JP2000140858A - スライム抑制方法、添加剤及び冷却水循環装置 - Google Patents

スライム抑制方法、添加剤及び冷却水循環装置

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JP2000140858A
JP2000140858A JP10322244A JP32224498A JP2000140858A JP 2000140858 A JP2000140858 A JP 2000140858A JP 10322244 A JP10322244 A JP 10322244A JP 32224498 A JP32224498 A JP 32224498A JP 2000140858 A JP2000140858 A JP 2000140858A
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信博 織田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】循環水系の全体においてスライムを十分に抑制
することができ、安全性に優れ、循環水系のメンテナン
スも容易なスライム抑制方法、添加剤及び冷却水循環装
置を提供する。 【解決手段】 ヨウ素塩を含む冷却水にオゾン又は過酸
化水素を添加する冷却水系のスライム抑制方法。オゾン
又は過酸化水素と共に冷却水に添加される、ヨウ素塩を
含む冷却水添加剤。ヨウ素塩を含む冷却水添加剤の添加
装置とオゾン又は過酸化水素の添加装置とを備える冷却
水循環装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビル空調、プラント
冷却用などの水冷式冷却塔循環水のスライムを抑制する
ための方法、そのための添加剤及びスライム抑制機構を
備えた冷却水循環装置(循環系)に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却水によって熱交換器を冷却したの
ち、この冷却水を空気調整冷却塔に導入して冷却し、再
び送水ポンプによって熱交換器に送水するように構成さ
れている冷却水系においては、熱交換器,冷却用水管及
び空気調整冷却塔は使用中に壁面等に微生物の付着繁殖
が生じ、熱交換能力の低下や閉塞障害を引き起こすこと
から、これらの障害を防ぐために殺菌剤が用いられてい
る。殺菌剤としては、一般に塩素あるいは塩素系薬剤、
銅あるいは銀系物質、過酸化水素、あるいはオゾンなど
が使用される。
【0003】ところが、塩素は有毒ガスであり危険性が
大きい。また、循環水系では、塩素や塩素系薬剤を注入
した場合、これら殺菌剤が分解して生成する塩化物イオ
ンや殺菌剤と同伴されて注入される塩化物イオンが系内
に蓄積濃縮されて機器が腐食したり、トリハロメタン等
の有害物質が生じたりするという欠点がある。また、ブ
ロー水量が多くなり、水の再利用率が低くなるという問
題もある。
【0004】銅、銀、有機薬剤はある程度以上の濃度で
は人体に有害であり、ブロー水を放流した場合は環境汚
染を引き起こす恐れがある。
【0005】過酸化水素はその分解物が酸素と水である
ために循環水系に使用する殺菌剤としては好ましいが、
周知の如く、殺菌作用が他の殺菌剤に比べて弱く、多量
の注入が必要となり、運用と経済性に問題がある。
【0006】このような欠点を除去するために、これら
の殺菌剤より殺菌力が大きく、かつ分解速度も速く、分
解後酸素以外のものを残さないオゾン注入方法が、循環
水系の付着除去方法として用いられているが、次のよう
な短所がある。
【0007】 オゾンガスは、有機物との反応性が高
く、冷却水中に殺菌対象外の有機物が存在する場合は
(存在することが多い。)、そのような有機物との反応
でオゾンが消費されるため注入量が多くなる。 オゾンは自己分解速度が速く、注入点から離れた部
分まで届かない。注入点から離れた箇所まで十分な量の
オゾンを届かせるためには過剰のオゾンを注入する必要
がある。ところが、大過剰にオゾンを注入した場合に
は、オゾンガスが周囲に放散され危険である。 オゾンは、濃度が高くなると腐食性が増す。
【0008】このような問題点を解決しようとするもの
として、特公昭63−16994号公報には臭化物イオ
ンを含む循環冷却水にオゾンを添加する方法が記載され
ている。同号公報の方法では、オゾン添加により臭化物
イオンが遊離臭素あるいは臭素酸のような酸素酸となっ
て循環冷却水系をオゾン注入点から遠いところまで移動
し、遊離臭素の殺菌力によりスライム発生が抑制され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この臭化物イオン及び
オゾンを用いる方法にあっては、水中の有機物が微生物
によって分解されて生じたフミン酸やフルボ酸などを前
駆物質として有毒なブロモホルム(トリハロメタンの一
種)が生じるという短所がある。また、オゾンの酸化作
用により生じた遊離臭素が水系から揮散し易く臭化物イ
オンの補充量が多いという短所もある。
【0010】本発明はこのような問題点を解決し、安全
性に優れしかも循環水系全体にわたってスライム抑制効
果が高いスライム抑制方法、そのための添加剤及び冷却
水循環装置(冷却水循環系)を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスライム抑制方
法は、ヨウ素塩を含む冷却水にオゾン又は過酸化水素を
添加するものである。
【0012】本発明のスライム抑制用の添加剤は、ヨウ
素塩を含むことを特徴とするものであり、オゾン又は過
酸化水素が添加される冷却水系に用いられる。
【0013】本発明の冷却水循環装置は、ヨウ素塩を含
む冷却水添加剤の添加装置とオゾン又は過酸化水素の添
加装置とを備えたものである。
【0014】本発明は、ヨウ素塩を必要に応じ冷却水に
添加し、このヨウ素塩を含んだ水に酸化剤として過酸化
水素又はオゾンを添加し、これら酸化剤により、ヨウ化
物イオンを酸化し、殺菌力を持つ遊離ヨウ素を生成さ
せ、この遊離ヨウ素により微生物等を殺菌し、スライム
抑制効果を得るものである。スライム抑制に利用された
遊離ヨウ素は無害なヨウ化物イオンに還元される。この
ヨウ化物イオンは酸化剤により再び遊離ヨウ素になり、
再びスライム抑制に利用される。
【0015】この水中の遊離ヨウ素の濃度はでんぷんを
添加することで比色計を用いて容易に計測できるため、
遊離ヨウ素濃度の検出値に基づきオゾンや過酸化水素の
添加量を調節し、遊離ヨウ素濃度を制御することができ
る。
【0016】なお、前記特公昭63−16994号公報
の臭素の代りに本発明の通りヨウ素を用いた場合、次の
利点がある。
【0017】 ブロモホルム、クロロホルム、ブロモ
ジクロロメタン、ジブロモクロロメタン等のトリハロメ
タンの合計量は総トリハロメタンとして定義され、これ
らの物質は発ガン性物質として規制対象となっているの
に対し、ヨードホルムは医薬品として認められており、
規制対象物質ではない。 ヨードホルムや遊離ヨウ素はブロモホルムや遊離臭
素に比べ揮散しにくいので、冷却水系を循環している間
のヨウ素減少が少なく、ヨウ素塩の補充が少なくて済
む。 ヨウ化物イオン(または臭化物イオン)を遊離ヨウ
素(または遊離臭素)とするための酸化剤として過酸化
水素を使用する場合、臭化物イオンは遊離臭素とならな
いが、ヨウ化物イオンは過酸化水素で容易に遊離ヨウ素
となる。 遊離ヨウ素はでんぷんを加えると紫色を呈するため
検出が容易であり、濃度管理がしやすい。 遊離ヨウ素は、遊離臭素や遊離塩素に比べて酸化力
が低く反応性が乏しいので、有害な有機ハロゲン化合物
を生じさせにくい。
【0018】さらに、本発明は以下の利点がある。
【0019】 スライムコントロールに利用された遊
離ヨウ素は、ヨウ素イオンとなり無害なものとなる。こ
のヨウ化物イオンは塩化物イオンに比べ腐食性が比較的
低い。 遊離ヨウ素とする量だけヨウ化物イオンと、オゾン
又は過酸化水素を添加すれば良く、次亜塩素酸ソーダを
添加する場合のように余剰の食塩が混入しない。 酸化剤はオゾン又は過酸化水素であるが、このオゾ
ン又は過酸化水素は必要な分だけオンサイトで製造でき
るため、運搬、補充のメンテナンスが省力化できる。 オゾン、過酸化水素は優先的に循環水中のヨウ化物
イオンと反応して遊離ヨウ素などを生成するため、過剰
に注入する必要がない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0021】図1は実施の形態に係るスライム抑制方法
が適用された冷却水循環装置(循環水系)の系統図であ
る。
【0022】充填層1a及びファン1bを有した冷却塔
1内に循環水が散水器1cから散水される。冷却された
循環水は配管2、循環ポンプ3、配管4を介して熱交換
器5に導入され、冷却対象と熱交換し高温となる。この
循環水は配管6を介して前記冷却塔1の散水器1cに戻
る。この配管4にオゾン又は過酸化水素の注入管7が接
続され、オゾン又は過酸化水素の発生器8から供給され
るオゾン又は過酸化水素が循環水に添加される。
【0023】この実施の形態では、この注入管7と熱交
換器5との間及び冷却塔1直近の配管6にそれぞれスラ
イム測定箇所20,21を設定している。
【0024】前記冷却塔1には補給水の供給配管9が接
続されている。また、この冷却塔1にはスライム抑制剤
としてのヨウ素塩の溶液の注入配管10が接続されてい
る。この注入配管10には注入量制御弁10aが設けら
れている。
【0025】配管6の末端近傍には遊離ヨウ素の検出器
11が設置されており、この検出器11の検出信号の入
力を受けた制御器12によってオゾン又は過酸化水素の
発生器8と弁10aとが制御される。
【0026】このように構成された冷却水循環系におい
ては、冷却塔1内のヨウ素塩含有冷却水が配管4におい
てオゾン又は過酸化水素の添加を受けると遊離ヨウ素が
生じる。添加されたオゾン又は過酸化水素のうちヨウ化
物イオンの酸化に消費されなかった分は、配管4,6や
熱交換器5におけるスライム抑制に寄与する。
【0027】上記の遊離ヨウ素は、オゾンや過酸化水素
よりも自己分解しにくく、配管6の末端から冷却塔1内
あるいはさらに配管2にまで到達し、これらの機器、配
管におけるスライム発生を抑制する。配管6では、遊離
ヨウ素濃度が検出器11で検出され、この検出濃度値が
所定範囲となるようにオゾン又は過酸化水素発生器8と
ヨウ素塩溶液注入弁10aとが制御される。
【0028】上記のヨウ素塩としては、ヨウ化カリウ
ム,ヨウ化ナトリウム,ヨウ化リチウムなどが好ましい
が、中でもヨウ化ナトリウムあるいはヨウ化カリウムが
特に好ましい。なお、循環水中にはこのヨウ素塩の他に
防食剤やスケール防止剤を含有させても良い。
【0029】防食剤としては、正りん酸塩、重合りん酸
塩(ピロりん酸塩、トリポリりん酸塩、ヘキサメタりん
酸塩など)等のりん酸塩、ホスホン酸塩(ヒドロキシエ
チリデンジホスホン酸塩、ブタントリカルボキシモノホ
スホン酸塩、アミノトリメチレンホスホン酸塩など)、
二価金属塩(亜鉛塩、ニッケル塩など)、カルボン酸系
低分子量ポリマー(アクリル酸やマレイン酸系のカルボ
キシ基を有する水溶液の低分子量ポリマー)、亜硝酸
塩、クロム酸塩、アミン、アゾール類などが好適であ
り、その他、モリブデン酸塩、タングステン酸塩、有機
酸塩などをも用いることができる。スケール防止剤とし
ては、ホスホン酸塩(アミノトリメチレンホスホン酸
塩、ホスホノブタントリカルボン酸塩など)、ポリマー
(アクリル酸ホモポリマー,アクリル酸系コーポリマ
ー,アクリル酸系ターポリマー,無水マレイン酸系コー
ポリマーなど)、その他、リグニンスルホン酸ナトリウ
ムなどを用いることができる。
【0030】上記のオゾン又は過酸化水素の発生器8で
オゾンを発生させるには、空気、酸素ガス気相中で放電
させれば良い。このオゾン等の発生機構は既知であり、
発生器の市販品も多い。
【0031】過酸化水素を発生させるには、Spale
kらがかん液充填層電極による酸素還元による過酸化水
素の製造を報告している(Collection.Cz
ech.chem.commun 51 1883−1
898/1986)方式によれば良い。この過酸化水素
発生の反応式は以下の通りである。
【0032】O2+H2O+2e-→HO2 -+OH-HO2 -
+OH-+2H+→H22+H2O なお、遊離ヨウ素は溶性でんぷんと反応し、紫色に発色
することはよく知られている。上記の遊離ヨウ素検出器
11では、例えば、遊離ヨウ素を含む循環水の一部を取
り、でんぷんを添加後光電比色計に導くことで遊離ヨウ
素の濃度を検出する。この信号を電流や電圧信号に変換
して制御器12に入力し、オゾン又は過酸化水素発生器
8の電圧、電流を制御することによりオゾン又は過酸化
水素の発生量を制御することができる。
【0033】なお、遊離ヨウ素の濃度検出はORP(酸
化還元電位)の測定によって行っても良い。
【0034】本発明において、ヨウ素塩とオゾン又は過
酸化水素の添加量は、処理対策としての冷却水系の水質
や処理条件によって、十分なスライム抑制効果が得られ
るように適宜制御されるが、例えば、図1に示す冷却水
循環系であれば、冷却塔1の直近に設けた遊離ヨウ素検
出器11での遊離ヨウ素検出値が0.3〜5ppm程度
となるように、各々添加量を制御するのが好ましい。
【0035】
【実施例】以下、実施例及び比較例について説明する。
【0036】<実施例1>図1に示す冷却水循環系によ
ってスライム抑制の実験を行った。主な条件は次の通り
である。
【0037】冷却塔1としては保有水量300L、循環
水量40L/minの小型冷却塔を用いた。補給水は厚
木市水道水である。試験期間中の平均冷却塔入口温度は
40℃、出口温度は24℃であった。試験期間は4週間
である。
【0038】循環水中に亜鉛−リン酸系の防食剤を亜鉛
3ppm、リン酸5ppmとなるように添加した。循環
水中にはヨウ化カリウムを遊離ヨウ素に換算して5pp
mとなるように添加した。また、オゾンを、添加直後の
(即ち、オゾンが反応あるいは分解する前の状態で)冷
却水中のオゾン濃度が0.5ppmとなるように添加し
た。なお、熱交換器5の入口の遊離ヨウ素検出濃度は
1.3ppmであった。
【0039】この循環水中に試料サンプル(材質SS)
を浸漬し、4週間経過後の腐食による減量速度を測定し
た。また、図1の符号21,22で示す箇所における4
週間経過後のスライム付着量(3日間平均付着速度)を
計測した。これらの結果を表1に示す。
【0040】なお、検出器11で検出された冷却塔入口
での遊離ヨウ素の濃度は0.8ppmであり、遊離ヨウ
素の分解が少ないことが認められた。なお、遊離ヨウ素
の分解率は(1.3−0.8)/1.3×100≒40
%である。
【0041】<実施例2>オゾンの代わりに過酸化水素
を過酸化水素添加直後の濃度が0.35ppmとなるよ
うに添加したこと以外は実施例1と同様にして実験を行
った。その結果を表1に示す。なお、冷却塔入口での遊
離ヨウ素濃度は0.8ppmであり、一方、熱交換器入
口での遊離ヨウ素濃度は1.3ppmで遊離ヨウ素分解
率は約40%であった。
【0042】<比較例1>オゾンを、添加直後のオゾン
濃度が1ppmとなるように添加したこと、及びヨウ化
カリウムを全く添加しなかったこと以外は実施例1と同
様にして実験を行った。その結果を表1に示す。なお、
冷却塔入口でのオゾン濃度は0.05ppm以下であ
り、オゾンの分解率は95%以上ときわめて高いことが
認められた。
【0043】<比較例2>オゾン及びヨウ化カリウムを
全く添加せず、代わりに次亜塩酸ソーダをオゾンと同じ
く配管7から0.5ppmの割合で添加した。その結果
を表1に示す。なお、冷却塔入口での遊離塩素濃度は
0.2ppmであった。遊離塩素の分解率は約60%で
あった。
【0044】
【表1】
【0045】表1に示す通りオゾン単独添加(比較例
1)あるいは次亜塩酸ソーダ処理(比較例2)に比べて
実施例1,2の通りオゾン、過酸化水素とヨウ素との併
用により腐食性が低下することが認められる。また、オ
ゾン単独添加の比較例1では、配管末端ではスライム付
着量がかなり多くなるのに対し、実施例1,2では末端
の配管や機器にまでスライム抑制効果が十分に及ぶこと
が認められる。
【0046】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると循環水系の
全体においてスライムを十分に抑制することができる。
また、本発明の方法、装置及び添加剤は安全性に優れ、
循環水系のメンテナンスも容易である。本発明によると
冷却排水を節減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る循環水系の系統図である。
【符号の説明】
1 冷却塔 3 ポンプ 5 熱交換器 8 オゾン又は過酸化水素発生器 11 ヨウ素検出器 12 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 550 C02F 1/50 550C 550L

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨウ素塩を含む冷却水にオゾン又は過酸
    化水素を添加する冷却水系のスライム抑制方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記冷却水中のヨウ
    素濃度を検出し、この検出値に基づいてオゾン又は過酸
    化水素の添加量を制御することを特徴とする請求項1に
    記載のスライム抑制方法。
  3. 【請求項3】 オゾン又は過酸化水素が添加される冷却
    水系に用いられる、ヨウ素塩を含む冷却水添加剤。
  4. 【請求項4】 ヨウ素塩を含む冷却水添加剤の添加装置
    と、オゾン又は過酸化水素の添加装置とを備えてなる冷
    却水循環装置。
  5. 【請求項5】 オゾン又は過酸化水素の添加量を循環冷
    却水中の遊離ヨウ素濃度に基づいて制御する制御装置を
    備えたことを特徴とする請求項4の冷却水循環装置。
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