JP2006186257A - 半導体発光素子の製造方法、集積型半導体発光装置の製造方法、画像表示装置の製造方法および照明装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基板11上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層12を成長させ、これをストライプ形状にパターニングする。この第1のGaN系III−V族化合物半導体層12をシードとし、50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層13を横方向成長させ、その上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層14を成長させる。その上に活性層15および第2導電型の第4のGaN系III−V族化合物半導体層16を順次成長させ、発光ダイオード構造を形成する。
【選択図】 図3
Description
なお、特許文献1には、表面を凹凸状に加工したサファイア基板上にV/III比を1000以下としてIII族原料を供給しIII族窒化物半導体を成長させた後、III族原料と窒素原料とを用いてIII族窒化物半導体結晶を気相成長させる方法が提案されている。また、特許文献2には、平坦なサファイア基板上にV/III比を1000以下としてIII族原料を供給しIII族窒化物半導体を成長させた後、III族原料と窒素原料とを用いてIII族窒化物半導体結晶を気相成長させる方法が提案されている。
この発明は、以上の検討に基づいて案出されたものである。
基板上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程と、
上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程と、
上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程とを有する
ことを特徴とする半導体発光素子の製造方法である。
第1のGaN系III−V族化合物半導体層の面方位は典型的にはA面であるが、例えばS面であってもよい。
この半導体発光素子の製造方法は、典型的には、第3のGaN系III−V族化合物半導体層上に活性層および第2導電型の第4のGaN系III−V族化合物半導体層を順次成長させる工程をさらに有する。これらの活性層および第4のGaN系III−V族化合物半導体層は、好適には、第3のGaN系III−V族化合物半導体層と同様に、成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で成長される。
また、必要に応じて、第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させた後、第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる前に、第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長マスクを形成し、この成長マスクにより覆われていない部分の第2のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第5のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程をさらに有してもよい。この工程は、複数回繰り返し行ってもよい。この成長マスクは、ストライプ形状にパターニングされた第1のGaN系III−V族化合物半導体層と平行に形成してもよいし、この第1のGaN系III−V族化合物半導体層と垂直方向に形成してもよいし、この第1のGaN系III−V族化合物半導体層に対して30〜45°傾斜した方向に形成してもよい。
第1〜第5のGaN系III−V族化合物半導体層および活性層として用いられるGaN系III−V族化合物半導体層の成長方法としては、有機金属化学気相成長(MOCVD)、ハイドライド気相エピタキシャル成長またはハライド気相エピタキシャル成長(HVPE)などを用いることができる。
基板上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程と、
上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程と、
上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程とを有する
ことを特徴とする集積型半導体発光装置の製造方法である。
ここで、集積型半導体発光装置はその用途を問わないが、典型的な用途を挙げると、画像表示装置や照明装置などである。この集積型半導体発光装置においては、典型的には、複数の半導体発光素子がアレイ状に配列され、それらが配線により接続される。
基板上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程と、
上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程と、
上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程とを有する
ことを特徴とする画像表示装置の製造方法である。
基板上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程と、
上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程と、
上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程とを有する
ことを特徴とする照明装置の製造方法である。
上述のように構成されたこの発明によれば、第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させると、面方位がA面のものが得られるが、この第2のGaN系III−V族化合物半導体層は通常、第1のGaN系III−V族化合物半導体層の上方の部分の点欠陥が多い。そこで、この第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させると、点欠陥がなく面方位がA面のものが、実用上十分な面積にわたって表面が平坦な状態で得られる。したがって、この点欠陥がなく面方位がA面で平坦な表面の第3のGaN系III−V族化合物半導体層上に活性層および第2導電型の第4のGaN系III−V族化合物半導体層を順次成長させることにより、面方位がA面で平坦な表面のものが得られる。こうして、発光素子構造を構成する第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層、活性層および第2導電型の第4のGaN系III−V族化合物半導体層はいずれもA面方位となるため、ピエゾ電界の問題が本質的に存在しない。
図1〜図5はこの発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を工程順に示す断面図である。
次に、図1Bに示すように、このストライプ形状のGaN層12をシードとして、サファイア基板11上にMOCVD法によりGaN層13を横方向成長させる。例えば、このGaN層13の成長時の原料のV/III比は1000以下とし、かつ30kPa以下の減圧下で成長を行う。このGaN層13は、GaN層12の上面および側面に成長する。このGaN層13の上面はA面、側面はC面である。このGaN層13の成長条件の一例を挙げると、圧力10kPa、TMG44sccm(170μmol/min)、NH3 1lm、原料のV/III比260、成長温度1000℃、成長時間8400sである。なお、GaN層13の成長時の原料のV/III比を例えば3000程度にすると、このGaN層13にはS面が出やすくなり、平坦なA面は得にくい。
