JP2006174825A - 魚釣用電動リール - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は魚釣用電動リールに係り、実釣時の変速切換操作の臨場感を損なうことなく、また、同時に変速切換状態の視認を容易にして、釣場の状況に応じた確実,タイムリーな変速操作を可能とした魚釣用電動リールを提供することを目的とする。
【解決手段】 請求項1に係る発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールと、当該スプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、スプールの駆動系に装着され、切換え部材の操作でスプールへのスプール駆動モータの動力伝達状態を高速動力伝達状態と低速動力伝達状態とに切り換える機械式変速装置とを備えた電動リールに於て、上記切換え部材を、その切換え位置を視認可能にリール本体に取り付けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リール本体に回転自在に取り付くスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータを備えた魚釣用電動リールに関する。
船釣り等、一般に深場の魚層を対象とした魚釣りを行う場合、魚釣用電動リール(以下、「電動リール」という)が広く使用されている。
従来周知のように電動リールは、スプール駆動モータの駆動でスプールを回転させて釣糸の巻取りを行うもので、特許文献1に開示されるように昨今の電動リールには、釣場の状況(例えば、対象魚の大きさや種類,魚とのファイトやヒット数)に応じた釣糸の巻取り操作を行うべく、リール本体に変位可能に装着したモータ出力調節体(調節レバー)の操作でスプール駆動モータへの電流量を制御することにより、モータ出力を調節して釣糸の巻取り速度を変化させる電気式変速装置を備えたものが知られている。
また、特許文献2には上述した電気式変速装置に加え、スプール駆動モータのモータ軸とこのモータ軸の回転をスプールに伝達する動力伝達機構との間に、ギヤ比の異なる高速用減速歯車機構と低速用減速歯車機構とを連結し、リール本体の操作パネル上に設けたスイッチ(高速モードスイッチと低速モードスイッチ)の操作でスプール駆動モータの回転方向を切り換えることにより、高速用減速歯車機構と低速用減速歯車機構のいずれか一方を選択的に動力伝達可能として、スプールの回転速度を高速状態と低速状態とに切り換える機械式変速装置を備えた電動リールが開示されている。
特許第2977978号公報 特開2001−148978号公報
而して、実際の釣場に於て巻取り操作を行う場合、状況に応じた適確な変速操作が要求される。
しかし、既述したように特許文献2の電動リールは、操作パネル上に設けた高速モードスイッチと低速モードスイッチの電気的スイッチ操作で、機械式変速装置の高速/低速の切換えを行う構造上、魚釣りの臨場感に欠け、また、変速切換状態の認識が視覚的に行い難いのが実情であった。
このため、電気式変速装置と機械式変速装置の組合せにより、巻取り速度の変速範囲が広がってモータ駆動による巻取り変速操作の実用性の向上が期待できるものの、釣場の状況に応じた電気式変速装置とのコンビネーションのよい変速操作が難しいといった課題を残していた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上述の如き機械式変速装置を備えた電動リールに改良を加え、実釣時の変速切換操作の臨場感を損なうことなく、また、同時に変速切換状態の視認を容易にして、釣場の状況に応じた確実,タイムリーな変速操作を可能とした電動リールを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールと、当該スプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、スプールの駆動系に装着され、切換え部材の操作でスプールへのスプール駆動モータの動力伝達状態を高速動力伝達状態と低速動力伝達状態とに切り換える機械式変速装置とを備えた電動リールに於て、上記切換え部材を、その切換え位置を視認可能にリール本体に取り付けたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールと、当該スプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、スプールの駆動系に装着され、切換え部材の操作でスプールへのスプール駆動モータの動力伝達状態を高速動力伝達状態と低速動力伝達状態とに切り換える機械式変速装置とを備えた電動リールに於て、上記機械式変速装置の高速動力伝達状態と低速動力伝達状態を、色別報知したことを特徴とする。
