JP4644677B2 - 冷却水循環装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却水循環装置に関する。
水冷式の機器等に冷却水を循環させる冷却水循環装置として、例えば特許文献1に記載のものがある。このものは、機器等の熱交換器を冷却水によって冷却した後、温まった水を冷却塔に流して冷却し、再び熱交換器に循環させるものである。
このような冷却水循環装置においては、配管の内壁に不溶性のカルシウム塩(スケール)が付着したり、藻や微生物が繁殖したりして、配管の詰まりや冷却効率の低下が生じることがある。また、装置内で微生物が繁殖することは、衛生上も好ましくない。このため、冷却水に殺菌剤やスケール防止剤等の薬剤を添加しておくことが一般的である。また、経時的な水の蒸発によって冷却水の硬度が上昇すると、スケールが付着しやすくなるため、冷却水の硬度を常時モニタしておき、規定値以上の硬度になるとクーリングタワー内の冷却水を入れ替えるといったことも行われている。
特開2000−140858公報
しかし、近年では環境汚染防止という観点から、薬剤の使用が自粛されるようになり、これに代わりうる殺菌・スケール付着防止方法の開発が望まれている。
また、硬度が規定値以上になると冷却水を入れ替える、という方法では、入れ替えの度にクーリングタワー内の冷却水を全て捨てなければならないため、水資源の無駄遣いとなるという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、環境に配慮しつつ微生物やスケールの付着を抑制できる冷却水循環装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係る冷却水循環装置は、冷却水を冷却する冷却装置と、前記冷却装置と被冷却機器との間に設けられて冷却水を循環させる流水路とによって構成された冷却水循環経路を備える冷却水循環装置であって、前記冷却水循環経路には、前記冷却水を貯留する電解槽と、前記電解槽内に設置された一対の電極と、前記一対の電極間に電圧を印加する電圧源と、前記電圧源に接続され前記一対の電極の極性を入れ替える切替装置と、前記電圧源に接続され前記一対の電極間の電流および電圧に基づいて前記冷却水の導電率を算出する導電率監視装置と、前記電解槽の底部から前記冷却水循環経路の外に通じる排出管と、前記排出管に設けられたバルブと、を備え、前記一対の電極間に電圧を印加することにより前記電解槽内に貯留された前記冷却水中のミネラル分を前記一対の電極間のうち一方の電極上に析出させる電解処理を行い、前記一対の電極の極性を反転させて前記一対の電極間に電圧を印加することで前記電極上に析出した前記ミネラル分を剥離させるとともに、剥離させたミネラル分を前記排出管の前記バルブを開き前記電解槽内の前記冷却水とともに前記冷却水循環経路の外に排出する電解装置備え、前記冷却水循環経路には両端がそれぞれ前記冷却水循環経路に連通するバイパス経路が設けられるとともに、前記電解装置が、前記バイパス経路上に設けられ、前記一対の電極は第1の電極と第2の電極とからなり、前記電解装置は、前記第1の電極を陰極、前記第2の電極を陽極として前記一対の電極間に電圧を印加することにより前記電解槽内に貯留された前記冷却水中のミネラル分を前記第1の電極上に析出させる第1の電解処理を行い、前記冷却水循環経路から前記バイパス経路を介した前記電解槽への冷却水の供給を中断し、前記第1の電極を陽極、前記第2の電極を陰極として前記一対の電極間に電圧を印加することで前記第1の電極上に析出した前記ミネラル分を剥離させるとともに、剥離させたミネラル分を前記排出管の前記バルブを開き前記電解槽内の前記冷却水とともに前記冷却水循環経路の外に排出し、前記冷却水循環経路から前記バイパス経路を介した前記電解槽への冷却水の供給を再開する第1の排出処理を行い、前記第1の電極を陽極、前記第2の電極を陰極として前記一対の電極間に電圧を印加することにより前記電解槽内に貯留された前記冷却水中のミネラル分を前記第2の電極上に析出させる第2の電解処理を行い、前記冷却水循環経路から前記バイパス経路を介した前記電解槽への冷却水の供給を中断し、前記第1の電極を陰極、前記第2の電極を陽極として前記一対の電極間に電圧を印加することで前記第2の電極上に析出した前記ミネラル分を剥離させるとともに、剥離させたミネラル分を前記排出管の前記バルブを開き前記電解槽内の前記冷却水とともに前記冷却水循環経路の外に排出し、前記冷却水循環経路から前記バイパス経路を介した前記電解槽への冷却水の供給を再開する第2の排出処理を行い、これらの処理を繰り返すものであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、冷却水に含まれてスケールの原因となるカルシウムイオン、マグネシウムイオンなどのミネラル分は、電解処理の際に、電極上にスケールとして析出する。これにより、冷却水からミネラル分を除去することができるから、循環経路内でのスケールの付着を低減することができる。また、電解処理によって、冷却水中には殺菌能力を有する次亜塩素酸等が生成する。これにより、微生物の繁殖を防止することができる。このようにして、環境負荷の大きな薬液を使用することなく、冷却水循環経路内での微生物やスケールの付着を抑制することができる。また、循環経路内の冷却水の交換を必要最小限度に抑えることができるため、水資源の無駄遣いを抑制することができる。
また、電圧源には、一対の電極間の極性を入れ替える切替装置が備えられている。このような構成によれば、電極の極性を反転させて運転を行う(逆電圧の印加)ことにより、電極上に堆積したスケールを容易に剥離させることができる。これにより、電解装置のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、電解装置は、冷却水循環経路に設けられたバイパス経路上に設けられている。このような構成によれば、電解装置のメンテナンスを行う際、冷却水循環装置全体を停止させる必要はなく、電解装置のみを停止させればよい。これにより、メンテナンスが容易となる。
また、電解装置には、一対の電極間の電流および電圧に基づいて冷却水の導電率を算出する導電率監視装置が備えられている。このような構成によれば、導電率計を別体に設けなくとも、電解装置から得られる情報に基づいて冷却水の硬度を監視することができる。
本実施形態の冷却水循環装置の概略図 電解装置を用いた冷却水の電解処理手順を示す図−1 (A)電解工程を行う様子を示す図 (B)電解工程において電極にスケールが付着する様子を示す図 電解装置を用いた冷却水の電解処理手順を示す図−2 (C)排出工程において陽極−陰極を入れ替えてスケールを剥離する様子を示す図 (D)剥離したスケールを排出する様子を示す図 電解装置を用いた冷却水の電解処理手順を示す図−3 (E)陽極−陰極を入れ替えた状態で電解工程を行う様子を示す図 (F)電解工程において電極にスケールが付着する様子を示す図 電解装置を用いた冷却水の電解処理手順を示す図−4 (G)排出工程において陽極−陰極を入れ替えてスケールを剥離する様子を示す図 (H)剥離したスケールを排出する様子を示す図
符号の説明
1…冷却水循環装置
2…熱交換器(被冷却機器)
3…クーリングタワー(冷却装置)
4…流水管(流水路)
10…電解装置
11…電解槽
12A…第1の電極(電極)
12B…第2の電極(電極)
13…直流電源(電圧源)
14…コントローラ(切替装置、導電率監視装置)
R1…冷却水循環経路
R2…バイパス経路
W…冷却水
以下、本発明を具体化した実施形態について、図1〜図5を参照しつつ詳細に説明する。
図1には、本発明を具体化した冷却水循環装置1の概略図を示す。この冷却水循環装置1は、空冷装置や冷蔵装置等に備えられる熱交換器2(本発明の被冷却機器)に冷却水Wを循環させるためのものである。
冷却水が循環する冷却水循環経路R1(以下、単に「循環経路R1」と称することがある)は、熱交換器2とクーリングタワー3とが、クーリングタワー3で冷やされた冷却水Wが熱交換器2に向かう往路、および熱交換器2を通過して温まった冷却水Wがクーリングタワー3に戻る復路の2本の流水管4(本発明の流水路に該当する)で接続されて全体としてループ状に構成されたものである。クーリングタワー3は、空気との接触によって水を冷却する一般的な構成のものである。往路側の流水管4には循環ポンプP1が装備されて、クーリングタワー3によって冷やされた冷却水Wを熱交換器2に圧送できるようになっている。また、循環経路R1を流れる冷却水Wは、経時的な蒸発やメンテナンス等によって失われていくため、クーリングタワー3には、冷却水Wを外部から補給するための、バルブB付きの補給管5が設けられている。
この冷却水循環装置1には、両端がクーリングタワー3に接続されたバイパス経路R2が設けられ、ここには、電解装置10が設けられている。
電解装置10には、冷却水Wを貯留するための電解槽11と、この電解槽11の内部に設けられた第1の電極12Aと第2の電極12Bとが設けられている。これらの電極12A、12Bは、直流電源13(本発明の電圧源に該当する)に接続されている。電極12A、12Bとしては、電気分解装置に通常に使用されるものであれば特に制限はないが、例えばチタンにプラチナをコーティングしたもの、あるいはカーボン等の、冷却水Wへの成分の溶出が起こらないものを好ましく使用することができる。直流電源13にはコントローラ14(本発明の切替装置、および導電率監視装置に該当する)が接続されて、電極12A、12Bへ印加する電圧の制御や、両電極12A、12B間の電流・電圧の監視等を行うことができるようになっている。
電解槽11には、クーリングタワー3から冷却水Wを供給するための給水管15と、電解処理後の冷却水をクーリングタワー3に戻すための流出管16とが接続されており、これら給水管15と、電解槽11と、流出管16とでバイパス経路R2が構成されている。給水管15には、バイパス側ポンプP2が設けられて冷却水Wを電解槽11に圧送できるようになっている。また流出管16は、電解槽11からオーバーフローした冷却水Wをクーリングタワー3に戻すようにされている。
また、電解槽11の底部にはホッパ17が設けられ、このホッパ17の底部にはバルブB付きの排出管18が設けられている。
次に、上記のように構成された本実施形態の冷却水循環装置1において、冷却水Wの電解処理を行う手順について説明する。
循環ポンプP1を作動させると、クーリングタワー3内で冷却された冷却水Wが流水管4を通って熱交換器2に供給されて熱交換を行う。熱交換により温まった冷却水Wは、再び流水管4を通ってクーリングタワー3に戻され、クーリングタワー3内で冷却されて熱交換器2に送られる。このように、クーリングタワー3によって冷却された冷却水Wが冷却水循環経路R1内を循環することで、熱交換器2に接続された空冷装置や冷蔵装置等による冷却が行われる。
さて、クーリングタワー3内を循環する冷却水Wの一部は、図2Aに示すように、バイパス側ポンプP2の作動によって給水管15を通って電解槽11に供給される。電解槽11内では、第1の電極12Aおよび第2の電極12Bが冷却水に浸漬された状態で、第1の電極12Aを陰極、第2の電極12Bを陽極として両電極12A、12B間に直流電圧を印加し、電気分解を行う(以下、第1の電解工程と称する。本発明の電解工程に該当する)。すると、冷却水Wに含まれているカルシウムイオン、マグネシウムイオン等のミネラル分のイオンが、スケールSとなって陰極である第1の電極12Aの表面に析出する(図2B)。これにより、ミネラル分が冷却水Wから除去される。電解槽11からは常に冷却水Wがオーバーフローするようになっており、電解処理を受けてミネラル分が減少した冷却水Wは、流出管16に流れ込んでクーリングタワー3へ戻される。
運転を継続していくと、陰極側である第1の電極12Aには、析出したスケールSが徐々に堆積していく。そこで、所定時間運転経過後に、陽極−陰極を反転させて運転を行う(排出工程)。
排出工程では、図3Cに示すように、まずバイパス側ポンプP2を停止して、バイパス経路R2への冷却水Wの供給を中断する。そして、コントローラ14によって直流電源13からの電圧を制御し、第1の電極12Aを陽極、第2の電極12Bを陰極として両電極12A、12B間に直流電圧を印加する。これにより、第1の電解工程において第1の電極12A上に堆積していたスケールSが剥がれ落ち、電解槽11の底部に設けられたホッパ17に落下する。ホッパ17に集められたスケールSは、排出管18のバルブBを開くことにより、電解槽11内の冷却水Wとともに排出される(図3D)。このとき、電解槽11内の冷却水Wは、剥がれ落ちたスケールSからミネラル分の一部が溶け出すことによってミネラルリッチになっているため、全て排出することになる。しかし、電解槽11はクーリングタワー3と比較して容量がきわめて小さいため、従来のように一定期間ごとに循環経路R1内の水を全て交換する場合と比較すれば、その排出量はずっと少なくてすみ、水資源の無駄な消費を抑制することができる。
続いて、図4Eに示すように、一対の電極12A、12Bを正負反転させた状態で、バイパス側ポンプP2を作動させて、バイパス経路R2への冷却水Wの供給を再開し、両電極12A、12B間に直流電圧を印加する(以下、第2の電解工程と称する。本発明の電解工程に該当する)。すると、陰極側となった第2の電極12Bの表面には、冷却水に含まれているカルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン等のミネラル分がスケールSとなって析出する。
運転を継続していくと、陰極側である第2の電極12Bには、上記した第1の電解工程と同様に、析出したスケールSが徐々に堆積していく。徐々に堆積していく(図4F)。そこで、所定時間運転経過後に、再び陽極−陰極を反転させて運転を行い(図5G)、堆積したスケールSを取り除く(排出工程、図5H)。このようにして、第1の電解工程と第2の電解工程とを、排出工程を間に挟みつつ繰り返していく。
このように、所定時間ごとに一対の電極12A、12Bの極性を反転させ、陰極上に堆積したスケールSを除去しつつ、電解を行う。これにより、ミネラル分を除去して冷却水Wの硬度を低下させ、循環経路R1内でのスケールの付着を防止することができる。また、電解処理によって、冷却水W中には殺菌能力を有する次亜塩素酸等が生成する。これにより、循環経路R1内での微生物の繁殖を防止することができる。
さらに、急激な水分の蒸発等によって冷却水Wの硬度が急上昇するなど、電解装置10によるミネラル分の除去のみでは対応できなくなる場合があるため、コントローラ14には冷却水Wの導電率監視機能を設けている。すなわち、コントローラ14は電解工程中において一対の電極12A、12B間の電流および電圧の値を所定時間毎にモニタし、これらの値に基づいて冷却水Wの導電率を算出する。そして、導電率が予め定められた所定の値を越えると、冷却水Wの硬度が電解装置10のみでは対応が不可能な程に上昇したと判断し、冷却水循環装置1の運転を停止して循環経路R1内の冷却水Wの入れ替えを行う。このようにすれば、導電率計などの特別な装置を備えることなく、冷却水Wの硬度を監視し、水分の急激な蒸発などの突発的な事態にも対応できる。
以上のように本実施形態によれば、冷却水循環経路R1には電解装置10が備えられている。このような構成によれば、冷却水Wに含まれるカルシウムイオン、マグネシウムイオンなどのミネラル分は、電解工程において、電極12A、12B上にスケールSとして析出する。これにより、冷却水Wからミネラル分を除去することができる。また、経時的な水分の蒸発によって冷却水Wの硬度が上昇しても、電解処理によって硬度を下げることができる。これにより、循環経路R1内でのスケールSの付着を低減することができる。
さらに、所定時間ごとに電極12A、12Bの極性を反転させて運転を行うことにより、電極12A、12B上に堆積したスケールSを容易に剥離させることができる。これにより、電解装置10のメンテナンスを容易に行うことができる。加えて、循環経路R1内の冷却水Wの交換を必要最小限度に抑えることができるため、水資源の無駄遣いを抑制することができる。
また、電解処理によって、冷却水W中には殺菌能力を有する次亜塩素酸等が生成する。これにより、微生物の繁殖を防止することができる。このようにして、環境負荷の大きな薬液を使用することなく、循環経路R1内での微生物やスケールの付着を抑制することができる。
さらに、電解装置は、循環経路R1に設けられたバイパス経路R2上に設けられている。このような構成によれば、電解装置10のメンテナンスを行う際、冷却水循環装置1全体を停止させる必要はなく、電解装置10のみを停止させればよい。これにより、メンテナンスが容易となる。加えて、一対の電極12A、12B間の電流および電圧の値に基づいて冷却水Wの導電率をモニタする。これにより、導電率計などの特別な装置を備えることなく、冷却水Wの硬度を監視し、水分の急激な蒸発などの突発的な事態にも対応できる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
[予備試験1(電気分解によるミネラル分除去の確認)]
<予備試験1>
(1)電解装置
容量8リットルの電解槽の内部に、100mm×200mmの白金メッキ板からなる陽極と、100mm×200mmのメッシュ状の白金メッキ材からなる陰極とを設置した。両電極間の距離を70mmとした。また、電解槽内に攪拌子を投入して電解液を攪拌できるようにした。
(2)試験液
5000mlの水道水に塩化カルシウム2水和物、および炭酸水素ナトリウムをそれぞれ5gずつ溶解した。
(3)電解試験
電解槽中に上記(2)で調製した試験液5リットルを入れ、陽極および陰極が72mm×200mmまで試験液中に浸漬されるようにした。この状態で、攪拌子を回転させつつ、両電極間に20V、0.5Aで電圧を印加し、電気分解を行った。所定時間ごとに試験液を100mlずつ採取して、温度、pH、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度、塩化物イオンを測定した。測定はJIS K 0101に従って行った。なお、試験液の採取時に同量の新しい試験液を補充した。
(4)スケール剥離試験
上記(3)の電解試験を3時間行った後、陽極、陰極を反転させて50Vで5分間電圧を印加した。
<結果>
電解試験の開始直前、および開始1時間後、2時間後、3時間後の試験液の温度、pH、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度、塩化物イオンの測定結果を表1に示す。
Figure 0004644677
表1より、電解が進行するにつれて、Mアルカリ度および硬度が低下した。また、電気伝導度も低下した。このことから、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどのミネラル分が試験水中から除去されていることが分かる。
また、陰極にはスケールが付着したが、これらは、スケール剥離試験において、陽極、陰極を反転させて電圧の印加を行うことにより剥離させることができた。
[予備試験2(電流の変化の影響)]
<予備試験2−1>
上記予備試験1と同様の電解装置および試験液を用いて、両電極間に20V、0.5Aで電圧を印加し、2時間電気分解を行った。電気分解前後の陰極の重量差よりスケールの付着量を測定した。また電気分解前後の試験液について、温度、pH、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度、遊離塩素濃度を測定した。
<予備試験2−2>
電流を1.0Aとした他は、予備試験2−1と同様にして試験を行った。
<結果>
電流を0.5Aとした場合の電極の重量差、および試験液の温度、pH、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度、遊離塩素濃度の測定結果を表2に示した。また、電流を1.0Aとした場合について同様に表3に示した。
Figure 0004644677
Figure 0004644677
表2および表3より、電流を0.5Aとした場合よりも、1.0Aとした場合の方が、電解前後での電極の重量差が大きくなっており、より多くのスケールが付着していた。また、電気伝導度、硬度、Mアルカリ度の低下も、電流を大きくするほど増大した。このことから、電圧が同じであれば、電流が大きい方がミネラル分の除去量が大きくなるものと考えられる。
[冷却水の電解処理−1]
<実施例1−1>
ヤマハ発動機(株)のクーリングタワーから冷却水を採取し、上記予備実験1と同様の電解装置で、電極間距離10mm、電流0.5A、電圧13Vで1時間電気分解を行った。電気分解前後の試験液について、温度、pH、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度、遊離塩素濃度を測定した。
<実施例1−2>
電極間距離20mm、電流0.5A、電圧21Vとした他は、実施例1−1と同様にして試験を行った。
<実施例1−3>
電極間距離10mm、電流1.5A、電圧28Vとした他は、実施例1−1と同様にして試験を行った。
<結果>
各実施例における試験液の温度、pH、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度、および塩化物イオンの測定結果を表5に示した。なお遊離塩素濃度はきわめて微量であったため測定ができなかった。
Figure 0004644677
表5より、電解後の冷却水で電気伝導度、硬度、Mアルカリ度の低下がみられ、ミネラル分の除去ができていることが確認された。冷却水に含まれる不純物がもともと少なかったためか、電気伝導度、硬度、Mアルカリ度の低下率はいずれの条件でもそれほど変わりがなかった。また、次亜塩素酸の発生も僅かであった。
[冷却水の電解処理−2]
アイシン精機(株)新豊工場のクーリングタワーから冷却水を採取し、上記予備実験1と同様の電解装置で、電極間距離53mm、電流0.25A、電圧8Vで3時間電気分解を行った。電気分解前後の陰極の重量差よりスケールの付着量を測定した。また電気分解前後の試験液について、pH、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度、塩化物イオン、遊離塩素濃度、イオン状シリカを測定した。また、測定値より、ランゲリア指数を算出した。
<結果>
各実施例における試験液のpH、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度、塩化物イオン、遊離塩素濃度、イオン状シリカ、ランゲリア指数を表6に示した。なお、クーリングタワーに補給される補給水についても、同様に測定を行い、その結果を併せて示した。
Figure 0004644677
表6より、クーリングタワーから採取した冷却水(電解前)は、もとの水(補給水)に比べてミネラル分がかなり濃縮されていた。電解後の冷却水では、電気伝導度、Mアルカリ度、硬度が低下し、また陰極にはスケールが付着した。なお電解前後での陰極の重量差は0.54gであった。このことから、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどのミネラル分が電解によって冷却水中から除去されていると言える。また、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどと同様にスケールの原因となるイオン状シリカの濃度も低下しており、同様に冷却水中から除去されていることが分かった。さらに、スケールの付着しやすさの目安となるランゲリア指数が低下していることからも、電解によって冷却水がスケールの発生しにくい水となっていることが示された。
加えて、遊離塩素濃度が増大していることから、電解によって冷却水中に殺菌能力のある次亜塩素酸が生成しているといえる。このことから、電解によって冷却水が微生物の繁殖しにくい水となっていると言える。
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである
)上記実施形態では、バイパス経路R2の両端、すなわち給水管15および流出管16の端部をクーリングタワー3に接続したが、バイパス経路の両端が例えば流水管4に接続されていても良い。
)本実施形態の冷却水循環装置は、空冷装置や冷蔵装置等に備えられる熱交換器2に冷却水Wを循環させるためのものであったが、被冷却機器としては特に制限はなく、冷却水を循環することによって冷却されるものであればいかなる機器であっても良い。
本発明によれば、環境に配慮しつつ微生物やスケールの付着を抑制できる冷却水循環装置を提供できる。

Claims (1)

  1. 冷却水を冷却する冷却装置と、前記冷却装置と被冷却機器との間に設けられて冷却水を循環させる流水路とによって構成された冷却水循環経路を備える冷却水循環装置であって、
    前記冷却水循環経路には、前記冷却水を貯留する電解槽と、前記電解槽内に設置された一対の電極と、前記一対の電極間に電圧を印加する電圧源と、前記電圧源に接続され前記一対の電極の極性を入れ替える切替装置と、前記電圧源に接続され前記一対の電極間の電流および電圧に基づいて前記冷却水の導電率を算出する導電率監視装置と、前記電解槽の底部から前記冷却水循環経路の外に通じる排出管と、前記排出管に設けられたバルブと、を備え、前記一対の電極間に電圧を印加することにより前記電解槽内に貯留された前記冷却水中のミネラル分を前記一対の電極間のうち一方の電極上に析出させる電解処理を行い、前記一対の電極の極性を反転させて前記一対の電極間に電圧を印加することで前記電極上に析出した前記ミネラル分を剥離させるとともに、剥離させたミネラル分を前記排出管の前記バルブを開き前記電解槽内の前記冷却水とともに前記冷却水循環経路の外に排出する電解装置備え
    前記冷却水循環経路には両端がそれぞれ前記冷却水循環経路に連通するバイパス経路が設けられるとともに、前記電解装置が、前記バイパス経路上に設けられ、
    前記一対の電極は第1の電極と第2の電極とからなり、
    前記電解装置は、前記第1の電極を陰極、前記第2の電極を陽極として前記一対の電極間に電圧を印加することにより前記電解槽内に貯留された前記冷却水中のミネラル分を前記第1の電極上に析出させる第1の電解処理を行い、前記冷却水循環経路から前記バイパス経路を介した前記電解槽への冷却水の供給を中断し、前記第1の電極を陽極、前記第2の電極を陰極として前記一対の電極間に電圧を印加することで前記第1の電極上に析出した前記ミネラル分を剥離させるとともに、剥離させたミネラル分を前記排出管の前記バルブを開き前記電解槽内の前記冷却水とともに前記冷却水循環経路の外に排出し、前記冷却水循環経路から前記バイパス経路を介した前記電解槽への冷却水の供給を再開する第1の排出処理を行い、前記第1の電極を陽極、前記第2の電極を陰極として前記一対の電極間に電圧を印加することにより前記電解槽内に貯留された前記冷却水中のミネラル分を前記第2の電極上に析出させる第2の電解処理を行い、前記冷却水循環経路から前記バイパス経路を介した前記電解槽への冷却水の供給を中断し、前記第1の電極を陰極、前記第2の電極を陽極として前記一対の電極間に電圧を印加することで前記第2の電極上に析出した前記ミネラル分を剥離させるとともに、剥離させたミネラル分を前記排出管の前記バルブを開き前記電解槽内の前記冷却水とともに前記冷却水循環経路の外に排出し、前記冷却水循環経路から前記バイパス経路を介した前記電解槽への冷却水の供給を再開する第2の排出処理を行い、これらの処理を繰り返すものであることを特徴とする冷却水循環装置。
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