JP2009113714A - 自動車の内装トリム取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグの膨出を容易にするとともに、その膨張圧によって内装トリムが飛散しないようにする。
【解決手段】フロントピラートリム本体4に取り付けられたクリップ取付座25には、スライド部材35が取り付けられており、インナーパネルのクリップ係止孔に挿入係止されるクリップ39にスライド部材35がスライド可能に取り付けられている。クリップ39とクリップ取付座25とは伸張可能な連結部材63によって連結されている。クリップ39を上記クリップ係止孔に挿入係止した状態でエアバッグ19が膨張すると、スライド部材35がクリップ取付座25に取り付けられたままでフロントピラートリム本体4の撓み動作に追従してクリップ39からスムーズに離脱するとともに、クリップ39が上記クリップ係止孔に挿入係止したままで、伸張状態の連結部材63によってクリップ39のクリップ取付座25への連結状態が維持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、側突時の安全対策としてエアバッグを装着した自動車の内装トリム取付構造に関するものである。
特許文献1には、クリップを内装トリム本体裏面のクリップ取付座に取り付け、車体パネルのクリップ係止孔に上記クリップを挿入係止することにより、内装トリムを車体パネルに取り付けるとともに、上記内装トリム本体と車体パネルとの間にエアバッグを格納するようにした内装トリム取付構造が開示されている。この取付構造では、エアバッグの膨張圧が内装トリムに作用しても、クリップがクリップ取付座から離脱せず、内装トリムが車体パネルから外れないようになっている。
特許第3705149号公報
しかし、上記特許文献1のように、内装トリムが車体パネルから外れないと、内装トリム本体がエアバッグの膨張圧で撓みにくく、そのため、エアバッグが開きにくくなったり、内装トリムに過剰な力が作用して該内装トリムが飛散してしまったりする。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内装トリム本体がエアバッグ膨張時に十分に撓むようにすることにより、エアバッグを膨出しやすくするとともに、エアバッグの膨張圧によって内装トリムが飛散しないようにすることにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、側突時にクリップをエアバッグの膨張圧でクリップ取付座から切り離すようにしたことを特徴とする。
具体的には、本発明は、車室内側に膨出するように幅方向が湾曲した断面湾曲状の可撓性内装トリム本体を有し、該内装トリム本体と車体パネルとの間に空間部が形成されるように該車体パネルに取り付けられるとともに、上記空間部にエアバッグを内装トリム本体の幅方向一側端部側に位置するように格納し、側突時に該エアバッグの膨張圧で内装トリム本体の上記一側端部を撓ませてエアバッグを車室内に膨出させるようにした自動車の内装トリムの取付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記内装トリム本体の裏面にクリップ取付座を上記エアバッグよりも幅方向他側端部側に位置するように形成するとともに、上記車体パネルにクリップ係止孔を上記クリップ取付座に対応するように形成し、上記クリップ係止孔に挿入係止されるクリップにスライド部材を着脱可能に取り付けて上記クリップを該スライド部材を介して上記クリップ取付座に取り付けるとともに、上記クリップと上記クリップ取付座とを伸張可能な可撓性連結部材で連結し、上記クリップを車体パネルのクリップ係止孔に挿入係止した状態でエアバッグが膨張すると、上記連結部材が伸張することにより、上記スライド部材が上記クリップ取付座に取り付けられたままで内装トリム本体の撓み動作に追従してクリップからスライドして離脱するとともに、上記クリップが上記車体パネルのクリップ係止孔に挿入係止したままで上記連結部材によってクリップの上記クリップ取付座への連結状態が維持されるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記クリップは、上記車体パネルのクリップ係止孔に挿入されるクリップ挿入部を備え、該クリップ挿入部の上記空間部側には、ベース部が一体に形成され、該ベース部の両端には、上記内装トリム本体側に屈曲した略L字状の一対の保持片部が互いに対向突設されて上記内装トリム本体の幅方向及び裏面側に開放する挿入空間が形成され、一方、上記スライド部材は、側突時にエアバッグの膨張圧で撓む内装トリム本体の撓み端部側から上記挿入空間に対して着脱可能に挿入されて上記一対の保持片部に保持されるスライダー部を備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記クリップ取付座は、内装トリム本体の幅方向一側端部に沿う方向に開放する係合孔を有する座面を備え、一方、上記スライド部材は、上記スライダー部の内装トリム本体側に一体に形成され該スライダー部と平行な一対の挟持片部と、該両挟持片部を連結する係合軸部とを備え、該係合軸部をクリップ取付座の上記係合孔に内装トリム本体の幅方向一側端部に沿う方向から挿入係合させた状態で上記座面を内外両側から上記両挟持片部で挟持していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、上記クリップ取付座の座面は、長孔を有する側壁により内装トリム本体の裏面に対して離間するように形成され、一方、上記連結部材は、一端が上記クリップのベース部近傍に一体に連結されているとともに、他端が膨出して掛止部を構成し、該掛止部は、自由状態においては上記長孔に挿入不能で、向きを変えることにより上記側壁の外側から上記長孔に挿入され、元の向きに復帰させることにより上記長孔から抜けないように該長孔周縁に上記側壁の内側から掛止されるようになっていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、上記内装トリム本体は車体側部のフロントピラートリムであり、上記クリップ取付座は、上記内装トリム本体の上端部に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、クリップを車体パネルのクリップ係止孔に挿入係止した状態でエアバッグが膨張すると、その膨張圧で内装パネル本体の幅方向一側端部が撓み、この撓み動作に追従してスライド部材がスライドしてクリップから離脱し、該クリップがクリップ取付座から外れる。これにより、内装トリム本体が車室内側に撓んだ状態で変位する。この変位は連結部材が伸張することで許容される。したがって、内装トリム本体の撓み動作が阻害されず、エアバッグが膨出しやすい。また、内装トリム本体の上記変位により該内装トリム本体に対するエアバッグの膨張圧による衝撃が吸収緩和されるので、内装トリム本体の破損が防止される。
さらに、クリップとクリップ取付座とが連結部材で連結されているので、エアバッグの膨張時にスライド部材がクリップから離脱しても、内装トリム本体と車体パネルとは連結部材を介して連結された状態となっているので、内装トリム本体がエアバッグの膨張によって車室内に飛散することが防止される。
請求項2に係る発明によれば、平時にはスライダー部がベース部及び一対の保持片部によって抱持されているので、組み付け状態が安定する一方、エアバッグの膨張時には、スライダー部が挿入空間をスライドしてクリップからスムーズに離脱する。
請求項3に係る発明によれば、係合軸部を係合孔にその開放側から挿入することにより、容易にスライド部材をクリップ取付座に取り付けることができる。また、その結果、両挟持片部がクリップ取付座の座面を内外(表裏)両側から挟持した状態になるので、側突による衝撃を受けても、スライド部材がクリップ取付座の座面の内外方向に抜けることはない。さらに、係合孔は、幅方向一側端部に沿う方向、すなわち、スライド部材のスライド方向とは異なる方向に開放しているため、側突時に内装トリム本体の撓み動作に追従してスライド部材がスライドしても、係合軸部が係合孔から抜けず、スライド部材がクリップ取付座から外れない。
請求項4に係る発明によれば、掛止部の向きを変えることにより、つまり、クリップに連結された連結部材をクリップ取付座に取り付ける際、クリップを回転もしくは掛止部を指でつまんで向きを変えることにより、掛止部を側壁の外側から長孔に挿入し、挿入した状態でクリップを回転させて元の向きに復帰もしくは掛止部から指を放して掛止部に外力を加えるのを止めることにより、該掛止部を長孔周縁に側壁の内側から掛止させることができる。したがって、掛止部を、側突時にエアバッグが膨張しても長孔から抜けないようにクリップ取付座に簡単に取り付けることができる。
請求項5に係る発明によれば、フロントピラートリムの上端部を確実に撓ませ、エアバッグを確実に膨出させるとともに、内装トリム本体の飛散を防ぐことができ、運転席や助手席の乗員を保護できる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る内装トリム取付構造が適用された自動車の車室1を示す。
同図において、車室1内側の車体側部には、上下方向に延びるフロントピラートリム(Aピラートリム)3、センターピラートリム(Bピラートリム)5及びリヤピラートリム(Cピラートリム)7が車体前方から順に配設されている。これらトリム3,5,7は、車室1内側に膨出するように幅方向が湾曲した断面湾曲状に可撓性樹脂材で成形され、インナーパネルとアウターパネルとからなる車体パネルとしてのピラーを車室1内側から覆っている。図3及び図4にフロントピラー15を示し、11はインナーパネル、13はアウターパネルである。なお、センターピラー及びリアピラーも同様にインナーパネルとアウターパネルとで構成されているが、図示していない。また、図1中、9はトリム3,5,7の上方に配設されたトップシーリング(天井内装材)である。
上記フロントピラートリム3は、図3及び図4に示すように、内装トリム本体としてのフロントピラートリム本体4を備え、該フロントピラートリム本体4(以下単にトリム本体という)と上記インナーパネル11との間に空間部17が形成されるように上記インナーパネル11に取り付けられている。この空間部17には、図2にも示すように、エアバッグ19が上記トリム本体4の幅方向一側端部21側に位置するように格納され、側突時にはエアバッグ19の膨張圧によって該トリム本体4の上記一側端部21近傍が図4で仮想線で示すように撓み、図示しないが、エアバッグ19が車室1内に膨出するようになっている。
上記トリム本体4の裏面には、複数のリブ23が幅方向に延びるように間隔をあけて平行に突設されているとともに、上端部側には、図5にも示すように、クリップ取付座25がエアバッグ19よりも幅方向他側端部22側(内側)に位置するように一体に突設されている。該クリップ取付座25は、矩形状の座面29を有し、この座面29は、横断面が略コの字状の側壁33によりトリム本体4の裏面に対して離間するように形成されている。上記座面29には、円形状の係合孔27が形成され、該係合孔27には、トリム本体4の上記一側端部21(撓み端部)に沿う方向に開放する挿入口28が形成され、該挿入口28の間隔は、係合孔27の開口径より短く設定されるとともに、係合孔27の外側に向かって徐々に開放幅が広がるようにテーパーガイド面が形成されている。上記側壁33は、上記係合孔27の開放方向(挿入口28側)に開放しており、該開放方向の反対側に位置する第1側壁33aと、該第1側壁33aを挟んで互いに対向する一対の第2側壁33bとによって構成されている。上記第1側壁33aには、クリップ取付座25の突出方向に延びる長孔31が形成されている。このクリップ取付座25には、クリップ39がスライド部材35を介して取り付けられるとともに、上記インナーパネル11には、上記クリップ39が挿入して係止されるクリップ係止孔37がクリップ取付座25に対応するように形成されている。
上記クリップ39は、図6に示すように、上記クリップ係止孔37に挿入され、先端が四角錐状で本体部が四角柱状のクリップ挿入部41を備え、該クリップ挿入部41のトリム本体4の幅方向両側には、一対のスリット41bにより囲まれた係止爪41aが外側へ出退可能に撓むように形成されている。上記クリップ挿入部41の基端、すなわち、クリップ挿入部41の上記空間部17側には、矩形状の板状ベース部43が一体に形成され、該ベース部43の両端には、上記トリム本体4側に屈曲し、突出端部に上記ベース部43と平行に互いに接近するように延びる受部45aを有する略L字状の一対の保持片部45が対向突設されている。そして、上記ベース部43と上記両保持片部45との間には、トリム本体4の幅方向及び裏面側に開放する挿入空間47が形成されている。
また、上記ベース部43におけるトリム本体4の下側端部近傍、すなわち上記一対の保持片部45のうちトリム本体4の反上端部側の保持片部45側近傍には、樹脂製の伸張可能な可撓性帯状連結部材63の一端が一体に連結されている。該連結部材63は、途中で折り返されて撓んだ状態(いわゆる、たるんだ状態)になっていて、その他端は膨出して矩形状の掛止部65を構成している。詳しくは、該掛止部65は、自由状態においてその長手方向が上記連結部材63の幅方向に平行となるように、つまり、連結部材63の長手方向(伸張方向)と直交するように形成されており、その長手方向の長さは、上記長孔31の短径よりも長く、該長孔31の長径よりも短く設定されている。また、その幅方向の長さは、該長孔31の短径よりも短く設定されている。したがって、クリップ39がスライド部材35を介してクリップ取付座25に取り付けられている状態では、掛止部65は自由状態において長孔31に挿入不能である。また、掛止部65は、クリップ39を上記インナーパネル11のクリップ係止孔37に挿入しておらず、かつスライド部材35を介してクリップ取付座25に取り付けていない状態では、掛止部65の長手方向が長孔31の縦方向に沿うようにクリップ39の向きを変えることにより、該掛止部65を側壁33の外側から長孔31に挿入できる。また、このようにして該掛止部65を側壁33の内側に挿入した状態で、掛止部65の長手方向が長孔31の短径方向に向くように上記クリップ39を回転させることにより、掛止部65が長孔31の周縁に第1側壁33aの内側から掛止され、長孔31から抜けない状態となる。この掛止状態で、連結部材63は撓んで(たるんで)いるため伸張可能になっている。このように、連結部材63は、簡単な操作によってクリップ取付座25に取り付けることができる。
一方、上記スライド部材35は、図6及び図7に示すように、上記トリム本体4の一側端部21側から上記挿入空間47に対して着脱可能に挿入されて一対の保持片部45に保持される略矩形状の板状スライダー部49と、このスライダー部49の上記トリム本体4側に一体に形成され、上記クリップ取付座25に嵌合される嵌合体50とを備えている。上記嵌合体50はスライダー部49と平行な一対の板状挟持片部51を有し、上記スライダー部49と該スライダー部49側の挟持片部51とは、支持部55で一体に連結されており、両者間には、上記クリップ39(保持片部45)の受部45aの厚みに相当する隙間56が形成されている。支持部55は、該隙間56と略等しい厚みを有するとともに、スライド部材35のスライド方向と直交する方向の幅が、上記クリップ39の一対の受部45aの間隔と略等しい。また、上記一対の挟持片部51のスライド方向に沿う両端のうち反連結部材63側の一端は、連結部52により連結され、他端は開放され、これにより嵌合体50はU字状に形成されているとともに、中程が円柱状の係合軸部53により連結されている。なお、係合軸部53の直径は、クリップ取付座25の係合孔27の挿入口28の間隔(最小間隔)よりも若干長く設定されているので、係合軸部53は、係合孔27に挿入される際、挿入口28を押し広げて挿入口28を通過する。つまり、係合軸部53は挿入口28に対して圧入される。
上記スライダー部49のベース部43と対向する面の挿入方向に沿う両側端縁近傍には、該両側端縁に沿って延びる一対のがたつき防止用突起57が互いに間隔をあけて一体に突設されている。また、スライダー部49の挿入方向後端の両側には、一対のストッパー部61が上記各側端縁に対してそれぞれ直角に突設されている。また、スライダー部49の挿入方向前端の両側には、挿入方向に対して外側に傾斜した傾斜面59aを有する一対のガイド部59がそれぞれ上記各側端縁に対して突設されている。上記傾斜面59aは、ガイド部59におけるスライダー部49の反挿入方向側に形成されている。そして、上記ストッパー部61の突出長さは上記ガイド部59の突出長さより長く設定されている。上記スライダー部49が上記クリップ39の挿入空間47に着脱可能に挿入され、この状態で上記突起57がベース部43の裏面に当接することにより、クリップ39とスライド部材35とががたつきなく組み付けられる。また、上記スライダー部49が挿入空間47に挿入される際には、ガイド部59が上記両保持片部45を互いに離れる方向に押圧して撓ませることでスライダー部49が挿入空間47に圧入され、ガイド部59が挿入空間47を抜け出ると、上記両保持片部45が挿入圧から解放されて元の間隔に戻る。これにより、図7に示すように、両ガイド部59が両保持片部45を挿入方向前端で当接係止するとともに、両ストッパー部61が両保持片部45を挿入方向後端で当接係止する状態となる。すなわち、スライダー部49が挿入空間47から抜けないように係止される。このとき、クリップ39の受部45aは、スライダー部49とスライダー部49側の挟持片部51との間の隙間56に挿入された状態となる。一方、この状態でスライダー部49に反挿入方向へ移動させる力を加えると、両ガイド部59に傾斜面59aが形成されているため、両ガイド部59が上記両保持片部45を互いに離れる方向に押圧して撓ませることで、挿入空間47に圧入され、スライダー部49全体が挿入空間47から抜け出ることができ、その後上記両保持片部45が挿入圧から解放されて元の間隔に戻り、これにより、クリップ39とスライド部材35とが分離する。
また、嵌合体50の係合軸部53がクリップ取付座25の係合孔27にその挿入口28側(上記一側端部21に沿う方向)から挿入係合されることにより、スライド部材35がクリップ取付座25に組み付けられる。これにより、座面29が内外両側から上記両挟持片部51で挟持され、組み付け状態が安定する。また、挿入口28の間隔は、係合軸部53の直径よりも若干短く設定されているので、係合軸部53が挿入口28に圧入され、一旦挿入口28を通過し、係合孔27内に挿入されると、係合軸部53は挿入口28側から抜けにくくなる。また、スライド部材35における嵌合体50の両挟持片部51がクリップ取付座25の座面29を挟んだ状態となるので、スライド部材35は座面29の内外方向に抜けることはない。
上記フロントピラートリム3は、上記クリップ39、および上記スライド部材35を用いて、以下のようにフロントピラー15のインナーパネル11に取り付けられる。
まず、上記のように連結部材63の掛止部65を、クリップ取付座25の長孔31に挿入して長孔31周縁に第1側壁33aの内側から掛止された状態にする。この状態で連結部材63は撓んでおり伸張可能である。
次に、スライド部材35をクリップ39に組み付ける。該組み付けは、スライド部材35のスライダー部49をクリップ39の挿入空間47に挿入し、ストッパー部61とガイド部59とによりクリップ39の保持片部45が挟まれた状態にすることによって行う。ストッパー部61及びガイド部59により、スライダー部49が挿入空間47から抜けないように係止され、スライド部材35のクリップ39からの離脱が防止される。
さらに、スライド部材35における嵌合体50の係合軸部53を、クリップ取付座25の係合孔27に対応させてトリム本体4の上記一側端部21に沿う方向、すなわち係合孔27の開放側から挿入して、座面29を上記両挟持片部51により内外両側から挟持させることにより、スライド部材35をクリップ取付座25に取り付ける。
これにより、クリップ39は、フロントピラートリム3に対して連結部材63により伸張可能な状態で該フロントピラートリム3に取り付けられる一方、スライド部材35を介してフロントピラートリム3に取り付けられる。
最後に、上記のようにスライド部材35を介してフロントピラートリム3に取り付けられたクリップ39のクリップ挿入部41を、インナーパネル11のクリップ係止孔37に対応するように位置付けて、フロントピラートリム3を車室1内側から押圧することで、クリップ挿入部41をクリップ係止孔37に挿入する。詳しくは、該押圧により、クリップ挿入部41の一対の係止爪41aが内側に撓んでクリップ挿入部41が基端部までクリップ係止孔37に挿入され、しかる後、係止爪41aが外側に突出するように復元して、該係止爪41a及びクリップ39のベース部43によりクリップ係止孔37周縁を係止(挟持)し、クリップ挿入部41全体がクリップ係止孔37から抜けなくなる。この結果、フロントピラートリム3が平時はインナーパネル11に動かないように取り付けられている。
なお、図示しないが、フロントピラートリム3は、その下端部近傍が締結部材によりインナーパネル11に取り付けられている。
このような取付状態で側突時にエアバッグ19が膨張すると、その膨張圧によってトリム本体4の上記一側端部21が図4において仮想線で示すように撓み、クリップ39とクリップ取付座25とを連結する連結部材63が図8に示すように伸張するとともに、この撓み動作に追従して、スライド部材35のスライダー部49が、クリップ39の挿入空間47から抜ける。詳しくは、上記一側端部21が撓むと、クリップ取付座25における上記一側端部21側の第2側壁33bの位置が下がるように傾き、この傾きに応じて、該クリップ取付座25に取り付けられたスライド部材35に、トリム本体4の他側端部22から一側端部21側への作用力が加わる。ここで、クリップ39がインナーパネル11に取り付けられているとともに、スライド部材35のスライダー部49の上記挿入空間47内でのスライド方向が上記作用力の作用方向と一致する。このため、スライダー部49は、ガイド部59の傾斜面59aにより、保持片部45のトリム本体4の他側端部22側を押し広げて、ガイド部59が保持片部45の挿入空間47内に移動し、これによりスライダー部49が挿入空間47内(保持片部45内)を上記作用力が加わる方向、すなわちトリム本体4の一側端部21側方向にスライドしてクリップ39(保持片部45)からスムーズに離脱する。なお、このとき、係合孔27の挿入口28がスライド部材35のスライド方向とは異なる方向に開放しているので、スライド部材35のスライダー部49がスライドしても、係合軸部53は係合孔27から抜けず、スライド部材35はクリップ取付座25から外れない。スライド部材35がクリップ39から離脱することにより、図8に示すように、トリム本体4がクリップ39およびクリップ取付座25の近傍においてエアバッグ19の膨張前よりもインナーパネル11から離れる。このようにトリム本体4がインナーパネル11から離れるので、エアバッグ19が膨出しやすい。また、トリム本体4がインナーパネル11から離れることにより、エアバッグ19の膨張圧による衝撃が緩和吸収されるので、トリム本体4の破損が防止される。また、このとき、図8に示すように、クリップ39はインナーパネル11のクリップ係止孔37に挿入係止したままであるとともに、連結部材63の掛止部65は長孔31から抜けず、連結部材63によってクリップ39のクリップ取付座25への連結状態が維持される。つまり、トリム本体4とインナーパネル11とが連結部材63を介して接続された状態となっている。したがって、クリップ取付座25近傍のトリム本体4が上記膨張圧によって破損したとしても、トリム本体4が該膨張圧によって車室1内に飛散することが防止され、車室1内の運転席および助手席の乗員が保護される。
なお、上記実施形態では、フロントピラートリム3に本発明を適用した例を示したが、本発明は、リヤピラートリム7等の他のピラートリムにも適用できる。
また、上記実施形態では、クリップ39に連結された連結部材63をクリップ取付座25に取り付ける方法として、クリップ39をスライド部材35を介してクリップ取付座25に取り付けていない状態で、掛止部65の長手方向が長孔31の長手方向に対応するようにクリップ39の向きを回転させて掛止部65を長孔31に挿入した後、クリップ39のクリップ挿入部41先端が反トリム本体4側に向くようにクリップ39を回転させることにより、掛止部65が長孔31の周縁に掛止するようにした。しかし、クリップ39をスライド部材35を介してクリップ取付座25に取り付けてから、掛止部65を指でつまんでその長手方向が長孔31の長手方向に対応するように向きを変えて長孔31に挿入した後、指を放すことにより連結部材63の復元力で掛止部65が元の向きに復帰するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、連結部材63をクリップ取付座25に取り付ける際、クリップ39にスライド部材35を取り付けていない状態で掛止部65を長孔31の周縁に掛止していたが、クリップ39にスライド部材35を取り付けた状態で、上記実施形態と同様の方法により、掛止部65を長孔31の周縁に掛止するようにしてもよい。
本発明は、例えば、側突時の安全対策としてエアバッグを装着した自動車の内装トリム取付構造として有用である。
本発明の実施形態に係る内装トリム取付構造が適用された自動車の車室を示す斜視図である。 フロントピラートリムの上端部近傍を裏側から見た斜視図である。 図2のIII−III線に相当する断面図である。 図2のIV−IV線に相当する断面図である。 クリップ取付座の斜視図である。 クリップとスライド部材との分解前の斜視図である。 クリップとスライド部材とを組み付けた状態の斜視図である。 エアバッグの膨出時における図3に対応する断面図である。
符号の説明
1 車室
3 フロントピラートリム
4 フロントピラートリム本体(トリム本体)
15 フロントピラー
17 空間部
19 エアバッグ
21 一側端部
22 他側端部
25 クリップ取付座
27 係合孔
29 座面
31 長孔
33 側壁
35 スライド部材
37 クリップ係止孔
39 クリップ
41 クリップ挿入部
43 ベース部
45 保持片部
47 挿入空間
49 スライダー部
51 挟持片部
53 係合軸部
63 連結部材
65 掛止部

Claims (5)

  1. 車室内側に膨出するように幅方向が湾曲した断面湾曲状の可撓性内装トリム本体を有し、該内装トリム本体と車体パネルとの間に空間部が形成されるように該車体パネルに取り付けられるとともに、上記空間部にエアバッグを内装トリム本体の幅方向一側端部側に位置するように格納し、側突時に該エアバッグの膨張圧で内装トリム本体の上記一側端部を撓ませてエアバッグを車室内に膨出させるようにした自動車の内装トリムの取付構造であって、
    上記内装トリム本体の裏面にクリップ取付座を上記エアバッグよりも幅方向他側端部側に位置するように形成するとともに、上記車体パネルにクリップ係止孔を上記クリップ取付座に対応するように形成し、
    上記クリップ係止孔に挿入係止されるクリップにスライド部材を着脱可能に取り付けて上記クリップを該スライド部材を介して上記クリップ取付座に取り付けるとともに、上記クリップと上記クリップ取付座とを伸張可能な可撓性連結部材で連結し、
    上記クリップを車体パネルのクリップ係止孔に挿入係止した状態でエアバッグが膨張すると、上記連結部材が伸張することにより、上記スライド部材が上記クリップ取付座に取り付けられたままで内装トリム本体の撓み動作に追従してクリップからスライドして離脱するとともに、上記クリップが上記車体パネルのクリップ係止孔に挿入係止したままで上記連結部材によってクリップの上記クリップ取付座への連結状態が維持されるように構成されていることを特徴とする自動車の内装トリム取付構造。
  2. 請求項1に記載の自動車の内装トリム取付構造において、
    上記クリップは、上記車体パネルのクリップ係止孔に挿入されるクリップ挿入部を備え、該クリップ挿入部の上記空間部側には、ベース部が一体に形成され、該ベース部の両端には、上記内装トリム本体側に屈曲した略L字状の一対の保持片部が互いに対向突設されて上記内装トリム本体の幅方向及び裏面側に開放する挿入空間が形成され、
    一方、上記スライド部材は、側突時にエアバッグの膨張圧で撓む内装トリム本体の撓み端部側から上記挿入空間に対して着脱可能に挿入されて上記一対の保持片部に保持されるスライダー部を備えていることを特徴とする自動車の内装トリム取付構造。
  3. 請求項2に記載の自動車の内装トリム取付構造において、
    上記クリップ取付座は、内装トリム本体の幅方向一側端部に沿う方向に開放する係合孔を有する座面を備え、
    一方、上記スライド部材は、上記スライダー部の内装トリム本体側に一体に形成され該スライダー部と平行な一対の挟持片部と、該両挟持片部を連結する係合軸部とを備え、該係合軸部をクリップ取付座の上記係合孔に内装トリム本体の幅方向一側端部に沿う方向から挿入係合させた状態で上記座面を内外両側から上記両挟持片部で挟持していることを特徴とする自動車の内装トリム取付構造。
  4. 請求項3に記載の自動車の内装トリム取付構造において、
    上記クリップ取付座の座面は、長孔を有する側壁により内装トリム本体の裏面に対して離間するように形成され、
    一方、上記連結部材は、一端が上記クリップのベース部近傍に一体に連結されているとともに、他端が膨出して掛止部を構成し、該掛止部は、自由状態においては上記長孔に挿入不能で、向きを変えることにより上記側壁の外側から上記長孔に挿入され、元の向きに復帰させることにより上記長孔から抜けないように該長孔周縁に上記側壁の内側から掛止されるようになっていることを特徴とする自動車の内装トリム取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車の内装トリム取付構造において、
    上記内装トリム本体は車体側部のフロントピラートリムであり、
    上記クリップ取付座は、上記内装トリム本体の上端部に形成されていることを特徴とする自動車の内装トリム取付構造。
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