JP2006161890A - 留め具及びエアバッグ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 取付性が良く、また、エアバッグ作動時において係止部の係止状態を維持することができる留め具及びエアバッグ取付構造を得る。
【解決手段】 軸体52を挿入部40のはめあい公差で形成し、軸体52の外形寸法と挿入部40の内形寸法とを略同一の寸法とし、雄部材20が雌部材22に固定された状態で、軸体52と挿入部40の間にほとんど隙間が生じないようにすることで、挿入部40内に配置された軸体52が揺動規制される。雄部材20が雌部材22に固定された状態で雄部材20が揺動可能な場合、雄部材20の軸体52を介して雌部材22の係止部30が揺動してしまうこととなり、雌部材22のインナパネル10の取付孔10Aの周縁部との係止力に影響を及ぼしてしまうこととなる。しかし、雄部材20の揺動を規制することで、エアバッグ作動時に、耳部16を介して脚部24の根元部にせん断力が加わっても、クリップ18の係止力には影響を与えることはない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車のインナパネルに取付けられる留め具及びこの留め具を用いたエアバッグ取付構造に関する。
インナパネルに沿って格納され、車体側部への所定の高荷重作用時にインフレータから噴出したガスによってカーテン状に膨張する頭部保護エアバッグ袋体の取付構造に関して、例えば、特許文献1では、セルフタップビスの螺入によって、グロメットに設けられた一対の脚部を広げて固定すると共に、脚部の形状を矩形としたことで、インナパネルに対しての回転を防止する技術が開示されている。
また、特許文献2では、樹脂製の留め具に関して、雌部材と雄部材とからなり、雄部材には、雌部材に設けられた板状脚部を拡開しない状態と、該板状脚部を拡開した本留め状態とで、雌部材と係合する係合部を設けた技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1のようにセルフタップビスを用いる場合、取付作業性が悪く、また、特許文献2では、エアバッグ作動時、留め具にはエアバックの展開方向に沿ってせん断力が加わるが、該せん断力が加わると係止部にその力が作用し、雌部材の係止状態に影響を与える可能性がある。
特許第3444789号 特許第3290292号
本発明は上記事実を考慮して、取付性が良く、また、エアバッグ作動時において係止部の係止状態を維持することができる留め具及びエアバッグ取付構造を提供することを課題とする。
本発明は上記事実を考慮し、請求項1に記載の発明は、雄部材と、前記雄部材が挿入固定される雌部材と、を備えた留め具であって、前記雌部材が、固定対象物に設けられた第1取付孔及び前記固定対象物に取付けられる被取付物に設けられた第2取付孔に挿入可能な筒状の脚部と、前記脚部に設けられ、外方向に突出して前記第1取付孔の周縁部に係止される係止部と、前記脚部に形成され、前記係止部との間で前記被取付物を挟持する頭部と、前記頭部を貫通し、前記脚部と連通する挿入部と、で構成され、前記雄部材が、前記挿入部へ挿入される軸体と、前記軸体の根元部に形成され、前記頭部に面接するフランジ部と、前記軸体の先端側に設けられ、突出した前記係止部を拡幅する拡幅部と、で構成され、前記軸体の根元部又は前記頭部に設けられ、軸体と頭部を係合させる係合手段と、前記係合手段によって前記軸体と前記頭部が係合された状態で雄部材の揺動を規制する規制手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、雌部材には、固定対象物に設けられた第1取付孔及び被取付物に設けられた第2取付孔に挿入可能な脚部を設けており、脚部には、外方向に突出して第1取付孔の周縁部に係止される係止部を設けている。
また、雄部材には、脚部に形成され係止部との間で被取付物を挟持する頭部を設けており、頭部を貫通する挿入部を設け、挿入部と脚部とを連通させている。この挿入部内へ雄部材の軸体が挿入可能となっている。軸体の先端側には拡幅部を設けており、脚部内へ雄部材を挿入した状態で、拡幅部が係止部に当接して係止部を拡幅させる。
