JP2006145569A - 脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム及び反射板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルムは、脂肪族ポリエステル系樹脂およびルチル型酸化チタンを含有する樹脂組成物Bから形成されるB層の少なくとも一方の面に、脂肪族ポリエステル系樹脂、ルチル型酸化チタン以外の微粉状充填剤、および滑剤を含有し、かつルチル型酸化チタンを含まない樹脂組成物Aから形成されるA層を積層してなる。滑剤は、アクリル系滑剤、炭化水素系滑剤から選ばれた少なくとも1種からなることが好ましい。
【選択図】 なし。
Description
上記のような反射材には、高い反射率の他に、面光源内の輝度ばらつきを小さくするために極力低い反射指向性が求められている。
(2)ここで、前記滑剤は、アクリル系滑剤、炭化水素系滑剤から選ばれた少なくとも1種からなることが好ましい。
(3)前記滑剤の含有量は、前記樹脂組成物A中、0.05質量%以上、10質量%以下であることができる。
(4)また、前記ルチル型酸化チタン中のバナジウム含有量は5ppm以下であることが好ましい。
(5)さらに、前記ルチル型酸化チタンの表面が、シリカ、アルミナ、および、ジルコニアからなる群から選ばれる少なくとも1種類の不活性無機酸化物で被覆されていることが好ましい。
(6)本発明において、前記A層におけるルチル型酸化チタン以外の微粒状充填剤の含有量が、前記樹脂組成物A中、10質量%以上、60質量%以下であり、前記B層におけるルチル型酸化チタンの含有量が、前記樹脂組成物B中、10質量%以上、60質量%以下であることができる。
(7)ここで、前記微粉状充填剤は、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、および、シリカからなる群から選ばれる少なくとも1種類であることが好ましい。
(8)さらに、前記シリカの表面がジメチルシリコーン、アルキル変性シリコーン、フェニル変性シリコーン、シランカップリング剤、およびシラン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種類で被覆されていることが好ましい。
(9)また、前記脂肪族ポリエステル樹脂の屈折率は1.52未満であることが好ましい。
(10)さらに、前記脂肪族ポリエステル樹脂が乳酸系重合体であることが好ましい。
(11)本発明において、前記A層および前記B層はフィルム内部にそれぞれ独立に空隙率が50%以下となるように空隙を有することができる。
(12)また、前記A層の空隙率がB層の空隙率よりも高いことが好ましい。
(13)さらに、前記樹脂組成物Aおよび前記樹脂組成物Bを溶融製膜したフィルムを、少なくとも1軸方向に1.1倍以上延伸したフィルムであることができる。
(14)本発明の反射フィルムは、前記A層側から測定したときの光沢度が40%以下であることが好ましい。
(15)本発明の反射板は、上記いずれかの脂肪族ポリエステル系反射フィルムを備えていることを特徴とする。
およびこれらの混合品が挙げられる。
―(N=C=N−R−)n―
式中、nは1以上の整数を示し、Rは有機系結合単位を示す。例えば、Rは脂肪族、脂環族、芳香族のいずれかであることができる。また、nは、通常、1〜50の間で適当な整数が選択される。
(1)屈折率
樹脂の屈折率は、JIS K−7142のA法に基づいて測定した。
酸化チタンを、マイクロウェーブ試料分解装置内でフッ化水素酸により分解し、得られた溶液について、ICP発光分光分析装置を用いて定量分析を行った。
(A)平均粒径(シリカを除く)
(株)島津製作所製の型式「SS−100」の粉体比表面測定器(透過法)を用い、断面積2cm2、高さ1cmの試料筒に試料3gを充填して、500mm水柱で20ccの空気透過の時間より算出した。
(B)シリカの平均粒径
レーザー回折式粒度分布測定装置(「SALD−2000」、(株)島津製作所製)を用いて測定した。
延伸前のフィルムの密度(「未延伸フィルム密度」と表記する)と、延伸後のフィルムの密度(「延伸フィルム密度」と表記する)を測定し、下記式に代入してフィルムの空隙率を求めた。
空隙率(%)=
{(未延伸フィルム密度−延伸フィルム密度)/未延伸フィルム密度}×100
分光光度計(「U―4000」、(株)日立製作所製)に積分球を取付け、波長400,550および700nmの光に対する反射率を測定した。
なお測定前に、アルミナ白板の反射率が100%になるように光度計を設定した。
JIS Z−8741に準じて、入射角、受光角を60°に合わせて、フィルムの光沢度を測定した。測定には、「デジタル変角光沢計 UGV−5DP型」(スガ試験機社製)を使用した。
反射フィルム生産時に、口金リップ部のメヤニ付着状態とフィルム表面のブツ発生状態を観察して、下記評価基準に基づいてメヤニ、ブツ防止性の評価を行った。ただし、記号「◎」、「○」、および「△」は実用レベル以上である。
評価基準:
◎ 生産開始9時間後も、リップ部にメヤニはなく、フィルム表面にもブツがない。
○ 生産開始6時間後も、リップ部にメヤニはなく、フィルム表面にもブツがない。
△ 生産開始6時間後に、リップの一部にメヤニが見られるが、フィルム表面にはまだブツは見られない。
× 生産開始3時間後で、リップ部全幅に亘ってメヤニが見られ、フィルム表面に滴状のブツが見られる。
温度60℃、相対湿度95%RHに保持した恒温恒湿槽内で、フィルムを1000時間放置した後、フィルムを構成する脂肪族ポリエステル系樹脂の重量平均分子量を測定した。測定値を下記式に代入し、分子量保持率(%)を求め、下記評価基準に基づいて耐加水分解性の評価を行った。ただし、記号「○」および「△」は実用レベル以上である。
分子量保持率(%)=(放置後重量平均分子量/放置前重量平均分子量)×100
評価基準:
○ 分子量保持率が90%以上の場合
△ 分子量保持率が60%以上、90%未満の場合
× 分子量保持率が60%未満の場合
サンシャインウェザーメーター試験器(水の間欠噴霧なし)内で、フィルムに紫外線を1,000時間照射する。その後、フィルムの表面を肉眼で観察し、視覚判断によりフィルム表面の色目が白色であるものを「白」、黄味がかかっているものを「黄」と表示した。
また、紫外線照射後のフィルムについても、上記(5)の測定方法にしたがって、反射率(%)を測定した。
直角曲げ(R=0mm)、スクリュー密着曲げ、井型エリクセン(5mm)の3項目について、下記評価基準に基づいて評価を行った。
評価基準:
○ フィルム剥がれがない
× フィルム剥がれがある。
上記(5)の測定方法にしたがって、反射率(%)を測定した。
(A層用樹脂組成物の作製)
重量平均分子量20万の乳酸系重合体(NW4032D:カーギルダウポリマー社製/D体含有量1.5%)のペレットと平均粒径が0.7μmの硫酸バリウム(B−55;堺化学工業社製)および所定の滑剤を48.3質量%/50質量%/1.7質量%の割合で混合して混合物を形成した。この混合物100質量部に対して、加水分解防止剤(ビス(ジプロピルフェニル)カルボジイミド)を2.5質量部添加して混合した後、二軸押出機を用いてペレット化して、いわゆるマスターバッチを作製した。このマスターバッチと乳酸系重合体とを60質量%/40質量%の割合で混合し、樹脂組成物Aを作製した。その後、樹脂組成物を220℃に加熱された押出機Aに供給した。
(B層用樹脂組成物の作製)
重量平均分子量20万の乳酸系重合体(NW4032D:カーギルダウポリマー社製/D体含有量1.5%)のペレットと平均粒径が0.25μmのルチル型結晶形酸化チタン(タイペークPF−711;石原産業社製)を50質量%/50質量%の割合で混合して混合物を形成した。この混合物100質量部に対して、加水分解防止剤(ビス(ジプロピルフェニル)カルボジイミド)を2.5質量部添加して混合した後、二軸押出機を用いてペレット化して、いわゆるマスターバッチを作製した。このマスターバッチと乳酸系重合体とを60質量%/40質量%の割合で混合し、樹脂組成物Bを作製した。その後、樹脂組成物を220℃に加熱された押出機Bに供給した。
(フィルムの作製)
押出機A及び押出機Bから、溶融状態の樹脂組成物A及び溶融状態の樹脂組成物Bのそれぞれを、Tダイを用いてA層/B層/A層の3層構成となるようにシート状に押出し、冷却固化してフィルムを形成した。得られたフィルムを、温度65℃で、MDに2.5倍、TDに2.8倍の二軸に延伸した後、140℃で熱処理し、厚さ250μm(A層:20μm,B層:210μm)の反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、空隙率、光沢度、ブツ・メヤニ防止性、紫外線照射前の反射率と紫外線照射後の反射率、黄変防止性、耐加水分解性、反射板加工性、反射板反射率の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
実施例1において、平均粒径が0.7μmの硫酸バリウム(B−55;堺化学工業社製)の替わりに、平均粒径が1.1μmの炭酸カルシウム(μ−パウダー3S;備北粉加工業社製)を用いた以外は、実施例1と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例1と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
実施例1において、樹脂組成物Aを次のとおり作製した以外は、実施例1と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例1と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
(A層用樹脂組成物Aの作製)
重量平均分子量20万の乳酸系重合体(NW4032D:カーギルダウポリマー社製/D体含有量1.5%)のペレット、平均粒径が0.16μmの酸化チタン(タイペークA−220;石原産業社製)、平均粒径が4μmのシリカ(サイロホービック702;富士シリシア化学社製、アルキル変性シリコーンによる表面被覆処理あり)、および所定の滑剤を48.8質量%/43質量%/6.5質量%/1.7質量%の割合で混合して混合物を形成した。この混合物100質量部に対して、加水分解防止剤(ビス(ジプロピルフェニル)カルボジイミド)を2.5質量部添加して混合した後、二軸押出機を用いてペレット化して、いわゆるマスターバッチを作製した。このマスターバッチと乳酸系重合体とを60質量%/40質量%の割合で混合し、樹脂組成物Aを作製した。
実施例3において、平均粒径が4μmのシリカ(サイロホービック702;富士シリシア化学社製)の替わりに、平均粒径が8μmのシリカ(サイロホービック4004;富士シリシア化学社製、アルキル変性シリコーンによる表面被覆処理あり)を用いた以外は、実施例3と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例3と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
実施例1において、表1に示すとおり滑剤の種類を変更した以外は、実施例1と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例1と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
実施例1において、表1に示すとおり滑剤の種類を変更した以外は、実施例1と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例1と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
実施例1において、表1に示すとおり滑剤の種類を変更した以外は、実施例1と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例1と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
実施例1のA層用およびB層用樹脂組成物の作製において、乳酸系重合体を用いる替わりにポリエチレンテレフタレートのペレットを用いて、さらに加水分解防止剤の添加量は0質量部とした。またA層用樹脂組成物の作製において、ポリエチレンテレフタレート、ルチル型酸化チタンおよび所定の滑剤を50質量%/50質量%/0質量%の割合で混合した。さらにフィルムの製膜において、押出機の加熱温度を280℃、延伸温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例1と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
実施例1のA層用樹脂組成物の作製において、乳酸系重合体、硫酸バリウムおよび所定の滑剤を48.3質量%/50質量%/1.7質量%の割合で混合する替わりに、乳酸系重合体、ルチル型酸化チタンおよび所定の滑剤を50質量%/50質量%/0質量%の割合で混合した以外は、実施例1と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例1と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
実施例1のA層用樹脂組成物の作製において、乳酸系重合体、硫酸バリウムおよび所定の滑剤を48.3質量%/50質量%/1.7質量%の割合で混合する替わりに、50質量%/50質量%/0質量%の割合で混合した以外は、実施例1と同様にして、厚さ250μmの反射フィルムを得た。得られた反射フィルムについて、実施例1と同様の測定および評価を行った。その結果を表1〜表3に示す。
次の手順で、実施例1で得られた反射フィルムを亜鉛メッキ鋼板(厚み0.45mm)に被覆して反射板を得た。反射フィルムを貼り合わせる鋼板表面に、市販されているポリエステル系接着剤を、乾燥後の接着剤膜厚が2〜4μm程度になるように塗布した。次いで赤外線ヒーターおよび熱風加熱炉により塗布面の乾燥および加熱を行い、鋼板の表面温度を180℃に保持しつつ、直ちにロールラミネーターを用いて、反射フィルムを被覆、冷却することにより、反射板を得た。得られた反射板について加工性、反射率の測定及び評価を行った。その結果を表4に示す。
実施例8において、鋼板の表面温度を180℃に保持する替わりに、220℃に保持した以外は、実施例8と同様にして、反射板を得た。得られた反射板について、実施例8と同様の測定および評価を行った。その結果を表4に示す。
微粉状充填剤種類
α:B−55;堺化学工業社製硫酸バリウム
β:μ−パウダー3S;備北粉加工業社製炭酸カルシウム
γ:タイペークA−220;石原産業社製アナタース型結晶形酸化チタン
δ:サイロホービック702;富士シリシア化学社製シリカ(アルキル変性シリコーンによる表面被覆処理あり)
ε:サイロホービック4004;富士シリシア化学社製シリカ(アルキル変性シリコーンによる表面被覆処理あり)
滑剤
ア:メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/ブチルメタクリレート共重合系滑剤
イ:メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/スチレン共重合系滑剤
ウ:ポリエチレンワックス系滑剤
エ:エステル(ステアリルステアレート)系滑剤
Claims (15)
- 脂肪族ポリエステル系樹脂およびルチル型酸化チタンを含有する樹脂組成物Bから形成されるB層の少なくとも一方の面に、脂肪族ポリエステル系樹脂、ルチル型酸化チタン以外の微粉状充填剤、および滑剤を含有し、かつルチル型酸化チタンを含まない樹脂組成物Aから形成されるA層を積層してなることを特徴とする脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム。
- 前記滑剤がアクリル系滑剤、炭化水素系滑剤から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1記載の脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム。
- 前記滑剤の含有量が、前記樹脂組成物A中、0.05質量%以上、10質量%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム。
- 前記ルチル型酸化チタン中のバナジウム含有量が5ppm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系反射フィルム。
- 前記ルチル型酸化チタンの表面が、シリカ、アルミナ、および、ジルコニアからなる群から選ばれる少なくとも1種類の不活性無機酸化物で被覆されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系反射フィルム。
- 前記A層におけるルチル型酸化チタン以外の微粒状充填剤の含有量が、前記樹脂組成物A中、10質量%以上、60質量%以下であり、前記B層におけるルチル型酸化チタンの含有量が、前記樹脂組成物B中、10質量%以上、60質量%以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム。
- 前記微粉状充填剤が、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、および、シリカからなる群から選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム。
- 前記シリカの表面がジメチルシリコーン、アルキル変性シリコーン、フェニル変性シリコーン、シランカップリング剤、およびシラン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種類で被覆されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム。
- 前記脂肪族ポリエステル樹脂の屈折率が1.52未満であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系反射フィルム。
- 前記脂肪族ポリエステル樹脂が乳酸系重合体であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系反射フィルム。
- 前記A層および前記B層はフィルム内部にそれぞれ独立に空隙率が50%以下となるように空隙を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の反射フィルム。
- 前記A層の空隙率がB層の空隙率よりも高いことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の反射フィルム。
- 前記樹脂組成物Aおよび前記樹脂組成物Bを溶融製膜したフィルムを、少なくとも1軸方向に1.1倍以上延伸したフィルムであることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の反射フィルム。
- 前記A層側から測定したときの光沢度が40%以下であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項記載の脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム。
- 請求項1から14のいずれか1項に記載の脂肪族ポリエステル系反射フィルムを備えていることを特徴とする反射板。
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