JP4654048B2 - 貨幣処理装置 - Google Patents
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従来の貨幣処理装置では、バラ貨幣が収納されるバラ貨幣収納部が満杯になったときを判断して、一括して包装処理を行っていた。しかしながら、これではバラ貨幣収納部が満杯にならなければ包装貨幣を作成できないので、満杯になるまで待つ必要があり、利用効率が悪いという問題があった。
また、バラ貨幣収納部の複数金種が自動収集開始条件となった場合、優先される金種の設定がないため、優先させて自動収集させたい金種を自動収集させることができなかった。
このため、入金中にバラ貨幣収納部がフル状態になると、自動収集によりフル状態が解除されるのを待たなければならないが、フル解除すべき金種以外にも自動収集開始条件を満たす金種がある場合には、優先順位が決められていないため(あるいは、金額順になっていたため)、すぐにフル解除する必要があるにもかかわらず、フル解除されない場合が生じた。
また、包装貨幣を出金時、包装貨幣収納部の残数が少ないとエンプティエラーが発生するため、これを防止するために、包装貨幣収納部の収納量がある一定量を割り込んだときに、他に優先して自動収集を行う必要があるが、従来は優先順位を設定できないため、バラ貨幣収納部には貨幣が十分な量あるにもかかわらず、包装貨幣の不足をカバーできないという不都合があった。
前記制御手段は、前記バラ貨幣収納部にフル状態の金種がある場合は、該金種について自動収集処理を優先的に行い、前記バラ貨幣収納部にフル状態の金種がない場合であって、かつ、前記包装貨幣収納部の包装貨幣量が補充開始量以下になった金種がある場合は、該金種のバラ貨幣量がニアエンプティ量以上であることを条件として自動収集処理を開始するように制御することを特徴とする貨幣処理装置によって達成される。
また、バラ貨幣収納部が予め設定されたニアエンプティ量以上であり、かつ、包装貨幣収納部が予め設定された補充開始量以下となる金種を優先順位2位として自動収集処理を行うようにしたので、包装貨幣のエンプティの発生要因を事前に取り除くことができ、包装貨幣の出金時にエンプティエラー等が発生する可能性を減少させることができる。
また、優先順位2位の金種が複数ある場合は、包装貨幣収納部がエンプティにより近い方の金種を優先させて自動収集処理を行わせるので、よりエンプティエラー等が発生する可能性を減少させることができる。
また、バラ貨幣収納部が予め設定されたニアフル量以上となる金種を優先順位3位として自動収集処理を行うようにしたので、フルエラーの発生要因を事前に取り除くことができ、バラ貨幣収納部が入金処理を継続不能となるフル状態になる可能性を極めて少なくすることができる。更に、優先順位3位の金種が複数ある場合は、フル状態により近い方の金種を優先させて自動収集処理を行わせるので、よりフルエラー等が発生する可能性を減少させることができる。
図1は、貨幣処理装置1の一例を示す外観図である。図1に示されるように、貨幣処理装置1は、束紙幣出金部101と、バラ紙幣入出金部102と、紙幣結束部103と、新券出金部104と、包装硬貨出金部105と、バラ硬貨入出金部106と、硬貨包装部107と、出金伝票に認証印字を行うための認証印字用プリンタ111と、貨幣処理装置の各種操作用のキーを表示するタッチパネルからなる操作表示部113と、制御用CPUやROM等を内部に持つターミナル部112とを備えている。更に、操作者のID情報が格納されたIDカード用のカード処理部114と、レシート発行部115と、小切手、手形等を入れる現金外ボックス116と、通帳への印字等を行う通帳処理部109を備えている。
なお、特許請求の範囲記載のバラ貨幣収納部は後述のバラ紙幣収納部143及びバラ硬貨収納部161に対応し、貨幣包装手段は紙幣結束部103及び硬貨包装部107に対応し、包装貨幣収納部は後述の束収納部147及び包装硬貨収納部171に対応している。
また、自動補充本数(補充開始設定本数)とは、その本数以下になった場合には開始枚数に達していなくても自動収集が開始される包装硬貨収納部の包装硬貨(棒金)の本数(特許請求の範囲請求項1に記載されている「所定量以下」の所定量に対応するものである。)である。最大収集本数とは、1回の処理で作成される棒金の最大本数のことであり、この本数に達すると次の金種の自動収集に移行する。なお、開始枚数は、金種ごとに終了枚数からフル枚数(後述)までの範囲で設定可能である。
