JP4791028B2 - 光反射体及び光反射体の製造方法 - Google Patents
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従って、本発明の光反射体は、パソコンやテレビなどのディスプレイ、照明器具、照明看板等の反射板等として好適であるばかりか、光反射体を成形加工してなるリフレクターと呼ばれる部材を含む液晶表示装置用バックライト装置としても好適に用いることができる。
ここで、主成分と言うのは、当該成分の機能を妨げない限りにおいて、それ以外の成分を含むことを許容する意であり、主成分の含有割合は特に制限されないが、各層において主成分が50質量%以上、中でも70質量%以上、特に80質量%以上、殊更90質量%以上を占めるのが好ましい。
本実施形態に係る反射フィルムを構成するA層は、主に反射フィルムの光反射性を付与する層であって、例えば、フィルムを積層したり、薄膜状の層を製膜したりして形成することができる。
以下、A層を構成する脂肪族ポリエステル系樹脂について説明する。
脂肪族ポリエステル系樹脂としては、化学合成されたもの、微生物により発酵合成されたもの、及び、これらの混合物を用いることができる。
化学合成された脂肪族ポリエステル系樹脂としては、ポリε−カプロラクタム等、ラクトンを開環重合して得られる脂肪族ポリエステル系樹脂、ポリエチレンアジペート、ポリエチレンアゼレート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンアジペート、ポリブチレンアゼレート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、ポリテトラメチレンサクシネート、シクロヘキサンジカルボン酸/シクロヘキサンジメタノール縮合体等、二塩基酸とジオールとを重合して得られる脂肪族ポリエステル系樹脂、ポリ乳酸、ポリグリコール等ヒドロキシカルボン酸を重合して得られる脂肪族ポリエステル系樹脂、前記脂肪族ポリエステルのエステル結合の一部、例えば全エステル結合の50%以下がアミド結合、エーテル結合、ウレタン結合等に置き換えられた脂肪族ポリエステルを挙げることができる。
また、微生物により発酵合成された脂肪族ポリエステル系樹脂としては、ポリヒドロキシブチレート、ヒドロキシブチレートとヒドロキシバリレートとの共重合体等を挙げることができる。
脂肪族ポリエステル系樹脂は、分子鎖中に芳香環を含まないので紫外線吸収を起こさない。従って、液晶表示装置等の光源から発せられる紫外線によって光反射体を構成するA層が劣化、黄変することがなく、光反射性が経時的に低下することが少ない。
脂肪族ポリエステル系樹脂と微粉状充填剤との屈折率の差は、0.15以上であることが好ましく、0.20以上であれば更に好ましい。
脂肪族ポリエステル系樹脂の屈折率が1.52未満であれば、微粉状充填剤の屈折率との差が0.15以上の条件を確保することが容易であり、組み合わせられる微粉状充填剤の種類も豊富になる。
次に、A層に含有される微粉状充填剤について説明する。
有機質微粉体としては、木粉、パルプ粉等のセルロース系粉末や、ポリマービーズ、ポリマー中空粒子等から選ばれた少なくとも一種が好ましい。
無機質微粉体としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化チタン、アルミナ、水酸化アルミニウム、ヒドロキシアパタイト、シリカ、マイカ、タルク、カオリン、クレー、ガラス粉、アスベスト粉、ゼオライト、珪酸白土等から選ばれた少なくとも一種が好ましい。得られる光反射体の光反射性を勘案すれば、脂肪族ポリエステル系樹脂との屈折率差が大きいものが好ましく、すなわち、無機質微粉体としては屈折率が大きいもの、基準としては1.6以上が好ましい。具体的には、屈折率が1.6以上である炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛を用いることがさらに好ましく、これらの中でも酸化チタンが特に好ましい。酸化チタンを用いることにより、より少ない充填量で光反射体に高い反射性能を付与することができ、また、薄肉でも高い反射性能の光反射体を得ることができる。
ここで、高純度酸化チタンとは、可視光に対する光吸収能が小さい酸化チタン、すなわち、バナジウム、鉄、ニオブ、銅、マンガン等の着色元素の含有量が少ないものの意である。本発明では、酸化チタンに含まれるバナジウムの含有量が5ppm以下である酸化チタンを高純度酸化チタンと称すことにする。
表面処理剤としては、例えば、酸化チタンの表面をシロキサン化合物、シランカップリング剤等から選ばれた少なくとも一種類の無機化合物を用いることができ、これらを組み合わせて用いることもできる。さらに、シロキサン化合物、シランカップリング剤、ポリオール及びポリエチレングリコールからなる群から選ばれた少なくとも一種の有機化合物等を用いることができる。また、これらの無機化合物と有機化合物とを組み合わせて用いてもよい。
