は紙幣結束部103及び硬貨包装部107に対応し、包装貨幣収納部は後述の束収納部147及び包装硬貨収納部171に対応している。
図2は貨幣処理装置1の内部構成例を示しており、CPU121がROM122等に格納されたプログラムに従って全体を制御するようになっており、CPU121には収納した貨幣の枚数等のデータを記憶する記憶部124、通信制御部125が接続されている。また、CPU121等で構成されるターミナル部112には、操作表示部113、カード処理部114、認証印字及びジャーナル用の認証・ジャーナルプリンタ111、レシート発行部115、通帳処理部109が接続されている。さらには、ターミナル部112には、新券出金部104、束紙幣出金部101、バラ紙幣入出金部102、紙幣結束部103、包装硬貨出金部105、バラ硬貨入出金部106、硬貨包装部107の各部が接続されている。なお、RAM123はCPU121の作業用メモリである。
図3は、前記バラ紙幣入出金部102の内部構成の一例を示した図であり、入金口から入れられたバラ紙幣は、入金識別部141において金種、真偽の判定がなされ、偽札あるいは汚損等で識別不能の場合はリジェクトされ、真券であれば表裏反転部142で表裏を揃えた後、金種ごとにバラ紙幣収納部143に収納される。出金の場合は、バラ紙幣収納部143から繰り出された紙幣が出金識別部144で金種、枚数(2枚重なって出てくる場合がある)が確認され、出金口から排出される。また、束紙幣を作るための自動収集が開始された場合は、前記バラ紙幣収納部143から繰り出された紙幣は所定単位枚数(例えば100枚)で結束用集積部145に集積され、束搬送部146を介して次の束紙幣出金部101へと送られる。
図4は、前記束紙幣出金部101の内部構成の一例を示した図であり、前記束搬送部146から送られた(結束前の)束紙幣は、紙幣結束部103にて結束(帯封)され、束出金口から排出されるか、若しくは束集積部に一旦集められた後、金種ごとに束収納部147に収納される。両替等で束紙幣での出金が要求された場合は、この逆に、前記束収納部147から必要な束紙幣が束集積部に集められ、束出金口から排出される。
図5は前記バラ硬貨入出金部106の内部構成の一例を示した図であり、入金口から入れられたバラ硬貨は、識別部において金種、真偽の判定がなされ、金種ごとにバラ硬貨収納部161に収納される。出金の場合は、バラ硬貨収納部161から繰り出された硬貨が、出金口から排出される。また、包装硬貨(棒金)を作るための自動収集が開始された場合は、前記バラ硬貨収納部161から繰り出された硬貨は所定単位枚数(例えば50枚)で硬貨包装部107に集積されて包装され、棒金となる。
図6は前記包装硬貨出金部105の内部構成の一例を示した図であり、前記硬貨包装部107で包装された棒金は、包装硬貨収納部171に各金種ごとに収納される。両替等で棒金での出金が要求された場合は、包装硬貨収納部171から必要な棒金が取り出され、棒金出金口から排出される。
次に、内部に紙幣結束部や硬貨包装部を具備している、本発明に係る貨幣処理装置1を使用した、自動収集について説明する。なお、説明の都合上、硬貨の場合を例にして説明するが、紙幣の場合も同様である。
図7は硬貨の自動収集を行う場合の設定画面の一例を示すもので、操作表示部113により行われる。図7において、開始枚数とは、その枚数を超えると自動収集が開始されるバラ硬貨収納部の枚数(特許請求の範囲請求項1に記載されている「所定量以上」の所定量に対応するものである。)であり、終了枚数とは、その枚数を下回ると自動収集が終了となるバラ硬貨収納部の枚数である。なお、所定量は、枚数で把握してもよいし、(図示しない)センサ等を用いて貨幣量が所定レベルに達したことを検知することにより把握するようにしてもよい。以下、貨幣量を枚数(又は本数)で把握した場合を例にして説明する。
また、自動補充本数(補充開始設定本数)とは、その本数以下になった場合には開始枚数に達していなくても自動収集が開始される包装硬貨収納部の包装硬貨(棒金)の本数(特許請求の範囲請求項1に記載されている「所定量以下」の所定量に対応するものである。)である。最大収集本数とは、1回の処理で作成される棒金の最大本数のことであり、この本数に達すると次の金種の自動収集に移行する。なお、開始枚数は、金種ごとに終了枚数からフル枚数(後述)までの範囲で設定可能である。
図8は、本発明に係る貨幣処理装置における自動収集の流れを示すフローチャートの一例を示すものである。この図に基づいて説明する。
まず、バラ硬貨収納部161にある硬貨の枚数(以下、「バラ収納枚数」という。)と、金種ごとに予め設定されているフル枚数(下記表1参照)との比較を、すべての金種について行う(ステップS1)。これは、フル状態になるとこれ以上入金できなくなるので、これを解除すべく、フル状態にある金種の自動収集を最優先する必要があるからである。もし、フル枚数以上となる金種が複数あった場合は最も枚数が多い金種を優先して(ステップS2)、自動収集を行う(ステップS11)。
もし、フル状態にある金種がなかった場合は、包装硬貨収納部にある棒金の本数が前記補充開始設定本数以下となる金種があるかどうかを調べる(ステップS3)。すなわち、棒金エンプティエラーを未然に防止するため、棒金が不足しそうな金種については、バラ収納枚数が前記の自動収集開始枚数に到達していなくても、優先的に自動収集を行って棒金を補充しておく必要があるからである。
もし、棒金の本数が前記補充開始設定本数以下となる金種がある場合は、当該金種のバラ収納枚数がニアエンプティ(例えば50枚に予め設定されている。)以上であることを条件として(ステップS4)、自動収集を開始する。バラ収納枚数がニアエンプティ以上であることを条件とするのは、自動収集によって棒金を作成した後にバラ硬貨収納部がエンプティエラーを起こさないようにするためである。ステップS3及びS4の条件を共に満足する金種が複数あった場合は、棒金の本数が少ない方を優先する(ステップS5)。
Figure 2006215810
上記ステップS4において、該当する金種のバラ収納枚数がニアエンプティ枚数を下回っている場合、又は棒金の本数が前記補充開始設定本数以下となる金種がない場合(ステップS3でNOの場合)は、バラ収納枚数と、金種ごとに予め設定されている自動収集開始枚数(図7参照)との比較を、すべての金種について行う(ステップS6)。
もし、自動収集開始枚数以上となる金種がある場合は、バラ収納枚数がニアフル枚数以上となる金種があるかどうかを調べる(ステップS7)。これは、ニアフル枚数を超えるとフル状態になる可能性が高くなるので、これをなるべく未然に防止すべく、ニアフル状態にある金種の自動収集を次に優先する必要があるからである。もし、ニアフル枚数以上となる金種が複数あった場合は最もフル枚数に近い金種を優先して自動収集を行う(ステップS8)。もし、ニアフル枚数以上となる金種がない場合は、当該金種のバラ収納枚数がニアエンプティ以上であることを条件として(ステップS9のYES)、自動収集を実施する。自動収集開始枚数以上となる金種が複数あった場合は最も高額な金種を優先して自動収集を行う(ステップS10)。
なお、硬貨の場合は、常に、自動収集開始枚数がニアエンプティ枚数(50枚)より大きいので、ステップS9は常に「YES」となるが、紙幣の場合は、自動収集枚数設定だけでなく、ニアエンプティ枚数の設定も可変になっているので、例えば、ニアエンプティ設定=400枚、自動収集開始枚数=350枚というような設定にすると、ステップS9が「NO」になる場合があり得る。
次に、自動収集が終了した後に、包装硬貨収納部がフルになっていないかを調べ(ステップS12)、フルでない場合は始めに戻って処理を繰り返し、フルである場合は、バラ収納枚数がフル枚数以上である金種があるかどうかを調べる(ステップS13)。なお、ステップS1において、バラ収納枚数がフル枚数以上である金種があるかどうかチェック済みであるが、その時点ではフル状態になくても、他の金種について自動収集を行っている間にフル状態に到達する可能性があるので、フル状態にある金種があるかをここで再度チェックするのである。ここでフル状態が検知されればアラームを報知し、始めに戻って他の金種について処理を繰り返す(ステップS14)。フルでない場合はアラームを報知することなく始めに戻って処理を繰り返す。また、アラームに係員が気付いた場合には包装硬貨を回収する等の必要な措置がとられる。
図9は、バラ硬貨収納部及び包装硬貨収納部の収納状態の実施例を示す図である。図8のフローチャートに従って処理した場合に、どのような優先順位で自動収集が為されるかを説明する。
最優先はフル状態の解除であるので、10円硬貨がまず自動収集にかけられる。次に、棒金の本数が自動補充本数以下である場合の棒金補充が優先されるので、50円硬貨と500円硬貨が候補となるが、50円硬貨の方はバラ硬貨収納部がニアエンプティ以下であるので自動収集はされず、500円硬貨が自動収集にかけられる。
次は、自動収集開始枚数以上で、かつニアフル枚数以上となる金種(100円硬貨)が自動収集にかけられる。これが終わると、1円硬貨が開始枚数を超えているので自動収集にかけられる。
図10は、バラ硬貨入出金部の装填状態を表示する画面の一例である。ここに、「自動収集開始までの枚数」が表示されているが、これはバラ収納枚数から自動収集開始枚数を減じた値を表示したものである。例えば、500円硬貨の場合は、あと16枚が投入されると自動収集が開始されることを示している。従って、バラ硬貨のままで残しておきたいという要望がある場合は、バラ硬貨の装填を15枚以下に抑えればいいし、バラ硬貨の装填と棒金の装填を両方行いたい場合には、自動収集開始枚数以上(16枚以上)までバラ硬貨を意図的に余計に装填すれば自動収集がかかるため、棒金の装填が自動的に行えることになる。
本発明に係る貨幣処理装置の一例を示す外観図である。 本発明に係る貨幣処理装置の内部構成例を示す図である。 バラ紙幣入出金部の内部構成の一例を示した図である。 束紙幣出金部の内部構成の一例を示した図である。 バラ硬貨入出金部の内部構成の一例を示した図である。 包装硬貨出金部の内部構成の一例を示した図である。 硬貨自動収集設定入力画面の一例を示す図である。 本発明に係る貨幣処理装置における自動収集の流れを示すフローチャートの一例を示すものである。 バラ硬貨収納部及び包装硬貨収納部の収納状態の実施例を示す図である。 バラ硬貨入出金部の装填状態を表示する画面の一例である。
符号の説明
101 束紙幣出金部
102 バラ紙幣入出金部
103 紙幣結束部
105 包装硬貨出金部
106 バラ硬貨入出金部
107 硬貨包装部
113 操作表示部
144 バラ紙幣収納部
147 束収納部
161 バラ硬貨収納部
171 包装硬貨収納部

Claims (6)

  1. 入金されたバラ状態の貨幣を金種別に収納すると共に、必要時に繰り出すことができるバラ貨幣収納部と、
    前記バラ貨幣収納部から繰り出されたバラ貨幣を所定枚数ごとに結束・包装等の包装処理を行う貨幣包装手段と、
    前記貨幣包装手段で包装された包装貨幣を金種別に収納すると共に、必要時に投出することができる包装貨幣収納部と、
    前記バラ貨幣収納部の貨幣量が所定量以上になった時又は前記包装貨幣収納部の貨幣量が所定量以下になった時に、自動的に前記バラ貨幣収納部からバラ貨幣を繰り出して包装し、前記包装貨幣収納部へ収納させる自動収集処理を行わせる制御手段とを具備し、
    前記制御手段は、以下の優先順位に基づく金種について自動収集処理を行うことを特徴とする貨幣処理装置。
    (優先順位1位)前記バラ貨幣収納部が入金処理の継続が不能となるフル状態の金種。
  2. 請求項1に記載の貨幣処理装置において、さらに以下の優先順位に基づく金種について自動収集処理を行うことを特徴とする貨幣処理装置。
    (優先順位2位)前記バラ貨幣収納部が予め設定されたニアエンプティ量以上であり、かつ、前記包装貨幣収納部が予め設定された補充開始量以下となる金種。
  3. 請求項2に記載の貨幣処理装置において、前記優先順位2位の金種が複数ある場合は、前記包装貨幣収納部がエンプティにより近い方の金種を優先させて自動収集処理を行うことを特徴とする貨幣処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載の貨幣処理装置において、さらに以下の優先順位に基づく金種について自動収集処理を行うことを特徴とする貨幣処理装置。
    (優先順位3位)前記バラ貨幣収納部が予め設定されたニアフル量以上となる金種。
  5. 請求項4に記載の貨幣処理装置において、前記優先順位3位の金種が複数ある場合は、フル状態により近い方の金種を優先させて自動収集処理を行うことを特徴とする貨幣処理装置。
  6. 前記自動収集の開始の条件となるバラ貨幣収納部の貨幣量の所定量と、前記バラ貨幣収納部の収納量との差を金種ごとに表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の貨幣処理装置。
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