JP4214139B2 - 冷却水循環装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却水循環装置に関する。
水冷式の機器等に冷却水を循環させる冷却水循環装置は、機器等の熱交換器を冷却水によって冷却した後、温まった水を冷却塔に流して冷却し、再び熱交換器に循環させるものである。
このような冷却水循環装置においては、配管の内壁に不溶性のカルシウム塩等(スケール)が付着したり、藻や微生物が繁殖したりして、配管の詰まりや冷却効率の低下が生じることがある。また、装置内で微生物が繁殖することは、衛生上も好ましくない。このため、循環経路中に電解装置を設けて冷却水を電解処理する技術が開発されている(特許文献1、特許文献2参照)。
冷却水に含まれてスケールの原因となるカルシウムイオン、マグネシウムイオンなどのミネラル分は、電解処理の際に、電極上にスケールとして析出する。また、電解処理によって、冷却水中には殺菌能力を有する次亜塩素酸等が生成する。このようにして、冷却水循環経路内での微生物の繁殖やスケールの付着を抑制することができる。
特開2001−259650公報 特開2004−132592公報
ところで、水を電解処理する際には、陰極側から水素が、陽極側から酸素が発生する。この水素、酸素を大気中に逃がすため、特許文献2に示すように、電解槽として開放型の槽を用い、処理後の冷却水を電解槽からオーバーフローさせて冷却塔に戻す方式が一般に採用される。ところが、このような方式ではオーバーフローした冷却水が電解槽や冷却塔の外側にこぼれてしまうことが懸念されるため、装置の設置場所や電解槽と冷却塔との配置に制約がある。
しかし、単純に電解層を密閉型にしたのでは、発生した水素や酸素が電解槽内に溜まることにより電解槽の内圧が高まったり、電解槽内での冷却水の水位が下がって電解処理の効率が低下したりすること、メンテナンスが困難となること等の問題が生じる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置場所等に制約が少なく、取り扱いの容易な冷却水循環装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係る冷却水循環装置は、冷却水を冷却する冷却装置と、この冷却装置と前記冷却水によって冷やされる被冷却機器との間に設けられて前記冷却水を循環させる流水路とによって構成された冷却水循環経路を備える冷却水循環装置であって、前記冷却水循環経路には、前記冷却水を貯留する密閉構造の電解槽と、前記電解槽内に設置された少なくとも一対の電極と、前記一対の電極間に所定時間電圧を印加して前記電極にスケールを堆積させ、その後、電圧印加方向を反転させて所定時間前記電極間に電圧を印加することで前記電極に堆積したスケールを前記電極から剥離させる電圧源と、前記電解槽に前記冷却水を入水する給水路と、前記電解槽から前記冷却水を出水する出水路と、を備えて前記一対の電極間に電圧を印加することにより前記電解槽内に貯留された前記冷却水の電解処理を行う電解装置が備えられ、前記電解槽の側壁には前記給水路を構成する給水管が接続されると共に、天井面には上側に向かって凹む気泡溜め部が前記電極における前記給水管とは逆側の側端部のほぼ真上位置に設けられて前記出水路が前記気泡溜め部に接続され、かつ、前記電解槽の底壁部において前記電極が配されている領域から前記給水管とは逆側に外れた位置にはホッパ部が設けられ、そのホッパ部にスケールの排出管が接続されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電解槽を密閉式としたから、オーバーフロー式のものと異なり冷却水が電解槽や冷却塔の外側にこぼれてしまうことを考慮する必要がなく、装置の設置場所や電解槽と冷却塔との配置に制約がない。また、天井面に気泡溜め部を凹設し、発生した水素や酸素をこの気泡溜め部に逃がすようにしたから、電解槽内での冷却水の水位が下がって電解処理の効率が低下することを回避できる。
