JP2006170257A - 防振装置及びその取付方法 - Google Patents
防振装置及びその取付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006170257A JP2006170257A JP2004360614A JP2004360614A JP2006170257A JP 2006170257 A JP2006170257 A JP 2006170257A JP 2004360614 A JP2004360614 A JP 2004360614A JP 2004360614 A JP2004360614 A JP 2004360614A JP 2006170257 A JP2006170257 A JP 2006170257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar member
- divided
- inner hole
- rubber bodies
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Springs (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
【課題】ゴム弾性体よりなるブッシュ本体をバー部材に対しブッシュ本体の大部分を圧縮することなく必要な面圧を確保して確実に接着できるようにする。
【解決手段】バー部材Bが貫通する内孔部11を有するブッシュ本体10と、これを保持するブラケット金具20とを縦方向に2分割し、ブッシュ本体の分割ゴム体10a,10bをブラケット金具の両半部材20a,20bの内周面に加硫接着し、この分割ゴム体10a,10bの内周部に断面円弧状の中間板13a,13bを、薄ゴム層14a,14bを内側に残しかつ軸方向両端部13’,13’を分割ゴム体より突出させて埋設し、両分割ゴム体により接着剤層15を介してバー部材Bを挟んで中間板を押圧することにより、内孔部周面11a,11bを前記バー部材Bの外周面に所定の面圧で圧着し接着できるようにする。
【選択図】 図4
【解決手段】バー部材Bが貫通する内孔部11を有するブッシュ本体10と、これを保持するブラケット金具20とを縦方向に2分割し、ブッシュ本体の分割ゴム体10a,10bをブラケット金具の両半部材20a,20bの内周面に加硫接着し、この分割ゴム体10a,10bの内周部に断面円弧状の中間板13a,13bを、薄ゴム層14a,14bを内側に残しかつ軸方向両端部13’,13’を分割ゴム体より突出させて埋設し、両分割ゴム体により接着剤層15を介してバー部材Bを挟んで中間板を押圧することにより、内孔部周面11a,11bを前記バー部材Bの外周面に所定の面圧で圧着し接着できるようにする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、自動車のスタビライザーブッシュやリアサスペンションブッシュその他の各種のゴムブッシュとして使用される防振装置及びその取付方法に関するものである。
自動車の防振装置の一種であるスタビライザーブッシュやリヤサスペンションブッシュ等のゴムブッシュは、一般に厚肉筒状をなすゴム弾性体よりなり、その内孔部に車両のスタビライザーバー等のバー部材を挿通して保持した状態で使用されるものである。
かかるゴムブッシュよりなる防振装置は、スタビライザーバー等のバー部材が貫通する内孔部を有する厚肉筒状のゴム弾性体よりなるブッシュ本体と、該ブッシュ本体を外方より保持するブラケット金具とからなる。ブラケット金具は、例えば車体への取付側とこれに締結される側とに分割形成された一対のブラケット金具部材よりなり、前記ブッシュ本体の内孔部にバー部材を挿通した状態で、前記両ブラケット金具部材の締結により前記ブッシュ本体を締め付けた状態でバー部材に固定状態に取り付けられる。前記ブッシュ本体は、スタビライザーバー等のバー部材に対する装着のために、一部に縦方向のカット部が形成されて拡開可能に形成されるか、あるいは縦方向に2分するように分割形成される。
しかし、前記ブッシュ本体は、前記バー部材に対して圧縮力(摩擦力)で固定されている場合は、非接着であるために、例えば自動車のスタビライザーバーでの使用においては、車両の急発進や急停止、旋回等によって生じる前記バー部材の揺動やねじれ運動等により、前記バー部材とブッシュ本体との間でスリップを生じ、その結果、きしみ音等の異音が発生するという問題があった。
特に、下記の特許文献1−2のように、車体やバー部材への取付状態や締め付け状態を工夫して圧縮量を大きくし摩擦力を増大させた場合も、非接着であるために、低温時や水の侵入時等の際には、スリップによる異音の発生が皆無でないばかりか、軸方向の位置ずれ防止の効果も充分でなく、防振特性の維持に問題があった。
