JP2006177491A - 電磁バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 スプールおよび可動子の移動による中間室の体積変化により、中間室内に異物が侵入するのを防止して異物による可動子およびスプールのロックを防止することを目的とする。
【解決手段】中空室を構成する弁孔開口端室72では、体積が減少すると、弁孔開口端室72から押し出された作動油は、凹溝73に流入し、弁孔開口端室72から凹溝73に流入した流量の作動油は外部に排出される。逆に、弁孔開口端室72の体積が増加すると、凹溝73から弁孔開口端室72に作動油が流入し、凹溝73から弁孔開口端室72に流入した分の作動油は外部から凹溝73に供給される。この結果、可動子17およびスプール20が移動して弁孔開口端室72の体積が変化したとき、凹溝73から弁孔開口端室72に体積変化分の作動油が供給され、外部の作動油は凹溝73に流入するだけで、直接弁孔開口端室72に流入しないため、異物が弁孔開口端室72することを防止して異物によるスプールのロックを防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、オートマチックトランスミッションの電磁油圧制御バルブのように油中で使用される電磁バルブに関するものである。
油中で使用される電磁バルブは、例えば特許文献1に記載されるものが知られている。この種の電磁バルブは、特許文献1の第1図に示されるように、ソレノイド(電磁コイル)42により励磁される第1,第2ソレノイドハウジング(固定子)40,44がスプールハウジング(弁スリーブ)10に固定され、このスプールハウジング10がミッションハウジング(バルブボディ)Hに嵌合されている。第1,第2ソレノイドハウジング40,44に設けられた中空孔(軸孔)49にプランジャ(可動子)48が遊嵌されてリニアソレノイド部2が構成され、第1,第2ソレノイドハウジング40,44がソレノイド42により励磁されるとプランジャ48がばね力に抗して第1,第2ソレノイドハウジング40,44に吸引されて軸線方向に移動される。出力油圧を制御するスプール弁1においては、スプールハウジング10に穿設された滑動孔(弁孔)11に弁スプール12が摺動可能に嵌合され、プランジャ48に当接されている。プランジャ48により弁スプール12が圧縮コイルばね39のばね力に抗して軸線方向に移動されると、弁スプール12に設けられた第1〜第4ランド部28,30,32,34がスプールハウジング10に設けられた第1〜第4環状溝15〜18の開度を制御して出力油圧を制御する。そして、中空孔49開口端部と滑動孔11の開口端部とが連通する大径穴部(中間室)14内の体積が、プランジャ48と弁スプール12の移動により変化するのを許容するために、大径穴部14を外部に連通する第1ドレン通路20が外部に開口されている。
実開平3−117178号公報(第3頁から第5頁、第1図)
しかしながら、上記特許文献1では、大径穴部14に開口する第1ドレン通路20が外部に直接開口しているので、プランジャ48と弁スプール12が移動するごとに大径穴部14の油の一部が切粉等の異物を含んだ外部の油と入れ替わる。このため、大径穴部14内に異物が侵入してプランジャ48と中空孔49の間、滑動孔11と弁スプール12の間に付着し、プランジャ48および弁スプール12にロックが発生する問題があった。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、異物が中間室内に侵入するのを防止して異物による可動子およびスプールのロックを防止することを目的とする。
上記の課題を解決するための請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、電磁コイルにより励磁される固定子を弁スリーブに固定し、固定子が電磁コイルにより励磁されるとスプリング力に抗して吸引されて移動される可動子を固定子に設けられた軸孔に移動可能に遊嵌し、スプールを弁スリーブに設けられた弁孔に摺動可能に嵌合し、スプールの端面に突設されたバルブ軸を弁孔から軸孔内に延在して可動子に当接し、軸孔と弁孔との間に中間室を形成し、弁スリーブをバルブボディに嵌着し、可動子によるスプールの軸線方向移動によりスプールに設けられた各ランドが弁孔に設けられバルブボディに形成された連通路に連通する各ポートの開度を制御する電磁バルブにおいて、可動子とスプールの移動による中間室内の体積の変化を吸収可能な体積を有する凹溝をバルブボディと弁スリーブの間に弁スリーブを円周方向に包囲して刻設し、凹溝の一端が中間室に開口する通路と連通し、他端が外部に開口する通路と連通したことである。