しかも、上記気泡溜め部は電解槽の天井部において出水路の接続位置の周囲に設けられているから、気泡溜め部に空気抜きのための特別な機構を設けなくても、溜まった気泡が出水路から出水する水とともに自然に排出されるから、発生した水素や酸素が電解槽内に溜まることにより電解槽の内圧が高まったり、電解槽内での冷却水の水位が下がって電解処理の効率が低下したりすることを回避できる。
さらには、冷却水の電解処理は電極への電圧印加方向を所定時間毎に反転させるようにしているから、冷却水のミネラル分が一方の電極にスケールとして付着しても逆電圧の印加による電解処理時にスケールが電極から剥離する。この結果、電極におけるスケール除去が自動的に行われるだけでなく、剥離したスケールは電解槽の底部のホッパ部から外に排出できるから、電解槽のメンテナンスも容易になる。
<第1実施形態>
以下、本発明を具体化した実施形態について、図1〜図8を参照しつつ詳細に説明する。
図1には、本実施形態の冷却水循環装置1の概略図を示す。この冷却水循環装置1は、空冷装置や冷蔵装置等に備えられる熱交換器2(本発明の被冷却機器)に冷却水Wを循環させるためのものである。
冷却水Wが循環する冷却水循環経路R1(以下、単に「循環経路R1」と称することがある)は、熱交換器2とクーリングタワー3(本発明の冷却装置に該当する)とが、クーリングタワー3で冷やされた冷却水Wが熱交換器2に向かう往路、および熱交換器2を通過して温まった冷却水Wがクーリングタワー3に戻る復路を構成する2本の流水管4A、4B(本発明の流水路に該当する)で接続されて、全体としてループ状に構成されたものである。クーリングタワー3は、空気との接触によって水を冷却する一般的な構成のものである。往路側の流水管4Aには循環ポンプP1が装備されて、クーリングタワー3によって冷やされた冷却水Wを熱交換器2に圧送できるようになっている。また、循環経路R1を流れる冷却水Wは、経時的な蒸発やメンテナンス等によって失われていくため、クーリングタワー3には、冷却水Wを外部から補給するための、バルブB1付きの補給管5が設けられている。
この冷却水循環装置1には、両端がクーリングタワー3に接続されたバイパス経路R2が設けらている。バイパス経路R2は、電解装置10とクーリングタワー3とが、クーリングタワー3から冷却水Wを電解装置10に送る往路を構成する給水管15、および電解装置10で処理された冷却水Wをクーリングタワー3に戻す復路を構成する出水管16で接続されて全体としてループ状に構成されたものである。電解装置10は、冷却水Wを貯留するための電解槽11を備えている。電解槽11は密閉構造をなす略直方体状の中空容器であって、その内部には、導電性材料により矩形薄板状に形成された4枚の電極20が設けられている。
各電極20は、それぞれ電解槽11の横幅よりもやや幅の狭い板状をなしており、電解槽11の一方の側壁(図1の左側壁12)側に寄せて配されている。4枚の電極20のうち2枚(電極20A、20D)はその板面がそれぞれ電解槽11の正面側および背面側の内壁面に接するようにして配され、この2枚の電極20A、20Dの間に他の2枚の電極20B、20Cが、両端の電極20A、20Dと平行に、かつ等間隔で配置されている。4枚の電極20は、1枚おきに直流電源22における同一の端子に接続されるようになっている。すなわち、電極20Aと、この電極20Aから1つおいた電極20Cとが直流電源22の一対の端子22A、22Bのうち一方の端子22Aに接続されている。そして、電極20Aと電極20Cとの間に配されている電極20Bと、この電極20Bから1つおいた電極20Dとが他方の端子22Bに接続されている。これにより、隣り合うプラスマイナス一対の電極からなる単セルの3つを並列に接続した電解セル構造が構成される(図2を併せて参照)。
なお、電極20の材質としては、電気分解装置の電極に通常に使用されるものであれば特に制限はなく、例えばチタンにプラチナをコーティングしたもの、あるいはカーボン等の、冷却水Wへの成分の溶出が起こらないものを好ましく使用することができる。