まず、バラ硬貨収納部161にある硬貨の枚数(以下、「バラ収納枚数」という。)と、金種ごとに予め設定されているフル枚数(下記表1参照)との比較を、すべての金種について行う(ステップS1)。これは、フル状態になるとこれ以上入金できなくなるので、これを解除すべく、フル状態にある金種の自動収集を最優先する必要があるからである。もし、フル枚数以上となる金種が複数あった場合は最も枚数が多い金種を優先して(ステップS2)、自動収集を行う(ステップS11)。
もし、棒金の本数が前記補充開始設定本数以下となる金種がある場合は、当該金種のバラ収納枚数がニアエンプティ(例えば50枚に予め設定されている。)以上であることを条件として(ステップS4)、自動収集を開始する。バラ収納枚数がニアエンプティ以上であることを条件とするのは、自動収集によって棒金を作成した後にバラ硬貨収納部がエンプティエラーを起こさないようにするためである。ステップS3及びS4の条件を共に満足する金種が複数あった場合は、棒金の本数が少ない方を優先する(ステップS5)。
最優先はフル状態の解除であるので、10円硬貨がまず自動収集にかけられる。次に、棒金の本数が自動補充本数以下である場合の棒金補充が優先されるので、50円硬貨と500円硬貨が候補となるが、50円硬貨の方はバラ硬貨収納部がニアエンプティ以下であるので自動収集はされず、500円硬貨が自動収集にかけられる。
次は、自動収集開始枚数以上で、かつニアフル枚数以上となる金種(100円硬貨)が自動収集にかけられる。これが終わると、1円硬貨が開始枚数を超えているので自動収集にかけられる。
102 バラ紙幣入出金部
103 紙幣結束部
105 包装硬貨出金部
106 バラ硬貨入出金部
107 硬貨包装部
113 操作表示部
144 バラ紙幣収納部
147 束収納部
161 バラ硬貨収納部
171 包装硬貨収納部
Claims (6)
- 入金されたバラ状態の貨幣を金種別に収納すると共に、必要時に繰り出すことができるバラ貨幣収納部と、
前記バラ貨幣収納部から繰り出されたバラ貨幣を所定枚数ごとに結束・包装等の包装処理を行う貨幣包装手段と、
前記貨幣包装手段で包装された包装貨幣を金種別に収納すると共に、必要時に投出することができる包装貨幣収納部と、
少なくとも、前記バラ貨幣収納部の貨幣量が所定量以上になった時又は前記包装貨幣収納部の貨幣量が補充開始量以下になった時に、自動的に前記バラ貨幣収納部からバラ貨幣を繰り出して包装し、前記包装貨幣収納部へ収納させる自動収集処理を行わせる制御手段とを具備し、
前記制御手段は、前記バラ貨幣収納部にフル状態の金種がある場合は、該金種について自動収集処理を優先的に行い、
前記バラ貨幣収納部にフル状態の金種がない場合であって、かつ、前記包装貨幣収納部の包装貨幣量が補充開始量以下になった金種がある場合は、該金種のバラ貨幣量がニアエンプティ量以上であることを条件として自動収集処理を開始するように制御することを特徴とする貨幣処理装置。 - 前記フル状態の金種が複数ある場合は、枚数の多い金種から自動収集処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
- 前記包装貨幣収納部の包装貨幣量が補充開始量以下になった金種が複数ある場合は、該包装貨幣量が最も少ない金種から自動収集処理を行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の貨幣処理装置。
- 前記包装貨幣収納部の包装貨幣量が補充開始量以下である金種がない場合は、前記バラ貨幣収納部の貨幣量が予め設定されたニアフル量以上である金種について自動収集処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
- 前記バラ貨幣収納部の貨幣量が予め設定されたニアフル量以上である金種が複数ある場合は、フル状態により近い方の金種を優先させて自動収集処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理装置。
- 前記自動収集処理の開始の条件となる前記バラ貨幣収納部の貨幣量の前記所定量と、前記バラ貨幣収納部の収納量との差を金種ごとに表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の貨幣処理装置。
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