JP2005253419A - 魚釣用電動リール - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は魚釣用電動リールに関し、構造の複雑化,リール全体の大型化を防止しつつ、釣場の状況に適したモータ駆動による釣糸の巻取り操作を可能とした魚釣用電動リールを提供することを目的とする。
【解決手段】 リール本体に回転可能に支持されたスプールを巻取り駆動するスプールモータと、スプールの駆動系統に装着され、スプールモータの回転力を減速してスプールに伝達させる減速機構と、スプールの回転速度を変化させる機械式変速装置とを備えた魚釣用電動リールに於て、上記機械式変速装置を、釣糸巻取り操作時の負荷に基づき、制御手段の制御で低速状態と高速状態とに自動変速する自動変速モードと、手動操作で低速状態と高速状態とに変速する手動変速モードの2つのモードで作動可能とすると共に、外部操作で、機械式変速装置を自動変速モードと手動変速モードとに選択設定可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リール本体に回転自在に取り付くスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータを備えた魚釣用電動リールに関する。
船釣り等、一般に深場の魚層を対象とした魚釣りを行う場合、魚釣用電動リール(以下、「電動リール」という)が広く使用されている。
従来周知のようにこの電動リールは、スプール駆動モータ(以下、「スプールモータ」という)の駆動でスプールを回転させて釣糸の巻取りを行うもので、特許文献1に開示されるように昨今の電動リールには、釣場の状況(例えば、対象魚の大きさや種類,魚とのファイトやヒット数)に応じた釣糸の巻取り操作を行うべく、リール本体に調節レバー(モータ出力調節体)を変位可能に設け、当該調節レバーの操作でスプールモータへの電流量を制御してモータ出力を調節し、スプールモータによる釣糸の巻取り速度を変化させる電気式の変速装置が知られており、釣人は、状況に応じこの調節レバーを操作して、実釣に即した釣糸の巻取り操作を行っている。
しかし、この電気式の変速装置は、スプールモータの駆動力をスプールに伝達させる歯車動力伝達機構のギヤ比の設定条件によって低回転時のトルクが不足したり、高速巻取り性能が劣ってしまう等の課題が残されていた。
そこで、特許文献2に開示されるように上述した電気式の変速装置に加え、スプールモータの回転力を減速する減速機構の駆動系統の一部を切換え部材の操作でON/OFFして噛み合うギヤ比を変化させることにより、スプールの回転速度を機械的に高速状態と低速状態に切り換える機械式の変速装置を併用した電動リールや、特許文献3に開示されるように、スプールモータのモータ出力部とこのモータ出力部の回転をスプールに伝達する動力伝達機構との間に、ギヤ比の異なる高速用減速歯車機構と低速用減速歯車機構とを動力伝達可能に連結し、リール本体の操作パネル上に設けた高速モードスイッチと低速モードスイッチの操作でモータ出力部の回転方向を変えることにより、高速用減速歯車機構と低速用減速歯車機構のいずれか一方を選択的に動力伝達可能として、スプールの回転速度を変化させる機械式の変速装置を併用した電動リールが知られている。
特許第2977978号公報 特許第3159637号公報 特開2001−148978号公報
しかし乍ら、特許文献2に開示された電動リールは、釣場の状況に応じた切換え部材の操作で駆動系統をON/OFFする構造上、状況に即したタイムリーな切換え操作が難しかった。
また、斯様に駆動系統をON/OFFに切り換える切換構造が必要となるため、部品点数が多くなって構造が複雑化し、リール全体が大型,重量化してしまう欠点があった。
一方、特許文献3に開示された電動リールは、特許文献2のような切換構造による構造の複雑化,リール全体の大型化は解消される。
しかし、この従来技術にあっても、釣場の状況に応じ高速モードスイッチと低速モードスイッチを操作する構造上、初心者だけでなく、上級者にあっても状況に合ったタイムリーなスイッチ操作が難しく、スプールモータによる巻取り操作を行う上での課題となっていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、構造の複雑化,リール全体の大型化を防止しつつ、釣場の状況に適したモータ駆動による釣糸の巻取り操作を可能とした電動リールを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体に回転可能に支持されたスプールを巻取り駆動するスプールモータと、スプールの駆動系統に装着され、スプールモータの回転力を減速してスプールに伝達させる減速機構と、スプールの回転速度を変化させる機械式変速装置とを備えた電動リールに於て、上記機械式変速装置を、釣糸巻取り操作時の負荷に基づき、制御手段の制御で低速状態と高速状態とに自動変速する自動変速モードと、手動操作で低速状態と高速状態とに変速する手動変速モードの2つのモードで作動可能とすると共に、外部操作で、機械式変速装置を自動変速モードと手動変速モードとに選択設定可能としたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電動リールに於て、リール本体に変位可能に装着した操作体の操作で、スプールモータへの電流量を制御してモータ出力を増減調節する電気式変速装置を備えたことを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の電動リールに於て、機械式変速装置は、スプールモータのモータ出力部とこのモータ出力部の回転をスプールに伝達する動力伝達機構との間に、ギヤ比が異なる高速用減速歯車機構と低速用減速歯車機構とを動力伝達可能に連結せしめ、上記モータ出力部の回転方向によって高速用減速歯車機構と低速用減速歯車機構のいずれか一方を選択的に動力伝達可能として、スプールの回転速度を変化させる構造からなることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項2に記載の電動リールに於て、操作体は、リール本体の側部に前後方向へ回転操作可能に設けた調節レバーからなり、当該調節レバーの前後方向の操作で、スプールモータのモータ出力が増減調節されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、外部操作で、機械式変速装置を、釣糸巻取り操作時の負荷に基づき低速状態と高速状態とに自動変速する「自動変速モード」と、手動操作で低速状態と高速状態とに変速可能な「手動変速モード」とに選択可能としたので、実釣の状況及び熟練度(初心者,上級者)に応じて幅広い巻取り方法の選択が可能となり、実情に適したモータ駆動による巻取り操作が可能となった。
そして、請求項2,請求項4に係る発明によれば、機械式変速装置に加え電気式変速装置を備えているため、機械式,電気式変速装置の併用により幅広い巻取り変速が可能となってあらゆる釣法に対応できることとなった。
更に請求項3に係る発明によれば、機械式変速装置の構成により、機械式,電気式変速装置の複合的変速装置(機械式変速装置の自動,手動の切換え構造と電気式変速装置)の構造の簡素化が図れる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る電動リールを示し、図1に於て、1はリール本体3のフレーム、5,7は当該フレーム1の左右に取り付く側板で、両側板5,7間にスプール軸9を介してスプール11が回転可能に支持されている。
スプール軸9はスプール11の軸心を貫通し、その側板5側の一端が、フレーム1に一体的に取り付く第1のセットプレート13に軸受15を介して回転可能に支持されている。そして、この一端側に、後述する動力伝達機構17のスプール軸駆動歯車19が回止め嵌合されている。
スプール11は、スプールモータ21の駆動とハンドル23の操作で巻取り方向に回転して釣糸が巻回されるようになっており、スプールモータ21は、スプール11前方のフレーム1に一体成形された筒状のモータケース25内に収納されている。
そして、側板5側のリール本体3内に、スプールモータ21の回転力をスプール軸9に伝達する機械式変速装置(以下、「変速装置」という)27と第1の減速機構29、そして、既述したスプール軸駆動歯車19を含む複数の歯車からなる動力伝達機構17が、スプールモータ21のモータ軸(モータ出力部)31とスプール軸9との間に順次装着されており、スプールモータ21の回転力がこれらの変速装置27や減速機構29で変速/減速されて、動力伝達機構17を介してスプール軸9に伝達されるようになっている。
図2は変速装置27と減速機構29の拡大断面図、図3は変速装置27と減速機構29,動力伝達機構17の歯車の回転方向を説明する模式図を示し、図中、33はモータ軸31に回止め嵌合されたピニオンで、スプールモータ21は正逆両方向へ回転し、これに伴い、図3乃至図5に示すようにピニオン33も正,逆両方向へ回転する。
