JP2006206882A - 水徐溶性組成物、及びそれを用いた洗浄方法 - Google Patents
水徐溶性組成物、及びそれを用いた洗浄方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006206882A JP2006206882A JP2005366487A JP2005366487A JP2006206882A JP 2006206882 A JP2006206882 A JP 2006206882A JP 2005366487 A JP2005366487 A JP 2005366487A JP 2005366487 A JP2005366487 A JP 2005366487A JP 2006206882 A JP2006206882 A JP 2006206882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- soluble composition
- composition
- slowly
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
【解決手段】(A)水溶解遅延成分と、(B)薬剤成分と、(C)溶媒とを少なくとも含み、前記水溶解遅延成分(A)が、水に膨潤乃至溶解し、前記水溶解遅延成分(A)の分散液乃至水溶液が、粘着性及び徐溶性を示すことを特徴とする水徐溶性組成物である。該水徐溶性組成物を、被洗浄物の表面であって、流水と接触する面に塗布し、該流水により前記水徐溶性組成物を徐溶させて、前記被洗浄物を洗浄することを特徴とする洗浄方法である。
【選択図】なし
Description
このため、近年、水洗便器や排水口等の洗浄効果を簡便かつ持続的に得ることを目的とした各種洗浄剤組成物が提案されている。
具体的には、ノニオン界面活性剤をポリエチレングリコールの誘導体を用いて固化させた水洗トイレ用固形消臭洗浄剤(例えば、特許文献1参照)、溶出速度の水温依存性、効力の持続性を向上させるために、ポリエチレングリコールジステアレートにヒドロキシプロピルメチルセルロースを配合された固体状の芳香洗浄剤(例えば、特許文献2参照)などが知られている。更に、洗浄剤の有効成分を高濃度に配合できるものとして、ゲル化剤としてカラギーナンを用いて固形状に成形されたゲル状の水溶性洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
<1> (A)水溶解遅延成分と、(B)薬剤成分と、(C)溶媒とを少なくとも含み、前記水溶解遅延成分(A)が、水に膨潤乃至溶解し、前記水溶解遅延成分(A)の分散液乃至水溶液が、粘着性及び徐溶性を示すことを特徴とする水徐溶性組成物である。
<2> 水溶解遅延成分(A)の含有量が1〜30質量%、薬剤成分(B)の含有量が1〜50質量%、溶媒(C)の含有量が20〜98質量%である前記<1>に記載の水徐溶性組成物である。
<3> 0〜40℃において、流動性を有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の水徐溶性組成物である。
<4> 0.17g/cm2となるように水徐溶性組成物を塗布した塗布面に、25℃の水を流速600mL/sで10秒間流した時、前記水徐溶性組成物の残存率が90%以上である前記<1>から<3>のいずれかに記載の水徐溶性組成物である。
<5> 水溶解遅延成分(A)が、その5%分散液及び5%水溶液のいずれか6gを10cm×10cmのステンレス板に展着させた後乾燥し、0.3gの皮膜としたものを25℃の水2L中に投入し、前記水を100rpmで10分間攪拌した時、前記皮膜からの溶出率が20質量%未満である前記<1>から<4>のいずれかに記載の水徐溶性組成物である。
<6> 水溶解遅延成分(A)が、セルロースエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、及びポリビニルアルコールから選択される少なくとも1種である前記<1>から<5>のいずれかに記載の水徐溶性組成物である。
<7> 薬剤成分(B)が、界面活性剤及び殺菌剤の少なくともいずれかである前記<1>から<6>のいずれかに記載の水徐溶性組成物である。
<8> 前記<1>から<7>のいずれかに記載の水徐溶性組成物を、被洗浄物の表面であって、流水と接触する面に塗布し、該流水により前記水徐溶性組成物を徐溶させて、前記被洗浄物を洗浄することを特徴とする洗浄方法である。
<9> 被洗浄物が、水洗便器、及び排水口のいずれかである前記<8>に記載の洗浄方法である。
本発明の水徐溶性組成物は、(A)水溶解遅延成分と、(B)薬剤成分と、(C)溶媒とを少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
本発明の水徐溶性組成物は、0〜40℃において、流動性を有することが好ましく、被洗浄物の表面に塗布して使用し、塗布面上を通過する流水により流失することなく、前記被洗浄物の表面に剤型を保ちながら滞留し、前記流水により徐々に溶解する性状を有する。
具体的には、0.17g/cm2となるように前記水徐溶性組成物を塗布した塗布面に、25℃の水を流速600mL/sで10分間流した時、前記水徐溶性組成物が剥離せずに残存し、その残存率が90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましい。
前記水溶解遅延成分は、水に膨潤乃至溶解し、その分散液乃至水溶液が、粘着性及び徐溶性を示すものであれば、特に制限は無く、目的に応じて適宜選択することができる。
具体的には、前記水溶解遅延成分の5%分散液及び5%水溶液のいずれか6gを10cm×10cmのステンレス板に展着させた後乾燥させて前記水溶解遅延成分の皮膜を形成し、これをステンレス板とともに25℃の水2L中に投入し、前記水を100rpmで10分間攪拌した時、前記水溶解遅延成分の皮膜の溶出率が20質量%未満であることが好ましく、10質量%未満であることがより好ましい。
これらは、1種を単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。
前記ヒドロキシプロピルセルロースの市販品としては、例えば、日曹HPC(日本曹達社製)、KLUCEL(HERCULES社製)等を用いることができる。
また、前記ヒドロキシエチルセルロース水溶液の粘度としては、25℃における1%水溶液の粘度として300〜6,000mPa・sであることが好ましく、1,000〜3,000mPa・sであることがさらに好ましい。
なお、粘度測定はBL型粘度計、ローターNo.3、回転数30rpmにて測定を行い、前記範囲で適さない場合、例えば粘度が高すぎるときには、ローターNo.4、回転数12rpmとし、粘度が低すぎるときには、ローターNo.2、回転数60rpmなどというように、ローターと回転数とを適切に選択して測定することができる。
前記ヒドロキシエチルセルロースの市販品としては、例えば、HECダイセル(ダイセル化学工業(株)製)等を用いることができる。
また、前記ヒドロキシプロピルメチルセルロース水溶液の粘度としては、20℃における2%水溶液の粘度として100〜30,000mPa・sであることが好ましく、400〜5,000mPa・sであることがさらに好ましい。
なお、粘度測定はBL型粘度計、ローターNo.3、回転数30rpmにて測定を行い、前記範囲で適さない場合、例えば粘度が高すぎるときには、ローターNo.4、回転数12rpmとし、粘度が低すぎるときには、ローターNo.2、回転数60rpmなどというように、ローターと回転数とを適切に選択して測定することができる。
前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースの市販品としては、例えば、メトローズ(信越化学工業(株)製)等を用いることができる。
また、前記ポリビニルアルコールの重合度としては、1,700〜3,500が好ましい。
前記薬剤成分は、前記水徐溶性組成物中において、前記水溶解遅延成分中に均一に分散乃至溶解していることが好ましい。これにより、前記薬剤成分は、前記水徐溶性組成物と接触した流水によって前記水溶解遅延成分とともに徐溶し、前記被洗浄物に対して持続的に作用する。
これらは、1種を単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。
また、植物抽出物消臭剤の市販品として、「ピュリエール」(松下電工(株)製)、「スメラル」(環境科学開発(株)製)、「パンシル」(リリース科学工業(株)製)を用いることができる。
これらは、1種を単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。
前記着色剤としては、特に制限は無く、目的に応じて適宜選択することができ、顔料、及び染料のいずれでもよいが、具体的には、メチレンブルー、シアニンブルー、青色1号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、赤色106号、及び緑色3号などの水溶性色素が好ましい。
前記キレート剤としては、例えば、グルコン酸ソーダ、EDTA、NTA等が挙げられる。
前記溶媒としては、水(例えば、精製水、蒸留水、イオン交換水、純水、及び超純水等)が好ましく、更に、炭素数1〜4のアルコール、炭素数2〜8のジオール、炭素数3〜8のポリオール、及びエアゾール噴射剤から選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
前記炭素数1〜4のアルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等が挙げられる。
前記炭素数2〜8のジオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、へキシレングリコール等が挙げられる。
前記炭素数3〜8のポリオールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ソルビトール、アルキルグリセリルエーテル等が挙げられる。
前記エアゾール噴射剤としては、例えば、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)等が挙げられる。
これらの中でも、使用時の操作性及び安全性の観点から、エタノール、イソプロパノール、LPG、DME、及びLPGとDMEとの混合溶媒が好ましい。
前記水溶解遅延成分の含有量が、1質量%未満であると、十分な粘着性が得られず、塗布面が傾斜面である場合等、流水により流失してしまうことがあり、30質量%を超えると、流動性が低くなり、塗布が困難となる場合がある。
前記薬剤成分の含有量が、1質量%未満であると、十分な洗浄効果及び防汚効果が得られないことがあり、50質量%を超えると、他の成分の含有量が減少することにより、均一に分散乃至溶解させることが困難となることがある。
