JP5545621B2 - 開放式循環冷却水系におけるシリカ系付着物の付着防止方法 - Google Patents
開放式循環冷却水系におけるシリカ系付着物の付着防止方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5545621B2 JP5545621B2 JP2009217271A JP2009217271A JP5545621B2 JP 5545621 B2 JP5545621 B2 JP 5545621B2 JP 2009217271 A JP2009217271 A JP 2009217271A JP 2009217271 A JP2009217271 A JP 2009217271A JP 5545621 B2 JP5545621 B2 JP 5545621B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- silica
- concentration
- acid
- circulating water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
(1)補給水中にシリカを多く含み、そのシリカ濃度が大きく変化する場合の循環水の管理には、冷却塔循環水のシリカ濃度の測定値の代わりに、シリカ濃度以外の水質分析値(例えば、電気伝導度やカルシウム硬度)から求めた循環水の濃縮度と被処理水系への補給水のシリカ濃度の積で定義される計算シリカ濃度を管理指標とする。
(2)シリカ系付着物の付着防止剤として、分子中のリン含量が15〜45%(PO4換算)であるホスホノカルボン酸を循環水に添加する。
(3)循環水の次亜臭素酸濃度が遊離残留臭素として0.02〜1.0mg/L(Cl2 換算)になるように次亜臭素酸を生成する化合物を循環水に添加する。
すなわち、請求項1に係る発明は、循環水中にケイソウが存在する開放式循環冷却水系において、(1)循環水の濃縮度と被処理水系への補給水のシリカ濃度の積で定義される計算シリカ濃度が、180mg/L以上であって200〜240mg/Lの範囲中から設定された特定の値以下になるように、被処理水系の排出水量あるいは補給水量の制御を行ないながら、(2)分子中のリン含量が15〜45%(PO4換算)であるホスホノカルボン酸を循環水に添加するとともに、(3)循環水の次亜臭素酸濃度が遊離残留臭素として0.02〜1.0mg/L(Cl2換算)になるように次亜臭素酸を生成する化合物を循環水に添加することを特徴とするシリカ系付着物の付着防止方法である。
本発明の、循環水中にケイソウが存在する開放式循環冷却水系におけるシリカ系付着物の生成機構は必ずしも明確ではないが、単細胞性の藻類であるケイソウ(珪藻)が、水に溶解しているシリカを取り込んで被殻を形成するとともに、粘着性の細胞外マトリックスを放出して、水中のシリカ微粒子を抱き込みながらシリカ粒子を凝集させてシリカの付着物を形成すると推察される。これに対して本発明のシリカ系付着物の付着防止方法では、循環水の計算シリカ濃度を180mg/L以上であって200〜240mg/Lの範囲中から設定された特定の値以下になるように維持しながら、循環水に添加された次亜臭素酸がケイソウの繁殖を抑制して、シリカの被殻への取り込みや細胞外マトリックスの放出を妨げる作用を示していると考えられる。一方、ホスホノカルボン酸はシリカ粒子の表面に吸着することによりシリカ粒子の付着防止作用を発揮して、ケイソウの被殻へのシリカの取り込みとシリカ粒子の凝集を妨げ、これらの作用が相乗的に機能して、シリカ付着物の形成と装置への付着を防止すると推察される。
本発明で使用されるホスホノカルボン酸は、分子中に1個のホスホノ基と1個以上のカルボキシル基を有する有機化合物であり、具体例として2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、亜リン酸とモノエチレン性不飽和カルボン酸の付加反応物、α−メチル−ホスホノコハク酸、1−ホスホノプロパン−2,3−ジカルボン酸、1−ホスホノプロパン−1,2,3−トリカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、2−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸などが挙げられる。
(ここでmは1〜5の範囲であり、M1、M2、M3、M4はそれぞれ独立に、水素、アルカリ金属を示す)
ここで、X1、X2は、それぞれ独立に臭素、塩素、水素であり、X1、X2の中のいずれか、あるいは両方が臭素である。R1、R2はそれぞれ独立に水素又はアルキル基であり、アルキル基の炭素数はそれぞれ独立に1〜6、好ましくは1〜4であり、かつR1とR2のアルキル基炭素数の合計が10以下、好ましくは6以下である。アルキル基の炭素数がこの範囲より大きい化合物は水に対する溶解度が低下するため好ましくない。具体的な例として、ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、ジブロモ−5,5−ジエチルヒダントイン、ブロモクロロ−5,5−ジエチルヒダントイン、ジブロモ−5−メチル−5−エチルヒダントイン、ブロモクロロ−5−メチル−5−エチルヒダントインなどが挙げられる。
