JP2006175685A - 光触媒機能を有する成形品 - Google Patents

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孝樹 鈴木
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聖子 元田
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Abstract

【課題】室内で照射される蛍光灯などの可視光によっても、光触媒機能が発揮される成形品を提供することを課題とする。
【解決手段】化粧板や複層板や模様板などの基材10の少なくとも片面に、可視光で光触媒機能を発揮する光触媒粒子が分散された光触媒層5を設ける。この光触媒粒子としては、窒素をドーピングした光触媒酸化チタン、或は酸素格子欠陥を持つ光触媒酸化チタン、或はブルッカイト型の結晶構造を持つ光触媒酸化チタン粒子などが使用される。そして、光触媒層5は、接着層3、保護層4とを介して積層されている。また、光触媒層の厚みは、1〜1000nm程度にされるが、当該光触媒層5にクラックを生じさせないためには150nm以下とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内で光触媒機能を有する成形品に関する。
近年、セラミックや金属や合成樹脂などの基材の表面に光触媒層を形成し、光触媒機能を付与した種々の成形品が開発されている。これらの成形品は、表面に露出する光触媒粒子により、悪臭を分解したり、抗菌・防黴作用をなしたり、親水性を発揮したりするため、クーラーや掃除機や鏡等の家庭用品、自動車の部品、カーポートの屋根材等の建築資材、高速道路や鉄道などの防音板等の道路資材などに使用されている。
一方、室内で使用される化粧板や壁紙などにも光触媒粒子を含む光触媒層を設けた成形品の研究開発がなされている。例えば、無機質不燃化粧板に光触媒層を設け、表面を親水性にすることで払拭による清掃を簡単に行なう化粧板が知られている(特許文献1)。この光触媒層は、アナターゼ型酸化チタンがシリコ−ン系樹脂に分散された塗布層からなるものである。
特開2003−71967号公報
上記の光触媒層に用いられているアナターゼ型酸化チタンは、紫外線が照射されると光触媒機能を良好に発揮させることができるが、これより波長が長い可視光が照射されても光触媒機能を十分に発揮させることはできなかった。そのため、この化粧板が室内で使用される場合に、窓際に施工されて太陽光がよく当たると光触媒機能が発揮されるが、太陽光が殆ど当たらずに蛍光灯や電灯の光が当たる場所に施工されると光触媒機能を満足に発揮させることはできない、という問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、室内で使用される成形品であっても光触媒機能が発揮される成形品を提供することにある。
そのため、本発明の光触媒機能を有する成形品は、室内で使用される成形品であって、その表面に可視光で光触媒機能を発揮する光触媒粒子が分散された光触媒層が設けられていることを特徴とするものである。
本発明においては、光触媒粒子が、窒素をドーピングした光触媒酸化チタン、酸素格子欠陥を持つ光触媒酸化チタン、ブルッカイト型の結晶構造を持つ光触媒酸化チタン粒子のいずれかであることが望ましい。そして、光触媒層が、成形品を構成する基材に接着層と保護層とを介して積層一体化されていることが好ましい。また、本発明の成形品が、無機質材料と熱硬化性樹脂とからなる基材層と化粧層とが積層一体化された化粧板であることが好ましく、また、成形品がポリカーボネート樹脂で成形されていることも好ましい。
本発明の光触媒機能を有する成形品は、光触媒粒子として可視光で光触媒機能を発揮する粒子を用いているので、室内の蛍光灯や電灯などの波長が350〜800nmの可視光であっても、この可視光が光触媒層に当たることにより光触媒機能が発揮され、光触媒層に接触する悪臭を分解したり、親水性を発揮し、拭き掃除を容易にしたりする。
特に、光触媒粒子が、窒素をドーピングした光触媒酸化チタン、酸素格子欠陥を持つ光触媒酸化チタン、ブルッカイト型の結晶構造を持つ光触媒酸化チタン粒子のいずれかであると、可視光を吸収する事で光触媒機能が良好にかつ繰り返し安定的に発揮させることができる。