前記水徐溶性組成物の処方は、上記の範囲内であれば、使用目的に応じて適宜調整することができ、例えば、高い洗浄効果を得るための処方としては、前記水溶解遅延成分1〜20質量%、前記薬剤成分2〜50質量%、前記溶媒30〜97質量%が好ましく、前記水溶解遅延成分5〜15質量%、前記薬剤成分5〜30質量%、前記溶媒55〜90質量%がより好ましい。また、持続的な防汚効果を得るための処方としては、前記水溶解遅延成分5〜30質量%、前記薬剤成分1〜10質量%、前記溶媒60〜94質量%がより好ましく、前記水溶解遅延成分10〜20質量%、前記薬剤成分2〜5質量%、前記溶媒75〜88質量%がより好ましい。
本発明の水徐溶性組成物を用いた洗浄方法は、前記水徐溶性組成物を、被洗浄物の表面であって、流水と接触する面に塗布し、該流水により前記水徐溶性組成物を徐溶させて、前記被洗浄物を洗浄する方法である。前記水徐溶性組成物中に配合した前記薬剤成分に応じて、洗浄、殺菌、防汚、消臭等の効果が得られる。
〔水溶解遅延成分の徐溶性試験〕
前記水溶解遅延成分として、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコールジステアレート、及びポリビニルアルコールについて、5%分散液又は5%水溶液を調製し、下記の方法により、その徐溶性を調べた。結果を表1に示す。
10分後、前記試験片を取り出し、室温にて24時間風乾させて重量を測定し、下記計算式に従い、前記水溶解遅延成分の溶出率(%)を求めた。
*2:メトローズ90SH−4000(信越化学工業(株)製)
*3:HEC SE−900(ダイセル化学工業(株)製)
*4:リオノンDT−600S(ライオン(株)製)
*5:クラレポバールPVA−235(クラレ(株)製)
下記表2に示す各成分を、100mLビーカー中で均一になるまでメカニカルスターラーを用いて攪拌した後、常温(25℃)下に1日静置して水徐溶性組成物を得た。
得られた前記水徐溶性組成物について、下記の方法により、塗布性、粘着性、徐溶性(洗浄持続性)を評価した。結果を表2にあわせて示す。
前記水徐溶性組成物6.0gをスパチュラにとり、10×10cm2のステンレス板、及び10×10cm2の陶製タイル表面に、それぞれ6×6cm2となるように塗布して展着させた時の、塗布のしやすさを下記の基準に従い評価した。
−評価基準−
○:塗布しやすい
△:やや塗布しにくい
×:塗布しにくい
上記塗布性の評価と同様にして各試験片を調製した。前記試験片を45度の角度に傾斜させた状態で、前記水徐溶性組成物の塗布面に対し、25℃の水道水を600mL/秒の流速で10秒間流した後、前記水徐溶性組成物の塗布領域の状態を観察し、下記の基準に従い粘着性を評価した。
−評価基準−
○:変化なし
△:流水の方向に沿って塗布領域のズレがみられる
×:流失している
○:残存率が90%以上
△:残存率が89〜21%
×:残存率が20%以下
前記水徐溶性組成物3.0gをスパチュラにとり、10×10cm2の陶製タイル表面に、6×3cm2となるように塗布して展着させ、さらに塗布領域の1辺の1cm外側部分に、下記の組成からなるモデル汚垢を3滴(1滴あたり約0.03g)付着させて試験片を調製した。前記モデル汚垢の付着させた辺が、流水の下流側となるように前記試験片を45度の角度に傾斜させて設置し、前記水徐溶性組成物の塗布面に対し、25℃の水道水を600mL/秒の流速で10秒間流した。その後、前記モデル汚垢のみを同様にして付着させ、25℃の水道水を600mL/秒の流速で10秒間流した。これを繰り返し行い、前記モデル汚垢を洗浄できた回数から、下記の基準に従い、徐溶性(洗浄持続性)を評価した。
−評価基準−
◎:40回以上
○:30回以上
△:10回〜29回
×:9回以下
オレイン酸 47.5質量%
トリオレイン 40.0質量%
Na2CO3 0.2質量%
水 10.0質量%
メチレンブルー 2.3質量%
*2:メトローズ90SH−4000(信越化学工業(株)製)
*3:HEC SE−900(ダイセル化学工業(株)製)
*4:リオノンDT−600S(ライオン(株)製)
*5:クラレポバールPVA−235(クラレ(株)製)
*6:アロンビスS(三晶(株)製)
*7:KELZAN ASXT(三晶(株)製)
*8:ポリエチレングリコール、平均分子量150〜200万(和光純薬工業社製)
*9:リボランLB−440(ライオン(株)製)
*10:ポリオキシエチレン(p=5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
*11:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(20E.O.)(日本エマルジョン社製)
*12:Mint Oil(曽田香料社製)
*13:エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム四水和物(関東化学製)
下記表3に示す各成分を、100mLビーカー中で均一になるまでメカニカルスターラーを用いて攪拌した後、常温(25℃)下に1日静置して水徐溶性組成物を得た。
得られた前記水徐溶性組成物について、実施例1と同様にして、塗布性、粘着性及び徐溶性を評価し、下記の方法により流水耐性及び殺菌持続性を評価した。結果を表3にあわせて示す。
前記水徐溶性組成物10.0gを、一般家庭(4人家族)の浴室の排水口縁部に塗布した。浴室を通常通りに使用し、前記水徐溶性組成物が残存した日数を計測し、下記の基準に従い、流水耐性を評価し、さらに、7日目に排水口の状態を観察し、殺菌持続性を評価した。
−流水耐性評価基準−
◎:10日以上
○:5日以上
△:1日以上
×:1日未満
−殺菌持続性評価基準−
○:ぬめりや悪臭がない
×:ぬめりや悪臭がある
前記水徐溶性組成物を、10×10cm2の陶製タイル表面に、6×3cm2となるように3秒間プッシュして吐出させた時の吐出性を、下記評価基準により評価した。
評価基準
○:簡単に吐出できた。
△:はじめは吐出できたが、途中でつまりが生じた。
×:吐出できない。
上記吐出性の評価と同様にして各試験片を調製し、乾燥させた。前記試験片を45度の角度に傾斜させた状態で、前記水徐溶性組成物の塗布面に対し、25℃の水道水を600mL/秒の流速で10秒間流した後、前記水徐溶性組成物の塗布領域の状態を観察し、下記の基準にしたがい、粘着性を評価した。
―評価基準―
○:変化なし
△:流出部分が見られる
×:全て流出している
また、前記試験において流水処理後、残存している前記水徐溶性組成物の重量を測定し、下記式から残存率を求め、下記基準に従い、徐溶性を評価した。
残存率(%)=(流水処理後の試験片重量(g))/(流水処理前の試験片重量(g))×100
―評価基準―
○:残存率が90%以上
△:残存率が89〜21%
×:残存率が20%以下
上記吐出性の評価と同様にして各試験片を調製し、乾燥させた。塗布領域の一辺の1cm外側部分に、前記モデル汚垢を3滴(1滴あたり約0.03g)付着させて試験片を調製した。前記モデル汚垢を付着させた辺が、流水の下流側となるように前記試験片を45度の角度に傾斜させて設置し、前記水徐溶性組成物の塗布面に対し、25℃の水道水を600mL/秒の流速で10秒間流した。その後、前記モデル汚垢のみを同様にして付着させ、25℃の水道水を600mL/秒の流速で10秒間流した。これを繰り返し行い、前記モデル汚垢を洗浄できた回数から、下記の基準に従い、徐溶性(洗浄持続性)を評価した。
−評価基準−
○:30回以上
△:10〜29回
×:9回以下
Claims (9)
- (A)水溶解遅延成分と、(B)薬剤成分と、(C)溶媒とを少なくとも含み、前記水溶解遅延成分(A)が水に膨潤乃至溶解し、前記水溶解遅延成分(A)の分散液乃至水溶液が、粘着性及び徐溶性を示すことを特徴とする水徐溶性組成物。
- 水溶解遅延成分(A)の含有量が1〜30質量%、薬剤成分(B)の含有量が1〜50質量%、溶媒(C)の含有量が20〜98質量%である請求項1に記載の水徐溶性組成物。
- 0〜40℃において、流動性を有する請求項1から2のいずれかに記載の水徐溶性組成物。
- 0.17g/cm2となるように水徐溶性組成物を塗布した塗布面に、25℃の水を流速600mL/sで10秒間流した時、前記水徐溶性組成物の残存率が90%以上である請求項1から3のいずれかに記載の水徐溶性組成物。
- 水溶解遅延成分(A)が、その5%分散液及び5%水溶液のいずれか6gを10cm×10cmのステンレス板に展着させた後乾燥し、0.3gの皮膜としたものを25℃の水2L中に投入し、前記水を100rpmで10分間攪拌した時、前記皮膜からの溶出率が20質量%未満である請求項1から4のいずれかに記載の水徐溶性組成物。
- 水溶解遅延成分(A)が、セルロースエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、及びポリビニルアルコールから選択される少なくとも1種である請求項1から5のいずれかに記載の水徐溶性組成物。
- 薬剤成分(B)が、界面活性剤及び殺菌剤の少なくともいずれかである請求項1から6のいずれかに記載の水徐溶性組成物。
- 請求項1から7のいずれかに記載の水徐溶性組成物を、被洗浄物の表面であって、流水と接触する面に塗布し、該流水により前記水徐溶性組成物を徐溶させて、前記被洗浄物を洗浄することを特徴とする洗浄方法。
- 被洗浄物が、水洗便器、及び排水口のいずれかである請求項8に記載の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005366487A JP5006540B2 (ja) | 2004-12-27 | 2005-12-20 | 水徐溶性組成物、及びそれを用いた洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004377259 | 2004-12-27 | ||
JP2004377259 | 2004-12-27 | ||
JP2005366487A JP5006540B2 (ja) | 2004-12-27 | 2005-12-20 | 水徐溶性組成物、及びそれを用いた洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006206882A true JP2006206882A (ja) | 2006-08-10 |
JP5006540B2 JP5006540B2 (ja) | 2012-08-22 |
Family
ID=36964066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005366487A Expired - Fee Related JP5006540B2 (ja) | 2004-12-27 | 2005-12-20 | 水徐溶性組成物、及びそれを用いた洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5006540B2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007141873A1 (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-13 | Toto Ltd. | コーティング組成物およびそれを用いた被膜の製造方法 |
JP2010518243A (ja) * | 2007-02-12 | 2010-05-27 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | トイレまたは小便器用自己粘着性分解性ブロック |
JP2011057780A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Earth Chemical Co Ltd | トイレ用ゲル状洗浄剤組成物 |
JP2011513520A (ja) * | 2008-02-29 | 2011-04-28 | バック−ケミ・ゲーエムベーハー | サニタリー物品上に塗布するための接着剤 |
JP2011513509A (ja) * | 2008-02-21 | 2011-04-28 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | 残留による利益を提供する洗浄組成物 |
JP2011513510A (ja) * | 2008-02-21 | 2011-04-28 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | 高い自己接着性を有し残留による利益を提供する洗浄組成物 |
JP2011190305A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Kao Corp | 硬質表面用洗浄剤組成物 |
WO2011129285A1 (ja) * | 2010-04-12 | 2011-10-20 | 花王株式会社 | 便器の洗浄方法 |
JP2012072265A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | バイオフィルム除去剤、および、バイオフィルム除去用組成物 |
JP2013032437A (ja) * | 2011-08-02 | 2013-02-14 | Kao Corp | 便器用洗浄剤組成物 |
JP2014237767A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | 株式会社ダイゾー | エアゾール組成物 |
JP2018148994A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 小林製薬株式会社 | 便器用衛生製品 |
JP2018203998A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | アース製薬株式会社 | 固形製剤の保形性改善方法及び固形製剤 |
US10585087B2 (en) | 2015-06-17 | 2020-03-10 | Kao Corporation | Method for evaluating and selecting agent for suppressing odors of sulfide compounds |
US10619027B2 (en) | 2015-06-17 | 2020-04-14 | Kao Corporation | Agent for suppressing odors of polysulfide compounds |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6356280B2 (ja) * | 1981-03-31 | 1988-11-07 | Fumakilla Ltd | |
JPH05262621A (ja) * | 1992-03-24 | 1993-10-12 | Lion Corp | エアゾール組成物 |
JPH08119831A (ja) * | 1994-08-29 | 1996-05-14 | Osaka Ship Building Co Ltd | 起泡性エアゾール組成物 |
JPH11510205A (ja) * | 1995-07-26 | 1999-09-07 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 便器用洗浄系 |
JP2001019940A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-23 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 徐溶性組成物 |
JP2003096493A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-04-03 | Kao Corp | 硬質表面用殺菌防汚洗浄剤 |
JP2003146819A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-05-21 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | 虫類捕獲用組成物、その組成物を用いた虫類捕獲用発泡性製剤、その組成物を用いた虫類の捕獲・殺虫方法 |
-
2005
- 2005-12-20 JP JP2005366487A patent/JP5006540B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6356280B2 (ja) * | 1981-03-31 | 1988-11-07 | Fumakilla Ltd | |
JPH05262621A (ja) * | 1992-03-24 | 1993-10-12 | Lion Corp | エアゾール組成物 |
JPH08119831A (ja) * | 1994-08-29 | 1996-05-14 | Osaka Ship Building Co Ltd | 起泡性エアゾール組成物 |
JPH11510205A (ja) * | 1995-07-26 | 1999-09-07 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 便器用洗浄系 |
JP2001019940A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-23 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 徐溶性組成物 |
JP2003146819A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-05-21 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | 虫類捕獲用組成物、その組成物を用いた虫類捕獲用発泡性製剤、その組成物を用いた虫類の捕獲・殺虫方法 |
JP2003096493A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-04-03 | Kao Corp | 硬質表面用殺菌防汚洗浄剤 |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007141873A1 (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-13 | Toto Ltd. | コーティング組成物およびそれを用いた被膜の製造方法 |
JP2010518243A (ja) * | 2007-02-12 | 2010-05-27 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | トイレまたは小便器用自己粘着性分解性ブロック |
JP2011513509A (ja) * | 2008-02-21 | 2011-04-28 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | 残留による利益を提供する洗浄組成物 |
JP2011513510A (ja) * | 2008-02-21 | 2011-04-28 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | 高い自己接着性を有し残留による利益を提供する洗浄組成物 |
JP2011513520A (ja) * | 2008-02-29 | 2011-04-28 | バック−ケミ・ゲーエムベーハー | サニタリー物品上に塗布するための接着剤 |
JP2011144381A (ja) * | 2008-02-29 | 2011-07-28 | Buck-Chemie Gmbh | サニタリー物品上に塗布するための接着剤 |
JP2011057780A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Earth Chemical Co Ltd | トイレ用ゲル状洗浄剤組成物 |
JP2011190305A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Kao Corp | 硬質表面用洗浄剤組成物 |
TWI576489B (zh) * | 2010-04-12 | 2017-04-01 | Kao Corp | Wash the toilet method |
WO2011129285A1 (ja) * | 2010-04-12 | 2011-10-20 | 花王株式会社 | 便器の洗浄方法 |
JP2011219645A (ja) * | 2010-04-12 | 2011-11-04 | Kao Corp | 便器用洗浄剤組成物 |
CN102834497A (zh) * | 2010-04-12 | 2012-12-19 | 花王株式会社 | 便器的洗净方法 |
JP2012072265A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | バイオフィルム除去剤、および、バイオフィルム除去用組成物 |
JP2013032437A (ja) * | 2011-08-02 | 2013-02-14 | Kao Corp | 便器用洗浄剤組成物 |
JP2014237767A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | 株式会社ダイゾー | エアゾール組成物 |
US10585087B2 (en) | 2015-06-17 | 2020-03-10 | Kao Corporation | Method for evaluating and selecting agent for suppressing odors of sulfide compounds |
US10619027B2 (en) | 2015-06-17 | 2020-04-14 | Kao Corporation | Agent for suppressing odors of polysulfide compounds |
JP2018148994A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 小林製薬株式会社 | 便器用衛生製品 |
JP7357429B2 (ja) | 2017-03-10 | 2023-10-06 | 小林製薬株式会社 | 便器用衛生製品 |
JP2018203998A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | アース製薬株式会社 | 固形製剤の保形性改善方法及び固形製剤 |
JP7168347B2 (ja) | 2017-05-31 | 2022-11-09 | アース製薬株式会社 | 固形製剤の保形性改善方法及び固形製剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5006540B2 (ja) | 2012-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5006540B2 (ja) | 水徐溶性組成物、及びそれを用いた洗浄方法 | |
JP7247342B2 (ja) | 水解性起泡物品 | |
JP5934715B2 (ja) | アニオン性界面活性剤に基づく球状トイレ用ブロック | |
US6528467B1 (en) | Slime remover and slime preventing/removing agent | |
CN103068959B (zh) | 覆有薄膜的清洁剂 | |
WO2022126232A1 (en) | Hard surface cleaner and biocide delivery system | |
JP2000505026A (ja) | 農産物および食用動物性タンパク質をクリーニングする物品、方法および組成物 | |
JP2015505835A (ja) | 抗菌性組成物 | |
EP2851416B1 (en) | An adhesive detergent and/or perfuming and/or sanitizing composition | |
JP2005187511A (ja) | 液体組成物、及び洗浄方法 | |
JP2017178956A (ja) | 殺微生物性組成物 | |
JP5769570B2 (ja) | バイオフィルム除去剤、バイオフィルム除去用組成物、および、バイオフィルムの除去方法 | |
JP2012219012A (ja) | 芳香剤 | |
JP2001139993A (ja) | 皮膚用消毒洗浄剤 | |
TWI814920B (zh) | 凝膠狀洗淨劑組成物、凝膠狀洗淨劑組成物的凝膠強度的降低抑制方法 | |
US11065357B2 (en) | Water dispersible fragranced film and use thereof | |
JP2006151908A (ja) | ヌメリ抑制用組成物およびヌメリ抑制方法 | |
JP7432983B2 (ja) | 洗浄剤 | |
JP2002226899A (ja) | 水洗トイレ用固形洗浄剤 | |
JP2017165759A (ja) | 抗菌性組成物 | |
JP7357429B2 (ja) | 便器用衛生製品 | |
GB2612023A (en) | Composition | |
JP2005330498A (ja) | ラバトリー用フレッシュナー/クリーナーシステム | |
EP1028150B1 (de) | Schutz- und Glanzschicht aus wasserlöslichen Polymeren zur Pflege gegen nachfolgende Verschmutzung | |
TW201508059A (zh) | 用於施覆在衛生設備上的附著劑 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081017 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110609 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110614 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120522 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120525 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5006540 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |