JP2001334625A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

Info

Publication number
JP2001334625A
JP2001334625A JP2000153397A JP2000153397A JP2001334625A JP 2001334625 A JP2001334625 A JP 2001334625A JP 2000153397 A JP2000153397 A JP 2000153397A JP 2000153397 A JP2000153397 A JP 2000153397A JP 2001334625 A JP2001334625 A JP 2001334625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
decorative sheet
transparent
thermoplastic resin
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000153397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3911962B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Kojima
豪志 児島
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Takanori Matsuzawa
孝教 松沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2000153397A priority Critical patent/JP3911962B2/ja
Publication of JP2001334625A publication Critical patent/JP2001334625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3911962B2 publication Critical patent/JP3911962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】化粧シートのエンボス凹部を不透明の濃い色彩
に着色することなく、エンボス凹部の耐候性不足による
変褪色や白化、亀裂等の発生が抑止された、高耐候性を
有する化粧シートを提供する。 【解決手段】基材シート6及び/又は絵柄層2の表面側
に設けられた透明熱可塑性樹脂層1のエンボス凹部3
に、紫外線吸収剤の添加等により紫外線吸収性を有する
透明樹脂組成物4が充填された化粧シートである。表面
からエンボス凹部3に入射した紫外線は、紫外線吸収性
を有する透明樹脂組成物4によって吸収され、基材シー
ト6及び/又は絵柄層2側に透過しないので、基材シー
ト6及び/又は絵柄層2の紫外線による劣化現象が抑止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物の
内外装材や、造作材、建具等の建築資材、家具什器類、
住設機器や家電製品等の表面化粧に使用するための化粧
シートに関するものであり、特に、例えば窓枠材等の様
に、高耐候性が要求される用途に好適な、高耐候性を有
する化粧シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より上記の様な用途に使用されてい
る化粧シートとしては、透明な熱可塑性樹脂フィルムの
裏面に木目等の絵柄の印刷を施したものや、紙や透明又
は不透明の熱可塑性樹脂フィルム等からなる基材シート
の表面に木目等の絵柄の印刷を施し、更に該印刷面上に
透明な熱可塑性樹脂フィルムを積層したものなどが、一
般的に使用されて来た。
【0003】上記熱可塑性樹脂フィルムを構成する熱可
塑性樹脂としては、従来は安価で加工性や各種物性にも
優れたポリ塩化ビニル樹脂が最も多く使用されて来た。
ところが、近年になって、環境問題に対する社会的な関
心の高まりを受けて、燃焼時に塩化水素ガスやダイオキ
シン等の有害物質を発生するおそれのあるポリ塩化ビニ
ル樹脂が敬遠される様になっており、環境への悪影響の
少ない非塩素系の樹脂を使用した化粧シートが強く要請
される様になっている。
【0004】これを受けて、ポリ塩化ビニル樹脂の代替
材料として、例えばオレフィン系樹脂、ポリエステル系
樹脂、アクリル系樹脂等を使用した化粧シートも各種開
発され、実用化される様になっている。中でも、安価で
加工性に富み、ポリ塩化ビニル樹脂に最も近似した物性
を示す、熱可塑性オレフィン系樹脂を使用した化粧シー
トが、最も有望視されている(特開平6−16832号
公報等参照)。
【0005】係る化粧シートにおいて、基材シートや絵
柄層の表面側の透明熱可塑性樹脂フィルムは、基材シー
トや絵柄層を、例えば器物との接触による傷付きや摩
耗、溶剤や薬品の付着による侵食などから保護する目的
で設けられるものであるが、直射日光等の強い光に曝さ
れる機会の多い外装や準外装の用途では、上記の目的に
加えて、基材シートや絵柄層を、紫外線等の有害な光線
から保護し、劣化を防止することも目的とされており、
この目的のために、上記透明熱可塑性樹脂フィルムには
紫外線吸収剤が添加されるのが一般的である。
【0006】ところで、係る化粧シートの表面には、印
刷による平面的な絵柄だけでは表現できない立体的な意
匠性を付与する目的で、例えば木目における導管溝状な
どのエンボスを施す場合もある。すると、エンボスによ
り凹部となった箇所では、透明熱可塑性樹脂フィルムの
厚さが他の部分よりも事実上薄くなっていることから、
紫外線等の有害な光線が透過し易くなり、そのために、
エンボス凹部の下の絵柄層や基材シートが他の部分より
も多くの紫外線等に曝されて劣化し、変褪色や白化、亀
裂等を発生しやすいという問題がある。
【0007】この問題は、エンボス凹部にワイピング法
等により、例えば木目導管色等の様に、不透明の濃い色
彩の着色インキを充填した、所謂ワイピング化粧シート
にあっては、エンボス凹部に充填された着色インキが紫
外線を遮蔽することにより、あまり顕在化することはな
い。しかし、用途により所望される意匠によっては、エ
ンボス凹部を着色することが望ましくない場合もある。
これは、木目以外の、通常ワイピング処理の習慣のない
絵柄の化粧シートの場合は勿論のことであるし、木目の
化粧シートにあっても、ワイピング加工の施されていな
いものも広く使用されており、このような化粧シートが
問題となる。
【0008】この問題を回避する方策としては、表面の
透明熱可塑性樹脂フィルムに添加する紫外線吸収剤の量
を増す手法も考えられる。しかしながら、この手法によ
っては、エンボス凹部が絵柄層や基材シートの近傍にま
で達する非常に深いものである場合には、事実上、その
効果を期待することができない。また、そうでなくて
も、エンボス凹部の薄肉部でも十分な紫外線遮蔽効果が
得られるだけの紫外線吸収剤を添加すると、高価な紫外
線吸収剤の添加量が非常に多くなって不経済であるほ
か、紫外線吸収剤が樹脂と十分に相溶し切れずに白化し
たり、紫外線吸収剤が透明熱可塑性樹脂フィルムの表面
にブリードして汚れやブロッキングの原因となったりす
るなどの問題が発生する。こうした問題は、一般的な紫
外線吸収剤との相溶性があまり良くないオレフィン系樹
脂からなる透明熱可塑性樹脂フィルムを使用した化粧シ
ートにあっては、特に顕著な問題となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記の様な問題点を解決する目的でなされたも
のであって、化粧シートのエンボス凹部を不透明の濃い
色彩に着色することなく、エンボス凹部の耐候性不足に
よる変褪色や白化、亀裂等の発生が抑止された、高耐候
性の化粧シートを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、絵柄層上に透
明熱可塑性樹脂層を有し、該透明熱可塑性樹脂層の表面
にエンボスが施されている化粧シートにおいて、該エン
ボスの凹部に、紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物が
充填されていることを特徴とする化粧シートである。
【0011】また本発明は、基材シート上に透明熱可塑
性樹脂層を有し、該透明熱可塑性樹脂層の表面にエンボ
スが施されている化粧シートにおいて、該エンボスの凹
部に、紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物が充填され
ていることを特徴とする化粧シートである。
【0012】また本発明は、上記化粧シートにあって、
前記基材シートと、前記透明熱可塑性樹脂層との間に、
絵柄層を有することを特徴とする化粧シートである。
【0013】また本発明は、上記化粧シートにあって、
前記基材シートが、オレフィン系樹脂からなることを特
徴とする化粧シートである。
【0014】また本発明は、上記化粧シートにあって、
前記透明熱可塑性樹脂層が、オレフィン系樹脂からなる
ことを特徴とする化粧シートである。
【0015】また本発明は、上記化粧シートにあって、
前記紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物は、耐候性を
有する透明樹脂に紫外線吸収剤が添加された組成物であ
ることを特徴とする化粧シートである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すのは本発明の化粧シー
トの一例であって、基材シート6上に絵柄層2及び透明
熱可塑性樹脂層1が順次積層され、透明熱可塑性樹脂層
1の表面にはエンボス凹部3が施され、エンボス凹部3
には紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物4が充填され
てなるものである。
【0017】基材シート6の材質は特に限定されるもの
ではなく、例えば建材用薄葉紙、チタン紙、樹脂含浸
紙、樹脂混抄紙、紙間強化紙、クラフト紙、グラシン
紙、上質紙、石膏ボード原紙等の各種の紙類や、天然繊
維又は合成繊維からなる織布や不織布、アルミニウム箔
等の金属箔、木材を薄くスライスした突板、熱可塑性樹
脂からなるフィルム乃至シート等、或いはこれらの2種
以上の積層体等が使用可能であり、要するに従来より係
る化粧シートの基材シートとして使用されているシート
状体であれば何であってもよい。
【0018】中でも各種物性面や取扱性面、加工性面等
から最も推奨されるのは熱可塑性樹脂からなるフィルム
乃至シートであり、特にVカット加工やラッピング加工
等の折り曲げ加工に供せられる化粧シートにあっては、
熱可塑性樹脂からなる基材シート6を用いることが最も
望ましい。
【0019】基材シート6用の熱可塑性樹脂の種類は特
に限定されるものではなく、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等のポリ
オレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−(メ
タ)アクリル酸(エステル)共重合体、エチレン−不飽
和カルボン酸共重合体金属水和物(所謂アイオノマー)
等のオレフィン系共重合体樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート−イソフタレート共重合体、ポリエチレン
ナフタレート、ポリアリレート、ポリカーボネート等の
ポリエステル系樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリメタ
クリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタク
リル酸エチル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリアクリル
酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル等のアクリル系樹脂、ポリスチレン、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
等のスチレン系樹脂、6−ナイロン、6,6−ナイロ
ン、6,10−ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポ
リフッ化ビニリデン、ポリテトラフロロエチレン、エチ
レン−テトラフロロエチレン共重合体、テトラフロロエ
チレン−パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体等
のハロゲン系樹脂等、或いはこれらの2種以上の混合
物、共重合体、積層体、複合体等を使用することができ
る。
【0020】但し、近年頓に社会的な関心が高まりつつ
ある環境問題への対応を考慮すると、塩素等のハロゲン
元素を含有しない非ハロゲン系樹脂を使用することが望
ましい。化粧シート用途に適した非ハロゲン系の熱可塑
性樹脂としては、例えばオレフィン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、アクリル系樹脂等を挙げることができ、中で
も特に、適度の柔軟性と強度とのバランスや、折り曲げ
や切断・切削等の加工適性、耐磨耗性や耐溶剤性、耐候
性等の各種の観点から、最も推奨されるのはオレフィン
系樹脂である。
【0021】上記オレフィン系樹脂としては、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−
4−メチルペンテン−1等のホモポリマーやそれらの混
合物等を使用することができ、ポリプロピレンであれば
ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロッ
クポリプロピレン等を単独又は適宜配合したり、それら
に更にアタクチックポリプロピレンを適宜配合した樹脂
等を使用することができる。また、複数種類のオレフィ
ン単量体の共重合体であっても良く、例えばポリプロピ
レン系共重合体であれば、プロピレン以外の炭素数2〜
20のα−オレフィン、好ましくはエチレン、ブテン−
1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1又はオクテ
ン−1、のコモノマーの1種又は2種以上を15モル%
以上共重合させたプロピレン−αオレフィン共重合体
や、これに更に例えばエチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プ
ロピレン−非共役ジエン共重合体ゴム等の改質剤を適宜
添加した樹脂組成物等を使用することができる。
【0022】基材シート6は透明又は半透明であっても
良いし、染料又は顔料等の着色剤の添加により適宜の色
彩に着色されていても良い。特に、係る化粧シートに
は、被貼着基材の表面の色彩や欠陥等に対する隠蔽性が
要求される場合が多いので、基材シート6に例えば二酸
化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、カーボンブラック等の不
透明顔料を添加して隠蔽性を付与しておくと、隠蔽性に
