JP2009029329A - カーテンサイドエアバッグ用トリムのトリムクリップ - Google Patents

カーテンサイドエアバッグ用トリムのトリムクリップ Download PDF

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Abstract

【課題】テザー付きのトリムクリップのボデー固定部に強い引き抜き力が作用しても、ボデー固定部がボデーパネルから抜け外れることがないトリムクリップを提供する。
【解決手段】テザー11を持つトリムクリップ1は、クリップ本体2とピン6から成り、クリップ本体2は、使用前の状態でボデー固定部3とトリム固定部7が直接連結されており、ボデー固定部7は、中空の筒状体に形成された脚部5を有し、脚部側面には、半径方向外方に弾性的に張り出す係止爪(31)が形成され、ピン6は、脚部に挿入され、トリム固定部に連結される頭部と、頭部と反対側の、係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを阻止する大径の作用部37と、作用部と頭部の間の係止爪が半径方向内側に撓むのを許す非作用部35とから成る。
【選択図】図8

Description

本発明は、カーテンサイドエアバッグを覆って収容するカーテンサイドエアバッグ用トリムを保持するのに適したトリムクリップに関する。
カーテンサイドエアバッグを覆って収容する、カーテンサイドエアバッグ用トリムを保持するのに適したトリムクリップが、特表2002−519551号公報(特許文献1)に記載されている。このトリムクリップは、ボデーパネルの開口内にスナップ留めされる第1雄型部と、第1雄型部から直線的に反対側に延びた第2雄型部と、トリムにスナップ留めされ且つ自身の中空部分に第2雄型部がスナップ留めされる雌型部品と、第1雄型部と雌型部品を連結する可撓性のストラップ形状のテザーとから構成される。カーテンサイドエアバッグは、例えば、自動車の衝突のときに急激に展開して乗員の頭部等の身体を保護する。特許文献1のトリムクリップは、カーテンサイドエアバッグが急激に展開してその展開力によってトリムがボデーパネルから強い力で離されると、トリムは、トリムに連結された雌型部品にスナップ留めされた第2雄型部が雌型部品から外れ、雌型部品とともに第1雄型部が固定されたボデーパネルから離れるが、そのトリムに連結された雌型部品から延びるテザーによって、トリムの飛び出しが一定範囲に制限されて、乗員の頭部や他の身体に当たるの防止する。
特表2002−519591号公報(国際公開第 WO99/67542号) 特開2001−026248号公報 特開2001−165134号公報
特許文献1のトリムクリップは、テザーがあってトリムの飛び出しが一定範囲に制限されて、乗員の頭部や他の身体に当たるの防止するので好ましい。しかし、ボデー固定部がボデーパネルから外れてしまうと、テザーも一緒にボデーパネルから離れてしまい、トリムの飛び出しを一定範囲に制限できなくなってしまう。従って、ボデー固定部は、どんな強い力が加わってもボデーパネルに取付けられたままに維持されることが望まれる。しかし、特許文献1のトリムクリップのボデー固定部は、錨形状の脚部が強い引き抜き力に抵抗できなかったり、脚部の損傷によったりして、ボデー固定部がボデーパネルから抜け外れるおそれがあった。
特許文献2は、エアバッグの展開をスムーズにするとともに、ガーニッシュ(又はトリム)の外れを防止するピラーガーニッシュ構造を記載している。特許文献2の構造は、ガーニッシュの外れを防止するため、外径を拡径する斜面付き頭部を持つリベットのようなピンをクリップに設け、それによって、クリップからピラーインナーパネルが外れるのを防止している。この構造は、テザー付きのトリムクリップに適用されるものでなく、テザー付きのボデー固定部の抜け外れを阻止するものではない。
特許文献3は、被固定部材を固定対象物から容易に外すことができ、急激な力が加わっても被固定部材の外れを阻止する構造を記載している。この構造は、固定対象物の通孔に固定されるクリップと、クリップの被挿入部にー端が挿入され他端が被固定部材に取付けられ、その他端に拡大頭部を有する挿入ピンとからなり、クリップの被挿入部は、ピン頭部の挿入によりクリップが拡開してピン頭部の反挿入方向への移動を阻止する段部を備えている。これによって、ピンに取付けられた被固定部材がクリップから抜け外れるのを阻止する。この構造も、テザー付きのトリムクリップに適用されるものではなく、テザー付きのボデー固定部の抜け外れを阻止するものではない。
従って、本発明の目的は、テザー付きのトリムクリップのボデー固定部に強い引き抜き力が作用しても、ボデー固定部がボデーパネルから抜け外れることがない、テザー付きのトリムクリップを提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明によれば、トリム固定部とボデー固定部とが一定長さのストラップ形状のテザーによって連結されており、使用前の状態でトリム固定部がボデー固定部に直接連結されている、カーテンサイドエアバッグを覆って収容するトリムをボデーパネル等の被取付部材に保持するのに適した、テザー付きのトリムクリップであって、ボデー固定部は、被取付部材の取付穴に挿入されて固定される脚部を有し、脚部は、中空の筒状体に形成され、脚部の側面には、半径方向外方に弾性的に張り出す係止爪が形成されており、係止爪は、脚部が被取付部材の取付穴に挿入されるとき、半径方向外側に張り出した位置から半径方向内側の脚部の中空部分に撓む可撓性を有し、脚部の中空部分に挿入されるピンを備えており、ピンは、トリム固定部がボデー固定部に直接連結された状態でトリム固定部に連結される頭部と、頭部と反対の端部側に形成されて、係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを阻止する大きさの大径の作用部と、作用部と頭部の間の小径部分であって係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを許す非作用部とから成り、トリム固定部がボデー固定部に直接連結された状態では、ピンはその非作用部が脚部内で係止爪に対向する非作用位置にあって、係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを阻止しない状態にあり、トリム固定部がボデー固定部との連結から外れるように移動すると、トリム固定部の移動によって移動させられたピンは、その作用部が脚部内で係止爪に対向する作用位置に移動して係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを阻止する、ことを特徴とするトリムクリップが提供される。
上記トリムクリップによって、カーテンサイドエアバッグの展開時の急激で強力な力によってトリム固定部がボデー固定部との連結から外れるように移動すると、トリム固定部の移動によって移動させられたピンが作用位置に移動して係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを阻止するので、テザー付きのトリムクリップのボデー固定部に強い引き抜き力が作用しても、ボデー固定部がボデーパネルから抜け外れることはない。
上記トリムクリップにおいて、ピンの頭部と非作用部分との間には小径のネックが形成されており、トリム固定部にはスロットが嵌合するスロットが形成されている。ボデー固定部とトリム固定部には、両者を相互に連結する連結手段が設けられ、ボデー固定部の連結手段は一対のロック爪であり、ロック爪の間にはトリム固定部の連結手段を収容する受入空間が形成され、トリム固定部の連結手段は、ロック爪間の受入空間に挿入されるロックプラグであり、ロックプラグは、受入空間に側方からのスライドによって収容される。ロックプラグにスロットが形成されており、ロックプラグが受入空間に側方からスライドして挿入されるとピンのネックがスロットに受入れられる。トリム固定部は、カーテンサイドエアバッグの展開等の強い力によってボデー固定部から離れるとき、ロックプラグがロック爪を係止外れ方向に倒すとともに、ピンをボデー固定部から引き抜くように作用する。テザーは、ボデー固定部から離れたトリム固定部に支持されたトリムがカーテンサイドエアバッグの展開を邪魔しないように大きく移動するが、トリムが乗員の頭部等の身体に接しないようにボデー固定部からの移動長さを制限する長さに選定されている。
以下、本発明の1実施形態に係る、カーテンサイドエアバッグ用トリム保持するのに適した、テザー付きのトリムクリップ1について、図面を参照して説明する。図1及び図2には、製造された状態のクリップ本体2が示されている。図3〜図5には、クリップ本体2のボデー固定部3の脚部5に挿入されるピン6が単独で示されている。図6は、クリップ本体2のトリム固定部7をボデー固定部3に連結するとともに、ピン6をボデー固定部3に挿入してトリムクリップ1として組み付ける操作を示している。図7及び図8は、使用前の製品状態に組み付けられたトリムクリップ1を示している。このように、トリムクリップ1は、クリップ本体2とピン6との2部品で成り、図7及び図8に示す状態が使用前の製品となる。図9及び図10は、トリムクリップ1を用いてトリム9が、被取付部材としてのボデーパネル10に取付けられた状態を示す。図11及び図12は、カーテンサイドエアバッグ(図示せず)が展開してトリム9を押上げ、トリム固定部7がボデー固定部3から外された状態を示している。
図1及び図2において、クリップ本体2は、トリム固定部7とボデー固定部3とが一定長さのテザー11によって連結された、プラスチックの一体成形品で成る。トリム固定部7は、上部にトリム支持部13を有し、図9に示すトリム9の内側の支持フレーム14に取付けられる。ボデー固定部3は、図9のボデーパネル10の取付穴に挿入して取付けられる脚部5を有する。テザー11は、可撓性で靱性のある細長い板状のストラップとして形成されて、その長さが一定に定められている。長さは、カーテンサイドエアバッグの展開の際に、ボデー固定部3から離れたトリム固定部7に支持されたトリム9が、カーテンサイドエアバッグの展開を邪魔しないように大きく移動するが、そのトリム9が、乗員の頭部等の身体に接しないように、ボデー固定部3からの移動長さを制限する長さに選定される。トリム固定部7のトリム支持部13は、図示の例では、トリム9の一対の支持フレーム14を受入れる、一対の係止溝形状に形成されている。トリム支持部13は、トリム9に取付けられる限り、任意の形状又は構成でよい。
ボデー固定部3とトリム固定部7とには、両者を相互に連結する連結手段が設けられている。ボデー固定部3の連結手段は、図2において上方に短く延び且つ図1に示すように幅一杯に延びる、一対の板状のロック爪15であり、一対のロック爪15の間に、トリム固定部7の連結手段を収容する受入空間17が形成されている。ロック爪15の根元部分は、一定厚さで矩形の剛性の基板部18として形成されている。基板部18の中央には、図1に図示のように、ピン6の頭部19が延び出る穴21が形成されている。トリム固定部7は、図6に矢印22で示すようにテザー11の部分で折返される。トリム固定部7の連結手段は、ボデー固定部3のロック爪15の間の受入空間17に挿入されるロックプラグ23であって、トリム支持部13の反対側に形成されている。ロックプラグ23は、受入空間17に収容される直方体又は類似の立方体に形成され、図6の矢印25に図示のように、受入空間17の側面方向からスライド挿入されてその受入空間17に収容される。ロックプラグ23には、ロック爪15に係止するための係止肩部26が、ロック爪15に合わせて、相互に平行に一対形成されている。ロックプラグ23には、ボデー固定部3の基板部18から突出するピン6の頭部19の下部の小径部であるネック27を受入れるスロット29が形成されている。スロット29は、ロックプラグ23が図6の矢印25に示すように受入空間17の側面方向からスライド挿入されるとき、ボデー固定部3の基板部18から受入空間17に突出するピン6のネック27を受入れて、ピン6をトリム固定部7に連結する。トリム固定部7は、カーテンサイドエアバッグの展開の際にボデー固定部3から離れると、ピン6を引き抜くように作用する。
なお、トリム固定部7は、カーテンサイドエアバッグの展開の際に、ボデー固定部3から離れる。かかるロック爪15とロックプラグ23の係止肩部26の連結は、カーテンサイドエアバッグの展開時には、図11に図示のように、ロック爪15が外方に少し撓んで係止肩部26との係合が外れ、トリム固定部7がトリム9とともに、ボデー固定部3から離れる。トリム固定部7の離れる範囲は、テザー11の長さの範囲に制限される。また、トリム固定部7がボデー固定部3から離れるとき、トリム固定部7のロックプラグ23のスロット29に係止したピン6も一緒にボデー固定部3から離れようとするが、スロット29には、ピン6のネック27に合わせた斜面30が形成されて、斜面30によって、ピン6を所定高さ引き抜いた後、ピン6とスロット29の係合が外される。
ボデー固定部3の脚部5は、ピン6を受入れるように中空の筒状体に形成されている。筒状の脚部5の側面には、半径方向外方に弾性的に張り出す、直径方向に対向する一対の係止爪31を有し、脚部5の上部に形成されたフランジ33と協働して、ボデー固定部3をボデーパネル10に固定する。各係止爪31の内側は、ピン6が通る空間34として形成されている。ピン6の中間部分の非作用部35が、係止爪31の内側にあるときは、各係止爪31は、半径方向外側に張り出した位置から半径方向内側に撓むことができる。ピン6の下端(頭部19と反対側の端部)の大径の作用部37が、係止爪31の内側、特に係止爪31の先端の内側にあるときは、各係止爪31は、半径方向外側に張り出した位置に強制されて、半径方向内側に撓むことができない。
ピン6は、プラスチックの一体成形品で成る。図3〜図5に示すように、ピン6は、クリップ本体2のボデー固定部3の脚部5の空間34に挿入される棒状体であり、上端の頭部19と、頭部19に隣接した小径のネック27と、頭部19とほぼ同じ直径の、中間の非作用部35と、下端の大径の作用部37とを有する。中間の非作用部35は、脚部25の係止爪31の内側にあるとき係止爪31との間に係止爪31が半径方向内側に撓む空間を形成する直径に形成されている。頭部19及び非作用部35の直径は、ボデー固定部3の基板部18に形成された穴21を通過できる直径に形成される。下端の作用部37は、非作用部35と隣接する部分に係止肩38を形成して、基板部18に形成された穴21の縁部に係止して、ピン6をそれ以上引き抜けない直径に形成される。更に、作用部37の直径は、作用部37が、係止爪31の内側(特に係止爪31の先端の内側)にあるときは、各係止爪31が半径方向外側に張り出した位置に強制されて半径方向内側に撓むことができない直径に形成される。
図6に図示のように、クリップ本体2については、図1及び図2の製造時の状態から、トリム固定部7をボデー固定部3に対して矢印22及び矢印25で示すように連結するとともに、ピン6を矢印39で示すようにボデー固定部3の脚部5に挿入して、図7及び図8に示すように、トリムクリップ1を使用前の製品状態に組み付ける。組み付け操作において、ピン6を矢印39で示すようにボデー固定部3の脚部5に予め挿入して、頭部19及びネック27をボデー固定部3の基板部18の穴21を通して上方に突出させておく。クリップ本体2のトリム固定部7をもって、矢印22の方向にテザー11の可撓性を利用して折返し、ロックプラグ23を、一対のロック爪15の間の受入空間17に入るように側面から矢印25の方向にスライドさせ、ロックプラグ23を受入空間17に収容する。スライド操作においてテザー11が多少ねじれるが、テザー11の靱性が高いのでテザー11が損傷することはない。スライド操作のとき、ボデー固定部3の基板部18から頭部19及びネック27が突出したピン6のネック27を、ロックプラグ23のスロット29に受入れてスライドさせる。これによって、図8に図示のように、ピン6はトリム固定部7に連結される。また、図7及び図8に図示のように、係止肩部26がロック爪15に係合することによって、トリム固定部7は、テザー11がほぼ半分の長さに折返された状態でボデー固定部3に連結される。
図7及び図8における、トリムクリップ1の使用前の製品状態では、ピン6は、非作用部35が脚部5の係止爪31との間に空間34をもっており、係止爪31は、半径方向外側に張り出した位置から半径方向内側に撓むことができる。このピン6の位置を、非作用位置という。
図9は、トリムクリップ1を用いて、トリム9をボデーパネル10に取付けた様子を示している。クリップ本体2では、トリム固定部7がボデー固定部3に連結され、トリム9の支持フレーム14は、トリム固定部7のトリム支持部13に連結され、ボデー固定部3の脚部5はボデーパネル10の取付穴に挿入されて一対の係止爪31とフランジ33によってボデー固定部3がボデーパネル10に連結されている。また、ピン6は、図10に図示のように、非作用部35と係止爪31との間に空間34を形成して係止爪31が半径方向内側に撓むことができる非作用位置にあり、ボデー固定部3の脚部5を、ボデーパネル10の取付穴に挿入するのを妨げることはない。図示していないが、折畳まれたカーテンサイドエアバッグが、トリム9の内側とボデーパネル10の間に収容される。
図11及び図12を参照して、カーテンサイドエアバッグが急激に展開した場合のトリムクリップ1の作用を説明する。カーテンサイドエアバッグは、自動車の衝突等の場合に乗員の頭部を保護するように急激に展開する。この展開によって、トリム9がボデーパネル10から離れる力が作用してトリム9とともにトリム固定部7がボデー固定部3から離れようとする。この力によって、係止肩部26がロック爪15との係合を外すように、ロック爪15を図11の矢印41方向に撓めて、トリム固定部7が、矢印42に示すようにボデー固定部3から離れる。トリム9の移動は、テザー11の一定長さによって制限されて、そのトリム9が乗員の頭部等の身体に接するのを阻止する。
トリム固定部7がボデー固定部3から矢印42のように移動すると、ロックプラグ23のスロット29に係止していたピン6が一緒にボデー固定部3から引き抜かれるように移動する。この移動は、大径の作用部37の係止肩38が、基板部18の穴21の縁部に当接するまで続けられる。作用部37の係止肩38が基板部18の穴21の縁部に当接すると、ピン6はそれ以上の引き抜きができなくなり、ピン6の頭部19の下部の斜面がロックプラグ23のスロット29の斜面30を滑って、ピン6がトリム固定部7から外れて、ボデー固定部3に留まる。ピン6は、図12に図示のように、大径の作用部37が、脚部5の係止爪31の内側に当接する位置に引上げられている。このピン6の位置を、作用位置という。ピン6が作用位置にあるので、係止爪31は半径方向内側に撓むことができなくなって、ボデー固定部3は、半径方向内側に撓むことのできない係止爪31によって、強固にボデーパネル10に固着される。カーテンサイドエアバッグの急激な展開によるトリム9及びトリム固定部7を移動させる力は、テザー11を介してボデー固定部3に伝達されて、ボデー固定部3をボデーパネル10から外そうとするが、ピン6が作用位置にあるので、ボデー固定部3はボデーパネル10から外れることはない。従って、ボデー固定部3は、どんな強い力が加わってもボデーパネル10に取付けられたままに維持される。これによって、トリム9(及びトリム固定部7)が、乗員の頭部等の身体に接するのを確実に阻止する。
本発明の1実施形態に係る、テザー付きのトリムクリップのクリップ本体の平面図である。 図1のクリップ本体の正面図である。 本発明の1実施形態に係る、トリムクリップのピンの平面図である。 図3のピンの正面図である。 図4のピンのA−A線断面図である。 本発明の1実施形態に係る、テザー付きのトリムクリップを製品状態に組み付ける前の状態を示す斜視図である。 図6のトリムクリップを製品状態に組み付けた後の平面図である。 図7のトリムクリップのB−B線断面図である。 図8のトリムクリップを用いてトリムをボデーパネルに取付けた状態を示す断面図である。 図9のトリムクリップのC−C線断面図である。 カーテンサイドエアバッグの急激な展開によってトリムが移動した状態にあるトリムクリップの様子を示す、図9と同様の断面図である。 図11のトリムクリップのD−D線断面図である。
符号の説明
1 トリムクリップ
2 クリップ本体
3 ボデー固定部
5 脚部
6 ピン
7 トリム固定部
9 トリム
10 ボデーパネル
11 テザー
13 トリム支持部
14 支持フレーム
15 ロック爪
17 受入空間
18 基板部
19 ピンの頭部
21 穴
23 ロックプラグ
26 係止肩部
27 ネック
29 スロット
31 係止爪
33 フランジ
35 非作用部
37 作用部
38 係止肩

Claims (6)

  1. トリム固定部とボデー固定部とが一定長さのストラップ形状のテザーによって連結されており、使用前の状態でトリム固定部がボデー固定部に直接連結されている、カーテンサイドエアバッグを覆って収容するトリムをボデーパネル等の被取付部材に保持するのに適した、テザー付きのトリムクリップであって、
    ボデー固定部は、被取付部材の取付穴に挿入されて固定される脚部を有し、該脚部は、中空の筒状体に形成され、該脚部の側面には、半径方向外方に弾性的に張り出す係止爪が形成されており、該係止爪は、脚部が被取付部材の取付穴に挿入されるとき、半径方向外側に張り出した位置から半径方向内側の脚部の中空部分に撓む可撓性を有し、
    前記脚部の中空部分に挿入されるピンを備えており、該ピンは、トリム固定部がボデー固定部に直接連結された状態でトリム固定部に連結される頭部と、該頭部と反対の端部側に形成されて、前記係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを阻止する大きさの大径の作用部と、該作用部と前記頭部の間の小径部分であって前記係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを許す非作用部とから成り、
    トリム固定部がボデー固定部に直接連結された状態では、前記ピンはその非作用部が脚部内で前記係止爪に対向する非作用位置にあって、係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを阻止しない状態にあり、
    トリム固定部がボデー固定部との連結から外れるように移動すると、トリム固定部の移動によって移動させられたピンは、その作用部が脚部内で前記係止爪に対向する作用位置に移動して前記係止爪が脚部の半径方向内側に撓むのを阻止する、
    ことを特徴とするトリムクリップ。
  2. 請求項1に記載のトリムクリップにおいて、ピンの頭部と非作用部分との間には小径のネックが形成されており、トリム固定部には前記スロットが嵌合するスロットが形成されている、ことを特徴とするトリムクリップ。
  3. 請求項2に記載のトリムクリップにおいて、ボデー固定部とトリム固定部には、両者を相互に連結する連結手段が設けられ、ボデー固定部の連結手段は一対のロック爪であり、該ロック爪の間にはトリム固定部の連結手段を収容する受入空間が形成され、トリム固定部の連結手段は、ロック爪間の受入空間に挿入されるロックプラグであり、該ロックプラグは、前記受入空間に側方からのスライドによって収容される、ことを特徴とするトリムクリップ。
  4. 請求項3に記載のトリムクリップにおいて、ロックプラグに前記スロットが形成されており、該ロックプラグが前記受入空間に側方からスライドして挿入されるとピンのネックがスロットに受入れられる、ことを特徴とするトリムクリップ。
  5. 請求項4に記載のトリムクリップにおいて、トリム固定部は、カーテンサイドエアバッグの展開等の強い力によってボデー固定部から離れるとき、ロックプラグが、ロック爪を係止外れ方向に倒すとともに、ピンをボデー固定部から引き抜くように作用する、ことを特徴とするトリムクリップ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のトリムクリップにおいて、前記テザーは、ボデー固定部から離れたトリム固定部に支持されたトリムがカーテンサイドエアバッグの展開を邪魔しないように大きく移動するが、該トリムが乗員の頭部等の身体に接しないようにボデー固定部からの移動長さを制限する長さに選定されている、ことを特徴とするトリムクリップ。
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