JP2006174275A - 携帯端末装置及びヒンジ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機械的強度が十分に高いヒンジ構造を持ち、且つ外観のデザイン性を高めた携帯端末装置、及び、そのためのヒンジ構造を提供する。
【解決手段】 携帯端末装置100は、ヒンジ構造を介して折り畳み位置と展開位置との間で相互に回動可能に結合された下側筐体11及び上側筐体21を備える。下側筐体11に形成され一端が開放し他端が閉塞する第1軸受け部16と、上側筐体21に形成され両端が開放する第2軸受け部(25,26,27)とから成り、第2軸受け部(25,26,27)の一端が第1軸受け部16の一端に軸芯方向に隣接して配設された軸受け構造と、第1軸受け部16に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第1軸部41bと、第2軸受け部(25,26,27)に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第2軸部41aとが回動可能に結合された回動軸41と、上側筐体21に軸受け構造と軸芯方向に隣接して形成され、回動軸41が通過可能な開口28とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、携帯端末装置及びヒンジ構造に関し、更に詳細には、折り畳み式の携帯端末装置、及び、該携帯端末装置に使用されるヒンジ構造に関する。
非使用時に2つの筐体部分を折り畳み、使用時に展開することが出来る折り畳み式の携帯端末装置は、装置の小型化を実現しつつ、且つ操作面の面積を十分に確保できる特長を有し、携帯電話機に多く用いられている。折り畳み式の携帯端末装置は、2つの筐体部分のそれぞれの縁部に、双方の筐体部分を相互に回動可能に接続するヒンジ構造を備える。この携帯端末装置におけるヒンジ構造は、衝撃等に耐え得る高い機械的強度が要求され、また、双方の筐体部分の間を接続する配線ケーブルをその内部で通過させる構造が必要である。
図4は、従来の折り畳み式の携帯端末装置を、そのヒンジ構造を分解した状態で示す。携帯端末装置101は、各種の操作キー、マイクロフォン、及びアンテナ等を収容する下側筐体111と、液晶ディスプレイ、及びスピーカ等を収容する上側筐体121とを備える。下側筐体111と上側筐体121とは、それらの一方の縁部に形成されたヒンジ部に挿入される一対の回動軸131によって、下側筐体111と上側筐体121とが密着する折り畳み位置と、下側筐体111と上側筐体121とがほぼ水平に展開された展開位置との間で、相互に回動可能に接続されている。回動軸131は、軸芯140回りに相互に回動可能に結合された、軸部131a及び軸部131bから構成される。
下側筐体111は、軸芯140に沿って携帯端末装置101の両端に、軸部131aを支持する一対のヒンジ部112を備える。上側筐体121には、軸芯140に沿ってヒンジ部112の内側にそれぞれ隣接して、軸部131bを支持するヒンジ部122を備える。軸部131a及び軸部131bは、ヒンジ部112及びヒンジ部122の軸受け部に、それぞれ適合した形状を有して、これらに嵌合される。回動軸131はその内部に、軸部131aと軸部131bとの間に作用するクリック機構を備え、クリック機構によって、下側筐体111及び上側筐体121を折り畳み位置及び展開位置にスナップ的に固定することが出来る。
回動軸131は、下側筐体111の側面に形成された挿入孔113から、軸部131bを先端として挿入されることによって、軸部131a及び軸部131bがヒンジ部112及びヒンジ部122の軸受け部にそれぞれ嵌合される。挿入孔113は、回動軸131の脱落防止、及び、携帯端末装置101の外観のデザイン性の維持のために、ヒンジキャップ132によって封止される。
下側筐体111は、軸芯140に沿って一方のヒンジ部122の内側に隣接する中空のヒンジ部113を備え、上側筐体121は、軸芯140に沿って他方のヒンジ部122の内側に隣接する中空のヒンジ部123を備え、ヒンジ部113とヒンジ部123とが相互に隣接する。ヒンジ部113及びヒンジ部123において、相互に隣接する面に切欠きが形成され、その切欠きを通過して、下側筐体111と上側筐体121とを接続する図示しないフレキシブル基板が配設されている。
ところで、近年の携帯端末装置では、より高いデザイン性を有する筐体の設計が要求されている。特許文献1は、携帯端末装置のヒンジ部のデザイン性を向上させるために、ヒンジ構造を筐体の内側から組み立て可能とし、挿入孔及びヒンジキャップを不要とするヒンジ構造を提案している。同文献のヒンジ構造では、下側筐体の軸受け部から軸芯と垂直方向に延在し、下側筐体の表面に達する溝が形成されている。また、回動軸の一方の軸部を構成する胴体部を上側筐体の軸受け部(貫通穴)に嵌合した後、回動軸の他方の軸部を構成する凸部を上記溝に沿って下側筐体の軸受け部まで嵌入させている。
特開2003−74536号公報(図1、図9、図10)
特許文献1の携帯端末装置では、下側筐体の軸受け部の一部が、溝を封止する別の筐体(突部)によって構成されている。このため、軸受け部の内部からの力に対して脆弱な機械的構造を有し、ヒンジ部の機械的強度を十分に高めることが出来ない。
本発明は、上記に鑑み、機械的強度が十分に高いヒンジ構造を持ち、且つ外観のデザイン性を高めた携帯端末装置、及び、そのためのヒンジ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る携帯端末装置は、ヒンジ構造を介して折り畳み位置と展開位置との間で相互に回動可能に結合された第1筐体及び第2筐体を備える携帯端末装置において、
前記第1筐体に形成され一端が開放し他端が閉塞する第1軸受け部と、前記第2筐体に形成され両端が開放する第2軸受け部とから成り、該第2軸受け部の一端が前記第1軸受け部の前記一端に軸芯方向に隣接して配設された軸受け構造と、
前記第1軸受け部に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第1軸部と、前記第2軸受け部に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第2軸部とが回動可能に結合された回動軸と、
前記第1筐体及び第2筐体の何れか一方の筐体に、前記軸受け構造と軸芯方向に隣接して形成され、前記回動軸が通過可能な開口とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るヒンジ構造は、第1筐体と第2筐体とを回動可能に結合するヒンジ構造において、
前記第1筐体に形成され一端が開放し他端が閉塞する第1軸受け部と、前記第2筐体に形成され両端が開放する第2軸受け部とから成り、該第2軸受け部の一端が前記第1軸受け部の前記一端に軸方向に隣接して配設された軸受け構造と、
前記第1軸受け部に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第1軸部と、前記第2軸受け部に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第2軸部とが回動可能に結合された回動軸と、
前記第2筐体に、前記軸受け構造と軸芯方向に隣接して形成され、前記回動軸が軸芯と平行な状態で通過可能な開口とを備えることを特徴とする。
本発明の携帯端末装置及びヒンジ構造によれば、一方の筐体に形成された開口を介して回動軸を挿入し、これを第1軸受け部及び第2軸受け部に装着させることが出来るので、ヒンジ構造の軸芯方向の端部に露出する挿入孔、及びそのような挿入孔を封止するヒンジキャップを不要とすることが出来る。これによって、携帯端末装置の外観のデザイン性を向上できる。
本発明の携帯端末装置及びヒンジ構造によれば、ヒンジ部が、第1軸受け部の内部からの力に対して強固な機械的構造を有し、ヒンジ構造が全体的に高い機械的強度を有する。また、ヒンジ構造の組立てに際して、第1軸受け部に対して第1軸部を軸芯方向に挿入することが出来るので、第1軸受け部及び第1軸部の軸芯方向に垂直な断面形状に制約がない。従って、最適な断面形状を採用することが出来るので、ヒンジ部の十分な機械的強度を維持することが出来る。
本発明の携帯端末装置の好適な実施態様では、前記軸受け構造と軸芯方向に整列し且つ前記開口を挟んで形成され、軸芯方向に通路を有するダミー軸受け構造を更に備え、前記通路を経由して、前記第1筐体と前記第2筐体とを接続する配線が通過する。第1筐体と第2筐体とを接続する配線が、ダミー軸受け構造の通路を経由することによって、配線を通過させる構造を別に設ける必要がない。これによって、コストを低減できると共に、ヒンジ構造を小型化することが出来る。
本発明の携帯端末装置の好適な実施態様では、前記一方の筐体には、前記開口を閉止する蓋部材が取り外し可能に形成されることによって、開口の内側に異物が侵入することを防止できると共に、開口が携帯端末装置の外観面に露出しないので、携帯端末装置の外観のデザイン性を高めることができる。本実施形態では、好ましくは、前記一方の筐体が前記折り畳み位置で他方の筐体と対向する内側ケーシングと、該内側ケーシングに取り外し可能に固定される外側ケーシングとから構成され、前記蓋部材が、前記一方の筐体の外側ケーシングに形成される。また、好ましくは、前記第2軸部を軸芯方向に固定する固定部材が、前記蓋部材と一体的に形成される。これらの場合には、蓋部材や固定部材を個別に製造する必要がなく、コストを低減できると共に、携帯端末装置の組立て及び分解時の作業効率を高めることが出来る。
本発明の携帯端末装置の好適な実施態様では、前記第1軸部と前記第2軸部とが、クリック機構によって特定位置でスナップ的に係合することによって、携帯端末装置の操作性能を向上させることが出来る。
本発明の携帯端末装置の好適な実施態様では、前記回動軸の前記第2軸部側の端部には、軸芯と直交方向に突出する突起が形成される。ヒンジ構造を組立又は分解する際には、突起を利用することによって、第1軸受け部及び第2軸受け部に対して回動軸を容易に装着又は引抜きできる。
以下、図面を参照し、本発明に係る実施形態に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る折り畳み式の携帯端末装置を、上側筐体の外側ケーシングを取り外した状態で示す。同図では、ヒンジ構造の回動軸を分解した状態で示している。
携帯端末装置100は、各種の操作キー、マイクロフォン、及びアンテナ等を収容する下側筐体11と、液晶ディスプレイ、及びスピーカ等を収容する上側筐体21とを備える。下側筐体11と上側筐体21とはそれらの一方の縁部に形成されたヒンジ部に挿入される回動軸41及びダミー回動軸44によって、下側筐体11と上側筐体21とが密着する折り畳み位置と、下側筐体11と上側筐体21とがほぼ水平に展開された展開位置との間で相互に回動可能に接続されている。
下側筐体11は、携帯端末装置100の内側に面する内側ケーシング12と、携帯端末装置100の外側に面する外側ケーシング13とから構成され、内側ケーシング12と外側ケーシング13とは、ネジ等を用いることによって、脱着可能に固定される。内側ケーシング12の一方の縁部には、その両端に下側筐体11におけるヒンジ構造を構成するヒンジ部14,15が形成されている。
図2は、図1の携帯端末装置100の上側筐体の外側ケーシングを、その内側ケーシングから外した状態で示している。上側筐体21は、携帯端末装置100の内側に面する内側ケーシング22と、携帯端末装置100の外側に面する外側ケーシング23とから構成され、内側ケーシング22と外側ケーシング23とは、ネジ等によって、脱着可能に固定されている。内側ケーシング22の一方の縁部には、上側筐体21におけるヒンジ構造を構成するヒンジ部24が、下側筐体11におけるヒンジ部14及びヒンジ部15の間に形成されている。
図3は、図1の携帯端末装置100を、図1のIII−III方向に沿って見た断面で示している。下部筐体12の一方のヒンジ部14には、クリック機構及びフリーストップ機構を内部に有する回動軸41の軸部41aを支持する軸受け部16が形成されている。軸受け部16は、正六角形状の溝として形成されている。
下部筐体12の他方のヒンジ部15には、内部に配線が形成されたフレキシブル基板の通路となる中空のダミー回動軸44が配設され、ダミー回動軸44を支持するダミー軸受け部17は円弧の一部として形成されている。ダミー軸受け部17の外側に隣接して、フレキシブル基板51が通過する中空の通路18が形成されている。前記軸受け部16、ダミー軸受け部17は、携帯端末装置100の表面に露出しないように形成されている。
上部筐体22のヒンジ部24には、ヒンジ部14の軸受け部16に軸芯方向に隣接して、回動軸41の軸部41bを支持する軸受け部25が形成されている。軸受け部25の内径は、軸受け部16の内径よりも大きい。ヒンジ部24には、また、ヒンジ部15のダミー軸受け部17に軸芯方向に隣接して、ダミー回動軸44のダミー軸部44bを支持するダミー軸受け部26が形成されている。ダミー軸受け部26の内径は、ダミー軸受け部17の内径よりも小さい。
ヒンジ部24には、更に、ヒンジ部14と対向して軸受け部25に隣接する、回動軸41の収容部27が形成されている。収容部27は、回動軸41を軸芯方向に平行に向けた状態で、収容可能な大きさを有する。また、収容部27の側面には、ヒンジ部24における筐体を切り欠いた開口部28が形成されている。開口部28は、回動軸41を軸芯方向に平行に向けた状態で、軸芯50に垂直な方向に出し入れ可能な大きさを有する。
上側筐体21の外側ケーシング23は、開口部28を覆うカバー(蓋部材)29を備える。また、ヒンジの端面43に当接するように、カバー29から収容部27の内部に突起する第1リブ(固定部材)30を備える。更に、第1リブ30よりもダミー軸受け部26の側で、カバー29から収容部27の内部に突起し、且つフレキシブル基板51の通路を規定する第2リブ31を備える。第1リブ30及び第2リブ31は、何れも外側ケーシング23と一体的に形成されている。
回動軸41の軸部41a及び軸部41bは、軸芯50回りに相互に回動可能に接続されている。軸部41a及び軸部41bは、軸受け部16及び軸受け部25にそれぞれ挿入され、軸芯50に垂直な方向の断面が、何れも軸芯50を中心とする正六角形に形成されている。また、軸部41bの外径は、軸部41aの外径よりも大きい。
軸部41bは、回動軸41の本体部を構成し、その内部に、回動軸41の先端部を構成する軸部41aとの間に作用するフリーストップ機構及びクリック機構を備える。フリーストップ機構によって、軸部41aを任意の回動位置に静止させることが出来る。クリック機構によって、軸部41aを相互に0°(折り畳み位置)と150°(展開位置)の回動位置にスナップ的に固定することが出来る。
軸部41bにおいて、軸部41b側の端部には、軸部41bの一つの面から垂直に突出する突起42が形成されている。ヒンジ構造を分解する際には、突起42を利用することによって、回動軸41を軸芯方向に容易に引き抜くことが出来る。
ダミー回動軸44は、ダミー軸部44aと、ダミー軸部44aに固定されたダミー軸部44bとから構成されている。ダミー軸部44a及びダミー軸部44bは、何れも軸芯50を中心軸とする円筒形に形成されている。ダミー軸部44a及びダミー軸部44bは、ダミー軸受け部17及びダミー軸受け部26とそれぞれ嵌合するように、ダミー軸部44aの外径は、ダミー軸部44bの外径よりも大きい。
ヒンジ構造を組み立てる際には、下側筐体11を完成させた後、上側筐体21の内側ケーシング22におけるダミー軸受け部26にダミー軸部44bを圧入する。引き続き、下側筐体11内に接続されたフレキシブル基板51を、通路18、ダミー回動軸44の内部、及び収容部27を通過させて接続する。引き続き、図1に示したように、ヒンジ部14とヒンジ部15との間にヒンジ部24を挟んで、下側筐体11上に上側筐体21の内側ケーシング22を載置する。この際、ダミー軸部44aをダミー軸受け部17の円弧部分に嵌合させる。
次いで、図1の符号52に示したように、軸部41aをヒンジ部14側に向け、且つ回動軸41が軸芯50に平行な状態で、回動軸41を軸芯と垂直な方向に開口部28から収容部27に挿入する。引き続き、回動軸41を軸芯方向にヒンジ部14の側に押し込むことによって、軸部41a及び軸部41bを、軸受け部16及び軸受け部25にそれぞれ嵌合させる。
次いで、ネジ等を用いて上側筐体21の外側ケーシング23を上側筐体21の内側ケーシング22に固定させる。この際に、第1リブの側面30aをヒンジの端面43に当接させる。また、第2リブ31によってフレキシブル基板51の通路を第2リブ31よりもヒンジ部15寄りに規定する。上記によって、携帯端末装置100を図3に示した状態に組み立て、下部筐体11と上部筐体21とを相互に回動可能に接続することが出来る。
本実施形態のヒンジ構造によれば、回動軸41が、携帯端末装置100の外観面に露出しない開口部28及び収容部27を介して、軸受け部16,25に挿入されるので、携帯端末装置100の外観面に露出する挿入口、及びそのような挿入口を封止するヒンジキャップを不要とすることが出来る。これによって、携帯端末装置100の外観のデザイン性を向上できると共に、ヒンジキャップに要するコストを省くことが出来る。
開口部28を覆うカバー29は、開口部28の内側に異物が侵入することを防止し、且つ、開口部28を覆うことによって、携帯端末装置100の外観のデザイン性を高める。また、カバー29が、収容孔27の内部に突起する第1リブ30を備えることによって、回動軸41が軸芯方向に収容孔27側に脱落することを防止できる。
上記実施形態の携帯端末装置は、軸受け部16の表面に達する溝が形成されていないので、軸受け部16の内部からの力に対して十分な機械的強度を有する。また、ヒンジ構造の組立てに際して、軸受け部16に対して軸部41bを軸芯方向に挿入できるので、軸受け部16及び軸部41bの軸芯に垂直な方向の断面形状に制約がない。従って、最適な断面形状を採用でき、ヒンジ部は十分な機械的強度を有する。
なお、上記実施形態では、上側筐体に収容孔及び開口部を有するヒンジ部を配設したが、逆に、下側筐体に収容孔及び開口部を有する筐体部分を、上側筐体のヒンジ部に隣接して配設することも出来る。
また、上記実施形態では、軸部41a,41b、及び軸受け部16,25の軸芯方向に垂直な断面が何れも正六角形に形成された例を示したが、正六角形以外の様々な形状に形成することが出来る。例えば正方形に形成することによって、軸部41a、41bを軸受け部16,25の内部により挿入し易く、且つより高い嵌合力を有する携帯端末装置を実現することが出来る。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明に係る携帯端末装置及びヒンジ構造は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した携帯端末装置及びヒンジ構造も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係る折り畳み式の携帯端末装置を、上側筐体の外側ケーシングを取り外した状態で示す斜視図である。 図1の携帯端末装置の上側筐体の外側ケーシングを示す斜視図である。 図1の携帯端末装置をIII−III方向に沿って見た断面で示す断面図である。 従来の折り畳み式の携帯端末装置を、ヒンジ構造を展開して示す斜視図である。
符号の説明
100:携帯端末装置
11:下側筐体
12:(下側筐体の)内側ケーシング
13:(下側筐体の)外側ケーシング
14,15:ヒンジ部
16:軸受け部
17:ダミー軸受け部
18:通路
21:上側筐体
22:(上側筐体の)内側ケーシング
23:(上側筐体の)外側ケーシング
24:ヒンジ部
25:軸受け部
26:ダミー軸受け部
27:収容部
28:開口部
29:カバー
30:第1リブ
30a:(第1リブの)側面
31:第2リブ
41:回動軸
41a,41b:軸部
42:突起
43:(ヒンジの)端面
44:ダミー回動軸
44a,44b:ダミー軸部
50:軸芯
51:フレキシブル基板

Claims (8)

  1. ヒンジ構造を介して折り畳み位置と展開位置との間で相互に回動可能に結合された第1筐体及び第2筐体を備える携帯端末装置において、
    前記第1筐体に形成され一端が開放し他端が閉塞する第1軸受け部と、前記第2筐体に形成され両端が開放する第2軸受け部とから成り、該第2軸受け部の一端が前記第1軸受け部の前記一端に軸芯方向に隣接して配設された軸受け構造と、
    前記第1軸受け部に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第1軸部と、前記第2軸受け部に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第2軸部とが回動可能に結合された回動軸と、
    前記第1筐体及び第2筐体の何れか一方の筐体に、前記軸受け構造と軸芯方向に隣接して形成され、前記回動軸が通過可能な開口とを備えることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記軸受け構造と軸芯方向に整列し且つ前記開口を挟んで形成され、軸芯方向に通路を有するダミー軸受け構造を更に備え、前記通路を経由して、前記第1筐体と前記第2筐体とを接続する配線が通過する、請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記一方の筐体には、前記開口を閉止する蓋部材が取り外し可能に形成される、請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記一方の筐体が前記折り畳み位置で他方の筐体と対向する内側ケーシングと、該内側ケーシングに取り外し可能に固定される外側ケーシングとから構成され、前記蓋部材が、前記一方の筐体の外側ケーシングに形成される、請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記第2軸部を軸芯方向に固定する固定部材が、前記蓋部材と一体的に形成される、請求項3又は4に記載の携帯端末装置。
  6. 前記第1軸部と前記第2軸部とが、クリック機構によって特定位置でスナップ的に係合する、請求項1〜5の何れか一に記載の携帯端末装置。
  7. 前記回動軸の前記第2軸部側の端部には、軸芯と直交方向に突出する突起が形成される、請求項1〜6の何れか一に記載の携帯端末装置。
  8. 第1筐体と第2筐体とを回動可能に結合するヒンジ構造において、
    前記第1筐体に形成され一端が開放し他端が閉塞する第1軸受け部と、前記第2筐体に形成され両端が開放する第2軸受け部とから成り、該第2軸受け部の一端が前記第1軸受け部の前記一端に軸方向に隣接して配設された軸受け構造と、
    前記第1軸受け部に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第1軸部と、前記第2軸受け部に回転方向に固定され且つ軸芯方向に移動可能に支持された第2軸部とが回動可能に結合された回動軸と、
    前記第2筐体に、前記軸受け構造と軸芯方向に隣接して形成され、前記回動軸が軸芯と平行な状態で通過可能な開口とを備えることを特徴とするヒンジ構造。
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