請求項2に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1において、凹溝を、弁スリーブを円周方向に略一周する長さに刻設したことである。
請求項3に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1または2において、凹溝を弁スリーブの外周に刻設し、弁スリーブをバルブボディに水平に嵌着し、外部に開口する通路を水平より下方側に開口したことである。
請求項4に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1乃至3のいずれか1項において、内周がバルブ軸に固定され外周が中間室の内周面に固定されたダイヤフラムによって中間室を可動子収納室と弁孔開口端室とに仕切り、弁孔開口端室に開口する通路と凹溝の一端を連通したことである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、固定子が電磁コイルにより励磁されると軸孔に遊嵌された可動子が吸引されてスプリング力に抗して移動される。弁孔に摺動可能に嵌合され可動子にバルブ軸で当接されたスプールが、可動子の移動により軸線方向移動されると、スプールに設けられた各ランドが弁孔に設けられた各ポートの開度を制御する。このとき、可動子およびスプールの移動によって軸孔と弁孔との間に形成された中間室の体積が増減する。中間室の体積が減少すると、中間室から押し出された作動油は、可動子とスプールの移動による中間室内の体積の変化を吸収可能な体積を有する凹溝が中間室に連通されているので、この凹溝に流入する。中間室から凹溝に流入した量の作動油は凹溝から外部に排出される。逆に、中間室の体積が増加すると、凹溝から中間室に作動油が流入し、凹溝から中間室に流入した量の作動油は外部から凹溝に供給される。このように、可動子およびスプールが移動して中間室の体積が変化したとき、中間室に体積変化分の作動油が凹溝から供給され、外部の作動油は直接中間室に流入しないため、異物が中間室内に侵入することを防止して異物による可動子およびスプールのロックを防止できる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、凹溝を弁スリーブの円周方向に略一周に渡る長さに刻設することにより、中間室内の体積の変化を吸収可能な体積を得ることができるので、中間室に異物が流入せず、異物による可動子およびスプールのロックを防止できる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、凹溝と連通する外部に開口した通路が水平より下方側に開口していることから、外部にて浮遊する異物が沈殿する際に、前記外部に開口した通路に異物が落下してくることがなく、凹溝内に異物が侵入することを防止できる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、ダイヤフラムにより中間室を弁孔開口端室と可動子収納室に区画したことにより、電磁コイルの磁力によって異物を吸着しやすい可動子および固定子に隣接する可動子収納室に異物が
侵入することを防止できるので、万一、凹溝から弁孔開口端室に異物が流入したとしても、異物が可動子に達して吸引部に付着し、可動子が異物によりロックし、或いは電磁バルブが作動不良を起すことを防止できる。
以下、請求項1の発明に係る第1の実施の形態の電磁バルブ10を図1乃至図4に基づいて説明する。電磁バルブ10は、主として、ソレノイド部11と、ソレノイド部11に結合されたスプール部12とによって構成されている。ソレノイド部11は、主に図3に示すように、ヨーク13、コア14、コイル体15、カバー16および、可動子17等を備えている。スプール部12は、弁スリーブ19およびスプール20等を備えている。
カバー16は、磁性材より形成され、有底円筒状をなしている。カバー16の底部側には貫通穴13aが穿設された磁性体からなる筒状のヨーク13が収納され、カバー16の開口部側には磁性体からなるコア14が収納されている。コア14は、貫通穴14aが形成された円筒部14bおよび、円筒部14bのカバー16開口端側に形成されたフランジ部14cから構成されている。ヨーク13およびコア14は、貫通穴13a、14aの中心を軸線Oに一致させ、所定間隔離間して直列に配置されている。貫通穴13a、14aより構成される軸孔21には可動子17が摺動可能に嵌合されている。
ヨーク13およびコア14の円筒部14bの外周面とカバー16の内周面の間に形成される環状空間には、電磁コイル18を樹脂部18aで被覆したコイル体15が配置されている。コイル体15には、カバー16に形成された切り欠き部16aからコネクタ22が突設されている。コネクタ22は、図略のコントローラ(ECU)と電磁コイル18をターミナルピン23を介して接続している。電磁コイル18はコントローラからの励磁信号によって励磁され、電磁コイル18を包囲するコア14、ヨーク13、可動子17およびカバー16に磁気回路を形成する。
可動子17の外周には、軸線Oと平行に複数の連通溝24が形成され、可動子17の両端を連通している。可動子17の後端面とカバー16の底面の間には後端室25が形成され、この後端室25はカバー16とコイル体15の間に形成された連通路26から切り欠き部16aを介して外部に連通し、後述する可動子収納室と後端室25の間において、可動子17の移動時における作動油の移動を連通溝24で行うとともに、可動子収納室71と後端室25の間の体積変化分の容量の作動油を連通路26を介して外部との間で吸収する。
一方、スプール弁部12を構成する弁スリーブ19は、図略の電子制御式自動変速装置のオイルパン内に収納されたバルブボディ27の水平方向に穿設された嵌合穴29に嵌合されている。これにより、電磁バルブ10を電子制御式自動変速装置に取付けた状態で、弁スリーブ19の軸線Oが水平方向に延びることとなる。弁スリーブ19は、主に図4に示すように、ソレノイド部11側外周に形成された切り欠き溝30に嵌合する板材31とバルブボディ27に2本のボルト32が螺合されることによって固定されている。これにより、バルブボディ27に対する弁スリーブ19の軸線O方向の突出量が決定され、バルブボディ27の端面とソレノイド部11との間は所定距離離間され空間Aが形成される。また、板材31とバルブボディ27とをボルト32によって固定することにより、嵌合穴29と弁スリーブ19の位相も固定されている。
弁スリーブ19のソレノイド部11側端部にはフランジ部19aが形成され、コア14のフランジ部14cの外端面と弁スリーブ19のフランジ部19aの後端面とを接合させた状態で、カバー16の開口端部が弁スリーブ19のフランジ部19aにカシメにより結合される。これにより、コア14と弁スリーブ19、延いてはソレノイド部11とスプール部12とが結合される。
前記弁スリーブ19には、径の異なる第1弁孔41と第2弁孔42とを備えた弁孔40が穿設され、コア14の貫通穴14aと軸線Oと同軸上に設けられている。第1弁孔41と第2弁孔42は、弁孔40のソレノイド部11側の開口端から第2弁孔42、第1弁孔41の順番に配置され、これら第1弁孔41と第2弁孔42を備えた弁孔40には、摺動可能にスプール20が嵌合されている。スプール20には、第2弁孔42より大径の第1弁孔41に嵌合する第1および第2ランド部43,44と、第2弁孔42に嵌合する第3ランド部45が設けられている。第2ランド部44と第3ランド部45は隣接して設けられ、その間に段差部46が形成されている。弁孔40には、第1弁孔41と第2弁孔42との境界に段差部46と対応して環状溝47が刻設され、環状溝47にはフィードバックポート48が開口されている。第1および第2ランド部43,44は軸線方向に所定距離へだてて形成され、第1および第2ランド部43,44の間には小径部49が設けられている。第1弁孔41には小径部49に対応して環状溝50が刻設され、環状溝50に制御圧を出力する出力ポート51が開口されている。出力ポート51はバルブボディ27に形成された出力通路62に連通している。出力ポート51は、出力通路62を介して図略のクラッチ室に連通されるとともに、弁スリーブ19の外周面に刻設されたフィードバック溝63を介してフィードバックポート48に連通されている。第1弁孔41には、第1および第2ランド部43,44に対応して環状溝52,53が刻設され、環状溝52,53にはドレンポート54および供給ポート55が開口されている。ドレンポート54は、バルブボディ27に形成された図略のドレンタンクに連通するドレン通路64に連通され、供給ポート55は作動油が供給される供給通路65に連通されている。
弁孔40には、ばね室56が第1弁孔41に続いて設けられている。ばね室56の開口端に螺合されたプラグ57とスプール20の端面との間には、スプリング58が介在されている。スプール20はスプリング58のばね力により可動子17に向かって付勢され、スプール20の第3ランド部45の端面から突出形成されたバルブ軸20aが可動子17に当接し、可動子17とともに移動される。
コア14の貫通穴14aに摺動可能に嵌合された可動子17の前端面とスプール20の第3ランド部45との間、バルブ軸20aの周囲には、コア14の貫通穴14aおよび弁孔40を含めて中間室59が形成されている。中間室59には貫通穴14aと弁孔40を仕切るダイヤフラム70が配置されている。ダイヤフラム70は薄肉の環状に形成され、外周端縁をコア14のフランジ14cと弁スリーブ19のフランジ19aの間に挟持され、内周端縁をスプール20のバルブ軸20aに形成された環状係止溝に嵌着されている。ダイヤフラム70は中間室59を貫通穴14a側と弁孔40側に仕切り、可動子17の前端面とダイヤフラム70との間に可動子収納室71を区画し、スプール20の後端面とダイヤフラム70との間に弁孔開口端室72を区画する。
弁スリーブ20の外周面には、フィードバックポート48とフランジ部19aの間で凹溝73が刻設されている。この凹溝73は、図2に示すように弁スリーブ19の軸線Oを含む水平面内の水平線Hを始点Sとして弁スリーブ19の周囲を略一周、(本実施の形態では約270度)周回するように形成され、弁スリーブ19が弁孔40内で移動するときの弁孔開口端室72の体積変化の容量より大きな容量(好ましくは、弁孔開口端室72の体積変化の容量の2倍以上の容量)の作動油を貯溜させることが可能な体積を有するよう、長さ、幅および深さが形成されている。なお、本実施形態のように、弁スリーブ19の周囲を略一周に渡って包囲するように形成すれば、凹溝73の幅を広くすることなく、また凹溝73の深さを深くすることなく弁孔開口端室72の体積変化の容量より大きな容量の体積を得ることができ、弁スリーブ19に必要な体積を有する凹溝73を効率よく刻設することができる。
凹溝73の始点S側の一端には、弁スリーブ19の外周に軸線O方向に刻設され、バルブボディ27の端面とソレノイド部11との間の外部空間Aに開口する通路74(外部に開口する通路)が連通されている。また、凹溝73の他端には、中間室59を構成する弁孔開口端室72に開口する通路75(中間室に開口する通路)と連通されている。
以上のような構成で、電磁バルブ10の作動について説明する。電磁コイル18に所望の出力圧力に対応する電流が供給されると、ヨーク13、コア14およびカバー16で構成される固定子が励磁され、可動子17がスプリング58のばね力に抗してコア14側に吸引される。可動子17が吸引されるとバルブ軸20aを介してスプール20が移動され、供給ポート55、出力ポート51、およびドレンポート54の開度がスプール20の第1,第2ランド43,44により制御され、出力ポート51からの作動油がフィードバックポート48にフィードバックされて段差46に作用する。作用する力がバランスした位置に停止して出力ポート30から所望の油圧の作動油を出力する。
可動子17、スプール20およびバルブ軸20aが移動すると、これら可動子17、スプール20およびバルブ軸20aの体積の違いにより、弁孔開口端室72および可動子収納室71の体積が変化する。このとき、可動子収納室71は、後端室25の間において、可動子17の移動による作動油の移動を連通溝24で行うとともに、可動子収納室71と後端室25の間の体積変化分の容量の作動油油を連通路26を介して外部との間で給排する。
弁孔開口端室72では、体積が減少すると、弁孔開口端室72から押し出された作動油は、凹溝73に流入し、弁孔開口端室72から凹溝73に流入した流量の作動油は外部に排出される。逆に、弁孔開口端室72の体積が増加すると、凹溝73から弁孔開口端室72に作動油が流入し、凹溝73から弁孔開口端室72に流入した分の作動油は外部から凹溝73に供給される。このように、可動子17およびスプール20が移動して弁孔開口端室72の体積が変化したとき、凹溝73から弁孔開口端室72に体積変化分の作動油が供給され、外部の作動油は凹溝73に流入するだけで、直接弁孔開口端室72に流入しないため、異物が弁孔開口端室72内に侵入することを防止して異物によるスプールのロックを防止できる。