電解槽11において電極20が寄せて配されている側の側壁(左側壁12)には、クーリングタワー3から冷却水Wを供給するための、バルブB2付きの給水管15(本発明の給水路に該当する)の一端部が接続されている。給水管15にはバイパス側ポンプP2が設けられて、冷却水Wをクーリングタワー3から電解槽11に圧送できるようになっている。また、電解槽11の天井壁13(本発明の天井部に該当する)において一部の領域は、上側(電解槽11の外側方向)に向かって傘状に膨出されている。これにより、天井面13Aに上側に向かって凹む気泡溜め部17が形成されている。この気泡溜め部17は、電極20における給水管15側とは逆側の側端部のほぼ直上位置に形成されている。そして、この気泡溜め部17の上端部(傘の頂点位置)には、電解処理後の冷却水Wをクーリングタワー3に戻すための、バルブB3付きの出水管16(本発明の出水路に該当する)の一端部が接続されている。
また、電解槽11の底壁部14(本発明の底部に該当する)において電極20の右側方位置、すなわち、電極20が配されている領域から外れた位置には、壁の一部を下側(電解槽11の外側方向)に向かって漏斗状に凹ませ、この凹みの下端にバルブB4を介して排出管18(本発明の排出路に該当する)を接続することにより、ホッパ部19が形成されている。
次に、上記のように構成された冷却水循環装置1において、冷却水Wの電解処理を行う手順について説明する。
循環ポンプP1を作動させると、クーリングタワー3内で冷却された冷却水Wが往路側の流水管4Aを通って熱交換器2に供給され、熱交換が行われる。熱交換により温まった冷却水Wは、復路側の流水管4Bを通ってクーリングタワー3に戻され、クーリングタワー3内で冷却されて再び熱交換器2に送られる。このように、クーリングタワー3によって冷却された冷却水Wが冷却水循環経路R1内を循環することで、熱交換器2に接続された空冷装置や冷蔵装置等による冷却が行われる。
さて、冷却水Wの電解処理を行う際には、図3A、図3Bに示すように、給水管15および出水管16のバルブB2、B3を開き、排出管18のバルブB4を閉じた状態で、バイパス側ポンプP2を作動させる。すると、クーリングタワー3内の冷却水Wの一部は、給水管15を通って電解槽11に供給され、電解槽11内部の電極20が冷却水Wに浸漬される。給水管15は電極20の一端側(図3Aの左端側)に対応する位置、出水管16は電極20は電極20の他端側(図3Aの右端側)に対応する位置にあるから、電解槽11内での冷却水Wの流れは、給水管15から供給された冷却水Wが電極20間を通って出水管16に至る流れとなる。この状態で、直流電源22の一方の端子22Aをマイナス側、他方の端子22Bをプラス側として、すなわち、電極20A、20Cを陽極、電極20B、20Dを陰極として、各電極20A、20B、20C、20D間に直流電圧を印加する(第1の電解工程)。
すると、冷却水Wが電極20間を通過する間に、冷却水Wに含まれているカルシウムイオン、マグネシウムイオン等のミネラル分のイオンがスケールSとなって、陰極である電極20B、20Dの表面に析出する。これにより、ミネラル分が冷却水Wから除去される。電解処理を受けてミネラル分が除去されたした冷却水Wは、出水管16を通ってクーリングタワー3へ戻される。
このとき、電解処理に伴って、陰極側から水素が、陽極側から酸素が発生する。ここで、電解槽11には天井面13Aが一段高くされた気泡溜め部17が設けられているから、水素及び酸素の気泡はこの気泡溜め部17に逃がされる。また、この気泡溜め部17の上端部には出水管16が接続されているから、気泡溜め部17に集まった気泡は出水管16から出水する冷却水Wとともに排出される。
運転を継続していくと、陰極である電極20B、20Dの表面には、析出したスケールSが徐々に堆積していく。そこで、所定時間運転経過後に、陽極−陰極を反転させて運転を行う(図4A、図4B;第1のスケール剥離工程)。
まず、バイパス側ポンプP2を停止して、バイパス経路R2への冷却水Wの供給を中断する。そして、給水管15および排出管18のバルブB2、B4を閉じ、出水管16のバルブB3を開いた状態で、上記した第1の電解処理とは逆に、直流電源22の一方の端子22Aをプラス側、他方の端子22Bをマイナス側として、すなわち、電極20A、20Cを陰極、電極20B、20Dを陽極として、各電極20A、20B、20C、20D間に直流電圧を印加する。これにより、電極20B、20Dの表面に堆積していたスケールSが剥がれ落ちる。なお、この工程においても電圧の印加が行われるため、冷却水Wが電気分解されて水素と酸素とが生成する。このため、出水管16のバルブB3を開いたままにしておくことで、水素と酸素の気泡を出水管16から逃がすようにする。
次いで、剥がれ落ちたスケールSを電解槽11から排出する(図5;排出工程)。給水管15および排出管18のバルブB2、B4を開き、出水管16のバルブB3を閉じた状態で、バイパス側ポンプP2を作動させ、電解槽11内に給水する。すると、電解槽11内部の冷却水Wは排出管18を通って排出される。これとともに、剥がれ落ちたスケールSもホッパ部19に落下し、排出管18を通って排出される。このようにして、電解槽11からのスケールSの排出を容易に行うことができる。なお、ホッパ部19は電極20が配されている領域を避けて設けられているから、ホッパ部19に堆積したスケールが水の流れにより巻き上げられて電極20に再付着することを抑制できる。
続いて、第1の電解工程とは陽極と陰極とを反転させたままの状態で、電解処理を再開する(図6A、図6B;第2の電解工程)。すなわち、給水管15および出水管16のバルブB2、B3を開き、排出管18のバルブB4を閉じた状態で、バイパス側ポンプP2を作動させる。この状態で、電極20A、20Cを陰極、電極20B、20Dを陽極として、各電極20A、20B、20C、20D間に直流電圧を印加する。すると、陰極となった電極20A、20Cの表面にスケールSが析出する。これにより、ミネラル分が冷却水Wから除去される。電解処理を受けてミネラル分が減少した冷却水Wは、出水管16を通ってクーリングタワー3へ戻される。
また、第1の電解工程と同様に、電解処理に伴って、水素と酸素の気泡が発生し、この気泡は気泡溜め部17に逃がされる。気泡溜め部17に集まった気泡は出水管16から出水する冷却水Wとともに排出される。
運転を継続していくと、上記した第1の電解工程と同様に、陰極である電極20A、20Cの表面には、析出したスケールSが徐々に堆積していく。そこで、所定時間運転経過後に、陽極−陰極を反転させて運転を行う(図7A、図7B;第2のスケール剥離工程)。
すなわち、バイパス側ポンプP2を停止して、バイパス経路R2への冷却水Wの供給を中断する。そして、給水管15および排出管18のバルブB2、B4を閉じ、出水管16のバルブB3を開いた状態で、上記した第2の電解処理とは逆に、直流電源22の一方の端子22Aをマイナス側、他方の端子22Bをプラス側として、すなわち、電極20A、20Cを陽極、電極20B、20Dを陰極として、各電極20A、20B、20C、20D間に直流電圧を印加する。これにより、電極20A、20Cの表面に堆積していたスケールSが剥がれ落ちる。なお、この工程においても、第1のスケール剥離工程と同様に出水管16のバルブB3を開いたままにしておくことで、水素と酸素の気泡を出水管16から逃がすようにする。
次いで、剥がれ落ちたスケールSを電解槽11から排出する(図8;排出工程)。給水管15および排出管18のバルブB2、B4を開き、出水管16のバルブB3を閉じた状態で、バイパス側ポンプP2を作動させ、電解槽11内に給水する。すると、電解槽11内部の冷却水Wは排出管18を通って排出される。これとともに、剥がれ落ちたスケールSもホッパ部19に落下し、排出管18を通って排出される。
排出工程が終了したら、第2の電解工程とは陽極と陰極とを反転させたままの状態で(すなわち、再び第1の電解工程に戻って)電解処理を再開する。このように、第1の電解工程と第2の電解工程を、スケール剥離工程および排出工程を間に挟みつつ繰り返していく。
このように、所定時間ごとに電極20A、20B、20C、20Dの極性を反転させ、陰極上に堆積したスケールSを除去しつつ、電解を行う。これにより、ミネラル分を除去して冷却水Wの硬度を低下させ、循環経路R1内でのスケールの付着を防止することができる。また、電解処理によって、冷却水W中には殺菌能力を有する次亜塩素酸等が生成する。これにより、循環経路R1内での微生物の繁殖を防止することができる。
以上のように本実施形態によれば、電解槽11を密閉式としたから、オーバーフロー式のものと異なり冷却水Wが電解槽11の外側にこぼれてしまうことを考慮する必要がなく、装置の設置場所や電解槽11とクーリングタワー3との配置に制約がない。また、天井面13Aに気泡溜め部17を凹設し、発生した水素や酸素をこの気泡溜め部17に逃がすようにしたから、電解槽11内での冷却水Wの水位が下がって電解処理の効率が低下することを回避できる。
また、気泡溜め部17が電解槽11の天井壁13において出水管16の接続位置の周囲に形成されている。このような構成によれば、気泡溜め部17に空気抜きのための特別な機構を設けなくても、溜まった気泡が出水管16から出水する水とともに排出されるから、簡易な構成で電解槽11の気泡抜きを行うことができ、発生した水素や酸素が電解槽11内に溜まることにより電解槽11の内圧が高まったり、電解槽11内での冷却水Wの水位が下がって電解処理の効率が低下したりすることを回避できる。
また、電解槽11の底壁部14にはホッパ部19が設けられており、電解処理により析出したスケールSをこのホッパ部19から排出できるので、密閉式の電解槽11であってもメンテナンスを容易に行うことができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について、図9〜図12を参照しつつ説明する。本実施形態の第1実施形態との主たる相違点は、電極30が、直流電源22に接続されて給電を受ける一対の給電電極31A、31Dと、この給電電極31A、31Dの間に配された誘電電極31B、31Cとで構成された複極式のものである点にある。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電解装置30は、第1実施形態の構成の冷却水循環装置1における電解装置10に代えて使用できるものであって、第1実施形態の電解装置10と同様に電解槽11を備えている。この電解槽11の内部には、導電性材料により矩形薄板状に形成された4枚の電極31が設けられている。
電極31は、直流電源22に接続されて給電を受ける一対の給電電極31A、31Dと、この給電電極31A、31Dの間に配された誘電電極31B、31Cとで構成された複極式のものである。給電電極31A、31Dおよび誘電電極31B、31Cはそれぞれ電解槽11の横幅よりもやや幅の狭い板状をなしており、電解槽11の一方の側壁(図9の左側壁12)側に寄せて配されている。一対の給電電極31A、31Dはその板面がそれぞれ電解槽11の正面側および背面側の内壁面に接するようにして配され、この給電電極31A、31Dの間に2枚の誘電電極31B、31Cが、給電電極31A、31Dと平行に、かつ等間隔で配置されている。両端の給電電極31A、31D間に直流電圧を印加すると、中間の誘電電極31B、31Cは分極して一方の面が陽極、もう一方の面が陰極となる。したがって、隣り合う2枚の電極からなる単セルの3つを直列に接続した複極式の電解セル構造が構成される。
本実施形態の電解装置30を使用して冷却水Wの電解処理を行う際には、第1実施形態と同様に、給水管15および出水管16のバルブB2、B3を開き、排出管18のバルブB4を閉じた状態で、バイパス側ポンプP2を作動させ、電解槽11内を冷却水Wて満たす。
この状態で、正面側の給電電極31Aを陽極、背面側の給電電極31Dを陰極として両電極31A、31D間に直流電圧を印加する(図9;第1の電解工程)。このとき、誘電電極31B、31Cにおいては正面側(正面側の給電電極31Aと対向する側)が陰極面となり、背面側が陽極面となる(第1の電解工程)。すると、冷却水Wが電極31間を通過する間に、冷却水Wに含まれているカルシウムイオン、マグネシウムイオン等のミネラル分のイオンがスケールSとなって、陰極である背面側の給電電極31Dの表面、および誘電電極31B、31Cの陰極面に析出する。これにより、ミネラル分が冷却水Wから除去される。電解処理を受けてミネラル分が除去されたした冷却水Wは、出水管16を通ってクーリングタワー3へ戻される。
このとき、電解処理に伴って、陰極側から水素が、陽極側から酸素が発生する。この水素及び酸素の気泡は、第1実施形態と同様に気泡溜め部17に逃がされ、出水管16から出水する冷却水Wとともに排出される。
運転を継続していくと、陰極である給電電極31Dの表面、および誘電電極31B、31Cの陰極面には、析出したスケールSが徐々に堆積していく。そこで、所定時間運転経過後に、陽極−陰極を反転させて運転を行う(図10;第1のスケール剥離工程)。
まず、第1実施形態と同様に、バイパス側ポンプP2を停止して、バイパス経路R2への冷却水Wの供給を中断する。そして、給水管15および排出管18のバルブB2、B4を閉じ、出水管16のバルブB3を開いた状態とする。
この状態で、上記した第1の電解処理とは逆に、正面側の給電電極31Aを陰極、背面側の給電電極31Dを陽極として両電極31A、31D間に直流電圧を印加する。このとき、誘電電極31B、31Cの陽極面、陰極面も表裏反転し、正面側が陽極面、背面側が陰極面となる。これにより、給電電極31D、および誘電電極31B、31Cの表面に堆積していたスケールSが剥がれ落ちる。なお、この工程においても電圧の印加が行われるため、冷却水Wが電気分解されて水素と酸素とが生成する。このため、出水管16のバルブB3を開いたままにしておくことで、水素と酸素の気泡を出水管16から逃がすようにする。
次いで、剥がれ落ちたスケールSを電解槽11から排出する(排出工程)。排出工程は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
続いて、第1の電解工程とは陽極と陰極とを反転させたままの状態で、電解処理を再開する(図11;第2の電解工程)。すなわち、給水管15および出水管16のバルブB2、B3を開き、排出管18のバルブB4を閉じた状態で、バイパス側ポンプP2を作動させる。
この状態で、正面側の給電電極31Aを陰極、背面側の給電電極31Dを陽極として両電極31A、31D間に直流電圧を印加する。すると、陰極となった正面側の給電電極31Aの表面、および誘電電極31B、31Cの陰極面にスケールSが析出する。これにより、ミネラル分が冷却水Wから除去される。電解処理を受けてミネラル分が減少した冷却水Wは、出水管16を通ってクーリングタワー3へ戻される。また、第1の電解工程と同様に、電解処理に伴って、水素と酸素の気泡が発生する。この気泡は気泡溜め部17に逃がされ、出水管16から出水する冷却水Wとともに排出される。
所定時間運転が経過し、電極31上スケールSが堆積したら、再び陽極−陰極を反転させて運転を行う(図12;第2のスケール剥離工程)。
すなわち、第1実施形態と同様に、バイパス側ポンプP2を停止して、バイパス経路R2への冷却水Wの供給を中断する。そして、給水管15および排出管18のバルブB2、B4を閉じ、出水管16のバルブB3を開いた状態とする。
この状態で、上記した第2の電解処理とは逆に、正面側の給電電極31Aを陽極、背面側の給電電極31Dを陰極として両電極31A、31D間に直流電圧を印加する。このとき、誘電電極31B、31Cの陽極面、陰極面も表裏反転し、正面側が陰極面、背面側が陽極面となる。これにより、給電電極31D、および誘電電極31B、31Cの表面に堆積していたスケールSが剥がれ落ちる。なお、この工程においても電圧の印加が行われるため、冷却水Wが電気分解されて水素と酸素とが生成する。このため、出水管16のバルブB3を開いたままにしておくことで、水素と酸素の気泡を出水管16から逃がすようにする。
次いで、剥がれ落ちたスケールSを電解槽11から排出する(排出工程)。排出工程は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
排出工程が終了したら、第2の電解工程とは陽極と陰極とを反転させたままの状態で(すなわち、再び第1の電解工程に戻って)電解処理を再開する。このように、第1の電解工程と第2の電解工程を、スケール剥離工程および排出工程を間に挟みつつ繰り返していく。
以上のように、本実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
(1)上記実施形態では、クーリングタワー3から分岐するバイパス経路R2を設けてここに電解装置10を設置したが、バイパス経路の両端が例えば流水管4から分岐されていても良い。また、バイパス経路を設けず、クーリングタワーと熱交換器と電解装置とを流水管で接続して1つのループを形成するようにしても良い。
)上記実施形態では、気泡溜め部17を傘状に形成したが、気泡溜め部17の形状には特に制限はなく、例えば半円状、直方体状であっても良い。
)第1実施形態では、並列に接続される2対の電極20A−20B、20C−20Dを用いたが、用いる電極は一対または3対以上であっても良い。また、第2実施形態では、給電電極31A、31Dの間に2枚の誘電電極31B、31Cを設けたが、誘電電極の枚数は上記実施形態の限りではなく、1枚または3枚以上であっても良い。
)なお、循環経路R1およびR2には、冷却水Wの流量や水質を監視するモニタなど、必要に応じて種々の装備が取り付けられていても構わない。
第1実施形態の冷却水循環装置の全体概略図 第1実施形態の電解装置を上面側から見た概略図 第1実施形態の電解装置により第1の電解工程を行う様子を側面側から示した図 第1実施形態の電解装置により第1の電解工程を行う様子を上面側から示した図 第1実施形態の電解装置により第1のスケール剥離工程を行う様子を側面側から示した図 第1実施形態の電解装置により第1のスケール剥離工程を行う様子を上面側から示した図 第1実施形態の電解装置により排出工程を行う様子を側面側から示した図 第1実施形態の電解装置により第2の電解工程を行う様子を側面側から示した図 第1実施形態の電解装置により第2の電解工程を行う様子を上面側から示した図 第1実施形態の電解装置により第2のスケール剥離工程を行う様子を側面側から示した図 第1実施形態の電解装置により第2のスケール剥離工程を行う様子を上面側から示した図 第1実施形態の電解装置により排出工程を行う様子を側面側から示した図 第2実施形態の電解装置により第1の電解工程を行う様子を側面側から示した図 第2実施形態の電解装置により第1のスケール剥離工程を行う様子を側面側から示した図 第2実施形態の電解装置により第2の電解工程を行う様子を側面側から示した図 第2実施形態の電解装置により第2のスケール剥離工程を行う様子を側面側から示した図
符号の説明
1…冷却水循環装置
2…熱交換器(被冷却機器)
3…クーリングタワー(冷却装置)
4A、4B…流水管(流水路)
10…電解装置
11…電解槽
13…天井壁(天井部)
13A…天井面
14…底壁部(底部)
15…給水管(給水路)
16…出水管(出水路)
17…気泡溜め部
18…排出管(排出路)
19…ホッパ部
20…電極
22…直流電源(電圧源)
R1…冷却水循環経路
W…冷却水

Claims (1)

  1. 冷却水を冷却する冷却装置と、この冷却装置と前記冷却水によって冷やされる被冷却機器との間に設けられて前記冷却水を循環させる流水路とによって構成された冷却水循環経路を備える冷却水循環装置であって、
    前記冷却水循環経路には、前記冷却水を貯留する密閉構造の電解槽と、前記電解槽内に設置された少なくとも一対の電極と、前記一対の電極間に所定時間電圧を印加して前記電極にスケールを堆積させ、その後、電圧印加方向を反転させて所定時間前記電極間に電圧を印加することで前記電極に堆積したスケールを前記電極から剥離させる電圧源と、前記電解槽に前記冷却水を入水する給水路と、前記電解槽から前記冷却水を出水する出水路と、を備えて前記一対の電極間に電圧を印加することにより前記電解槽内に貯留された前記冷却水の電解処理を行う電解装置が備えられ、前記電解槽の側壁には前記給水路を構成する給水管が接続されると共に、天井面には上側に向かって凹む気泡溜め部が前記電極における前記給水管とは逆側の側端部のほぼ真上位置に設けられて前記出水路が前記気泡溜め部に接続され、かつ、前記電解槽の底壁部において前記電極が配されている領域から前記給水管とは逆側に外れた位置にはホッパ部が設けられ、そのホッパ部にスケールの排出管が接続されていることを特徴とする冷却水循環装置。
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