また、上記のGaN系半導体層の成長時のキャリアガス雰囲気としては、n型GaN層14はN2 とH2 との混合ガス、活性層15はN2 ガス雰囲気、p型GaN層16はN2 とH2 との混合ガスを用いる。この場合、活性層15の成長ではキャリアガス雰囲気をN2 雰囲気としており、キャリアガス雰囲気にH2 が含まれないので、Inが脱離するのを抑えることができ、活性層15の劣化を防止することができる。また、p型GaN層16の成長時にはキャリアガス雰囲気をN2 とH2 との混合ガス雰囲気としているので、これらのp型GaN層16を良好な結晶性で成長させることができる。
次に、基板全面に例えば真空蒸着法によりNi膜、Ag膜およびAu膜を順次形成した後、その上にリソグラフィーにより所定形状のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてNi膜、Ag膜およびAu膜をエッチングする。これによって、図3に示すように、p型GaN層16のうち、GaN層12の上方の部分から離れた部位の、平坦で結晶性も特に良好な部分の上にNi/Ag/Au多層膜からなるp側電極17が形成される。このように、このp側電極17は、平坦で結晶性も特に良好な部分のp型GaN層16上に形成されているため、通電に伴う電流リークを有効に防止することができる。このp側電極17は例えば直径が10μmの円形である。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、GaN層12から上の部分を剥離する。この際、樹脂などでp側電極17側を固定してから剥離を行うのが望ましい。こうしてサファイア基板11の剥離を行った時点で、図4に示すように、各GaN層12に沿って延在するダイオードバーに分離される。
次に、ダイオードバーを劈開などによりチップ化する。こうしてGaN系発光ダイオードチップが得られる。このGaN系発光ダイオードチップにおいては、透明電極からなるn側電極18を通して光が取り出される。
図9および図10はそれぞれ、スキャン方向に対するピーク波長プロファイルおよびピーク強度プロファイルを示す。
図11〜図14はこの発明の第1の実施形態によるGaN系発光ダイオードの製造方法を工程順に示す断面図である。
この第2の実施形態においては、第1の実施形態と同様に工程を進めてGaN層13の成長まで行うが、この場合、GaN層13の成長時間を長くすることにより、図11Bに示すように、隣接するGaN層12をシードとして成長するGaN層13同士が会合して連続膜となるようにする。
次に、図12Aに示すように、GaN層20上にn型GaN層14を成長させる。このn型GaN層14の成長条件は、例えば、第1の実施形態と同様とする。第1の実施形態と異なり、このn型GaN層14の表面は平坦であることが大きな特徴である。
次に、図13Aに示すように、p型GaN層16上にp側電極17を形成する。このp側電極17は例えばNi/Ag/Au多層膜により形成する。
次に、図14Aに示すように、GaN層12、13の裏面側から化学的機械的研磨(CMP)を行うことによりGaN層20まで除去する。
次に、図14Bに示すように、n型GaN層14の裏面に透明電極からなるn側電極18を形成する。
次に、こうして得られたダイオードウェハーを劈開などによりチップ化し、LEDチップを得る。このLEDチップにおいては、透明電極からなるn側電極18を通して光が取り出される。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な利点を得ることができる。
図16および図17は第1の例によるGaN系発光ダイオードの製造方法を示す断面図である。また、図18はこのGaN系発光ダイオードを構成するGaN系III−V族化合物半導体層をMOCVD法により成長させる際の成長温度シーケンスを示す。
次に、GaN層12上に、MOCVD法により例えば1000℃の成長温度でn型不純物としてSiがドープされたn型GaN層14を成長させる。このn型GaN層14の厚さは例えば2μm程度とする。
次に、基板全面に例えば真空蒸着法によりNi膜およびAu膜を順次形成した後、その上にリソグラフィーにより所定形状のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてNi膜およびAu膜をエッチングする。こうして、p型GaN層16上にp側電極17が形成される。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、GaN層12から上の部分を剥離する。この際、樹脂などでp側電極17側を固定してから剥離を行うのが望ましい。
次に、GaN層12をCMPやエッチングなどにより除去してn型GaN層14を露出させ、図17に示すように、このn型GaN層14上に透明電極からなるn側電極18を形成する。
次に、こうして得られた発光ダイオードウェハーを劈開などによりチップ化する。これによって、GaN系発光ダイオードチップが得られる。
この第1の例によれば、TlInGaN層からなる井戸層とGaN層からなる障壁層とを交互に積層したMQW構造の活性層15を用いているため、発光波長が600nmまでのGaN系発光ダイオードを実現することができる。このGaN系発光ダイオードは、従来のInGaN系活性層を用いたGaN系発光ダイオードに比べて発光波長を長波長化することができる。また、このGaN系発光ダイオードは高効率である。
図21および図22はこのGaN系発光ダイオードの製造方法を示す断面図である。
次に、GaN層12上に、MOCVD法により例えば1000℃の成長温度でn型不純物としてSiがドープされたn型GaN層14を成長させる。このn型GaN層14の厚さは例えば2μm程度とする。
次に、基板全面に例えば真空蒸着法によりNi膜およびAu膜を順次形成した後、その上にリソグラフィーにより所定形状のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてNi膜およびAu膜をエッチングする。こうして、p型TlInGaN層21上にp側電極17が形成される。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、GaN層12から上の部分を剥離する。この際、樹脂などでp側電極17側を固定してから剥離を行うのが望ましい。
次に、GaN層12をCMPやエッチングなどにより除去してn型GaN層14を露出させ、図22に示すように、このn型GaN層14上に透明電極からなるn側電極18を形成する。
この第2の例によれば、第1の例と同様に、発光波長が600nmまでのGaN系発光ダイオードを実現することができる。これに加えて、このGaN系発光ダイオードは、p型TlInGaN層21上にp側電極17を形成しているため低動作電圧である。
図23および図24はこのGaN系発光ダイオードの製造方法を示す断面図である。
図23に示すように、まず、例えば主面がR面であるサファイア基板11を用意し、サーマルクリーニングなどによりその表面を清浄化した後、このサファイア基板11上に、MOCVD法によりGaN層12を表面がm面となるように成長させる。
次に、GaN層12上に、MOCVD法により例えば1000℃の成長温度でn型不純物としてSiがドープされたn型GaN層14を成長させる。このn型GaN層14の厚さは例えば2μm程度とする。
次に、基板全面に例えば真空蒸着法によりNi膜およびAu膜を順次形成した後、その上にリソグラフィーにより所定形状のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてNi膜およびAu膜をエッチングする。こうして、p型TlInGaN層21上にp側電極17が形成される。
次に、サファイア基板11の裏面側から例えばエキシマーレーザなどによるレーザビームを照射することにより、サファイア基板11から、GaN層12から上の部分を剥離する。この際、樹脂などでp側電極17側を固定してから剥離を行うのが望ましい。
次に、GaN層12をCMPやエッチングなどにより除去してn型GaN層14を露出させ、図24に示すように、このn型GaN層14上に透明電極からなるn側電極18を形成する。
次に、こうして得られた発光ダイオードウェハーを劈開などによりチップ化する。これによって、GaN系発光ダイオードチップが得られる。
この第3の例によれば、第1の例と同様な利点を得ることができる。
例えば、上述の第1および第2の実施形態において挙げた数値、材料、構造、形状、基板、原料、プロセスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと異なる数値、材料、構造、形状、基板、原料、プロセスなどを用いてもよい。
さらに、p側電極17としては、Ag、Rh、Au、Al、Ag、Ni、Pt、Pdなどの単層膜または多層膜を用いてもよい。また、n側電極18を構成する透明電極としては、ITOのほかに、ZnOやAZOなどを用いてもよい。
また、p型TlInGaN層22の代わりに、p型TlInGaN層とp型GaN層とを交互に積層したp型TlInGaN/GaN超格子層を用いてもよい。
Claims (14)
- 基板上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程と、
上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程と、
上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程とを有する
ことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させた後、上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる前に上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をストライプ形状にパターニングする工程をさらに有することを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層を成長原料のV/III比が100以上5000以下で圧力が50kPa以下の条件で横方向成長させることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長原料のV/III比が1000よりも高く圧力が5kPa以上の条件で成長させることを特徴とする請求項1または3記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記第3のGaN系III−V族化合物半導体層上に活性層および第2導電型の第4のGaN系III−V族化合物半導体層を順次成長させる工程をさらに有することを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層の面方位がA面であることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させた後、上記第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる前に、上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長マスクを形成し、この成長マスクにより覆われていない部分の上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第5のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程をさらに有することを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させた後、上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる前に上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をストライプ形状にパターニングする工程をさらに有し、上記成長マスクが、上記ストライプ形状にパターニングされた上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層と平行に形成されていることを特徴とする請求項7記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させた後、上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる前に上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をストライプ形状にパターニングする工程をさらに有し、上記成長マスクが、上記ストライプ形状にパターニングされた上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層と垂直方向に形成されていることを特徴とする請求項7記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させた後、上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる前に上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をストライプ形状にパターニングする工程をさらに有し、上記成長マスクが、上記ストライプ形状にパターニングされた上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層に対して30〜45°傾斜した方向に形成されていることを特徴とする請求項7記載の半導体発光素子の製造方法。
- 上記基板がR面方位のサファイア基板であることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子の製造方法。
- 基板上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程と、
上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程と、
上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程とを有する
ことを特徴とする集積型半導体発光装置の製造方法。 - 基板上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程と、
上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程と、
上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程とを有する
ことを特徴とする画像表示装置の製造方法。 - 基板上に面方位がC面と異なる第1のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程と、
上記第1のGaN系III−V族化合物半導体層をシードとし、圧力が50kPa以下の条件で面方位がA面の第2のGaN系III−V族化合物半導体層を横方向成長させる工程と、
上記第2のGaN系III−V族化合物半導体層上に成長原料のV/III比が1000よりも高い条件で面方位がA面の第1導電型の第3のGaN系III−V族化合物半導体層を成長させる工程とを有する
ことを特徴とする照明装置の製造方法。
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