A層は、内部に空隙を有していてもよい。空隙を有していれば、脂肪族ポリエステル系樹脂と微粉状充填剤との屈折率差による屈折散乱のほか、脂肪族ポリエステル系樹脂と空隙(空気)、微粉状充填剤と空隙(空気)との屈折率差による屈折散乱からも反射性能を得ることができる。
例えば、A層が空隙を有さない場合(すなわち、空隙率=0%)であっても、微粉状充填剤として酸化チタンを用いれば、高い光反射性を得ることができる。これは、脂肪族ポリエステル系樹脂と酸化チタンとの屈折率差による屈折散乱が大きいことと共に、酸化チタンの隠蔽力が高いことに起因すると推察される。
本実施形態に係る光反射体を構成するA層は、本発明の効果を損なわない範囲内で上記以外の樹脂を含有していてもよい。
また、本発明の効果を損なわない範囲内で、加水分解防止剤、酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤、滑剤、分散剤、紫外線吸収剤、白色顔料、蛍光増白剤、及びその他の添加剤を含有していてもよい。
―(N=C=N−R−)n―
式中、nは1以上の整数を示し、Rは有機系結合単位を示す。例えば、Rは脂肪族、脂環族、芳香族のいずれかであることができる。また、nは、通常、1〜50の間で適当な整数が選択される。
具体的には、例えば、ビス(ジプロピルフェニル)カルボジイミド、ポリ(4,4’−ジフェニルメタンカルボジイミド)、ポリ(p−フェニレンカルボジイミド)、ポリ(m−フェニレンカルボジイミド)、ポリ(トリルカルボジイミド)、ポリ(ジイソプロピルフェニレンカルボジイミド)、ポリ(メチル−ジイソプロピルフェニレンカルボジイミド)、ポリ(トリイソプロピルフェニレンカルボジイミド)等、及び、これらの単量体が、カルボジイミド化合物として挙げられる。これらのカルボジイミド化合物は、単独で使用しても、あるいは、二種以上組み合わせて使用してもよい。
本実施形態に係る光反射体を構成するB層は、主に、A層と金属板との密着性を付与する層である。
以下、B層を構成するポリエステル樹脂接着層について説明する。
また、脂肪族ポリエステル系樹脂としては、前記の如く例示した化学合成された脂肪族ポリエステル系樹脂、微生物により発酵合成された脂肪族ポリエステル系樹脂、及び、これらの混合物を用いることができる。
芳香族ポリエステル系樹脂や脂肪族ポリエステル系樹脂は、上に例示したものに限定されるものではなく、中でも好ましいのは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、乳酸系重合体である。
共重合ポリエステル系樹脂中のエステルの繰り返し単位として、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン酸、シュウ酸、コハク酸、ダルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ドデカジオン酸等の中から選ばれる一種、又は二種以上の酸成分と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタジオール、1,6−ヘキサジオール等の中から選ばれる一種、又は二種以上の多価アルコールからなる共重合ポリエステル系樹脂を挙げることができる。中でも好ましいのは、酸成分としてはイソフタル酸、テレフタル酸であり、多価アルコールではエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールを含有する共重合体からなるフィルムである。
なお、ここでいう融点は、示差走査熱量測定(DSC)によって測定した値である。
なお、ここでいう融解熱量は、示差走査熱量測定(DSC)によって測定した値である。
本実施形態に係る光反射体を構成するB層は、本発明の効果を損なわない範囲内で上記以外の樹脂を含有していてもよい。
また、本発明の効果を損なわない範囲内で、加水分解防止剤、酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤、滑剤、分散剤、紫外線吸収剤、白色顔料、蛍光増白剤、及びその他の添加剤を含有していてもよい。
滑剤としては、いわゆる内部滑剤、外部滑剤を用いることができる。例えば、脂肪酸系滑剤、アルコール系滑剤、脂肪族アマイド系滑剤、エステル系滑剤等の内部滑剤や、アクリル系滑剤、炭化水素系滑剤等の外部滑剤が挙げられ、好ましくはアクリル系滑剤、炭化水素系滑剤を添加するとよい。また、例示した滑剤を任意に組み合わせて用いてもよい。
上記アクリル系滑剤の分子量は、重量平均分子量で5万以上、300万以下が好ましく、10万以上、100万以下がさらに好ましい。
以下、本実施形態に係る光反射板を構成する金属板について説明する。
本実施形態で用いる金属板としては、リフレクターを使用する液晶表示装置の種類に応じて、厚さ0.05mm〜0.4mmのステンレス鋼板、厚さ0.1〜0.6mmのアルミニウム合金、厚さ0.2〜0.4mmの黄銅板を挙げることができるが、これに限定されるものではない。
表面処理としては、化学処理、放電処理、電磁波照射処理を挙げることができる。化学処理としては、シランカップリング剤処理、酸処理、アルカリ処理、オゾン処理、イオン処理等の処理法を挙げることができる。放電処理としては、コロナ放電処理、グロー放電処理、アーク放電処理、低温プラズマ処理等の処理法を挙げることができる。電磁波照射処理としては、紫外線処理、X線処理、ガンマ線処理、レーザー処理等の処理法を挙げることができる。中でも、シランカップリング剤処理は、特に無機物(金属板)と有機物(微粉含有ポリエステル層)との接着性を向上させる効果が高く、また、コロナ放電処理は、大気圧下で効果的に接着性を向上させることができるため好ましい。
エポキシ樹脂の分子量は、300〜3000程度、エポキシ等量は150〜3200のものが好適である。
本実施形態に係る反射フィルムは、高い反射性能を有するA層と金属板との間に、密着力の高いB層を介在させる(積層構成:A層/B層/金属板)ことで、夫々の層の特徴を併せ持つこととなり、例えば、加熱環境下での寸法安定性や成型加工可能な機械的強度を確保することができる。積層方法を例示すると、予め、A層及びB層をフィルムに形成し、それを金属板に積層し熱融着するようにしてもよい。
A層の厚さは、50μm〜250μmであることが好ましい。B層の厚さは、5μm〜100μmであることが好ましい。
本実施形態に係る光反射板は、波長550nmの光に対する反射使用面側から測定した反射率が95%以上であることが好ましく、97%以上であることがさらに好ましい。反射率が95%以上であれば、良好な反射特性を示し、液晶ディスプレイ等の画面に充分な明るさを与えることができる。
例えば、自動車用カーナビゲーションシステム、車載用小型テレビ等の反射板として組み込まれる場合には、夏場の炎天下の車内温度を鑑みて、高温環境下でも波打やシワの発生を抑える必要がある。すなわち、耐熱性、加熱環境下での寸法安定性が要求される。従って、前記の如く、120℃で5分間放置されたときの熱収縮率が10%以下であれば、A層及びB層の平面性を維持し得る寸法安定性を確保し、金属板と剥離することもないため好ましい。
本実施形態に係る光反射体は、以上のように高度な反射性能と高い耐熱性を兼ね備えていることから、パソコンやテレビなどのディスプレイ、照明器具、照明看板等の反射板として好適であるばかりか、光反射体を成形加工してなるリフレクターと呼ばれる部材としても好適に用いることができる。
本実施形態に係る光反射板は、予め、A層及びB層を夫々フィルム状に形成しておき、これを金属板上に積層するようにして製造することができる。
以下、本実施形態に係る光反射体の製造方法について説明するが、下記製造法に何等限定されるものではない。
なお、脂肪族ポリエステル系樹脂と、微粉状充填剤、加水分解防止剤等とを別々のフィーダー等により所定量を添加することによって樹脂組成物Aを得ることもできる。また、予め、脂肪族ポリエステル系樹脂に微粉状充填剤、加水分解防止剤等を高濃度に配合した、いわゆるマスターバッチを作っておき、このマスターバッチと脂肪族ポリエステル系樹脂を混合して所望の濃度の樹脂組成物Aとすることもできる。
押出温度等の条件は、分解によって分子量が低下すること等を考慮して設定されることが必要であり、例えば、押出温度は、脂肪族ポリエステル系樹脂に乳酸系重合体を用いた場合であれば、170℃〜230℃の範囲が好ましい。
溶融した樹脂組成物AをTダイのスリット状の吐出口から押し出し、冷却ロールに密着固化させてキャストシート(未延伸状態)を形成し、フィルムAを得る。
二軸延伸の延伸順序は特に制限されることはなく、例えば、同時二軸延伸でも逐次延伸でも構わない。延伸設備を用いて、溶融製膜した後、ロール延伸によってMDに延伸した後、テンター延伸によってTDに延伸してもよいし、チューブラー延伸等によって二軸延伸を行ってもよい。
フィルム状のA層の熱処理温度は90〜160℃であることが好ましく、110〜140℃であることがさらに好ましい。熱処理に要する処理時間は、好ましくは1秒〜5分である。また、延伸設備等については特に限定はないが、延伸後に熱固定処理を行うことができるテンター延伸を行うことが好ましい。
次に、前記の如く作製したフィルムAを、B層を構成するポリエステル系樹脂からなるフィルムBを介して、金属板上に積層して光反射体を製造する。
積層する方法としては、金属板上にフィルムB、フィルムAの順に重ね、この状況で加熱加圧ロールに供給し熱融着する方法を挙げることができる。この際、熱融着する温度は、密着力の点から、140℃〜280℃の温度範囲で行うことが好ましく、150℃〜210℃の温度範囲がさらに好ましい。
なお、金属板の表面温度が、A層及びB層を構成する樹脂の融点程度となるように加熱し、ゴムロールにより熱融着することもできる。
(1)密着性:JIS Z2247に準拠した描画エリクセン試験機により、4mm押出した際に金属薄板からフィルムの剥離が認められるか否かを目視観察する方法で、フィルムの剥離が認められないものを○ 、実用上問題が無い程度のものを△、フィルムの剥離が認められるものを×と判定した。
重量平均分子量20万の乳酸系重合体(NW4032D:カーギルダウポリマー社製、L体:D体=98.5:1.5、屈折率n=1.46)70質量部に、平均粒径0.25μmの酸化チタン(タイペークPF740:石原産業社製、バナジウム含有量1ppm、アルミナ、シリカ、ジルコニアによる表面処理済)22.5質量部、及び硫酸バリウム7.5質量部の割合で混合した樹脂組成物を、220℃に設定された押出機で溶融し、押出し、キャストロールで冷却し、厚さ188μmのキャストシートを得た。次いで、該キャストシートとステンレス鋼板(厚さ100μm、SUS304)との間に、テレフタル酸−イソフタル酸ポリエステル共重合体(共重合PET)からなる厚さ15μmのフィルムを介在させ、表1に示すような種々の表面温度で熱融着し、厚さ約0.3mmの光反射体を得た。この光反射体について、上記の密着性、反射率評価を行った。試験1の熱融着温度、及び評価結果を表1に示す。
試験1のテレフタル酸−イソフタル酸ポリエステル共重合体に換えて、種々のポリエステル系樹脂、又は種々のポリオレフィン系樹脂を接着層に用いた以外は実施例1と同様に、光反射体を得、この光反射体について密着性評価を行った。なお、熱融着温度は、接着層に使用した樹脂に適した温度とした。試験2の熱融着温度、及び評価結果を表2に示す。
(ポリエステル系樹脂)
試験番号7.テレフタル酸−イソフタル酸共重合ポリエステル(共重合PET)
試験番号8.乳酸系重合体(PLA)
試験番号9.低結晶性乳酸系重合体(A−PLA)
試験番号10.ポリブチレンテレフタレート(PBT)
(ポリオレフィン系樹脂)
試験番号11.エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
試験番号12.ポリプロピレン(PP)
試験番号13.ポリエーテルスルホン(PES)
Claims (16)
- 脂肪族ポリエステル系樹脂及び微粉状充填剤を含有してなるA層を、ポリエステル樹脂を含有してなるポリエステル樹脂接着層(B層)を介して、金属板の片面若しくは両面に積層してなる構成を備え、反射使用面側にA層が配設されることを特徴とする光反射体。
- A層の脂肪族ポリエステル系樹脂の屈折率が、1.52未満であることを特徴とする請求項1に記載の光反射体。
- A層の脂肪族ポリエステル系樹脂が、乳酸系重合体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光反射体。
- 微粉状充填剤は、A層全体の質量に対して10質量%〜60質量%の割合で含有されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光反射体。
- 微粉状充填剤は、酸化チタンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光反射体。
- 微粉状充填剤は、バナジウム含有量が5ppm以下の酸化チタンであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光反射体。
- 微粉状充填剤は、酸化チタンであり、その表面がシリカ、アルミナ、及びジルコニアの群から選ばれる少なくとも1種類の不活性無機酸化物で被覆されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の光反射体。
- B層を構成するポリエステル樹脂接着層は、融点80℃〜270℃のポリエステル系樹脂を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光反射体。
- B層を構成するポリエステル樹脂接着層は、乳酸系重合体を含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光反射体。
- B層を構成するポリエステル樹脂接着層は、乳酸系重合体を含有する層であって、B層を構成する乳酸系重合体の融解熱量が、A層を構成する脂肪族ポリエステル系樹脂の融解熱量より小さいことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光反射体。
- B層を構成するポリエステル樹脂接着層は、エステルの繰り返し単位が一種以上の酸成分と一種以上の多価アルコール成分とからなる共重合ポリエステル系樹脂からなる層を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光反射体。
- B層と金属板との間に、エポキシ樹脂、脂肪酸又はヒドロキシ置換フェノールからなる薄膜を300℃〜500℃の範囲で熱処理した熱変性被膜層を介在してなる構成を備えた請求項1〜11のいずれかに記載の光反射体。
- B層は、微粉状充填剤を含有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の光反射体。
- 脂肪族ポリエステル系樹脂及び微粉状充填剤を含有してなるフィルムAを、ポリエステル樹脂を含有してなるフィルムBを介して、金属板の片面若しくは両面に熱融着して積層することを特徴とする光反射体の製造方法。
- 上記の熱融着の温度が140℃〜280℃であることを特徴とする請求項14に記載の光反射体の製造方法。
- 請求項1〜13のいずれかに記載の光反射体を用いた液晶表示装置用バックライト装置。
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