そして、光触媒層が成形品を構成する基材に接着層と保護層とを介して積層一体化されていると、接着層により保護層及び光触媒層を基材に接着させ、保護層により光触媒層の光触媒機能が接着層及び基材に作用するのを遮断して接着層と基材との劣化をなくし、長期に亘る耐久性を維持できる。
この光触媒層を有する成形品が、無機質材料と熱硬化性樹脂とからなる基材層と化粧層とが積層一体化された化粧板であると、台所や便所や洗面所や風呂場などの家屋の室内、或は駅舎や体育館や通路などの室内に施工されて、蛍光灯や電灯が点灯されると、光触媒機能が発揮されて夫々の環境に於ける悪臭や細菌および有毒成分を分解したり、付着した汚れ等を清掃により容易に取り除くことができる。
また、光触媒層を有する成形品が、ポリカーボネート樹脂で成形されていると、家屋室内や店舗室内などにポリカーボネート樹脂の透光性と強度とを生かして間仕切りなどに使用され、蛍光灯や電灯が点灯されると、光触媒機能が発揮されて各々の環境に於ける悪臭や細菌および有毒成分を分解したり、付着した汚れ等を清掃により容易に取り除くことができる。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態を示す断面図である。
図1に示す成形品は、無機質材料と熱硬化性樹脂とからなる基材層1と化粧層2とからなる基材10の化粧層2の外表面に、接着層3と保護層4とを介して光触媒層5を一体に積層してなる化粧板T1である。そして、この化粧板T1の裏面には強度向上や反り防止や壁面への接着性などを向上させるために、熱硬化性樹脂を含浸させたクラフト紙からなるバッカー層6を一体に積層している。
基材10を構成する一方の基材層1は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの含水無機材或は炭酸カルシウム、タルクなどの無機充填材などからなる無機質材料とメラミン樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂とよりなる組成物を、ガラス不織布に含浸させたり、硬化性樹脂含浸ガラス不織布の表面に積層させたりし、これらを複数枚積層させたりしたものが好適に用いられる。その他、無機質材料と硬化性樹脂とを混合して固化させたものでもよい。
具体的には、図2(a)に示すように、ガラス不織布に前記無機質材料と熱硬化性樹脂とよりなる塗液を含浸させた無機含浸不織布シート11を複数枚積層した基材層1、或は、図2(b)に示すように、前記ガラス不織布に熱硬化性樹脂を含浸させた樹脂含浸不織布シート12の片側の表面に、前記塗液を塗布・固化して積層させた無機質層13とよりなる複合シート14を複数枚積層した基材層1、或は、図2(c)に示すように、中心に前記ガラス不織布より厚みの厚いガラス不織布に熱硬化性樹脂を含浸させた樹脂含浸不織布シート15の両側に前記塗液を塗布、固化させた厚みの厚い無機質層16とよりなる基材層1などが使用される。
このような基材層1には、無機質材料を70〜90質量%、熱硬化性樹脂を10〜30質量%含有させることが、不燃性の化粧板を作製するうえで好ましい。そして、この基材層1の厚みを1.5〜5mm程度にすることで、化粧板としての強度、剛性などを付与することができる。
なお、この基材層1の構成を、その他の構成とすることができることは言うまでもない。
基材10を構成する一方の化粧層2は、例えば酸化チタンを含有するクラフト紙などにメラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸硬化させ、その表面に化粧板の模様や目地となる印刷を施した化粧紙が好ましく使用される。このチタン含有クラフト紙は、50〜150g/mのものが好ましく使用され、これに熱硬化性樹脂を80〜200g/m含浸させたものを使用することが好ましい。
また、接着層3は、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、熱可塑性エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂などの接着性樹脂を用いて形成された層である。この接着層3は、基材層1と保護層4とを接着して一体化するものであり、基材層1と保護層4に使用される各材質を懸案して前記接着性樹脂の中から適宜選択されるが、いろいろな材質に良好に接着するアクリル系樹脂が最も好ましく用いられる。この接着層3の厚さは、0.1〜50μmに形成することが好ましい。0.1μmより薄いと接着性が乏しくなり剥離する恐れがあり、50μmより厚いと接着性の向上がみられないので材料の無駄使いとなる。好ましい厚さは、1〜10μmである。
さらに、保護層4は、光触媒層5の光触媒作用が接着層3に作用するのを遮断するための層であり、シリカなどの無機物とポリジメチルシロキサンやアクリル樹脂やフッ素樹脂などのバインダー樹脂とを均一に混合させた組成物、或はシリコーン樹脂とアクリル樹脂との共重合樹脂などのように、無機物と有機物とからなる組成物で形成してなる無機−有機層、或はシリコーン樹脂が使用される。そのため、この保護層4は光触媒層5に比べて無機物の量が少なく、伸縮や衝撃や捻りなどが加わってもクラックが生じることはない。この保護層4の厚さは0.01〜10μmに形成することが好ましい。0.01μmより薄いと、光触媒機能を効果的に遮断することができずに接着層3に光触媒作用が及んで劣化させる恐れがあり、10μmより厚くても遮断機能の更なる向上がみられないので材料の無駄使いとなる。より好ましい厚さは、0.5〜5μmである。
更に、光触媒層5は、可視光で光触媒機能を発揮する光触媒粒子とバインダーとが均一に分散して形成された層であり、そこに含有されている光触媒粒子により悪臭を分解したり、親水性となったり、抗菌・防黴作用などの光触媒機能を発揮する。特にバインダーとして、シリカ若しくはシリコーン樹脂が、また必要に応じて1質量%以下の分散剤や樹脂とが用いられて形成された層であることが好ましく、これらのバインダーは光触媒粒子に直接接して光触媒機能が作用しても劣化することがなく、長期間に亘って光触媒層5を形成しておくことができる。
前記光触媒粒子は、可視光で光触媒機能を発揮する光触媒粒子であれば特に限定されるものではないが、例えば光触媒機能を有する酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、SrTiO、WOなどの金属酸化物の粒子に、窒素、硫黄、炭素などをドーピングした光触媒粒子、或は結晶格子中に酸素欠陥を施した光触媒粒子、或は白金等を担持した光触媒粒子、或はブルッカイト型の結晶構造を持つ光触媒酸化チタン粒子などが使用される。これらの光触媒粒子が可視光により光触媒機能を発揮する機構は明らかでないが、例えば窒素をドーピングした光触媒粒子においては、Nをドーピングすることで可視光領域に新たな吸収帯が生じ、可視光を吸収して光触媒機能を発揮することができるものと考えられる。これらのなかでも、酸化チタンに窒素をドーピングした光触媒粒子、或は酸素格子欠陥を持つ光触媒酸化チタン、或はブルッカイト型の結晶構造を持つ光触媒酸化チタン粒子は、それ自体が他の粒子より活性が高くて入手し易く、吸収した可視光により光触媒機能が高くなるので、より好ましく使用される。
この光触媒粒子は、光触媒層5の中に3〜20質量%含有される。3質量%以下では光触媒機能を発揮させることが困難であるし、20質量%以上であっても光触媒機能がそれ以上向上せずに材料の無駄遣いとなる。
光触媒層5に含有されるバインダーである前記シリカは、シリカ前駆体、水ガラスなどのシリカを主体とした無機材料が使用され、これらが単独で或は組合わされて、更にはシリコーン樹脂と組み合わせて用いられ、これらは光触媒機能が作用しても劣化することはない。このシリカやシリコーン樹脂は光触媒層5の中に97〜80質量%含有されていて、光触媒粒子と共に光触媒層5を形成するために使用されている。
さらに、上記の窒素、硫黄、炭素などをドーピングした光触媒粒子に、アパタイト、ゼオライト、シリカ(二酸化ケイ素)、アルミナ、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化チタン、リン酸ジルコニウム、ジルコニア、マグネシア、カルシアなどの無機材を網状に或は多孔質状に被覆してなる網状被覆型光触媒粒子なども好ましく使用される。これらは網状の網目を通じて可視光が光触媒粒子にまで達して光触媒機能を発揮すると共に、光触媒粒子は光触媒層5を構成するバインダーに直接接することがないので、バインダーとして樹脂を選択し当該樹脂中に直接分散させても樹脂を分解し劣化させることがない。そのため、保護層4を必要とせず、化粧層2に直接又は接着層3を介して光触媒層5を形成することもできる。
そして、これらの被覆無機材は、光触媒粒子に数オングストローム〜数μmの厚さで、0.1〜5.0質量%となるように被覆されて、網状被覆型光触媒粒子の直径を500μm以下、好ましくは50μm以下、更には0.001〜20μmとされている。
これらの網状被覆型光触媒粒子のなかで、ゼオライト又はシリカの多孔質材で被覆した酸化チタン光触媒粒子は、ゼオライトやシリカが悪臭を捕獲し、酸化チタン光触媒粒子で付着悪臭を分解するので、効果的に悪臭を分解でき好ましく用いられる。
光触媒層5の厚さは、1〜1000nm程度の厚みにすることが好ましい。この厚みの中でも、1〜150nm、好ましくは5〜100nmの厚さであると光触媒層5にクラックが発生することがなく光触媒機能を発揮し、また150〜500nmにすると余りクラックが発生することなく且つ光触媒機能を十分に発揮させることができ、さらに500〜1000nmにすると光触媒機能が十二分に発揮させることができる。
しかし、該光触媒層5が、前記の如く、光触媒粒子とシリカ若しくはシリコーン樹脂とよりなる無機層であると、該層内部の残留応力がある一定以上になった場合に、クラックとなって応力を開放しようとする。この傾向は光触媒層5の厚さが厚くなるほど、また成形品の熱伸縮が大きいほど大きくなる傾向にある。化粧板T1の基材層1が、例えガラス繊維が含有され熱伸縮率が4×10−6/℃と小さく、且つ室内で使用するとはいえ、夏冬、昼夜、冷暖房などによる温度差(40℃)によって熱伸縮を繰り返すので、光触媒層5が厚過ぎると、基材10の熱伸縮に追従することができない。そのため、この熱伸縮に追従できない光触媒層5にはクラックが発生し、化粧板T1の表面が白濁して模様が見えなくなるし外観も悪くなる。
そのため、クラックを生じなくするためには、光触媒層5の厚みを1〜150nm、好ましくは5〜100nm、より好ましくは10〜80nmにすることで、光触媒層5の形成時の内部応力を少なくし、例え基材10が熱伸縮してもクラックが発生しないようにすることが好ましいのである。
しかし、厚みを1〜150nmと薄くすると、厚みが厚い光触媒層5に比べて光触媒機能に劣るので、光触媒機能を一層良好に発揮させるためには、光触媒層5の厚さを150〜1000nmと厚くすることが好ましい。この場合は、当該光触媒層5の内部歪を大きくしないことが必要であるので、化粧層2と光触媒層5との間に設けている接着層3若しくは保護層4の厚みを、特に接着層3の厚みを上記に記載の厚さより厚くし、接着層3の厚さを3〜50μmに、保護層4の厚さを1〜10μmにすることで、基材層1の熱伸縮が当該接着層3、更には保護層4で緩和されて熱伸縮を吸収し、光触媒層5に対する熱伸縮の影響を少なくして内部歪の増加をなくして、クラックの発生をなくすことが好ましい。
このような基材層1と化粧層2と接着層3と保護層4と光触媒層5とを積層一体化した化粧板T1を作製する方法は特に限定されないが、例えば次の方法が用いられる。
まず、図2(a)や図2(b)や図2(c)に示すような、無機質材料と熱硬化性樹脂を含む基材層1となる無機含浸或は樹脂含浸ガラス不織シートを作製すると共に、クラフト紙に熱硬化性樹脂を含浸した化粧層2となる化粧紙を作製し、さらに熱硬化性樹脂を含浸させたバッカー層6となるクラフト紙を作製する。そして、前記ガラス不織布を複数枚重ねると共に、その上側に前記化粧紙を、下側に前記クラフト紙を重ねて熱圧することで、化粧層2と基材層1とバッカー層6とが積層一体化した化粧板を作製する。
一方、光触媒粒子とシリカ若しくはシリコーン樹脂とを、必要に応じて分散剤やバインダーの少量(1重量%以下)とを、溶剤若しくは水に均一に分散した光触媒層用塗料、接着性樹脂を溶剤に均一に溶解した接着層用塗料、シリカなどの無機物と樹脂などの有機物とを溶剤に均一に分散した保護層用塗料をそれぞれ作製する。
そして、前記化粧板の化粧層2の表面に、前記接着層用塗料を塗布して接着層3を形成し、その上に保護層用塗料を塗布して保護層4を形成し、更に、その上に光触媒層用塗料を塗布して光触媒層5を形成することで、図1に示すような6層構造の光触媒機能を有する化粧板T1を製造することができる。なお、必要に応じて、化粧層2の表面にコロナ処理などを施して接着性を高めても良い。
他の方法としては、アクリル系樹脂フィルムに前記保護層用塗料と前記光触媒層用塗料とを塗布して、該フィルムに保護層4、光触媒層5をこの順で形成したラミネートフィルムを作製する。そして、前記化粧板の化粧層2の表面に、該ラミネートフィルムのアクリル系樹脂フィルムが化粧層2側になるように重ねて加熱加圧してラミネートして接着することで、6層構造の光触媒機能を有する化粧板T1を得ることができる。このラミネートの方法では、アクリル系樹脂フィルムが接着層2の作用をなすため、接着層用塗料を塗布する必要はないが、接着層用塗料を併用してもよい。
更に他の方法は、ポリエチレンテレフタレートなどの剥離性を有する剥離フィルムの表面に、上記光触媒層用塗料を塗布して光触媒層5を形成し、その上に上記保護層用塗料を塗布して保護層4を形成し、更にその上に接着層用塗料を塗布して接着層3を形成することにより、剥離フィルムに光触媒層5、保護層4、接着層3をこの順で形成した転写フィルムを作製する。そして、前記化粧板の化粧層2に、作製された転写フィルムの接着層3が化粧層2側になるように重ねて加熱加圧し、化粧板に接着層3、保護層4、光触媒層5を転写させることで、6層構造の光触媒機能を有する化粧板T1を得ることができる。
さらに、光触媒層5に用いる光触媒粒子が、前記ゼオライトなどを網状に被覆してなる網状被覆型光触媒粒子を用いる場合は、前記各作製方法を採ってもよいが、前記の如く、当該粒子の光触媒機能が発揮されてもバインダー樹脂を分解せず、化粧層2の中に分散させておくこともできる。そのため、この場合は接着層3、保護層4は必ずしも必要がない。この化粧板T1を作製するには、この網状被覆型光触媒粒子を化粧紙などに含浸させるメラミン樹脂に均一に混合し、この混合塗液を化粧紙に含浸させることで、前記光触媒粒子を化粧紙に担持させ、これを複数枚の前記ガラス不織布の上に重ね合せて熱圧して積層することで、化粧層2に網状被覆型光触媒粒子を分散させた化粧板T1を得ることができる。従って、この化粧板T1においては、化粧層2と光触媒層5とが一体化したものとなる。さらに、混合塗液を化粧紙に含浸させる際に、網状被覆型光触媒粒子が化粧紙の表面側に多く担持されて表面にも露出し易いので、光触媒機能も十分に発揮させることができる。
このようにして得られた化粧板T1は、室内の蛍光灯などから照射される350〜800nmの可視光を受けて、光触媒層5に含有されている光触媒粒子が光触媒機能を発揮し、悪臭を分解し、さらに親水性となって清掃を容易にする。さらに抗菌・防黴機能も発揮する。光触媒層の厚みが1〜150nmと薄いと、化粧板T1が熱伸縮しても光触媒層5にクラックを生じることはなく、長期に亘り外観を綺麗に保ち模様も保たせることができる。
図3は本発明の他の実施形態を示す断面図である。
この実施形態に示す成形品は、樹脂よりなる複層構造の基材7の両表面に、接着層3、保護層4、光触媒層5、とを一体に積層してなる光触媒機能付き樹脂製複層板T2である。なお、複層基材7の片面にのみ接着層3、保護層4、光触媒層5を設けてもよい。
この複層基材7は、図3に示すように、上面材71と下面材72とこれらを連接する複数のリブ73とからなっている。そのため、上面材71と下面材72とリブ73とで囲まれた多数の中空部74が形成されていて、複層基材7は剛性を有し、断熱性を有し、視線遮蔽も行ない得るので、室内の間仕切り、インテリア、オブジェなどとして用いられる。この複層基材7は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂やポリエステル樹脂やポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂やポリ塩化ビニル樹脂などの透光性熱可塑性樹脂を用いて押出し成形されたものである。このなかでも、ポリカーボネート樹脂からなる複層基材7は、強度があり、透光性も良好であるため好ましく用いられる。この複層基材7の厚さは3〜50mm程度で、リブ間は5〜50mm程度である。またその全光線透過率は40%以上の、好ましくは70%以上の透光性を有している。なお、複層基材7の表面に紫外線吸収剤を含有する樹脂やアクリル樹脂からなる耐候性層を設けてもよい。
この複層基材7の両表面に形成される光触媒層5の厚みは、1〜1000nm程度、光触媒機能を良好に発揮させるには5〜500nmの厚みとすることが好ましいが、この複層基材7は、ガラス繊維で補強されていないので、熱伸縮が前記化粧板T1より大きい。そのため、温度差が室外とは比べて少ないとはいえ、熱伸縮によりクラックが発生し易いので、その厚さを5〜70nmに、好ましくは5〜50nm程度にしてクラックの発生を防止するのがより好ましい。
この複層板T2の光触媒粒子、光触媒層5、保護層4、接着層3は、前記化粧板T1に用いたものと同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
この光触媒機能付き複層板T2を得るためには、まず複層基材7を押し出し成形などで作製する。そして、この複層基材7の両表面に、前記と同様に、直接各塗料を塗布したり、ラミネートしたり、転写したりして、接着層3、保護層4、光触媒層5を形成することで、光触媒機能付き複層板T2を容易に作製することができる。また、網状被覆型光触媒粒子を用いる場合は、複層基材7の両表面に共押出しにより直接光触媒層5を形成するなどの方法で作製してもよい。
このようにして得られた光触媒機能付き複層板T2も、室内の蛍光灯などから照射される350〜800nmの可視光を受けて、光触媒層5に含有されている光触媒粒子が光触媒機能を発揮し、悪臭を分解し、さらに親水性となって清掃を容易にする。さらに抗菌・防黴機能も発揮する。光触媒層の厚みが5〜70nmと薄いと、複層板T2が熱伸縮しても光触媒層5にクラックを生じることはなく、長期に亘り外観を綺麗に保ち、透光性も維持できる。
図4は本発明の更に他の実施形態を示す断面図である。
この実施形態に示す成形品は、樹脂などよりなる模様基材8の両表面に、接着層3と保護層4とを介して光触媒層5を一体に積層してなる光触媒機能付き模様板T3である。
この模様基材8は、図4に示すように、単層の板材の片面に凹凸の模様を付した樹脂板である。なお、模様は樹脂板の両面に設けてもよいし、また光触媒層5は片面のみに形成してもよい。
この模様基材8は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂やポリエステル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂などの透光性熱可塑性樹脂を使用され形成されたものであり、その厚さは2〜10mm程度、凹凸の深さは0.2〜1.0mm程度にしてある。また、その全光線透過率は70%以上の透光性を有するようにしてある。特に、ポリカーボネート樹脂より製された模様基材8は、機械的強度があるうえに、全光線透過率も高くて透光性を有するので、好ましく使用されて、室内の間仕切り、ガラス代用品、オブジェなどに用いられる。
この光触媒機能付き模様板T3を得るためには、まず片面に凹凸模様を有する模様基材8を押し出し成形やプレス成形で、或は表面平坦な板に塗料などを施してシボ付き模様を有する模様基材8を作製する。
そして、この模様基材8の片面の模様面には前記各塗料を塗布して接着層3、保護層4、光触媒層5を形成し、他面のフラットな平坦面には前記塗料を塗布して形成してもよいし、ラミネートしたり、転写したりして接着層3、保護層4、光触媒層5を形成する。模様面は凹凸があるために、ラミネート若しくは転写すると、当該凹凸が埋まって平坦になり凹凸模様が目立たなくなる恐れもあるので、直接塗料を塗布することが好ましいのである。
この光触媒機能付き模様板T3の接着層3、保護層4、光触媒層5の前記以外のことは、前記複層板T2に用いたものと同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
このようにして得られた光触媒機能付き模様板T3も前記複層板T2と同様に、室内の蛍光灯などから照射される350〜800nmの可視光を受けて光触媒機能を発揮し、悪臭を分解したり、清掃を容易にしたり、抗菌・防黴機能を発揮する。また、光触媒層5の厚みが5〜70nmと薄いとクラックを生じることがなく、長期に亘り外観を綺麗に保ち透光性も維持できる。
図5は本発明の更に他の実施形態を示す断面図である。
この実施形態に示す成形品は、樹脂よりなる樹脂基材9の片面の一部に凹凸模様部91を形成すると共に、当該凹凸模様部91を含む両表面に、接着層3と保護層4とを介して光触媒層5を一体に積層してなる光触媒機能付き樹脂板T4である。
この樹脂基材9は両面が平坦な板材であり、図5に示すように、その片面の一部に凹凸模様部91を形成したものである。この凹凸模様部91は、樹脂基材9の表面の全長或は全幅に亘って形成されていてもよいし、或は部分的な面域にのみ形成されていてもよい。更に、凹凸は連続的に形成されていてもよいし、非連続的に形成してもよい。また、凹凸は直線状、非直線状、湾曲状、斜線状、四角状、円形状などのあらゆる形状を取り得る。
なお、凹凸模様部91は樹脂基材9の両面に設けてもよい。また光触媒層5は片面のみに形成してもよい。
樹脂基材9に凹凸模様部91を形成するには、樹脂基材9に、凹凸を一部に有するフィルムをラミネートしてもよいし、一部に凹凸を有するプレス艶板や押出しロールで押圧して形成してもよいし、樹脂塗料を一部に塗布した後に熱等を加えて塗膜を収縮させて皺状凹凸を発生させて形成させてもよい。その他、どのような公知の手段を用いて樹脂基材9の表面に形成してもよい。更に、樹脂基材9の形成時に同時に形成してもよい。
この凹凸模様部91の凸部の基材表面からの高さは、0.1〜1.0mm程度にして、凹凸模様が浮かび上がって見えるようにしてある。また、樹脂基材9の全光線透過率は、70%以上の透光性を有するようにしてある。そのため、凹凸模様部91が形成されている面域は光拡散されるが、形成されていない面域は光透過し反対側が透けて見えることとなり、光反射と光透過とが対照的に現れて斬新な模様となっている。
このような樹脂基材9を形成する樹脂は、前記模様基材8と同様の透光性樹脂が用いられ、その中でも、ポリカーボネート樹脂により形成された樹脂基材9は、機械的強度があるうえに、全光線透過率も高くて透光性を有するので、好ましく使用される。
そして、この樹脂基材9の片面の凹凸模様部91及び平坦な基材表面に、前記各塗料を塗布して接着層3、保護層4、光触媒層5を形成し、一方樹脂基材8の他面のフラットな平坦面には前記塗料を塗布して接着層3、保護層4、光触媒層5を形成する。このように、各層を形成しても、樹脂基材9の凹凸模様部91が光触媒層5の表面に現れて、一部に模様を有する光触媒機能付き樹脂板T4が得られる。
また、前記実施例の如く、ラミネートしたり、転写したりして、接着層3、保護層4、光触媒層5を形成してもよい。しかし、凹凸模様部91のある片面は、前記の如く、一部に模様を有するために、直接塗料を塗布することが好ましい。
光触媒層5の厚さは、前記の如く、1〜1000nm程度になされるが、クラックを発生させないためには、1〜100nm、好ましくは5〜70nm、更に好ましくは5〜50nmになされる。
この光触媒機能付き樹脂板T4の接着層3、保護層4、光触媒層5は、前記複層板T2に用いたものと同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
このようにして得られた光触媒機能付き樹脂板T4も、前記複層板T2、T3と同様に、室内の蛍光灯などから照射される350〜800nmの可視光を受けて光触媒機能を発揮し、悪臭を分解したり、清掃を容易にしたり、抗菌・防黴機能をなす。また、光触媒層5の厚みが5〜100nmと薄いとクラックを生じることがなく、長期に亘り外観を綺麗に保ち透光性も維持できる。そして、この樹脂板T4は、一部が模様を、他部が透明であるので、このコントラストにより斬新な模様を有する樹脂板とすることができる。
本発明の一実施形態を示す断面図である。 本発明の上記実施形態の基材層の各変形例を示す断面図である。 本発明の他の実施形態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態を示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
T1 化粧板
T2 複層板
T3 模様板
T4 樹脂板
10 基材
1 基材層
2 化粧層
3 接着層
4 保護層
5 光触媒層
6 バッカー層
7、8、9 基材

Claims (5)

  1. 室内で使用される成形品であって、その表面に可視光で光触媒機能を発揮する光触媒粒子が分散された光触媒層が設けられていることを特徴とする光触媒機能を有する成形品。
  2. 光触媒粒子が、窒素をドーピングした光触媒酸化チタン、酸素格子欠陥を持つ光触媒酸化チタン、ブルッカイト型の結晶構造を持つ光触媒酸化チタン粒子のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の光触媒機能を有する成形品。
  3. 光触媒層が、成形品を構成する基材に接着層と保護層とを介して積層一体化されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光触媒機能を有する成形品。
  4. 成形品が、無機質材料と熱硬化性樹脂とからなる基材層と化粧層とが積層一体化された化粧板であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の光触媒機能を有する成形品。
  5. 成形品が、ポリカーボネート樹脂で成形されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の光触媒機能を有する成形品。
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