そして、上記ピニオン33に、低速用減速歯車機構35の低速用歯車37と、高速用減速歯車機構39の高速用歯車41が個別に噛合しており、変速装置27はこの低速用減速歯車機構35と高速用減速歯車機構39とで構成されている。
上記低速用歯車37と高速用歯車41は、その外径が同一(ピニオン33とのギヤ比が同一)に設定されており、図2及び図3に示すように低速用歯車37は、第1の回転軸43に一方向クラッチ45を介して回転可能に支持され、高速用歯車41は、第2の回転軸47に一方向クラッチ49を介して回転可能に支持されている。そして、第1の回転軸43は、フレーム25と減速機構29のキャリア51との間に軸受53,55を介して回転可能に支持され、第2の回転軸47は、前記セットプレート13の内側に配された第2のセットプレート57とフレーム1との間に軸受59,61を介して回転可能に支持されている。
而して、上記一方向クラッチ45,49は、力を伝達するその回転方向が互いに逆向きに設定されており、低速用歯車37側の一方向クラッチ45は、低速用歯車37が逆転(図3及び図4に於ける反時計回りの回転;以下、同様)すると、その楔作用で低速用歯車37の回転力を回転軸43に伝達し、低速用歯車37が正転(図5に於ける時計回りの回転;以下、同様)すると、その回転力を回転軸43に伝達しないように構成されている。
一方、これとは逆に高速用歯車41側の一方向クラッチ49は、高速用歯車41が正転すると、その楔作用で高速用歯車41の回転力を回転軸47に伝達し、高速用歯車41が逆転すると、その回転力を回転軸47に伝達させないように構成されている。
そして、図2及び図3に示すように第1の回転軸43に小歯車63が回止め嵌合され、第2の回転軸47に大歯車65が回止め嵌合されており、これらは互いに噛合している。そして、上記回転軸43に、減速機構29の太陽歯車67が回止め嵌合されている。
図2に示すように減速機構29は、回転軸43に回り止め嵌合された太陽歯車67と、セットプレート57と太陽歯車67との間に配置されて、セットプレート57に形成された内歯69と太陽歯車67とに夫々噛合する複数の遊星歯車71とを備え、遊星歯車71は、支軸73を介してキャリア51に回転可能に支持されている。そして、キャリア51は、軸受75,77を介してセットプレート13,57との間で回転可能に支持されている。
そして、キャリア51に、動力伝達機構17の駆動歯車79が回り止め嵌合されている。
図1及び図3に示すように動力伝達機構17は、既述したスプール軸駆動歯車19と上記駆動歯車79、そして、スプール軸駆動歯車19と駆動歯車79との間に配置されてこれらに噛合する大歯車81とで構成されている。そして、図2に示すように大歯車81は、セットプレート13に設けた筒状の支持部83に軸受85を介して回転可能に支持されているが、大歯車81の中央に設けた筒状部86の内周には、セットプレート57に軸支された一方向クラッチ87の外輪89が回止め嵌合されており、ハンドル23の巻取り操作時に、当該一方向クラッチ87が楔作用で大歯車81の回転を阻止して、その反力でハンドル23の駆動力が、後述する減速機構91を介してスプール11に伝達されるようになっている。
また、図1に示すようにスプール軸9は、スプール11の中央を貫通してその他端側が側板7内に突出し、その突出端に、スプールモータ21の回転力を減速しハンドル23の操作の回転力をスプール11に伝達させる第2の減速機構(動力伝達機構)91が装着されている。
従来と同様、この減速機構91は、スプール軸9の突出端に取り付けられた太陽歯車93とこれに噛合する複数の遊星歯車95、そして、スプール11の一端に刻設された内歯歯車97等からなり、内歯歯車97に遊星歯車95が噛合している。
そして、遊星歯車95は支軸99を介してキャリア101に取り付けられており、キャリア101はスプール11に取り付けたブラケット103に嵌合し、軸受105を介してスプール軸9に回転可能に支持されている。
また、図1中、23は既述した釣糸巻取り操作用のハンドルで、当該ハンドル23は側板7に回動可能に挿着したハンドル軸107の側板外突出端に連結されており、ハンドル軸107にはラチェット109が側板7内で固着され、更にドライブギヤ111が回転可能に取り付けられている。そして、ドライブギヤ111とハンドル軸107は当該ハンドル軸107に装着した従来周知のドラグ装置113によって摩擦結合されており、ドラグ装置113はドラグ力調節レバー115の操作でドラグ力が調節できるようになっている。
そして、既述したようにハンドル23の巻取り操作時に、一方向クラッチ87の楔作用でスプール軸駆動歯車19に噛合する大歯車81の回転が阻止されるため、ハンドル23の回転力が、スプールモータ21側の第2の減速機構(動力伝達機構)91を介してスプール11に伝達されて、スプール11が巻取り方向に回転するようになっている。
また、図示しないが上記ラチェット109には、公知の図示しないばねで付勢された係止爪が係止しており、斯様にラチェット109に係止爪が係止してスプール11の逆転止めが図られている。
そして、本実施形態に係る電動リール116も、特許文献1で開示された電動リールと同様の電気式変速装置が装着されており、図1に示すようにハンドル23側の側板7の側部前方に、電気式変速装置を操作する調節レバー(以下、「パワーレバー」という)117がハンドル23と同方向へ回転操作可能に取り付けられている。
パワーレバー117は側板7内に装着したポテンショメータ119の操作軸121に連結され、パワーレバー117の操作によるポテンショメータ119の抵抗値の変化が、リール本体3上部の制御ボックス123内に装着したマイクロコンピュータ(制御手段)に入力されている。そして、マイクロコンピュータは、パワーレバー117の操作量に応じたパルス信号のデューティ比としてスプールモータ21への駆動電流通電時間率を可変制御して、スプールモータ21のモータ出力をモータ停止状態から高速値または最大値まで連続的に増減制御するようになっている。
一方、図1に示すように側板7の側部後方には、従来の電動リールと同様、側板7内に装着したクラッチ機構125を操作するクラッチレバー127が下方向へ押圧操作可能に取り付けられており、当該クラッチレバー127の押圧操作で、クラッチ機構125がクラッチONからクラッチOFFに切り換わるようになっている。
そして、このクラッチOFF状態でハンドル23を巻取り方向へ回転させると、図示しない周知の復帰機構を介してクラッチ機構125がクラッチON状態に復帰するように構成されており、このクラッチレバー127のクラッチON/OFFの切換え操作でスプール11が釣糸巻取り状態と釣糸繰出し状態とに切り換わって、スプール11へのスプールモータ21やハンドル23の回転力が伝達/遮断されるようになっている。
また、図1中、129はスプール11の回転数とその回転方向を検出する回転検出手段で、当該回転検出手段129は、セットプレート13に装着された一対のリードスイッチ131と、これに対向してスプール11の一端側周縁部に固着された複数のマグネット133とで構成されており、リードスイッチ131はマイクロコンピュータのCPUに接続されている。
而して、CPUは、特開平5−103567号公報で開示された糸長計測プログラムと同様、リードスイッチ131から出力されるスプール11の正転,逆転の判定信号を取り込んで釣糸の繰出しか巻取りかを判定すると共に、リードスイッチ131から取り込むスプール11の回転パルス信号をカウントして、この計数値を基にマイクロコンピュータのROMに記憶された糸長計算式を演算実行するようになっている。
そして、CPUはその演算結果(糸長)を、制御ボックス123の操作パネル135上に設けた表示器137に表示させるようになっており、釣人は斯かる表示を確認し乍ら、所定の水深に仕掛けを繰り出したり、ハンドル23やパワーレバー117、また、後述するオート/マニュアルスイッチ139や変速HI/LOWスイッチ141の操作で釣糸を巻き取ることが可能である。
図6に示すように操作パネル135上には、表示器137に隣接してハンドル23側にリセットスイッチ143と棚メモスイッチ145が上下に装着され、また、反ハンドル23側にオート/マニュアルスイッチ139と変速HI/LOWスイッチ141が上下に装着されており、これらのスイッチ139,141,143,145はマイクロコンピュータ19に接続されている。
棚メモスイッチ145は棚位置の設定に使用するもので、既述したように釣糸の繰出しや巻取りに伴い、CPUがリードスイッチ131から取り込むスプール11の回転パルス信号を基に糸長を求めて表示器137に表示させるが、図6に示すように表示器137の上カラ表示部147に水面からの仕掛けの水深が、そして、棚カラ表示部149に棚からの仕掛けの距離が上下2段に並列して大きく表示されるようになっている。
そして、実釣の開始時に、釣糸が竿先から水面まで繰り出された処で釣人がリセットスイッチ143を操作すると、上カラ表示部147の表示値が「0.0」にリセットされるようになっている。
この後、釣人が釣糸を繰り出していくと、スプール11の回転に伴い、CPUで演算,計測された糸長値が上カラ表示部147に表示されるが、釣糸が例えば95.5m繰り出された処で釣人が棚メモスイッチ145を操作すると、棚カラ表示部149に「0.0」が表示されて棚位置が設定され、以後、図6に示すように棚位置から例えば15mの釣糸の巻取りに伴う仕掛けの距離と水面からの繰出し量(水深)が、棚カラ表示部149と上カラ表示部147に夫々表示されるようになっている。
次に、オート/マニュアルスイッチ139と変速HI/LOWスイッチ141の機能について説明すると、既述したように電動リール116には機械式の変速装置27が装備され、パワーレバー117によるスプールモータ21の回転力が、この変速装置27を介して減速機構39から動力伝達機構17を経てスプール軸9に伝達されるが、オート/マニュアルスイッチ139を操作すると、マイクロコンピュータは、先ず、釣糸巻取り操作時の負荷に基づき変速装置27を自動変速する「自動変速モード(オート)」に設定され、この後、オート/マニュアルスイッチ139を操作すると、マイクロコンピュータはこの「自動変速モード」と、変速HI/LOWスイッチ141の手動操作で変速装置27を低速状態と高速状態とに変速可能な「手動変速モード(マニュアル)」とに交互に切り換わるように構成されている。
そして、オート/マニュアルスイッチ139の操作で「自動変速モード」に設定されると、マイクロコンピュータは、スプールモータ21の回転力を高速用減速歯車機構39を介して高速状態でスプール11に伝達させるべく、先ず、図5に示すようにスプールモータ21を逆転方向へ駆動させるようになっている。
尚、スプールモータ21は、パワーレバー117の操作量に応じたモータ出力で駆動するように構成されており、このため、パワーレバー117がモータ停止状態にあるとき、スプールモータ21は駆動しない。
而して、斯様にスプールモータ21が逆転方向に駆動すると、既述した変速装置27の構成から、ピニオン33に噛合する低速用歯車37と高速用歯車41が共に正転し、高速用減速歯車機構39側の一方向クラッチ49の楔作用で高速用歯車41の回転が回転軸47に伝わる。そして、低速用減速歯車機構35側の一方向クラッチ45は低速用歯車37の回転を回転軸43に伝えず、回転軸47が、モータ軸31の回転速度とピニオン31と高速用歯車41とのギヤ比に対応した回転速度で高速用歯車41と共に正転する。
このように回転軸47が正転すると、図5に示すようにこれに回り止め嵌合された大歯車65が正転し、これと噛合する小歯車63が逆転するため、小歯車63が回り止め嵌合された回転軸43が逆転し、この時、回転軸47の回転速度は大歯車65と小歯車63とのギヤ比に対応した大きさだけ増幅されて小歯車63から回転軸43に伝えられる。
従って、回転軸43は低速状態より速い速度で回転し、増幅されたスプールモータ21の回転力が回転軸43から太陽歯車67へと伝達されて、減速機構29,動力伝達機構17,スプール軸9,減速機構91からスプール11に伝達される。
このようにスプールモータ21が逆転方向に駆動することで、パワーレバー117の操作量に応じた回転力が、高速用減速歯車機構39を介してスプール11へ伝達されるようになっている。
一方、マイクロコンピュータのROMには、高速用減速歯車機構39による伝達時に、釣糸に大きな負荷がかかった場合に変速装置27を低速用減速歯車機構35へと切り換える所定の電流値が予め設定,記憶され、また、スプールモータ21のモータ駆動回路には、スプールモータ21に流れる電流値を検出する電流値検出手段が装着されている。
そして、マイクロコンピュータは、電流値検出手段の検出値を基に、スプールモータ21への電流値がROMに記憶された所定の電流値に達すると、釣糸に大きな負荷がかかっていると判断して、大きなトルクで魚を巻き取るためにスプールモータ21を正転方向へ駆動して、モータ軸31を図3,図4の如く正転させるようになっている。
而して、斯様にモータ軸31が正転すると、ピニオン33に噛合する低速用歯車37と高速用歯車41が共に逆転するが、一方向クラッチ45のみが低速用歯車37の回転を回転軸43に伝えるため、回転軸43はモータ軸31の回転速度及びピニオン33と低速用歯車37とのギヤ比に対応して、低速用歯車37と共に図5の高速状態より遅い速度で回転し、スプールモータ21の回転力が回転軸43から太陽歯車67へと伝達されて、減速機構29,動力伝達機構17,スプール軸9,減速機構91を介してスプール11に伝達される。
このように、「自動変速モード」に於て、釣糸に大きな負荷がかかると、高速用減速歯車機構39から低速用減速歯車機構35に自動的に切り換わって、スプールモータ21の回転力が、低速用減速歯車機構35からスプール11へ伝達されるようになっている。
尚、記憶手段(ROM)に記憶される負荷検出設定値(所定の電流値)は、色々な条件の設定が可能であり、負荷の度合いにより高速状態から低速状態に、また、低速状態から高速状態に交互に自動変速するように制御してもよい。
そして、この「自動変速モード」で釣人がオート/マニュアルスイッチ139を操作すると、マイクロコンピュータは「手動変速モード」に切り換わり、この「手動変速モード」では、変速HI/LOWスイッチ141の手動操作で、変速装置27によるモータ回転力の伝達経路が、低速用減速歯車機構35による低速状態と、高速用減速歯車機構39による高速状態とに交互に切り換わるようになっている。
而して、斯様に「手動変速モード」に切り換わると、先ず、マイクロコンピュータは、スプールモータ21の回転力を高速用減速歯車機構39を介して高速状態でスプール11に伝達させるべく、図5に示すようにスプールモータ21を逆転方向へ駆動させ、次いで変速HI/LOWスイッチ141の操作に応じ、図3に示すようにスプールモータ21を正転方向へ駆動させ、以後、変速HI/LOWスイッチ141の操作に応じ、スプールモータ21の逆転と正転を交互に行うようになっている。
従って、この「手動変速モード」に於ても、図5の如くモータ軸31が正転することで、スプールモータ21の回転力が高速用減速歯車機構39を介して減速機構29に伝達され、図3,図4の如くモータ軸31が逆転することで、プールモータ21の回転力が低速用減速歯車機構35を介して減速機構29に伝達される。
尚、この「手動変速モード」に於ても、パワーレバー117がモータ停止状態にあると、変速HI/LOWスイッチ141を操作してもスプールモータ21は駆動せず、パワーレバー117の操作でモータ出力が増減調節されて、スプールモータ21の回転力が低速用減速歯車機構35や高速用減速歯車機構39を介してスプール11に伝達されるようになっている。
そして、パワーレバー117をモータ停止状態に操作した後、パワーレバー117を再度操作しても、変速HI/LOWスイッチ141を操作しない限り、スプールモータ21の回転力は停止前の状態(高速状態または低速状態)でスプール11に伝達されるようになっている。
また、図7及び図8に示すように表示器137の左下には、HI/LOW表示部151とオート/マニュアル表示部153が設けられており、オート/マニュアルスイッチ139による「自動変速モード」と「手動変速モード」の切換え状態がオート/マニュアル表示部153に表示され、変速HI/LOWスイッチ141による変速装置27の高速状態と低速状態の切換えがHI/LOW表示部151に表示されるようになっている。
尚、これらの表示に代え、例えば操作パネル135にLEDを装着して、このLEDの点灯で高速状態と低速状態を認識できるようにしてもよい。
本実施形態に係る電動リール116はこのように構成されているから、クラッチレバー127のクラッチOFF操作で釣糸がスプール11から繰り出され、パワーレバー117によるスプールモータ21の巻取り駆動やハンドル23の巻取り操作でスプール11に釣糸が巻回され、釣糸の繰出しや巻取りに伴い、回転検出手段129の検出値を基に糸長が計測されて表示器137に糸長が表示される。
そして、オート/マニュアルスイッチ139の操作でマイクロコンピュータが「自動変速モード」に設定されると、マイクロコンピュータは、図5に示すように先ず、スプールモータ21を逆転方向へ駆動させる。
而して、斯様にスプールモータ21が逆転方向へ駆動すると、既述したように高速用減速歯車機構39で増幅されたスプールモータ21の回転力が回転軸43から減速機構29,動力伝達機構17,スプール軸9,減速機構91へと伝達されてスプール11が高速で回転する。
そして、この駆動状態で、スプールモータ21への電流値がROMに記憶された所定の電流値に達すると、釣糸に大きな負荷がかかっていると判断して、マイクロコンピュータはスプールモータ21を一旦停止した後、図3,図4の如く正転方向へ駆動させる。
而して、斯様にスプールモータ21が正転すると、既述したようにスプールモータ21の回転力が低速用減速歯車機構35を介して減速機構29,動力伝達機構17,スプール軸9,減速機構91へと伝達されてスプール11が低速で回転する。
一方、この「自動変速モード」で釣人がオート/マニュアルスイッチ139を操作すると、マイクロコンピュータは「手動変速モード」に切り換わり、以後、変速HI/LOWスイッチ141の手動操作で、変速装置27が高速用減速歯車機構39による高速状態と、低速用減速歯車機構35による低速状態とに交互に切り換わり、高速状態で、マイクロコンピュータは図5の如くスプールモータ21をパワーレバー117のモータ出力で逆転方向へ駆動し、スプールモータ21の回転力を高速用減速歯車機構39を介して減速機構29,動力伝達機構17,スプール軸9,減速機構91へと伝達させて、スプール11を回転させる。
一方、低速状態で、マイクロコンピュータは図3,図4の如くスプールモータ21をパワーレバー117のモータ出力で正転方向へ駆動し、スプールモータ21の回転力を低速用減速歯車機構35を介して減速機構29,動力伝達機構17,スプール軸9,減速機構91へと伝達させて、スプール11を回転させることとなる。
そして、図7及び図8に示すように表示器137のHI/LOW表示部151とオート/マニュアル表示部153に、オート/マニュアルスイッチ139と変速HI/LOWスイッチ141の操作に応じて「HI」,「LOW」,「オート」,「マニュアル」の文字が表示される。
このように本実施形態は、釣糸巻取り操作時の負荷に基づき機械式の変速装置27を自動変速する「自動変速モード」と、変速HI/LOWスイッチ141の手動操作で変速装置27を低速状態と高速状態とに変速可能な「手動変速モード」とに選択可能としたので、特許文献2,3の従来例に比し、実釣の状況及び熟練度(初心者,上級者)に応じて幅広い巻取り方法の選択が可能となり、実情に適したモータ駆動による巻取り操作が可能となった。
而も、本実施形態は、機械式の変速装置27に加え、パワーレバー117による電気式変速装置を備えているため、機械式,電気式変速装置の併用によって幅広い巻取り変速が可能となってあらゆる釣法に対応できると共に、上述した変速装置27の構成により、特許文献2の従来例に比し、機械式,電気式変速装置の複合的変速装置(機械式変速装置の自動,手動の切換え構造と電気式変速装置)の構造の簡素化が図れる利点を有する。
尚、上記実施形態では、「自動変速モード」と「手動変速モード」に於て、スプールモータ21を所定のモータ出力で正,逆転させたが、パワーレバー117の操作位置に応じたモータ出力でスプールモータ21を駆動させるように構成してもよい。
図9は請求項1に係る電動リールの一実施形態を示し、本実施形態は、噛み合うギヤ比を変化させてスプールの回転速度を機械的に高速状態と低速状態に切り換える特許文献2の切換え部材(手動による操作外部操作体)に代え、変速装置155の内歯歯車157の外周に設けたラチェット爪歯159に係合する変速切換ストッパ161を、マイクロコンピュータによるソレノイド163の駆動制御で作動させるようにしたもので、スプールモータ165の回転力を高速状態でスプールに伝達させる場合、マイクロコンピュータは、実線で示すようにソレノイド163を作動させ、変速切換ストッパ161をバネ力に抗してラチェット爪歯159に係合させることで内歯歯車157の回転を停止させるようになっている。
そして、スプールモータの回転力を低速状態でスプールに伝達させる場合、マイクロコンピュータはソレノイド163の作動を停止するもので、これにより、変速切換ストッパ161は二点鎖線で示すようにバネ力でラチェット爪歯159から離間し、内歯歯車157がフリー状態となる。
尚、その他の構造は特許文献2の電動リールと同様であるためそれらの構造説明は省略する。
そして、図1の実施形態と同様、本実施形態に於ても、「自動変速モード」で、先ず、マイクロコンピュータは、ソレノイド163を作動させて変速切換ストッパ161をラチェット爪歯159に係合させることで、スプールモータ165の回転力を高速状態でスプールに伝達させるようになっている。そして、この「自動変速モード」で釣糸に大きな負荷がかかると、図の二点鎖線で示すようにソレノイド163をOFFとして変速切換ストッパ161をラチェット爪歯159から離間させ、内歯歯車157をフリーな状態とするようになっている。
また、「自動変速モード」から「手動変速モード」に切り換わると、マイクロコンピュータは、変速HI/LOWスイッチの操作でソレノイド163をON/OFFして変速切換ストッパ161をラチェット爪歯159に係合/離間させることで、変速装置155を高速状態と低速状態とに切り換えるようになっている。
而して、本実施形態によっても、図1の実施形態と同様、実釣の状況及び熟練度(初心者,上級者)に応じて幅広い巻取り方法の選択が可能となり、実情に適したモータ駆動による巻取り操作が可能となる。
請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る電動リールの要部切欠き平面図である。 図1に示す電動リールの要部拡大断面図である。 変速装置と減速機構,動力伝達機構の歯車の回転方向を説明する模式図である。 変速装置と減速機構の歯車の回転方向を説明する模式図である。 変速装置と減速機構の歯車の回転方向を説明する模式図である。 操作パネルの平面図である。 表示器の表示状態の説明図である。 表示器の表示状態の説明図である。 請求項1の一実施形態に係る電動リールの断面図である。
符号の説明
3 リール本体
5,7 側板
9 スプール軸
11 スプール
17 動力伝達機構
19 スプール軸駆動歯車
21,165 スプールモータ
23 ハンドル
27 機械式の変速装置
29,91 減速機構
31 モータ軸
33 ピニオン
35 低速用減速歯車機構
37 低速用歯車
39 高速用減速歯車機構
41 高速用歯車
43,47 回転軸
45,49,87 一方向クラッチ
63 小歯車
65,81 大歯車
67 太陽歯車
79 駆動歯車
116 電動リール
117 パワーレバー
125 クラッチ機構
127 クラッチレバー
129 回転検出手段
139 オート/マニュアルスイッチ
141 変速HI/LOWスイッチ
143 リセットスイッチ
145 棚メモスイッチ
151 HI/LOW表示部
153 オート/マニュアル表示部
155 変速装置
157 内歯歯車
159 ラチェット爪歯
161 変速切換ストッパ
163 ソレノイド

Claims (4)

  1. リール本体に回転可能に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、
    スプールの駆動系統に装着され、スプール駆動モータの回転力を減速してスプールに伝達させる減速機構と、スプールの回転速度を変化させる機械式変速装置とを備えた魚釣用電動リールに於て、
    上記機械式変速装置を、釣糸巻取り操作時の負荷に基づき、制御手段の制御で低速状態と高速状態とに自動変速する自動変速モードと、手動操作で低速状態と高速状態とに変速する手動変速モードの2つのモードで作動可能とすると共に、
    外部操作で、機械式変速装置を自動変速モードと手動変速モードとに選択設定可能としたことを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. リール本体に変位可能に装着した操作体の操作で、スプール駆動モータへの電流量を制御してモータ出力を増減調節する電気式変速装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用電動リール。
  3. 機械式変速装置は、スプール駆動モータのモータ出力部とこのモータ出力部の回転をスプールに伝達する動力伝達機構との間に、ギヤ比が異なる高速用減速歯車機構と低速用減速歯車機構とを動力伝達可能に連結せしめ、上記モータ出力部の回転方向によって高速用減速歯車機構と低速用減速歯車機構のいずれか一方を選択的に動力伝達可能として、スプールの回転速度を変化させる構造からなることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用電動リール。
  4. 操作体は、リール本体の側部に前後方向へ回転操作可能に設けた調節レバーからなり、当該調節レバーの前後方向の操作で、スプール駆動モータのモータ出力が増減調節されることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用電動リール。
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