優れた化粧シートを容易に得ることができる利点があ
る。
【0023】その他、基材シート6には必要に応じて、
例えば体質顔料、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃
剤等、従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されて
いても良い。基材シート6の厚さは特に限定されるもの
ではないが、通常10〜500μm程度であり、中でも
25〜150μm程度の範囲内が最も一般的である。
【0024】絵柄層2は、化粧シートに所望の絵柄によ
る意匠性を付与する目的で設けられるものであって、そ
の絵柄の種類や、絵柄層2の構成材料、形成方法等は特
に制限されるものではなく、例えば従来公知の化粧シー
トにおけるそれと全く同一の要領で設けることができ
る。絵柄の種類として具体的には、例えば木目柄、石目
柄、布目柄、抽象柄、幾何学図形、文字又は記号、或い
はそれらの2種以上の組み合わせ等を挙げることができ
る。勿論、絵柄の必要がなければ単色無地であっても良
いし、絵柄層2を設けなくても良い。
【0025】絵柄層2の構成材料として一般的には、染
料又は顔料等の着色剤を、適当な結着剤樹脂と共に、適
当な溶剤中に溶解又は分散してなる印刷インキ又は塗料
が使用される。絵柄層2の形成方法としては、例えばグ
ラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、
フレキソ印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等
の各種の印刷方法や、全面ベタ状であれば例えばロール
コート法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、リ
ップコート法、ダイコート法等の各種のコーティング方
法によることもできる。
【0026】なお、基材シート6に絵柄層2を施すにあ
たり、予め基材シート6の表面に例えばコロナ放電処
理、オゾン処理、火炎処理、プラズマ処理、電離放射線
処理、酸処理、アルカリ処理、アンカー又はプライマー
処理等の適宜の表面処理を施すことによって、基材シー
ト6と絵柄層2との密着性を向上することもできる。ま
た、基材シート6の隠蔽性が不足する場合には、基材シ
ート6と絵柄層2との間に、隠蔽性の顔料を大量に含有
する印刷インキ又は塗料からなる隠蔽ベタ印刷層を設け
ることもできる。
【0027】透明熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性
樹脂の種類も特に限定されるものではなく、例えば既に
基材シート6の構成材料として例示した各種の熱可塑性
樹脂を使用することができ、基材シート6と同一であっ
ても異なっていても良い。但し、基材シート6の場合と
同様、環境問題の観点から、例えばオレフィン系樹脂、
ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂等の非ハロゲン系
樹脂を使用することが望ましく、中でもオレフィン系樹
脂が最も適している。
【0028】透明熱可塑性樹脂層1を構成する熱可塑性
樹脂は、完全な無色透明のものに限定される訳では必ず
しもなく、少なくとも絵柄層2が透視可能な程度の透明
性を具備していれば良く、半透明や着色透明であっても
良い。従って、その限りにおいて、染料又は顔料等の着
色剤を添加することもできる。この場合、顔料であれば
透明性の高い顔料を使用すべきことは言うまでもない。
【0029】透明熱可塑性樹脂層1には、化粧シートの
表面から入射する紫外線が基材シート6や絵柄層2に到
達するのを防ぐと共に、それ自体を紫外線から護る目的
で、紫外線吸収剤を添加することが望ましい。後者の目
的には、ラジカル捕捉剤等の光安定剤の併用が更に効果
的である。
【0030】透明熱可塑性樹脂層1の厚さは特に限定さ
れるものではないが、通常10〜500μm程度であ
り、中でも25〜150μm程度の範囲内が最も一般的
である。
【0031】透明熱可塑性樹脂層1と基材シート6との
積層方法は特に限定されるものではない。図1に示す例
では、予め表面に絵柄層2を形成した基材シート6上
に、例えば不飽和カルボン酸変性オレフィン系樹脂等の
熱接着性を有する樹脂と、透明熱可塑性樹脂層1を形成
するための透明な熱可塑性樹脂とを、共押し出し積層法
によって積層することにより、接着性樹脂層7及び透明
熱可塑性樹脂層1が形成されている。その他の積層方法
として、例えば適宜の接着剤を介したドライラミネート
法又はウェットラミネート法や、接着剤を介した又は介
さない熱ラミネート法、溶融押し出し樹脂層を介して積
層するサンドラミネート法等によることもできる。
【0032】透明熱可塑性樹脂層1の表面に設けられる
エンボス凹部3の模様の種類も特に限定されるものでは
なく、木目における導管模様状の他、例えば石目調、布
目調、和紙調、抽象柄状、幾何学模様状、地紋状、ヘア
ライン状等であっても良い。また、これを絵柄層2の絵
柄と同調させることによって更なる意匠性の向上を図る
