JP2006192648A - 樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金型の金型面をリリースフィルムで被覆する際の、リリースフィルムのしわの発生を効率良く防止することのできる樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法を提供することを目的とする。
【解決手段】リリースフィルム10が巻回された供給ローラ43と、供給ローラ43から引き出されたリリースフィルムを巻き取る巻取りローラ44とを有し、供給ローラ43と巻取りローラ44との間で掛け渡されて、金型間を通過し供給されるリリースフィルムを金型の金型面に吸着保持し、リリースフィルムを介して被成形品12をクランプすることにより樹脂封止する樹脂モールド装置において、金型面の送り出し方向Xの長さに略等しい長さLのリリースフィルムが供給ローラ43から送り出されることで、金型間にリリースフィルムが新規に供給されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、リリースフィルムを用いる樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法に関するものである。
従来、金型のパーティング面とキャビティ面を含む金型面をリリースフィルムで被覆して樹脂モールドすることにより、半導体装置を製造する樹脂モールド装置がある(例えば、特許文献1)。
これによれば、(1)モールド樹脂を金型に付着させずに樹脂封止することができる、(2)成形品の離型が容易である、(3)離型用のエジェクタピンが不要となり、金型の構造を単純化できる、等の効果が得られる。
ところで、リリースフィルムを用いる場合、リリースフィルムを金型面に吸着した際に、フィルム面にしわが生じることがある。これは、リリースフィルムのエア吸着が均等になされないといった吸着時の問題による他に、リリースフィルムが金型面に接することによって金型の熱によって加熱され、リリースフィルム自体が伸びることも原因している。
リリースフィルムのしわは、成形品の外観にそのまま影響するので、成形品の不良原因となる。また、リリースフィルムにしわが生じることによって被成形品を的確にクランプできなくなり、樹脂成形精度が劣るという不具合もある。
そこで本出願人は、リリースフィルムのしわを防止するため、金型面にたるみ吸収溝を設けた樹脂モールド装置を提案した(例えば、特許文献2)。たるみ吸収溝は金型の金型面に設けられ、リリースフィルムを金型面にエア吸着した際には、加熱されて伸びたリリースフィルムの伸び分が溝内に引き込まれて、リリースフィルムのたるみが防止される。
特開平8−142105号公報 特開平11−34066号公報
しかしながら、上記構成によれば金型面が複雑になると、たるみ吸収溝の配置に制約が生じてしわ取りが不充分となってしまう。
また、被成形品に文字を転写する機能等、多様な機能を持たせたリリースフィルムは、熱膨張が均一でないのでたるみ吸収溝だけでは十分にしわ取りができないという問題が生じていた。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、金型の金型面をリリースフィルムで被覆する際の、リリースフィルムのしわの発生を効率良く防止することのできる樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、本発明の樹脂モールド装置は、リリースフィルムが巻回された供給ローラと、供給ローラから引き出されたリリースフィルムを巻き取る巻取りローラとを有し、供給ローラと巻取りローラとの間で掛け渡されて、金型間を通過し供給されるリリースフィルムを金型の金型面に吸着保持し、リリースフィルムを介して被成形品をクランプすることにより樹脂封止する樹脂モールド装置において、前記金型面の送り出し方向の長さに略等しい長さのリリースフィルムが供給ローラから送り出されることで、金型間にリリースフィルムが新規に供給されることを特徴とする。
この装置により、リリースフィルムが、金型によって加熱されることにより生じるしわを効率良く減らすことができる。
また、金型面にリリースフィルムを吸着保持させる前段階で、リリースフィルムを幅方向に引き延ばしてしわを除去する引張りローラが設けられていることを特徴とする。この装置によれば、金型面に吸着保持された際のリリースフィルムのしわを確実に減らすことができる。
また、リリースフィルムを金型間に供給する前段階で加熱する加熱機構が設けられていることを特徴とする。予め加熱されて熱膨張しているリリースフィルムを金型間に供給することにより、金型面との接触による新たな熱膨張分を減少させることができる。
また、前記加熱機構は、熱放射によってリリースフィルムを加熱する熱源からなることを特徴とする。この装置によれば、リリースフィルムの広い範囲を1度に加熱することができる。
また、前記加熱機構は、前記引張りローラにヒーターが内蔵されてなることを特徴とする。この装置によれば、確実にリリースフィルムを金型間に供給する前段階で加熱することができる。
また、前記加熱機構は、前記引張りローラを加熱する予熱ローラからなり、引張りローラを介してリリースフィルムを加熱することを特徴とする。
この装置によれば、確実にリリースフィルムを金型間に供給する前段階で加熱することができる。
また、本発明の樹脂モールド方法は、リリースフィルムが巻回された供給ローラと供給ローラから引き出されたリリースフィルムを巻き取る巻取りローラとの間で金型間を通過するようにリリースフィルムを掛け渡して、リリースフィルムを金型間に供給し、供給されたリリースフィルムを金型の金型面に吸着保持させ、リリースフィルムを介して被成形品をクランプすることにより樹脂封止する樹脂モールド方法において、前記金型面の送り出し方向の長さに略等しい長さのリリースフィルムを供給ローラから送り出すことで、金型間にリリースフィルムを新規に供給することを特徴とする。
また、リリースフィルムを金型間に供給する前段階で加熱することを特徴とする。
また、金型面にリリースフィルムを吸着保持させる前段階で、引張りローラによりリリースフィルムを幅方向に引き延ばしてしわを除去することを特徴とする。
本発明によれば、リリースフィルムが、金型によって加熱されることにより生じるしわを効率良く減らすことができる。これにより、品質の良い樹脂封止が可能となり、不良品の発生を防止できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の樹脂モールド装置は、図6に示されるようにプレス部A、被成形品の供給部B、樹脂タブレットの供給部C、樹脂タブレットと被成形品の整列及びインローダ部D、成形品のアンローダ部E、成形品の収納部F、リリースフィルムの供給機構Gを有する。
この樹脂モールド装置による樹脂封止操作の概略は、まず、樹脂タブレットの供給部Cから供給された樹脂タブレットが、タブレットホルダに収納されて、インローダ部Dの下方に移送される。被成形品の供給部Bから被成形品12がインローダ部Dに移送され、インローダ部Dで被成形品12と樹脂タブレットがインローダに受け渡される。インローダにより被成形品12と樹脂タブレットがプレス部Aに移送され、樹脂タブレットが金型のポット26に投入され、被成形品12が金型上にセットされる。プレス部Aでは供給機構Gから供給されたリリースフィルム10を介して被成形品12がクランプされ、ポット26からキャビティ14a内に樹脂16が圧送されて樹脂封止が行われる。型開きした後、プレス部Aで成形された成形品はアンローダによってディゲード部Hまで搬出され、ディゲードにより不要樹脂を取り除いた後、収納部Fに製品が収納される。
本実施形態の樹脂モールド装置は、BGA基板を被成形品12とし、これを片面樹脂封止して製品とする装置である。
プレス部Aについて詳しく説明する。図1は、本発明の主要部分であるプレス部Aとリリースフィルムの供給機構Gの構成を説明する概略図であり、図3は、プレス部Aの金型の構成を示す断面図である。図3では、中心線CLの左半分に型開き状態で下型に被成形品12をセットした状態を、中心線CLの右半分に被成形品12をクランプしてキャビティ14aに樹脂を充填した状態を示す。図4は、上型20aの金型面にリリースフィルム10を配置した状態を示す平面図である。
図3に示されるようにプレス部Aは、上型20aと下型20bからなる金型を有し、被成形品12を片面樹脂封止するため上型20aにのみキャビティ14aが複数個設けられている。
被成形品12は、その片面にのみ半導体チップ13が搭載されている。
上型20aと下型20bは、各々上型ベース22a、下型ベース22bに支持されている。上型ベース22aと下型ベース22bには、それぞれヒータ24が内設されている。また、上型ベース22aが固定プラテン(図示せず)に支持されているのに対し、下型ベース22bは可動プラテン(図示せず)に支持されて、金型の開閉方向に昇降駆動される。
この金型では、ポット26を挟む両側に被成形品12を1枚ずつセットして樹脂封止を行う。
そして、リリースフィルム10は、上型20aの金型面のみ被覆するように構成されている。後述するように、リリースフィルムの供給機構Gは、上型20aの金型面の略全体を覆う幅の長尺状のリリースフィルム10を順次上型20aの金型面下方に供給するように構成されている。リリースフィルム10は、供給機構Gによって下型20bの金型面に接触しない状態で、金型面に対して略平行な姿勢で供給される。そして、リリースフィルム10は、上型20aの金型面に吸着保持されて、金型面を被覆する。
リリースフィルム10を上型20aの金型面に吸着保持する方法は、上型20aの金型面で開口するエア吸引孔42aによって金型面にリリースフィルム10をエア吸着する方法による。エア吸引孔42aは上型20aの後部でエア吸引用の流路32に連通し、流路32は金型外のエア機構に連絡する。
図4に示されるように、リリースフィルム10が金型面の略全面を覆うのに対して、複数個のエア吸引孔42aは被成形品12をセットする周りに配置される。また、上型20aには、カル27、ランナー28が設けられている。
上型のキャビティ14aの周囲には、リリースフィルム10のたるみを吸収するためのたるみ吸収溝42が設けられている。たるみ吸収溝42は、図4に示されるようにキャビティ14aと上型外周との間に溝状に形成する。
前述のエア吸引孔42aは、たるみ吸収溝42の略中央部で、たるみ吸収溝42に沿って複数個設けられている。
図5は、図4の破線L部におけるたるみ吸収溝42の断面図を示す。このようにエア吸引孔42aからエア吸引することにより、たるみ吸収溝42内にリリースフィルム10を部分的に引き込むことができる。これにより、リリースフィルム10を金型面に吸着保持した際に、加熱されて伸びたリリースフィルム10の伸び分を溝内に引き込んで、リリースフィルム10のしわを防止することができる。
リリースフィルム10としては、例えばFEPフィルム、PETフィルム、フッ素含浸ガラスクロス、ポリ塩化ビニリデン、ETFEフィルム等、柔軟性及び耐熱性を有するフィルムが好適である。
次に、図1を用いてリリースフィルムの供給機構Gについて説明する。供給機構Gは、固定プラテン25によって支持されている。
供給機構Gは、長尺状のリリースフィルム10が巻回されている供給ローラ43と、供給ローラ43から引き出されたリリースフィルム10を巻き取る巻取りローラ44を有する。そして、供給ローラ43から引き出されたリリースフィルム10は、金型間(上型20aと下型20bとの間)の、上型20aの金型面付近を通過した後、巻取りローラ44によって巻き取られるように構成されている。
供給ローラ43と巻取りローラ44は、駆動部によりそれぞれ回転駆動され、樹脂成形動作に合わせてリリースフィルム10は一定長さずつ間欠的に供給ローラ側から巻取りローラ側へと送り出される。駆動部は、サーボモータ43a、44aを有し、供給ローラ43と巻取りローラ44はサーボモータ43a、44aによってそれぞれ回転制御されて、両者間でリリースフィルム10はゆるみが防止され、所定のテンションで張られている。
図1では、リリースフィルムの供給機構Gによって搬送されるリリースフィルム10の送り状態を金型の配置に合わせて説明的に示している。
R1は、リリースフィルム10を金型でクランプした状態で、10cが金型によってクランプされている部位である。R2は、リリースフィルム10を用いて樹脂成形した後、次回の樹脂成形のためにリリースフィルム10を供給ローラ43から送り出して金型間に供給した状態を示す。
図1に示すように矢印X方向(送り出し方向)へリリースフィルム10が供給ローラ43から送り出されていくが、1回の送り出しにより、金型(上型20a)の金型面の送り出し方向Xの長さに略等しい長さ(L)分リリースフィルム10が供給ローラ43から送り出される。これにより、金型間に新規にリリースフィルム(部位10d)が供給され、供給されたリリースフィルム(部位10d)はその後金型面に吸着保持される。
また、供給ローラ43から引き出されたリリースフィルム10は、第1ガイドローラ51と引張りローラ52aに掛け渡され、その後金型間を通過し、引張りローラ52b、第2ガイドローラ53、第3ガイドローラ54と、この順に掛け渡されて巻取りローラ44に巻き取られる。
金型の両側には引張りローラ52a、52bが設けられている。つまり、引張りローラ52aは供給ローラ43側の下方に、引張りローラ52bは巻取りローラ44側の下方にそれぞれ回転自在に設けられている。こうしてリリースフィルム10は、第1ガイドローラ51、引張りローラ52a、52b、第2ガイドローラ53、第3ガイドローラ54に案内されて上型20aの金型面付近を、金型面に対して略平行な状態で通過する。
また、略同じ高さ位置で回転自在に配設されている引張りローラ52bと第3ガイドローラ54に対して、第2ガイドローラ53はこれら2本のローラ52b、54よりも高い位置にあって、リリースフィルム10の引張りローラ52bに対する接触面を増やしている。
次に、引張りローラ52a、52bについて図7を用いて説明する。2本の引張りローラ52a、52bは同様の構成を有する。引張りローラ52a、52bは、リリースフィルム10を、その両側で互いに反対方向へ引っ張って幅方向に伸ばし、しわを除去するものである。
引張りローラ52a、52bは、固定軸55と、固定軸55に対して回転自在に外嵌される筒状のローラーカラー56を有する。固定軸55は、両端が供給機構Gの支持フレームに固定されている。ローラーカラー56の幅は、リリースフィルム10の幅より若干長く設定されていて、ローラーカラー56は、固定軸55の軸線方向に並ぶ複数個の筒状のカラー部に分割されている。そして、固定軸55の両端部側の2個のカラー部が、固定軸55の中央に寄った位置(図7(a)参照)から固定軸55の端部側の互いに離れる位置(図7(b)参照)へ、さらに互いに離れる位置から中央に寄った位置(図7(a)参照)へと同時にスライドして往復移動可能となっている。
例えば、引張りローラ52a、52bは2個のカラー部を有し、2個のカラー部が、固定軸55の中央に寄って互いに接近する位置から、互いに離れる位置へ移動可能となっている。
引張りローラ52a、52bは、2個以上のカラー部を備えればよく、カラー部の数は3個でも4個でもよい。いずれにしても、引張りローラ52a、52bは、上記のように両端部側の2個のカラー部が、接離移動可能に設けられる。また、2個のカラー部の接離移動は、シリンダを用いた駆動部によって駆動される。
金型の両側に設けられた2本の引張りローラ52a、52bの、両端部側のカラー部が互いに接近している位置から離れる位置へと同時に移動することにより、引張りローラ52a、52bに掛け渡されているリリースフィルム10は、カラー部との摩擦力により、両側が引っ張られて幅方向へと伸ばされ、しわが除去される。
リリースフィルムとの摩擦力を大きくするために、カラー部の外周面をシリコンラバー等で形成するとよい。尚、供給ローラ43側に設けられた引張りローラ52aは、上記引張り動作を行わない場合がある。引張り動作を行わない場合とは、例えばリリースフィルム10の線膨張係数が小さい場合等である。
次に加熱機構について説明する。加熱機構は、リリースフィルム10を金型間に供給する前段階で加熱する作用をなす。本実施形態の樹脂モールド装置では、3つの加熱機構が設けられている。
1つは、引張りローラ52aにヒーターが内蔵されて構成される。金型より上流側に設けられた引張りローラ52a内には、引張りローラ52aの長手方向にわたってヒーターが内蔵されている。具体的には、ヒーターは、引張りローラ52aの固定軸55内に配設される。
2つ目は、予熱ローラ57である。予熱ローラ57内には、ヒーターが内蔵されている。そして、予熱ローラ57は、金型より上流側に設けられた引張りローラ52aを加熱するように、これに当接して配設され、引張りローラ52aを介してリリースフィルム10を加熱する。具体的には予熱ローラ57は、その中心に長手方向にわたってヒーターが内蔵されている。予熱ローラ57は、引張りローラ52aと互いに圧接していて、引張りローラ52aの回転に伴って従動し、回転する。予熱ローラ57が、引張りローラ52aのリリースフィルムのしわ除去動作を妨げないのは勿論である。
3つ目は、ヒータ、電灯、赤外線、遠赤外線等の熱源等からなる加熱部58である。加熱部58による熱放射により、リリースフィルム10が加熱される。加熱部58は、金型の上流側に設けられて、リリースフィルム10を金型間に供給される直前で加熱する。具体的には、加熱部58は、金型間よりも上流側でかつ引張りローラ52aよりも下流側に配置され、引張りローラ52a、予熱ローラ57によって加熱されたリリースフィルム10を加熱する。
リリースフィルム10は、長さLだけ供給ローラ43から送り出されて金型間に供給されるが、少なくとも次の供給によって金型間に配置されてクランプされる(つまり、金型間に供給される直前の)リリースフィルムの部位(長さL分)全体が加熱された状態となるように加熱部58を配置する。
また、これら加熱機構によって加熱されたリリースフィルムの温度と金型の温度との差が、80℃以下となるように加熱機構を設けるとよい。
次に、上記構成からなるプレス部A、供給機構G及び加熱機構による樹脂成形動作について説明する。
まず、型開きした状態の金型(図3の左側参照)において、被成形品12を下型20b上に位置決めして配置する。これと共に、供給ローラ43から送り出され、金型間に供給されているリリースフィルム10を、エア吸引孔42aを介して上型20aの金型面に吸着保持させる。さらにエア吸引孔42aからエア吸引することにより、たるみ吸収溝42内にリリースフィルム10の伸び分を引き込む。
その後、下型20bを上昇させて被成形品12を上型20aと下型20bとの間でクランプし、ポット26から樹脂16を圧送してキャビティ14a内に樹脂16を充填し、硬化させる。この場合、被成形品12の上型20aの金型面はリリースフィルム10によって完全に遮蔽されたまま、被成形品12の半導体チップ13が搭載された面に樹脂封止される。そして、金型が型開きされると成形品は離型し、取り出された成形品は収納部Fに収納される。
こうして、1回の樹脂成形動作が完了したら、再び被成形品12及び樹脂タブレット30をセットし、次回の樹脂成形動作に移る。
リリースフィルム10は、供給ローラ43から1回につき、長さL分送り出されて新規に金型間に供給される。リリースフィルム10の金型間への供給は、1回の樹脂成形動作ごとに行ってもよいし、数回の樹脂成形動作ごとに行ってもよい。
そして、供給ローラ43から送り出されたリリースフィルム10は、前述したように金型間に供給される前段階において、加熱機構によって所定温度に加熱され、熱膨張している(部位10d)。
さらに、上型20aの金型面にリリースフィルム10を吸着保持させる前段階で、引張りローラ52a、52bによってリリースフィルム10を幅方向に引き延ばしてしわ除去作業を行う。具体的には、新規にリリースフィルム10を上型20aの金型面下方に送り込んだ後、引張りローラ52a、52bの両側のカラー部を、互いに接近している状態から離れる状態へと移動させてリリースフィルム10の両側を引っ張り、しわを除去する。すなわち、リリースフィルム10は、引張りローラ52a、52bによってしわが除去された状態で、上型20aの金型面に吸着保持され、さらにたるみ吸収溝42内にたるみが引き込まれる。
この場合、前述したように引張りローラ52aは動かさず、引張りローラ52bのみ動作させることもある。
数回の樹脂成形動作ごとにリリースフィルム10を金型間に供給する場合は、リリースフィルム10を上型20aの金型面に吸着させ、たるみ吸収溝に伸び分を引き込んだ状態を保ったまま、下型20b上の被成形品12をセットして数回の樹脂成形動作を連続して行う。
そして、リリースフィルム10の供給を1回の樹脂成形動作ごとに行う場合、数回の樹脂成形動作ごとに行う場合どちらについても、リリースフィルムを供給ローラ43から引き出して新たに金型間に供給する直前に金型面からリリースフィルムを解放する。(尚、リリースフィルム10の金型面からの解放は、エア吸引孔42aを介して行われるエア吸引を解放する真空破壊機構によって行われる。)
1回のリリースフィルム10の供給で、数回の樹脂成形動作を行う場合、1回の成形後、リリースフィルム10を金型面から開放し、引張りローラ52a、52bでリリースフィルム10のしわを伸ばし、その後リリースフィルム10を金型面に吸着させて成形する場合もある。
これに対応して、引張りローラ52a、52bは、金型面からリリースフィルム10を解放した後の、リリースフィルム10を供給ローラ43から送り出す前に、両側のカラー部を互いに離れている状態から接近する状態へと移動させる。即ち、数回の樹脂成形動作ごとにリリースフィルム10の供給を行う場合、リリースフィルムが金型面に吸着保持されている間、引張りローラ52a、52bの両側のカラー部は、互いに離れている状態を維持させ、リリースフィルム10をその両側で引っ張る状態とする。
また、供給ローラ43を回転させ、リリースフィルム10を送り出している間は、引張りローラ52a、52bは、2個のカラー部が互いに接近する状態を保持している。
次に、上記実施形態の効果を述べる。
図2に示すように、リリースフィルムを供給する方法として、金型の供給ローラ43側で金型の熱によって加熱され、熱膨張したリリースフィルムの部位(10e)が供給位置にかからないようにして供給する方法がある。この方法は、金型の熱の影響を受けていないリリースフィルムの部位を金型間に供給するものである。
これに対して上記実施形態は、金型面の送り出し方向Xの長さに略等しい長さLだけ、リリースフィルム10を供給ローラ43から送り出して金型間に供給することで、金型面に接触することなく、金型からの熱の影響を受けて加熱され熱膨張している部位も金型間に積極的に供給するものである。リリースフィルム10は、金型間に供給される前に予め熱膨張しているので、金型面への当接による新たな熱膨張分を減らすことができ、金型面に吸着保持された際のしわを簡単な方法で効率良く減らすことができる。
また、本実施形態は、図2に示した供給方法に比較してリリースフィルムの1回の供給における送り出し量を減らすことができ、リリースフィルムの消費量を大幅に減らすことができるので、コスト削減に有効である。
また、加熱部58を設けたことによって、リリースフィルムの広い範囲を1度に加熱することができる。これにより、必要とする範囲の予め加熱され熱膨張したリリースフィルムのみを金型間に供給することができ、金型面に当接した際のしわの発生を部位によって偏ることなく均一に減らすことができる。
また、ヒーターが内蔵された引張りローラ52a、或いは予熱ローラ57を設けたことにより、リリースフィルムをその幅方向にわたって均一に、確実に加熱することができる。
また、ヒータが内蔵された引張りローラ52a、予熱ローラ57のうちのどちらか一方、或いは両方と、加熱部58とを組み合せて配設することにより、リリースフィルムを徐々に加熱して、急激な加熱によるリリースフィルムの著しい不均一な変形を防止することができる。
従来は、厚さ50μm、幅180mmで室温(20℃程度)のリリースフィルムが、175℃程度に加熱された金型間に金型面に接触しないよう送り込まれ、5秒間その状態で金型によって加熱された後、金型面に吸着保持されていた。
本実施形態では、例えば従来と同様のリリースフィルムを、金型間に供給する前に予め110℃程度まで加熱機構によって加熱して供給する。リリースフィルムは、110℃程度に予め加熱されて熱膨張しているので、金型面との接触による新たな熱膨張分を従来の2分の1に減少させることができる。
これにより、たるみ吸収溝42の数を従来の2分の1に減らすことができる。さらに、使用可能なリリースフィルムの線膨張係数の許容範囲を、従来の2倍の値まで広げることができる。
このように本実施形態によれば、金型面に当接した際のリリースフィルムのしわの発生を防止できるので、たるみ吸収溝の数を減らすことができ、複雑な形状の金型面を有する金型にも対応することができる。さらに、しわが発生し難いので、線膨張係数が従来のものより大きい値のリリースフィルムを用いることができる。これにより、転写機能等様々な機能を有した多層のリリースフィルムも使用可能となって、リリースフィルムの選択の幅が広がる。
さらに、引張りローラ52a、52bを用いれば、リリースフィルムを幅方向に伸ばしてリリースフィルムが金型面に接触する前にそのしわを確実に除去することができる。
以上、本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論である。
例えば上記実施形態では3つの加熱機構が配設されていたが、3つの加熱機構のうちの1つ、或いは2つが設けられた樹脂モールド装置であってもよい。
また、上記実施形態では、上型の金型面をリリースフィルムで被覆させていたが、下型の金型面をリリースフィルムで被覆させる樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法にも本発明が適用できる。この場合は、リリースフィルムの供給機構Gと加熱機構を下型側に設けるとよい。
また、本発明は、リリースフィルムの供給機構Gと加熱機構が上下にそれぞれ設けられた、上型と下型の両方の金型面をリリースフィルムによって被覆させる樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法にも適用できる。
本発明による樹脂モールド装置の供給機構を説明する概略図である。 リリースフィルムの供給方法を説明する概略図である。 プレス部の金型の構成を示す断面図である。 金型面にリリースフィルムを配置した状態を示す平面図である。 たるみ吸収溝にリリースフィルムを引き込んだ際の状態を示す断面図である。 本発明による樹脂モールド装置の構成を説明する平面図である。 引張りローラの構成を示す概略図である。
符号の説明
10 リリースフィルム
12 被成形品
20a 上型
20b 下型
43 供給ローラ
44 巻取りローラ
52a、52b 引張りローラ

Claims (9)

  1. リリースフィルムが巻回された供給ローラと、供給ローラから引き出されたリリースフィルムを巻き取る巻取りローラとを有し、供給ローラと巻取りローラとの間で掛け渡されて、金型間を通過し供給されるリリースフィルムを金型の金型面に吸着保持し、リリースフィルムを介して被成形品をクランプすることにより樹脂封止する樹脂モールド装置において、
    前記金型面の送り出し方向の長さに略等しい長さのリリースフィルムが供給ローラから送り出されることで、金型間にリリースフィルムが新規に供給されることを特徴とする樹脂モールド装置。
  2. 金型面にリリースフィルムを吸着保持させる前段階で、リリースフィルムを幅方向に引き延ばしてしわを除去する引張りローラが設けられていることを特徴とする請求項1記載の樹脂モールド装置。
  3. リリースフィルムを金型間に供給する前段階で加熱する加熱機構が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂モールド装置。
  4. 前記加熱機構は、熱放射によってリリースフィルムを加熱する熱源からなることを特徴とする請求項3記載の樹脂モールド装置。
  5. 前記加熱機構は、前記引張りローラにヒーターが内蔵されてなることを特徴とする請求項3記載の樹脂モールド装置。
  6. 前記加熱機構は、前記引張りローラを加熱する予熱ローラからなり、引張りローラを介してリリースフィルムを加熱することを特徴とする請求項3記載の樹脂モールド装置。
  7. リリースフィルムが巻回された供給ローラと供給ローラから引き出されたリリースフィルムを巻き取る巻取りローラとの間で金型間を通過するようにリリースフィルムを掛け渡して、リリースフィルムを金型間に供給し、供給されたリリースフィルムを金型の金型面に吸着保持させ、リリースフィルムを介して被成形品をクランプすることにより樹脂封止する樹脂モールド方法において、
    前記金型面の送り出し方向の長さに略等しい長さのリリースフィルムを供給ローラから送り出すことで、金型間にリリースフィルムを新規に供給することを特徴とする樹脂モールド方法。
  8. リリースフィルムを金型間に供給する前段階で加熱することを特徴とする請求項7記載の樹脂モールド方法。
  9. 金型面にリリースフィルムを吸着保持させる前段階で、引張りローラによりリリースフィルムを幅方向に引き延ばしてしわを除去することを特徴とする請求項7または8記載の樹脂モールド方法。
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