そして、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の電動リールに於て、リール本体に装着した調節体の操作で、スプール駆動モータを制御してモータ出力を増減調節する電気式変速装置を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スプール駆動モータの回転方向を切り換える切換え部材を、その切換え位置を視認可能としてリール本体に取り付けたことで、機械式変速装置の動力伝達状態を視覚的に容易に認識でき、この結果、仕掛けの回収に都合のよい高速動力伝達状態や魚の取込みに都合のよい低速動力伝達状態の選択実行が、釣場の状況に応じて確実,タイムリーに行えることとなった。
また、従来の電気的スイッチ操作に代え、切換え部材の手動操作で変速操作を可能としたため、実釣時の変速切換操作の臨場感が損なわれることがない。
そして、請求項2に係る発明によれば、見る角度や夜間等の環境の変化に対しても、機械式変速装置の変速状態が色別によって一目で認識判別できるため、トラブルなく魚の取り込みに都合のよい変速状態の選択実行が可能となる。
更に、請求項3に係る発明によれば、釣場の状況変化に応じた機械式変速装置と電気式変速装置とのコンビネーションのよい変速操作が可能となる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図8は請求項1及び請求項3に係る電動リールの第一実施形態を示し、図1及び図2に於て、1はリール本体3のフレーム、5,7は当該フレーム1の左右に取り付く側板で、両側板5,7間にスプール軸9を介してスプール11が回転可能に支持されている。
スプール軸9はスプール11の軸心を貫通し、その側板5側の一端が、フレーム1に一体的に取り付く第1のセットプレート13に軸受15を介して回転可能に支持されている。そして、この一端側に、後述する動力伝達機構17のスプール軸駆動歯車19が回り止め嵌合されている。
スプール11は、スプール駆動モータ21の駆動とハンドル23の巻取り操作で巻取り方向へ回転して釣糸が巻回されるようになっており、スプール駆動モータ21は、スプール11前方のフレーム1に一体成形された筒状のモータケース25内に収納されている。
そして、側板5側のリール本体3内に、特許文献2に開示された従来例と同一構造の機械式変速装置27と第1の減速機構29、そして、前記スプール軸駆動歯車19を含む複数の歯車からなる動力伝達機構17が、スプール駆動モータ21のモータ軸31とスプール軸9との間に順次装着されており、スプール駆動モータ21の回転力が機械式変速装置27,減速機構29,動力伝達機構17で変速/減速されて、スプール軸9に伝達されるようになっている。
図3は特許文献2で周知の機械式変速装置27と減速機構29の拡大断面図、図4及び図5は機械式変速装置27と減速機構29,動力伝達機構17の歯車の回転方向を説明する模式図を示し、図中、33はモータ軸31に回り止め嵌合されたピニオンで、スプール駆動モータ21は正逆両方向へ回転可能で、これに伴い、図4及び図5に示すようにピニオン33も正,逆両方向へ回転する。
そして、上記ピニオン33に低速用減速歯車機構35の低速用歯車37と、高速用減速歯車機構39の高速用歯車41が個別に噛合しており、機械式変速装置27は、この低速用減速歯車機構35と高速用減速歯車機構39とで構成されている。
低速用歯車37と高速用歯車41は、その外径が同一でピニオン33とのギヤ比が同一に設定されており、図3及び図4に示すように低速用歯車37は、第1の回転軸43に一方向クラッチ45を介して回転可能に支持され、高速用歯車41は、第2の回転軸47に一方向クラッチ49を介して回転可能に支持されている。そして、第1の回転軸43は、フレーム1と減速機構29のキャリア51との間に軸受53,55を介して回転可能に支持され、第2の回転軸47は、前記セットプレート13の内側に配された第2のセットプレート57とフレーム1との間に軸受59,61を介して回転可能に支持されている。
而して、上記一方向クラッチ45,49は、力を伝達するその回転方向が互いに逆向きに設定されており、低速用歯車37側の一方向クラッチ45は、低速用歯車37が逆転(図4に於ける反時計回りの回転;以下、同様)すると、その楔作用で低速用歯車37の回転力を回転軸43に伝達し、低速用歯車37が正転(図5に於ける時計回りの回転;以下、同様)すると、その回転力を回転軸43に伝達しないように構成されている。
一方、これとは逆に高速用歯車41側の一方向クラッチ49は、高速用歯車41が正転すると、その楔作用で高速用歯車41の回転力を回転軸47に伝達し、高速用歯車41が逆転すると、その回転力を回転軸47に伝達させないように構成されている。
そして、第1の回転軸43に小歯車63が回り止め嵌合され、第2の回転軸47に大歯車65が回り止め嵌合されており、これらは互いに噛合している。そして、回転軸43の突出端側に、減速機構29の太陽歯車67が回り止め嵌合されている。