こともできるが、その必要がなければ非同調であっても
良く、同調及び非同調の複数種を含む模様のエンボス凹
部3を設けることもできる。
【0033】エンボス凹部3の形成方法は特に限定され
るものではないが、金属製のエンボス版若しくはエンボ
スロールを使用した機械エンボス法が最も一般的であ
る。また、エンボス凹部3の形成の時期も特に限定され
るものではなく、基材シート6と透明熱可塑性樹脂層1
との積層前、積層と同時又は積層後の中から任意の時期
を選択することができる。また、相異なる複数種類の模
様のエンボス凹部3を形成する場合には、上記3種から
選ばれる複数の時期に複数回に亘ってエンボス加工を施
すこともできる。
【0034】エンボス凹部3の深さは特に限定されるも
のではないが、ごく浅い場合には意匠性の向上の効果も
少ないし、本発明を適用する意義にも乏しい。化粧シー
トの表面への立体模様の付与による意匠性の向上という
目的からは、エンボス凹部3の最大深さが、透明熱可塑
性樹脂層1の厚さにもよるが例えば一般的なそれの半分
を越える様な、深いエンボス凹部3を設けることが効果
的であり、その様な場合にこそ前述した従来の技術にお
ける問題点が発生するのであり、本発明の適用の効果が
顕著に発現するのである。
【0035】本発明の化粧シートは、上記したエンボス
凹部3に、紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物4を充
填した点に、最も顕著な特徴を有するものである。紫外
線吸収性を有する透明樹脂組成物4は、紫外線吸収性の
官能基を有する単量体の単独重合体や、紫外線吸収性の
官能基を有する単量体と一般の単量体との共重合体等の
様に、樹脂自体が紫外線吸収性を有するものであっても
良いが、係る樹脂は特殊なものであるために高価であっ
たり入手が困難であったりする場合が多いので、一般的
には、紫外線吸収性を有しない通常の樹脂に、適宜の紫
外線吸収剤を添加したものが使用される。
【0036】この透明樹脂組成物4の主体となる樹脂と
しては、耐磨耗性や耐溶剤性等の各種表面物性や耐候性
に優れた樹脂を使用することが好ましく、係る観点から
は硬化性樹脂を使用することが好ましい。具体的には、
例えばメラミン系樹脂、フェノール系樹脂、尿素系樹
脂、エポキシ系樹脂、アミノアルキド系樹脂、ウレタン
系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹脂
等の熱硬化性樹脂や、不飽和ポリエステル系樹脂、アク
リレート系樹脂等の紫外線又は電子線の照射により硬化
する電離放射線硬化性樹脂等を、好適に使用することが
できる。
【0037】これに添加する紫外線吸収剤の種類は特に
限定されるものではなく、例えばベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、サリシレート系、シアノアクリレ
ート系、ホルムアミジン系、オキザニリド系等、従来公
知のものから1種又は2種以上を任意に選択して使用す
ることができる。
【0038】また、上記透明樹脂組成物4自体の劣化を
防止する為には、これに光安定剤を併せて添加しておく
ことが効果的である。光安定剤としては、例えばヒンダ
ードアミン系、ニッケル錯体系等、従来公知のものから
1種又は2種以上を任意に選択して使用することができ
る。
【0039】なお、本発明の化粧シートにおいて、紫外
線吸収性を有する透明樹脂組成物4の「透明」とは、完
全な無色透明に限定されるものでは必ずしもなく、半透
明や着色透明であっても良い。要するに、該透明樹脂組
成物4が紫外線吸収性を有しない場合に、化粧シートの
表面から入射する紫外線を十分に遮蔽することができな
い程度の透明性を有する場合には、本発明の効果が十分
に発揮されるのである。従って、その限りにおいて、該
透明樹脂組成物4は染料又は顔料等の着色剤や充填剤等
を含有していても良い。
【0040】本発明の化粧シートにおいて、エンボス凹
部3に紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物4を「充填
する」とは、エンボス凹部3が該透明樹脂組成物4によ
って完全に埋め尽くされて他の部分と同一平面を成すこ
とを意味するものでは必ずしもなく、要するに、エンボ
ス凹部3の内の少なくとも、透明熱可塑性樹脂層1の底
面とエンボス凹部3の内面との間の厚さに含有される量
の紫外線吸収剤によっては、表面から入射する紫外線を
十分に遮蔽し切れない程度となっている深さの部分が、
紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物4によって充填さ
れていれば良い。
【0041】透明熱可塑性樹脂層1への紫外線吸収剤の
添加量を極力削減し、しかも透明樹脂組成物4の充填後
も十分に深いエンボス凹部3を残しつつ、優れた耐候性
を得る為には、透明樹脂組成物4には、単位厚さ当たり
の紫外線吸収能力が透明熱可塑性樹脂層1のそれを上回
るだけの紫外線吸収性を持たせる必要がある。一般的な
透明熱可塑性樹脂層1への紫外線吸収剤の添加量は0.
01〜0.5重量%程度であるのに対し、透明樹脂組成
物4への紫外線吸収剤の添加量はそれより多く、0.1
〜5重量%程度の範囲内で設計することが好ましい。
【0042】透明熱可塑性樹脂層1のエンボス凹部3へ
の紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物4の充填方法は
特に限定されるものではないが、予めエンボス凹部3を
設けた透明熱可塑性樹脂層1の表面全面に透明樹脂組成
物4を塗布した後に、余剰の透明樹脂組成物4をドクタ
ー刃又は布状物等で拭い去る所謂ワイピング法や、エン
ボス凹部3の形成用のエンボス版又はエンボスロールの
凸部に透明樹脂組成物4を付着させておき、エンボス加
工を行うと同時に透明樹脂組成物4をエンボス凹部3に
転移させる所謂バレープリント法等が、生産性に優れた
手法として最も一般的である。
【0043】本発明の化粧シートの表面に更に優れた表
面物性を付与する目的で、透明熱可塑性樹脂層1の表面
にトップコート層5を設けることもできる。トップコー
ト層5の構成材料としては、従来より係る化粧シートの
トップコート層の構成材料として使用されている公知の
各種の塗料から任意に選択して使用することができる。
【0044】一般的には、耐磨耗性や耐擦傷性、耐溶剤
性、耐汚染性等の表面物性に優れた硬化性樹脂を主成分
とするものを使用することが好ましい。係る硬化性樹脂
として具体的には、例えばメラミン系樹脂、フェノール
系樹脂、尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、アミノアルキド
系樹脂、ウレタン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、
シリコーン系樹脂等の熱硬化性樹脂や、不飽和ポリエス
テル系樹脂、アクリル系樹脂等の紫外線又は電子線の照
射により硬化する電離放射線硬化性樹脂などを好適に使
用することができる。
【0045】また、上記トップコート層5には必要に応
じて、例えば着色剤、充填剤、艶調整剤、滑剤、減摩
剤、帯電防止剤、結露防止剤、抗菌剤、防黴剤、難燃剤
等の各種の添加剤の1種以上を適宜添加することもでき
る。
【0046】ところで、係る化粧シートは一般に、木質
系基材や無機質系基材、金属系基材、合成樹脂系基材等
の各種の被貼着基材の表面に貼着して使用するものであ
り、該貼着の際には通常例えばウレタン系や酢酸ビニル
系等の適宜の接着剤が使用されるが、基材シート6の材
質によっては、係る汎用のラミネート用接着剤との接着
性が不十分である場合もある。係る場合に備えて、基材
シート6の裏面に、上記した汎用のラミネート用接着剤
との接着性に優れた樹脂組成物からなる易接着プライマ
ー層8を設けておくこともできる。
【0047】易接着プライマー層8としては、例えばウ
レタン系、アクリル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体
系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系、ポリエステル
系、ポリアミド系等の各種のプライマー塗工剤が知られ
ており、これらの中から基材シート6の材質に合わせた
ものを選んで使用する。なお、易接着プライマー層8に
例えばシリカ等の微粉末を添加しておくと、易接着プラ
イマー層8の表面が粗面化することにより、化粧シート
の巻取保存時のブロッキングが防止できる他、投錨効果
によるラミネート用接着剤との接着性の向上を図ること
もできる。
【0048】本発明の化粧シートは、以上に詳述したよ
うな、基材シート6及び透明熱可塑性樹脂層1という複
数のシート体が積層されてなる、本質的に複層構成の化
粧シートに限定されるものではなく、例えば図2に示す
様に、透明熱可塑性樹脂層1の裏面に基材シート6を有
しない、本質的に単層構成の化粧シートとすることもで
きる。この場合も、透明熱可塑性樹脂層1を始め、絵柄
層2、エンボス凹部3、紫外線吸収性を有する透明樹脂
組成物4、トップコート層5等の細部は、基本的に前述
した複層構成の化粧シートの場合と全く同様である。
【0049】なお、この様な単層構成の化粧シートにあ
っては、被貼着基材の表面の色彩や欠陥に対する隠蔽性
が、絵柄層2のみによっては十分に得られない場合もあ
る。そのような場合には、絵柄層2の裏面に、隠蔽性顔
料を大量に含有する印刷インキ又は塗料からなる隠蔽ベ
タ印刷層9を設けることによって、化粧シートに必要と
される隠蔽性を十分に付与することができる。
【0050】
【実施例】厚さ70μmのポリプロピレン樹脂着色フィ
ルムを基材シートとして、その裏面に、建材用ウレタン
系グラビア印刷メジウムにて易接着プライマー層を印刷
し、次に基材シートの表面に建材用ウレタン系グラビア
印刷インキにて木目柄を印刷し、該印刷面上に、厚さ2
0μmのエチレン系接着性樹脂層と、光安定剤0.2重
量%及び紫外線吸収剤0.3重量%を添加した厚さ60
μmのランダム重合ポリプロピレン樹脂層とを、共押し
出しラミネート法にて順次積層すると同時にエンボス形
状を付与した透明熱可塑性樹脂層を形成し、エンボス凹
部に光安定剤0.3重量%及び紫外線吸収剤0.5重量
%を添加した透明な2液硬化型ウレタン系樹脂をワイピ
ング塗工法により充填し、最後に透明熱可塑性樹脂層の
表面に2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビア印刷法にて
乾燥後の塗布量6g/m2に塗布してトップコート層を
形成し、本発明の化粧シートを作製した。
【0051】得られた化粧シートについて、サンシャイ
ンウェザーメーターによる耐候性試験を実施したとこ
ろ、3000時間経過後にも特に顕著な外観変化はな
く、住宅窓枠用化粧シートとして通常要求される耐候性
(サンシャインウェザーメーターにて2500時間程度
を目安)を遥かに上回る優れた高耐候性を備えた化粧シ
ートであることが確認された。
【0052】なお、比較のために、エンボス凹部に充填
する2液硬化型ウレタン系樹脂(これ自体には紫外線吸
収性は無い)に光安定剤及び紫外線吸収剤を添加せず
に、その他は上記と同一条件で作製した化粧シートにつ
いて、サンシャインウェザーメーターによる耐候性試験
を実施したところ、2000時間経過した時点でエンボ
ス凹部における白化及び亀裂が認められ、耐候性が必ず
しも十分でないことが確認された。
【0053】
【発明の効果】本発明の化粧シートは、基材シート及び
/又は絵柄層の表面側に設けられた透明熱可塑性樹脂層
のエンボス凹部に、紫外線吸収性を有する透明樹脂組成
物が充填されているので、エンボス凹部が不透明な濃い
色彩に着色されていないにも拘わらず、化粧シートの表
面側からエンボス凹部に入射した紫外線は、紫外線吸収
性を有する透明樹脂組成物によって吸収されて、エンボ
ス凹部の下の基材シート及び/又は絵柄層が紫外線から
遮蔽される結果、透過紫外線の作用による基材シート及
び/又は絵柄層の変褪色、白化、亀裂等の劣化現象の発
生が抑止され、外装ないし準外装用途にも十分に堪え得
る高耐候性を有する化粧シートである。
【0054】そして、上記したとおりの原理により、エ
ンボス凹部を不透明な濃い色彩に着色する必要がないの
で、エンボス凹部を無着色や淡色とすることも可能とな
って、外装や準外装用途の化粧シートにおける意匠表現
の幅が拡がることや、表面側の透明熱可塑性樹脂層に大
量の紫外線吸収剤を添加する必要がないので、高価な紫
外線吸収剤を節約し製造原価を低減することを可能とす
ると共に、例えばオレフィン系樹脂等の様に汎用の紫外
線吸収剤との相溶性が必ずしも良くない樹脂を透明熱可
塑性樹脂層に使用しても、樹脂の白濁による意匠性の低
下や、表面へのブリードによる汚れやブロッキング等の
問題を発生することなく、高耐候性を有する化粧シート
を容易に得ることができることなど、種々の優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの実施の形態を示す模式断
面図である。
【図2】本発明の化粧シートの実施の形態を示す模式断
面図である。
【符号の説明】
1…透明熱可塑性樹脂層 2…絵柄層 3…エンボス凹部 4…紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物 5…トップコート層 6…基材シート 7…接着性樹脂層 8…易接着プライマー層 9…隠蔽ベタ印刷層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01B AK03 AK03C AK51 AT00C BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C CA07B DD09B HB00A HB01 JB16B JD09B JL09 JN01B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵柄層上に透明熱可塑性樹脂層を有し、該
    透明熱可塑性樹脂層の表面にエンボスが施されている化
    粧シートにおいて、該エンボスの凹部に、紫外線吸収性
    を有する透明樹脂組成物が充填されていることを特徴と
    する化粧シート。
  2. 【請求項2】基材シート上に透明熱可塑性樹脂層を有
    し、該透明熱可塑性樹脂層の表面にエンボスが施されて
    いる化粧シートにおいて、該エンボスの凹部に、紫外線
    吸収性を有する透明樹脂組成物が充填されていることを
    特徴とする化粧シート。
  3. 【請求項3】前記基材シートと、前記透明熱可塑性樹脂
    層との間に、絵柄層を有することを特徴とする請求項2
    に記載の化粧シート。
  4. 【請求項4】前記基材シートが、オレフィン系樹脂から
    なることを特徴とする請求項2又は3に記載の化粧シー
    ト。
  5. 【請求項5】前記透明熱可塑性樹脂層が、オレフィン系
    樹脂からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の化粧シート。
  6. 【請求項6】前記紫外線吸収性を有する透明樹脂組成物
    は、耐候性を有する透明樹脂に紫外線吸収剤が添加され