(ここでRはカルボキシル基、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素、水酸基、ニトロ基、スルホン酸基、ホスホン酸基、アミノ基を示す)、
(6)式で示されるアルキル置換−1,2,3−ベンゾトリアゾール誘導体
(ここでR1は炭素数が1〜12のアルキル基、R2は水素、炭素数が1〜12のアルキル基、カルボキシル基、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素、水酸基、ニトロ基、スルホン酸基、ホスホン酸基、アミノ基を示す)
が挙げられるが、好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾール、1,2,3−メチルベンゾトリアゾールである。ここで、1,2,3−メチルベンゾトリアゾールは、トリルトリアゾールとして市販されているものが使用できる。
本発明の方法を評価するために用いた試験装置ならびに試験方法はJIS G0593−2002『水処理剤の腐食及びスケール防止評価試験方法』のオンサイト試験法.に準拠した。試験装置の概略を図1に示す。伝熱管として外径12.7mm、長さ510mmの炭素鋼鋼管STKM11A(JIS G3445)とステンレス鋼管SUS304(JIS G3448)とアルミニウム黄銅C6871(JIS H3300)を用いた。また、冷却塔1内の充填材21の下に1×30×50mmの寸法のステンレス鋼製試験片8(JIS G4304、SUS304製)を吊り下げた。
水槽2及び配管を含む系全体の水容量は62Lとし、水槽2の水温は25℃になるように水温制御装置9で制御した。試験用伝熱管評価部の線流速0.3m/sに相当する流量210L/hとなるように流量調整バルブ5で制御しながら循環ポンプ3で通水し、熱交換器7の熱流束は35kW/m2とした。冷却塔1は冷却能力1.8冷却トンの誘引通風向流接触型のものを使用した。冷却塔入口・出口の循環水の温度差は7℃、蒸発水量は2.0L/hであった。
循環水の酸化還元電位(ORP)を酸化還元電位測定用電極17で連続的に測定し、ORPの入力信号より酸化還元電位制御装置18を用いて0.15〜0.25mg/L(Cl2 換算)の遊離残留臭素濃度に相当するORPになるように水処理剤注入装置14と水処理剤注入装置15とを同時に制御した。
次亜塩素酸ソーダ用タンク19からの次亜塩素酸ソーダ水溶液(有効塩素1.5%Cl2 )と臭化物用タンク20からの臭化ナトリウムと塩酸混合水溶液は、注入ライン内で混合され、注入ライン内で次亜臭素酸を生成した。ここで、次亜塩素酸ソーダと臭化ナトリウムは、モル比が1:1となるように水処理剤注入装置14と水処理剤注入装置15の吐出量ならびに各処理剤の希釈濃度を設定した。また、次亜塩素酸ソーダと臭化ナトリウムの混合水溶液のpHが7〜8になるように、塩酸の希釈濃度を設定した。
初期処理で使用した水を全量排出し、水槽2に補給水12を新たに張り、所定濃度の被試験処理剤を添加して、循環ポンプ3を作動させた後、熱交換器7の熱負荷を開始した。熱負荷開始と同時に、前述の方法により次亜塩素酸ソーダと臭化ナトリウムの注入を開始した。所定の計算シリカ濃度に達した段階で、ブローダウンを開始して所定の計算シリカ濃度を維持した。ブローダウン開始と同時にブローダウン量に対して所定濃度の被試験処理剤を水処理剤注入装置13により添加した。試験期間は規定濃縮度到達後より14日間とした。
試験終了後、冷却塔内に取り付けた試験片8を取り出し、試験片表面の付着物量を測定し、また蛍光X線分析法により付着物中のシリカ含量を測定して、シリカ付着物量を式:
シリカ付着物量(mg)=試験片表面の付着物量(mg)×付着物中のシリカ含量(%)/100
により計算して求めた。
遊離残留臭素濃度の測定方法: 循環水10mLに対してグリシンを約0.01g加えて撹拌溶解して、速やかにHACH社製ポケット残留塩素計の10mLセルに入れ、ゼロ点調整をした。次いで、同じ10mLセルにHACH社製遊離塩素測定用DPD試薬(カタログNo.21055)を1袋入れて20秒間撹拌後、残留塩素計の測定ボタンを押して得られた値を遊離残留臭素濃度(mgCl2/L)とした。
被試験処理剤は、試験4の実施例に用いた処理剤は表1に、試験4の比較例に用いた処理剤は表2に示した。尚、表1、2に示した配合成分の配合量はすべて有効成分換算であり、その有効成分名は表3に示した。また、実施例20、21では、組成物ではなく配合に使用した成分を別個に添加しているが、この添加量も有効成分換算である。
ホスホノカルボン酸Dの調製方法:
マレイン酸の116gと水酸化ナトリウムの106gと亜リン酸の20.5gを水450gに溶解した溶液を95℃に加熱し維持した。次いで過硫酸ナトリウムの60gを水100gに溶解した溶液を8時間掛けて滴下した。その後、反応物を冷却して分子中のPO4含量が18%であるホスホノポリマレイン酸を得た。
ホスホノカルボン酸Eの調製方法:
マレイン酸の110gと47%水酸化ナトリウム水溶液の170gと水255gを含む溶液を加熱して還流下で、亜リン酸の61.5gと47%水酸化ナトリウム水溶液の125gを含む溶液を3時間掛けて滴下した。同時に過硫酸ナトリウムの67.9gと水116gを含む溶液3時間掛けて滴下した。滴下後、還流下では更に3時間加熱した。その後、反応物を冷却して分子中のPO4含量が42%であるホスホノコハク酸とホスホノポリマレイン酸の混合物を得た。
ホスホノカルボン酸Fの調製方法:
マレイン酸の116gと水酸化ナトリウムの106gと亜リン酸の11.3gを水450gに溶解した溶液を95℃に加熱し維持した。次いで過硫酸ナトリウムの60gを水100gに溶解した溶液を8時間掛けて滴下した。その後、反応物を冷却して分子中のPO4含量が10%であるホスホノポリマレイン酸を得た。
ホスホノカルボン酸Gの調製方法:
マレイン酸の110gと47%水酸化ナトリウム水溶液の170gと水255gを含む溶液を加熱して還流下で、亜リン酸の77.8gと47%水酸化ナトリウム水溶液の125gを含む溶液を3時間掛けて滴下した。同時に過硫酸ナトリウムの67.9gと水116gを含む溶液3時間掛けて滴下した。滴下後、還流下では更に3時間加熱した。その後、反応物を冷却して分子中のPO4含量が48%であるホスホノコハク酸を得た。
補給水12として大分工業用水を使用し、上記の試験装置ならびに試験方法を用いた試験1を行ったが、水処理剤注入装置14と水処理剤注入装置15は稼動させず、次亜塩素酸ソーダと臭化ナトリウムと塩酸の混合によって生成する次亜臭素酸を循環水系に添加せず、従って、酸化還元電位(ORP)による遊離残留臭素濃度の注入ポンプ制御も行わなかった。大分工業用水の水質は、多数のケイソウを含み、pH:7.2、電気伝導度:14.8mS/m、Ca硬度:27mg−CaCO3/L、Mg硬度:17mg−CaCO3/L、Mアルカリ度:38mg−CaCO3/L、 塩化物イオン:5mg/L、硫酸イオン:9mg/L、シリカ:45mg/Lであった。
比較例1〜3では大分工業用水をそのまま使用し、実施例1〜3では大分工業用水の全量をJIS K0101−1998の64.1(2)(h)に規定されたプランクトンネットでろ過後、使用した。このろ過により大分工業用水中のケイソウは取り除かれ、実施例1〜3の循環水中にケイソウは殆んど存在しなかった。また、上記の試験装置ならびに試験方法において該水質の大分工業用水を使用した場合の上限界シリカ濃度は240mg/Lであったので、試験1の計算シリカ濃度は230〜240mg/L以下になるように管理した。
補給水12として大分工業用水を使用し、上記の試験装置ならびに試験方法を用いた試験2を行った。大分工業用水の水質は、試験1と同じであり、プランクトンネットによるろ過は行わない。また、計算シリカ濃度の管理も試験1と同じであった。一方、水処理剤注入装置14と水処理剤注入装置15は稼動させ、次亜塩素酸ソーダと臭化ナトリウムと塩酸の混合によって生成する次亜臭素酸を循環水系に添加し、酸化還元電位(ORP)による遊離残留臭素濃度の注入ポンプ制御を行った。ただし、遊離残留臭素濃度の管理範囲は0.15〜0.25mg/L(Cl2 換算)固定ではなく、表5に示した濃度範囲で管理した。全ての実施例・比較例において使用した処理剤は組成物1であり、その添加量は50mg/Lであった。また、熱交換器7に設置した炭素鋼とアルミニウム黄銅の伝熱管の腐食の有無を目視により判定した。
補給水12として大分工業用水を使用し、上記の試験装置ならびに試験方法を用いた試験3を行った。大分工業用水の水質は、試験1と同じであり、プランクトンネットによるろ過は行わず、次亜臭素酸は循環水系に添加し、その遊離残留臭素濃度は0.15〜0.25mg/L(Cl2 換算)に管理した。水温制御装置9の設定を変えて水槽2の水温を変化させることにより、試験片8表面に流れる循環水の温度を変化させ、限界シリカ濃度を変化させた。変化させた限界シリカ濃度以下になるように計算シリカ濃度を管理した。全ての実施例・比較例において使用した処理剤は組成物1であり、その添加量は50mg/Lであった。また、熱交換器7に設置した炭素鋼とアルミニウム黄銅の伝熱管の腐食の有無、及びステンテス鋼管とアルミニウム黄銅の伝熱管の付着物の有無を目視により判定した。
補給水12として大分工業用水を使用し、上記の試験装置ならびに試験方法を用いた試験4を行った。大分工業用水の水質は、試験1と同じであり、プランクトンネットによるろ過は行わず、次亜臭素酸は循環水系に添加し、その遊離残留臭素濃度は0.15〜0.25mg/L(Cl2 換算)に管理した。また、計算シリカ濃度の管理も試験1と同じであった。また、実施例20、21では、水酸化ナトリウムを使用して循環水のpHを8.7に調整した。
利用することができる。
2 水槽
3 循環ポンプ
4 電気伝導度測定セル
5 流量調整バルブ
6 流量計
7 熱交換器
8 試験片
9 水温制御装置
10 ブローダウンポンプ
11 電気伝導度制御装置
12 補給水
13、14、15 水処理剤注入装置
16 処理剤タンク
17 酸化還元電位測定用電極
18 酸化還元電位制御装置
19 次亜塩素酸ソーダ用タンク
20 臭化物用タンク
21 充填材
Claims (4)
- 循環水中にケイソウが存在する開放式循環冷却水系において、(1)循環水の濃縮度と被処理水系への補給水のシリカ濃度の積で定義される計算シリカ濃度が、180mg/L以上であって200〜240mg/Lの範囲中から設定された特定の値以下になるように、被処理水系の排出水量あるいは補給水量の制御を行ないながら、(2)分子中のリン含量が15〜45%(PO4換算)であるホスホノカルボン酸を循環水に添加するとともに、(3)循環水の次亜臭素酸濃度が遊離残留臭素として0.02〜1.0mg/L(Cl2換算)になるように次亜臭素酸を生成する化合物を循環水に添加することを特徴とするシリカ系付着物の付着防止方法。
- 請求項1記載のシリカ系付着物の付着防止方法に加えて、更に(4)スルホン酸基含有ポリマーを循環水に添加することを特徴とするシリカ系付着物の付着防止方法。
- 請求項2記載のシリカ系付着物の付着防止方法に加えて、更に(5)オルトリン酸を生成する化合物及び/又はモリブデン酸塩を循環水に添加することを特徴とするシリカ系付着物の付着防止方法。
- 循環水中にケイソウが存在する開放式循環冷却水系において、(1)循環水の濃縮度と被処理水系への補給水のシリカ濃度の積で定義される計算シリカ濃度が、180mg/L以上であって200〜240mg/Lの範囲中から設定された特定の値以下になるように、被処理水系の排出水量あるいは補給水量の制御を行ないながら、(3)循環水の次亜臭素酸濃度が遊離残留臭素として0.02〜1.0mg/L(Cl2換算)になるように次亜臭素酸を生成する化合物を循環水に添加するとともに、(2)分子中のリン含量が15〜45%(PO4換算)であるホスホノカルボン酸にアルカリ金属水酸化物を加えてpH12.0以上に調整した組成物、又は、(2)分子中のリン含量が15〜45%(PO4換算)であるホスホノカルボン酸と(4)スルホン酸基含有ポリマーの混合物にアルカリ金属水酸化物を加えてpH12.0以上に調整した組成物、又は、(2)分子中のリン含量が15〜45%(PO4換算)であるホスホノカルボン酸と(4)スルホン酸基含有ポリマーと(5)オルトリン酸を生成する化合物及び/又はモリブデン酸塩との混合物にアルカリ金属水酸化物を加えてpH12.0以上に調整した組成物を循環水に添加することを特徴とするシリカ系付着物の付着防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009217271A JP5545621B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 開放式循環冷却水系におけるシリカ系付着物の付着防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009217271A JP5545621B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 開放式循環冷却水系におけるシリカ系付着物の付着防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011062667A JP2011062667A (ja) | 2011-03-31 |
JP5545621B2 true JP5545621B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=43949509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009217271A Active JP5545621B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 開放式循環冷却水系におけるシリカ系付着物の付着防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5545621B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5891791B2 (ja) * | 2011-12-29 | 2016-03-23 | ダイキン工業株式会社 | クーリングタワーシステム |
JP6996955B2 (ja) * | 2017-11-30 | 2022-01-17 | オルガノ株式会社 | 安定化次亜臭素酸組成物の濃度測定方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2716126B2 (ja) * | 1987-07-10 | 1998-02-18 | 日本シリカ工業株式会社 | スライム防除方法 |
JP2001048711A (ja) * | 1999-08-11 | 2001-02-20 | Dainippon Ink & Chem Inc | 冷却用水処理剤 |
JP4383614B2 (ja) * | 1999-12-21 | 2009-12-16 | 伯東株式会社 | 次亜塩素酸塩を含有する安定な水処理剤組成物 |
JP2002054894A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-02-20 | Ebara Corp | 開放循環冷却水系の水処理方法及びその装置 |
JP4788988B2 (ja) * | 2002-06-25 | 2011-10-05 | 株式会社片山化学工業研究所 | 水処理薬剤の濃度管理システムおよび濃度管理方法 |
JP4310731B2 (ja) * | 2003-06-10 | 2009-08-12 | 栗田工業株式会社 | 水処理方法 |
-
2009
- 2009-09-18 JP JP2009217271A patent/JP5545621B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011062667A (ja) | 2011-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010202893A (ja) | 腐食及びスケール防止用液体組成物ならびに腐食及びスケールの防止方法 | |
JP2012041606A (ja) | 腐食及びスケール防止用液体組成物ならびに腐食及びスケールの防止方法 | |
JP5946363B2 (ja) | 水系におけるシリカ系スケールの防止方法及びスケール防止剤、並びにシリカ系スケールを抑制するとともに金属の腐食を抑制する水処理方法及び水処理剤 | |
JP3928182B2 (ja) | 開放循環冷却水系の防食・防スケール方法 | |
JP5835967B2 (ja) | スライム剥離剤およびスライム剥離方法 | |
JP5901831B1 (ja) | スケール防止剤の製造方法及びスケール防止方法 | |
CZ20013966A3 (cs) | Způsob a kompozice k inhibici koroze ve vodných systémech | |
MXPA06003037A (es) | Uso de sales de cerio para inhibir deposicion de maganeso en sistemas de agua. | |
JP5800618B2 (ja) | スライム剥離方法 | |
JP5665524B2 (ja) | 水系における微生物障害を抑制する水系処理方法 | |
JP5680289B2 (ja) | 水処理剤および水処理方法 | |
JP5769369B2 (ja) | 水処理剤および水処理方法 | |
JP5128839B2 (ja) | 開放循環式冷却水系の水処理方法及び開放循環式冷却水系用水処理剤 | |
JP6169654B2 (ja) | 貯蔵安定性が改善された一液性の水処理剤組成物 | |
JP4959062B2 (ja) | 水系処理法 | |
Bhatia | Cooling water problems and solutions | |
JP5545621B2 (ja) | 開放式循環冷却水系におけるシリカ系付着物の付着防止方法 | |
US6001264A (en) | Water-treating agent and method for treating water | |
JP4361812B2 (ja) | 開放循環冷却水系の処理方法 | |
JP5823075B1 (ja) | 孔食抑制剤組成物及び孔食抑制方法 | |
JP4383614B2 (ja) | 次亜塩素酸塩を含有する安定な水処理剤組成物 | |
JP5686581B2 (ja) | 水処理剤及び水処理方法 | |
Dickinson et al. | Manganese-related corrosion and fouling in water systems | |
JP4467046B2 (ja) | 金属腐食抑制剤 | |
KR101072435B1 (ko) | 역삼투식 해수담수화 공정의 생산수로 인한 부식을 방지하는 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120718 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130509 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130513 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5545621 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |