JP2006160905A - 再生発泡性スチレン系樹脂粒子、その製造方法、再生スチレン系発泡ビーズ及び再生発泡スチレン系樹脂成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 再生スチレン系樹脂からなる核と、前記核を内包するバージンのスチレン系樹脂からなる再生スチレン系樹脂粒子であって、その表面から中心に向かって5等分した中心から1/5までを形成する中心部分の重量平均分子量が15〜25万、樹脂粒子全体の重量平均分子量(A)に対する樹脂粒子表面から中心に向かって1/5を形成する表面部分の重量平均分子量(B)の比率[(B)/(A)]×100(%)が、110を超え、さらに、樹脂粒子全体の重量平均分子量(A)に対する、前記表面部分を、さらに表面から中心に向かって6等分した1/6までを形成する最表面部分の重量平均分子量(b)の比率[(b)/(A)]×100(%)が、130を超える再生発泡性スチレン系樹脂粒子。
【選択図】 図1
Description
[1] 再生スチレン系樹脂からなる核と、前記核を内包するバージンのスチレン系樹脂からなる再生スチレン系樹脂粒子であって、その表面から中心に向かって5等分した中心から1/5までを形成する中心部分の重量平均分子量が15〜25万、樹脂粒子全体の重量平均分子量(A)に対する樹脂粒子表面から中心に向かって1/5を形成する表面部分の重量平均分子量(B)の比率[(B)/(A)]×100(%)が、110を超え、さらに、樹脂粒子全体の重量平均分子量(A)に対する、前記表面部分を、さらに表面から中心に向かって6等分した1/6までを形成する最表面部分の重量平均分子量(b)の比率[(b)/(A)]×100(%)が、130を超えることを特徴とする再生発泡性スチレン系樹脂粒子。
[2] 樹脂粒子の表面から中心に向かって5等分した表面から1/5までを形成する表面部分のゲルパーミエーションクロマトグラフ法のチャートが二山又はショルダーを有することを特徴とする上記[1]に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子。
[3] 再生スチレン系樹脂粒子を水性媒体中に懸濁させ、この懸濁液に予め重合開始剤を溶解したスチレン系単量体を加え再生スチレン系樹脂粒子に含浸させ、引き続きスチレン系単量体を加え重合を行った後、発泡剤を含浸させることを特徴とする上記[1]または上記[2]に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
[4] 上記[3]に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法において、重合率が60〜97%のとき、反応槽内の酸素濃度を、1体積%以下に保って重合反応を進めることを特徴とする上記[3]に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
[5] 上記[3]または上記[4]に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法において、核となる再生スチレン系樹脂粒子の重量平均分子量が10〜25万であることを特徴とする再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
[6] 上記[3]ないし上記[5]のいずれかに記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法において、核となる再生スチレン系樹脂粒子の粒子径が0.1〜2.0mmであることを特徴とする再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
[7] 上記[3]ないし上記[6]のいずれかに記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法において、核となる再生スチレン系樹脂粒子の比率が、再生発泡性スチレン系樹脂粒子に対して20〜70重量%であることを特徴とする再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
[8] 上記[1]または上記[2]に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子を発泡して得られる再生スチレン系発泡ビーズ。
[9] 上記[8]に記載の再生スチレン系発泡ビーズを発泡成形して得られる再生発泡スチレン系樹脂成形品。
本発明の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法について説明する。
本発明で用いる再生スチレン系樹脂は、(1)使用済み発泡スチレン系樹脂の減容物を得る再生樹脂取得工程と、(2)上記再生樹脂を粒子径0.1〜2.0mmとする再生スチレン系樹脂粒子取得工程により再生スチレン系樹脂粒子を得ることにより製造される。
そして、再生スチレン系樹脂を核とし、その核を内包するバージンのスチレン系樹脂からなる再生スチレン系樹脂粒子は、(3)前記で得られた再生スチレン系樹脂粒子を水性媒体中に懸濁させ、再生スチレン系樹脂粒子に重合開始剤を予め溶解したスチレン系単量体を含浸させ、引き続きスチレン系単量体を加えて重合を行う重合工程により得ることが出来、本発明の再生発泡性スチレン系樹脂粒子は、(4)上記重合後の再生スチレン系樹脂粒子に含浸温度が好ましくは100℃以上で発泡剤を含浸させる発泡剤含浸工程により得ることができる。以下に上記の各工程を詳細に説明する。
本発明における使用済みの発泡スチレン系樹脂の減容物は、加温による熱収縮、圧縮による気泡破壊収縮、摩擦熱による収縮又は溶融によって作製できる。
熱溶融工程で樹脂にひずみが残っていても、樹脂の軟化点以上の温度で一定時間養生することでひずみを緩和させることができる。
上記で得られた再生スチレン系樹脂を粉砕機により細粉砕して、再生スチレン系樹脂粒子を作製する。粉砕に用いる粉砕機は、プラスチック用のものが適用できるが、ポリスチレンを目的とした、粒子の径の大きさが0.1〜3mmの範囲に粉砕可能なものであれば、必ずしも粉砕機に限定されるものではない。この細粉砕された再生スチレン系樹脂粒子は、粒径を調整後、後述するスチレン系単量体との重合の際、核として用いられる。
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法により測定し、標準ポリスチレン検量線を用いて換算することができる。
上記再生スチレン系樹脂粒子を、水性媒体中に懸濁させて懸濁液とする。水性媒体中への分散は、通常、攪拌翼を備えた装置を用いて行われ、その条件等に制限はない。本発明に用いられる水性媒体としては、例えばイオン交換水などが挙げられる。
また、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート等の架橋剤を含めて使用してもよい。
スチレン系単量体の添加は、分割して行っても連続的に行ってもよい。また、添加速度は、重合装置の容量、形状、重合温度等によって異なり適宜選択される。また、重合温度は、60〜105℃の範囲が好ましい。
反応槽内の酸素濃度を、重合率が60〜80%のとき5体積%以下、重合率が80〜97%のとき1体積%以下に保つことにより、樹脂粒子表層部分の低分子量化が抑えられ、表面部分の分子量を、樹脂粒子全体の重量平均分子量(A)に対する樹脂粒子表面から中心に向かって1/5を形成する表面部分の重量平均分子量(B)の比率[(B)/(A)]×100(%)が、110を超え、さらに、樹脂粒子全体の重量平均分子量(A)に対する、前記表面部分を、さらに表面から中心に向かって6等分した1/6までを形成する最表面部分の重量平均分子量(b)の比率[(b)/(A)]×100(%)が、130を超えるように調整することができる。
上記の酸素濃度を超えると、表面部分は十分に高分子量化せず、得られた再生発泡スチレン系樹脂粒子を長期保管後の成形品の外観は低下する。
反応槽内の酸素濃度は、反応槽内の空気を窒素等の不活性ガスで置き換えることにより調整できる。
続いて、重合中または重合後の樹脂粒子に、発泡剤を含浸させる。発泡剤の含浸は、発泡剤を容器内に圧入し、通常再生スチレン系樹脂粒子の軟化点以上の温度に上げ、樹脂粒子中に含浸させる。
これらの発泡剤は、通常再生スチレン樹脂粒子に対して3〜15重量%使用される。
本発明の再生スチレン系発泡ビーズは、再生発泡性スチレン系樹脂粒子を発泡して製造する。一般的には、再生発泡性スチレン系樹脂粒子を、スチーム等により加熱して所定の嵩密度まで予備発泡し、熟成工程を経て得ることができる。嵩密度は、20〜60ml/gが好ましく、30〜50ml/gがより好ましい。また、熟成工程とは、予備発泡により粒子が急激に体積膨張し粒子内部が真空状態となっているものを空気との置換により常圧に戻す工程である。
本発明の再生発泡スチレン系樹脂成形品は、上記再生スチレン系発泡ビーズを金型に充填し、再度スチーム等で加熱発泡成形して製造することができる。
[再生スチレン系樹脂粒子の作製]
使用済みの発泡スチレン系樹脂成形品(日立化成工業株式会社製ハイビーズSSB−TX−7より得られた成形品)を220℃の熱風で収縮させ、見かけ比重0.8、大きさ500mm×400mm×100mm及び重さ約16kgの収縮物を得た。この収縮物を10mmのスクリーンをとりつけた粉砕機(ZA−560型粉砕機、株式会社ホーライ商品名)で粗粉砕した。このとき得られた粗粉砕物の最大長さは、おおよそ10mm、嵩比重0.65であった。ついで、ヘンシェルミキサー(三井三池化工機株式会社製、FM10B)にこの粗粉砕物2000g及び平均粒子径が10μmのタルク(林化成株式会社製、ミクロホワイト#5000)20g及びエチレンビスステアリルアミド0.6gを入れ、2000rpmで2分間混合した。
次いで、このタルク及びエチレンビスステアリルアミドで被覆された粗粉砕物をベント付き30mm押出機(T型ダイス、シート幅300mm、シート肉圧1mm)を用いて押出速度とほぼ同じ速度でシートを引きながら溶融押出した。
さらに、冷却固化前に、押出方向に対し水平に、1mm間隔、深さ0.5mmのスリットをロールで設け、冷却固化後、切断機で約10〜15cmに切断した。引き続き、得られたシート状スチレン系樹脂の切断片を、2mmのスクリーンをとりつけた粉砕機(VM−16型粉砕機、株式会社オリエント商品名)で細粉砕した。細粉砕物を、0.6〜1.2mmの範囲に篩で分級し再生スチレン系樹脂粒子とした。
この再生スチレン系樹脂粒子の重量平均分子量は20.1万、比重は0.92であった。
5Lの耐圧攪拌容器に上記の再生スチレン系樹脂粒子1100g、脱イオン水1600g、リン酸三カルシウム12.0g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.2gを仕込み、容器内空間を7ml/minの流量で窒素を30分間パージし、密閉後75℃に昇温した。昇温後の反応器内の酸素濃度は0.2〜0.8vol%であった。
次いで、容器内を5ml/minの流量で窒素をパージしながら以下の作業を行った。単量体分散容器に脱イオン水300gとポリビニルアルコール1.3gを入れ混合し、これにt−ブチルパーオキサイド0.66gを溶解したスチレン単量体130gを加えホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて5800rpmで120秒攪拌しスチレン単量体を微細(単量体油滴の平均径10〜100μm)に分散させた。このスチレン単量体分散液を耐圧攪拌容器内に添加し、40分間保温した。
その後、単量体分散容器に脱イオン水300gとポリビニルアルコール1.3gを入れ混合し、これにベンゾイルパーオキサイド2.5gを溶解したスチレン単量体130gを加えホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて5800rpmで120秒間攪拌しスチレン単量体を微細(単量体油滴の平均径10〜100μm)に分散させたスチレン単量体分散液を耐圧攪拌容器内に添加し、35分間保温した。
その後、スチレン単量体840gを7時間かけて75℃から89℃に昇温しながら等速度(2.0g/分)で添加した。添加終了後、窒素パージを終了した。この時の樹脂粒子の重合率は98.1%であった。また、75℃昇温後から、この間の容器内の酸素濃度は0.2〜0.8vol%であった。
次いで、リン酸三カルシウム2.4g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.05gを添加した後、115℃に昇温し、2時間保温した。
室温(25℃)まで冷却した後、発泡剤が含浸されたスチレン系樹脂粒子を取り出し、脱水乾燥した。次いでこの重合体粒子を目開き2.2mm及び0.6mmの篩で分級し、2100gの樹脂粒子を得た。得られた樹脂粒子に対し、ステアリン酸亜鉛2.1g、次いで硬化ひまし油2.1gを順次加えて混合し、再生発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。得られた再生発泡性スチレン系樹脂粒子全体の重量平均分子量は31.8万、表面部分(樹脂粒子表面から中心に向かって1/5を形成する表面部分の重量平均分子量(B))の重量平均分子量は35.4万でそのGPCのチャートはショルダーを有しており、最表面部分(表面から中心に向かって6等分した1/6までを形成する最表面部分の重量平均分子量(b))の重量平均分子量は44.2万であった。
その後、約18時間熟成した後、発泡スチレン系樹脂用成型機(ダイセン工業株式会社製 VS−300)を用い、成形圧力0.08MPaで成形し、再生発泡スチレン系樹脂成形品(以下、「発泡成形品」という)を得た。
尚、再生発泡性スチレン系樹脂粒子は、以下の方法により評価した。
(1)成形品の収縮率
成形品収縮率(%)=[(金型寸法−成形品寸法)/金型寸法]×100
(2)成形品の表面平滑率
成形品の表面平滑率は、まず成形品の表面に印刷用インクをローラーで薄く塗り、この表面部分を画像処理装置にかけ、全面積に対する黒色部分の面積を求め、表面平滑率とした。
(3)曲げ強度
JIS A9511に準拠して測定した。
5Lの耐圧攪拌容器に実施例1で得られた再生スチレン系樹脂粒子550g、脱イオン水1900g、リン酸三カルシウム12.0g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.2gを仕込み、容器内空間を7ml/minの流量で窒素を40分間パージし、密閉後75℃に昇温した。昇温後の反応器内の酸素濃度は0.2〜0.8vol%であった。
次いで、容器内を5ml/minの流量で窒素をパージしながら以下の作業を行った。単量体分散容器に脱イオン水300gとポリビニルアルコール2.0gを入れ混合し、これにt−ブチルパーオキサイド1.0gを溶解したスチレン単量体130gを加えホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて5800rpmで120秒攪拌しスチレン単量体を微細(単量体油滴の平均径10〜100μm)に分散させた。このスチレン単量体分散液を耐圧攪拌容器内に添加し、40分間保温した。
その後、単量体分散容器に脱イオン水300gとポリビニルアルコール2.0gを入れ混合し、これにベンゾイルパーオキサイド3.6gを溶解したスチレン単量体130gを加えホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて5800rpmで120秒間攪拌しスチレン単量体を微細(単量体油滴の平均径10〜100μm)に分散させたスチレン単量体分散液を容器内に添加し、35分間保温した。
その後、スチレン単量体1390gを7時間で75℃から89℃になるよう昇温しながら等速度(3.3g/分)で添加した。添加完了後窒素パージを終了した。この時の樹脂粒子の重合率は98.3%であった。また、75℃昇温後から、この間の容器内の酸素濃度は0.2〜0.8vol%であった。
次いで、リン酸三カルシウム2.4g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.05gを添加した後、115℃に昇温し、2時間保温した。
その後、実施例1と同様な操作を行い、再生発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。得られた再生発泡性スチレン系樹脂粒子全体の重量平均分子量は31.2万、表面の重量平均分子量は36.2万でそのGPCのチャートはショルダーを有しており、最表面の重量平均分子量は44.2万であった。
測定装置:株式会社日立製作所製
溶離液:THF、流量:2ml/分
検出器:UV220nm
カラム:日立化成工業株式会社製、GL−R400M2本
また、核となる再生スチレン系樹脂粒子の分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラアフィー(GPC)法により以下の装置および条件で測定した。
測定装置:株式会社日立製作所製
溶離液:THF、流量:2ml/分
検出器:UV240nm
カラム:日立化成工業株式会社製、GL−R400M2本
実施例1において、容器内の窒素置換を行わない以外は、実施例1と同様な操作を行い、発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。得られた発泡性スチレン系樹脂粒子全体の重量平均分子量は30.3万、表面部分の重量平均分子量は32.1万、最表面部分の重量平均分子量は30.8万であった。
実施例1で、75℃昇温前の窒素パージを10分間、75℃昇温後の窒素パージを2ml/minとした以外は、実施例1と同様の操作を行い、再生発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。重合中の容器内の酸素濃度は4〜10vol%であった。得られた樹脂粒子全体の重量平均分子量は31.9万、表面部分の重量平均分子量は36.8万、最表面の重量平均分子量は29.2万であった。
Claims (9)
- 再生スチレン系樹脂からなる核と、前記核を内包するバージンのスチレン系樹脂からなる再生スチレン系樹脂粒子であって、その表面から中心に向かって5等分した中心から1/5までを形成する中心部分の重量平均分子量が15〜25万、樹脂粒子全体の重量平均分子量(A)に対する樹脂粒子表面から中心に向かって1/5を形成する表面部分の重量平均分子量(B)の比率[(B)/(A)]×100(%)が、110を超え、さらに、樹脂粒子全体の重量平均分子量(A)に対する、前記表面部分を、さらに表面から中心に向かって6等分した1/6までを形成する最表面部分の重量平均分子量(b)の比率[(b)/(A)]×100(%)が、130を超えることを特徴とする再生発泡性スチレン系樹脂粒子。
- 樹脂粒子の表面から中心に向かって5等分した表面から1/5までを形成する表面部分のゲルパーミエーションクロマトグラフ法のチャートが二山又はショルダーを有することを特徴とする請求項1に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子。
- 再生スチレン系樹脂粒子を水性媒体中に懸濁させ、この懸濁液に予め重合開始剤を溶解したスチレン系単量体を加え再生スチレン系樹脂粒子に含浸させ、引き続きスチレン系単量体を加え重合を行った後、発泡剤を含浸させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
- 請求項3に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法において、重合率が60〜97%のとき、反応槽内の酸素濃度を1体積%以下に保って重合反応を進めることを特徴とする請求項3に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
- 請求項3または請求項4に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法において、核となる再生スチレン系樹脂粒子の重量平均分子量が10〜25万であることを特徴とする再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
- 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法において、核となる再生スチレン系樹脂粒子の粒子径が0.1〜2.0mmであることを特徴とする再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
- 請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法において、核となる再生スチレン系樹脂粒子の比率が、再生発泡性スチレン系樹脂粒子に対して20〜70重量%であることを特徴とする再生発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
- 請求項1または請求項2に記載の再生発泡性スチレン系樹脂粒子を発泡して得られる再生スチレン系発泡ビーズ。
- 請求項8に記載の再生スチレン系発泡ビーズを発泡成形して得られる再生発泡スチレン系樹脂成形品。
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