JP2006150272A - アルカリ性洗浄用電解水とその生成方法及び生成装置 - Google Patents

アルカリ性洗浄用電解水とその生成方法及び生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 鉄やアルミニウム又はアルミニウム合金等の金属種に関係なく、これ等金属を洗浄しても腐食の心配がなく、電解質を溶解する際に発生する溶解熱を吸熱とすることができると共に、キレート剤の添加と軟水器の設置を不要とし、配管や部品類へのスケール付着量を少なくすることができ、且つ、蒸発残留物の増加を防止することを可能にしたアルカリ性洗浄用電解水と、その生成方法及び生成装置を提供する。
【解決手段】 原水に電解質としてメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを添加し、この水溶液を有隔膜電解槽1で電気分解する。原水に電解質を添加した水溶液の電気伝導度を20〜80mS/mに調整し、電解槽1の両電極3,4間に流れる電気量を0.04〜0.3C/mlに調整する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、洗浄分野全般、特に、工業用部品の洗浄及び業務用清掃に用いて好適なアルカリ性洗浄用電解水と、その生成方法及び生成装置に関するものである。
工業洗浄分野において、有機塩素系化合物やフロンの代替え洗浄剤として、炭化水素系洗浄剤や水系洗剤の主流である界面活性剤が各分野で使用されている。しかし、炭化水素系洗浄剤は引火性や作業環境の面で問題があり、界面活性剤は排水処理が困難な為に、後処理が産業廃棄物扱いとなってしまうことが欠点と言われている。
また、業務用清掃分野においては、通常清掃作業を行うスーパーマーケットやビルフロアには排水設備が完備されておらず、清掃後の排水が雨水用の側溝等に直接流入するケースが多い。その為に洗浄剤として多く使用される界面活性剤による排水汚染が問題になっている。加えて、すすぎ不足によって界面活性剤が残され、それに伴う再汚染の問題も表面化している。
そこで、工業洗浄分野や業務用清掃分野における上記の様な問題点を解決する為に、近年無機塩を主原料とした有隔膜電解の陰極側から生成される、所謂アルカリ性電解水が注目を集めている。即ち、一般に油脂や粒子汚れ等の汚れ成分は、特許文献1に見られるよう、溶存水素を含むアルカリ性域の水溶液中で洗浄することが良いとされていることから、塩化ナトリウムや塩化カリウム、炭酸カリウム等の電解質を電気分解することによって得られるアルカリ性電解水(陰極水)が洗浄剤として使用されており、特に鉄は、アルカリ性域で腐食を起こし難いことが知られていることから、鉄の洗浄にはアルカリ性電解水が適しているとされていた。
一方、電解質を原水(水道水等)中に自動的に溶解させる方法としては、物質の飽和溶解度を使用することが好ましく、そこで、下部にフイルターをセットし、その容器内にあらかじめ入れてある水道水中に飽和溶解度が安定している物質を飽和濃度以上になるように投入することによって、フイルターから自動的にその物質の飽和溶解度数にあたる水溶液が生成されるように構成した方法が用いられている。また、特許文献2では、電解質として用いる際に重要視される温度変化に伴う溶解度差について、塩化ナトリウムや炭酸カリウムの優位点が述べられている。
特開2003−340451号公報 特開2003−103261号公報
ところが、塩化ナトリウムや炭酸カリウムを電解質として用いて電気分解によって生成されたアルカリ性電解水(電解洗浄水)には、以下に述べるような様々な問題点があった。
(A) 腐食の問題
鉄をアルカリ性電解水で洗浄すると、図1に示した(データ1)に見られるように、塩化ナトリウムを電解質として生成したアルカリ性電解水に含有される塩素イオンの影響により、腐食してしまうことが確認されていた。そこで、上記特許文献2に記載の発明では、前述の如く金属腐食のし難い炭酸カリウムを電解質とし、電気分解にて得られたアルカリ性電解水(陰極水)の使用が好ましいことが確認された。一方、アルミニウムやアルミニウム合金のような非鉄金属はアルカリ性域で腐食しやすいという特性を持つ為、それら金属に対しては、炭酸カリウムの電気分解によって得られる中性から弱アルカリ性のアルカリ性電解水(陽極水)を洗浄剤とすることが良いということが、本出願人による先の特願2003−288379の出願によって確認された。
ところが、上記特許文献1に記載の発明では、多くの粒子汚れはpHが高い程効果的であることが確認されており、アルミニウムやアルミニウム合金に付着した粒子汚れに対して陽極水では洗浄力が不足するという問題点があった。このような状況から、アルミニウムやアルミニウム合金のような非鉄金属を腐食させず、油脂汚れと同時に粒子汚れに対しても効果的に洗浄ができるpHの高いアルカリ性電解水を生成することが望ましいとの考えに至った。
(B) 溶解熱発生の問題
また、電解質として上述した炭酸カリウムを使用する場合、炭酸カリウムの溶解度は温度変化による変動が少ないという利点がある一方、溶解熱が非常に大きいため、自動溶解装置を使用した場合には、炭酸カリウムを投入した直後に、溶解熱が原因でタンク内温度が高温となる場合があった。タンク内温度が高温になることには、部品の劣化が激しくなり、且つ、生成装置が正常に動作しないという問題点が発生する。また、この対策として高温に耐え得る部品や材質の選定を行う必要があるが、耐熱性部品を使用することでコスト高に繋がるという問題点がさらに発生することになる。更には、高温状態でホースや配管内部に送られた飽和溶液は、液移動や時間経過に伴う温度低下の影響で再結晶し、ホースや配管が閉塞するという懸念事項があった。
(C) 水道水中の金属イオンによる洗浄効果低下の問題
一般に電解水は水道水を原水として使用する例が多いが、水道水にはカルシウムやマグネシウム等の金属イオンが多く含まれている地域が多いことが知られている。また、それらの金属イオンは洗浄効果を半減させることが知られており、一般に販売されている洗浄剤は、金属イオンを封鎖させる機能(キレート効果)を有するりん酸やEDTA等のキレート剤、エデト酸やアルミノケイ酸塩等の軟水化剤を混合させることで金属イオンによる洗浄効果半減を防いでいる。ところで、電解水を洗浄目的として使用する大きな必要性として環境問題が挙げられる。キレート剤や軟水化剤は、界面活性剤と同じく環境に悪影響を与える物質として知られており、電解水にこれら有害な物質を使用するということは、環境に対する影響を考えると好ましくない。そのため、カルシウムやマグネシウム等の金属イオンを除去する手段として、軟水器を設置することが必要となるという問題点がある。
(D) スケール発生による配管等の閉塞の問題
カルシウム、マグネシウム等の金属イオンが多い場合、アルカリ性電解水生成時にスケールとなることが知られている。スケールはアルカリ性側で析出し、酸性側で溶解する。本来pHが中性である塩化ナトリウムを電解質として使用した場合、スケールは電気分解後にアルカリ性電解水が通過する配管や部品内(2次側)に付着する。しかし、塩化ナトリウムの電気分解ではアルカリ性電解水の生成と同時に酸性電解水が生成するため、アルカリ性電解水が通過する配管や部品内部に付着したスケールは極性反転によって酸性電解水が流れることで溶解し、結果としてスケールが付着しにくい状況にある。しかし炭酸カリウムを電解質として用いた場合、炭酸カリウム自体のpHがアルカリ性のため、2次側だけでなく電気分解前の配管や部品(1次側)にもスケールは付着する。また、炭酸カリウムを電気分解すると、陰極側からアルカリ性電解水が生成するものと同時に陽極側からは中性から弱アルカリ性の電解水が生成されるため、極性反転が行われても付着したスケールが溶解されることはなく、スケール付着量が増加して、最終的には配管が閉塞し、正常に作動しないという問題が発生する。そのため、炭酸カリウムを電解質とする場合は、食塩の時と比べて軟水器が必須となる。
(E) 蒸発残留物増加の問題
メタ珪酸ナトリウムは塩化ナトリウムや炭酸カリウムと比較して電気伝導度が低い為、一定の電気量を与えるには水道水又は純水への添加濃度を増やす必要がある。しかし、添加濃度の増加に伴い生成されるアルカリ性電解水中の濃度も増加することになり、その結果、蒸発残留物が増加するという問題点がある。蒸発残留物が増加すると洗浄ワーク表面上にその結晶物が析出し、後工程へ悪影響をもたらしたり、イオン交換水を用いたリンスが必要となるなどの問題点が発生する。また、メタ珪酸ナトリウムはアルカリ性物質であるため、添加濃度が高い状態で生成する陽極水のpHもアルカリ性を示し、排水時のpH調整が困難となるという問題点が生じる。
本発明は上記(A)〜(E)で述べた諸問題を解決するために開発されたものであって、その技術的課題は、鉄やアルミニウム又はアルミニウム合金等の金属種に関係なく、これ等金属を洗浄しても腐食の心配がなく、また、電解質を溶解する際に発生する溶解熱を吸熱とすることができると共に、キレート剤の添加と軟水器の設置を不要とし、配管や部品類へのスケール付着量を少なくすることができ、且つ、蒸発残留物の増加を防止することを可能にしたアルカリ性洗浄用電解水と、その生成方法及び生成装置を提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項1に係るアルカリ性洗浄用電解水は、水道水又は純水から成る原水に対し、電解質としてメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを添加した水溶液を、陽陰両極間に隔膜が存在する有隔膜電解槽に入れて電気分解することによって、陰極側で生成されるアルカリ性洗浄用電解水であって、上記水溶液の電気伝導度を20〜80mS/m(ミリジーメンス・パー・メートル)とすると共に、上記電解槽の陽陰両極間に0.04〜0.3C/ml(クーロン・パー・ミリリットル)の電気量を加えることによって生成されることを特徴としている。
(2) また、本発明の請求項2に係るアルカリ性洗浄用電解水の生成方法は、水道水又は純水から成る原水に対し、電解質としてメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを添加した水溶液を、陽陰両極間に隔膜が存在する有隔膜電解槽に入れて電気分解することによって、陰極側で生成するアルカリ性洗浄用電解水の生成方法であって、上記水溶液の電気伝導度を20〜80mS/mに調整し、上記電解槽の陽陰両極間に対して0.04〜0.3C/mlの電気量を加えることにより生成することを特徴としている。
(3) また、本発明の請求項3に係るアルカリ性洗浄用電解水の生成装置は、水道水又は純水から成る原水に対し、電解質としてメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを添加した水溶液を、陽陰両極間に隔膜が存在する有隔膜電解槽に入れて電気分解することによって、陰極側で生成するように構成したアルカリ性洗浄用電解水の生成装置であって、上記原水の流量を調整可能にした水量調節弁と、電解槽の陽陰両極間を流れる電流量を可変可能にした電流可変部と、原水に上記のメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムから成る電解質を添加することができ、且つ、その添加量を調節可能に構成した電解質添加部と、原水の単位時間当たりの流量を検出する流量検出部と、電解質が添加された水溶液の電気伝導度を検出する電気伝導度検出部と、電解槽の陽陰両極間を流れる電流量を検出する電流量検出部と、上記各検出部が検出した上記原水の流量と電気伝導度及び電流量の各データに従って、上記水量調節弁と電流可変部及び電解質添加部を夫々上記水溶液の電気伝導度が20〜80mS/mに、上記陽陰両極間に流れる電気量が0.04〜0.3C/mlとなるように制御する制御部と、によって構成したことを特徴としている
(4) 更に上記請求項3を引用する本発明の請求項4に係るアルカリ性洗浄用電解水は、上記制御部に、手動操作に従って上記水量調節弁と電流可変部及び電解質添加部を調整して、上記水溶液の電気伝導度を20〜80mS/mに、上記陽陰両極間に流れる電気量を0.04〜0.3C/mlになるように調節することができる入力操作部を設けたことを特徴としている。
以上述べた次第で、本発明によれば電解質としてメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを使用し、隔膜を有する電解槽にて電気分解する前の水溶液の添加濃度、即ち、電気伝導度を20〜80mS/mに調整し、更に、電解槽の陽陰両極間に流れる電気分解に必要な電気量を0.04〜0.3C/mlとして、上記電解槽にて電気分解して陰極室側で生成されるアルカリ性電解水を洗浄水として使用するため、優れた洗浄用の電解水を提供することができる。
即ち、本発明によれば、再結晶や配管閉塞を起こさないアルカリ性洗浄用電解水の生成が可能と成り、また、鉄やアルミニウム又はアルミニウム合金等の金属種に関係なく、腐食を起こさず、且つ、高い洗浄効果を有する安全で洗浄に適した洗浄剤を常に安定して生成することが可能となる。更に、本発明によれば、電解質の消費量を最小限に抑えることが可能となり、同時に洗浄後の洗浄物に残留する蒸発残留物量を抑えることが可能となる。また、陽極水のpHを排水基準の範囲に近づけることが可能となるため、排水処理が容易となり、更には循環水としての使用が可能となるなどの優れた利点を発揮できるものであって、洗浄分野全般、特に、工業用部品の洗浄や業務用清掃等に使用して、まことに好適なものである。
<試験水>
本発明で使用した試験水は、電解質を炭酸カリウム、塩化ナトリウム又は珪酸ナトリウムとして、有隔膜電解を行うことにより陰極側に生成した電解水(陰極水)とした。
炭酸カリウム又は塩化ナトリウムを電解質として一定条件の下、有隔膜電解にて陰極側に生成した電解水(陰極水)のpHはどちらもpH11.7であった。珪酸ナトリウムを電解質とした場合は、添加濃度を70mS/mに調整し、0.3C/mlの電気量を与え有隔膜電解にて陰極側に生成したpH11.7の電解水(陰極水)を試験水とした。
<鉄の腐食>
腐食度の判断はJIS K0100(1990)に記載されている方法により、試験片の表面積1dmに対する1日当たりの腐食減量のmg数(mdd)で表した。図1に示した(データ1)にメタ珪酸ナトリウム/炭酸カリウム/塩化ナトリウムの3種類の電解質を用いて有隔膜電解を行い、アルカリ側に生成した電解水(陰極水)を試験水として腐食度の確認をしたところ、メタ珪酸ナトリウムを用いて生成した試験水は炭酸カリウムを用いて生成した試験水と同様に腐食を起こしにくい水溶液であることが判った。
<アルミニウム及びアルミニウム合金、銅及び銅合金の腐食について>
アルミニウム又はアルミニウム合金の腐食について目視確認したところ、図2に示した(データ2)に見られるように、メタ珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウムを電解質として有隔膜電解にて生成した高いアルカリ性域の電解水では、炭酸カリウムや塩化ナトリウムを電気分解して得られた陰極水と比較して腐食が抑制されることが判った。また、銅又は銅合金に対しては、全く腐食しないことがわかった。このデータより非鉄金属、特にアルミニウム又はアルミニウム合金の洗浄に、メタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを電解質として生成したアルカリ性電解水を用いることは、アルミニウム又はアルミニウム金属を腐食させずに洗浄できる有効な手段であることが判明した。
なお、腐食試験は各電解質を電気分解してアルカリ側に生成した電解水を試験水とし、試験片を試験水中に5分間浸漬させ、引き上げ後の変色度合いを目視確認するという方法で行った。腐食判定は腐食無しを1、腐食した場合を10として10段階で評価した。
<溶解熱>
メタ珪酸ナトリウム及び炭酸カリウムの溶解熱について確認したところ、図3に示した(グラフ1)に見られるように、メタ珪酸ナトリウムを電解質として使用した場合、溶解時に吸熱することが判った。ここではメタ珪酸ナトリウム及び炭酸カリウムの溶解熱を比較することから、それぞれが完全に溶け切る濃度(10%)に調整したときの溶解熱を測定した。
一般的に、電解質の溶解度は温度上昇に伴い増加する傾向にある。珪酸ナトリウムの溶解度も同様と考えた場合、溶解時の低温状態では、時間経過に伴って見られる温度上昇後の室温状態と比較して溶解量は少ないため、炭酸カリウムを電解質として用いた時に見られた再結晶や配管閉塞の問題は解消される。実際に前述の飽和溶解装置にて自動溶解させた場合、炭酸カリウムを電解質とした場合に見られた再結晶や配管閉塞は確認できなかった。
<キレート効果>
図4(A)に示した(データ3)及び図4(B)に示した(グラフ2)に、硬水と軟水を使用した際の洗浄力に関するデータを記す。洗浄力の判断はJIS K3362(1998)に記載と同様の方法にてモデル汚こうを作成し、洗浄前のモデル汚れ片に付着している汚こう量αと洗浄後のモデル汚れ片に付着している汚こう量βとの差から、各洗浄力判定用水溶液の洗浄率Xを求めた。
この(データ3)及び(グラフ2)にある「硬」とは原水に硬水を使用したことを意味し、「軟」とは原水に軟水を使用したことを意味する。例として塩化ナトリウムを電解質とした場合、原水に硬水を使用すると、軟水を使用した場合に比べ洗浄力が約1/4に減少することが判る。このデータから硬水中に含まれるカルシウムやマグネシウム等の金属イオンが洗浄効果を阻害する要因であることが確認できる。次に電解質にメタ珪酸ナトリウムを用いた場合は原水の違いに関係なくほぼ同じ洗浄効果があることが判り、メタ珪酸ナトリウムには金属イオンを封鎖させる効果があることが確認できた。
この点からメタ珪酸ナトリウムを電解質に使用すると、一般に販売されている洗浄剤に含まれるキレート剤を添加することなく効果的に洗浄が行えることができ、さらには、現状キレート剤を添加しない代わりに軟水器を設置していたが、その必要が無くなることで、設置工数やコスト面でより優位となる。
<洗浄効果>
メタ珪酸ナトリウムを電解質とした場合の洗浄効果について確認したところ、図5(A)に示した(データ4)及び図5(B)に示した(グラフ3)に見られるように、メタ珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウムの洗浄力は塩化ナトリウム又は炭酸カリウムを電解質とした場合と同程度又はそれ以上の洗浄効果を示した。
また、メタ珪酸ナトリウムを電解質として有隔膜電解にて陰極側に生成した電解水(陰極水)について、pHと洗浄力の関係について調査したところ、図9に示した(グラフ7)に見られるように、pH10を超えた時点から洗浄力が高くなり、pH11以上では安定して高い洗浄率を得ることが確認できた。
<スケール生成量>
次に、各種電解質を硬水に溶解し有隔膜電解で生成したアルカリ性電解水を一日室温にて放置した時のスケール発生量を確認した。その結果、図6(A)に示した(データ5)及び図6(B)に示した(グラフ4)に見られるように、メタ珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウムは炭酸カリウム又は塩化ナトリウムを用いた際と比較してスケール発生量が少ないことが判った。この結果から、電解質に珪酸ナトリウムを使用することはスケール生成を少なくでき、配管や部品へのスケール付着量を少なくさせることが可能となることが判明した。
<電気分解の意義>
メタ珪酸ナトリウムを電解質として、有隔膜電解にて陰極側に生成した電解水(陰極水)と同じpHに調整したメタ珪酸ナトリウム水溶液との洗浄力について比較したところ、図10に示した(グラフ7−1)に見られるように、電解水の方が洗浄力が高いことが確認できた。
陰極水及び陽極水のpHは電気量によって決定されることは公知である。メタ珪酸ナトリウムを電解質として用いた場合の電気量とpHの関係を図7の(グラフ5)に示した。図7の(グラフ5)でX軸の電気量C/ml=0は電気分解前であることを意味する。例えば、凡例「陰極pH10.85」又は「陽極pH10.85」では電気量C/ml=0の時は、電気分解前の珪酸ナトリウム水溶液の状態であり、その時のY軸のpHは10.85である。
また、図8に示した(グラフ6)では、電気分解前のメタ珪酸ナトリウム添加濃度と電気分解前のメタ珪酸ナトリウム水溶液のpHの関係を示したが、添加濃度を低くするに伴いメタ珪酸ナトリウム水溶液のpHも低くなることが判る。つまり、図7で示した(グラフ5)では、電気量C/ml=0の時のpHが低いことは、電気分解前の添加濃度も低いということを意味している。図7に示した(グラフ5)より、0.3C/ml以上与えた場合は電気分解前の添加濃度に関係なく陰極水のpHは11.6以上になり、その後はほぼ横ばいとなることが確認できた。また、0.3C/mlの電気量を与えた時に生成する陰極水の洗浄効果を確認したところ、洗浄効果には差がないことも、図1に示した(グラフ7−2)で判った。さらに、pH11以上の陰極水では安定した洗浄効果が得られることは上述の通りだが、pH11以上の陰極水を得るには0.04Cml以上に設定することが必要であることが、図7に示した(グラフ5)から判った。
一方、図7に示した(グラフ5)から、陽極水のpHは電気分解前の添加濃度が少なく、且つ、電気量が高いほど低くなり、排水基準に近づけることが可能であることも確認できた。また、電気分解前の添加濃度を高くすると、電気分解前のメタ珪酸ナトリウム水溶液のpHは、図8に示した(グラフ6)に見られるように高くなり、また生成した電解水(陰極水)の蒸発残留物が増えることは一般的に知られていることであり、よって添加濃度を高くすることは好ましくない。さらに、図10の(グラフ7−1)に示した通り、同じpHでは電気分解を行った場合の方が高い洗浄効果を示すことから、電気分解でpH11以上の電解水(陰極水)を得るには電気分解前のpHを11未満にする必要がある。
よって、図8に示した(グラフ6)から、電気分解前のpHを11未満とする電気分解前の添加濃度は上限を80mS/m以下にすることが好ましいとの結論に至った。また、安定して0.04C/mlの電気量を得るには、図12に示した(グラフ8)に見られるように、添加濃度(電気伝導度)を20mS/m以上に設定することが必要であることが判った。
次に、図13の記載に基づいて本発明に係るアルカリ性洗浄用電解水の生成装置の構成に付いて説明すると、図中、1は内部を隔膜2によって陽極室1Aと陰極室1Bに仕切った有隔膜電解槽であって、3と4は各陽極室1Aと陰極室1B内に挿入された各電極で、陽極室1A内では酸性電解水が生成され、陰極室1B内ではアルカリ性電解水が生成される。
11は水道水や純水等の原水を電解槽1に送り込む給水管、12と13はこの給水管11の途中に設けた水量調節弁と流量検知部としての流量検知センサ、15はメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムからなる電解質を収めた電解質タンク、16は電解質タンク15内の電解質を添加パイプ17を通して上記給水管11に送り込んで、原水に添加することができる電解質添加部としての電解質添加用ポンプ、14は給水管11内を流れる上記電解質が添加された水溶液(原水)の電気伝導度を検出することができる電気伝導度検出部としての電気伝導度検出センサ、5A,5Bは電解質が添加された水溶液を上記電解槽1の陽極室1Aと陰極室1Bに送り込むことができる給水分岐管を示す。
更に図13において、6Aと6Bは上記陽極室1Aと陰極室1Bで電気分解によって生成された陽極水と、本発明に係るアルカリ性洗浄用電解水としてのアルカリ性電解水(陰極水)を取り出す集水パイプ、9は上記各電極3,4に対して電力を供給する電源基板、7は両電極3,4に供給される電流量を検出する電流量検出部としての電流センサ、8は当該電流量を可変可能にした電流可変部としての電流可変回路を示す。
また、10は制御部としての制御基板、10Tはこの制御基板10に設け入力操作部としての操作基板で、操作基板10Tには、前記電解質が添加された水溶液(原水)の電気伝導度を調整可能にした伝導度調整ダイヤル10Aと、前記両電極3,4に対する電流量を調整することができる電流量調整ダイヤル10Bが設けられている。
上記の制御基板10を構成するメモリ(図示省略)には、上記各調整ダイヤル10A,10Bの操作による設定データに従って、上記各センサ13,14,7から送られて来る原水の流量と、上記電解質を添加した水溶液(原水)の電気伝導度と、各電極3,4への電流量を検出し、この検出データに基づいて水量調節弁12と電解質添加用ポンプ16及び電流可変回路8を調節して、上記水溶液の電気伝導度を20〜80mS/mに調節し、且つ、上記陽陰両電極3,4間に流れる電気量を0.04〜0.3C/mlに調整することができるソフトウエアーが格納されている。
鉄の腐食試験に関するデータ(データ1)を示した表図。 非鉄金属の腐食試験に関するデータ(データ2)を示した表図。 メタ珪酸ナトリウムと炭酸カリウムの溶解熱を表したグラフ(グラフ1)。 (A)は硬水と軟水を使用した際の洗浄試験1に関するデータ(データ3)を示した表図、(B)はそのグラフ(グラフ2)。 (A)はメタ珪酸ナトリウムを電解質として使用した際の洗浄試験2に関するデータ(データ4)を示した表図、(B)はそのグラフ(グラフ3)。 (A)はメタ珪酸ナトリウムを電解質として使用した場合のスケール発生試験に関するデータ(データ5)の表図、(B)はそのグラフ(グラフ4)。 メタ珪酸ナトリウムを電解質として用いた場合の電気量とpHの関係を示したグラフ(グラフ5)。 電気分解前のメタ珪酸ナトリウム添加濃度と電気分解前の珪酸ナトリウム水溶液のpHの関係を示したグラフ(グラフ6)。 メタ珪酸ナトリウムを電解質として有隔膜電解にて陰極側に生成された電解水のpHと洗浄力の関係を示したグラフ(グラフ7)。 メタ珪酸ナトリウム水溶液とメタ珪酸ナトリウムを電解質とする電解水との洗浄効果を比較したグラフ(グラフ7−1)。 0.3C/mlの電気量を与えた時に生成される陰極水の洗浄効果を比較したグラフ(グラフ7−2)。 電気量と電気伝導度の関係を示したグラフ(グラフ8)。 本発明に係るアルカリ性洗浄用電解水生成装置の一例を示した構成図。
符号の説明
1 有隔膜電解槽
1A 陽極室
1B 陰極室
3,4 電極
7 電流センサ
8 電流可変回路
9 電源基板
10 制御基板
10T 操作基板
11 原水給水管
12 水量調節弁
13 流量検知センサ
14 電気伝導度検出センサ
15 電解質タンク
16 電解質添加ポンプ

Claims (4)

  1. 水道水又は純水から成る原水に対し、電解質としてメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを添加した水溶液を、陽陰両極間に隔膜が存在する有隔膜電解槽に入れて電気分解することによって、陰極側で生成されるアルカリ性洗浄用電解水であって、
    上記水溶液の電気伝導度を20〜80mS/m(ミリジーメンス・パー・メートル)とすると共に、上記電解槽の陽陰両極間に0.04〜0.3C/ml(クーロン・パー・ミリリットル)の電気量を加えることによって生成されたアルカリ性洗浄用電解水。
  2. 水道水又は純水から成る原水に対し、電解質としてメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを添加した水溶液を、陽陰両極間に隔膜が存在する有隔膜電解槽に入れて電気分解することによって、陰極側で生成するアルカリ性洗浄用電解水の生成方法であって、
    上記水溶液の電気伝導度を20〜80mS/mに調整し、上記電解槽の陽陰両極間に対して0.04〜0.3C/mlの電気量を加えることにより生成することを特徴とするアルカリ性洗浄用電解水の生成方法。
  3. 水道水又は純水から成る原水に対し、電解質としてメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムを添加した水溶液を、陽陰両極間に隔膜が存在する有隔膜電解槽に入れて電気分解することによって、陰極側で生成するように構成したアルカリ性洗浄用電解水の生成装置であって、
    上記原水の流量を調整可能にした水量調節弁と、
    電解槽の陽陰両極間を流れる電流量を可変可能にした電流可変部と、
    原水に上記のメタ珪酸ナトリウム又はオルト珪酸ナトリウムから成る電解質を添加することができ、且つ、その添加量を調節可能に構成した電解質添加部と、
    原水の単位時間当たりの流量を検出する流量検出部と、
    電解質が添加された水溶液の電気伝導度を検出する電気伝導度検出部と、
    電解槽の陽陰両極間を流れる電流量を検出する電流量検出部と、
    上記各検出部が検出した上記原水の流量と電気伝導度及び電流量の各データに従って、上記水量調節弁と電流可変部及び電解質添加部を夫々上記水溶液の電気伝導度が20〜80mS/mに、上記陽陰両極間に流れる電気量が0.04〜0.3C/mlとなるように制御する制御部と、によって構成したことを特徴とするアルカリ性洗浄用電解水の生成装置。
  4. 上記制御部に、手動操作に従って上記水量調節弁と電流可変部及び電解質添加部を調整して、上記水溶液の電気伝導度を20〜80mS/mに、上記陽陰両極間に流れる電気量を0.04〜0.3C/mlになるように調節することができる入力操作部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のアルカリ性洗浄用電解水の生成装置。
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