JP5292197B2 - キャップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車両の内装部材に設けられた孔部を覆って外観を向上するキャップ装置に関する。
従来、例えば、車両の内装部材に設けられた孔部を覆って外観を向上するキャップ装置が知られている。このようなキャップ装置として、例えば、車両の内装パネルをボルトで固着した部分をキャップで覆う構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この構成では、内装パネルに一体に設けられた円筒状の筒体に、キャップの円筒状の筒状部を嵌合し、この筒状部から突設された係合突起を、筒体の係合孔に係合している。さらに、この構成では、キャップの筒状部から突設した円柱状の係止ピンを、筒体に設けたスリットに挿入し、このスリットの形状により、キャップの抜け止めを図っている。
特開2002−106530号公報 (図1−4)
上記従来の構成では、円筒状の筒体に円筒状の筒状部を嵌合することにより、キャップを安定して保持できるとともに、筒状部に設けたスリットにより、振動や衝撃が加わった際の抜け止めが可能になる。しかしながら、この構成では、内装パネルに円筒状の筒体を形成し、さらに、この筒体に所定の形状のスリットを形成する必要があり、内装パネルの構造が複雑になり、製造コストの低減が容易でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡略な構造で強固に取付可能なキャップ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のキャップ装置は、被取付部に設けられた孔部を覆うキャップが前記被取付部に取り付けられるキャップ装置であって、前記被取付部は、板状をなす基板部と、この基板部を貫通し前記孔部を構成する孔本体部と、この孔本体部の外縁部から外周側に延設され前記基板部を貫通し前記孔部を構成する切欠部とを備え、前記キャップは、前記孔部及びこの孔部の周辺部の表面側を覆うキャップ本体部と、このキャップ本体部の裏面側から筒状に突設され前記孔本体部に挿入方法を軸方向として回動可能に挿入される筒状部と、この筒状部の外周部から前記切欠部に挿入可能に突設された係止部と、前記筒状部の外周部から弾性変形可能に突設され前記孔本体部の外縁部の裏面側に係合される係合部と、この係合部の前記軸方向に沿った位置で前記筒状部の先端部が延設された延設部とを備えたものである。
請求項2記載のキャップ装置は、請求項1記載のキャップ装置において、筒状部は、平板状をなす複数の平板部と、弧状をなす曲板部とを備え、係合部は、前記各平板部の一部を弾性変形可能な変形部とし、互いに反対側に向かう2方向に突設され、延設部は、前記各係合部の軸方向に沿った位置に設けられ、係止部は、前記曲板部から1方向に突設されたものである。
請求項3記載のキャップ装置は、請求項1または2記載のキャップ装置において、被取付部は、ガスが導入されて展開するエアバッグを覆うカバー体を構成するものである。
請求項1記載のキャップ装置によれば、キャップの係止部を孔部の切欠部に位置合わせした状態で、被取付部の表面側から筒状部を孔本体部に挿入し、係合部を孔本体部の外縁部の裏面側に弾性的に係合するとともに、このキャップを挿入方法を軸方向として回動し、係止部と切欠部との位置をずらした状態で、キャップ本体部と係合部との間に基板部を挟持し、キャップを被取付部に取り付けて孔部を覆うことができる。被取付部あるいはキャップに大きな力が加わり、係合部の係合が外れた場合には、係止部が基板部の裏面側に当接し、キャップを脱落することなく保持できる。さらに、係合部の係合が外れてキャップが傾こうとすると、筒状部の先端部を延設した延設部が孔本体部の外縁部に当接することにより、キャップの傾きが抑制され、係止部が基板部の裏面側に当接した状態を保持し、キャップを確実に保持できる。被取付部は、板状の基板部に孔本体部と切欠部とを設けた簡略な構成であるとともに、キャップは、筒状部から係止部及び係合部を突設するとともに筒状部の先端部の一部を延設する簡略な構成であり、製造コストを低減できる。延設部は、筒状部の全体を延設するのではなく、先端部の一部を延設するため、樹脂の使用量を削減し、製造コストを低減できるとともに軽量化できる。
請求項2記載のキャップ装置によれば、請求項1記載の効果に加え、キャップは、平板部と曲板部とを組み合わせて筒状部を形成したため、平板部に弾性変形可能な変形部を容易に形成できるとともに、曲板部に変形せずに強固に係止可能な係止部を容易に形成できる。係合部は、互いに反対側に向かう2方向に突設したため、簡略な構成で安定して係合保持可能になるとともに、各係合部の軸方向に沿った位置に延設部を設けることにより、2カ所の延設部でキャップを確実に保持できる。係止部は1方向に突設したため、キャップを被取付部に対して容易に正しい方向に取り付けできる。
請求項3記載のキャップ装置によれば、請求項1または2記載の効果に加え、エアバッグの展開時に大きな力が加わる可能性があるカバー体に対して、キャップが容易に確実に取り付けられ、外観の良いカバー体の製造コストを低減できる。
本発明のキャップ装置の一実施の形態を示す取付工程の説明図であり、(a)は取付工程の初期の被取付部の裏面側から見た説明図、(b)は(a)を側方から見た説明図、(c)は(a)に続く工程の被取付部の裏面側から見た説明図、(d)は(c)を側方から見た説明図、(e)は(c)に続く工程の被取付部の裏面側から見た説明図、(f)は(d)を側方から見た説明図である。 同上キャップ装置のキャップの表面側から見た斜視図である。 同上キャップの裏面側から見た斜視図である。 同上キャップの裏面側から見た背面図である。 同上キャップ装置の被取付部の表面側から見た正面図である。 同上キャップ装置を備えたエアバッグ装置の説明図であり、(a)はエアバッグの展開前の状態、(b)はエアバッグの展開時の状態である。
以下、本発明のキャップ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図6において、1は自動車の車体を構成するドア部であり、このドア部1は、車室に設けられた図示しない座席の側方に位置している。そして、このドア部1の下側のドア本体部2は、一部が樹脂などにて形成された内装材である主ドアトリム4で覆われているとともに、上側部の後部の一部がエアバッグ装置5を構成するカバー体6で覆われている。
そして、このエアバッグ装置5は、乗員保護装置であり、主として側面衝突時あるいは横転時などに被保護物としての乗員の頭部を保護するいわゆるドアマウントエアバッグで、カバー体6に加え、扁平な袋状をなすエアバッグ7と、このエアバッグ7にガスを供給するガス発生装置である図示しないインフレータと、これらカバー体6、エアバッグ7、及びインフレータが取り付けられる金属製の取付体とを備え、これら部材を組み合わせて、エアバッグモジュールであるエアバッグ装置5が構成されている。
そして、カバー体6は、エアバッグドアパネルあるいはエアバッグリッドなどとも呼ばれるもので、樹脂製の部材で一体に、あるいは複数の樹脂製の部材を一体的に接合して形成され、図6(a)に示すように、通常時は、エアバッグ装置5の上方及び乗員に対向する車室内側方などを覆う内装部材となっている。そして、このカバー体6には、破断予定部11及びヒンジ部12により他の部分と区画された扉部14が設けられている。そして、この扉部14は、通常時は小さく折り畳まれたエアバッグ7を覆っている。そして、自動車の車体が側面衝突などの衝撃を受け、あるいは横転などすると、センサなどの信号に基づき制御手段が判断してインフレータを起動し、エアバッグ7にガスを供給する。すると、エアバッグ7は上側に向かって膨張展開を開始し、このカバー体6の扉部14を下側から上方に向かって押圧する。すると、この押圧する圧力により、図6(b)に示すように、カバー体6の破断予定部11が破断し、ヒンジ部12を支点として扉部14が車室内側方に回動し、エアバッグ7は、この扉部14と窓部との間を介し、窓部に沿って上側に円滑に膨張展開し、側方に移動する乗員を拘束して頭部などを保護する。
そして、このカバー体6には、車室内側方に面した下側の一部にキャップ装置20が設けられている。このキャップ装置20は、図1ないし図5に示すように、カバー体6に設けられた被取付部21と、この被取付部21に着脱可能に取り付けられるキャップ22とにより構成されている。
そして、被取付部21は、扉部14から外れた位置であり、すなわち、エアバッグ7の膨張展開時にも展開しない非展開部に位置し、平板状をなす基板部24を備えている。この基板部24は、主として硬質な樹脂にて形成された芯材であり、例えば、ポリプロピレン(PP)にてインジェクション成型されている。なお、この基板部24の意匠面である表面側には、いわゆるリム(RIM)成形により外観や触感を向上するためのウレタン例えば無発泡ウレタンあるいは発泡ウレタン表皮(PUR)である表皮層を薄く一体的に加飾して形成することもできる。そして、この被取付部21には、図1及び図5に示すように、略長円形状のキャップ取付部25が表面側を凹設して形成され、このキャップ取付部25の内側の領域に、基板部24を貫通する通孔である孔部31が形成されている。
そして、この孔部31は、孔本体部32と、この孔本体部32の外縁部から外周側に延設された切欠部33とを備えている。そして、孔本体部32は略四角状で、より詳細には、3辺32a,32b,32cは直線状で、1辺32dは略円弧状をなし、この弧状をなす辺32dと直線状をなす1辺32aとの角部から径方向に突出するように、切欠部33が設けられている。
また、キャップ22は、エンブレムを兼ねたもので、例えば、ポリプロピレン(PP)やABS樹脂にて全体が一体にインジェクション成型されている。そして、このキャップ22は、キャップ本体部41と、このキャップ本体部41の裏面側から筒状に突設された筒状部42と、この筒状部42の外周部から2方向に突設された係合部44と、この筒状部42の外周部から1方向に突設された係止部45と、筒状部42の先端部の2カ所から突設された延設部46とを備えている。さらに、このキャップ22には、筒状部42の外周部に2カ所の規制部としての主リブ47,48と、1カ所の補助リブ49とが形成されているとともに、キャップ本体部41の裏面側に位置し対向部である対向リブ50が形成されている。
そして、キャップ本体部41は、正面視ではキャップ取付部25に嵌合する略長円形状で、表面側に向かって緩やかに膨出するとともに、表面側にはエアバッグを示す文字などが立体的に形成されている。
また、筒状部42は、背面視では、被取付部21の孔本体部32と同様すなわち略相似形状で、孔本体部32より小さく、孔本体部32の内側に挿入され少なくとも図1に矢印Aで示す挿入方法を軸方向として所定範囲で回動可能となっている。すなわち、筒状部42は、平板状をなす3方の平板部42a,42b,42cと、略円弧状をなす曲板部42dとを備えている。
そして、係合部44は、嵌合爪とも呼び得るもので、両側の平板部42a,42cの一部をコ字状に切り欠いて弾性変形可能に形成された変形部52と、各変形部52からそれぞれ2枚の板状をなして外周側に突設された係合爪部53とを備えている。すなわち、両側の変形部52は、互いに反対方向に突設されている。また、各係合爪部53の背面側の端縁は、筒状部42の平板部42a,42cから連続する傾斜した傾斜縁部53aとなり、係合爪部53の正面側の端縁は、傾斜縁部53aよりも垂直に近い角度で筒状部42から立ち上がった係止縁部53bとなる。
また、係止部45は、曲板部42dの先端部の外周部に位置し、曲板部42dから1方向に突設されている。そして、この係止部45は、曲板部42dの軸方向に沿って突設された2枚の係止リブ45aと、これら係止リブ45aを連結する連結リブ45bとを備えている。また、この係止部45は、各平板部42a,42b,42cに対して平行あるいは直交する方向ではなく、傾斜する方向に突設されているとともに、被取付部21の孔本体部32に対する切欠部33の突設方向とは異なる方向に形成されている。
また、延設部46は、各係合部44の軸方向に沿った位置に合わせて、すなわち、両側の平板部42a,42cの一部を、他の平板部42b及び曲板部42dの先端部よりも延設し、それぞれ平板状に形成されている。
さらに、一方の主リブ47は、係止部45の係止リブ45aの一方に連続するようにして、軸方向に沿ってキャップ本体部41の背面側まで延設されている。また、この主リブ47の幅寸法すなわち筒状部42からの突出寸法は、係止部45側すなわち筒状部42の先端部側で大きく、キャップ本体部41側で小さく形成されている。また、他方の主リブ48は、筒状部42に対して、一方の主リブ47の反対側に位置し、筒状部42の平板部42bの一側の基端部側とキャップ本体部41とを連設するように形成されている。また、補助リブ49は、筒状部42の平板部42bの他側の基端部側とキャップ本体部41とを連設し、かつ、主リブ48よりも軸方向に沿った突出寸法が小さく形成されている。
また、対向リブ50は、主としてキャップ本体部41が正面側に凹設された部分で、両側の平板部42a,42cに連続し、各係合部44に対向するように、2枚ずつ合計4枚のリブとして形成されている。
また、被取付部21の孔部31の裏面側すなわちカバー体6の内側には、カバー体6をボルトなどの固定具にて取付体あるいは車体に固定する図示しない取付固定部が設けられている。そして、この固着具により、カバー体6が車体に強固に取り付けられ、エアバッグ7の展開時に大きな力が加わった際にもカバー体6が安定して支持される。
次に、このキャップ22の被取付部21への着脱操作を説明する。
まず、キャップ22を被取付部21に装着する際は、図1(a)及び(b)に示すように、キャップ22の係止部45を孔部31の切欠部33に位置合わせした状態で、被取付部21の表面側から筒状部42を孔本体部32に挿入するとともに係止部45を切欠部33に挿入する。
そして、係止部45が切欠部33を通過した状態で、図1(c)及び(d)に示すように、係止部45と切欠部33との位置がずれるようにキャップ22を所定方向に正規位置まで回動させながらキャップ22をさらに挿入方向に押し込む。この回動については、キャップ22の筒状部42の形状と被取付部21の孔本体部32との形状が相似であることが案内となり、特に、それぞれ略円弧状である辺32dと曲板部42dとが摺接して円滑に案内されるとともに、キャップ22の主リブ47,48が孔本体部32の辺32d,32aに当接することにより、回動範囲が規制される。
そして、さらにキャップ22を挿入方向すなわち軸方向に沿って押し込むことにより、変形部52の付勢力に抗して、傾斜縁部53aが孔本体部32の外縁部に摺接し係合部44が筒状部42の内側方に一旦弾性的に押し込まれ、さらに、孔本体部32を通過した状態で、弾性的に変形した係合部44が外周側に復帰変形する。この状態で、図1(e)及び(f)に示すように、係合部44の係止縁部53bが孔本体部32の裏面側の外縁部に当接するとともに、キャップ本体部41あるいは裏面側の対向リブ50が基板部24の表面側に当接し、両側一対の係合部44とキャップ本体部41あるいは対向リブ50との間に基板部24が弾性的に挟持された状態で、被取付部21へキャップ22ががたつくことなく取り付けられる。
このように、キャップ22を被取付部21に取り付けた状態で、固着具及び孔部31及び孔部31の周辺部の表面側は、キャップ22のキャップ本体部41により覆われ、外観を向上できるとともに、乗員などが固着具を誤って操作することを防止できる。
また、キャップ22を被取付部21から取り外す際は、装着の手順とは逆に、係止縁部53bを孔本体部32の縁部に摺接させ、変形部52の付勢力に抗して係合部44を変形させて、キャップ22を表面側に引き上げるとともに、キャップ22を回動させて係止部45と切欠部33との位置を合わせ、係止部45を切欠部33に通過させることにより、キャップ22を被取付部21から取り外すことができる。ここで、係止縁部53bの角度は、傾斜縁部53aの角度より大きく設定されているため、キャップ22に装着時よりも大きい力を加えない限り、キャップ22が外れることはない。
このように、キャップ22を被取付部21から取り外した状態で、孔部31を介して固着具の着脱操作が可能にり、例えば、固着具を取り外してカバー体6を取り外すなどの保守作業を行うことが可能になる。
さらに、自動車の衝突時にエアバッグ装置5が作動してエアバッグ7が展開した場合など、極めて大きな力がキャップ取付部25に加わり、変形部52の付勢力に抗して係合部44が孔本体部32から外れてしまった場合には、係止部45が基板部24の裏面側に当接し、キャップ22を脱落することなく保持できる。さらに、係合部44の係合が外れてキャップ22が傾こうとすると、筒状部42の先端部を延設した延設部46が孔本体部32の外縁部に当接することにより、キャップ22の傾きが抑制され、係止部45が基板部24の裏面側に当接した状態を保持し、キャップ22を被取付部21に確実に保持できる。
このように、本実施の形態によれば、キャップ22を被取付部21に取り付けた状態で、固着具及び孔部31及び孔部31の周辺部の表面側をキャップ22で覆い、外観を向上できるとともに、乗員などが固着具を誤って操作することを防止できる。
また、装着作業及はキャップ22を回動させながら押し込むのみで、作業性良く取り付けできる。特に、回動については、キャップ22の筒状部42の形状と被取付部21の孔本体部32との形状が案内となり、さらに、キャップ22の主リブ47,48が孔本体部32の辺32d,32aに当接することにより、回動範囲が規制され、容易に正規の位置まで回動できる。
また、装着作業と反対の動作で、かつ、装着動作時よりも大きな力を加えることにより、キャップ22を取り外し、保守作業などを行うことができる。
さらに、自動車の衝突時にエアバッグ装置5が作動してエアバッグ7が展開した場合など、極めて大きな力が被取付部21あるいはキャップ取付部25に加わり、変形部52の付勢力に抗して係合部44が孔本体部32から外れた場合には、切欠部33とはずれた位置にある係止部45が基板部24の裏面側に当接し、キャップ22を脱落することなく保持できる。さらに、係合部44の係合が外れてキャップ22が傾こうとすると、筒状部42の先端部を延設した延設部46が孔本体部32の外縁部などに当接することにより、キャップ22の傾きが抑制され、係止部45が基板部24の裏面側に当接した状態を保持し、すなわち、係止部45と延設部46とが孔部31に確実に引っ掛かるようにして、キャップ22を被取付部21に確実に保持できる。さらに、キャップ22に直接大きな力が加わった際は、延設部46が変形して孔部31に引っ掛かり、キャップ22を被取付部21に確実に保持できる。
このようにして、エアバッグ装置5の扉部14の近傍など、エアバッグ7の展開時に大きな力が加わる可能性があるカバー体6に対しても、キャップ22を容易に確実に取り付けできる。そこで、キャップ22を保持するために紐などの別部材を用いる必要なく、部品点数や組立工数を削減でき、外観の良いカバー体6の製造コストを低減できる。
また、キャップ装置20の構成は簡略で、特に、被取付部21は、筒状部などを設ける必要がなく、平板状の基板部24に孔本体部32と切欠部33とを設けた簡略な構成であるとともに、キャップ22は、筒状部42から係止部45及び係合部44を突設するとともに筒状部42の先端部の一部を延設する簡略な構成であり、形状を簡素化して、製造コストを低減できる。
また、キャップ22及び被取付部21は回転対称形状ではなく、係止部45は1方向のみに突設されているため、誤組付を防止し、キャップ22を被取付部21に対して容易に正しい方向に取り付けできる。
また、キャップ22は、平板部42a,42b,42cと、略円弧状をなす曲板部42dとを組み合わせて筒状部42を形成したため、コ字状の切り欠きを形成するのみで、平板部42a,42cに弾性変形可能な変形部52を容易に形成できるとともに、剛性が高い曲板部42dに変形せずに強固に係止可能な係止部45を容易に形成できる。
また、係合部44は、互いに反対側に向かう2方向に突設したため、簡略な構成で安定して孔本体部32に係合してキャップ22を被取付部21に保持可能になるとともに、各係合部44の軸方向に沿った位置にそれぞれ延設部46を設けることにより、2カ所の延設部46でキャップ22を被取付部21に確実に保持できる。
また、延設部46は、筒状部42の全体を延設するのではなく、先端部すなわち一般部の一部のみを延設するため、樹脂の使用量を削減し、製造コストを低減できるとともに軽量化できる。
なお、上記の実施の形態では、延設部46は、両側の係合部44に対応する位置にそれぞれ形成したが、この構成に限られず、一方の係合部44のみに対応する位置に1個の延設部46を延設することもできる。
また、キャップ装置20は、ドアマウントのエアバッグ装置5のカバー体6に限られず、インストルメントパネルに備えられるエアバッグ装置のカバー体や、車体のピラーなどを覆う内装部品に設けることもできる。
本発明は、例えば、エアバッグ装置のカバー体などの車両の内装部材に適用できる。
6 カバー体
7 エアバッグ
20 キャップ装置
21 被取付部
22 キャップ
24 基板部
31 孔部
32 孔本体部
33 切欠部
41 キャップ本体部
42 筒状部
42a,42b,42c 平板部
42d 曲板部
44 係合部
45 係止部
46 延設部
52 変形部

Claims (3)

  1. 被取付部に設けられた孔部を覆うキャップが前記被取付部に取り付けられるキャップ装置であって、
    前記被取付部は、
    板状をなす基板部と、
    この基板部を貫通し前記孔部を構成する孔本体部と、
    この孔本体部の外縁部から外周側に延設され前記基板部を貫通し前記孔部を構成する切欠部とを備え、
    前記キャップは、
    前記孔部及びこの孔部の周辺部の表面側を覆うキャップ本体部と、
    このキャップ本体部の裏面側から筒状に突設され前記孔本体部に挿入方法を軸方向として回動可能に挿入される筒状部と、
    この筒状部の外周部から前記切欠部に挿入可能に突設された係止部と、
    前記筒状部の外周部から弾性変形可能に突設され前記孔本体部の外縁部の裏面側に係合される係合部と、
    この係合部の前記軸方向に沿った位置で前記筒状部の先端部が延設された延設部とを備えた
    ことを特徴とするキャップ装置。
  2. 筒状部は、平板状をなす複数の平板部と、弧状をなす曲板部とを備え、
    係合部は、前記各平板部の一部を弾性変形可能な変形部とし、互いに反対側に向かう2方向に突設され、
    延設部は、前記各係合部の軸方向に沿った位置に設けられ、
    係止部は、前記曲板部から1方向に突設された
    ことを特徴とする請求項1記載のキャップ装置。
  3. 被取付部は、ガスが導入されて膨張展開するエアバッグを覆うカバー体を構成する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のキャップ装置。
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