また、スリップによる異音の発生を防止するために、例えば、前記ブッシュ本体に自己潤滑性のゴム材料を使用したり、あるいはバー部材が貫通する内孔部にテフロン(登録商標)製布等の織布を貼付して、バー部材との間の滑りをよくすることも提案されている(例えば、下記の特許文献3−4)。
しかし、この場合、ブッシュ本体とバー部材の間が滑り易くなることで、横滑りや抜け出し防止の効果の点では不利であり、何らかの抜け出し防止の手段を併用する必要があるばかりか、滑りがよいために操縦安定性を損なうという問題もあった。
そのため、下記の特許文献5や6に例示するように、スタビライザーバー等のバー部材に対してゴム弾性体よりなるブッシュ本体を接着することが提案されている。しかし、特許文献5の場合は、熱硬化性樹脂を使用するものであって、スタビライザバーの塗装工程での高温熱処理を利用するもの、また、特許文献6の場合は、加熱処理により追加加硫が可能な添加剤を含む接着剤を使用するものであり、いずれも加熱処理の工程を必要とし、製造工程を変更する必要がある上、前記の接着の際に、ゴム弾性体よりなるブッシュ本体自体が加熱されることで、特性が変化する虞もある。
殊に、前記のように接着する場合は、接着時の圧力不足による接着界面の剥離等の問題を生じさせないようにするために、全面にわたって接着に必要な面圧を確保する必要がある。そうかと言って、ゴム弾性体を過度に圧縮した状態で接着すると、接着部に160〜180℃の高熱が発生することもあって、ゴム弾性体の特性が変化し、ゴム劣化が早くなる、と言った問題がある。また使用状態においては、接着状態の保持や耐久性の向上のために、前記ブッシュ本体に適度の圧縮力を付与した状態に保持できることが望まれる。
特開平11−192828号公報
特開2001−271860号公報
特開2001−182767号公報
特開2001−221284号公報
特開2001−270315号公報
特開2000−142068号公報
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、スタビライザーバー等のバー部材に対してブッシュ本体を接着することで、スリップによる異音の発生を防止するとともに、操縦安定性をも改善することとしたものであり、特にこの場合において、ゴム弾性体よりなるブッシュ本体を過度に圧縮することなく接着に必要な面圧を確保できて確実にかつ界面剥離のおそれなく接着でき、また接着時における過度の圧縮による影響を小さくして、特性の変化や劣化を防止し耐久性を向上させることがてきる防振装置及びその取付方法を提供するものである。
本発明は、バー部材が貫通する内孔部を有する筒状のゴム弾性体よりなるブッシュ本体と、前記ブッシュ本体を外周より保持するブラケット金具とからなり、前記内孔部において前記バー部材に接着される防振装置であって、前記ブッシュ本体とブラケット金具とがそれぞれ縦方向に2分割され、前記ブッシュ本体を構成する一対の分割ゴム体は、それぞれ前記ブラケット金具の分割体である締結可能な一対の半部材の内周面に加硫接着され、該分割ゴム体の内周部には、内孔部と同心の断面円弧状をなす中間板が、薄ゴム層を内側に残してかつ軸方向両端部を分割ゴム体より突出させて埋設されてなり、該両分割ゴム体により前記バー部材を挟んだ状態で前記中間板を介して前記薄ゴム層を押圧することにより、内孔部周面を前記バー部材の外周面に対し圧着し接着できるように構成されてなることを特徴とする。
この防振装置によれば、ゴム弾性体よりなるブッシュ本体を、その内孔部に貫通状態に保持されるスタビライザーバー等のバー部材に対して接着する際は、前記両分割ゴム体における中間板の突出した軸方向両端部を押圧することにより、内側の薄ゴム層を圧縮できて内孔部周面の全面において接着に必要な面圧を確保でき、全面に渡って剥離のおそれなく確実に接着固定することができる。しかも、ブッシュ本体の前記中間板より外方の大部分のゴム弾性体の部分を圧縮することなく接着できるため、接着時における過度の圧縮による影響を回避でき、特性の変化や劣化を防止できる。
前記の防振装置において、前記両分割ゴム体は、半円形の内孔部周面が互いの対向側に偏心して形成されており、前記ブラケット金具の両半部材が締結されることにより、前記分割ゴム体の対向方向に圧縮され、この圧縮力で前記中間板を介して内孔部周面に内方向きの力が付与されるように構成されてなるものが好ましい。
この場合、ゴム弾性体よりなるブッシュ本体をスタビライザーバー等のバー部材に対し前記中間板を押圧することにより、ブッシュ本体を過度に圧縮することなく確実に接着固定できる上、この接着後に、前記ブラケット金具の両半部材を締結することにより、前記両分割ゴム体を対向方向に圧縮でき、予備的な圧縮力を付与できるとともに、この圧縮力により前記中間板を介して内孔部周面に内方向きの力を付与できることにもなり、接着部の保持を良好になすことができる。
また、本発明は、前記構成の防振装置を、前記バー部材に対し接着して取り付ける方法として、前記ブッシュ本体の両分割ゴム体により接着剤層を介して前記バー部材を挟んだ状態で、前記中間板の突出した軸方向両端部を外方より押圧することにより、前記薄ゴム層による内孔部周面を前記バー部材の外周面に対し圧着し接着し、その後、前記ブラケット金具の両半部材を締結することを特徴とする。
これにより、ゴム弾性体よりなるブッシュ本体をスタビライザーバー等のバー部材に対して接着する際、前記両分割ゴム体における中間板の突出端部を押圧することにより、ブッシュ本体の前記中間板より外方の大部分のゴム弾性体の部分を圧縮することなく、内孔部周面において接着に必要な面圧を確保でき、全周に渡って確実に接着固定できる。しかも、大部分のゴム弾性体を圧縮しないで接着するため、高熱が発生する接着時におけるゴム弾性体の過度の圧縮による影響を回避でき、特性の変化や劣化を生じることがない。
前記の防振装置の取付方法において、前記両分割ゴム体の半円形の内孔部周面を互いの対向側に偏心させて形成しておき、前記内孔部周面をバー部材の外周面に接着した後、前記ブラケット金具の両半部材を対接させるように締結することにより、前記両分割ゴム体の前記分割端面を対接させるとともに、前記分割ゴム体の対向方向に圧縮し、その圧縮力を前記中間板を介して内孔部周面に内方向きに付与することができる。これにより、前記ゴム弾性体よりなるブッシュ本体に予備的な圧縮を与えることができるとともに、接着部の押圧状態に保持でき、その耐久性をさらに向上できる。
上記したように本発明によれば、スタビライザーバー等のバー部材に対してゴム弾性体よりなるブッシュ本体を接着固定するもので、特にその接着の際に、中間板を利用して押圧することより、ブッシュ本体の大部分のゴム弾性体を圧縮することなく接着に必要な面圧を保持して確実に接着でき、面圧不足による接着界面の剥離等のおそれがなく、また圧縮によるゴム弾性体の劣化や特性の変化を生じることもなく、その耐久性を高めることができる。しかも、接着することで、使用状態においてスリップや位置ずれが生じる虞がなく、異音の発生を防止できると同時に、操縦安定性も良好に保持できる。
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の防振装置のバー部材への取付前の分離状態の正面図、図2は同上の縦断面図、図3は同防振装置のバー部材への接着時の断面図、図4は同状態の一部断面した側面図、図5はブラケット金具の半部材同士を完全に締結した状態の断面図である。
図示する実施例は、スタビライザーブッシュとして使用する防振装置Aの場合を示している。この防振装置Aは、スタビライザーバーとしてのバー部材Bが貫通する内孔部11を有する厚肉円筒状を基本形とするゴム弾性体からなるブッシュ本体10と、該ブッシュ本体10を外方より保持するアルミニウム等の金属材よりなるブラケット金具20とからなる。
前記ブラケット金具20と前記ブッシュ本体10とはそれぞれ縦方向に2分割されている。前記ブラケット金具20は、前記ブッシュ本体10と接する円形の内周面を縦方向に2分するように分割形成された上下一対の分割体である半部材20a,20bよりなり、通常、その一方の半部材が車体への取付側、他方の半部材が前記一方の半部材に対する締結側として形成され、それぞれ両側部の対応個所に締結用孔22a,22bが形成され、ボルト23等の締結手段により締結できるように設けられている。他の締結手段を利用することもできる。
また、前記ブッシュ本体10は、前記ブラケット金具20の半部材20a,20bに対応して内孔部11を縦方向に2分するように分割形成(半割り)された一対の分割形をなす分割ゴム体10a,10bよりなり、両分割ゴム体10a,10bが、それぞれ加硫成形と同時に、前記両半部材20a,20bの半円形の各内周面21a,21bに加硫接着されて、前記両半部材20a,20bの締結された状態において、両分割ゴム体10a,10bの分割端面12a,12b同士が対接するように設けられている。そして、前記両分割ゴム体10a,10bの内周部には、前記内孔部11と同心の断面円弧状をなす金属板等の剛性を有する中間板13a,13bが、それぞれ薄ゴム層14a,14bを内側に残してかつ軸方向両端部13’,13’を分割ゴム体10a,10bより突出させて埋設されている。
前記の薄ゴム層14a,14bの厚みは、接着時の圧縮による影響低減や面圧保持の効果を考慮して適宜設定でき、例えば0.3〜2.0mmの範囲、より好ましくは0.5〜1.5mmの範囲に設定される。また、前記両中間板13a,13bは、その周方向の寸法(円弧の長さ)が前記分割ゴム体10a,10bの周方向の長さ寸法よりやや小さくて、分割ゴム体10a,10bの分割端面12a,12bに露出しないように埋設されている。該中間板13a,13bの軸方向両端部13’,13’の突出寸法は、バー部材Bに対する接着の際、接着のための押圧治具を当接して押圧できる程度であればよく、例えば3〜10mm程度に設定される。
前記の構成により、前記両分割ゴム体10a,10bにより接着剤層15を介して前記バー部材Bを挟んだ状態で、前記中間板13a,13bの突出した軸方向両端部13’,13’を押圧することにより、内側の薄ゴム層14a,14bを略同程度に圧縮して内孔部周面11a,11bにおいて所定の面圧を付与してバー部材Bの外周面に対し接着できるようになっている。
前記接着剤層15は、前記防振装置Aをバー部材Bに対して接着する工程において、例えば外装用の塗装が施されているバー部材Bにおける所定の個所、あるいは両分割ゴム体10a,10bの前記内孔部周面11a,11bに接着剤を塗布することにより形成される。この接着剤としては、塩化ゴム系接着剤、ポリオレフィン系接着剤が好適に用いられる。
なお、前記両分割ゴム体10a,10bによる内孔部11の成形上の内径は、通常、取付対象となる前記バー部材Bの外径略同径もしくは僅かに径小に形成される。取付状態において適度に圧縮力を付与させるためには僅かに径小に形成しておくのが望ましい。
また、前記両分割ゴム体10a,10bは、その分割端面12a,12bが前記ブラケット金具20の対向面と同一平面にあるように形成しておくこともできるが、図示する実施例の場合は、前記分割端面12a,12bが成形上において内孔部側ほど互いの対向側に突出するように平面もしくは湾曲面で傾斜して、半円形の前記内孔部周面11a,11bが前記半部材20a,20bの半円形の内周面21a,21bに対して互いの対向側に偏心して形成されており、これにより前記分割ゴム体10a,10bは、それぞれ周方向の中央部で前記偏心量に相当する分やや厚肉になっている。
このように構成されることにより、前記両分割ゴム体10a,10bは、前記バー部材Bを挟んでブラケット金具20の半部材20a,20bの締結により外方より押圧されて対向方向に圧縮されることで、前記分割端面12a,12b同士が対接して、かつ前記両分割ゴム体10a,10bに対し予備的な圧縮力を付与できるとともに、この圧縮力により前記中間板13a,13bを介して内孔部周面11a,11bに内方向きの力を付与できるようになっている。
上記の構成よりなる防振装置Aをスタビライザーバー等のバー部材Bに対して接着して取り付けるには、例えば次の方法を採用する。
予め、バー部材Bの外周面または前記ブッシュ本体10の分割ゴム体10a,10b内孔部周面11a,11bに接着剤を塗布しておく。そして、ブラケット金具20の半部材20a,20bに加硫接着されている両分割ゴム体10a,10bを、両者間に前記バー部材Bを挟んだ状態で対向させ、図3及び図4のように、該分割ゴム体10a,10bに埋設されている中間板13a,13bの軸方向に突出している両端部13’,13’を、接着のための押圧用治具(図示省略)により外方より押圧することにより、内側の薄ゴム層14a,14bを圧縮せしめて、内孔部周面11a,11bの全体に所定の面圧を生じさせて、前記バー部材Bの外周面に対し接着する。この接着後に、前記ブラケット金具20の両半部材20a,20bをボルト23等の締結手段により完全に締結する。
また、図示する実施例のように、ブッシュ本体10 の両分割ゴム体10a,10bの内孔部周面11a,11bを対向側に偏心させて形成してある場合は、図3及び図4のように、前記両半部材20a,20bの対向面間に、前記両内孔部周面11a,11bの両者の偏心量に相当する厚みのスペーサ30を介在させて、前記両半部材20a,20bを図3に鎖線で示すようにボルト23等の締結手段により仮止めし、この状態下で、前記のように、前記中間板13a,13bを押圧して接着し、この接着後に、前記スペーサ30を取り除いて両半部材20a,20bを対接させるように完全に締結することにより、前記両分割ゴム体10a,10bの分割端面12a,12b同士を対接させるとともに、該分割ゴム体10a,10bを対向方向(図は上下方向)に圧縮させる。これにより、該分割ゴム体10a,10bに予備的な圧縮力を付与させることができるとともに、この圧縮力により前記中間板13a,13bを介して内孔部周面11a,11bに内方向きの力を付与でき、接着部の保持を良好になすことができる。
本発明は、自動車のスタビライザブッシュやリアサスペンションブッシュその他のゴムブッシュとしてバー部材に接着固定して使用する場合に好適に利用できる。
A…防振装置
B…バー部材
10…ブッシュ本体
10a,10b…分割ゴム体
11…内孔部
11a,11b…内孔部周面
12a,12b…分割端面
13a,13b…中間板
13’,13’…軸方向両端部
14a,14b…内側の薄ゴム層
15…接着剤層
20…ブラケット金具
20a,20b…半部材
21a,21b…半部材の内周面
22a,22b…締結用孔
23…ボルト
30…スペーサ
B…バー部材
10…ブッシュ本体
10a,10b…分割ゴム体
11…内孔部
11a,11b…内孔部周面
12a,12b…分割端面
13a,13b…中間板
13’,13’…軸方向両端部
14a,14b…内側の薄ゴム層
15…接着剤層
20…ブラケット金具
20a,20b…半部材
21a,21b…半部材の内周面
22a,22b…締結用孔
23…ボルト
30…スペーサ
Claims (4)
- バー部材が貫通する内孔部を有する筒状のゴム弾性体よりなるブッシュ本体と、前記ブッシュ本体を外周より保持するブラケット金具とからなり、前記内孔部において前記バー部材に接着される防振装置であって、
前記ブッシュ本体とブラケット金具とがそれぞれ縦方向に2分割され、前記ブッシュ本体を構成する一対の分割ゴム体は、それぞれ前記ブラケット金具の分割体である締結可能な一対の半部材の内周面に加硫接着され、該分割ゴム体の内周部には、内孔部と同心の断面円弧状をなす中間板が、薄ゴム層を内側に残してかつ軸方向両端部を分割ゴム体より突出させて埋設されてなり、該両分割ゴム体により前記バー部材を挟んだ状態で前記中間板を介して前記薄ゴム層を押圧することにより、内孔部周面を前記バー部材の外周面に対し圧着し接着できるように構成されてなることを特徴とする防振装置。 - 前記両分割ゴム体は、半円形の内孔部周面が互いの対向側に偏心して形成されており、前記ブラケット金具の両半部材が締結されることにより、前記分割ゴム体が対向方向に圧縮されるとともに、この圧縮力で前記中間板を介して内孔部周面に内方向きの力が付与されるように構成されてなる請求項1に記載の防振装置。
- 請求項1又は2に記載の防振装置をバー部材に対し接着する取付方法において、
前記ブッシュ本体の両分割ゴム体により接着剤層を介して前記バー部材を挟んだ状態で、前記中間板の突出した軸方向両端部を外方より押圧することにより、前記薄ゴム層による内孔部周面を前記バー部材の外周面に対し圧着し接着し、その後、前記ブラケット金具の両半部材を締結することを特徴とする防振装置の取付方法。 - 請求項3に記載の防振装置の取付方法において、前記両分割ゴム体の半円形の内孔部周面を互いの対向側に偏心させて形成しておき、前記内孔部周面をバー部材の外周面に接着した後、前記ブラケット金具の両半部材を対接させるように締結することにより、前記両分割ゴム体の前記分割端面を対接させるとともに、前記分割ゴム体の対向方向に圧縮し、その圧縮力を前記中間板を介して内孔部周面に内方向きに付与することを特徴とする防振装置の取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004360614A JP2006170257A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | 防振装置及びその取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004360614A JP2006170257A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | 防振装置及びその取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006170257A true JP2006170257A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36671233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004360614A Pending JP2006170257A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | 防振装置及びその取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006170257A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8292312B2 (en) | 2010-01-29 | 2012-10-23 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Stabilizer bushing for vehicle |
CN102896995A (zh) * | 2011-07-29 | 2013-01-30 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的稳定杆的安装套管 |
US8424891B2 (en) | 2011-05-23 | 2013-04-23 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Stabilizer bushing for vehicle and method of producing the same |
JP2018079752A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 東洋ゴム工業株式会社 | スタビライザブッシュ |
JP2020159540A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 住友理工株式会社 | スタビライザブッシュ |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61134410U (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-21 | ||
JPH04349012A (ja) * | 1991-05-24 | 1992-12-03 | Nippon Mektron Ltd | スタビライザの支持ブッシュ |
JP2000213535A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-02 | Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd | スタビライザ―の軸受装置 |
JP2001059545A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-03-06 | Honshu-Shikoku Bridge Authority | ケーブル又は管状体若しくは棒状体の制振装置及びその製造方法 |
JP2002225532A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 筒状防振ブッシュ |
JP2002248923A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-03 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振ブッシュ付スタビライザーバー |
JP2002321516A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-05 | Hokushin Ind Inc | スタビライザブッシュ及びその成形方法 |
JP2003341326A (ja) * | 2002-05-27 | 2003-12-03 | Hino Motors Ltd | 軸保持構造 |
-
2004
- 2004-12-13 JP JP2004360614A patent/JP2006170257A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61134410U (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-21 | ||
JPH04349012A (ja) * | 1991-05-24 | 1992-12-03 | Nippon Mektron Ltd | スタビライザの支持ブッシュ |
JP2000213535A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-02 | Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd | スタビライザ―の軸受装置 |
JP2001059545A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-03-06 | Honshu-Shikoku Bridge Authority | ケーブル又は管状体若しくは棒状体の制振装置及びその製造方法 |
JP2002225532A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 筒状防振ブッシュ |
JP2002248923A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-03 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振ブッシュ付スタビライザーバー |
JP2002321516A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-05 | Hokushin Ind Inc | スタビライザブッシュ及びその成形方法 |
JP2003341326A (ja) * | 2002-05-27 | 2003-12-03 | Hino Motors Ltd | 軸保持構造 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8292312B2 (en) | 2010-01-29 | 2012-10-23 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Stabilizer bushing for vehicle |
US8424891B2 (en) | 2011-05-23 | 2013-04-23 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Stabilizer bushing for vehicle and method of producing the same |
CN102896995A (zh) * | 2011-07-29 | 2013-01-30 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的稳定杆的安装套管 |
KR101542956B1 (ko) * | 2011-07-29 | 2015-08-07 | 현대자동차 주식회사 | 자동차용 스태빌라이저 바의 마운트 부시 |
CN102896995B (zh) * | 2011-07-29 | 2016-05-11 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的稳定杆的安装套管 |
JP2018079752A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 東洋ゴム工業株式会社 | スタビライザブッシュ |
CN108068571A (zh) * | 2016-11-15 | 2018-05-25 | 东洋橡胶工业株式会社 | 稳定器衬套 |
JP2020159540A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 住友理工株式会社 | スタビライザブッシュ |
JP7200024B2 (ja) | 2019-03-28 | 2023-01-06 | 住友理工株式会社 | スタビライザブッシュ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4131973B2 (ja) | 防振装置及びその取付方法 | |
JP4560376B2 (ja) | スタビライザブッシュ | |
JP2008213751A (ja) | 防振ブッシュ付スタビライザバー及びその製造方法 | |
US8454774B2 (en) | Method of producing a stabilizer with a stabilizer bearing | |
EP2336597B1 (en) | Vibration-damping rubber member and process for producing same | |
JP2006170257A (ja) | 防振装置及びその取付方法 | |
US10124641B2 (en) | Leaf spring holder for the mounting of a leaf spring onto an axle body of a vehicle | |
JP2006170293A (ja) | 防振装置及びその取付方法 | |
JP2006264435A (ja) | スタビライザブッシュの製造方法 | |
JP4131975B2 (ja) | 防振装置の取付構造 | |
JP2008168756A (ja) | 防振ブッシュ付スタビライザバー及びその製造方法 | |
JP2008173990A (ja) | プロペラシャフトの支持構造 | |
JP2006170292A (ja) | 防振装置及びその取付方法 | |
JP2006189062A (ja) | 防振装置の取付構造 | |
JP2006183770A (ja) | 防振装置の取付構造 | |
JP2006183768A (ja) | 防振装置の取付構造 | |
JP2011121530A (ja) | 防振ブッシュ付きスタビライザバー及びその製造方法 | |
JP2006170256A (ja) | 防振装置 | |
JP2006069233A (ja) | ゴムブッシュ付きスタビライザーバーの製造方法 | |
JP5704008B2 (ja) | スタビライザーバー取付用ブッシュ | |
JP2000213535A (ja) | スタビライザ―の軸受装置 | |
JP2017165284A (ja) | スタビライザブッシュの取付構造 | |
JP2006177388A (ja) | ブッシュ及びその両側締め込みブッシュ | |
JP3626992B2 (ja) | ゴムブッシュの製造方法 | |
JP2001027285A (ja) | パワープラントのマウント装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090519 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20120410 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |