JP4768575B2 - ソレノイドバルブ - Google Patents

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本発明は、例えば車両のパワーステアリング装置に適用され、流体の圧力や流量を制御するために用いられるソレノイドバルブに関する。
この種のソレノイドバルブとしては、例えば自動変速機の油圧制御弁に適用された以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
このソレノイドバルブは、ほぼ有底円筒状に形成され、底部のほぼ中央位置に貫通孔を有するヨークと、該ヨークの貫通孔に軸方向に沿って挿通配置され、該貫通孔の孔縁に外周部がかしめ固定されたほぼ円筒状のハウジングと、該ハウジングの上端開口部の内周側に軸方向に沿って摺動自在に設けられると共に、付勢部材によって下方へ常時付勢されたほぼ円筒状の可動コアと、前記ヨークの上端部開口縁にフランジ部を介してかしめ固定され、ほぼ中央位置にハウジングの上端部と所定の間隔をもって対峙する円筒部が下方へ突出形成された固定コアと、前記ヨーク内に収容され、前記ハウジングの上端部と前記固定コアの円筒部の両外周部に軸方向に跨って配置されたほぼ円筒状のコイルと、を備え、前記固定コアによってヨークの上端開口部が閉塞されている。
また、前記ハウジングの下端部開口は、高圧の油圧供給源に接続されると共に、ほぼ有蓋円筒状に形成されて上壁の中央位置に弁孔を有する弁プレートによって内側に圧力室が画成されている。さらに、この弁プレートの弁孔は前記可動コアの内周側に係止固定されシャフトによって閉塞されており、可動コアが上方へ摺動することに伴って弁孔が開成され、前記油圧供給源から前記圧力室内へと作動油が導入されるようになっている。そして、この圧力室内に導入された作動油は、前記ハウジングの下端部開口の周壁に径方向に沿って貫通形成された流出口を介して前記圧力室内に導入された作動油が自動変速機のクラッチやブレーキに圧送されるようになっている。
以上のような構成を有するソレノイドバルブは、前記コイルが通電されることによって磁界が発生し、その磁束がハウジングから可動コアを介して固定コアへと流れることにより、可動コアがコイルに対する通電量に比例した吸引力によって前記付勢部材の付勢力に抗して上方へシャフトと共に移動するようになっている。このようにして、前記通電量に応じた吸引力に基づいて前記弁孔を開成し、この開閉量に基づいて自動変速機へ供給する作動油の流量を制御している。
特開2002−357279号公報
しかしながら、従来のソレノイドバルブにあっては、磁路を構成する前記ヨーク、前記固定コア及びハウジングがそれぞれ別体に形成されていることから、各接合部に隙間が形成されないように、該各接合部にかしめ加工を施すことが余儀なくされている。この結果、ソレノイドバルブの組立作業が煩雑になってしまうと共に、この組立作業の悪化に伴い製造コストの高騰化を招来してしまっている。
本発明は、このような技術的課題に着目して案出されたものであって、加工及び組立作業を容易化して、製造コストの低廉化を図り得るソレノイドバルブを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、磁性材によって一体に形成され、筒状に形成されたコイル収容部と、該コイル収容部の軸方向一方側から延設されて前記コイル収容部よりも小径に形成された可動コア保持部とを有するハウジングと、前記コイル収容部の内部外周側に配置されたほぼ筒状の電磁コイルと、磁性材によって一体に形成され、前記電磁コイルの軸方向他方側に設けられた大径部と、該大径部の軸方向一方側から前記電磁コイルの内周側に向かって延設された先端部とを有する固定コアと、前記電磁コイルの内側に軸方向移動可能に収容されて、その軸方向一方側が前記可動コア保持部側まで延出するように構成される一方、その軸方向他方側が前記固定コアの軸方向一方側の端部にエアギャップを介して対峙された可動コアと、非磁性材によって筒状に形成され、その軸方向一方側が前記可動コア収容部内まで延設され、かつ、前記可動コアの軸方向一方側を液密に包囲するように構成されると共に、その軸方向他方側が前記固定コアの先端部に固定され、かつ、該固定コアとの間がシールされたキャップと、を備えたことを特徴としている。
この発明によれば、前記可動コア保持部を前記コイル収容部の外端縁から軸方向へ一体に延設したことによって、かしめ加工など余計な作業を施すことなく前記ハウジングを例えばプレス成形などによって容易に形成することが可能となり、装置の構成を簡略化することができる。したがって、装置の加工作業や組付作業の作業性が向上し、製造コストの低廉化が図れる。
請求項2に記載の発明は、前記キャップの軸方向一方側を半球状に形成したことを特徴としている。
この発明によれば、キャップの軸方向一方側を半球状に形成したことにより、該キャップの内面に対して可動コアの軸方向一方側の端部を点接触させることが可能となるため、作動油の表面張力によるキャップ内面と可動コア端部との吸着を抑制することができる。これによって、可動コアに対して余分な磁気吸引力を発生させる必要が無くなり、装置の省電力化やこれに基づく当該装置の小型化に供される。
以下、本発明に係るソレノイドバルブの各実施の形態を図面に基づいて詳述する。なお、各実施の形態では、このソレノイドバルブを例えば車両のパワーステアリング装置に適用したものを示している。
図1〜図6は本発明に係るソレノイドバルブの第1の実施の形態を示し、まずこのソレノイドバルブ21の適用されたパワーステアリング装置について説明すると、図5に示すように、ステアリングホイール1が連結された操舵軸2と、該操舵軸2の操舵回転トルクを検出するトルクセンサ3と、前記操舵軸2に連繋されたラック・ピニオン機構4と、該ラック・ピニオン機構4に連繋されたパワーシリンダ5と、該パワーシリンダ5に油圧を給排する油圧回路10と、該油圧回路10に不具合が生じた際に前記パワーシリンダ5の油圧を給排するリリーフ回路11と、から構成されている。
前記パワーシリンダ5は、車体の幅方向に延設された円筒状のシリンダチューブ6内に前記ラック・ピニオン機構4に連繋したラック軸7が貫装され、該ラック軸7にシリンダチューブ6内を摺動する円環状のピストン8が固定されている。そして、シリンダチューブ6内には、ピストン8によって左右の第1油圧室9aと第2油圧室9bが隔成されている。
前記油圧回路10は、各一端部が前記各油圧室9a,9bに接続された一対の第1、第2通路12a,12bと、該両通路12a,12bの他端部に接続されて、車両状態を制御する電子コントローラ16の制御電流に基づいて駆動されるポンプモータ17によって正逆回転可能なオイルポンプ18と、前記オイルポンプ18の上流側に配置されて内部に作動油を貯留したリザーバタンク19と、から構成されている。
前記リリーフ回路11は、前記両油圧室9a,9b間に接続されており、各一端部が該各油圧室9a,9bに接続された一対の第3、第4通路13a,13bと、該第3、第4通路13a,13bを相互に連通させる一対の第5、第6通路14a,14bと、該第5、第6通路14a,14bを連通させる連通路15と、該連通路15の途中に設けられて、この連通路15を連通あるいは遮断するソレノイドバルブ21と、を備えている。
そして、前記第5通路14aには、第3通路13aから連通路15内への流入を許容する第1逆止弁20a及び第4通路13bから連通路15内への流入を許容する第2逆止弁20bがそれぞれ設けられている一方、第6通路14bには、連通路15から第3通路13a内への流入を許容する第3逆止弁20c及び連通路15から第4通路13b内への流入を許容する第4逆止弁20dがそれぞれ設けられている。
前記ソレノイドバルブ21は、図1に示すように、磁性材によってほぼ有蓋円筒状に形成されたハウジング22と、該ハウジング22の内部外周側に軸方向(図中の上下方向)に沿って収容配置されたほぼ円筒状のコイルユニット23と、下端側が前記コイルユニット23の内周側に軸方向に沿って摺動自在に収容され、上端側がコイルユニット23の上端縁から突出状態に配置されたほぼ円柱状の可動コア24と、上端部がコイルユニット23の内周側に収容されると共に前記可動コア24の下端部に対して対向配置されたほぼ円筒状の固定コア25と、を備えている。
前記ハウジング22は、図1中の下側から上壁側へ向かって段差縮径状にプレス成形によって連続一体に形成されており、下端の開口縁に最も大きい内径に形成されて前記固定コア25の軸方向ほぼ中間部を嵌合保持する固定コア嵌合部22aと、該固定コア嵌合部22aから上端側へ若干縮径状に延設されて前記コイルユニット23を収容保持するコイル収容部22bと、該コイル収容部22bの上端縁から軸方向外側(上端側)へさらに縮径状に延設された可動コア保持部22cと、を有している。
前記コイル収容部22bは、前記コイルユニット23の外径とほぼ同じ内径に形成されていると共に、該コイルユニット23の軸方向長さとほぼ同じ軸方向長さに形成されている。すなわち、前記コイルユニット23は、上端面が前記コイル収容部22bの上壁部内面に突き当て状態に嵌挿され、下端面が前記コア嵌合部22aの上壁面とほぼ同じ軸方向位置となるように配置されている。
前記可動コア保持部22cは、前記可動コア24の外径よりも僅かに大きい内径に設定され、該可動コア24の上端側を収容保持しつつ摺動案内可能に形成されている。さらに、この可動コア保持部22cは、その軸方向長さが、前記ソレノイドバルブ21の組み付け状態において前記コイルユニット23の上端縁から突出する可動コア24の最大突出量よりも若干大きく設定されている。
また、前記ハウジング22は、開口端部の外周縁に対称に形成された一対のフランジ部22dが径方向へ沿ってそれぞれ延設されており、該各フランジ部22dにそれぞれ貫通形成された取付孔を介して図外のパワーステアリング装置のコントロールバルブにボルトによって固定されている。
前記可動コア24は、磁性材料によって形成され、前記固定コア25と対向する下端部に、軸方向に沿って凹部24aが穿設されている。この凹部24a内には、ほぼ棒状のシャフト26が軸方向へ沿って摺動自在に挿入保持され、該シャフト26の上端部に拡径状に形成された規制部26aと固定コア25の上端面との間に付勢部材である第1スプリング27が弾装されている。すなわち、可動コア24は、前記第1スプリング27の付勢力によって上方へ常時付勢され、固定コア25の上端面から軸方向へ所定の間隔(後述するエアギャップG)を隔てて配置されている。
前記固定コア25は、磁性材料によって形成されていて、前記コイルユニット23の内周側に嵌挿される先端部25aと、該先端部25aの下部に径方向外側へ拡径されて前記ハウジング22の固定コア嵌合部22a内に収容保持される大径部25bと、該大径部25bから下方へ縮径状に形成されて前記パワーステアリング装置のコントロールバルブ内に収容される油路構成部25cと、を有している。
そして、前記固定コア25は、前記大径部25bが前記ハウジング22の固定コア嵌合部22aの上壁部内面に突き当て状態に嵌挿されることによって上端側がハウジング22に収容され、該固定コア25の上端側を収容するハウジング22を前記パワーステアリング装置のコントロールバルブのバルブボディに固定することにより、大径部25bを介してハウジング22と前記バルブボディとの間に挟持状態に保持されている。
また、前記固定コア25は、径方向ほぼ中央位置に軸方向に沿って貫通孔28が形成され、この貫通孔28は、前記可動コア24の軸方向の移動に伴って前記シャフト26が摺動する上端側のシャフト摺動部28aと、該シャフト摺動部28aから下端側へ向かって拡径し、前記第6通路14b側の連通路15に接続される下端側の拡径部28bと、から構成されている。
前記拡径部28b内には、該拡径部28b内を上側の背圧室29と下側の圧力室30の二つの油室に隔成するほぼ円筒状のポペット31が軸方向へ沿って摺動自在に収容保持されている。このポペット31は、上端部に前記拡径部28bの内径とほぼ同じ外径に形成されて拡径部28b内を前記各油室29,30に隔成すると共に、軸方向に沿ってほぼスプライン状に複数の切欠溝が形成されたピストン部31aと、該ピストン部31aから下端側へ向かって段差縮径状に形成された段差縮径部31bと、下端部にほぼ半球面状に形成された球状部31cと、を有している。
また、前記拡径部28b内の下端側開口部には、ほぼ有蓋円筒状に形成されたシート部材32が下方から圧入されている。このシート部材32は、底壁のほぼ中央位置に弁孔32aが貫通形成され、該弁孔32aは、上端側開口部が軸方向外側へ向かって漸次拡径する擂り鉢状に形成されている。そして、この弁孔32aは、前記ポペット31が最下位置にあるときには、図2に示すように前記シート部材32の弁孔32aは前記球状部31cによって閉塞され、該ポペット31の摺動に伴い開閉されるようになっている。
また、前記ポペット31には、軸方向に沿って油孔が貫通形成されていると共に、該油孔の上端側にはオリフィス状の極小孔31dが形成されており、この極小孔31dは、上端側開口縁が軸方向外側へ向かって漸次拡径する擂り鉢状に形成されている。そして、この極小孔31dは、前記シャフト26が最下位置にあるときに、図2に示すように前記シャフト26の下端部に形成されたほぼ半球面状の球状部26bによって閉塞され、該ポペット31の摺動に伴い開閉されるようになっている。
さらに、前記ポペット31のピストン部31aの下側面と前記シート部材32の上面との間には、該ポペット31の段差縮径部31bの外周域を囲繞するように第2スプリング33が弾装され、この第2スプリング33の付勢力によってポペット31は上方へ常時付勢された状態となっており、これによって、前記ポペット31は、前記シャフト26とほぼ連動するようになっている。
また、前記固定コア25の油路構成部25cの周壁には、軸方向のほぼ中央位置に、図4に示す前記第5通路14a側の連通路15に接続された図1中右側の流入口34aと、前記リザーバタンク19に接続された図1中左側の流出口34bと、が径方向に沿って貫通形成されている。これにより、前記流入口34aを介して前記圧力室30内に流入した作動油は、前記ポペット31によって前記シート部材32の弁孔32aが閉塞されている場合には、前記流出口34bを介してリザーバタンク19へと排出される一方、前記弁孔32aが開成されている場合には、該弁孔32aを介して連通路15から前記第6通路14bへと流出するようになっている。
なお、前記流入口34aに対して軸方向両端側の前記油路構成部25cの外周壁には、それぞれ円環状のシール嵌着溝が切欠形成され、該各シール嵌着溝にはそれぞれOリングが嵌着されている。これによって、前記流入口34a及び流出口34bを介して給排される作動油が固定コア25の油路構成部25cの外周面と前記バルブボディの内周面との間からの油漏れが防止されている。
前記コイルユニット23は、前記可動コア保持部22cの内径とほぼ同じ内径に設定され、前記可動コア24の下端部及び固定コア25の先端部25aの外周側に僅かな隙間を隔てて嵌着されたほぼ円筒状のボビン35と、該ボビン35の外周に巻回された電磁コイル36と、該電磁コイル36を含めて前記ボビン35を包囲するほぼ円筒状のヨーク37と、を備えている。
そして、前記コイルユニット23は、その軸方向長さL1が前記可動コア24の軸方向長さL2と前記固定コア25の先端部25aの軸方向長さL3との和よりも小さく設定され、前述のように可動コア24がコイルユニット23の上端縁から突出するように構成されている。
また、前記ボビン35の下端部内周縁には、ほぼ円環状の変形部である弾性突部38が軸方向へ突設されており、前記コイルユニット23が収容された前記ハウジング22に対して前記固定コア25を組み付ける際に、前記弾性突部38が固定コア25の大径部25bの上面によって押圧されて潰れ変形(弾性変形)することにより、前記パワーステアリング装置の振動などによるコイルユニット23の軸方向のがたつきが防止されている。
さらに、前記コイルユニット23の上端部には、図4に示すように、所定位置に前記電磁コイル36に接続された端子部39が設けられており、該端子部39からこれに対応するハウジング22のコイル収容部22bの上壁に貫通形成された取り出し孔を介して前記ソレノイドバルブ21の軸方向へハーネス40が取り出されている。そして、前記コイルユニット23は、このハーネス40を介して前記電子コントローラ16に接続されている。
また、前記固定コア25の先端部25aは、図2に示すように、前記可動コア24とほぼ同じ外径に設定されていると共に、端縁の径方向内側がほぼ円錐台形状に突出形成されている。すなわち、この先端部25aの端縁は、最外周部に軸方向に対してほぼ垂直に形成された第1水平面41と、該第1水平面から径方向内側へ上り傾斜状に形成された錐面状の雄側テーパ面42と、該雄側テーパ面42から径方向内側へほぼ水平状に形成されて前記第1スプリング27の一端部を支持する第2水平面43と、から構成されている。
一方、前記可動コア24の底面(下端縁)は、前記固定コア25の先端部25aの端縁に対して嵌合可能に形成されており、前記固定コア25の第1水平面41とほぼ平行に形成された水平面44と、該水平面44よりも径方向内側の前記凹部24aの開口縁に前記固定コア25の雄側テーパ面42とほぼ平行となるように周方向に沿って形成されたほぼ擂り鉢状の雌側テーパ面45と、を有している。なお、可動コア24の上端面は、図1及び図2に示すように、前記水平面44とほぼ平行となる水平面状に形成されると共に、外周端縁がテーパ状に形成されてやや先細り形状となっている。
そして、前記可動コア24と固定コア25とは前述のような前記第1スプリング27の付勢力によって所定の間隔をもって離間していることから、該両者の間、すなわち可動コア24の水平面44と固定コア25の第1水平面41との間及び可動コア24の雌側テーパ面45と固定コア25の雄側テーパ面42との間には、軸方向に沿ってほぼ等間隔となるエアギャップGが形成されている。
かかる可動コア24の下端部及び固定コア25の先端部25aの各端縁の形状に基づいて、可動コア24が下方へ摺動して固定コア25に当接した際に、前記水平面44が固定コア25の第1水平面41に、前記雌側テーパ面45が固定コア25の雄側テーパ面42に、それぞれ密着するように構成されている。
また、前記可動コア24及び固定コア25の先端部25aの両外周面は、可動コア24はほぼ有底円筒状のキャップ46によって包囲されている。このキャップ46は、非磁性の金属材料によって薄肉に形成され、上壁部に半球面上に形成された球状部46aを有しており、可動コア24全体を収容すると共に、開口端部が固定コア25の先端部25aに被嵌されて、開口端部近傍の内周面と固定コア25の先端部25aの外周面とが溶接によって固定されている。これによって、前記固定コア25の背圧室29からシャフト摺動部28aを介して前記エアギャップG内に流入した作動油がシールされ、該作動油の前記コイル収容部22bへの流出が防止されている。
以上のような構成から、前記ソレノイドバルブ21は、前記電子コントローラ16から前記電磁コイル36に励磁電流が通電された状態では、図3に示すように、該電磁コイル36に磁界が発生し、図中の二点差線で示すようにハウジング22と、可動コア24及び固定コア25を磁路として閉回路状に磁界が形成されることにより、固定コア25に対して離間状態にある可動コア24に吸引力(磁力)が作用する。
これによって、可動コア24が前記第1スプリング27の付勢力に抗して下方へ摺動し、これに伴ってシャフト26が押し下げられる。そして、シャフト26の下方への移動に伴い、シャフト26の球状部26bがポペット31の極小孔31dの上端部開口縁に当接して押圧されることから、シャフト26によってポペット31の極小孔31dが閉塞されつつポペット31が前記第2スプリング33の付勢力に抗して下方へ押し下げられる。そうすることにより、下降したポペット31の球状部31cが前記シート部材32の弁孔32aの上端部開口縁に当接して押圧され、該弁孔32aがポペット31によって閉塞されることで、前記連通路15、つまり前記第5通路14aと前記第6通路14bとの連通が遮断される。これによって、前記固定コア25の流入口34aから前記圧力室30内に導入された作動油は、前記流出口34bを介して前記リザーバタンク19へと排出される。
なお、このとき、前記圧力室30内に作動油が導入されることによって圧力室30内の内圧が上昇することから、該圧力室30内の作動油がリザーバタンク19へ排出されることと並行して、この圧力室30内の作動油の一部がポペット31の切欠溝を介して前記背圧室29へと導入される。これにより、背圧室29と圧力室30内の両内圧がバランスされ、ポペット31が最下位置に保持されたまま、圧力室30内の作動油はリザーバタンク19へと排出されることとなる。
一方、前記ソレノイドバルブ21において、前記電磁コイル36に対する制御電流が遮断されると、図1に示すように、固定コア25に対して可動コア24を引きつける吸引力が作用しなくなることから、該可動コア24と共にシャフト26が第1スプリング27の付勢力によって上方へ持ち上げられるように摺動する。これに伴って、シャフト26の球状部26bがポペット31の極小孔31dの上端部開口縁から離間し、これにより、前記背圧室29内の作動油が前記極小孔31dから前記シート部材32の弁孔32aを介して前記第6通路14bへ導入されると共に、第2スプリング33の付勢力が前記背圧室29の内圧に打ち勝ってポペット31が上方へ持ち上げられるように摺動する。そうすることにより、ポペット31の球状部31cがシート部材32の弁孔32aから離間して、前記第5通路14aと前記第6通路14bとが連通状態となる。すなわち、ポペット31がシート部材32から離間することによってできた前記球状部31cと前記弁孔32aとの隙間を介して前記圧力室30内に滞留した作動油及び前記流入口34aから流入する作動油が前記第6通路14bへと導入される。
次に、かかる機能を有する前記ソレノイドバルブ21を適用したことによる前記パワーステアリング装置全体の作用について、図4〜図6に基づいて説明する。
まず、図5に示すように、車両の正常な運転状態においては、例えばステアリングホイール1を右回転させると、前記電子コントローラ16からの制御信号によってポンプモータ17が正転駆動されることに伴いオイルポンプ18も正転駆動される。かかるポンプ作用によって前記第1通路12内に吐出された作動油は、前記パワーシリンダ5の第1油圧室9aに導入され、該第1油圧室9aと前記第2油圧室9b内の作動油の圧力差によってピストン8が図中右方向へ摺動する。これに伴って、前記第2油圧室9b内の作動油は前記第2通路12bを介してリザーバタンク19へと排出されると共に、該第2油圧室9b内の作動油の一部は、前記第4通路13bを通じて前記第5通路14a内へと流入し、前記第2逆止弁20bを押し開いて前記連通路15内へと導入される。このとき、前記ソレノイドバルブ21には、電子コントローラ16から電磁コイル36に制御電流が通電されているため、前記連通路15は遮断状態にあり、前記第5通路14a内の作動油は、前記第6通路14bへは導入されない。すなわち、第2油圧室9b内の油圧が、第1油圧室9a内へ導入されることはない。
一方、例えばオイルポンプ18が故障するなど、前記油圧回路10内の欠陥を前記電子コントローラ16が検知した場合には、該電子コントローラ16からの前記ソレノイドバルブ21への制御電流の供給が遮断される。そうすると、前記電磁コイル36に発生していた磁界は消滅し、前述のようなソレノイドバルブ21の作用によって図6に示すように前記第6通路14b側の連通路15に接続された前記弁孔32aが開成される。これにより、前記第5通路14aから連通路15に流入した作動油は、前記弁孔32aを介して第6通路14bへと導入され、第3逆止弁20cを押し開いて前記第3通路13aを通じて第1油圧室9a内へと供給される。すなわち、第1油圧室9aと第2油圧室9bとが連通状態となり、第2油圧室9b内の油圧の一部が第1油圧室9aへと供給されることから、前記油圧回路10に欠陥が生じても確実に操舵を行うことが可能となる。なお、ステアリングホイールを左回転させたときは、図7に示すように前述の作用とは対称の作用となり、第1油圧室9a内の油圧の一部が第2油圧室9bへと供給される。
以下、前記ソレノイドバルブ21の特異な構成に基づく作用効果について説明する。
前記ソレノイドバルブ21では、前記可動コア保持部22cを前記コイル収容部22bの上端縁から軸方向(上方)へ一体に延設した、すなわち、ハウジング22と可動コア24とが径方向に近接する部分を、従来のように前記コイルユニット23のボビン35と可動コア24との間に隔壁状に設けるのではなく、コイルユニット23の軸方向外側(図中の上方)に設けたことによって、ハウジング22の形状が複雑化したり、これに基づいてハウジング22を分割構造にしたりすることがなく、ハウジング22の形状を簡素化することができる。
また、前記ハウジング22と可動コア24の径方向に近接する部分を、前記コイルユニット23の内周側ではなく、該コイルユニット23の軸方向外側に設けたため、従来のような可動コア24とボビン35との間に隔壁状に形成されたハウジング22の厚さ寸法分だけボビン35の内径、すなわち電磁コイル36の内径を縮径することができ、電磁コイル36の巻線の周方向長さを短縮することができる。これにより、電磁コイル36の通電時における抵抗(発熱)を低減することが可能となり、前記ソレノイドバルブ21の省電力化が図れるため、電磁コイル36において従来よりも少ない巻数で所望とする磁力を発生させることが可能となる。
また、前記可動コア24の下端縁に雌側テーパ面45を設け、前記固定コア25の先端部25aの端縁に前記可動コア24の雌側テーパ面45とほぼ平行な雄側テーパ面42を設けたことによって、可動コア24が摺動した際の軸方向の変位量に対する固定コア25との対向面間距離の離間量、すなわち、可動コア24の水平面44と固定コア25の第1水平面41との間隔C1と比べて可動コア24の雌側テーパ面45と固定コア25の雄側テーパ面42との間隔C2を小さくすることができ、可動コア24と固定コア25との対向面間距離に基づく電磁コイル36に生じた磁界による吸引力(磁力)の減少幅を小さくすることが可能となるため、前記ソレノイドバルブ21の省電力化が図れ、より小さな電力で所望とする吸引力を得ることが可能となる。
さらに、これに加えて、前記可動コア24の下端縁に雌側テーパ面45を、前記固定コア25の先端部25aの端縁に雄側テーパ面42を設けたために、可動コア24と固定コア25との対向面積が拡大されることから、可動コア24及び固定コア25の径方向寸法を拡大することなく、電磁コイル36の通電時における固定コア25に対する可動コア24の吸引力を高めることが可能となる。これによっても、前記ソレノイドバルブ21の省電力化が図れる。
しかも、前記可動コア24と固定コア25の両対向端面を、いずれも前記各水平面41,44及び各テーパ面42,45によって構成したことから、特に前記吸引力の発生時の可動コア24と固定コア25とが比較的大きく離間した状態においては前記各テーパ面42,45によって吸引力の向上が図れ、特に可動コア24摺動後の可動コア24と固定コア25とが比較的小さく離間した状態においては前記各水平面41,44によって吸引力の向上が図れるため、固定コア25に対して可動コア24を効果的に吸引することができる。
したがって、この実施の形態によれば、前記可動コア保持部22cを前記コイル収容部22bの上端縁から軸方向へ一体に延設し、前記ハウジング22をプレス成形によって形成したため、かしめ加工など余計な作業を施すことなく、ハウジング22を容易に形成することができる。したがって、装置の加工作業及び組付作業の両作業性が向上し、製造コストの低廉化が図れる。
また、前記ハウジング22と可動コア24の径方向に近接する部分を、前記コイルユニット23の軸方向外側に設け、該コイルユニット23の内径を可動コア24の外径に合わせて縮径状に形成したことによって、前記可動コア保持部22cの延設に伴うソレノイドバルブ21の軸方向の大型化を抑制することができると共に、該ソレノイドバルブ21の径方向の小型化も図れる。
さらに、前記可動コア24の下端縁に雌側テーパ面45を設け、前記固定コア25の先端部25aの端縁に前記可動コア24の雌側テーパ面45とほぼ平行な雄側テーパ面42を設けたことによって、より小さな電力で所望とする吸引力を得ることが可能となり、前記ソレノイドバルブ21のさらなる径方向の小型化が図れる。
また、前記キャップ46の上端部を半球面上に形成したことによって、可動コア24が最上位置にあるときに、該可動コア24の上端部をキャップ46の内面に対して点接触させることが可能となるため、キャップ46内に滞留した作動油の表面張力によって可動コア24の上端部がキャップ46の内面に吸着してしまうことがなくなる。これにより、可動コア24に対して余分な吸引力を発生させる必要がなく、より小さな電力で可動コア24を吸引することが可能となるため、ソレノイドバルブ21の省電力化が図れ、該ソレノイドバルブ21の大型化を抑制することができる。
さらに、キャップ46の下端部と固定コア25の先端部25aとを溶接することによって内部の液密性が確保されていることから、従来のようなOリングでシールする場合のように、固定コア25の先端部25aの外周面に環状溝を設けるなどして固定コア25の周壁の厚さを変更することがないため、該固定コア25の先端部25aに形成される磁界に悪影響を及ぼすことがない。
また、可動コア24と固定コア25の両対向端面を電磁コイル36の軸方向ほぼ中間位置に配置したため、前記各コア24,25の一方に偏倚して前記吸引力がすることがなく、該吸引力の良好な発生効率が得られる。
また、前記電磁コイル36に接続された端子部39をコイルユニット23の上端縁に設けたことによって、前記ハウジング22のコイル収容部22bに取出孔を一つ形成するのみで、前記ハーネス40をハウジング22の外部へ容易に取り回すことが可能となっている。
図8は、本発明の第2の実施の形態を示し、基本的な構成は前記第1の実施の形態と同様であり、該第1の実施の形態における前記可動コア保持部22cの開口端縁に、前記コイル収容部22b内に軸方向に沿って若干突出する延設部47を形成したものである。
したがって、この実施の形態によれば、前記延設部47の軸方向長さの分だけ可動コア保持部22cの軸方向長さを短縮することが可能となり、前述のようにコイル収容部22bの上端縁に可動コア保持部22cを延設しつつも、ソレノイドバルブ21の軸方向への大型化を抑制することができる。これによって、ハウジング22の加工及び組立作業性の向上とソレノイドバルブ21の小型化との両立が図れる。
前記各実施の形態から把握される前記各請求項に記載した発明以外の技術的思想について以下に説明する。
請求項(1) 前記コイル収容部及び可動コア保持部を、共にプレス成形によって形成したことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
この発明によれば、前記コイル収容部及び可動コア保持部を共にプレス成形によって形成したため、前記ハウジングを容易に形成することができ、加工工数が低減され、これに伴い製造コストの低廉化が図れる。
請求項(2) 前記固定コアと前記可動コアの両対向端面を、いずれも前記テーパ面及び軸方向に対して垂直な面によって構成したことを特徴とする請求項3に記載のソレノイドバルブ。
この発明によれば、前記テーパ面によって前記可動コアに対する吸引力の発生時における吸引力の向上が図れると共に、軸方向に対して垂直な面によって前記可動コアの軸方向への移動開始後における吸引力の向上が図れるため、前記可動コアを前記固定コアに吸引する際の吸引力を効率よく得ることができる。
請求項(3) 前記固定コアと前記可動コアの両対向端面を、前記電磁コイルの軸方向ほぼ中間位置に配置したことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
この発明によれば、前記固定コアと前記可動コアの両対向端面を前記電磁コイルの軸方向ほぼ中間位置に配置したことによって、前記電磁コイルによって生じた前記可動コアに対する吸引力(磁力)の発生効率が良好となる。
請求項(4) 前記電磁コイルの前記可動コア保持部側の端部に、該電磁コイルの端子部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
この発明によれば、前記電磁コイルの前記可動コア保持部側の端部に電磁コイルの端子部を設けたことによって、前記電磁コイルから前記ハウジングの外部へハーネスを取り出す際の取り回しを容易に行うことができる。
請求項(5) 前記可動コアと前記可動コア保持部との間に前記可動コアを囲繞して設けられ、内部に作動油を貯留する液密性のキャップを備え、該キャップの軸方向一端部をほぼ半球状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
この発明によれば、前記キャップの軸方向一端部を半球面上に形成したことによって、該キャップの内面に対して前記可動コアの軸方向他端部の端面を点接触させることが可能となるために、作動油の表面張力による前記キャップの内面と前記可動コアの軸方向他端部の端面との吸着を防止することができる。これによって、前記可動コアに対して余分な吸引力を発生させる必要がないため、装置の省電力化が図れ、該装置の小型化に寄与することができる。
請求項(6) 前記キャップの軸方向他端部を前記固定コアの軸方向一端部に溶接することによって液密性を確保したことを特徴とする請求項(5)に記載のソレノイドバルブ。
この発明によれば、Oリングでシールする場合のように前記固定コアの外周面に環状溝を設けるなど前記固定コアの周壁の厚さを変更することがないために、磁界の形成に悪影響を与えることなく前記キャップの内周面と前記固定コアの外周面との間の液密性を確保することができる。
請求項(7) 前記電磁コイルは剛性樹脂材からなるボビンに巻回され、該ボビンの軸方向の端面に、組み付け状態において変形する変形部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
この発明によれば、装置を組み付けた際に圧縮変形する前記変形部を形成したことによって、振動などによるボビンの軸方向のがたつき、すなわちコイルの軸方向のがたつきを防止することができる。
請求項(8) 前記可動コア保持部の開口端部に、前記コイル収容部内に軸方向へ沿って突出する延設部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
この発明によれば、前記可動コア保持部の開口端部に、前記コイル収容部内に軸方向へ沿って突出する延設部を形成したことによって、前記可動コア保持部の軸方向長さを確保しつつも装置の軸方向への大型化を抑制することができる。
本発明は、前記実施の形態の構成に限定されるものではなく、例えば前記ソレノイドバルブ21の形状や径方向及び軸方向の大きさ、特に、前記ハウジング22、可動コア24及び固定コア25の形状及び大きさは、仕様や用途に応じてそれぞれ自由に変更することができる。
また、前記キャップ46の下端部は、前記固定コア25の先端部25aに接着することによってキャップ46内の液密性を確保することも可能であり、この場合、前記ソレノイドバルブ21の組付作業性のさらなる向上が図れる。
本発明に係るソレノイドバルブの第1の実施の形態を示し、該ソレノイドバルブの開弁状態を示す縦断面図である。 図1のA部拡大図である。 同実施の形態を示し、ソレノイドバルブの閉弁状態を示す縦断面図である。 同実施の形態を示し、ソレノイドバルブの外観を示す斜視図である。 本発明に係るソレノイドバルブが適用されたパワーステアリング装置の全体を説明する概略図である。 同パワーステアリング装置に欠陥が生じた場合においてステアリングホイールを右回転させたときの作動油の流れを説明する概略図である。 同パワーステアリング装置に欠陥が生じた場合においてステアリングホイールを左回転させたときの作動油の流れを説明する概略図である。 本発明に係るソレノイドバルブの第2の実施の形態を示し、該ソレノイドバルブの全体を説明する縦断面図である。
符号の説明
22…ハウジング
22b…コイル収容部
22c…可動コア保持部
24…可動コア
25…固定コア
36…電磁コイル

Claims (2)

  1. 磁性材によって一体に形成され、筒状に形成されたコイル収容部と、該コイル収容部の軸方向一方側から延設されて前記コイル収容部よりも小径に形成された可動コア保持部とを有するハウジングと、
    前記コイル収容部の内部外周側に配置されたほぼ筒状の電磁コイルと、
    磁性材によって一体に形成され、前記電磁コイルの軸方向他方側に設けられた大径部と、該大径部の軸方向一方側から前記電磁コイルの内周側に向かって延設された先端部とを有する固定コアと、
    前記電磁コイルの内側に軸方向移動可能に収容されて、その軸方向一方側が前記可動コア保持部側まで延出するように構成される一方、その軸方向他方側が前記固定コアの軸方向一方側の端部にエアギャップを介して対峙された可動コアと
    非磁性材によって筒状に形成され、その軸方向一方側が前記可動コア収容部内まで延設され、かつ、前記可動コアの軸方向一方側を液密に包囲するように構成されると共に、その軸方向他方側が前記固定コアの先端部に固定され、かつ、該固定コアとの間がシールされたキャップと、を備えたことを特徴とするソレノイドバルブ。
  2. 前記キャップの軸方向一方側を半球状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
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