    た組成物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の化粧シート。
JP2000153397A 2000-05-24 2000-05-24 化粧シート Expired - Fee Related JP3911962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000153397A JP3911962B2 (ja) 2000-05-24 2000-05-24 化粧シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000153397A JP3911962B2 (ja) 2000-05-24 2000-05-24 化粧シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001334625A true JP2001334625A (ja) 2001-12-04
JP3911962B2 JP3911962B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=18658657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000153397A Expired - Fee Related JP3911962B2 (ja) 2000-05-24 2000-05-24 化粧シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3911962B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175685A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Takiron Co Ltd 光触媒機能を有する成形品
JP2019001120A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 凸版印刷株式会社 化粧シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175685A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Takiron Co Ltd 光触媒機能を有する成形品
JP2019001120A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 凸版印刷株式会社 化粧シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP3911962B2 (ja) 2007-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6586747B2 (ja) 化粧シート及び化粧材
JP2007245442A (ja) 積層体及びシート
JP6589306B2 (ja) 化粧シート及び化粧材
JP2017177373A (ja) 化粧シート及び化粧材
JP2022126673A (ja) 化粧シート及びこれを用いた化粧材
JP2016168785A (ja) 化粧シート及びその製造方法、並びに化粧材
JP2000326458A (ja) 化粧シート
JP2017177376A (ja) 化粧シート及び化粧材
JP6737388B1 (ja) 透明性樹脂フィルム、化粧材、及び、化粧材の製造方法
JP2016168789A (ja) 化粧シート及び化粧材
JP2017177375A (ja) 化粧シート及び化粧材
JP2001334625A (ja) 化粧シート
JP6586749B2 (ja) 化粧シート及び化粧材
JP4329277B2 (ja) 化粧シート
JP4918933B2 (ja) 化粧シート
JP2002036461A (ja) 化粧シート
US20210379873A1 (en) Transparent resin film, decorative board, and method for producing decorative board
JP6586748B2 (ja) 化粧シート及び化粧材
JP4114383B2 (ja) 化粧シート
JP2016168787A (ja) 化粧シート及び化粧材
JP6586743B2 (ja) 化粧シート及び化粧材
JP2016169509A (ja) 床用化粧シート及び床用化粧材
JP2000301682A (ja) 化粧シート
JP6596849B2 (ja) 化粧シート及び化粧材
US20230071952A1 (en) Decorative sheet, decorative panel, and manufacturing method for decorative sheet

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3911962

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees