JP5295878B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、自動車の座席の側方に膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
従来、自動車の座席の側方にエアバッグを膨張展開し、側面衝突時に乗員を保護するエアバッグ装置が知られている。さらに、このようなエアバッグ装置について、車室の側部のドア部にエアバッグを折り畳んで収納し、このドア部からエアバッグを上方に膨張展開して、乗員の頭部などを保護する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1には、エアバッグ及びインフレータなどをドア部のインナパネルに組み付けた後、これら部材とインナパネルとを覆うようにしてドアパネルが取り付けられる構成が示されている。そして、この構成では、ドアパネルにヒンジ部を一体に形成し、このヒンジ部の先端側に連続して、エアバッグの展開時にヒンジ部を支点として上側に回動する蓋部を設けた第1の構成が記載されているとともに、ドアパネルとは別体の蓋部をケース体に取り付ける第2の構成が記載されている。
しかしながら、上記第1の構成では、ドアパネルを支持する構造が示されておらず、エアバッグの展開時、あるいは乗員から力が加わった際にカバー体を安定して支持する構造が必要になる。
また、上記第2の構成では、蓋部から下方に突設された部分がケース体に密着して固着されているため、強固な固定は可能となるものの、複数のリベットなどが必要になり、作業が煩雑になって製造コストが上昇する。また、蓋部をケース体に密着して固着した部分は、剛性が大きく変形しにくいとともに、乗員の側部に近接する部分であり、衝撃吸収特性を向上しようとすると、衝撃吸収部材を配置しあるいはドアパネルを大きく離間させて配置するなどの必要があり、製造コストが上昇するとともに車室の空間を狭める要因となる。
特開2006−88731号公報 (図1−4)
上記従来のように、エアバッグが上方すなわち乗員側とは異なる方向に展開するエアバッグ装置について、エアバッグ装置の乗員側を覆うカバー体を容易に安定して支持できるとともに良好な衝撃吸収特性を実現することが求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エアバッグの展開方向に対して複数の方向を覆う複数の面部を備えたカバー体を備え、このカバー体を容易に安定して支持できるとともに容易に衝撃吸収特性を向上できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置は、折り畳んで収納されガスが導入されて膨張展開するエアバッグと、このエアバッグを覆うカバー体と、このカバー体が取り付けられる取付体とを具備し、前記エアバッグは、第1の方向を中心として展開し、前記取付体は、前記エアバッグに対して前記第1の方向と異なる第2の方向に位置する係合部を備え、前記カバー体は、前記エアバッグに対して前記第1の方向を覆う第1の面部と、前記第2の方向を覆う第2の面部とを備え、この第2の面部は、表面側の一般部と、この一般部の裏面側に離間して位置し前記係合部が係合される係合受基部及びこの係合受基部と前記一般部とを連結する係合連結部を設けた係合受部とを備え、前記カバー体は、前記一般部を構成するアウタ基板部を有するアウタ部と、前記アウタ基板部に沿って接合され前記一般部を構成するインナ基板部、前記係合受基部及びこの係合受基部の両側部を前記インナ基板部に一体に連結する前記係合連結部を構成する一対の側部支持板部を設けた前記係合受部を有し前記アウタ部の裏面側に取り付けられたインナ部とを備えるものである。
求項記載のエアバッグ装置は、請求項記載のエアバッグ装置において、エアバッグにガスを供給するインフレータを備え、第2の方向を乗員に向かう方向として車室の乗員に対向して備えられたエアバッグ装置であって、取付体は、前記エアバッグ、前記インフレータ、及びカバー体が取り付けられるとともに、車体の部材に取り付けられ、アウタ部は、第1の面部から第2の面部に連続し樹脂にて形成されて前記車室の内装材を構成し、インナ部は、前記アウタ部より軟質で変形可能な樹脂にて形成され、インナ基板部と係合受基部とが交互にそれぞれ複数配置されたものである。
請求項1記載のエアバッグ装置によれば、カバー体に覆われたエアバッグにガスを供給することにより、第1の面部を開いてエアバッグを第1の方向に沿って展開させることができる。エアバッグの展開方向とは異なる方向に位置する第2の面部に設けた係合受部の係合受基部を、取付体の係合部で係合して支持する。係合受部を、エアバッグから力が加わる第1の面部に近接して配置することが可能であり、カバー体を安定して支持できる。係合受基部は、表面側の一般部の裏面側に離間して位置するため、この係合受基部に係合する取付体も、一般部から離間した状態となる。そこで、第2の面部に被保護物が当接した場合には、係合連結部が変形するなどして衝撃を吸収し、衝撃吸収特性を容易に向上できる。このため、専用の衝撃吸収部材を設ける必要がなく、製造コストを低減できるとともに、エアバッグ装置の内側に大きな空間を確保する必要がなく、エアバッグ装置の小形化が可能になる。一対の側部支持板部を設けた係合受部は、略箱状となり、インナ部の形状を保持する強度を確保しつつ、適度な衝撃吸収特性を容易に実現できる。アウタ基板部に接合されるインナ基板部を係合受部に連続して設けたため、インナ部をアウタ部に強固に接合できる
求項記載のエアバッグ装置によれば、請求項記載の効果に加え、第1の面部から第2の面部に連続し樹脂にて形成されたアウタ部により、外観の良好な車室の内装材を構成できる。インナ部は、アウタ部より軟質で変形可能な樹脂にて形成したため、衝撃吸収特性を容易に良好にでき、エアバッグ装置の第2の面部を乗員に近接して配置できる。また、インナ基板部と係合受基部とを交互にそれぞれ複数配置したため、インナ部をアウタ部に強固に接合でき、係合受基部に力が加わった場合にも、インナ部とアウタ部とが接合した状態を保持できる。取付体に、カバー体、エアバッグ、及びインフレータを取り付けたため、エアバッグ装置がユニット化され、車体への装着が容易になる。
本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す図5のI−I相当位置の断面図である。 同上エアバッグ装置を備えたドア部の説明図であり、(a)はエアバッグの展開前の状態、(b)はエアバッグの展開時の状態である。 同上エアバッグ装置を備えたドア部の一部の断面図である。 同上エアバッグ装置を示す図5のII−II相当位置の断面図である。 同上エアバッグ装置を示すカバー体の一部の斜視図である。 同上エアバッグ装置を示すカバー体の斜視図である。 同上エアバッグ装置を示すカバー体の斜視図である。 同上エアバッグ装置を示す図7のIII−III相当位置の断面図である。 本発明のエアバッグ装置の他の実施の形態を示すエアバッグ装置を備えたインストルメントパネルの説明図である。 同上エアバッグ装置の一部の断面図である。 本発明のエアバッグ装置のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
以下、本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図2及び図3において、1は自動車の車体を構成するドア部であり、このドア部1は、車室2に設けられた図示しない座席の側方に位置している。なお、以下、方向については、車両である自動車の直進方向を基準とし、上方(図1及び図2に示す矢印U方向)、ドア部1側から車室2の中央側に向かう方向である車室内側方(図1に示す矢印C方向)、車室2の中央側からドア部1側に向かう方向である車室外側方(図1に示す矢印D方向)、及び前方(図2に示す矢印F方向)などの方向を説明する。
そして、このドア部1は、図2に示すように、ドア部1の全体を囲む枠状のフレーム11を備え、このフレーム11に囲まれた部分の下側部がドア本体部12となり、このフレーム11に囲まれた部分の上側部の開口がウインドシールドでありサイドガラスあるいはサイドウィンドウガラスと呼ばれる窓ガラス14により開閉される。そして、この窓ガラス14及び窓ガラス14により開閉される開口の部分が、所定面であり側面部を構成する窓部15となっている。そして、ドア本体部12は、金属板などから形成された被取付部材である部材としてのインナパネル16と、このインナパネル16の車室外側方に離間して位置する金属板などから形成されたアウタパネル17とを備えている。そして、インナパネル16の車室内側方は、一部が樹脂などにて形成された内装材である主ドアトリム18で覆われているとともに、上側部の後部の一部がエアバッグ装置21を構成するとともに内装材であるカバー体22で覆われている。なお、図3において、24は窓ガラス14及びエアバッグ装置21に密着するウェザーストリップなどとも呼ばれるシール部材である。
そして、図1ないし図4に示すように、エアバッグ装置21は、乗員保護装置であり、主として側面衝突時あるいは横転時などに乗員の頭部を保護するいわゆるドアマウントエアバッグで、カバー体22に加え、袋状をなすエアバッグ31と、このエアバッグ31にガスを供給するガス発生装置である図示しないインフレータと、これらカバー体22、エアバッグ31、及びインフレータが取り付けられる取付体34とを備え、これら部材を組み合わせて、エアバッグモジュールであるエアバッグ装置21が構成されている。さらに、このエアバッグ装置21には、図示しないハーネスを介して、制御装置が接続されている。
そして、エアバッグ31は、単数あるいは複数の基布を縫い合わせて袋状としたもので、例えば、2枚の略同形状の基布であるメインパネルの外周部同士を縫い合わせて、扁平な袋状に構成されている。そして、通常時は、ロール状及び蛇腹状などの所定の方法により小さく折り畳まれている。
また、インフレータは、略円柱状のインフレータ本体部を備え、このインフレータ本体部の一端側にガス噴射部が設けられているとともに、他端部にコネクタが設けられ、このコネクタにハーネスが接続されている。そして、このインフレータは、ハーネスを介して制御装置から点火信号が流れることにより、内部に充填した推進薬を反応させ、あるいは内部のボンベに貯留したガスを開放などして、ガス噴射部からガスを噴射し、直接的にあるいはパイプを介してエアバッグ31にガスを供給する。
また、取付体34は、例えば金属により一体あるいは複数の部材を組み合わせて構成され、本実施の形態では、プレート41と、このプレートに固定されたリテーナ42となどを組み合わせて構成されている。そして、プレート41は、例えば垂直状の平板状の金属製の板体で、下側部に円孔を有する複数の車体取付部41aが形成されているとともに、上側部に円孔を有する複数の取付固定受部44が形成されている。さらに、これら取付固定受部44同士の間に位置して、プレート41の上端部が外側に折り返され、プレート補強部41bが形成されている。また、リテーナ42は、例えば金属板を折曲しあるいは金属を押し出し成形などして形成され、水平状の底板部42aと、この底板部42aの車室内側方の縁部から上方に延設された垂直状の内側板部42bと、底板部42aの車室外側方の縁部から下側に延設された取付板部42cとを備えている。そして、この取付板部42cがプレート41の高さ方向の中間位置に溶接などして固定され、プレート41とリテーナ42とが連結されて取付体34が構成されている。そして、この状態で、プレート41、底板部42a、及び内側板部42bに囲まれた部分に、上側を開口した収納部46が構成され、この収納部46に折り畳んだエアバッグ31及びインフレータなどが収納されている。また、リテーナ42の内側板部42bの上端である先端部からは、複数の係合部としてのカバー係止部48が一体に突設されている。これらカバー係止部48は、外側さらには下側に突設された断面略L字状の爪すなわちフック状をなしている。さらに、リテーナ42の内側板部42bの下側部である底板部42a近傍には、円孔を有する複数のカバー固定受部49が形成され、破線で示すビスなどの固定具50が挿入して固定されるようになっている。さらに、リテーナ42は、底板部42aから突設される図示しない取付片部を備え、この取付片部に、固定具が挿入して取り付けられるカバー固定受部が形成されている。そして、この取付体34は、ボルトやリベットなどの固定具51で、車体取付部41aがインナパネル16に取り付けられ、ドア部1に支持されている。
そして、カバー体22は、エアバッグドアパネルあるいはエアバッグ用リッドなどとも呼ばれるもので、車室2側に露出する樹脂製のアウタ部61と、このアウタ部61の背面側すなわち裏面側に振動溶着などで取り付けられた樹脂製のインナ部62とを積層した積層体として構成され、取付体34にエアバッグ31などを組み付けたモジュールの第1の方向としての上方及び第2の方向としての乗員に対向する車室内側方などを覆うようになっている。
そして、アウタ部61は、主ドアトリム18と連続的な形状に形成され、主ドアトリム18とともにドア本体部12を覆う内装材を構成するいわばシームレスパネルであり、ドア本体部12の上側を覆い第1の面部を構成する上面パネル部64と、この上面パネル部64の車室内側方の縁部に連続し、下方に延設されて第2の面部を構成する側面パネル部65と、上面パネル部64の車室外側方の縁部に連続し、下方に向かって側面パネル部65より短く延設された縁片部66と、これら上面パネル部64、側面パネル部65、及び縁片部66の後側の縁部に連続して後面を覆う一体あるいは別体に形成された後側パネル部67とを備えている。そして、
上面パネル部64は、ドア部1の意匠に応じて平面状あるいは曲面状などに形成され、本実施の形態では、車室外側方に向かって若干上方に向かう傾斜面状に形成され、ドア部1のシール部材24などが車室2の車室内側方すなわち乗員側から見えないように覆っている。また、側面パネル部65は、主ドアトリム18の形状に応じて曲面状に形成され、下側の縁部には、主ドアトリム18に係合して連結されるトリム連接部69が形成されているとともに、下側の一部にエンブレム取付部70が設けられ、このエンブレム取付部70に、エンブレム71が取り付けられている。また、縁片部66は、巻き込み部とも呼ばれるもので、下方に向いてほぼ垂直状に延設され、シール部材24などが車室2側から見えないようにして外観を向上するため上面パネル部64の高さ位置を高く設定した構成において、ドア部1の内部が車室外側方などからも露出しないように覆い、外観を向上しているとともに、シール部材24に密着し、ドア部1の内側に雨水などが浸入しないようにしている。また、後側パネル部67は、リッドカバーとも呼ばれるもので、ハーネスなどを挿通させる後側キャップ部が設けられている。
そして、このアウタ部61には、図2などに示すように、主として上面パネル部64に区画部72が形成され、この区画部72により区画された内側に、第1の面部を構成する扉部73を構成するアウタ扉部74が形成されている。そして、区画部72は、リッドテアラインとも呼び得る薄肉部である弱部であり、上面パネル部64の車室内側方の側面パネル部65との接続部分あるいは接続部分の近傍に沿ってカバー体22の長手方向である前後方向に延びる長辺部72aと、この長辺部72aの前後の端部から車室外側方に延びて縁片部66の縁部に至る短辺部72bとを備えた平面略コの字状に形成されている。そして、この区画部72は、アウタ部61の上面パネル部64及び縁片部66の裏面側が切削などして凹設されて他の部分より脆弱に形成され、破断するテアラインあるいは容易に屈曲するヒンジとして機能する。すなわち、この区画部72は、エアバッグ31が膨張展開する圧力により一部あるいは全部が開裂すなわち破断し、通常は短辺部72bの部分がアウタ破断部として破断し、破断しなかった長辺部72aは容易に変形して屈曲するヒンジ部として機能する。そして、区画部72の外側は、上面パネル部64から側面パネル部65にかけて、エアバッグ31の膨張展開時にも展開しない非展開部であり本体部を構成するアウタ本体部75となっている。
また、このアウタ部61は、主として硬質な樹脂にて形成され、本実施の形態では、図1及び図4に示すように、いわば硬質の樹脂であるポリプロピレン(PP)を射出成形した一般部を構成する板状のアウタ基板部76の意匠面である表面側に、いわゆるリム(RIM)成形により外観や触感を向上するためのウレタン例えば無発泡ウレタンあるいは発泡ウレタン表皮(PUR)である表皮層77を薄く一体的に加飾して形成されている。
一方、インナ部62は、バッキング部あるいはエアバッグ用インナーなどとも呼ばれるもので、アウタ部61のアウタ基板部76を構成する材料よりも軟質の変形可能な材料にて形成された軟質樹脂製で、本実施の形態では、エラストマー系の樹脂であるTPO樹脂(サーモプラスチックオレフィン)を金型に射出成形して形成すなわち成型された第1のインナ部81及び第2のインナ部82の2個の部材を備えている。なお、第2のインナ部82は、硬質の樹脂であるポリプロピレン(PP)を射出成形して形成することもできる。そして、第1のインナ部81は、上面パネル部64及び側面パネル部65の上側部の裏面側に位置して、振動溶着などによりアウタ部61に一体的に溶着して接合した状態で取り付けられ、第2のインナ部82は、側面パネル部65の下側部の裏面側に位置して振動溶着などによりアウタ部61に一体的に溶着して接合した状態で取り付けられている。そして、これら第1及び第2のインナ部81,82により、カバー体22が取付体34など他の部材に取り付けられるようになっている。
そして、第1のインナ部81は、インナアッパあるいはアッパーインナーなどとも呼び得るもので、図1、図3ないし図8に示すように、アウタ部61の上面パネル部64のアウタ扉部74の裏面側に取り付けられて扉部73及び第1の面部を構成するインナ扉部84と、アウタ部61の上面パネル部64のアウタ本体部75及び側面パネル部65の裏面側に取り付けられて非展開部を構成する本体側接合部であるインナ本体部85と、扉部73を構成するインナ扉部84の長手方向に沿った他側部である車室内側方とインナ本体部85とを変形可能に連結しヒンジ部を構成するヒンジ本体部86と、扉部73を構成するインナ扉部84の長手方向に沿った一側部である車室外側方から展開方向である上方の略反対側である略下方の所定方向に突設された支持片部87と、インナ本体部85の複数カ所から裏面側である車室外側方に膨出するように形成された係合受部としての係止取付部89とが一体に形成されている。
そして、インナ扉部84は、略平板状をなし、表面側から支持片部87の反対側に向かい所定方向に沿って格子状などに突設された図示しない溶着リブを振動溶着し、アウタ扉部74の裏面の略全面に沿って密着して一体的に取り付けられ、扉部73を構成している。
また、インナ本体部85は、アウタ本体部75の裏面に密着して溶着され一般部及び第2の面部を構成する板状のインナ基板部93と、このインナ基板部93の前後の端部近傍の裏面側から垂直板状に突設されたインナ端板部94を備えている。そして、インナ基板部93は、アウタ本体部75の裏面側の形状に沿って湾曲した板状に形成され、インナ扉部84と交差する面をなしてインナ扉部84の車室内側方に位置するとともに、前後方向の両端部では、インナ扉部84の前側及び後側に延設されている。そして、このインナ基板部93は、インナ扉部84と同じく表面側から支持片部87の反対側に向かい所定方向に沿って格子状などに突設された図示しない溶着リブを振動溶着し、アウタ本体部75の裏面に沿って密着して一体的に取り付けられ、非展開部を構成している。
なお、図1及び図4などの図においては、構成の理解を容易にするため、アウタ部61とインナ部62と振動溶着した部分に隙間を空けて図示している。
また、ヒンジ本体部86は、インナ扉部84の他側部である車室内側方の縁部とインナ本体部85とを一体に変形可能に連結し、非展開部に対し、長手方向である前後方向に沿った仮想的な軸を中心として、扉部73を展開すなわち回動可能に連結して支持している。そして、このヒンジ本体部86は、アウタ部61の区画部72の長辺部72aに対向し、この長辺部72aを跨ぐようにして、下方に断面略U字状をなして湾曲して膨出している。さらに、このヒンジ本体部86は、複数のスリット部86aにより、複数の片状に分割されている。また、前後の端部のスリット部86aに連続し、端部スリット部86bが車室外側方の縁部まで延設されている。この端部スリット部86bは、インナ扉部84の前後の端部とインナ本体部85のインナ基板部93との間に位置し、区画部72の短辺部72bに対向する部分となる。なお、この端部スリット部86bは、本実施の形態では、切り溝であるスリットとして形成したが、薄肉の破断予定部として形成することもできる。
さらに、支持片部87は、エアバッグリッドあるいは縦壁などとも呼び得るもので、インナ扉部84の車室外側方の端部近傍から略下方の所定方向に向かい板状をなして一体に突設されている。そして、この支持片部87の先端側すなわち下端側の複数カ所には、他の部分より突設された取付固定部96が設けられている。そして、これら取付固定部96は、前後方向に略等間隔で、それぞれ先端側が半円状の舌片状のリベット座とも呼び得るもので、それぞれ半円を構成する円の中心に位置してモジュール取付孔あるいはリベット孔とも呼び得る円孔状の取付孔96aが設けられている。そして、図1に示すように、この取付孔96aに挿入されるリベットなどの固定具97により、取付固定部96すなわち支持片部87の先端側である下側部が取付体34の取付固定受部44に固定して取り付けられるようになっている。
さらに、この支持片部87には、中間位置、すなわち、取付固定部96の上側部に位置し、かつ、インナ扉部84の下面から離間して位置し、前後方向すなわち扉部73の長手方向に沿って、破断予定部99が形成されている。この破断予定部99は、テアライン、脆弱部、あるいはインナ破断部とも呼び得るもので、車室外側方から凹設された溝状をなし、支持片部87の他の部分すなわち上下に隣接する部分より厚さ寸法が小さく、例えば0.5mm程度の板厚で脆弱に形成され、エアバッグ31が膨張展開する圧力により破断するようになっている。
さらに、この支持片部87は、図1に示すように、この破断予定部99に沿って成型後に矢印R方向に屈曲され、この破断予定部99の上側すなわちインナ扉部84から突設された部分の面方向と、この破断予定部99の下側すなわち取付固定部96の部分の面方向とは、交差するようになっている。すなわち、支持片部87は、折曲りラインとなる破断予定部99の上側では、溶着リブの正反対の所定方向に沿って延設され、破断予定部99の下側では、垂直下方に向かって延設されている。
また、この破断予定部99の下側に沿った部分は、各取付固定部96を前側から後側まで連続して一体に連結する平板状をなしている。一方、破断予定部99の上側に沿った部分には、複数のテアライン開口部101が形成されているとともに、これらテアライン開口部101同士の間に位置して、変形抑制部としてのブロック部102が形成されている。そして、各テアライン開口部101は、少なくとも、取付固定部96の取付孔96aの上方、いわば直上に位置し、さらに、取付固定部96の上方に位置しない位置にも形成されている。そして、各テアライン開口部101は、支持片部87を貫通する矩形の開口で、インナ本体部85の裏面から破断予定部99に接する位置まで形成され、いわば、取付固定部96の上方では、破断予定部99とテアライン開口部101とが一体的に形成されている。
さらに、各ブロック部102は、単なる板状の部分よりも変形しにくい形状で、本実施の形態では、上面を開口した略箱状に形成されている。より詳細には、各ブロック部102は、支持片部87の車室外側方に突出するように形成され、図4ないし図6に示すように、インナ扉部84に開口する開口102aの下方に対向し支持片部87の平板状の部分から車室外側方に突出するように形成された底板部102bと、この底板部102bの両側部とインナ扉部84と支持片部87とを連結する一対の側板部102cと、底板部102bの車室外側方とインナ扉部84とを連結する外板部102dとを備えているとともに、底板部102bと外板部102dとの角部には、これら底板部102bと外板部102dに対して傾斜した傾斜板部102eが形成されている。なお、本実施の形態では、各ブロック部102の底板部102bは、破断予定部99に沿って形成されているが、破断予定部99から離間して形成することもできる。また、これらブロック部102の形状は、上記の箱状に限られず、中実のブロック状などに形成することもできる。
また、これら複数のテアライン開口部101及び破断予定部99すなわちブロック部102の形状、ここでは前後方向の寸法は、互いに同一ではなく、エアバッグ31の折り畳み形状やインフレータから導入されるガス流の状態に応じて決まるエアバッグ31がインナ扉部84すなわち扉部73を押圧する力の分布状態に対応して扉部73が均一に円滑に展開するように設定されている。すなわち、本実施の形態では、扉部73の長手方向の中央部分では、テアライン開口部101は比較的大きくすなわち2カ所のブロック部102すなわち破断予定部99は比較的短く設定される一方、扉部73の長手方向の両端部分では、中央部分に対して、テアライン開口部101は小さく2カ所ずつのブロック部102すなわち破断予定部99は長く設定されている。
また、インナ本体部85の係止取付部89は、係合部受容部とも言い得るもので、図1、図5ないし図8に示すように、インナ本体部85のインナ基板部93の複数カ所から車室外側方に凸状に膨出し内側に空間を有し、インナ部62のインナ基板部93をアウタ部61のアウタ基板部76に溶着して取り付けた状態で、このアウタ部61のアウタ基板部76とともに箱状をなすように形成されている。すなわち、各係止取付部89は、いわば衝撃吸収ボックス体を構成し、単なる板状の部分よりも変形しにくい形状で、かつ、所定の力が加わった状態で、衝撃を吸収しつつ潰れ変形すなわち座屈して、インナ本体部85の剛性と衝撃吸収特性とを両立するようになっている。そして、各係止取付部89は、車室内側方と下方とを開口した略箱状をなし、インナ基板部93の略垂直状の部分の車室外側方に離間して位置する略垂直状の係合受基部としての支持板基部89aと、この支持板基部89aの上端部とインナ基板部93を連結する傾斜した傾斜支持板部89bと、これらインナ基板部93、支持板基部89a、及び傾斜支持板部89bの両側部を連結する係合連結部を構成する一対の側部支持板部89cとが一体に形成されている。さらに、傾斜支持板部89bには、引掛用の取付用開口部89dが形成され、支持板基部89aには、車室内側方及び車室外側方のそれぞれに補強リブ部89eが一体に突設されている。また、傾斜支持板部89bは、支持片部87と平行に所定方向に沿って延設されているとともに、この傾斜支持板部89bに形成した取付用開口部89d、及び補強リブ部89eの端部についても、第2の方向に沿って形成されている。
また、インナ本体部85の係止取付部89の横断面の形状については、図8に示すように、一対の側部支持板部89cは、第2の面部であるインナ基板部93に交差し、例えば、インナ基板部93に直交して互いに平行に形成され、あるいは、支持板基部89aからインナ基板部93に向かって若干開くように形成され、これら側部支持板部89cの一端部である車室外側方の端部同士を連結して係止取付部89が形成され、側部支持板部89cの他端部である車室内側方の端部同士を連結してインナ基板部93が形成されている。すなわち、インナ基板部93と係止取付部89とがインナ部62の長手方向に沿って交互に形成されて凹凸状をなし、外部から力が加わった際に長手方向に沿ってたわむように湾曲可能となっている。
また、インナ基板部93は、いわば第2の面部に沿う第2面裏打ち部であり、アウタ部61のアウタ基板部76に沿って配置されるとともにこのアウタ基板部76に溶着して一体的に接合して取り付けられる。すなわち、各インナ基板部93は、係止取付部89に近接さらには隣接した部分を、アウタ基板部76に接合している。
一方、第2のインナ部82は、インナロアあるいはロアインナーなどとも呼び得るもので、第1のインナ部81とは別体であり、第1のインナ部81の下方に位置してアウタ基板部76の裏面側に密着し溶着などして取り付けられた板状の下基板部82aと、この下基板部82aから裏面側である車室外側方に突設されそれぞれ本体側取付部を構成する複数の第2取付部82b及び第3取付部82cとが一体に形成されている。
また、このエアバッグ装置21のインフレータに接続される制御装置は、CPUを備えるとともに、単数あるいは複数のセンサが接続され、乗員、衝突、車体の角度などの状態に応じてインフレータを起動させる点火信号を送るようになっている。
次に、このエアバッグ装置21の製造工程を説明する。
まず、カバー体22は、インナ部62の第1及び第2のインナ部81,82をそれぞれ金型を用いて樹脂にて一体に形成し、アウタ部61に振動溶着して一体的に接合する。ここで、第1のインナ部81は、金型で形成した状態では、図1に破線で示すように、支持片部87は、全長にわたって平板状をなし、取付孔96aや破断予定部99などの部分を除き、単一の所定方向に沿って進退移動する金型により形成できる。さらに、この第1のインナ部81は、ヒンジ本体部86、インナ本体部85、このインナ本体部85の溶着リブ、及び係止取付部89について、いずれも同じ所定方向に沿って進退移動する金型により形成でき、最低限のスライド駒を備えた簡略な構成の金型により形成可能となっている。なお、取付孔96a及び破断予定部99は、自動制御により第2の方向と交差する方向に進退するスライド駒により形成する。
なお、アウタ部61の表皮層77については、他の工程に対して適宜の順序で形成できるが、例えば、アウタ部61のアウタ基板部76、インナ部62の第1及び第2のインナ部81,82をそれぞれ形成し、アウタ基板部76の裏面に第1のインナ部81を振動溶着し、次いで、アウタ基板部76の表面に表皮層77を反応射出形成で形成し、最後に、アウタ基板部76の裏面に第2のインナ部82を振動溶着することができる。
そして、取付体34の収納部46にインフレータと折り畳んだエアバッグ31を収納し、これら部材をカバー体22で覆った状態で、図1及び図4に示すように、エアバッグモジュールとして構成される。そして、このカバー体22のエアバッグモジュールへの取付作業は、図1及び図8などに示すように、取付体34のカバー係止部48を係止取付部89の取付用開口部89dに挿入し、補強リブ部89eに嵌合するようにして支持板基部89aに係止し、カバー体22の上側部の車室内側方の部分を取付体34で支持する。また、取付体34のカバー固定受部49に車室外側方から挿入した固定具50を第2取付部82b及び第3取付部82cに固定して、カバー体22の下側部を取付体34で支持する。
さらに、カバー体22の支持片部87を、図1に示すように、破断予定部99に沿って矢印R方向に、いわば破断予定部99を開くように変形すなわち屈曲し、取付固定部96を取付体34のプレート41に沿わせた状態とし、取付固定部96の取付孔96aから取付体34の取付固定受部44に固定具97を挿入し、この固定具97をかしめるなどして、取付固定部96を取付体34に固定して、カバー体22の上側部の車室外側方の部分を取付体34で支持する。すなわち、この状態で、支持片部87の下側部は、上下方向に沿って垂直状に取付体34に取り付けられるとともに、支持片部87の上側部は、折り畳んで収納されたエアバッグ31の上側部に臨むように傾斜して配置されている。
このようにして、前後方向から見て、少なくとも3カ所でカバー体22を取付体34に支持し、カバー体22が安定して支持される。
そして、インフレータと制御装置とを電気的に接続するとともに、取付体34の車体取付部41aを固定具51でドア部1のインナパネル16に取り付け、カバー体22の下端のトリム連接部69を主ドアトリム18に係合するとの簡略な作業により、エアバッグ装置21がドア部1に設置される。
この状態で、カバー体22の上面パネル部64などにより構成される第1の面部により、取付体34にエアバッグ31などを組み付けたモジュールの第1の方向としてのエアバッグ膨出側である上方が覆われるとともに、カバー体22の側面パネル部65などにより構成される第2の面部により、第2の方向としての乗員側である車室内側方など覆われ、カバー体22が、第1の面部とこの第1の面部に対して屈曲して連続する第2の面部を備え、すなわちモジュールの上方と乗員側とを連続して覆う内装パネルとして機能するようになっている。また、この状態で、第2の面部は、乗員の側部に近接して対向した状態となる。
次に、エアバッグ装置21の展開時の動作を説明する。
図1、図2(a)、図3、及び図4に示すエアバッグ31の収納状態から、自動車の車体が側面衝突などの衝撃を受け、あるいは横転などすると、センサなどの信号に基づき制御手段が判断してインフレータを起動し、エアバッグ31にガスを供給する。すると、このエアバッグ31は、収納部46が開口する上側(矢印U方向に)に向かって膨張展開を開始し、カバー体22の扉部73を下側から上方に向かって押圧する。そして、この押圧する圧力により、インナ部62の支持片部87の破断予定部99が破断するとともに、アウタ部61の区画部72の一部または全部、少なくとも短辺部72bを破断する。
そして、エアバッグ31がさらに膨張展開すると、このエアバッグ31により押圧された扉部73がアウタ部61の長辺部72a及びインナ部62のヒンジ本体部86を支点として車室内側方に回動し、エアバッグ31のエアバッグ膨出用通路を形成する。なお、アウタ部61の区画部72の長辺部72aが破断せずに接続された状態の場合には、この長辺部72aが支点となり、ヒンジ本体部86は伸びるように変形して、扉部73が円滑に回動する。また、長辺部72aが破断した場合には、ヒンジ本体部86は伸びるように変形しながら支点となり、扉部73が円滑に回動する。そして、このエアバッグ膨出用通路から突出したエアバッグ31は、扉部73を回動させながら、この扉部73と窓部15との間を介し、図2(b)に示すように、窓部15に沿って上側に円滑に膨張展開し、側方に移動する乗員を拘束して頭部などを保護する。
また、エアバッグ装置21の展開時、あるいは非展開時に、乗員が側方に移動してエアバッグ装置21に当接した場合には、略箱状をなす各係止取付部89が潰れ変形するとともに、カバー体22が長手方向に沿ってたわむように湾曲し、衝撃を吸収して乗員を保護する。
このように、本実施の形態によれば、ドア部1内に収納したエアバッグ31をドア部1の上面から上方に膨張展開するいわゆるドアマウントエアバッグを構成し、車両の座席に着席した乗員を拘束して頭部などを保護できる。
すなわち、カバー体22に覆われたエアバッグ31にガスを供給することにより、支持片部87の破断予定部99を円滑に破断し、扉部73を円滑に開いてエアバッグ31を車室2の窓部15に沿って上方に向かって円滑迅速に展開させることができる。そして、この破断予定部99は、支持片部87に設けたため、外観に影響を与えることなく、破断の特性を自由に設定でき、扉部を円滑に開くことができる。
そして、カバー体22は、車室内側方の上部に設けた係止取付部89が取付体34のカバー係止部48に係止され、車室外側方の上部に設けた取付固定部96が固定具97で取付体34の取付固定受部44に固定され、車室内側方の高さ方向の中央部あるいは下部に設けた第2取付部82bあるいは第3取付部82cが固定具50で取付体34のカバー固定受部49に固定されて、カバー体22が取付体34にがたつくことなく安定して支持される。
また、カバー体22の扉部73は、扉部73の長手方向に沿った一側部である車室外側方をインナ扉部84から突設された支持片部87により取付体34に取り付けられて支持され、扉部73の長手方向に沿った他側部である車室内側方をヒンジ部すなわち区画部72の長辺部72a及びヒンジ本体部86を介してインナ本体部85の係止取付部89で取付体34に取り付けられて支持されているとともに、扉部73の一側部には箱状のブロック部102を設け、他側部には箱状となる係止取付部89を設けたため、長手寸法の大きいカバー体22の剛性を容易に向上でき、カバー体22を変形しにくくできる。
そこで、ドア部1の開閉時や、乗員がカバー体22に力を加えた場合などにも、扉部73を含みカバー体22が変形することなく外観を良好に維持できる。
さらに、係止取付部89は、一対の側部支持板部89cを設けた略箱状で、これら側部支持板部89cによりインナ基板部93に連続し、いわばインナ基板部93に凹凸をつけてインナ基板部93と係止取付部89とが交互にそれぞれ複数配置され、すなわち、アウタ部61に溶着して接合されるインナ基板部93の両側に近接しさらには連続して係止取付部89を配置している。そこで、カバー体22が乗員に対向する第2の面部の一般部と取付体34との間の僅かな空間においても、係止取付部89の直近に大きい面積で溶着面を確保でき、溶着強度が大きくなり、エアバッグ31の展開時などに係止取付部89に大きな力が加わった場合にも、インナ部62の破損やカバー係止部48の外れを確実に防止して、インナ部62とアウタ部61とが強固に接合した状態を容易に保持できる。
さらに、インナ部62は、アウタ部61より軟質で変形可能な樹脂にて形成されているとともに、アウタ部61に接合した状態で箱状となる係止取付部89の側部支持板部89cなどが潰れ変形可能であり、所定の衝撃吸収ストロークを有するいわばクラッシュボックスとして作用するとともに、インナ基板部93と係止取付部89とがインナ部62の長手方向に沿って交互に形成されて凹凸状をなし、外部から力が加わった際に長手方向に沿ってたわむように湾曲可能であるため、衝撃吸収特性を容易に良好に設定でき、エアバッグ31の非展開時における乗員保護性能を容易に向上できる。また、取付体34のカバー係止部48は金属製で変形しにくいものであるが、このカバー係止部48は、インナ基板部93すなわちアウタ基板部76の裏面側に離間した支持板基部89aに係止されるため、衝撃吸収特性に影響しない。このため、エアバッグ装置21の第2の面部すなわちこの第2の面部を支持する取付体34のカバー係止部48を、乗員に近接した所望の位置に配置できる。そこで、エアバッグ31から力が加わる第1の面部に近接した好ましい位置に配置されるカバー係止部48すなわち係止取付部89により、カバー体22を安定して支持できる。さらに、専用の衝撃吸収部材などを設ける必要がなく、製造コストを低減できるとともに、エアバッグ装置21の内側に大きな空間を確保する必要がなく、エアバッグ装置21の小形化が可能になり、車室2を狭めることなく利用できる。このため、車室2の幅方向の寸法に余裕がなく、乗員がドア部1に近接する車室2ついても、エアバッグ装置21をドア部1に配置できる。
このようにして、インナ部62の形状を保持する強度を確保しつつ、適切な衝撃吸収特性を容易に実現でき、特に、乗員対向面とモジュールとの距離が非常に小さくなるドアマウント型のサイドエアバッグであるエアバッグ装置21に特に好適な構成を容易に実現できる。
また、インナ部62の係止取付部89は、支持片部87とともに金型で容易に形成でき、製造コストを低減できる。すなわち、係止取付部89の部分は、溶着リブの突設方向に沿った所定方向に進退する金型に対していわゆるアンダーカットとなる部分がなく、スライド駒を用いずに形成できるとともに、支持片部87についても、所定方向に延びる平板状とした状態で形成し後に屈曲することにより、置駒が必要となる大きなアンダーカットとなる部分をなくし、最低限のスライド駒を用いて形成できる。そこで、インナ部62を形成する金型装置について、単一の方向に沿って進退する金型で構成でき、いわゆる置駒を用いる必要がなく自動成型を容易にでき、金型装置の簡略化や成型タクトの短縮を実現し、製品コストを低減できる。
また、カバー体22のインナ部62の支持片部87は、インナ扉部84から所定方向に沿って一体に突設されるとともに、破断予定部99で、金型による成型時とは異なる方向すなわち第2の方向から傾斜する方向に変形させ屈曲した状態で、取付固定部96が取付体34に取り付けられるため、支持片部87をインナ扉部84から金型による成形に都合の良い角度で突設し、製造を容易にして製造コストを低減できるとともに、取付固定部96を取付体34に対して好ましい角度で取り付けでき、カバー体22を容易に安定して支持できる。
一方、支持片部87の取付固定部96は好ましい角度で取付体34に取り付けできるため、特に下方へ向かう力に対する強度を向上し、乗員がカバー体22に下方に向かう力を加えた場合などにも、扉部73を含みカバー体22が変形することなく外観を良好に維持できる。
また、支持片部87を屈曲する部分を破断予定部99としたため、屈曲することにより破断予定部99以外に弱部が発生することを抑制でき、破断予定部99で確実に破断できるとともに、屈曲のための専用の構造を設ける必要がなく、構成を簡略化し、製造コストを低減できる。
さらに、支持片部87を破断予定部99で開くように屈曲し、いわば曲げ偏倚を与えたため、破断予定部99の破断を容易にできるとともに、支持片部87の上側部が折り畳んだエアバッグ31に臨むように配置されているため、エアバッグ31の展開時にエアバッグ31が支持片部87の上側部に当接し、破断予定部99を迅速に破断できるとともに、この傾斜した支持片部87によりエアバッグ31の展開方向を規制することができる。
また、この破断予定部99の位置の設定により、傾斜した支持片部87の形状を容易に設定でき、エアバッグ31の展開方向を規制する特性を容易に設定できる。
また、支持片部87の破断予定部99は、取付体34と組み合わせた後に、固定具97で固定するいわば最終工程で屈曲することにより、この最終工程の前では、支持片部87は反対側のインナ本体部85及び係止取付部89に対していわば広く開いた状態とすることができる。このため、カバー体22に対する取付体34の組み付け工程を容易にすることができる。
また、カバー体22は、比較的硬質のアウタ部61と比較的軟質のインナ部62とを積層してカバー体22を構成し、インナ部62に一体に形成した支持片部87に破断予定部99を設けたため、アウタ部61のアウタ基板部76に形成する継ぎ目となる分割部あるいは破断予定部を少なくして、意匠面を大きく確保し、樹脂製のアウタ部61で第1の面部から第2の面部まで連続してインナ部62を覆って外観を向上でき、外観の良好な車室2用の内装材を構成できるとともに、カバー体22を車室外側方の縁片部66まで回動させ、エアバッグ31の膨出用通路を大きく形成し、エアバッグ31を円滑に膨張展開させることができる。
また、このエアバッグ装置21は、取付体34にインフレータ、エアバッグ31、及びドアトリムの一部を構成するカバー体22を取り付けた状態でエアバッグモジュールが構成されるため、エアバッグ装置21のモジュール化、ユニット化が可能になり、保管、搬送や車体のドア部1への組み付け作業などの作業性を向上できる。
また、扉部73の長手方向に沿って配置された破断予定部99を、断続的に形成したテアライン開口部101を互いに連結するように形成し、いわばテアライン開口部101により破断予定部99を断続的に形成したため、全長に連続する破断予定部のみを設ける構成に比べ、前後に長手寸法の大きい扉部73を、支持片部87の取付固定部96を設けた部分から迅速に切り離し、扉部73を円滑かつ迅速に展開させることができる。
さらに、テアライン開口部101は、取付固定部96の上側、いわば直上に位置して設けたため、エアバッグ31が展開時に扉部73を上方に押圧すると、各テアライン開口部101に近接する部分でカバー体22が上下に引き伸ばされるように湾曲して変形し、各破断予定部99を各テアライン開口部101に連続する端縁部から引き剥がすようにして迅速に開裂させ、すなわち、扉部73の長手寸法の全長にわたって破断予定部99を形成する構成に比べて小さい荷重で破断予定部99を引き裂くことが可能になり、各テアライン開口部101を連通させて、扉部73を円滑かつ迅速に展開させることができる。
そこで、本実施の形態のように、アウタ部61について、アウタ基板部76の表面に表皮層77を一体的に形成し、表皮層77にスリットを入れて扉部73の展開特性を調整することが容易ではないカバー体22についても、インナ部62の破断予定部99を円滑迅速に破断させることで、アウタ部61とインナ部62とを接合した扉部73の展開特性を容易に設定できる。
さらに、支持片部87は、テアライン開口部101同士の間に位置し、破断予定部99に沿って、支持片部87の変形を抑制するブロック状の剛体であるブロック部102を設けたため、エアバッグ31が展開時に扉部73を上方に押圧した際に、ブロック部102により破断予定部99に近接した部分の変形が抑制され、各テアライン開口部101に近接する部分に力を集中させてカバー体22が上下に引き伸ばされるように変形させ、各テアライン開口部101に連続する破断予定部99を端縁部から迅速に開裂させることができる。また、ブロック状の剛体であるブロック部102により扉部73の強度を向上し、扉部73を保護することができる。
また、複数カ所に分割して設けられた破断予定部99の長さを各部位にて変更し、強度の強弱をつけることにより、エアバッグ31の展開時の扉部73のたわみなどを抑制し、扉部73を円滑に展開させることができる。すなわち、エアバッグ31の折り畳み形状や、インフレータの取付位置などインフレータから導入されるガス流の状態に応じて決まるエアバッグ31内部の圧力差、すなわちエアバッグ31がインナ扉部84すなわち扉部73を押圧する力の分布状態に対応し、支持片部87の複数のテアライン開口部101及び破断予定部99すなわちブロック部102の形状を設定し、本実施の形態では、扉部73の長手方向の中央部分では、テアライン開口部101は比較的大きくすなわち破断予定部99は比較的短く設定する一方、扉部73の長手方向の両端部分では、中央部分に対して、テアライン開口部101は小さくすなわち破断予定部99は長く設定したため、扉部73を長手方向に沿って均一に円滑に展開させることができる。
また、上記のように、エアバッグ31の膨張展開時には、インナ部62の支持片部87に設けた破断予定部99と、アウタ部61に設けた区画部72の少なくとも短辺部72bが破断すれば良いため、広い温度域で扉部73を円滑に回動させ、エアバッグ31を円滑に膨張展開させることができる。
また、カバー体22の扉部73は、車室内側方に回動するため、エアバッグ31を車室外側方に案内し、エアバッグ31を窓部15の窓ガラス14に沿って円滑に展開できる。
なお、上記の実施の形態では、カバー体22は、ドア部1の一部を覆うものとして説明したが、この構成に限られず、適宜の形状とすることができ、ドア部1の全体を一体に覆うドアトリムとして形成することもできる。さらに、ドア部1以外のインストルメントパネルなどに備えられるエアバッグ装置に適用することもできる。
また、上記の実施の形態では、カバー体22は、アウタ部61とインナ部62とを積層し、さらに、アウタ部61は、アウタ基板部76の表面にリム(RIM)成形により表皮層77を薄く一体的に形成したが、この構成に限られず、例えば、表皮層77を形成しない構成とし、あるいは、アウタ部61とインナ部62とを一体に形成することもできる。
また、アウタ部61の区画部72は、金型による成型の後に裏面側を切削して形成する構成に限られない。例えば、アウタ基板部76の表面に表皮層77を形成する構成では、アウタ基板部76の金型による成型の時にインジェクション型に突条を設けて同時に成型することもできる。
また、テアライン開口部101は、矩形状の通孔に限られず、適宜の形状の通孔とし、あるいは、破断予定部99の長手方向に沿って細長いスリット状とすることもできる。
また、ヒンジ本体部86及び区画部72により構成されるヒンジ部は、第1の面部を構成するカバー体22の上側部に設ける他、第2の面部を構成するカバー体22の側面部に設け、あるいは、第1の面部と第2の面部との角部に配置することもできる。
また、第1の方向と第2の方向とは、上方と、この上方の側方に略直交する車室内側方に限られず、正反対に向かう方向以外であれば、適宜の方向に設定できる。
また、インフレータやエアバッグの形状や構成は上記のものに限られず、種々の構成のものを用いることができる。
例えば、図9及び図10に示すように、自動車の車室2の助手席の前方に位置するインストルメントパネル部110に設けるエアバッグ装置111について、図1に示す構成と同じ構成を適用することができる。このエアバッグ装置111は、自動車のドア部1とセンターコンソール112との間で、グローブボックス114の上方に位置し、カバー体22のアウタ部61がインストルメントパネル部110と一体的に設けられたいわゆるシームレスインストとなっている。また、インナ部62は、図1に示す構成よりも長さ寸法が小さく、かつ、長手方向を車幅方向である両側方向に揃えて配置されている。すなわち、この構成では、図1に示す構成に対して水平に約90度回転した状態でエアバッグ装置111が配置され、第1の面部は、インストルメントパネル部110の傾斜した上面部121であり、第2の面部は乗員の前方に対向する前面部122となっている。また、カバー体22が破断する破断予定部であるテアライン124は、上面部121に設けられ、このテアライン124は、アウタ部61に裏面側から切削などして形成された脆弱部125と、この脆弱部125に対向し、インナ部62が予め切り離された離間部126とから構成され、前後2枚の扉部127を構成するようになっている。また、インフレータ131は、上下方向を軸方向とする円盤状あるいは両側方向を軸方向とする円柱状などのインフレータ本体部131aを備え、このインフレータ本体部131aに、ガスを噴射するガス噴射口131bが形成されている。そして、このインフレータ本体部131aに直接に溶接し、あるいは、図示しない取付体などを介して、係合部としてのカバー係止部48が設けられている。そして、このカバー係止部48が係止される係合受部としての係止取付部89の構成は、図1ないし図8に示す構成と同じであり、同じ作用効果を奏する。また、ヒンジ部は、手前側の扉部127の手前側の端部に設けられている他、奥側の扉部127の端部に位置してインナ部62に設けられている。なお、奥側のインナ部62についても、係止取付部89を形成してカバー係止部48に係止され、あるいはリベットなどの固着具を用いて、他の部材に固定される。その他の構成は、図1ないし図8に示す構成と同じであり、同じ作用効果を奏する。すなわち、インフレータ131からガスを噴射すると、アウタ部の脆弱部125が破断して、ヒンジ部を支点として扉部127が前後に回動するように展開し、エアバッグ31を上方に膨張展開させる。そして、係止取付部89は、カバー係止部48とカバー体22とを強固に連結するとともに、乗員から力が加わった場合は座屈変形して適度な衝撃吸収特性を発揮するようになっている。
また、例えば、図11に示すように、図1ないし図8に示す構成において、ヒンジ部141を、第1の面部と第2の面部との角部に設けることができる。また、この構成では、インナ部62の軟質樹脂製の第1のインナ部81において、裏面側に膨出するように一体に形成したヒンジ本体部86について、各部の厚さ寸法を調整することにより、破断強度を確保しつつ、扉部73の開き角度を調整することができる。すなわち、全体的に湾曲しあるいは中間部で屈曲するように膨出して形成されたヒンジ本体部86について、一定の長さ寸法以下とすることにより、扉部73の開き角度を規制し、扉部73が乗員に干渉することなどを抑制できる。そして、このヒンジ本体部86は、下側の根本部分である係止取付部89側の部分のみについて、板の厚さ寸法t1を、他の部分、例えばこの根本部分に連続する水平状の部分の厚さ寸法t2及びこの水平状の部分に連続する部分の厚さ寸法t3よりも大きくすることにより、破断強度を向上し、極めて高温あるいは極めて低温などの条件下においても、ヒンジ本体部86の円滑な変形すなわち扉部73の円滑な展開すなわち回動を確保しつつ、このヒンジ本体部86により扉部73の開き角度を規制することができる。
本発明は、例えば、自動車のドア部やインストルメントパネル部に備えられて乗員を保護するエアバッグ装置に適用できる。
2 車室
16 部材としてのインナパネル
21 エアバッグ装置
22 カバー体
31 エアバッグ
34 取付体
48 係合部としてのカバー係止部
61 アウタ部
62 インナ部
64 第1の面部を構成する上面パネル部
65 第2の面部を構成する側面パネル部
76 一般部を構成するアウタ基板部
84 第1の面部を構成するインナ扉部
89 係合受部としての係止取付部
89a 係合受基部としての支持板基部
89c 係合連結部を構成する側部支持板部
93 一般部及び第2の面部を構成するインナ基板部
C 第2の方向としての車室内側方
U 第1の方向としての上方

Claims (2)

  1. 折り畳んで収納されガスが導入されて膨張展開するエアバッグと、このエアバッグを覆うカバー体と、このカバー体が取り付けられる取付体とを具備し、
    前記エアバッグは、第1の方向を中心として展開し、
    前記取付体は、前記エアバッグに対して前記第1の方向と異なる第2の方向に位置する係合部を備え、
    前記カバー体は、前記エアバッグに対して前記第1の方向を覆う第1の面部と、前記第2の方向を覆う第2の面部とを備え、
    この第2の面部は、表面側の一般部と、この一般部の裏面側に離間して位置し前記係合部が係合される係合受基部及びこの係合受基部と前記一般部とを連結する係合連結部を設けた係合受部とを備え
    前記カバー体は、
    前記一般部を構成するアウタ基板部を有するアウタ部と、
    前記アウタ基板部に沿って接合され前記一般部を構成するインナ基板部、前記係合受基部及びこの係合受基部の両側部を前記インナ基板部に一体に連結する前記係合連結部を構成する一対の側部支持板部を設けた前記係合受部を有し前記アウタ部の裏面側に取り付けられたインナ部とを備える
    ことを特徴とするエアバッグ装置
  2. エアバッグにガスを供給するインフレータを備え、第2の方向を乗員に向かう方向として車室の乗員に対向して備えられたエアバッグ装置であって、
    取付体は、前記エアバッグ、前記インフレータ、及びカバー体が取り付けられるとともに、車体の部材に取り付けられ、
    アウタ部は、第1の面部から第2の面部に連続し樹脂にて形成されて前記車室の内装材を構成し、
    インナ部は、前記アウタ部より軟質で変形可能な樹脂にて形成され、インナ基板部と係合受基部とが交互にそれぞれ複数配置された
    ことを特徴とする請求項記載のエアバッグ装置。
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