図3に示すように減速機構29は、上記太陽歯車67と、セットプレート57と太陽歯車67との間に配置されて、セットプレート57に形成された内歯69と太陽歯車67とに夫々噛合する複数の遊星歯車71とを備え、遊星歯車71は支軸73を介してキャリア51に回転可能に支持され、キャリア51は軸受75,77を介してセットプレート13,57との間で回転可能に支持されている。
そして、キャリア51に、動力伝達機構17の駆動歯車79が回り止め嵌合されている。
図2及び図4に示すように動力伝達機構17は、前記スプール軸駆動歯車19と上記駆動歯車79、そして、スプール軸駆動歯車19と駆動歯車79との間に配置されてこれらに噛合する大歯車81とで構成されている。そして、図3に示すように大歯車81は、セットプレート13に設けた筒状の支持部83に軸受85を介して回転可能に支持されているが、大歯車81の中央に設けた筒状部86の内周には、セットプレート57に軸支された一方向クラッチ87の外輪89が回り止め嵌合されており、ハンドル23の巻取り操作時に当該一方向クラッチ87の楔作用で大歯車81の回転が阻止されて、その反力でハンドル23の駆動力が、後述する減速機構91を介してスプール11に伝達されるようになっている。
そして、図1に示すようにスプール軸9は、スプール11の中央を貫通してその他端側が側板7内に突出し、その突出端に、スプール駆動モータ21の駆動力とハンドル23操作の回転力をスプール11に伝達させる第2の減速機構(動力伝達機構)91が装着されている。
従来と同様、この減速機構91は、スプール軸9の突出端に取り付けられた太陽歯車93とこれに噛合する複数の遊星歯車95、そして、スプール11の一端に刻設された内歯歯車97等からなり、内歯歯車97に遊星歯車95が噛合している。そして、遊星歯車95は支軸99を介してキャリア101に取り付けられており、キャリア101はスプール11に取り付けたブラケット103に嵌合し、軸受105を介してスプール軸9に回転可能に支持されている。
また、図2中、23は既述した釣糸巻取り操作用のハンドルで、当該ハンドル23は側板7に回動可能に挿着したハンドル軸107の側板外突出端に連結されており、ハンドル軸107にはラチェット109が側板7内で固着され、更にドライブギヤ111が回転可能に取り付けられている。そして、ドライブギヤ111とハンドル軸107は、ハンドル軸107に装着した従来周知のドラグ装置113で摩擦結合されており、ドラグ装置113はドラグ力調節レバー115の操作でドラグ力が調節できるようになっている。
そして、既述したようにハンドル23の巻取り操作時に、一方向クラッチ87の楔作用でスプール軸駆動歯車19に噛合する大歯車81の回転が阻止されるため、ハンドル23の回転力がスプール駆動モータ21側の第2の減速機構91を介してスプール11に伝達されて、スプール11が巻取り方向に回転するようになっている。そして、図示しないが上記ラチェット109には、周知の図示しないばねで付勢された係止爪が係止しており、斯様にラチェット109に係止爪が係止してスプール11の逆転止めが図られている。
而して、本実施形態に係る電動リール117も、既述した機械式変速装置27に加え、特許文献1で開示された電動リールと同様、電気式変速装置が装着されており、図1及び図2に示すようにハンドル23側の側板7の側部前方に形成された筒状部119に、レバー形状のモータ出力調節体(以下、「パワーレバー」という)121が、リール本体3の前後方向へ所定の角度(例えば、125°の範囲)に亘って回転操作可能に取り付けられている。
図2に示すようにパワーレバー121は、筒状部119に内蔵されたポテンショメータ123の操作軸125に連結されており、パワーレバー121の回転操作によるポテンショメータの抵抗値の変化が、リール本体3上部の制御ボックス127内に装着したマイクロコンピュータに入力されている。そして、CPUは、パワーレバー121の操作量に応じたパルス信号のデューティ比としてスプール駆動モータ21への駆動電流通電時間率を可変制御して、スプール駆動モータ21のモータ出力をモータ停止状態から高出力値まで連続的に増減調節するようになっている。
一方、図1及び図2に示すように側板7の側部後方には、側板7内に装着された周知のクラッチ機構129を操作するクラッチレバー131が下方向へ押圧操作可能に取り付けられており、当該クラッチレバー131の押圧操作で、クラッチ機構129がクラッチONからクラッチOFFに切り換わるようになっている。
そして、このクラッチOFF状態でハンドル23を巻取り方向へ回転させると、図示しない周知の復帰機構を介してクラッチ機構129がクラッチON状態に復帰するように構成されており、このクラッチレバー131のクラッチON/OFFの切換え操作でスプール11が釣糸巻取り状態と釣糸繰出し状態とに切り換わって、スプール11へのスプール駆動モータ21やハンドル23の回転力が伝達/遮断されるようになっている。
また、図2中、133はスプール11の回転数とその回転方向を検出する回転検出手段で、当該回転検出手段133は、セットプレート13に装着された一対のリードスイッチ135と、これに対向してスプール11の一端側周縁部に固着された複数のマグネット137とで構成されており、リードスイッチ135はマイクロコンピュータのCPUに接続されている。
