JPH09153931A - 開閉機構 - Google Patents

開閉機構

Info

Publication number
JPH09153931A
JPH09153931A JP7312568A JP31256895A JPH09153931A JP H09153931 A JPH09153931 A JP H09153931A JP 7312568 A JP7312568 A JP 7312568A JP 31256895 A JP31256895 A JP 31256895A JP H09153931 A JPH09153931 A JP H09153931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
sub
opening
electric circuit
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7312568A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Inoue
勉 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7312568A priority Critical patent/JPH09153931A/ja
Priority to CA002188511A priority patent/CA2188511C/en
Priority to US08/734,844 priority patent/US5799079A/en
Priority to EP96117511A priority patent/EP0777369B1/en
Priority to DE69632991T priority patent/DE69632991T2/de
Priority to CN96121842A priority patent/CN1080489C/zh
Publication of JPH09153931A publication Critical patent/JPH09153931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0214Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
    • H04M1/0216Foldable in one direction, i.e. using a one degree of freedom hinge
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D11/00Additional features or accessories of hinges
    • E05D11/0081Additional features or accessories of hinges for transmitting energy, e.g. electrical cable routing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D11/00Additional features or accessories of hinges
    • E05D11/10Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts
    • E05D11/1028Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open
    • E05D11/105Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open the maintaining means acting perpendicularly to the pivot axis
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F1/00Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass
    • E05F1/08Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings
    • E05F1/10Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings for swinging wings, e.g. counterbalance
    • E05F1/12Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs
    • E05F1/1284Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a leaf or similar spring
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2999/00Subject-matter not otherwise provided for in this subclass

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉部分において電気的接続不良が防止でき
る開閉機構を提供する。 【解決手段】 開閉機構において、主本体1、副本体
2、ヒンジユニット6及び配線ケーブル7、8を備え
る。前記主本体1、副本体2には、各々、電気回路9、
10が実装される。ヒンジユニット6は、副本体2の一
端側に取り付けられたシャフト5、シャフト5が回転中
心軸に連結され副本体2の開閉角度を設定するカム4、
及び主本体1の一端側に取り付けられカム4の回転角度
が保持できる角度調整用板ばね3を有する。配線ケーブ
ル7、8は電気回路9と10との間を電気的に接続し、
中間部分がヒンジユニット6のシャフト5に巻き付けら
れる。配線ケーブル7、8には引張力か圧縮力が働き、
絶縁被覆材に損傷を与えるねじれ力が働かないので、電
気的接続不良が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器筺体に組み
込まれる開閉機構に関する。特に本発明は、少なくとも
2個の筺体に各々電気回路が組み込まれ、双方の電気回
路間の電気的な接続が開閉部分に伴う、折り畳み構造を
有する携帯電話機の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は特開平6−152491号公報
に開示された従来技術に係る携帯電話機の斜視図であ
る。従来の携帯電話機は上部本体101及び下部本体1
02を筺体として備える。この携帯電話機の上部本体1
01と下部本体102との間は双方の一端側においてヒ
ンジ部103により回転自在に連結される。つまり、携
帯電話機においては、上部本体101に対して下部本体
102がヒンジ部103を回転中心として開閉動作が自
由に行える。
【0003】前記携帯電話機の上部本体101の内部に
は電気回路として無線部104が実装(内蔵)され、下
部本体102の内部には同様に電気回路として制御部1
05が実装される。無線部104と制御部105との間
は配線ケーブル106及び107により電気的に接続さ
れる。配線ケーブル106、107はいずれも上部本体
101に対する下部本体102の開閉方向に対してヒン
ジ部103を平行に貫通し、開閉動作によって配線ケー
ブル106、107に加わる付加がねじれ力に設定され
る。配線ケーブル106、107には芯線の周囲が絶縁
被覆材で被覆された高周波同軸ケーブル(RFケーブ
ル)が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
係る携帯電話機においては、以下の点の配慮がなされて
いない。前記携帯電話機の無線部104と制御部105
との間を電気的に接続する配線ケーブル106、107
はいずれもヒンジ部103の部分でねじれ力が発生する
ように設定されている。このため、携帯電話機の開閉動
作を行うたびに配線ケーブル106、107にはいずれ
も繰り返しねじれ力が働き、配線ケーブル106、10
7において絶縁被覆材が損傷し断線が発生する危険性が
あった。配線ケーブル106、107の断線は携帯電話
機において電気的接続不良になる。特に、上部本体10
1に対して下部本体102の開閉角度が大きいと、それ
だけ配線ケーブル106、107に加わるねじれ力が増
大し、携帯電話機において電気的接続不良が多発する可
能性が高まる。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものである。従って、本発明の目的は以下の通りであ
る。
【0006】本発明の目的は、開閉部分において電気的
接続不良が防止できる開閉機構を提供することにある。
【0007】さらに、本発明の目的は、前記目的に加
え、低コスト化が図れる開閉機構を提供することにあ
る。
【0008】さらに、本発明の目的は、前記目的に加
え、組立作業効率が向上できる開閉機構を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、各々、電気回路が実
装され、2個に分割された主本体及び副本体と、前記副
本体の一端側に取り付けられたシャフト、前記シャフト
が回転中心軸に連結され前記副本体の開閉角度を設定す
るカム、及び前記主本体の一端側に取り付けられ前記カ
ムの回転角度が保持できる角度調整用板ばねを有するヒ
ンジユニットと、前記主本体に実装された電気回路と前
記副本体に実装された電気回路との間が電気的に接続さ
れ、中間部分が前記ヒンジユニットのシャフトに巻き付
けられた配線ケーブルと、を備え、前記主本体の一端側
及び副本体の一端側を回転中心として、前記ヒンジユニ
ットにより、主本体に対して副本体の他端側が開閉でき
ることを特徴とする。
【0010】請求項1に係る発明においては、ヒンジユ
ニットのシャフトに配線ケーブルが巻き付けられている
ので、副本体の開時動作には配線ケーブルに引張力が働
き、副本体の閉時動作には配線ケーブルに圧縮力が働
く。従って、配線ケーブルには引張力か圧縮力のいずれ
かの応力しか働かず、配線ケーブルの絶縁被覆材に損傷
を与えるねじれ力が働かないので、配線ケーブルの断線
が防止でき、電気的接続不良が防止できる。さらに、前
記シャフトに巻き付ける配線ケーブルの巻き付け数の増
加、又は余裕をもった巻き付け力とすることにより、前
記配線ケーブルに働く応力(引張力、圧縮力)が減少で
きるので、より配線ケーブルの断線が防止でき、電気的
接続不良が防止できる。
【0011】請求項2に記載された発明は、前記請求項
1に記載される開閉機構において、前記主本体に実装さ
れた電気回路又は前記副本体に実装された電気回路と配
線ケーブルとの間が、導電性を有し、かつ伸縮性を有す
る伸縮性配線ケーブルで電気的に接続されることを特徴
とする。
【0012】請求項2に係る発明においては、主本体又
は副本体に実装された電気回路と配線ケーブルとの間が
伸縮性配線ケーブルで接続されているので、この伸縮性
配線ケーブルにより副本体の開時動作で配線ケーブルに
加わる引張力が減少できる。従って、前記配線ケーブル
の断線不良が防止できつつ、副本体の開閉角度が拡大で
きる。
【0013】請求項3に記載された発明は、各々、電気
回路が実装され、2個に分割された主本体及び副本体
と、前記主本体の一端側と前記副本体の一端側とが連結
され、前記主本体に対して副本体の他端側の開閉動作が
行えるシャフトを有するヒンジユニットと、前記主本体
に実装された電気回路と前記副本体に実装された電気回
路との間が電気的に接続され、中間部分が前記ヒンジユ
ニットのシャフトに巻き付けられるとともに、少なくと
も前記シャフトに巻き付けられた部分に前記副本体の開
閉動作を助長するばね性を有する配線ケーブルと、を備
え、前記主本体の一端側及び副本体の一端側を回転中心
として、前記ヒンジユニットにより、主本体に対して副
本体の他端側が開閉できることを特徴とする。
【0014】請求項3に係る発明においては、前記請求
項1に係る発明で得られる作用効果と同様に配線ケーブ
ルの断線が防止でき、電気的接続不良が防止できる。さ
らに、少なくともヒンジユニットのシャフトに巻き付け
られた配線ケーブルにばね性が備わり、副本体の開閉角
度を調整するヒンジユニットのカム、角度調整用板ばね
等の部品が省略でき、ヒンジユニットの構成が簡略化で
きるので、開閉機構の構造が簡素化できる。従って、部
品削減及び部品削減に伴う組立作業の簡略化により、開
閉機構のコストが減少できる。
【0015】請求項4に記載された発明は、各々、電気
回路が実装され、2個に分割された主本体及び副本体
と、前記副本体の一端側に取り付けられた導電性シャフ
ト、前記導電性シャフトが回転中心軸に連結され前記副
本体の開閉角度を設定するカム、及び前記主本体の一端
側に取り付けられ前記カムの回転角度が保持できる角度
調整用板ばねを有するヒンジユニットと、前記主本体に
実装された電気回路と前記ヒンジユニットの導電性シャ
フトとの間を電気的に接続する主本体配線ケーブルと、
前記副本体に実装された電気回路と前記ヒンジユニット
の導電性シャフトとの間を電気的に接続する副本体配線
ケーブルと、を備え、前記主本体の一端側及び副本体の
一端側を回転中心として、前記ヒンジユニットにより、
主本体に対して副本体の他端側が開閉できることを特徴
とする。
【0016】請求項4に係る発明においては、主本体に
実装された電気回路には主本体配線ケーブルが、副本体
に実装された電気回路には副本体配線ケーブルが各々独
立した配線ケーブルとして形成され、主本体配線ケーブ
ルと副本体配線ケーブルとが導電性シャフトを介在して
接続されるので、副本体の開閉動作が行われても各々の
配線ケーブルには実質的に応力が働かない。従って、配
線ケーブルの絶縁被覆材に損傷を与えるねじれ力が働か
ないので、配線ケーブルの断線が防止でき、電気的接続
不良が防止できる。さらに、主本体配線ケーブル、副本
体配線ケーブルが各々独立した配線ケーブルとして形成
されるので、主本体への主本体配線ケーブルの配線作
業、副本体への副本体配線ケーブルの配線作業が各々独
立した組立作業として行える。そして、ヒンジユニット
の導電性シャフトを副本体に取り付ける作業において、
主本体配線ケーブルと副本体配線ケーブルとの間の電気
的な接続が行える。従って、開閉機構の組立作業が簡略
化できる。
【0017】請求項5に記載された発明は、各々、電気
回路が実装され、2個に分割された主本体及び副本体
と、前記副本体の一端側に取り付けられた導電性シャフ
ト、前記導電性シャフトが回転中心軸に連結され前記副
本体の開閉角度を設定するカム、及び前記主本体の一端
側に取り付けられ前記カムの回転角度が保持できる角度
調整用板ばねを有するヒンジユニットと、前記主本体に
実装された電気回路に一端側が電気的に接続され、かつ
前記ヒンジユニットの導電性シャフトに他端側が接触に
より電気的に接続される主本体ゴム性導電体と、前記副
本体に実装された電気回路と前記ヒンジユニットの導電
性シャフトとの間を電気的に接続する副本体配線ケーブ
ルと、を備え、前記主本体の一端側及び副本体の一端側
を回転中心として、前記ヒンジユニットにより、主本体
に対して副本体の他端側が開閉できることを特徴とす
る。
【0018】請求項5に係る発明においては、主本体に
実装された電気回路には主本体ゴム性導電体が接続さ
れ、この主本体ゴム性導電体が接触によりヒンジユニッ
トの導電性シャフトに電気的に接続される。主本体ゴム
性導電体と導電性シャフトとの間の電気的接続は副本体
の開閉動作に関係なく常時確保され、かつ接触による電
気的接続なので主本体ゴム性導電体に引張力及び圧縮力
のいずれの応力も実質的に働かない。副本体に実装され
た電気回路には副本体配線ケーブルを通して前記ヒンジ
ユニットの導電性シャフトが接続される。従って、主本
体に形成された主本体ゴム性導電体には根本的に絶縁被
覆材に損傷を与えるねじれ力が働かないので、断線が防
止でき、電気的接続不良が防止できる。さらに、主本体
ゴム性導電体と導電性シャフトとの間の接続は単に接触
させる(当接する)だけで行えるので、双方の電気的な
接続を確保する組立作業が容易に行え、開閉機構の組立
作業が簡略化できる。
【0019】請求項6に記載された発明は、前記請求項
4に記載される開閉機構において、前記副本体に実装さ
れた電気回路と前記ヒンジユニットの導電性シャフトと
の間を電気的に接続する副本体配線ケーブルが、副本体
に一体的に形成された配線パターンで形成されることを
特徴とする。
【0020】請求項6に係る発明においては、副本体配
線ケーブルが副本体に一体的に形成されているので、開
閉機構の構造が簡素化できる。従って、部品削減及び部
品削減に伴う組立作業の簡略化により、開閉機構のコス
トが減少できる。特に、請求項6に係る発明において
は、副本体配線ケーブルがMID(Molded Interconn
ection Device )製法により形成される。
【0021】請求項7に記載された発明は、各々、電気
回路が実装され、2個に分割された主本体及び副本体
と、前記副本体の一端側に取り付けられたシャフト、前
記シャフトが回転中心軸に連結され前記副本体の開閉角
度を設定するカム、及び前記主本体の一端側に取り付け
られ前記カムの開閉角度が保持できる角度調整用板ばね
を有するヒンジユニットと、前記主本体に実装された電
気回路に一端が電気的に接続され、他端が主本体の一端
側に形成されかつ他端には接触用パターンが形成された
主本体配線ケーブルと、前記副本体に実装された電気回
路に一端が電気的に接続され、他端が副本体の一端側に
形成され、かつ他端には副本体の開閉動作の範囲におい
て前記主本体配線ケーブルの接触パターンに接触できる
被接触パターンが形成された副本体配線ケーブルと、を
備え、前記主本体の一端側及び副本体の一端側を回転中
心として、前記ヒンジユニットにより、主本体に対して
副本体の他端側が開閉できることを特徴とする。
【0022】請求項7に係る発明においては、主本体に
実装された電気回路と副本体に実装された電気回路との
間の電気的な接続が、主本体配線パターンの接触パター
ンと副本体配線パターンの被接触パターンとの間の接触
により確保できる。副本体が開閉動作を行っても、接触
パターンと被接触パターンとの間はスライドしながら常
時接触できる。従って、主本体配線パターン、副本体配
線パターンには、各々、引張力、圧縮力のいずれかの応
力が実質的に働かないので、断線が防止でき、電気的接
続不良が防止できる。さらに、主本体に副本体を組み立
てる作業において、主本体配線ケーブルの接触パターン
と副本体ケーブルの被接触パターンとの接触が行える
(電気的な接続が確保できる)ので、開閉機構の組立作
業が簡略化できる。
【0023】請求項8に記載された発明は、前記請求項
7に記載される開閉機構において、前記主本体配線ケー
ブル及び主本体配線ケーブルの他端の接触パターンは主
本体に一体的に形成された配線パターンで形成され、前
記副本体配線ケーブル及び副本体配線ケーブルの他端の
被接触パターンは副本体に一体的に形成された配線パタ
ーンで形成されることを特徴とする。
【0024】請求項8に係る発明においては、主本体配
線ケーブル及び接触パターンが主本体に一体的に形成さ
れ、副本体配線ケーブル及び被接触パターンが副本体に
一体的に形成されているので、開閉機構の構造が簡素化
できる。従って、部品削減及び部品削減に伴う組立作業
の簡略化により、開閉機構のコストが減少できる。特
に、請求項8に係る発明においては、配線パターンがM
ID製法により形成される。
【0025】請求項9に記載された発明は、各々、電気
回路が実装され、2個に分割された主本体及び副本体
と、前記主本体の一端側と副本体の一端側との間を回転
自在に連結し、前記副本体の開閉角度を設定するととも
に中心軸に沿って貫通穴が形成されたカム、及び前記カ
ムの回転角度が保持できる角度調整用板ばねを有するヒ
ンジユニットと、前記主本体に実装された電気回路と前
記副本体に実装された電気回路との間が電気的に接続さ
れ、中間部分が前記ヒンジユニットのカムの貫通穴を通
してかつカムの外周囲に巻き付けられた配線ケーブル
と、を備え、前記主本体の一端側及び副本体の一端側を
回転中心として、前記ヒンジユニットにより、主本体に
対して副本体の他端側が開閉できることを特徴とする。
【0026】請求項9に係る発明においては、ヒンジユ
ニットのカムの貫通穴に配線ケーブルが通されかつカム
の外周囲に巻き付けられているので、副本体の開時動作
には配線ケーブルに引張力が働き、副本体の閉時動作に
は配線ケーブルに圧縮力が働く。従って、配線ケーブル
には引張力か圧縮力のいずれかの応力しか働かず、配線
ケーブルの絶縁被覆材に損傷を与えるねじれ力が働かな
いので、配線ケーブルの断線が防止でき、電気的接続不
良が防止できる。さらに、前記シャフトに巻き付ける配
線ケーブルの巻き付け数の増加、又は余裕をもった巻き
付け力とすることにより、前記配線ケーブルに働く応力
が減少できるので、より配線ケーブルの断線が防止で
き、電気的接続不良が防止できる。
【0027】請求項10に記載された発明は、前記請求
項1乃至請求項9に記載されるいずれかの開閉機構にお
いて、前記主本体には携帯電話機の無線回路が電気回路
として実装され、前記副本体には携帯電話機の制御回路
が電気回路として実装され、前記主本体及び副本体は折
り畳み構造の携帯電話機を構成することを特徴とする。
【0028】請求項10に係る発明においては、電気的
接続不良が改善された携帯電話機が提供できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を携帯電話機に組み
込まれる開閉機構に適用した実施形態について説明す
る。
【0030】実施形態1 図1は本発明の実施形態1に係る携帯電話機の開閉機構
部分の斜視図である。不使用時に折り畳め小型で携帯に
適した折り畳み構造(フリップタイプ構造)を採用する
携帯電話機は、同図1に示すように、2つに分割された
主本体(上部本体)1及び副本体(下部本体)2を備え
る。携帯電話機の主本体1の一端側と副本体2の一端側
とはヒンジユニット6で連結され、このヒンジユニット
6を回転中心として、主本体1に対して副本体2の他端
側は開閉動作が行える。
【0031】前記ヒンジユニット6は角度調整用板ばね
3、カム4及びシャフト5を備える。このヒンジユニッ
ト6の角度調整用板ばね3は主本体の一端側に取り付け
られ、角度調整用板ばね3はカム4の特定の外周面を両
側から挟持でき、カム4が特定の回転角度において保持
できる。角度調整用板ばね3には例えば金属性材料、樹
脂性材料等が使用される。
【0032】前記カム4は少なくとも副本体2を開く角
度及び閉める角度の2つの回転角度を設定できる外周面
を備える。カム4には例えば樹脂材料が使用される。
【0033】前記シャフト5の一端は前記カム4の回転
軸に取り付けられかつ固定され、他端は副本体2の一端
側に取り付けられかつ固定される。副本体2とシャフト
5の他端との間はねじ11でねじ止めされる。本実施形
態においてシャフト5は金属性材料で形成される。シャ
フト5は基本的には少なくとも副本体2の開閉動作に必
要な機械的強度が確保でき、かつ防水性能が高いなどの
耐久性が確保されていればよいので、シャフト5は金属
性材料に代えて樹脂性材料で形成できる。
【0034】前記主本体1には電気回路9が、副本体2
には電気回路10が各々分割され実装される。主本体1
に実装される電気回路9は例えば無線回路で構成され
る。副本体2に実装される電気回路10は例えば制御回
路で構成される。
【0035】前記電気回路9と電気回路10との間は配
線ケーブル7、8により電気的に接続される。配線ケー
ブル7、8には例えば芯線が絶縁被覆材で被覆されるR
Fケーブルが使用される。この配線ケーブル7、8の中
間部分は、各々、開閉機構部分を構成するヒンジユニッ
ト6のシャフト5に巻き付けられる。すなわち、配線ケ
ーブル7、8のシャフト5への巻き付けにより、副本体
2の開閉動作においてヒンジユニット6の部分で配線ケ
ーブル7、8に働く応力がねじり力に代えて引張力及び
圧縮力に設定される。
【0036】図2は閉時動作状態において携帯電話機の
要部を示す透視図、図3は開時動作状態において携帯電
話機の要部を示す透視図である。図2に示すように、副
本体2の閉時動作において配線ケーブル7、8には圧縮
力が働く。また、図3に示すように、副本体2の開時動
作において配線ケーブル7、8には引張力が働く。配線
ケーブル7、8の巻き付ける力に余裕を持たせれば(緩
く巻き付ければ)、配線ケーブル7、8に働く応力(引
張力又は圧縮力)がさらに小さくできる。
【0037】このように構成される携帯電話機において
は、ヒンジユニット6のシャフト5に配線ケーブル7、
8が巻き付けられているので、副本体2の開時動作には
配線ケーブル7、8に引張力が働き、副本体2の閉時動
作には配線ケーブル7、8に圧縮力が働く。従って、配
線ケーブ7,8には引張力か圧縮力のいずれかの応力し
か働かず、配線ケーブル7,8の絶縁被覆材に損傷を与
えるねじれ力が働かないので、配線ケーブル7、8の断
線が防止でき、電気的接続不良が防止できる。さらに、
前記シャフト5に巻き付ける配線ケーブル7、8の巻き
付け数の増加、又は余裕をもった巻き付け力とすること
により、前記配線ケーブル7、8に働く応力が減少でき
るので、より配線ケーブル7、8の断線が防止でき、電
気的接続不良が防止できる。
【0038】実施形態2 本実施形態2は、前記実施形態1で説明した携帯電話機
において配線ケーブルに伸縮機能が付加される場合につ
いて説明する。図4は本発明の実施形態2に係る携帯電
話機の開閉機構部分の上面図である。図4に示すよう
に、本実施形態に係る携帯電話機においては、主本体1
に実装された電気回路9と配線ケーブル7との間に伸縮
性配線ケーブル12aが形成され、電気回路9と配線ケ
ーブル8との間に伸縮性配線ケーブル12bが形成され
る。伸縮性配線ケーブル12a、12bは基本的に導電
性を有し、かつケーブルの配線方向に伸縮性を備えてい
ればよい。本実施形態において、伸縮性配線ケーブル1
2a、12bには弦巻きばねが使用される。弦巻きばね
には必要に応じて絶縁被覆材が被覆される。
【0039】さらに、本実施形態においては副本体2に
実装された電気回路10(図1参照)と配線ケーブル7
との間に伸縮性配線ケーブル12aが、電気回路10と
配線ケーブル8との間に伸縮性配線ケーブル12bが各
々形成できる。
【0040】このように構成される携帯電話機において
は、前記伸縮性配線ケーブル12a、12bの伸縮によ
り副本体2の開時動作で配線ケーブル7、8に加わる引
張力が減少できる。従って、前記配線ケーブル7、8の
断線不良が防止できつつ、副本体2の開閉角度が拡大で
きる。
【0041】実施形態3 本実施形態3は、前記実施形態1で説明した携帯電話機
において配線ケーブルに副本体の開閉動作を助長する弾
力性機能を付加する場合について説明する。図5は本発
明の実施形態3に係る携帯電話機の開閉機構部分の上面
図である。図5に示すように、本実施形態に係る携帯電
話機においては、ヒンジユニット6が基本的にはシャフ
ト5を主体として構成され、このシャフト5に配線ケー
ブル7a、8aが各々巻き付けられる。配線ケーブル7
a、8aはいずれも少なくともシャフト5に巻き付けら
れる部分に副本体2の開閉動作が助長できるばね性(弾
力性)が備えられる。例えば、配線ケーブル7a、8a
には、ばね材料としても使用できる金属性芯材(導電性
を備えている)にカールを施した(コイルスプリング形
状に成型した)ものが使用される。芯材には絶縁被覆が
被覆される。
【0042】このように構成される携帯電話機において
は、少なくともヒンジユニット6のシャフト5に巻き付
けられた配線ケーブル7a、8aにばね性が備わり、副
本体2の開閉角度を調整するヒンジユニット6のカム
4、角度調整用板ばね3(いずれの部品も図1参照)等
の部品が省略でき、ヒンジユニット6の構成が実質的に
シャフト5のみに簡略化できるので、開閉機構の構造が
簡素化できる。従って、部品削減及び部品削減に伴う組
立作業の簡略化により、開閉機構のコストが減少でき
る。
【0043】実施形態4 本実施形態4は、前記実施形態1で説明した携帯電話機
において主本体、副本体に各々独立した配線ケーブルが
形成される場合について説明する。図6は本発明の実施
形態4に係る携帯電話機の開閉機構部分の斜視図であ
る。図6に示すように、本実施形態に係る携帯電話機に
おいては、前述の実施形態1で説明した配線ケーブル
7、8が各々主本体1側と副本体2側とに分割され、か
つ独立に組み立てられる。
【0044】つまり、主本体1に実装された電気回路9
には分割されかつ独立に形成された配線ケーブル(主本
体配線ケーブル)7b、8bの一端が電気的に接続さ
れ、他端がヒンジユニット6のシャフト5a、5bに電
気的に接続される。本実施形態においてシャフト5a、
5bは少なくとも導電性を備え、シャフト5a、5bに
は例えば金属性材料が使用される。シャフト5aと5b
との間はカム4を介して電気的に絶縁される。本実施形
態においてカム4には絶縁性材料である樹脂材料が使用
される。配線ケーブル7b、8bの各々と電気回路9と
の間は例えば半田で電気的に接続され、配線ケーブル7
bとシャフト5aとの間、配線ケーブル8bとシャフト
5bとの間はいずれも例えば半田で電気的に接続され
る。
【0045】一方、副本体2に実装された電気回路10
には分割されかつ独立に形成された配線ケーブル(副本
体配線ケーブル)7c、8cの一端が電気的に接続さ
れ、他端がヒンジユニット6のシャフト5a、5bに電
気的に接続される。前述と同様に、配線ケーブル7c、
8cの各々と電気回路10との間は例えば半田で電気的
に接続される。図7は携帯電話機の副本体とヒンジユニ
ットとの連結部分を示す要部斜視図である。図7に示す
ように、配線ケーブル7cは副本体2の一端側に埋設さ
れたインサート金具13aとシャフト5aの端部(ドッ
クボーン形状で形成される)との間に挟持され、インサ
ート金具13aにねじ11をねじ込むことにより配線ケ
ーブル7cとシャフト5aとの間が電気的に接続され
る。同様に、配線ケーブル8cは副本体2の一端側に埋
設されたインサート金具13bとシャフト5bの端部と
の間に挟持され、インサート金具13bにねじ11をね
じ込むことにより配線ケーブル8cとシャフト5bとの
間が電気的に接続される。
【0046】このように構成される携帯電話機において
は、主本体1に実装された電気回路9には配線ケーブル
7b、8bが、副本体2に実装された電気回路10には
配線ケーブル7c、8cが各々独立した配線ケーブルと
して形成されているので、副本体2の開閉動作が行われ
ても各々の配線ケーブル7b、8b又は7c、8cには
実質的に応力が働かない。従って、配線ケーブル7b、
8b、7c、8cの各々の絶縁被覆材に損傷を与えるね
じれ力が働かないので、配線ケーブル7b、8b、7
c、8cの断線が防止でき、電気的接続不良が防止でき
る。さらに、配線ケーブル7b、8b、7c、8cが各
々独立した配線ケーブルとして形成されるので、主本体
1への配線ケーブル7b、8bの配線作業、副本体2へ
の配線ケーブル7c、8cの配線作業が各々独立した組
立作業として行える。そして、ヒンジユニット6のシャ
フト(導電性シャフト)5a、5bを副本体2に取り付
ける作業において、配線ケーブル7bと7cとの間、配
線ケーブル8bと8cとの間の電気的な接続が行える。
従って、開閉機構の組立作業が簡略化でき、組立作業の
効率が向上できる。
【0047】実施形態5 本実施形態5は、前記実施形態4で説明した携帯電話機
において主本体に形成された配線ケーブルに代えてゴム
性導電体が使用される場合について説明する。図8は本
発明の実施形態5に係る携帯電話機の開閉機構部分の斜
視図である。図8に示すように、本実施形態に係る携帯
電話機においては、前述の実施形態4で説明した主本体
1に形成された配線ケーブル7b、8bに代えてゴム性
導電体(主本体ゴム性導電体)14a、14bが使用さ
れる。ゴム性導電体14aの一端は電気回路9に電気的
に接続され、他端はヒンジユニット6のシャフト(導電
性シャフト)5aに接触により電気的に接続される。同
様に、ゴム性導電体14bの一端は電気回路9に電気的
に接続され、他端はシャフト(導電性シャフト)5bに
接触により電気的に接続される。なお、ゴム性導電体1
4a、14bにおいてはいずれもシャフト5a、5bに
接触する部分に少なくとも形成されていればよく、この
場合には配線ケーブル7b、8bが共存して使用され
る。さらに、本発明においては、ゴム性導電体は副本体
2側に、又は主本体1及び副本体2側に形成できる。
【0048】このように構成される携帯電話機において
は、主本体1に実装された電気回路9にはゴム性導電体
14a、14bが接続され、このゴム性導電体14a、
14bが接触によりヒンジユニット6のシャフト5a、
5bに電気的に接続される。ゴム性導電体14a、14
bとシャフト5a、5bとの間の電気的接続は副本体2
の開閉動作に関係なく常時確保され、かつ接触による電
気的接続なのでゴム性導電体14a、14bに引張力及
び圧縮力のいずれの応力も実質的に働かない。副本体2
に実装された電気回路10には配線ケーブル7c、8c
を通してヒンジユニット6のシャフト5a、5bが接続
される。従って、主本体1に形成されたゴム性導電体1
4a、14bには根本的に絶縁被覆材に損傷を与えるね
じれ力が働かないので、断線が防止でき、電気的接続不
良が防止できる。さらに、ゴム性導電体14a、14b
とシャフト5a、5bとの間の接続は単に接触させる
(当接する)だけで行えるので、双方の電気的な接続を
確保する組立作業が容易に行え、開閉機構の組立作業が
簡略化できる。さらに、ゴム性導電体14a、14bと
シャフト5a、5bとの間の取り外しが簡単に行える。
【0049】実施形態6 本実施形態6は、前記実施形態4又は5で説明した携帯
電話機において副本体に形成された配線ケーブルが副本
体に一体的に形成される配線パターンで形成される場合
について説明する。図9は本発明の実施形態6に係る携
帯電話機の開閉機構部分の拡大斜視図である。図9に示
すように、本実施形態に係る携帯電話機においては、副
本体2に実装された電気回路10とヒンジユニット6の
シャフト5a、5bとの間が副本体2に一体的に形成さ
れた配線パターン(配線ケーブル7c、8cに相当す
る)15a、15bで電気的に接続される。配線パター
ン15a、15bは例えばMID製法により副本体2の
内側表面に一体的に形成される。MID製法において
は、予め副本体(例えば樹脂材料で形成される)2を型
成形で形成した後、再度、配線パターン15a、15b
に相当する導電性材料(例えば金属材料で形成される)
が形成できるパターンを有する型成形を副本体2に行
い、副本体2に配線パターン15a、15bが形成され
る。
【0050】このように構成される携帯電話機において
は、配線ケーブル7c、8cが配線パターン15a、1
5bで形成されるので、配線ケーブル7c、8c、イン
サート金具13a、13b等の部品が削減でき、開閉機
構の構造が簡素化できる。従って、部品削減及び部品削
減に伴う組立作業の簡略化により、開閉機構のコストが
減少できる。
【0051】実施形態7 本実施形態7は、前記実施形態6で説明した携帯電話機
において主本体、副本体のほぼ全域で配線ケーブルが配
線パターンで形成される場合について説明する。図10
は本発明の実施形態7に係る携帯電話機の開閉機構部分
の斜視図である。図10に示すように、本実施形態に係
る携帯電話機においては、主本体1には配線ケーブル7
b、8bに相当する配線パターン16a、16bが形成
され、副本体2には配線ケーブル7c、8cに相当する
配線パターン17a、17bが形成される。この主本体
1、副本体2の配線パターン16a、16b、17a、
17bはいずれも前述の実施形態6で説明したMID製
法により形成される。
【0052】主本体1に形成された配線パターン16
a、16bの一端はゴム性導電体14cを介して電気回
路9に電気的に接続される。配線パターン16a、16
bの他端にはヒンジユニット6のシャフト(基本的に導
電性は備えなくてよい)5を中心としてこのシャフト5
の周囲にリング形状を有する接触用パターンが形成され
る。
【0053】同様に、副本体2に形成された配線パター
ン17a、17bの一端はゴム性導電体14dを介して
電気回路10に電気的に接続される。配線パターン17
a、17bの他端には主本体1と副本体2との組立状態
においてシャフト5を中心としてこのシャフト5の周囲
にリング形状を有する被接触用パターンが形成される。
被接触用パターンは前記接触用パターンと実質的に同一
形状で形成され、この被接触用パターンと接触用パター
ンとの間は接触により電気的に接続される。つまり、双
方の接触により、主本体1に実装された電気回路9と副
本体2に実装された電気回路10との間が電気的に接続
される。
【0054】このように構成される携帯電話機において
は、主本体1に実装された電気回路9と副本体2に実装
された電気回路10との間の電気的な接続が、配線パタ
ーン16a、16bの接触用パターンと配線パターン1
7a、17bの被接触用パターンとの間の接触により確
保できる。副本体2が開閉動作を行っても、接触パター
ンと被接触パターンとの間はスライドしながら常時接触
できる。従って、配線パターン16a、16b、17
a、17bには、各々、引張力、圧縮力のいずれかの応
力が実質的に働かないので、断線が防止でき、電気的接
続不良が防止できる。さらに、主本体1に副本体2を組
み立てる作業において、配線パターン16a、16bの
接触用パターンと配線パターン17a、17bの被接触
パターンとの接触が行える(電気的な接続が確保でき
る)ので、開閉機構の組立作業が簡略化できる。
【0055】さらに、配線パターン16a、16b及び
接触用パターンが主本体1に一体的に形成され、配線パ
ターン17a、17b及び被接触用パターンが副本体2
に一体的に形成されるので、開閉機構の構造が簡素化で
きる。従って、部品削減及び部品削減に伴う組立作業の
簡略化により、開閉機構のコストが減少できる。
【0056】実施形態8 本実施形態8は、前記実施形態1で説明した携帯電話機
においてヒンジユニットの構成を代えた場合について説
明する。図11は本発明の実施形態8に係る携帯電話機
の開閉機構部分の斜視図である。図12は前記開閉機構
部分の拡大断面図である。本実施形態に係る携帯電話機
においては、図11及び図12中、右端にヒンジユニッ
ト6aが形成され、左端にヒンジユニット6bが形成さ
れる。
【0057】右端に形成されたヒンジユニット6aはカ
ム4a及び角度調整用板ばね3aを備える。カム4aに
は基本的に副本体2の開閉角度を設定する部分が備えら
れ、この部分は角度調整用板ばね3aで挟持される。さ
らに、カム4aには、図中、外周に配線ケーブル7を巻
き付けられる溝19aが形成され、かつカム4aの中心
軸に沿って形成され配線ケーブル7を通過させる貫通穴
18aが形成される。主本体1に実装された電気回路9
に電気的に接続された配線ケーブル7はヒンジユニット
6aのカム4aの貫通穴18aを内側から通過し、この
配線ケーブル7は一旦カム4aの外周に引き出されると
ともに溝19aに巻き付けられ、この配線ケーブル7は
再びカム4aの貫通穴18aを外側に向かって通過し、
副本体2に実装された電気回路10に電気的に接続され
る。このヒンジユニット6aにおいては基本的に前述の
実施形態1−7で説明したシャフト5aがカム4aで兼
用される。
【0058】同様に、左端に形成されたヒンジユニット
6bはカム4b及び角度調整用板ばね3bを備える。カ
ム4bには基本的に副本体2の開閉角度を設定する部分
が備えられ、この部分は角度調整用板ばね3bで挟持さ
れる。さらに、カム4bには、外周に配線ケーブル8を
巻き付けられる溝19bが形成され、かつカム4bの中
心軸に沿って形成され配線ケーブル8を通過させる貫通
穴18bが形成される。主本体1に実装された電気回路
9に電気的に接続された配線ケーブル8はヒンジユニッ
ト6bのカム4bの貫通穴18bを内側から通過し、こ
の配線ケーブル8は一旦カム4bの外周に引き出される
とともに溝19bに巻き付けられ、この配線ケーブル8
は再びカム4bの貫通穴18bを外側に向かって通過
し、副本体2に実装された電気回路10に電気的に接続
される。
【0059】このように構成される携帯電話機において
は、ヒンジユニット6a、6bのカム4a、4bの貫通
穴18a、18bに配線ケーブル7、8が通されかつカ
ム4a、4bの外周囲の溝19a、19bに巻き付けら
れているので、副本体2の開時動作には配線ケーブル
7、8に引張力が働き、副本体の閉時動作には配線ケー
ブル7、8に圧縮力が働く。従って、配線ケーブル7、
8には引張力か圧縮力のいずれかの応力しか働かず、配
線ケーブル7、8の絶縁被覆材に損傷を与えるねじれ力
が働かないので、配線ケーブル7、8の断線が防止で
き、電気的接続不良が防止できる。さらに、前記カム4
a、4bの外周囲の溝19a、19bに巻き付ける配線
ケーブル7、8の巻き付け数の増加、又は余裕をもった
巻き付け力とすることにより、前記配線ケーブル7、8
に働く応力が減少できるので、より配線ケーブル7、8
の断線が防止でき、電気的接続不良が防止できる。
【0060】さらに、主本体1、副本体2の各々一端側
においてヒンジユニット6aが右端、ヒンジユニット6
bが左端に形成されるので、ヒンジユニット6a、6b
間の中央部分に電子部品等の実装が行えるスペースが確
保できる。
【0061】
【発明の効果】本発明においては、開閉部分において電
気的接続不良が防止できる開閉機構が提供できる。
【0062】さらに、本発明においては、前記効果に加
え、低コスト化が図れる開閉機構が提供できる。
【0063】さらに、本発明においては、前記効果に加
え、組立作業効率が向上できる開閉機構が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る携帯電話機の開閉
機構部分の斜視図である。
【図2】 閉時動作状態において携帯電話機の要部を示
す透視図である。
【図3】 開時動作状態において携帯電話機の要部を示
す透視図である。
【図4】 本発明の実施形態2に係る携帯電話機の開閉
機構部分の上面図である。
【図5】 本発明の実施形態3に係る携帯電話機の開閉
機構部分の上面図である。
【図6】 本発明の実施形態4に係る携帯電話機の開閉
機構部分の斜視図である。
【図7】 携帯電話機の副本体とヒンジユニットとの連
結部分を示す要部斜視図である。
【図8】 本発明の実施形態5に係る携帯電話機の開閉
機構部分の斜視図である。
【図9】 本発明の実施形態6に係る携帯電話機の開閉
機構部分の拡大斜視図である。
【図10】 本発明の実施形態7に係る携帯電話機の開
閉機構部分の斜視図である。
【図11】 本発明の実施形態8に係る携帯電話機の開
閉機構部分の斜視図である。
【図12】 前記開閉機構部分の拡大断面図である。
【図13】 従来技術に係る携帯電話機の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 主本体、2 副本体、3,3a,3b 角度調整用
板ばね、4,4a,4b カム、5,5a,5b シャ
フト、6,6a,6b ヒンジユニット、7,7a−7
c,8,8a−8c 配線ケーブル、9,10 電気回
路、11 ねじ、12a,12b 伸縮性配線ケーブ
ル、13a,13b インサート金具、14a,14
b,14c,14d ゴム性導電体、15a,15b,
16a,16b,17a,17b 配線パターン、18
a,18b 貫通穴、19a,19b溝。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々、電気回路が実装され、2個に分割
    された主本体及び副本体と、 前記副本体の一端側に取り付けられたシャフト、前記シ
    ャフトが回転中心軸に連結され前記副本体の開閉角度を
    設定するカム、及び前記主本体の一端側に取り付けられ
    前記カムの回転角度が保持できる角度調整用板ばねを有
    するヒンジユニットと、 前記主本体に実装された電気回路と前記副本体に実装さ
    れた電気回路との間が電気的に接続され、中間部分が前
    記ヒンジユニットのシャフトに巻き付けられた配線ケー
    ブルと、 を備え、 前記主本体の一端側及び副本体の一端側を回転中心とし
    て、前記ヒンジユニットにより、主本体に対して副本体
    の他端側が開閉できることを特徴とする開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載される開閉機構にお
    いて、 前記主本体に実装された電気回路又は前記副本体に実装
    された電気回路と配線ケーブルとの間が、導電性を有
    し、かつ伸縮性を有する伸縮性配線ケーブルで電気的に
    接続されることを特徴とする開閉機構。
  3. 【請求項3】 各々、電気回路が実装され、2個に分割
    された主本体及び副本体と、 前記主本体の一端側と前記副本体の一端側とが連結さ
    れ、前記主本体に対して副本体の他端側の開閉動作が行
    えるシャフトを有するヒンジユニットと、 前記主本体に実装された電気回路と前記副本体に実装さ
    れた電気回路との間が電気的に接続され、中間部分が前
    記ヒンジユニットのシャフトに巻き付けられるととも
    に、少なくとも前記シャフトに巻き付けられた部分に前
    記副本体の開閉動作を助長するばね性を有する配線ケー
    ブルと、 を備え、 前記主本体の一端側及び副本体の一端側を回転中心とし
    て、前記ヒンジユニットにより、主本体に対して副本体
    の他端側が開閉できることを特徴とする開閉機構。
  4. 【請求項4】 各々、電気回路が実装され、2個に分割
    された主本体及び副本体と、 前記副本体の一端側に取り付けられた導電性シャフト、
    前記導電性シャフトが回転中心軸に連結され前記副本体
    の開閉角度を設定するカム、及び前記主本体の一端側に
    取り付けられ前記カムの回転角度が保持できる角度調整
    用板ばねを有するヒンジユニットと、 前記主本体に実装された電気回路と前記ヒンジユニット
    の導電性シャフトとの間を電気的に接続する主本体配線
    ケーブルと、 前記副本体に実装された電気回路と前記ヒンジユニット
    の導電性シャフトとの間を電気的に接続する副本体配線
    ケーブルと、 を備え、 前記主本体の一端側及び副本体の一端側を回転中心とし
    て、前記ヒンジユニットにより、主本体に対して副本体
    の他端側が開閉できることを特徴とする開閉機構。
  5. 【請求項5】 各々、電気回路が実装され、2個に分割
    された主本体及び副本体と、 前記副本体の一端側に取り付けられた導電性シャフト、
    前記導電性シャフトが回転中心軸に連結され前記副本体
    の開閉角度を設定するカム、及び前記主本体の一端側に
    取り付けられ前記カムの回転角度が保持できる角度調整
    用板ばねを有するヒンジユニットと、 前記主本体に実装された電気回路に一端側が電気的に接
    続され、かつ前記ヒンジユニットの導電性シャフトに他
    端側が接触により電気的に接続される主本体ゴム性導電
    体と、 前記副本体に実装された電気回路と前記ヒンジユニット
    の導電性シャフトとの間を電気的に接続する副本体配線
    ケーブルと、 を備え、 前記主本体の一端側及び副本体の一端側を回転中心とし
    て、前記ヒンジユニットにより、主本体に対して副本体
    の他端側が開閉できることを特徴とする開閉機構。
  6. 【請求項6】 前記請求項4に記載される開閉機構にお
    いて、 前記副本体に実装された電気回路と前記ヒンジユニット
    の導電性シャフトとの間を電気的に接続する副本体配線
    ケーブルが、副本体に一体的に形成された配線パターン
    で形成されることを特徴とする開閉機構。
  7. 【請求項7】 各々、電気回路が実装され、2個に分割
    された主本体及び副本体と、 前記副本体の一端側に取り付けられたシャフト、前記シ
    ャフトが回転中心軸に連結され前記副本体の開閉角度を
    設定するカム、及び前記主本体の一端側に取り付けられ
    前記カムの開閉角度が保持できる角度調整用板ばねを有
    するヒンジユニットと、 前記主本体に実装された電気回路に一端が電気的に接続
    され、他端が主本体の一端側に形成されかつ他端には接
    触用パターンが形成された主本体配線ケーブルと、 前記副本体に実装された電気回路に一端が電気的に接続
    され、他端が副本体の一端側に形成され、かつ他端には
    副本体の開閉動作の範囲において前記主本体配線ケーブ
    ルの接触パターンに接触できる被接触パターンが形成さ
    れた副本体配線ケーブルと、 を備え、 前記主本体の一端側及び副本体の一端側を回転中心とし
    て、前記ヒンジユニットにより、主本体に対して副本体
    の他端側が開閉できることを特徴とする開閉機構。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載される開閉機構にお
    いて、 前記主本体配線ケーブル及び主本体配線ケーブルの他端
    の接触パターンは主本体に一体的に形成された配線パタ
    ーンで形成され、 前記副本体配線ケーブル及び副本体配線ケーブルの他端
    の被接触パターンは副本体に一体的に形成された配線パ
    ターンで形成されることを特徴とする開閉機構。
  9. 【請求項9】 各々、電気回路が実装され、2個に分割
    された主本体及び副本体と、 前記主本体の一端側と副本体の一端側との間を回転自在
    に連結し、前記副本体の開閉角度を設定するとともに中
    心軸に沿って貫通穴が形成されたカム、及び前記カムの
    回転角度が保持できる角度調整用板ばねを有するヒンジ
    ユニットと、 前記主本体に実装された電気回路と前記副本体に実装さ
    れた電気回路との間が電気的に接続され、中間部分が前
    記ヒンジユニットのカムの貫通穴を通してかつカムの外
    周囲に巻き付けられた配線ケーブルと、 を備え、 前記主本体の一端側及び副本体の一端側を回転中心とし
    て、前記ヒンジユニットにより、主本体に対して副本体
    の他端側が開閉できることを特徴とする開閉機構。
  10. 【請求項10】 前記請求項1乃至請求項9に記載され
    るいずれかの開閉機構において、 前記主本体には携帯電話機の無線回路が電気回路として
    実装され、 前記副本体には携帯電話機の制御回路が電気回路として
    実装され、 前記主本体及び副本体は折り畳み構造の携帯電話機を構
    成することを特徴とする開閉機構。
JP7312568A 1995-11-30 1995-11-30 開閉機構 Pending JPH09153931A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7312568A JPH09153931A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 開閉機構
CA002188511A CA2188511C (en) 1995-11-30 1996-10-22 Opening and closing mechanism for electronic device
US08/734,844 US5799079A (en) 1995-11-30 1996-10-23 Opening and closing mechanism for electronic device
EP96117511A EP0777369B1 (en) 1995-11-30 1996-10-31 Opening and closing mechanism for a portable and foldable telephone
DE69632991T DE69632991T2 (de) 1995-11-30 1996-10-31 Öffnungs- und Schließeinrichtung
CN96121842A CN1080489C (zh) 1995-11-30 1996-11-29 具有开闭机构的电子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7312568A JPH09153931A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 開閉機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09153931A true JPH09153931A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18030792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7312568A Pending JPH09153931A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 開閉機構

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5799079A (ja)
EP (1) EP0777369B1 (ja)
JP (1) JPH09153931A (ja)
CN (1) CN1080489C (ja)
CA (1) CA2188511C (ja)
DE (1) DE69632991T2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328527B1 (ko) * 1998-06-09 2002-03-13 가부시키가이샤 니프코 힌지결합된 2개의 부재간의 전로
JP2007060495A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 携帯端末およびヒンジ装置
US7253774B2 (en) 2003-06-03 2007-08-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Collapsible antenna device
US7336782B2 (en) 2002-12-06 2008-02-26 Nec Corporation Wiring structure for folding portable device
WO2009057720A1 (ja) * 2007-10-30 2009-05-07 Kyocera Corporation 携帯電子機器
JP2009111737A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP2009108931A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Kyocera Corp 携帯電子機器
US7711112B2 (en) 2002-03-19 2010-05-04 Panasonic Corporation Hinge, and opening/closing type portable terminal device having the same
WO2015004919A1 (ja) * 2013-07-11 2015-01-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器、電子機器を搭載した自動車、表示装置、表示装置を搭載した移動装置

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2322906B (en) * 1996-12-23 2001-04-04 Nokia Mobile Phones Ltd Spring biased hinge for a foldable radiotelephone
KR100228315B1 (ko) * 1997-03-04 1999-11-01 윤종용 플립형 휴대용 단말기의 접점식 마이크로폰 장치
KR100216353B1 (ko) * 1997-05-28 1999-08-16 윤종용 플립형 무선전화기의 무접점 마이크로폰장치
KR100238538B1 (ko) * 1997-06-07 2000-02-01 윤종용 플립형 휴대용 단말기의 플립커버 개폐장치
US6195839B1 (en) * 1997-09-09 2001-03-06 Ericsson Inc. Hinged detent
DE69834470T2 (de) * 1997-12-11 2006-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd., Suwon Gelenkmechanismus für ein tragbares Telefon
KR100293999B1 (ko) * 1997-12-29 2001-07-12 윤종용 플립업타입휴대폰및그의힌지장치
DE69832953T2 (de) * 1997-12-29 2006-06-22 Samsung Electronics Co., Ltd., Suwon Tragbares Klapptelefon und Scharniermechanismus dafür
FI980603A (fi) * 1998-03-18 1999-09-19 Nokia Mobile Phones Ltd Saranoitu elektroninen laite
KR100266516B1 (ko) * 1998-05-18 2000-09-15 한영수 힌지장치
JP2000192941A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Sony Computer Entertainment Inc 着脱自在なヒンジ構造
KR100663572B1 (ko) 1999-07-06 2007-01-02 삼성전자주식회사 자동 접이형 휴대용 단말기
GB2352769B (en) * 1999-08-06 2001-06-20 Sugatsune Kogyo Hinge assembly
US6990355B2 (en) * 2000-06-30 2006-01-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Flexible printed circuit board and foldable cell phone terminal
KR100381438B1 (ko) * 2000-08-24 2003-04-26 삼성전기주식회사 이동통신 단말기의 폴더 구동장치
KR100665709B1 (ko) * 2001-04-26 2007-01-10 피닉스코리아 주식회사 힌지장치
KR20030033880A (ko) * 2001-10-25 2003-05-01 엘지전자 주식회사 Lcd가 장착된 힌지장치를 갖는 듀얼-폴더형 이동 단말기
US6606762B1 (en) * 2002-03-04 2003-08-19 Myron Corp. Hinge for a rotatably connected cover
JP4023399B2 (ja) * 2003-06-25 2007-12-19 カシオ計算機株式会社 配線用ケーブル、折畳式電子機器及びケーブル配線方法
JP2006174275A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Nec Corp 携帯端末装置及びヒンジ構造
JP4786197B2 (ja) * 2005-02-25 2011-10-05 京セラ株式会社 携帯無線装置
JP5114035B2 (ja) * 2006-09-08 2013-01-09 日本電気株式会社 ヒンジ構造及びこれを用いた折り畳み型携帯端末
DE102007052845B4 (de) * 2006-11-23 2016-06-09 Optis Cellular Technology, LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Kommunikationsendgerät
US7351065B1 (en) 2007-03-23 2008-04-01 Motorla, Inc. Method and electronic device connector with band and angle encoding
GB0807626D0 (en) * 2008-04-25 2008-06-04 Ultra Electronics Ltd Routing of cables
CN103458635A (zh) * 2012-05-29 2013-12-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 电子装置
EP3292458A4 (en) 2015-05-05 2018-12-26 Apple Inc. Mandrel flex circuit routing
US9513672B2 (en) 2015-05-05 2016-12-06 Apple Inc. Electronic device with dynamic hinge gap cover
CN108716329A (zh) * 2018-06-21 2018-10-30 汉中市途标信息科技有限公司 一种大幅度开合防火逃生的高承重门窗铰链

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59135959A (ja) * 1983-01-25 1984-08-04 Fujitsu Ltd 電話機等における送受話器の折りたたみ機構
JPH057629Y2 (ja) * 1986-08-29 1993-02-25
JPS6489845A (en) * 1987-09-30 1989-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electric appliance
US4897873A (en) * 1988-11-04 1990-01-30 Motorola, Inc. Multipurpose hinge apparatus for foldable telephones
JP2663591B2 (ja) * 1988-12-12 1997-10-15 日本電気株式会社 回転部の接続構造
GB2228630A (en) * 1989-02-22 1990-08-29 Ackermann Electrical Syst Hinge acting as electrical connector
FR2664438B1 (fr) * 1990-07-04 1994-07-22 Alcatel Radiotelephone Dispositif forme de deux elements articules autour d'une charniere et relies par une liaison electrique.
JP2817549B2 (ja) * 1992-11-04 1998-10-30 日本電気株式会社 携帯電話機
US5732331A (en) * 1995-01-12 1998-03-24 Ericsson Inc. Portable radio having a detachable flip portion

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328527B1 (ko) * 1998-06-09 2002-03-13 가부시키가이샤 니프코 힌지결합된 2개의 부재간의 전로
US7711112B2 (en) 2002-03-19 2010-05-04 Panasonic Corporation Hinge, and opening/closing type portable terminal device having the same
US7336782B2 (en) 2002-12-06 2008-02-26 Nec Corporation Wiring structure for folding portable device
US7253774B2 (en) 2003-06-03 2007-08-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Collapsible antenna device
JP2007060495A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 携帯端末およびヒンジ装置
JP4526083B2 (ja) * 2005-08-26 2010-08-18 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末およびヒンジ装置
WO2009057720A1 (ja) * 2007-10-30 2009-05-07 Kyocera Corporation 携帯電子機器
JP2009111737A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP2009108931A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Kyocera Corp 携帯電子機器
US8228678B2 (en) 2007-10-30 2012-07-24 Kyocera Corporation Portable electronic apparatus
WO2015004919A1 (ja) * 2013-07-11 2015-01-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器、電子機器を搭載した自動車、表示装置、表示装置を搭載した移動装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0777369A3 (en) 2000-04-05
DE69632991D1 (de) 2004-09-02
CN1080489C (zh) 2002-03-06
EP0777369A2 (en) 1997-06-04
CA2188511C (en) 2000-09-12
CN1155193A (zh) 1997-07-23
CA2188511A1 (en) 1997-05-31
EP0777369B1 (en) 2004-07-28
US5799079A (en) 1998-08-25
DE69632991T2 (de) 2005-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09153931A (ja) 開閉機構
CA2174708C (en) Method and apparatus for routing conductors
KR100678082B1 (ko) 폴더 타입 휴대폰에서 메인 보드와 엘씨디 모듈간의연결장치
US5027394A (en) Folding type telephone containing a wound electrical connection
US7094084B2 (en) Electrical connector assembly for mobile terminal
US20100197373A1 (en) Cellular wireless unit
CN1777049A (zh) 便携式无线电设备
JP2821333B2 (ja) 携帯電話機
US6300910B1 (en) Antenna device installed in flip cover of flip-up type portable phone
US20070021158A1 (en) Folder type portable terminal with variable-type grounding unit
WO2022262664A1 (zh) 电子设备
JP3743623B2 (ja) 携帯端末装置
WO2019176681A1 (ja) ケーブル用圧着端子
JP3093727B2 (ja) 電子機器
JPH1064648A (ja) アンテナ用ヒンジ型コネクタ及び該コネクタを使用した無線通信機器
KR200419714Y1 (ko) 동축케이블과 필름케이블간의 연성 접속구조
US20080101052A1 (en) Hinge assembly and wireless mobile terminal having the same
JP3937527B2 (ja) ディスプレイ一体型情報処理装置
KR100514693B1 (ko) 에프피씨비와 컨넥터 구조
JP4156407B2 (ja) 携帯型折畳式電子機器
CN116980510A (zh) 电子设备
KR100241887B1 (ko) 플립형 휴대폰의 플립커버 개폐장치
JP2007531431A (ja) 同軸導体
KR100535646B1 (ko) 폴더타입 이동통신 단말기의 내장형 안테나
WO2009132586A1 (zh) 一种集成于滑盖型移动通信终端的滑板驱动装置的天线

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323