また、本実施の形態のように、バルブボディ27に嵌合穴29を水平に形成し、この嵌合穴29に弁スリーブ20を嵌着するようにした場合、凹溝73と連通する外部に開口した通路74が水平つまり横向きに開口していることから、外部にて浮遊する異物が沈殿する際に、前記外部に開口した通路74に異物が落下してくることがなく、凹溝73内に異物が侵入することを防止できる。なお、この通路74は、水平より下方側、つまり水平線Hよりバルブボディ27の下方側に形成してもよい。また、通路74の開口方向自体を外部へ下方向に向かって穿設するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、可動子17と貫通穴14aの間の寸法公差が小さい場合や電磁コイル18の励磁の影響によって異物を吸着しやすいことを考え、中間室59をダイヤフラム70によって弁孔開口端室72および可動子収納室71に区画するようにし、万一、中間室59に異物が混入したとしても可動子17と貫通穴14aの間に異物が噛み込まないようにしてある。しかしながら、可動子17と貫通穴14aの間の寸法公差の大きさによっては、ダイヤフラム70は必ずしも設ける必要はなく、中間室59を弁孔開口端室72および可動子収納室71に区画しなくてもよい。
また、凹溝73および通路74は、スリーブ19の外周面でなく、嵌合穴29の内周面に刻設するようにしてもよい。
第1の実施の形態に係る電磁バルブの断面図である。 図1のI−I線での断面図である。 図2のII−II線での断面図である。 バルブボディとスリーブとの固定状態を示す図面である。
符号の説明
10…電磁バルブ、11…ソレノイド部、12…スプール弁部、13…ヨーク、14…コア、17…可動子、18…電磁コイル、19…弁スリーブ、20…スプール、20a…バルブ軸、21…軸孔、27…バルブボディ、29…嵌合穴、40…弁孔、41…第1弁孔、42…第2弁孔、43〜45…第1乃至第3ランド部、46…段差部、47,50,52,53…環状溝、48,51,54,55…ポート、49…小径部、58…スプリング、59…中間室、62…出力通路、63…フィードバック通路、64…ドレン通路、65…供給通路、70…ダイヤフラム、71…可動子収納室、72…弁孔開口端室、73…凹溝、74…通路(外部に開口する通路)、75…通路(中間室に開口する通路、弁孔開口端室に開口する通路)、A…空間。

Claims (4)

  1. 電磁コイルにより励磁される固定子を弁スリーブに固定し、該固定子が電磁コイルにより励磁されるとスプリング力に抗して吸引されて移動される可動子を前記固定子に設けられた軸孔に移動可能に遊嵌し、スプールを前記弁スリーブに設けられた弁孔に摺動可能に嵌合し、前記スプールの端面に突設されたバルブ軸を前記弁孔から前記軸孔内に延在して前記可動子に当接し、前記軸孔と前記弁孔との間に中間室を形成し、前記弁スリーブをバルブボディに嵌着し、前記可動子による前記スプールの軸線方向移動により前記スプールに設けられた各ランドが前記弁孔に設けられ前記バルブボディに形成された連通路に連通する各ポートの開度を制御する電磁バルブにおいて、
    前記可動子とスプールの移動による前記中間室内の体積の変化を吸収可能な体積を有する凹溝を前記バルブボディと前記弁スリーブの間に該弁スリーブを円周方向に包囲して刻設し、前記凹溝の一端が前記中間室に開口する通路と連通し、他端が外部に開口する通路と連通したことを特徴とする電磁バルブ。
  2. 請求項1において、前記凹溝を、前記弁スリーブを円周方向に略一周する長さに刻設したことを特徴とする電磁バルブ。
  3. 請求項1または2において、前記凹溝を前記弁スリーブの外周に刻設し、前記弁スリーブを前記バルブボディに水平に嵌着し、前記外部に開口する通路を水平または水平より下方側に開口したことを特徴とする電磁バルブ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、内周が前記バルブ軸に固定され外周が前記中間室の内周面に固定されたダイヤフラムによって該中間室を可動子収納室と弁孔開口端室とに仕切り、前記弁孔開口端室に開口する通路と前記凹溝の一端を連通したことを特徴とする電磁バルブ。
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