JPH1064648A - アンテナ用ヒンジ型コネクタ及び該コネクタを使用した無線通信機器 - Google Patents

アンテナ用ヒンジ型コネクタ及び該コネクタを使用した無線通信機器

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JPH1064648A
JPH1064648A JP22150196A JP22150196A JPH1064648A JP H1064648 A JPH1064648 A JP H1064648A JP 22150196 A JP22150196 A JP 22150196A JP 22150196 A JP22150196 A JP 22150196A JP H1064648 A JPH1064648 A JP H1064648A
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JP
Japan
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cylindrical portion
antenna
electrode body
hinge
type connector
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Pending
Application number
JP22150196A
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English (en)
Inventor
Akira Kimura
晃 木村
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1064648A publication Critical patent/JPH1064648A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジ部におけるRF信号の接続に関して、
配線ケーブルの場合のような長期間の回動動作によるね
じれや切れの発生といった問題がなく、容量変動の少な
い確実な容量結合による優れた接続状態が得られるアン
テナ用ヒンジ型コネクタを提供する。 【解決手段】 円柱部13を有する第1の電極体11
と、この第1の電極体11の円柱部13上に回転自在に
組み付けられる円筒部22を有する絶縁体21と、この
絶縁体21の円筒部22上に回転自在に組み付けられる
円筒部16を有して、第1の電極体11に絶縁体21を
介し容量結合される第2の電極体12と、からなる。第
1の電極体11は、円柱部13の一端側に大径部14を
有し、絶縁体21は、円筒部22の一端側に大径部23
を有している。そして、組付状態において、絶縁体21
の大径部23を基準として、その一方側に第1の電極体
11の大径部14が位置し、他方側に第2の電極体12
の円筒部16が位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機等の機
器に備えられるアンテナ用のヒンジ型コネクタと、該コ
ネクタを使用した無線通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信機等の機器において、その本体
に対しロッドアンテナを引出し自在に組み付けたものが
ある。図3は従来のアンテナ接続構造例として携帯用電
話機を示した概略正面図であって、図4はそのアンテナ
接続構造を示すもので、(a)はアンテナ部の側面図、
(b)はアンテナ部の容量結合部の横断平面図であり、
ロッドアンテナ31は、図示のように、アンテナエレメ
ント32を絶縁体リング33に通し、この絶縁体リング
33を介して電極(給電端子)34に容量結合してい
る。この電極(給電端子)34は、図示しない基板上の
RF(無線周波数領域)回路に接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
ようなフラッパー部(テンキー部の蓋)を備える携帯用
電話機において、例えば、そのフラッパー部にアンテナ
を構成しようとする場合、フラッパー部に設けるアンテ
ナからのRF信号の接続については、フラッパー部を開
閉用のヒンジ構造により備える本体部側のRF回路と離
れていることから、ヒンジ部で、例えば、その同軸線を
通る配線ケーブルにより接続する必要がある。しかし、
RF信号接続用の配線ケーブルを、フラッパー部開閉用
のヒンジ部の同軸線に通過させるためには、ヒンジ部に
同軸線の配線ケーブル通過用の穴を開けて配線ケーブル
を通すようにしなければならず、そうすると、回動動作
を行うヒンジ部の同軸線穴に通した配線ケーブルが、長
期間の回動動作によりねじれて切れやすくなってしまう
といった問題が考えられる。
【0004】本発明の課題は、ヒンジ部におけるRF信
号の接続に関して、配線ケーブルの場合のような長期間
の回動動作によるねじれや切れの発生といった問題がな
く、容量変動の少ない確実な容量結合による優れた接続
状態が得られるアンテナ用ヒンジ型コネクタを提供する
ことである。また、本発明は、そのようなアンテナ用ヒ
ンジ型コネクタを使用した無線通信機器を提供すること
も課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、アンテナ用ヒンジ型コネクタで
あって、円柱部を有する、例えば、固定電極等の第1の
電極体と、この第1の電極体の前記円柱部上に回転自在
に組み付けられる円筒部を有する絶縁体と、この絶縁体
の前記円筒部上に回転自在に組み付けられる円筒部を有
して、前記第1の電極体に前記絶縁体を介し容量結合さ
れる、例えば、回転電極等の第2の電極体と、からなる
構成、を特徴としている。
【0006】このように、第1の電極体の円柱部上に回
転自在に組み付けた絶縁体の円筒部上に第2の電極体の
円筒部を回転自在に組み付けることにより、第1の電極
体に絶縁体を介し第2の電極体を容量結合してなるアン
テナ用ヒンジ型コネクタなので、第1の電極体と第2の
電極体とが円柱部及び円筒部で互いに回転することによ
って、ヒンジ部として円滑に機能し、しかも、ヒンジ部
におけるRF信号の接続として、第1の電極体の円柱部
と第2の電極体の円筒部とによる絶縁体の円筒部を介し
た確実な容量結合によって、容量変動の少ない優れた接
続状態が得られる。従って、ヒンジ部におけるRF信号
の接続の仕方において、配線ケーブルの場合のような長
期間の回動動作によるねじれや切れの発生といった心配
はない。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のアンテナ用ヒンジ型コネクタであって、前記第1の
電極体は、前記円柱部の一端側に大径部を有し、前記絶
縁体は、前記円筒部の一端側に大径部を有し、組付状態
において、前記絶縁体の前記大径部を基準として、その
一方側に前記第1の電極体の前記大径部が位置し、他方
側に前記第2の電極体の前記円筒部が位置するようにし
た構成、を特徴としている。
【0008】このように、請求項1記載のアンテナ用ヒ
ンジ型コネクタは、その組付状態において、絶縁体の円
筒部一端側の大径部を基準として、一方側に第1の電極
体の円柱部一端側の大径部が位置し、他方側に第2の電
極体の円筒部が位置しているので、第1の電極体の円柱
部上に絶縁体の円筒部を回転自在に組み付けて、第1の
電極体の大径部に絶縁体の大径部を突き当て、さらに、
絶縁体の円筒部上に第2の電極体の円筒部を回転自在に
組み付けて突き当てることによって、3部品の軸方向の
位置決めが行える。
【0009】そして、請求項3記載の発明は、ヒンジ部
を有する、例えば、携帯用電話機等の無線通信機器にお
いて、前記ヒンジ部に請求項1または2記載の前記アン
テナ用ヒンジ型コネクタを用いた構成、を特徴としてい
る。
【0010】このように、請求項1または2記載のアン
テナ用ヒンジ型コネクタをヒンジ部に用いた無線通信機
器なので、請求項1または2記載のアンテナ用ヒンジ型
コネクタによる作用が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るアンテナ用
ヒンジ型コネクタ及び該コネクタを使用した無線通信機
器の実施の形態例を図1及び図2に基づいて説明する。
先ず、図1は本発明を適用した一例としての携帯用電話
機を示すもので、(a)は概略正面図、(b)は概略側
面図であり、図2はそのアンテナ用ヒンジ型コネクタを
拡大して示すもので、(a)は正面図、(b)は分解斜
視図である。これらの図1及び図2において、1は筐
体、2はフラッパー、3はテンキー、4は表示部、5は
受話口、6はヒンジ部、7は送話口、8はアンテナ部、
10はアンテナ用ヒンジ型コネクタ、11は第1の電極
体、12は第2の電極体、13は円柱部、14は大径
部、15は取付片、16は円筒部、17は取付片、21
は絶縁体、22は円筒部、23は大径部である。
【0012】この実施の形態例において、携帯用電話機
は、図1に示されるように、筐体1にフラッパー2を備
えており、筐体1には、テンキー3と、その上の表示部
4と、さらにその上の受話口5とが設けられていて、こ
の筐体1の下部にヒンジ部6によりフラッパー2が回動
自在に連結されている。フラッパー2は、テンキー3の
部分を覆う形状の開閉蓋であって、送話口7が設けられ
ると共に、アンテナ部8が内蔵されている。また、筐体
1には、図示しないがRF回路を設けた基板が内蔵され
ている。
【0013】そして、アンテナ用ヒンジ型コネクタ10
は、図2に示されるように、第1の電極体11と第2の
電極体12と絶縁体21との3部品により構成されてい
る。即ち、第1の電極体11は、小径で所定長さの円柱
部13を形成すると共に、この円柱部13の一端側に大
径部14を形成して、この大径部14の外周に取付片1
5を設けている。また、絶縁体21は、第1の電極体1
1の前記円柱部13の外周に回転自在に組み付けられる
内径を有する円筒部22を形成すると共に、この円筒部
22の一端側に、第1の電極体11の前記大径部14と
外周がほぼ同径の大径部23を形成してなる。さらに、
第2の電極体12は、絶縁体21の前記円筒部22の外
周に回転自在に組み付けられる内径を有する円筒部16
を形成すると共に、この円筒部16の一端側に取付片1
7を設けている。なお、円筒部16の外形は、絶縁体2
2の前記大径部23とほぼ同径である。
【0014】このような3部品からなるアンテナ用ヒン
ジ型コネクタ10は、図1(a)に点線で示すように、
携帯用電話機のヒンジ部6において、例えば、第1の電
極体11を筐体1の内部に収容して、第2の電極体12
をフラッパー2の内部に収容している。そして、筐体1
の内部に収容した第1の電極体11の円柱部13上に、
絶縁体21の円筒部22を回転自在に組み付けて、互い
の大径部14,23を突き当てる。さらに、その絶縁体
21の円筒部22上に、フラッパー2の内部に収容した
第2の電極体12の円筒部16を回転自在に組み付け
て、その円筒部16を絶縁体21の大径部23に突き当
てる。
【0015】なお、筐体1の内部に収容した第1の電極
体11の取付片15は、筐体1に内蔵した基板上のRF
回路の電極端子に接続して筐体1に固定する。また、フ
ラッパー2の内部に収容した第2の電極体12の取付片
17は、フラッパー2に内蔵したアンテナ部8の給電端
子に接続してフラッパー2に固定する。こうして、筐体
1に内蔵した基板上のRF回路の電極端子と、フラッパ
ー2に内蔵したアンテナ部8の給電端子との間のRF信
号の接続を、アンテナ用ヒンジ型コネクタ10を介して
行う。
【0016】以上の通り、筐体1内のRF回路とフラッ
パー2内のアンテナ部8との間に、アンテナ用ヒンジ型
コネクタ10を介設してRF信号を接続するようにした
ため、例えば、配線ケーブルを使用した場合のようなヒ
ンジ部6での長期間の回動動作によるねじれや切れの発
生といった心配がなくなる。しかも、アンテナ用ヒンジ
型コネクタ10は、ヒンジ部6の回動動作に応じて、第
1の電極体11の円柱部13と第2の電極体12の円筒
部16とが、その間の絶縁体21の円筒部22を介在さ
せながら互いに平行の状態で回転するため、絶縁体21
の円筒部22を通した容量結合でありながら、その容量
変動が少なくて優れたRF信号の接続状態が得られるも
のとなる。ここで、結合容量については、両電極体1
1、12の長さ・太さ等の調整や、絶縁体21の長さ・
厚さ等の調整によって容易に行えるものである。
【0017】なお、以上の実施の形態例においては、携
帯用電話機に適用したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、他の無線通信機等の機器に適用してもよ
い。また、実施の形態例では、RF回路の1極にアンテ
ナ用ヒンジ型コネクタを介してフラッパー内のアンテナ
を接続したが、RF回路の極数を2極に増やして、フラ
ッパー内の左右に配置したアンテナとの間をアンテナ用
ヒンジ型コネクタでそれぞれ接続した変形例も可能であ
り、こうすれば、ダイバーシチー受信用アンテナとして
機能するものとなる。さらに、アンテナ用ヒンジ型コネ
クタの構成部品の形状等も任意であり、その他、具体的
な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿
論である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るアンテナ用ヒンジ型コネクタによれば、第1の電極体
の円柱部上に回転自在に組み付けた絶縁体の円筒部上に
第2の電極体の円筒部を回転自在に組み付けて、第1の
電極体に絶縁体を介し第2の電極体を容量結合したた
め、第1の電極体と第2の電極体とが円柱部及び円筒部
で互いに回転することで、ヒンジ部としての円滑な機能
を得ることができ、しかも、ヒンジ部におけるRF信号
の接続として、第1の電極体の円柱部と第2の電極体の
円筒部とによる絶縁体の円筒部を介した確実な容量結合
によって、容量変動の少ない優れた接続状態を得ること
ができる。従って、ヒンジ部におけるRF信号の接続の
仕方において、配線ケーブルの場合のような長期間の回
動動作によるねじれや切れの発生といった心配をなくす
ことができる。
【0019】また、請求項2記載の発明に係るアンテナ
用ヒンジ型コネクタによれば、その組付状態において、
絶縁体の円筒部一端側の大径部を基準として、一方側に
第1の電極体の円柱部一端側の大径部が位置し、他方側
に第2の電極体の円筒部が位置するため、請求項1記載
の発明により得られる効果に加えて、第1の電極体の円
柱部上に絶縁体の円筒部を回転自在に組み付けて、第1
の電極体の大径部に絶縁体の大径部を突き当て、さら
に、絶縁体の円筒部上に第2の電極体の円筒部を回転自
在に組み付けて突き当てることで、3部品を軸方向に位
置決めすることができるといった利点も得られる。
【0020】そして、請求項3記載の発明に係る無線通
信機器によれば、請求項1または2記載のアンテナ用ヒ
ンジ型コネクタをヒンジ部に用いたため、請求項1また
は2記載のアンテナ用ヒンジ型コネクタにより得られる
効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての携帯用電話機を
示すもので、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図
である。
【図2】図1(a)のアンテナ用ヒンジ型コネクタを拡
大して示すもので、(a)は正面図、(b)は分解斜視
図である。
【図3】従来のアンテナ接続構造例として携帯用電話機
を示した概略正面図である。
【図4】図3のアンテナ接続構造を示すもので、(a)
はアンテナ部の側面図、(b)はアンテナ部の容量結合
部の横断平面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 フラッパー 3 テンキー 8 アンテナ部 10 アンテナ用ヒンジ型コネクタ 11 第1の電極体 12 第2の電極体 13 円柱部 14 大径部 15 取付片 16 円筒部 17 取付片 21 絶縁体 22 円筒部 23 大径部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱部を有する第1の電極体と、 この第1の電極体の前記円柱部上に回転自在に組み付け
    られる円筒部を有する絶縁体と、 この絶縁体の前記円筒部上に回転自在に組み付けられる
    円筒部を有して、前記第1の電極体に前記絶縁体を介し
    容量結合される第2の電極体と、からなること、を特徴
    とするアンテナ用ヒンジ型コネクタ。
  2. 【請求項2】前記第1の電極体は、前記円柱部の一端側
    に大径部を有し、 前記絶縁体は、前記円筒部の一端側に大径部を有し、 組付状態において、前記絶縁体の前記大径部を基準とし
    て、その一方側に前記第1の電極体の前記大径部が位置
    し、他方側に前記第2の電極体の前記円筒部が位置する
    こと、を特徴とする請求項1記載のアンテナ用ヒンジ型
    コネクタ。
  3. 【請求項3】ヒンジ部を有する無線通信機器において、 前記ヒンジ部に請求項1または2記載の前記アンテナ用
    ヒンジ型コネクタを用いたこと、を特徴とする無線通信
    機器。
JP22150196A 1996-08-22 1996-08-22 アンテナ用ヒンジ型コネクタ及び該コネクタを使用した無線通信機器 Pending JPH1064648A (ja)

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