すなわち、固定対象物の第1取付孔及び被取付物の第2取付孔へ雌部材の脚部を挿入した後、脚部内へ雄部材を挿入すると、係止部が拡幅すると共に、この拡幅された状態が維持される。ここで、雄部材の軸体の根元部又は頭部には、軸体と頭部を係合させる係合手段を設けており、係合手段によって雄部材が雌部材に係合される。
このように、係合手段によって雄部材が雌部材に係合された状態で、係止部が第1取付孔の周縁部に係止され、雌部材の頭部と係止部との間で、被取付物及び固定対象物が挟持される。つまり、留め具を介して、被取付物が固定対象物に取り付けられる。
また、係合手段によって雄部材が雌部材に係合された状態で、規制手段によって雄部材の揺動を規制している。雄部材が雌部材に係合した状態で雄部材が揺動可能な場合、雄部材の拡幅部を介して雌部材の係止部が揺動してしまうこととなり、雌部材の第1取付孔の周縁部との係止力に影響を及ぼしてしまうこととなるが、規制手段によって、雄部材の揺動を規制することで、エアバッグ作動時に留め具にせん断力が加わっても留め具の係止力に影響を与えることはない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の留め具において、少なくとも前記脚部の根元部を取り囲む補強部材が設けられたことを特徴としている。請求項2に記載の発明では、少なくとも脚部の根元部を取り囲む補強部材を設けることで、エアバッグ作動時に留め具に掛かるせん断力に対して留め具自体の強化を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の留め具において、前記係止部と前記頭部の間へ挿入され前記被取付物を弾性的に保持する保持カラーが取付け可能であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、係止部と頭部の間へ保持カラーを挿入し、被取付物を弾性的に保持することで、被取付物の寸法誤差を許容すると共に、被取付物を頭部側へ常に押し付けることができ、被取付物がガタ付かないようにすることができる。また、被取付物に留め具を保持させておくことができるので、エアバッグ取付け時の作業性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の留め具において、前記係合手段が、前記挿入部の内壁面に設けられた係合孔と、前記軸体の根元部側に設けられ前記係合孔に係合可能な係合爪と、で構成され、前記規制手段が、前記挿入部とのはめあい公差で形成された前記軸体の根元部であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、雌部材の挿入部の内壁面に係合孔を設け、雄部材の軸体の根元部側に係合爪を設けて、該係合爪を係合孔に係合させる。この状態で、雄部材は雌部材に係合される。また、軸体の根元部を挿入部とのはめあい公差で形成することで、雄部材が雌部材に係合された状態で、挿入部内に配置された軸体が揺動規制される。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の留め具において、前記規制手段が、前記頭部の上面に立設する略コ字状の規制壁と、前記フランジ部に設けられ前記規制壁が係合可能な規制孔と、で構成され、前記係合手段が、前記規制壁に設けられ弾性変形可能な弾性係合爪と、前記規制孔の周縁部に設けられ前記弾性係合爪が係合可能な台座と、で構成されたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、頭部の上面に略コ字状の規制壁を立設し、軸体のフランジ部に規制壁が係合可能な規制孔を設けている。ここで、規制壁には弾性変形可能な弾性係合爪を設け、規制孔の周縁部には弾性係合爪が係合可能な台座を設けている。これにより、雄部材の規制孔を雌部材の規制壁に沿って移動させると、弾性係合爪が台座に係合すると共に、規制孔及び規制壁を介して雄部材が雌部材に揺動規制される。
請求項6に記載の発明は、エアバッグ取付構造において、前記固定対象物がボディパネル、前記被取付部材がエアバッグの取付部であり、請求項1〜5の何れか1項に記載の留め具を介して、前記被取付部を前記ボディパネルに取付けたことを特徴としている。
本発明は、上記構成としたので、請求項1及び6に記載の発明では、固定対象物の第1取付孔及び被取付物の第2取付孔へ雌部材の脚部を挿入した後、脚部内へ雄部材を挿入すると、係止部が拡幅すると共に、この拡幅された状態が維持される。ここで、雄部材の軸体の根元部又は頭部には、軸体と頭部を係合させる係合手段を設けており、係合手段によって雄部材が雌部材に係合される。このように、係合手段によって雄部材が雌部材に係合された状態で、係止部が第1取付孔の周縁部に係止され、雌部材の頭部と係止部との間で、被取付物及び固定対象物が挟持される。つまり、留め具を介して、被取付物が固定対象物に取り付けられる。
また、係合手段によって雄部材が雌部材に係合された状態で、規制手段によって雄部材の揺動を規制している。雄部材が雌部材に係合した状態で雄部材が揺動可能な場合、雄部材の拡幅部を介して雌部材の係止部が揺動してしまうこととなり、雌部材の第1取付孔の周縁部との係止力に影響を及ぼしてしまうこととなるが、規制手段によって、雄部材の揺動を規制することで、エアバッグ作動時に留め具にせん断力が加わっても留め具の係止力に影響を与えることはない。
請求項2に記載の発明では、エアバッグ作動時に留め具に掛かるせん断力に対して留め具自体の強化を図ることができる。
請求項3に記載の発明では、被取付物の寸法誤差を許容すると共に、被取付物を頭部側へ常に押し付けることができ、被取付物がガタ付かないようにすることができる。また、被取付物に留め具を保持させておくことができるので、エアバッグ取付け時の作業性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明では、軸体の根元部を挿入部とのはめあい公差で形成することで、雄部材が雌部材に係合された状態で、挿入部内に配置された軸体が揺動規制される。
請求項5に記載の発明では、雄部材の規制孔を雌部材の規制壁に沿って移動させると、弾性係合爪が台座に係合すると共に、規制孔及び規制壁を介して雄部材が雌部材に揺動規制される。
次に、本発明の第1実施の形態に係る留め具としてのクリップについて説明する。
車体側部へ所定値以上の衝撃力が作用した場合に前席に着座した乗員の頭部を保護するため、図1(A)に示すように、インナパネル10には、エアバッグ袋体12が折り畳み状態で格納されている。このエアバッグ袋体12にはインフレータ14が接続されており、車体側部へ所定値以上の衝撃力が作用した場合、インフレータ14が作動してガスが噴出し、図1(B)に示すように、エアバッグ袋体12が展開するようになっている。
ところで、このエアバッグ袋体12の上端部からは、図2に示すように、中央部に矩形状の取付孔16Aが貫通した耳部16が所定のピッチで張り出しており、インナパネル10には、耳部16の取付孔16Aのピッチと対応して、矩形状の取付孔10Aが貫通している。耳部16の取付孔16A及びインナパネル10の取付孔10Aに、本発明のクリップ18を挿通し、該クリップ18を介してインナパネル10にエアバッグ袋体12を取り付ける。
ここで、クリップ18について詳細に説明する。
クリップ18は、角状の雄部材20と、雄部材20が挿入固定される角状の雌部材22と、で構成されている。まず、雌部材22について説明する。
図2及び図4に示すように、雌部材22にはインナパネル10の取付孔10A及び耳部16の取付孔16Aに挿入可能な中空部23を備えた角状の脚部24が設けられており、脚部24の根元部には、頭部26が張り出している。
脚部24を構成する幅広の壁面24Aには、略逆U字状の切込み部28が形成されており、切込み部28内には係止部30が弾性変形可能に設けられている。この係止部30の外面には爪部32が形成され、インナパネル10の取付孔10Aの周縁部に当接可能となっている(図7参照)。
また、係止部30の内面は、脚部24の軸線に対して内側へ向かって傾斜しており、係止部30は自由端部側に行くに従って、互いに近接している。係止部30の内面の幅方向端部には、脚部24の軸線方向に沿ってガイド部34及び係合段部36が形成されている。
一方、頭部26の長手方向の上面端部側には、断面が略直角三角形状の三角凸部38が突設しており、頭部26の上面端部へ行くに従って突出量が小さくなっている。このため、エアバッグ袋体12が展開するとき、頭部26に引っ掛かることはない。また、三角凸部38によって雌部材22の向きがすぐ分かるようになっている。
また、頭部26の中央部には、矩形状の挿入部40が貫通しており、脚部24の中空部23と連通している。頭部26の長手方向に沿った挿入部40の内壁面の中央部には、挿入部40を通過して頭部26の側壁を貫通する係合孔42が形成されている。また、図8に示すように、係合孔42の両側には、係合孔42と平行に肉盗み部44が凹設されており、雌部材22の成形後に頭部26がひけないようにしている。
ところで、図2及び図4に示すように、脚部24には略矩形状の保持カラー46が装着可能となっている。この保持カラー46の長手方向の両端側は若干折れ曲がっており、保持カラー46の中央部には装着孔46Aが形成され、脚部24へ挿通可能となっている。
また、装着孔46Aの長手方向の中央部には、装着凸片48が張り出しており、脚部24の根元部へ挿通した状態で、脚部24の係止部30の外面の自由端部中央に凹設された装着凹部50に係止され、保持カラー46が脚部24に装着される。
次に、雄部材20について説明する。
図2及び図4に示すように、雄部材20は挿入部40へ挿入可能な角柱状の軸体52と軸体52の根元部に形成されたフランジ部54とで構成されており、軸体52の先端部には、軸体52を構成する幅広の側壁52Aの両端部から、軸体52の軸線方向に沿って係合片56が延出している。
この係合片56の先端部には、該先端部よりも幅広のアンカー部56Aが張り出しており、軸体52を雌部材22の挿入部40内へ挿入した状態で、このアンカー部56Aが係止部30の内面30Aの幅方向端部に形成されたガイド部34に沿って移動可能となっている。
ここで、アンカー部56Aの幅は、ガイド部34同士の離間距離よりも広くなっており、アンカー部56Aがガイド部34に沿って移動するとき、係止部30が外方へ若干押し広げられる。一方、係合段部36同士の離間距離は、アンカー部56Aの幅方向と略同一となっている。
このため、アンカー部56Aがガイド部34に沿って移動し、係合段部36に到達すると、若干押し拡げられた係止部30が復元し、図5に示すように、アンカー部56Aは係合段部36に係合される。この状態で、アンカー部56Aは抜け止めされ、雌部材22に対して軸体52が仮止めされる。
一方、係合片56の根元部には、徐々に拡幅する拡幅部58が形成されており、雌部材22に対して軸体52が仮止めされた状態で、軸体52を脚部24のさらに奥方へ押し込むと、拡幅部58がガイド部34に当接し、ガイド部34を介して係止部30を外方向へ押し広げる。
ところで、係止片56と係止片56の間に位置する軸体52の先端部には、拡幅部59が形成されており、図6に示すように、拡幅部58によって押し広げられた係止部30の内面30Aに当接し、係止部30をさらに外方向へ押し広げ、また、押し広げられた状態が維持される。
ここで、図3及び図4に示すように、軸体52の側壁52Aの根元側には、略逆U字状の切込み部60が形成されており、切込み部60に囲まれて弾性係止片62が形成されている。この弾性係止片62の外面の先端部には、弾性爪62Aが突設されており、挿入部40の係合孔42に係合可能となっている。図7に示すように、弾性爪62Aが係合孔42に係合された状態で、雄部材20が雌部材22に固定される。
軸体52は、挿入部40のはめあい公差で形成されており、図7及び図8に示すように、軸体52の外形寸法と挿入部40の内形寸法とが略同一の寸法となっており、雄部材20が雌部材22に固定された状態で、軸体52と挿入部40の間にはほとんど隙間が生じない。
また、雄部材20が雌部材22に固定された状態では、図7及び図8に示すように、フランジ部54は頭部26の三角凸部38間に位置し頭部26の上面に面接する。この状態で、フランジ部54の上面は頭部26の三角凸部38の頂部の高さよりも若干低くなっており、エアバッグ袋体12が展開するとき、該フランジ部54に引っ掛からないようにしている。
次に、本発明の第1実施の形態に係るクリップの作用について説明する。
図2に示す雌部材22の脚部24をエアバッグ袋体12の耳部16の取付孔16Aへ挿入した後、保持カラー46の装着孔46Aへ挿入する。そして、装着孔46Aの装着凸片48が、脚部24の係止部30に凹設された装着凹部50に係止された状態で、図3及び図4に示すように、保持カラー46が脚部24に装着される。
ここで、保持カラー46の両端側は、頭部26に対して離間する方向へ折れ曲がっており、保持カラー46には弾性力が蓄積され、エアバッグ袋体12の耳部16を弾性的に保持している。これにより、該耳部16の寸法誤差を許容すると共に、耳部16を頭部26側へ常に押し付けることができ、エアバッグ袋体12がガタ付かないようにすることができる。また、エアバッグ袋体12の耳部16に雌部材22を保持させておくことができるので、エアバッグ袋体12をインナパネル10へ取り付ける際の作業性が向上する。
次に、雄部材20の軸体52を雌部材22の挿入部40内へ挿入し、図5に示すように、軸体52の係合片56の先端部に設けたアンカー部56Aを雌部材22の係止部30に設けた係合段部36に係合させて、軸体52を雌部材22に仮止めさせる。
この状態で、脚部24はインナパネル10の取付孔10Aに挿入可能となっている。このように、軸体52を雌部材22に仮止めさせた状態で、脚部24をインナパネル10の取付孔10Aに挿入することができる。
この場合、脚部24を該取付孔10Aに挿入した後、脚部24内へ軸体52を挿入する場合と比較して、係合し合う部材(雌部材22と雄部材20)を予めセットしておくことができるので作業性が良い。
次に、図6に示すように、軸体52を脚部24のさらに奥方へ押し込むことで、係止部30の内面30Aが拡幅部59によって外方向へ押し広げられ、図7に示すように、係止部30の爪部32のインナパネル10の取付孔10Aの周縁部への係止力が維持される。
一方、軸体52の弾性係止片62の弾性爪62Aが挿入部40の係合孔42に係合されると、雄部材20が雌部材22に固定され、クリップ18を介してエアバッグ袋体12がインナパネル10に固定されることとなる。
ここで、軸体52を挿入部40のはめあい公差で形成し、図7及び図8に示すように、軸体52の外形寸法と挿入部40の内形寸法とを略同一の寸法とし、雄部材20が雌部材22に固定された状態で、軸体52と挿入部40の間にほとんど隙間が生じないようにすることで、挿入部40内に配置された軸体52が揺動規制される。
雄部材20が雌部材22に固定された状態で雄部材20が揺動可能な場合、雄部材20の軸体52を介して雌部材22の係止部30が揺動してしまうこととなり、雌部材22のインナパネル10の取付孔10Aの周縁部との係止力に影響を及ぼしてしまうこととなる。しかし、雄部材20の揺動を規制することで、エアバッグ作動時に、耳部16を介して脚部24の根元部にせん断力(矢印A方向)が加わっても、クリップ18の係止力には影響を与えることはない。
ところで、このせん断力に対してクリップ18自体の強度をさらに強化することもできる。例えば、図9及び図10に示すように、雌部材63(雌部材22と同じ符号の箇所については説明を割愛する)の脚部65に金属製のカバー部材64を装着する。
このカバー部材64は脚部65が挿通可能な矩形状の外挿部66を備えており、係止部67の拡幅に影響を及ぼさない長さとされ、脚部65の根元部を取り囲むようにしている。この外挿部66の幅広の側壁66Aの中央部には、矩形状の孔部68が形成されており、この孔部68には保持カラー46の装着凸片48が係合する。
また、外挿部66の一端部には、外挿部66の各側壁から直角に張り出す当接片70、71がそれぞれ設けられており、脚部65の根元部に外挿部66を外挿させた状態で頭部26に当接する。
一方、脚部65の側壁65Aの根元部の両端部には、凸部72がそれぞれ突設しており、外挿部66の他端部が係止可能としている。当接片70、71が頭部26に当接した状態で外挿部66が凸部72に係止される(後述する)。
また、外挿部66の他端部には、幅狭の側壁から保持片74、76が延出し、保持片74、76の先端部には折曲片78が設けられ、内側へ向かって直角に折れ曲がっている。外挿部66を脚部65に外挿し、当接片70を頭部26に当接させた状態で、折曲片78が脚部65の下面に当接して、脚部65を保持した状態でカバー部材64が装着される。
このように、少なくとも脚部65の根元部を取り囲む外挿部66を備えたカバー部材64を脚部65に装着することで、エアバッグ作動時に脚部65の根元部に掛かるせん断力に対して、クリップ61自体の強化を図ることができる。
ここで、保持片76側は、当接片70から折曲片78に渡ってスリット部80が形成されており、カバー部材64を脚部24に装着するとき、スリット部80の隙間を拡げることで、外挿部66が凸部72を乗り越えることができる。また、カバー部材64が脚部24に装着された状態で、スリット部80の隙間を拡げることで、カバー部材64を脚部24から取外すこともできる。
ところで、雄部材82(雄部材20と同じ符号の箇所については説明を割愛する)は、係合片56と係合片56の間に、拡幅部58から延出し拡幅部58と略同一の幅を有するガイド片84を設けている(図11参照)。雌部材63の係止部67の幅方向中央には、ガイド溝86(図11参照)が形成されており、ガイド片84をガイドする。
軸体52を脚部65内へ挿入するとき、係合片56のアンカー部56Aが係止部67の内面に形成されたガイド部34に沿って移動すると共に、ガイド片84がガイド溝86に沿って移動する。
そして、図12に示すように、アンカー部56Aが係合段部36と係合し、雄部材82が雌部材63に仮止めされる。この状態から、図13に示すように、さらに軸体52を奥方へ移動させると、係止部67の内面67Aが拡幅部59によって外方向へ押し広げられ、図14に示すように、係止部67がインナパネル10の取付孔10Aの周縁部へ強固に係止される。このように、係合片56と係合片56の間に、拡幅部58と略同一のガイド片84を設けることで、雄部材82自体の強度を上げることができる。
次に、本発明の第2実施の形態に係るクリップについて説明する。なお、第1実施の形態と略同一の内容については説明を割愛する。
図15に示すように、雌部材100の脚部102に設けられた係止部104の内面104Aは、図18に示すように、脚部102の軸線に対して平行に形成されており、係止部104の爪部106は、側壁102Aから突出している。
このため、脚部102をインナパネル10の取付孔10Aへ挿通するとき、係止部104は内側へ撓み、縮径した状態で取付孔10Aへ挿通される。そして、該取付孔10Aへ挿通した後、係止部104が復元し、爪部106が取付孔10Aの周縁部に当接する(図20参照)。
ところで、保持カラー118の中央部には、略矩形状の装着孔118Aが形成されている。係止部104の爪部106が、側壁102Aから突出しているため、装着孔118Aを脚部102に挿通させるとき、係止部104が内側へ撓み、装着孔118Aの内縁部が爪部106の上面に到達すると、保持カラー118は抜け止めされ、脚部102に装着される。このため、第1実施の形態に備えられた保持カラー46(図2参照)のように、装着凸片48を設ける必要はない。
一方、図15に示すように、雌部材100の頭部108に設けられた挿入部110の長手方向の両端周縁部には、略コ字状の規制壁112がそれぞれ立設している。この規制壁112の互いに対面する立壁112Aの中央部には、切込み部114が形成されている。この切込み部114内には、弾性係合片116が形成されており、弾性係合片116の内面の先端部には係合爪116Aがそれぞれ突出している。
図15及び図16に示すように、雄部材120は角柱状の軸体122と軸体122の根元部に形成されたフランジ部124とで構成されており、軸体122の外形寸法は、挿入部110のはめあい公差で形成されている。また、軸体122の幅広の側壁122A側には、肉盗み部128が複数形成されており、成形後に軸体122の表面がひけないようにしている。
一方、フランジ部124には、雌部材100に設けられた規制壁112が挿通可能な一対の規制孔130が形成されており、脚部102の軸方向に対して直交する方向へのフランジ部124の移動を規制している。また、規制孔130からは軸体122の根元部が台座132として露出可能となっている。
ところで、軸体122の先端側には、幅狭部126が形成されており、軸体122を挿入部110内へ挿入するとき、軸体122によって係合爪116Aを介して弾性係合片116は外方へ押広げられるが、図17及び図18に示すように、幅狭部126が係合爪116Aに到達すると、弾性係合片116は復元して、係合爪116Aが幅狭部126に係合する。この状態で、雌部材100に対して雄部材120が仮止めされることとなる。
このように、雌部材100に対して雄部材120が仮止めされた状態から、軸体122を脚部102のさらに奥方へ押し込むと、再度弾性係合片116は外方へ押広げられるが、図19に示すように、係合爪116Aの位置に台座132が到達することで、弾性係合片116は復元し、係合爪116Aと台座132とが係合する。この状態で、雄部材120が雌部材100に固定される。
このとき、係止部104の内面104Aには、軸体122の外面が当接し、係止部104の縮径を防止して、爪部106がインナパネル10の取付孔10Aの周縁部に係止された状態が維持される。
なお、本形態はあくまでも一実施例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図5に示すように、雄部材20を雌部材22に対して仮止めできるようにしたが、必ずしもこの仮止め機構は必要ではない。また、雄部材20を雌部材22に仮止めした後、脚部24をインナパネル10の取付孔10Aへ挿入させたが、作業手順はこれに限るものではない。
例えば、雌部材22を取付孔10Aへ挿入させた後、雌部材22に軸体52を挿入するようにしても良い。このとき、係止部30の爪部32の突出量をさらに大きくして、雌部材22のみでエアバッグ袋体12の耳部16及びインナパネル10を挟持できるようにしても良い。
さらに、軸体52及び脚部24の形状を略角柱状としたが、脚部24内へ軸体52を挿入した状態で係止部30を押し広げ、爪部32がインナパネル10の取付孔10Aの周縁部に当接できれば良いため、この形状に限るものではない。
(A)はエアバッグ袋体が格納された状態を示し、(B)はエアバッグ袋体が展開された状態を示している。 本発明の第1実施の形態に係るクリップを用いたエアバッグ取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材を示す側断面図である。 本発明の第1実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材を示す側断面図であり、雄部材が雌部材に仮止めされた状態を示している。 本発明の第1実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材を示す側断面図であり、係止部を押広げている状態を示している。 本発明の第1実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材を示す側断面図であり、雄部材が雌部材に固定された状態を示している。 本発明の第1実施の形態に係るクリップを構成する雄部材が雌部材に固定された状態を示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係るクリップの変形例を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係るクリップの変形例を示す雌部材及び雄部材の正面図である。 本発明の第1実施の形態に係るクリップの変形例を示す雌部材及び雄部材の側断面図である。 本発明の第1実施の形態に係るクリップの変形例を示す雌部材及び雄部材の側断面図であり、雄部材が雌部材に仮止めされた状態を示している。 本発明の第1実施の形態に係るクリップの変形例を示す雌部材及び雄部材の側断面図であり、係止部を押広げている状態を示している。 本発明の第1実施の形態に係るクリップの変形例を示す雌部材及び雄部材の側断面図であり、雄部材が雌部材に固定された状態を示している。 本発明の第2実施の形態に係るクリップを用いたエアバッグ取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材の正面図及び正面断面図である。 本発明の第2実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材の正面図及び正面断面図であり、雄部材が雌部材に仮止めされた状態を示している。 本発明の第2実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材の側断面図であり、雄部材が雌部材に仮止めされた状態を示している。 本発明の第2実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材の正面図及び正面断面図であり、雄部材が雌部材に固定された状態を示している。 本発明の第2実施の形態に係るクリップを構成する雌部材及び雄部材の側断面図であり、雄部材が雌部材に固定された状態を示している。 本発明の第2実施の形態に係るクリップを構成する雄部材が雌部材に固定された状態を示す平面図である。
符号の説明
10 インナパネル(固定対象物)
12 エアバッグ袋体
16 耳部(取付部、被取付物)
18 クリップ(留め具)
20 雄部材
22 雌部材
24 脚部(雌部材)
26 頭部(雌部材)
30 係止部(雌部材)
40 挿入部(雌部材)
42 係合孔(係合手段)
46 保持カラー
52 軸体(雄部材、規制手段)
54 フランジ部(雄部材)
58 拡幅部(雄部材)
59 拡幅部(雄部材)
61 クリップ(留め具)
62A 弾性爪(係合爪、係合手段)
63 雌部材
64 カバー部材(補強部材)
65 脚部
67 係止部
82 雄部材
100 雌部材
102 脚部
102A 側壁
104 係止部
108 頭部
110 挿入部
112 規制壁(規制手段)
116A 係合爪(弾性係合爪、係合手段)
118 保持カラー
120 雄部材
122 軸体
124 フランジ部
130 規制孔(規制手段)
132 台座(係合手段)

Claims (6)

  1. 雄部材と、前記雄部材が挿入固定される雌部材と、を備えた留め具であって、
    前記雌部材が、
    固定対象物に設けられた第1取付孔及び前記固定対象物に取付けられる被取付物に設けられた第2取付孔に挿入可能な筒状の脚部と、
    前記脚部に設けられ、外方向に突出して前記第1取付孔の周縁部に係止される係止部と、
    前記脚部に形成され、前記係止部との間で前記被取付物を挟持する頭部と、
    前記頭部を貫通し、前記脚部と連通する挿入部と、
    で構成され、
    前記雄部材が、
    前記挿入部へ挿入される軸体と、
    前記軸体の根元部に形成され、前記頭部に面接するフランジ部と、
    前記軸体の先端側に設けられ、突出した前記係止部を拡幅する拡幅部と、
    で構成され、
    前記軸体の根元部又は前記頭部に設けられ、軸体と頭部を係合させる係合手段と、
    前記係合手段によって前記軸体と前記頭部が係合された状態で雄部材の揺動を規制する規制手段と、
    を有することを特徴とする留め具。
  2. 少なくとも前記脚部の根元部を取り囲む補強部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の留め具。
  3. 前記係止部と前記頭部の間へ挿入され前記被取付物を弾性的に保持する保持カラーが取付け可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の留め具。
  4. 前記係合手段が、前記挿入部の内壁面に設けられた係合孔と、前記軸体の根元部側に設けられ前記係合孔に係合可能な係合爪と、で構成され、
    前記規制手段が、前記挿入部とのはめあい公差で形成された前記軸体の根元部であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の留め具。
  5. 前記規制手段が、前記頭部の上面に立設する略コ字状の規制壁と、前記フランジ部に設けられ前記規制壁が係合可能な規制孔と、で構成され、
    前記係合手段が、前記規制壁に設けられ弾性変形可能な弾性係合爪と、前記規制孔の周縁部に設けられ前記弾性係合爪が係合可能な台座と、で構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の留め具。
  6. 前記固定対象物がインナパネル、前記被取付物がエアバッグの取付部であり、請求項1〜5の何れか1項に記載の留め具を介して、前記被取付部を前記ボディパネルに取付けたことを特徴とするエアバッグ取付構造。
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