而して、CPUは、特開平5−103567号公報で開示された糸長計測プログラムと同様、リードスイッチ135から出力されるスプール11の正転,逆転の判定信号を取り込んで釣糸の繰出しか巻取りかを判定すると共に、リードスイッチ135から取り込むスプール11の回転パルス信号をカウントして、この計数値を基にマイクロコンピュータのROMに記憶された糸長計算式を演算実行するようになっている。
そして、CPUはその演算結果(糸長)を、制御ボックス127の操作パネル139上に設けた表示器141に表示させるようになっており、釣人は斯かる表示を確認し乍ら、所定の水深に仕掛けを繰り出したり、ハンドル23やパワーレバー121の操作で釣糸を巻き取ることが可能である。
更に、図1に示すように操作パネル139上には、表示器141に隣接してハンドル23側にリセットスイッチ143と棚メモスイッチ145が上下に装着されており、これらはマイクロコンピュータに接続されている。
棚メモスイッチ145は棚位置の設定に使用するもので、既述したように釣糸の繰出しや巻取りに伴い、CPUはリードスイッチ135から取り込むスプール11の回転パルス信号を基に糸長を求めて表示器141に表示させるが、図6に示すように表示器141の上カラ表示部147に水面からの仕掛けの水深が、そして、棚カラ表示部149に棚からの仕掛けの距離が上下2段に並列して大きく表示されるようになっている。
そして、実釣の開始時に、釣糸が竿先から水面まで繰り出された処で釣人がリセットスイッチ143を操作すると、上カラ表示部147の表示値が「0.0」にリセットされるようになっている。
この後、釣人が釣糸を繰り出していくと、スプール11の回転に伴い、CPUで演算,計測された糸長値が上カラ表示部147に表示されるが、釣糸が例えば95.5m繰り出された処で釣人が棚メモスイッチ145を操作すると、棚カラ表示部149に「0.0」が表示されて棚位置が設定され、以後、図6に示すように棚位置から例えば15mの釣糸の巻取りに伴う仕掛けの距離と水面からの繰出し量(水深)が、棚カラ表示部149と上カラ表示部147に夫々表示されるようになっている。
そして、図6に示すように上カラ表示部147の左下に、パワーレバー121によるレバー出力表示部151が設けられている。
即ち、既述したパワーレバー121によるモータ出力制御は、モータ停止状態から高出力値までの範囲で一例として31段階に区画されており、パワーレバー121の操作量(モータ出力の調節量)に応じ、レバー出力表示部151に、「0」,「1」,「2」・・・,「29」,「30」と順次数字によってパワーレバー121の操作位置が表示され、モータ出力が調節範囲の最大の高出力値になると、図6に示すようにレバー出力表示部151に「HI」の文字が表示されるようになっている。
従って、釣人はレバー出力表示部151の表示値を基に、パワーレバー121による現在のモータ出力状況を認識することが可能である。
そして、本実施形態は、上述の如きレバー出力表示部151の表示に加え、既述した機械式変速装置27の低速用減速歯車機構35による低速動力伝達と、高速用減速歯車機構39による高速動力伝達の変速切換状態を視認可能とするため、図1及び図2に示すようにパワーレバー121が取り付く筒状部119に、スプール駆動モータ21の回転方向を切り換えるリング状の切換え部材153を装着したことを特徴とする。
図1及び図2に示すように切換え部材153は、筒状部119の中心軸を回転中心として、パワーレバー121と同方向へ所定の角度(例えば、30°の範囲)に亘って回転操作可能に取り付けられている。
そして、切換え部材153の外周に1つの凸状操作部155が電動リール117の上面側(正面側)に突設されると共に、筒状部119側には、凸状操作部155の前後方向への回転操作端に対応して「Hi」,「Low」の文字が表示されており、図1に示すように凸状操作部155を「Hi」の文字に合わせると、図7の如くスプール駆動モータ21のモータ駆動回路157中の端子A−B間,C−D間が接続されて、スプール駆動モータ21が逆転し、また、凸状操作部155を「Low」に合わせると、図8の如くモータ駆動回路157中の端子の接続方向が切り換わり、端子A−C間,B−D間が接続されてスプール駆動モータ21へ流れる電流方向が切り換わることで、スプール駆動モータ21が正転するようになっている。
尚、凸状操作部155の「Hi」,「Low」間の回転操作領域は、パワーレバー121の回転操作領域外に位置して、夫々の回転操作に支障を来すことがないように設定されている。
そして、上述したように凸状操作部155を電動リール117の上面側(正面側)に突設すると共に、当該凸状操作部155に対応して筒状部119側に「Hi」,「Low」の文字を表示したことで、実釣時に電動リール117を保持している釣人が、凸状操作部155と「Hi」,「Low」の文字を上方から容易に視認できるようになっている。
本実施形態に係る電動リール117はこのように構成されているから、クラッチレバー131のクラッチOFF操作で釣糸がスプール11から繰り出され、パワーレバー121によるスプール駆動モータ21の巻取り駆動やハンドル23の巻取り操作でスプール11に釣糸が巻回され、釣糸の繰出しや巻取りに伴い、回転検出手段133の検出値を基に糸長が計測されて表示器141に糸長が表示されるが、前記凸状操作部155(切換え部材153)による「Hi」,「Low」への回転操作で、図7及び図8に示すように、モータ駆動回路157中の端子A,B,C,Dの接続方向が切り換わってスプール駆動モータ21の回転方向が切り換わり、機械式変速装置27が低速用減速歯車機構35による低速状態と高速用減速歯車機構39による高速状態とに切り換わる。
即ち、既述したように凸状操作部155を「Low」の文字に合わせると、図8に示すようにモータ駆動回路157に於て、端子A−C間,B−D間が接続されてスプール駆動モータ21が正転する。
而して、斯様にスプール駆動モータ21が正転すると、既述した機械式変速装置27の構成から、図4に示すようにピニオン33に噛合する低速用歯車37と高速用歯車41が共に逆転するが、一方向クラッチ45のみが低速用歯車37の回転を回転軸43に伝えるため、回転軸43はモータ軸31の回転速度及びピニオン33と低速用歯車37とのギヤ比に対応して、低速用歯車37と共に図5の高速状態より遅い速度で回転し、このスプール駆動モータ21の回転力が回転軸43から減速機構29の太陽歯車67へと伝達されて、この減速機構29から動力伝達機構17を介してスプール軸9へと伝達される。
従って、この低速域では、パワーレバー121の操作で駆動制御されるスプール駆動モータ21の回転力が、低速用減速歯車機構35を介して減速機構29,動力伝達機構17,スプール軸9,減速機構91へと伝達されてスプール11が回転する。
一方、釣人が凸状操作部155を「Low」から図1の如く「Hi」に回転操作すると、図7の如くモータ駆動回路157中の端子A,B,C,Dの接続方向が切り換わり、端子A−B間,C−D間が接続されてスプール駆動モータ21が逆転する。
而して、斯様にスプール駆動モータ21が逆転すると、図5に示すようにピニオン33に噛合する低速用歯車37と高速用歯車41が共に正転し、高速用減速歯車機構39側の一方向クラッチ49の楔作用で高速用歯車41の回転が回転軸47に伝わる。そして、低速用減速歯車機構35側の一方向クラッチ45は低速用歯車37の回転を回転軸43に伝えず、回転軸47が、モータ軸31の回転速度とピニオン31と高速用歯車41とのギヤ比に対応した回転速度で高速用歯車41と共に正転する。
このように回転軸47が正転すると、これに回り止め嵌合された大歯車65が正転してこれと噛合する小歯車63が逆転するため、小歯車63が回り止め嵌合された回転軸43が逆転し、この時、回転軸47の回転速度は大歯車65と小歯車63とのギヤ比に対応した大きさだけ増幅されて小歯車63から回転軸43に伝えられる。
このため、回転軸43は図4の低速状態より速い速度で回転し、増幅されたスプール駆動モータ21の回転力が回転軸43から減速機構29の太陽歯車67へと伝達されて、減速機構29から動力伝達機構17を介してスプール軸9へと伝達される。
従って、この高速域では、パワーレバー121の操作で駆動制御されるスプール駆動モータ21の回転力が、高速用減速歯車機構39を介して減速機構29,動力伝達機構17,スプール軸9,減速機構91へと伝達されてスプール11が回転する。
そして、図6に示すように、パワーレバー121の操作位置がレバー出力表示部151に表示されることとなる。
このように本実施形態は、電気式変速装置のパワーレバー121の操作位置をレバー出力表示部151に表示させると共に、凸状操作部155を電動リール117の上面側(正面側)に突設し、且つ当該凸状操作部155に対応して筒状部119側に「Hi」,「Low」の文字を表示したことで、実釣時に電動リール117を保持している釣人が、凸状操作部155の操作位置によって機械式変速装置27の変速切換状態を容易に視認でき、且つレバー出力表示部151の表示を基に電気式変速装置の変速状態を容易に視認することができる。
従って、本実施形態によれば、仕掛けの回収に都合のよい高速動力伝達状態や魚の取込みに都合のよい低速動力伝達状態の選択実行が、釣場の状況に応じて確実,タイムリーに行えると共に、電気式変速装置と機械式変速装置27の動力伝達状態を視覚的に容易に認識できることで、釣場の状況変化に応じた機械式変速装置27と電気式変速装置とのコンビネーションのよい変速操作が可能となった。
而も、本実施形態は、従来の電気的スイッチ操作に代え、切換え部材153の手動操作で機械式変速装置27の変速操作を可能としたため、実釣時の変速切換操作の臨場感が損なわれることがない利点を有する。
図9は請求項1及び請求項2に係る電動リールの第二実施形態を示し、本実施形態に係る電動リール117-1は、筒状部119に設けたリング状の切換え部材153に代え、切換え部材としてT字状のスライドレバー159を用い、これを反ハンドル側の側板5の上部に前後方向へスライド可能に装着したもので、スライドレバー159の前後方向へのスライド操作端に対応して基台161上に、「Hi」,「Low」の文字が表示されている。
このようにスライドレバー159を側板5の上部に配置すると共に、当該スライドレバー159に対応して基台161上に「Hi」,「Low」の文字を表示したことで、実釣時に電動リール117-1を保持している釣人が、スライドレバー159と「Hi」,「Low」の文字を上方から確実に視認できるようになっている。
そして、図9に示すようにスライドレバー159を「Hi」に合わせると、図7の如くスプール駆動モータ21のモータ駆動回路157中の端子A−B間,C−D間が接続されて、スプール駆動モータ21が逆転し、また、スライドレバー159を「Low」の文字に合わせると、図8に示すようにモータ駆動回路157中の端子の接続方向が切り換わり、端子A−C間,B−D間が接続されてスプール駆動モータ21に流れる電流の方向が切り換わることで、スプール駆動モータ21が正転するようになっている。
尚、その他の構成は上記第一実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
このように本実施形態は、スライドレバー159を側板5の上部に配置すると共に、当該スライドレバー159に対応して基台161上に「Hi」,「Low」の文字を表示したことで、実釣時に電動リール117-1を保持している釣人が、スライドレバー159の操作位置によって機械式変速装置27の変速切換状態を容易に視認でき、且つレバー出力表示部151の表示を基に電気式変速装置の変速状態を容易に視認できるため、既述した第一実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、実釣時の変速切換操作の臨場感が損なわれることがない利点を有する。
また、その他の実施形態として、既述したリング状の切換え部材153やT字状のスライドレバー159の他、ハンドル側の側板7にスプール駆動モータ21の回転方向を切り換える切換えレバーを回転操作可能に装着したり、ドラグレバー115と共にハンドル軸107に切換えレバーを回転操作可能に装着して、実釣時に電動リールを保持している釣人が、これらの切換え部材の操作位置によって機械式変速装置27の変速切換状態を容易に視認できるように構成してもよく、これらの実施形態によっても、実釣時の変速切換操作の臨場感が損なわれることがない利点を有する。
図10は請求項1及び請求項3の第三実施形態に係る電動リールに装着した機械式変速装置を示し、特許第3159637号公報には、パワーレバーによる電気式変速装置に加え、スプール駆動モータの回転力を減速する遊星歯車減速機構の駆動系統の一部を、外部操作体の手動操作で機械的にON/OFFして噛み合うギヤ比を変化させることにより、スプールの回転速度を高速状態と低速状態に切り換える機械式変速装置を備えた電動リールが開示されている。
しかし、この従来例は、手動操作を行う外部操作体が、視認性の悪いリール本体の反ハンドル側側板の側部(外方)に取り付けられているため、機械式変速装置の変速切換状態の認識が視覚的に行い難い欠点が指摘されていた。
そこで、本実施形態は、斯かる外部操作体に代え、図1の実施形態と同様、パワーレバーが取り付く筒状部に、凸状操作部が突設されたリング状の切換え部材(図示せず)を装着し、当該凸状操作部の前後方向への回転操作端に対応して「Hi」,「Low」の文字を筒状部側に表示すると共に、図10に示すように、遊星歯車減速機構163の内歯歯車165の外周に設けたラチェット爪歯167に係合する変速切換ストッパ169を、切換え部材によるソレノイド171のON/OFF制御で作動させて、スプール駆動モータ173の動力伝達状態を高速状態と低速状態とに切り換える機械式変速装置175を構成したもので、変速切換ストッパ169は、トーションスプリング177のバネ力で常時ラチェット爪歯167に係合する方向に付勢されている。
そして、スプール駆動モータ173の動力伝達状態を低速状態に切り換える場合、リング状の切換え部材の凸状操作部を「Low」に合わせると、マイクロコンピュータの指令でソレノイド171が作動するように構成されており、ソレノイド171は、ラチェット爪歯167に係合する変速切換ストッパ169を二点鎖線で示す如くバネ力に抗して反時計方向へ回転させて、内歯歯車165をフリーに切り換えるようになっている。
一方、スプール駆動モータ173の動力伝達状態を高速状態に切り換える場合、リング状の切換え部材の凸状操作部を「Hi」に合わせると、マイクロコンピュータの指令でソレノイド171が停止するようになっており、斯様にソレノイド171が停止すると、図10の実線で示す如くトーションスプリング177のバネ力で変速切換ストッパ169がラチェット爪歯167に再び係合するため、内歯歯車165のフリー状態が解除されて機械式変速装置175が高速状態に切り換わるようになっている。
尚、その他の機械的な構造は特許第3159637号公報の電動リールと同様であるためそれらの構造説明は省略する。
而して、本実施形態によっても、図1の実施形態と同様、実釣時に電動リール179を保持している釣人が、凸状操作部の操作位置によって機械式変速装置175の変速切換状態を容易に視認できるため、仕掛けの回収に都合のよい高速動力伝達状態や魚の取込みに都合のよい低速動力伝達状態の選択実行が、釣場の状況に応じて確実,タイムリーに行えると共に、電気式変速装置と機械式変速装置175の動力伝達状態を視覚的に容易に認識できることで、釣場の状況変化に応じた機械式変速装置175と電気式変速装置とのコンビネーションのよい変速操作が可能となる利点を有する。
図11は請求項2及び請求項3に係る電動リールの第一実施形態を示し、以下、本実施形態を図面に基づいて説明するが、発明部分を除く電動リールの構成は図1の実施形態と同様であるため、ここではそれらについての説明は省略し、専ら発明部分について説明する。そして、図1の実施形態と同一のものは同一符号を以って表示する。
図11に於て、181はリール本体3の筒状部119の上面(電動リール183の表面)側に装着した押しボタン式の変速HI/LOWスイッチで、変速HI/LOWスイッチ181はマイクロコンピュータに接続されている。
そして、電動リール183は、この変速HI/LOWスイッチ181の手動操作で、機械式変速装置27が低速用減速歯車機構35による低速動力伝達状態と、高速用減速歯車機構39による高速動力伝達状態とに交互に切り換わるようになっている。
即ち、制御ボックス127内に装着されたマイクロコンピュータは、変速HI/LOWスイッチ181が操作されると、先ず、スプール駆動モータ21の回転力を高速用減速歯車機構39を介してスプール11に伝達させるべく、モータ駆動回路に指令を送出して、スプール駆動モータ21を逆転方向へ回転させるようになっている。
そして、以後、変速HI/LOWスイッチ181が操作される毎に、マイクロコンピュータはモータ駆動回路に指令を送出して、スプール駆動モータ21の回転方向を正逆両方向へ交互に切り換えるようになっており、斯様にスプール駆動モータ21の回転方向が正逆両方向へ交互に切り換わることで、スプール駆動モータ21とスプール11との間の動力伝達状態が、機械式変速装置27によって低速動力伝達状態と高速動力伝達状態とに交互に切り換わるようになっている。
また、図中、185,187は、変速HI/LOWスイッチ181に近接させて筒状部119の上面に並設した緑色LEDと赤色LEDで、これらは、変速HI/LOWスイッチ181と共に、実釣時に電動リール189を保持している釣人が上方から容易に視認できるようになっている。
そして、マイクロコンピュータは、変速HI/LOWスイッチ181の操作で、機械式変速装置27が高速用減速歯車機構39による高速動力伝達状態に切り換わると緑色LED185を発光し、また、変速HI/LOWスイッチ181の操作で、機械式変速装置27が低速用減速歯車機構35による低速動力伝達状態に切り換わると赤色LED187を発光させるようになっている。
このように本実施形態は、変速HI/LOWスイッチ181と緑色LED185,赤色LED187を筒状部119の上面に並設して、実釣時に電動リール189を保持している釣人がこれらを上方から容易に視認できるようにすると共に、変速HI/LOWスイッチ1851の操作で機械式変速装置27が高速動力伝達状態に切り換わると緑色LED185が発光し、また、変速HI/LOWスイッチ181の操作で、機械式変速装置27が低速動力伝達状態に切り換わると赤色LED187を発光するように構成したので、本実施形態によれば、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することができることは勿論、見る角度や夜間等の環境の変化に対しても、機械式変速装置27の変速状態が色別によって一目で認識判別できるため、トラブルなく魚の取り込みに都合のよい変速状態の選択実行が可能となる利点を有する。
図12は請求項2及び請求項3に係る電動リールの第二実施形態を示し、図中、189は制御ボックス127の操作パネル139上に設けた表示器で、この表示器189は、従来周知のカラー液晶モニターと同様、微細な3種類のLCD画素を縦横方向に数万〜数十万画素配列したLCD表示器からなり、表示器31の中央に水面からの仕掛けの水深191(既述した上カラ表示部147に相当)と、棚からの仕掛けの距離193(既述した棚カラ表示部149に相当)が上下2段に並列して表示されるようになっている。
また、図示しないが本実施形態に係る電動リールも、既述した各実施形態と同様、機械式変速装置27を高速動力伝達状態と低速動力伝達状態とに切り換える図1の切換え部材153、図9のT字状のスライドレバー159、或いは図11の変速HI/LOWスイッチ181の何れかが装着されている。
そして、本実施形態は、これらの操作で機械式変速装置27が高速動力伝達状態に切り換わると、マイクロコンピュータが表示器189内の外周縁部195に緑色を表示して機械式変速装置27が高速動力伝達状態にあることを釣人に報知し、また、機械式変速装置27が低速動力伝達状態に切り換わると、マイクロコンピュータが外周縁部195に赤色を表示して機械式変速装置27が低速動力伝達状態にあることを釣人に報知するようになっている。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、それらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されているから、本実施形態によっても、見る角度や夜間等の環境の変化に対しても、機械式変速装置27の変速状態が色別によって一目で認識判別できるため、トラブルなく魚の取り込みに都合のよい変速状態の選択実行が可能となる。
尚、図12の実施形態では、表示器189にLCD表示器を用いて、表示器189内の外周縁部195に色別報知するように構成したが、LCD表示器に代え、図1の一般的なデジタル表示器を用いてその外周に赤色LEDと緑LEDを配置することで、機械式変速装置27の変速状態を色別で判別できるように構成してもよい。
而して、この実施形態によっても、図12の実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
請求項1及び請求項3の第一実施形態に係る電動リールの平面図である。 図1に示す電動リールの要部切欠き平面図である。 図1に示す電動リールの要部拡大断面図である。 機械式変速装置と減速機構,動力伝達機構の歯車の回転方向を説明する模式図である。 機械式変速装置と減速機構の歯車の回転方向を説明する模式図である。 表示器の表示状態の説明図である。 モータ駆動回路の端子の接続状態の説明図である。 モータ駆動回路の端子の接続切換え状態の説明図である。 請求項1及び請求項3の第二実施形態に係る電動リールの平面図である。 請求項1及び請求項3の第三実施形態に係る電動リールの要部切欠き側面図である。 請求項2及び請求項3の第一実施形態に係る電動リールの平面図である。 請求項2及び請求項3の第二実施形態に係る電動リールの操作パネルの平面図である。
符号の説明
3 リール本体
5,7 側板
9 スプール軸
11 スプール
17 動力伝達機構
19 スプール軸駆動歯車
21,173 スプール駆動モータ
23 ハンドル
27,175 機械式変速装置
29,91 減速機構
31 モータ軸
33 ピニオン
35 低速用減速歯車機構
37 低速用歯車
39 高速用減速歯車機構
41 高速用歯車
43,47 回転軸
45,49,87 一方向クラッチ
63 小歯車
65,81 大歯車
67 太陽歯車
79 駆動歯車
117,117-1,179,183 電動リール
119 筒状部
121 パワーレバー
129 クラッチ機構
131 クラッチレバー
133 回転検出手段
141,189 表示器
143 リセットスイッチ
145 棚メモスイッチ
151 レバー出力表示部
153 切換え部材
155 凸状操作部
157 モータ駆動回路
159 スライドレバー
161 基台
163 遊星歯車減速機構
165 内歯歯車
167 ラチェット爪歯
169 変速切換ストッパ
171 ソレノイド
181 変速HI/LOWスイッチ
185 緑色LED
187 赤色LED
195 外周縁部

Claims (3)

  1. リール本体に回転自在に支持されたスプールと、
    当該スプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、
    スプールの駆動系に装着され、切換え部材の操作でスプールへのスプール駆動モータの動力伝達状態を高速動力伝達状態と低速動力伝達状態とに切り換える機械式変速装置とを備えた魚釣用電動リールに於て、
    上記切換え部材を、その切換え位置を視認可能にリール本体に取り付けたことを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. リール本体に回転自在に支持されたスプールと、
    当該スプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、
    スプールの駆動系に装着され、切換え部材の操作でスプールへのスプール駆動モータの動力伝達状態を高速動力伝達状態と低速動力伝達状態とに切り換える機械式変速装置とを備えた魚釣用電動リールに於て、
    上記機械式変速装置の高速動力伝達状態と低速動力伝達状態を、色別報知したことを特徴とする魚釣用電動リール。
  3. リール本体に装着した調節体の操作で、スプール駆動モータを制御してモータ出力を増減調節する電気式変速装置を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用電動リール。
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