JP2006213801A - 2液硬化型無溶剤系接着剤 - Google Patents

2液硬化型無溶剤系接着剤 Download PDF

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Abstract

【課題】 バリア層とプラスチックフィルムとが積層されるラミネート複合フィルムにおいて、高温殺菌処理後も、優れた外観および接着強度を保持し、しかも、ラミネート複合フィルムの製造時に、主剤と硬化剤との反応が適度に調整され、良好な作業性を確保することのできる、2液硬化型無溶剤系接着剤を提供すること。
【解決手段】 主剤には、全末端水酸基の30%以上が2級または3級の末端水酸基であり、酸基を含むポリオールを含有させ、硬化剤には、芳香脂肪族ポリイソシアネートとポリオールとの反応により得られ、平均官能基数が1.5〜2.5であるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと、脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体とを含有させて、これら主剤と硬化剤とから、2液硬化型無溶剤系接着剤を調製する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、2液硬化型無溶剤系接着剤に関し、詳しくは、ラミネート用接着剤などとして用いられる2液硬化型無溶剤系接着剤に関する。
従来から、各種プラスチックフィルムと金属箔などとを接着剤で貼り合わせたラミネート複合フィルムが、包装用途の分野で広く使用されている。とりわけ、金属箔を含むラミネート複合フィルムは、金属箔の遮光性、気体・液体のバリア性に優れ、高温殺菌処理がなされる食品用の包材として広く使用されている。
このようなラミネート複合フィルムの貼り合わせに用いられるラミネート用接着剤としては、ポリエステルポリオールを含有する主剤と、ポリイソシアネートを含有する硬化剤とを含む2液硬化型ウレタン接着剤が、その簡便性と優れた接着性能の観点より、広く使用されている。
金属箔を含むラミネート複合フィルムは、通常、金属箔の一方の面と、延伸プラスチックフィルム(PET、NYなど)とを、ラミネート用接着剤で貼り合わせ、次いで、金属箔の他方の面と、未延伸プラスチックフィルム(CPPなど)とを、ラミネート用接着剤で貼り合わせることによって、3層構造として得られる。食品などの内容物は、通常、未延伸プラスチックフィルム側と接触するように充填される。なお、金属箔に接触するように、内側または外側にさらに他の延伸プラスチックフィルムが張り合わされた4層構造のラミネート複合フィルムが使用される場合もある。
近年、作業環境を改善するために、溶剤の使用が規制されつつあり、ラミネート複合フィルムの製造においても、それに伴って、有機溶剤系接着剤から無溶剤系接着剤への移行が進んでいる。このような無溶剤系接着剤としては、主剤としてポリオールを含有し、硬化剤としてポリイソシアネートを含有する2液硬化型無溶剤系接着剤が使用されている。
しかし、無溶剤系接着剤は、接着剤を構成する成分の分子量が、溶剤系接着剤に比べてはるかに小さいため、高温殺菌処理が必要なアルミニウム箔などの金属箔を含むラミネート複合フィルムの製造に用いると、高温殺菌処理後に金属箔の食品と接触する側の接着強度が著しく低下するという不具合がある。
とりわけ、酢などの酸成分を含む食品を内容物として充填した場合には、このような現象がより顕著に現れる上、さらには包材を長期間保存した際には、梨肌状の外観を呈したり、場合によっては、ラミネート複合フィルムのプラスチックフィルムと金属箔とが剥離するという不具合を生じる。
このような事情から、2液硬化型無溶剤系接着剤は、現在まで、熱処理を必要としない、例えば、ドライフーズやスナックの用途に制限され、高温殺菌処理の用途では、金属箔を含まない包材に一部使用されているのみである。
そのため、2液硬化型無溶剤系接着剤において、アルミニウムなどの金属箔とプラスチックフィルムとの接着性を改善する手段として、ポリオールの水酸基を無水酸で酸変性する方法が提案されている。
例えば、ポリオールまたはポリウレタンポリオールとポリウレタンポリイソシアネートから成る2液硬化型接着剤組成物において、前記ポリオールとして、3官能以上の水酸基を有するポリオールにポリカルボン酸を水酸基が少なくとも2個残るように反応させて得られるカルボキシル基を有するポリオール、及び前記ポリウレタンポリオールとして3官能以上の水酸基を有するポリオールにポリカルボン酸を水酸基が少なくとも2個残るように反応させて得られるカルボキシル基含有ポリオールを共重合せしめたポリウレタンポリオールを含有して成ることを特徴とする接着剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、数平均分子量300〜5000のポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエーテルエステルポリオール及びポリウレタンポリオールより成る群から選ばれた有機ポリマーポリオール化合物と、該有機ポリマーポリオール化合物にカルボン酸無水物を付加してなるカルボキシル基が導入された有機ポリマーポリオール化合物と、ポリイソシアネート化合物とを配合して成る無溶剤型フィルム−フィルム複合ラミネート用接着剤組成物であって、有機ポリマーポリオール化合物の固形分100部に対するカルボン酸無水物が0.3〜1重量部であることを特徴とする無溶剤型フィルム−フィルム複合ラミネート用接着剤組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特公平7−94654号公報 特許第3584480号公報
しかし、このような2液硬化型無溶剤系接着剤において、ポリオールの水酸基を酸変性したり、カルボン酸の無水物を配合すると、通常急激な粘度上昇により、作業性の不良を生じる。一方、酸変性量を少なくすると梨肌が生じるという不具合があり、金属箔とプラスチックフィルムが剥離しやすくなる。
本発明の目的は、バリア層とプラスチックフィルムとが積層されるラミネート複合フィルムにおいて、高温殺菌処理後も、長期にわたって優れた外観および接着強度を保持し、しかも、ラミネート複合フィルムの製造時に、主剤と硬化剤との反応が適度に調整され、良好な作業性を確保することのできる、2液硬化型無溶剤系接着剤を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、主剤および硬化剤からなる2液硬化型無溶剤系接着剤であって、主剤が、酸基を含むポリオールを含有し、そのポリオールの全末端水酸基の30%以上が2級または3級の末端水酸基であり、硬化剤が、芳香脂肪族ポリイソシアネートとポリオールとの反応により得られ、平均官能基数が1.5〜2.5であるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと、脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体とを含有することを特徴としている。
また、本発明においては、硬化剤中、分子量190以下の低分子量ポリイソシアネートの含有量が、3重量%以下であることが好適である。
また、本発明においては、硬化剤中、前記イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと前記脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体との合計に対して、前記イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーの含有量が、1〜80重量%であり、前記脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体の含有量が、20〜99重量%であることが好適である。
また、本発明では、下記式(1)から算出される値が、10以上40以下であることが好適である。
Figure 2006213801
また、本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤は、バリア層とプラスチックフィルムとをラミネートするために、好適に用いられる。
本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤によれば、バリア層とプラスチックフィルムとが積層されるラミネート複合フィルムにおいて、高温殺菌処理後も、長期にわたって優れた外観および接着強度を保持し、しかも、ラミネート複合フィルムの製造時に、主剤と硬化剤との反応が適度に調整され、優れた作業性を確保することができる。
本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤は、主剤および硬化剤からなる。
本発明において、主剤は、酸基を含むポリオールを含有している。本発明において、酸基を含むポリオールは、酸基を含むポリオール中の全末端水酸基の30%(モル%、以下同じ。)以上が2級または3級の末端水酸基である。換言すれば、酸基を含むポリオール中の全末端水酸基のうち、1級の末端水酸基が70%未満である。酸基を含むポリオール中の全末端水酸基のうち、1級の末端水酸基が70%を超えると、主剤と硬化剤との配合時に、水酸基とイソシアネート基との反応が活性化し、粘度上昇による作業性の不良を生じる。なお、酸基を含むポリオール中の全末端水酸基の30〜100%が、2級または3級の末端水酸基であることが好ましい。
本発明において、このような酸基を含むポリオールは、分子中に少なくとも1つの酸基を有するポリオールであって、末端水酸基が上記した割合を満たせば、特に制限されず、2液硬化型無溶剤系接着剤の主剤に用いることができるものであれば、いずれでも用いることができる。
本発明において、酸基を含むポリオールは、少なくとも1つの酸基が、ポリオールの分子鎖と共有結合していれば、酸基が分子末端に存在していてもよく、分子鎖中に存在してもよい。酸基としては、例えば、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基、または、これらの金属塩などが挙げられる。これらのうち、好ましくは、カルボン酸基が挙げられる。
このような酸基を含むポリオールは、例えば、後述するマクロポリオールや多価アルコールの末端水酸基に、無水酸を反応させて酸変性したり、あるいは、分子中に酸基を有する多価アルコールを原料成分の1つとして用いて、マクロポリオールを合成することにより、得ることができる。このような酸基の導入によって、バリア層との接着強度の向上を図ることができ、加熱殺菌処理後における耐内容物性の低下を防止することができる。
酸基の割合は、酸基を含むポリオール中の全末端水酸基および酸基の合計に対して、0.3%(モル%、以下同じ。)以上20%未満、好ましくは、0.4%以上、より好ましくは、0.5%以上15%未満である。酸基の割合を0.3%以上にすれば、バリア層との接着性をより強固にすることができ、一方、酸基の割合を20%未満にすれば、主剤と硬化剤との配合時に粘度上昇を抑制することができ、優れた作業性を得ることができる。
また、本発明において、酸基を含むポリオールは、ポリオールの末端水酸基が無水酸により酸変性されていることが好ましい。無水酸による変性によって、接着強度の向上を図ることができ、加熱殺菌処理後における耐内容物性の低下を防止することができる。
変性に用いられる無水酸としては、特に制限されないが、例えば、無水トリメリット酸、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水ピロメリット酸などが挙げられる。好ましくは、無水トリメリット酸が挙げられる。
無水酸による酸変性率は、上記した酸基の割合が基準となるが、より具体的には、酸変性されるポリオール100重量部に対して、無水酸が、1.5重量部以上10重量部未満、好ましくは、2重量部以上5重量部未満、さらに好ましくは、2.2重量部以上5重量部未満である。無水酸を1.5重量部以上の割合で酸変性すれば、バリア層との接着性をより強固にすることができ、一方、無水酸を10重量部未満の割合で酸変性すれば、主剤と硬化剤との配合時に粘度上昇を抑制することができ、優れた作業性を得ることができる。
そして、無水酸で末端水酸基を変性するには、例えば、ポリオールの末端水酸基に、無水酸を、上記した割合となるように、例えば、100〜200℃で、反応させればよい。
このようにして得られた酸基を含むポリオールを主剤として用いれば、主剤と硬化剤とを混合した後の反応を適度に制御でき、優れた作業性を得ることができる。
酸変性されるポリオールとしては、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリウレタンポリオールなどのマクロポリオールや、多価アルコールなどが挙げられる。これらは、単独または2種以上併用してもよい。
ポリエステルポリオールは、公知のエステル化反応、すなわち、多塩基酸と多価アルコールとの縮合反応や、多塩基酸のアルキルエステルと多価アルコールとのエステル交換反応などにより、得ることができる。
多塩基酸またはそのアルキルエステルとしては、例えば、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸、例えば、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸などの脂環式ジカルボン酸、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸など、またはこれらのジアルキルエステル(例えば、炭素数1−6アルキルエステルなど)もしくはこれらの無水フタル酸などの酸無水物、またはこれらの混合物などが挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、アルカンジオール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、3,3′−ジメチロールヘプタン、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、12−ヒドロキシステアリルアルコール、水添ダイマージオールなどの炭素数2−40アルカンまたは脂肪族低分子ジオールなど)、ポリオキシアルキレングリコール(例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリオキシエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコールなどのポリ(オキシ炭素数2−4アルキレン)グリコールまたは炭素数2−4アルキレンオキシドの共重合体など)、ビスフェノールAまたは水添ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加体、3官能以上のポリオール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど)、または、それらの混合物などが挙げられる。
そして、全末端水酸基の30%以上が2級または3級の末端水酸基を含むポリエステルポリオールを得るには、例えば、少なくとも1つが2級または3級の末端水酸基を有する多価アルコール、好ましくは、少なくとも一方が2級または3級の末端水酸基を有するグリコール、より具体的には、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオールなどを、適宜の割合で配合させる。
そうすると、より反応速度が速い1級の水酸基が多塩基酸またはそのアルキルエステルと優先的に反応する一方で、より反応速度の遅い2級の水酸基が残存しやすくなり、その結果、2級または3級の末端水酸基が、1級の末端水酸基よりも優先的に残存する。そのため、このような、少なくとも1つが2級または3級の末端水酸基を有する多価アルコールを、適宜の割合で配合することにより、全末端水酸基の30%以上が2級または3級の末端水酸基を含むポリエステルポリオールを、容易に得ることができる。
また、ポリエーテルポリオールは、アルキレンオキシド(例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフラン、オキセタン化合物などの炭素数2−5のアルキレンオキシド)の開環単独重合または開環共重合により得ることができる。この場合において、全末端水酸基の30%以上が2級または3級の末端水酸基を含むポリエーテルポリオールを得るには、例えば、開環時において、少なくとも1つが2級または3級の末端水酸基となるアルキレンオキシド、より具体的には、プロピレンオキシドの単独重合や、あるいは必要に応じて、エチレンオキシドなどの、開環時において、すべてが1級の末端水酸基となるアルキレンオキシドを、適宜の割合で反応させることによって、全末端水酸基の30%以上が2級または3級の末端水酸基を含むポリエーテルポリオールを、容易に得ることができる。
また、ポリウレタンポリオールは、上記により得られたポリエステルポリオールおよび/またはポリエーテルポリオールを、次に述べるポリイソシアネートと反応させることによって、ポリエステルポリウレタンポリオール、ポリエーテルポリウレタンポリオールあるいはポリエステルポリエーテルポリウレタンポリオールなどとして得ることができる。この場合において、全末端水酸基の30%以上が2級または3級の末端水酸基を含むポリウレタンポリオールを得るには、上記と同様の手法により、全末端水酸基に対する2級または3級の末端水酸基の割合が調整されたポリエステルポリオールおよび/またはポリエーテルポリオールを、ポリイソシアネートと反応させればよい。ポリエステルポリオールおよび/またはポリエーテルポリオールとポリイソシアネートとの反応は、公知のウレタン化反応を用いることができる。
また、上記した、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールおよびポリウレタンポリオールなどのマクロポリオールの数平均分子量は、400〜5000であることが好ましい。
また、酸変性されるポリオールとして用いられる多価アルコールは、例えば、上記したポリエステルポリオールの原料成分として用いられる多価アルコールと、同様のものが挙げられる。なお、多価アルコールは、主剤中、0.01重量%以上、50重量%以下の割合で用いられる。
そして、このようにして得られ、酸基を含むポリオールを含有する主剤は、その水酸基当量が、150〜1000、好ましくは、150〜700、より好ましくは、170〜500、酸当量が1000〜28000、好ましくは、1500〜22500、より好ましくは、2000〜15000である。
本発明において、硬化剤は、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと、脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体とを含有している。
イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーは、芳香脂肪族ポリイソシアネートとポリオールとの反応により得られる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、1,3−または1,4−キシリレンジイソシアネートもしくはその混合物(XDI)、1,3−または1,4−テトラメチルキシリレンジイソシアネートもしくはその混合物(TMXDI)、ω,ω′−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼンなどが挙げられる。これらは、単独または2種以上併用してもよい。好ましくは、1,3−または1,4−キシリレンジイソシアネートもしくはその混合物(XDI)が挙げられる。
ポリオールとしては、例えば、上記したマクロポリオールや多価アルコールなどが挙げられる。これらは、単独または2種以上併用してもよい。
そして、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを得るには、まず、芳香脂肪族ポリイソシアネートとポリオールとを、ポリオールの水酸基に対する芳香脂肪族ポリイソシアネートのイソシアネート基の当量比(NCO/OH)が、1より大きくなる割合、好ましくは、2〜100の割合にて、ウレタン化反応させる。ウレタン化反応には、公知のウレタン化反応の条件が用いられる。次いで、未反応の芳香脂肪族ポリイソシアネートを除去する。未反応の芳香脂肪族ポリイソシアネートを除去するには、特に制限されないが、例えば、薄膜蒸留法や溶剤抽出法などの公知の手法が用いられる。
これによって、モル基準での平均官能基数(以下、平均官能基数という。)が1.5〜2.5、好ましくは、1.7〜2.4のイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを得ることができる。また、得られたイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー中の未反応の芳香脂肪族ポリイソシアネートの含有量は、例えば、5重量%以下、好ましくは、4重量%以下とされる。硬化剤中に、このようなイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを含有させることにより、加熱殺菌処理における耐熱性を向上させることができる。
なお、上記により得られるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーにおいて、ポリオールと反応させるポリイソシアネートは、上記したように、芳香脂肪族ポリイソシアネートのみからなることが好ましい。他の種類のポリイソシアネート(例えば、芳香族、脂肪族、脂環族のポリイソシアネート)を併用すると、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーの粘度上昇を生じて、ラミネート複合フィルムの製造時に、塗工温度を上昇させる必要を生じ、その結果、水酸基とイソシアネート基との反応が活性化して、急激な粘度上昇により、作業性の不良を生じる場合がある。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、1,2−、2,3−または1,3−ブチレンジイソシアネート、2,4,4−または2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートなどが挙げられる。これらは、単独または2種以上併用してもよい。好ましくは、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)が挙げられる。
また、脂肪族ポリイソシアネートの変性体としては、例えば、脂肪族ポリイソシアネートの多量体(例えば、ダイマー、トリマーなど)や、例えば、脂肪族ポリイソシアネートあるいは多量体と、水との反応により生成するビウレット変性体、多価アルコールとの反応により生成するアロファネート変性体、炭酸ガスとの反応により生成するオキサジアジントリオン変性体などが挙げられる。好ましくは、脂肪族ポリイソシアネートの多量体、さらに好ましくは、脂肪族ポリイソシアネートのトリマーが挙げられる。
なお、脂肪族ポリイソシアネートのトリマーは、公知のトリマー化触媒を添加して脂肪族ポリイソシアネートをトリマー化することにより得たものでもよく、あるいは、脂肪族ポリイソシアネート中のイソシアネート基の一部をモノアルコール(C1−10アルコール、好ましくは、C3−6アルコール)や前述した多価アルコール(C1−10ジオールなど、好ましくは、C3−6ジオール)で反応させた後に、トリマー化してもよい。
そして、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと、脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体とを、それらの合計に対して、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーの含有量が、1〜80重量%、好ましくは、10〜75重量%、より好ましくは、30〜70重量%となり、脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体の含有量が、99〜20重量%、好ましくは、90〜25重量%、より好ましくは、70〜30重量%となるように配合することによって、硬化剤を得る。
硬化剤において、このような割合で、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体とを含有させれば、加熱殺菌処理後における耐内容物性の向上を図ることができるとともに、上記した酸基を含むポリオールの反応性と相俟って、主剤と硬化剤との配合時における適度のポットライフを得ることができ、良好な作業性を確保することができる。
そして、このようにして得られる硬化剤では、硬化剤中の、分子量190以下の低分子量ポリイソシアネートの含有量は、蒸留や反応によって実質的に含有されなくすることもできるが、好ましくは0.01重量%以上3重量%以下、好ましくは、2.5重量%以下、より好ましくは、2.2重量%以下となるように調整される。低分子量ポリイソシアネートには、上記した未反応の芳香脂肪族ポリイソシアネートや、脂肪族ポリイソシアネート(モノマー原料として用いられる脂肪族ポリイソシアネートと、脂肪族ポリイソシアネートの変性体中の未変性の脂肪族ポリイソシアネートとが含まれる。)のうち、分子量190以下のポリイソシアネートが含まれる。低分子量ポリイソシアネートの含有量を3重量%以下とするには、例えば、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー中の未反応の芳香脂肪族ポリイソシアネートの含有量を、未反応の芳香脂肪族ポリイソシアネートの除去時に調整し、また、脂肪族ポリイソシアネートの変性体中の未変性の脂肪族ポリイソシアネートの含有量を、脂肪族ポリイソシアネートの変性時に調整し、さらに、これらイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと、脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体との配合割合を調整すればよい。
そして、このようにして得られる硬化剤は、そのイソシアネート当量(アミン当量と呼称されることもある。)が、100〜1500、さらには、120〜1000である。
また、主剤および硬化剤には、必要に応じて、そのいずれか一方またはその両方に、例えば、シランカップリング剤やリンの酸素酸またはその誘導体を配合してもよい。
シランカップリング剤としては、構造式R−Si≡(X)3またはR−Si≡(R’)(X)2(式中、Rはビニル基、エポキシ基、アミノ基、イミノ基、イソシアネート基またはメルカプト基を有する有機基を示し、R’は低級アルキル基を示し、Xはメトキシ基、エトキシ基またはクロル原子を示す。)で表わされるものであれば、何れのものでもよく、例えば、ビニルトリクロルシランなどのクロロシラン、例えば、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−プロピルメチルジメトキシシラン、n−(ジメトキシメチルシリルプロピル)エチレンジアミン、n−(トリエトキシシリルプロピル)エチレンジアミン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノシラン、例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ジ(γ−グリシドキシプロピル)ジメトキシシランなどのエポキシシラン、例えば、ビニルトリエトキシシランなどのビニルシラン、例えば、3−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランなどのイソシアネートシランなどが挙げられる。これらシランカップリング剤は、単独または2種以上併用してもよい。
シランカップリング剤の配合量は、例えば、主剤または硬化剤100重量部に対して、0.001〜5重量部、好ましくは、0.01〜4重量部である。
また、リンの酸素酸またはその誘導体において、リンの酸素酸としては、例えば、次亜リン酸、亜リン酸、オルトリン酸、次リン酸などのリン酸類、例えば、メタリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、ポリリン酸、ウルトラリン酸などの縮合リン酸類などが挙げられる。
また、リンの酸素酸の誘導体としては、例えば、ナトリウム、カリウムなどのリン酸塩または縮合リン酸塩、例えば、オルトリン酸モノメチル、オルトリン酸モノエチル、オルトリン酸モノプロピル、オルトリン酸モノブチル、オルトリン酸モノ−2−エチルヘキシル、オルトリン酸モノフェニル、亜リン酸モノメチル、亜リン酸モノエチル、亜リン酸モノプロピル、亜リン酸モノブチル、亜リン酸モノ−2−エチルヘキシル、亜リン酸モノフェニルなどのモノエステル類、例えば、オルトリン酸ジ−2−エチルヘキシル、オルトリン酸ジフェニル、オルトリン酸トリメチル、オルトリン酸トリエチル、オルトリン酸トリプロピル、オルトリン酸トリブチル、オルトリン酸トリ−2−エチルヘキシル、オルトリン酸トリフェニル、亜リン酸ジメチル、亜リン酸ジエチル、亜リン酸ジプロピル、亜リン酸ジブチル、亜リン酸ジ−2−エチルヘキシル、亜リン酸ジフェニル、亜リン酸トリメチル、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリプロピル、亜リン酸トリブチル、亜リン酸トリ−2−エチルヘキシル、亜リン酸トリフェニルなどのジ、トリエステル類、または、縮合リン酸とアルコール類とから得られるモノ、ジ、トリエステル類などが挙げられる。
これらリン酸の酸素酸またはその誘導体は、単独または2種以上併用してもよい。好ましくは、遊離の酸素酸を少なくとも1つ以上有しているものが好ましく、例えば、オルトリン酸、ポリリン酸などが好ましい。
リン酸の酸素酸またはその誘導体の配合量は、例えば、主剤または硬化剤100重量部に対して、0.001〜3重量部、好ましくは、0.01〜2.5重量部である。
さらに、主剤および硬化剤には、必要に応じて、そのいずれか一方またはその両方に、例えば、エポキシ樹脂、触媒、塗工性改良剤、レベリング剤、消泡剤、酸化防止剤や紫外線吸収剤などの安定剤、可塑剤、界面活性剤、顔料、充填剤、有機または無機微粒子、防黴剤などの添加剤を配合してもよい。これらの添加剤の配合量は、その目的および用途により適宜決定される。
そして、本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤は、上記により調製された主剤および硬化剤を、下記式(1)から算出される値が、10以上40以下、好ましくは、10以上30以下となる配合割合として用いられる。
Figure 2006213801
この値が、10未満であると、酸成分が多くなり、主剤と硬化剤との配合時において、粘度上昇による作業性の不良を生じ、また、アミン当量が大きくなり、硬化後の物性が不十分となる。また、この値が、40を超えると、酸成分が少なくなり、バリア層との接着性が低下し、また、アミン当量が小さくなって、反応時間がかかり、また、硬化後に硬くなりすぎて接着強度が低下する。
主剤と硬化剤との配合割合は、上記の条件において、より具体的には、主剤中の活性水素基(水酸基およびアミノ基)に対する硬化剤中のイソシアネート基の当量比(NCO/OH)として、0.5〜5、さらには、0.6〜3となる割合であることが好ましい。
そして、本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤は、これら主剤および硬化剤を配合して、被着体に塗布するようにして使用される。
また、本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤においては、上記のように処方されることによって、硬化剤および主剤を配合し、均一に混合後2分後の粘度が、50℃で100〜2000mPa・s、好ましくは、50℃で200〜1800mPa・sであって、均一に混合後40分後の粘度が、50℃で20000mPa・s以下、好ましくは、50℃で15000mPa・s以下となる。このような粘度範囲であれば、主剤と硬化剤とを混合した後、無溶剤型ラミネータによって、この混合物をバリア層やプラスチックフィルムに、作業効率よく塗工することができる。
そのため、本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤は、被着体として、バリア層(例えば、金属箔)とプラスチックフィルム、特に、バリア層の内側の層(食品などの内容物が入る側)とプラスチックフィルムとをラミネートするための、ラミネート用接着剤として、好ましく用いられる。
バリア層とは、気体・液体のバリア性を有する層であって、例えば、金属または金属酸化物の層を含む層が挙げられる。このバリア層としては、金属箔ならびにバリア層を含むプラスチックフィルムが挙げられる。金属箔としては、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄、銅、鉛などが挙げられる。これらの厚みは、5〜100μm、好ましくは5〜20μm、さらに好ましくは5〜15μmである。
また、バリア層を含むプラスチックフィルムとしては、例えば、プラスチックフィルムの少なくとも一方の面に無機質層が形成されたフィルムが挙げられる。この無機質層は、蒸着やスパッタリング、ゾル−ゲル法などで形成することができる。無機質層を形成する無機物としては、例えば、チタン、アルミニウム、ケイ素などの単体またはこれらの元素を含む無機化合物(酸化物など)が挙げられる。なかでも、アルミナ、シリカ単独や、アルミナおよびシリカを蒸着したフィルムが好ましい。なお、バリア層を含むプラスチックフィルムは、蒸着層を形成させる際にアンカーコート剤などでプライマー処理が施されていてもよく、また、蒸着層の空気側にオーバーコート層を含んでいてもよい。
プラスチックフィルムとしては、例えば、オレフィン系重合体(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリエステル系重合体(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリアルキレンテレフタレート、ポリアルキレンナフタレートや、これらのポリアルキレンアリレート単位を主成分とするコポリエステルなど)、ポリアミド系重合体(例えば、ナイロン6、ナイロン66など)、ビニル系重合体(例えば、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体など)から構成されるフィルムなどが挙げられる。
これらのプラスチックフィルムおよびバリア層を含むプラスチックフィルムは、未延伸フィルム(未延伸ポリエチレン、ポリプロピレンなど)であってもよく、一軸または二軸延伸フィルム(二軸延伸ポリプロピレン、ポリアルキレンテレフタレート、ナイロンなど)であってもよい。
また、プラスチックフィルムとして、各種共押出フィルムおよび上記プラスチックフィルム同士を予め本発明の接着剤もしくは他の接着剤で貼り合わせたラミネート複合フィルムを用いてもよい。プラスチックフィルムの厚みは、通常、5〜200μmである。
これらバリア層に、本発明の接着剤で接着されるプラスチックフィルムは、必要に応じて、他のバリア層を有していてもよい。
また、プラスチックフィルムおよびバリア層の表面は、コロナ放電処理などの表面処理を施してもよく、アンカーコート剤などでプライマー処理を施してもよい。また、プラスチックフィルムおよびバリア層には適宜印刷が施されていてもよい。
ラミネートは、無溶剤型ラミネータによって、硬化剤および主剤の混合物を、バリア層またはプラスチックフィルムの表面に塗工し、バリア層またはプラスチックフィルムの接着面を貼り合わせて、その後、常温または加温下において養生して硬化させればよい。
より具体的には、まずバリア層の一方の面とプラスチックフィルムとをラミネートしてもよく(1次ラミネート)、また、1次ラミネート後に、1次ラミネート品の少なくとも一方の面に他のプラスチックフィルムを2次ラミネートすることにより、バリア層を含むプラスチック複合フィルムを作製してもよい。
通常、1次ラミネートにより複合化した後、巻取ロールに巻き取り、必要により養生した後、巻取ロールから複合フィルムを繰り出して2次ラミネートし、巻取ロールに巻き取り、必要により、養生する。
1次ラミネートでは、通常、バリア層とプラスチックフィルムとがラミネートされる。また、2次ラミネートまでに、この複合フィルムは、接着剤を硬化反応させるために加温・養生(例えば、25〜60℃での養生)してもよく、養生することなく、直ちに、2次ラミネートしてもよい。
ラミネート(塗工)は、通常、35℃以上で実施し、40℃以上が好ましい。また、ラミネートができれば温度に上限はないが、通常、100℃以下、好ましくは、90℃以下、さらに好ましくは85℃以下である。温度の上限下限として、ラミネート時(塗工時)には、35〜100℃、好ましくは、35〜90℃、さらに好ましくは、40〜80℃の範囲で、接着剤を加温して、適切な粘度にしておくことが好ましい。適切な粘度とは、上記の範囲の所定の温度において、100〜5000mPa・s、好ましくは、300〜3000mPa・sである。なお、加温を100℃以下とすることにより、塗工前に、主剤および硬化剤が反応することを抑制することができ、過度の増粘を予防することができ、また、より良好な作業性を確保することができる。
なお、本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤の塗工量は、各ラミネート工程において、0.5〜5g/m2、好ましくは、1〜5g/m2、さらに好ましくは、1.5〜4.5g/m2である。塗布量が0.5g/m2未満の場合には、接着性が十分に発現せず、外観不良となるおそれがあり、また、塗布量が5g/m2を超えると、フィルムの端部から接着剤が漏出し、ラミネート複合フィルムの品質不良を生じるおそれがある。
また、このようなラミネートにおいて、本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤は、バリア層の内側の層(食品などの内容物と接触する側)で、バリア層とプラスチックフィルムとのラミネート(バリア層が、バリア層を含むプラスチックフィルムである場合には、バリア層側の面とプラスチックフィルムとのラミネート)に少なくとも用いられていればよく、他の工程においては、本発明の接着剤のみならず、他の無溶剤系接着剤や、あるいは溶剤系接着剤をも適宜用いることもできる。
そして、このような本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤を用いて作製されるラミネート複合フィルムは、100℃以上の熱水処理がなされる、例えば、熱水スプレー式、熱水回転式または蒸気式などの高温殺菌処理がなされても、長期にわたって優れた外観および接着強度を保持し、各層間での剥離の発生が低減され、かつ、内容物を損なわせることもなく、層間接着性、耐湿熱性、高温殺菌適性に優れるため、食品、飲料、医薬品および医薬部外品などの各種の産業分野における包材を製造するために、好適に使用することができる。
また、本発明の2液硬化型無溶剤系接着剤によれば、ラミネート複合フィルムの製造時に、主剤と硬化剤との反応が適度に調整され、急激な粘度上昇を抑制して、良好な作業性を確保することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例1(ポリエステルポリオールAの製造)
イソフタル酸2867g、1,3−ブタンジオール3570g、ネオペンチルグリコール1931gを反応器に仕込み、窒素気流下190〜220℃でエステル化反応を行った。その後、所定の水を留出後、アジピン酸1261g、セバシン酸1745g、チタンテトラブトキシド0.39gを加え、窒素気流下180〜220℃でエステル化反応を行うことにより、ポリエステルポリオールAを得た。
製造例2(末端酸変性ポリエステルポリオールBの製造)
ポリエステルポリオールA1000gに、無水トリメリット酸25gを加えて、110℃で酸変性することにより、ポリエステルポリオールBを得た。
得られたポリエステルポリオールBは、酸基の割合(全末端水酸基のうち無水酸によって変性された割合)が3.2%であり、2級または3級の末端水酸基が全末端水酸基の38.8%であった。
製造例3(末端酸変性ポリエステルポリオールCの製造)
ポリエステルポリオールA1000gに、無水トリメリット酸30gを加えて、110℃で酸変性することにより、ポリエステルポリオールCを得た。
得られたポリエステルポリオールCは、酸基の割合(全末端水酸基のうち無水酸によって変性された割合)が3.9%であり、2級または3級の末端水酸基が全末端水酸基の38.1%であった。
製造例4(末端酸変性ポリエステルポリオールDの製造)
ポリエステルポリオールA1000g、1,3−ブタンジオール50gを110℃で均一混合し、これに、無水トリメリット酸31.5gを加えて、110℃で酸変性することにより、ポリエステルポリオールDを得た。
得られたポリエステルポリオーDは、酸基の割合(全末端水酸基のうち無水酸によって変性された割合)が3.2%であり、2級または3級の末端水酸基が全末端水酸基の38.8%であった。
製造例5(末端酸変性ポリエステルポリオールEの製造)
ポリエステルポリオールA1000g、1,3−ブタンジオール100gを110℃で均一混合し、これに、無水トリメリット酸33gを加えて、110℃で酸変性することにより、ポリエステルポリオールEを得た。
得られたポリエステルポリオールEは、酸基の割合(全末端水酸基のうち無水酸によって変性された割合)が2.7%であり、2級または3級の末端水酸基が全末端水酸基の39.3%であった。
製造例6(末端酸変性ポリエステルポリオールFの製造)
エチレングリコール276g、ネオペンチルグリコール456gを反応器に仕込み、窒素気流下、80℃に加熱して溶解した。続いて、アジピン酸245g、イソフタル酸555g、セバシン酸338gを反応器に仕込み、180〜220℃でエステル化反応を行った。酸価が4になったところで反応容器を減圧し、133Pa以下、200℃で1時間反応させ、酸価0.7、水酸基価122のポリエステルポリオールを得た。
このポリエステルポリオール1000gに、無水トリメリット酸10gを加え、200℃で酸変性することにより、ポリエステルポリオールFを得た。得られたポリエステルポリオールFは、酸基の割合(全末端水酸基のうち無水酸によって変性された割合)が2.6%であり、2級または3級の末端水酸基が全末端水酸基の0%であった。
製造例7(主剤1〜4の調製)
上記により得られた末端酸変性ポリエステルポリオールB〜Eに、表1に示す処方で、下記の添加剤を配合することにより、主剤1〜4を調製した。なお、ポリエステルポリオールFは、添加剤を配合することなく、そのまま主剤5として用いた。
エポキシシラン:γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(KBE−403、信越化学工業株式会社製)
アミノシラン:γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(KBE−903、信越化学工業株式会社製)
リン酸:リン酸(和光純薬工業株式会社製)
製造例8(イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーAの製造)
ポリエステルポリオールA645.94g、キシリレンジイソシアネート2461.47gを反応器に仕込み、窒素気流下70〜80℃でウレタン化反応を行った。その後、未反応キシリレンジイソシアネートを薄膜蒸留にて除去することにより、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーAを得た。このイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーAの平均官能基数は、2であり、アミン当量(イソシアネート当量)は454であり、未反応キシリレンジイソシアネートの含有量は、0.1重量%であった。
製造例9(硬化剤1の製造)
イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーA500gと、イソシアネート基の一部をイソブタノールで反応させたヘキサメチレンジイソシアネートのトリマー(未変性ヘキサメチレンジイソシアネートの含有量0.3重量%)500gとを、窒素気流下70℃で均一に混合することにより、硬化剤1を得た。この硬化剤1のアミン当量(イソシアネート当量)は288であり、未反応ジイソシアネート(分子量190以下の低分子量ポリイソシアネート)の含有量は、0.2重量%であった。
製造例10(イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーBの製造)
ポリエステルポリオールA1432.14g、キシリレンジイソシアネート2728.7gを反応器に仕込み、窒素気流下70〜80℃でウレタン化反応を行った。その後、未反応キシリレンジイソシアネートを薄膜蒸留にて除去することにより、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーBを得た。このイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーBの平均官能基数は、2であり、アミン当量(イソシアネート当量)は494であり、未反応キシリレンジイソシアネートの含有量は、0.2重量%であった。
製造例11(硬化剤2の製造)
イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーB500gと、イソシアネート基の一部をイソブタノールで反応させたヘキサメチレンジイソシアネートのトリマー(未変性ヘキサメチレンジイソシアネートの含有量0.3重量%)500gとを、窒素気流下70℃で均一に混合することにより、硬化剤2を得た。この硬化剤2のアミン当量(イソシアネート当量)は298であり、未反応ジイソシアネート(分子量190以下の低分子量ポリイソシアネート)の含有量は、0.2重量%であった。
製造例12(イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーCの製造)
ポリエステルポリオールA1432.14g、キシリレンジイソシアネート2728.7gを反応器に仕込み、窒素気流下70〜80℃でウレタン化反応を行った。その後、未反応キシリレンジイソシアネートを薄膜蒸留にて除去することにより、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーBを得た。このイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーBの平均官能基数は、2であり、アミン当量(イソシアネート当量)は422であり、未反応キシリレンジイソシアネートの含有量は、3.2重量%であった。
製造例13(硬化剤3の製造)
イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーC600gと、イソシアネート基の一部をイソブタノールで反応させたヘキサメチレンジイソシアネートのトリマー(未変性ヘキサメチレンジイソシアネートの含有量0.3%)400gとを、窒素気流下70℃で均一に混合することにより、硬化剤3を得た。この硬化剤3のアミン当量は299であり未反応ジイソシアネート(分子量190以下の低分子量ポリイソシアネート)の含有量は、2.0重量%であった。
製造例14(硬化剤4の製造)
イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーB600gと、イソシアネート基の一部をイソブタノールで反応させたヘキサメチレンジイソシアネートのトリマー(未変性ヘキサメチレンジイソシアネートの含有量0.3重量%)400gとを、窒素気流下70℃で均一に混合することにより、硬化剤3を得た。この硬化剤3のアミン当量(イソシアネート当量)は318であり、未反応ジイソシアネート(分子量190以下の低分子量ポリイソシアネート)の含有量は、0.2重量%であった。
実施例および比較例の調製
上記により調製された主剤1〜5および硬化剤1〜4、および、硬化剤5(コロネートHX(日本ポリウレタン工業株式会社製、固形分100重量%、アミン当量199)をそのまま使用)を、表2に示すように配合することにより、実施例1〜6および比較例1の2液硬化型無溶剤系接着剤を調製した。
これらの2液硬化型無溶剤系接着剤を用いて、後述の方法でラミネート複合フィルムを作製した後、それぞれのラミネート複合フィルムについて、耐熱水性試験、耐内容物性試験を行い、物性を評価した。その結果を表3に示す。
また、各実施例および比較例について、50℃での均一混合2分後の粘度、および、均一混合40分後の粘度を測定した。その結果を同じく表3に示す。
ラミネート複合フィルムの作製
ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み12μm)とアルミニウム箔(厚み9μm)とからなるラミネート複合フィルムを、溶剤系接着剤(タケラックA−310(三井武田ケミカル株式会社製)10重量部とタケネートA−3(三井武田ケミカル株式会社製)1重量部を混合し、酢酸エチルで希釈したもの)を用いて予め作製しておき、このラミネート複合フィルムのアルミニウム箔側に、無溶剤型ラミネータ(岡崎機械製TNS−400−200)を用いて、各実施例および各比較例の2液硬化型無溶剤系接着剤を塗工(塗工量2.8〜3.0g/m2)した。その後、この塗工面に、未延伸ポリプロピレンフィルム(厚み70μm)を貼り合わせ、3層ラミネート複合フィルムを作製した。その後、この3層ラミネート複合フィルムを50℃、3日間の条件で養生し、2液硬化型無溶剤系接着剤を硬化させた。
耐熱水性試験および耐内容物試験
上記のようにして作製された各ラミネート複合フィルムを使用して、13×17.5cmの大きさの袋を作製し、内容物として、食酢/サラダ油/ケチャップを体積比1/1/1で予め混合したものを充填した。この袋を、210×520×105mmのトレイに載置し、135℃で20分間、0.20MPaの加圧下で熱水滅菌を行った後、内容物を取り出し、アルミニウム箔/未延伸ポリプロピレンフィルム間の接着強度を、室温下、試験片幅15mm、引張速度300mm/min、T型剥離試験により評価した。
また、このようにして熱水処理を行った袋を、50℃の恒温機に2週間保存した後、袋の外観を観察し、梨肌の有無を確認するとともに、アルミニウム箔/未延伸ポリプロピレンフィルム間の接着強度を同様にして測定した。
Figure 2006213801
Figure 2006213801
Figure 2006213801

Claims (5)

  1. 主剤および硬化剤からなる2液硬化型無溶剤系接着剤であって、
    主剤が、酸基を含むポリオールを含有し、そのポリオールの全末端水酸基の30%以上が2級または3級の末端水酸基であり、
    硬化剤が、芳香脂肪族ポリイソシアネートとポリオールとの反応により得られ、平均官能基数が1.5〜2.5であるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと、脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体とを含有することを特徴とする、2液硬化型無溶剤系接着剤。
  2. 硬化剤中、分子量190以下の低分子量ポリイソシアネートの含有量が、3重量%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の2液硬化型無溶剤系接着剤。
  3. 硬化剤中、前記イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと前記脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体との合計に対して、前記イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーの含有量が、1〜80重量%であり、前記脂肪族ポリイソシアネートおよび/またはその変性体の含有量が、20〜99重量%であることを特徴とする、請求項1または2に記載の2液硬化型無溶剤系接着剤。
  4. 下記式(1)から算出される値が、10以上40以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の2液硬化型無溶剤系接着剤。
    Figure 2006213801
  5. バリア層とプラスチックフィルムとをラミネートするために用いられる、請求項1〜4のいずれかに記載の2液硬化型無溶剤系接着剤。
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