JP2006141279A - 即席春雨およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 茹で工程での溶出や調理後の湯伸び、ふやけを抑制するこができ、喫食時に適度な腰があって歯ごたえのある食感をもたらし、また味わいのある即席春雨の製造方法を提供する。
【解決手段】 馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨の製造方法において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に人参パウダーなど無結着性の食品素材を練り込み、この食品素材入り混合でん粉にカードラン2〜5重量%を添加する。

Description

本発明は、即席春雨およびその製造方法に関する。
即席春雨およびその製造方法として、緑豆でん粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆でん粉を多数のノズルから押し出して線状に成形し、線状に形成されたものを熱湯で茹でて、水洗いをしたのち、凍結させて鬆を形成して、解凍したのち、乾燥させて即席春雨を完成させる、という即席春雨及びその製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−17105号公報
しかるに、上記即席春雨では茹で工程で緑豆のでん粉が溶出しやすく、また湯戻しに時間がかかり、またでん粉のみで造られているため無味無臭の淡白な味わいであるという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨において、混合でん粉に野菜パウダー、海藻パウダー、豆乳パウダーなど無結着性の食品素材を練り込むと共にカードランを添加することにより茹で工程での溶出や調理後の湯伸び、ふやけを抑制するこができ、喫食時に適度な腰があって歯ごたえのある食感をもたらし、また味わいのある即席春雨およびその製造方法を提供することにある。
本発明の即席春雨は、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材を練り込み、この食品素材入り混合でん粉にカードラン2〜5重量%を添加してあることに特徴を有するものである。
本発明の即席春雨の製造方法は、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨を製造する方法において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材を練り込み、この食品素材入り混合でん粉にカードラン2〜5重量%を添加することに特徴を有するものである。
緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉を混合することにより緑豆でん粉の持つ腰の強さ、なめらかさと歯ごたえの良さを保持し得ながら、緑豆でん粉に不足している湯戻しに時間がかかるという欠点を馬鈴薯でん粉で補うことができる。
緑豆でん粉に馬鈴薯でん粉を混合することにより即席に適う時間での湯戻りが良好となる反面、調理後に湯伸びやふやけが発生しやすいが、カードラン2〜5重量%を添加することにより、カードランの膨潤による増粘作用により調理後に湯伸びしたり、ふやけたりするのを抑制でき、滑らかな弾力性と歯ごたえの良さを楽しめる即席春雨が得られる。
とくに、緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材を練り込むことにより食品素材の持つ風味、滋味、香りが加えられた即席春雨を得ることができる。
しかも、混合でん粉に無結着性の食品素材と共にカードラン2〜5重量%を添加することにより、カードランの膨潤による増粘作用により茹で工程でのでん粉や食品素材の溶出が減少し、線状に形成されたもの(以下、「麺線」という。)を冷凍時に竿掛けするときに麺線が付着したり切れたりすることなく、ほぐれ易く、解凍後のほぐれも良好となり、春雨加工性、作業性に優れる。
本発明の即席春雨の製造方法においては、緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉を混合したものに結着性の無い食品素材と共にカードランを添加する。その際、ミキサーで混合でん粉を水で捏ね、この捏ねた混合でん粉(生地)をダイスにて熱湯中に押し出して線状に形成する。この線状に形成された麺線を熱湯で茹でて、水洗いをして冷却する。この冷却した麺線を竿に掛けて冷凍庫で冷凍する。次いで、解凍し、所定長さに切断し計量後、熱風乾燥して即席春雨が完成する。
緑豆でん粉に馬鈴薯でん粉を混合するだけでは、湯戻りが良好となっても、調理後、数分後にふやけや湯伸びが発生する。カップ麺の喫食時間は平均7分であるが、調理後7分では既にふやけが始まる。しかし、こうしたふやけや湯伸び発生問題はカードランを添加することにより解決することができる。すなわち、緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉の混合でん粉にカードラン2〜5重量%を添加することにより、カードランの増粘作用により調理後に湯伸びしたり、ふやけたりするようなことも無くなり、滑らかさと歯切れの良さを楽しめる即席春雨が得られる。
カードランを添加するにしても2重量%より少ないと、調理後7分で湯伸び、ふやけが発生することがあり、5重量%より多く添加すると、麺が固すぎて湯戻り(3分直後)できなかったり、湯戻しに5分以上かかったりすることがあって即席春雨に適さない。
無結着性の食品素材としては、人参、シイタケなど野菜パウダー、ワカメなど海藻パウダー、豆乳パウダー、柚子パウダー等である。このような食品素材を添加することにより、食品素材の持つ風味、滋味、香りが加えられた即席春雨を得ることができる。
こうした食品素材もカードランと共に添加されていることにより茹で工程で溶出するのを抑制することができてそれぞれの持つ風味、滋味、香りを生かすことができる。
混合でん粉に練り込まれた食品素材の茹で工程での溶出をより少なくするには、真空脱気することが効果的である。真空脱気の方法としては、真空ミキサーででん粉から調整したり、あるいは他のミキサーで練り上げたドウを真空ミキサーで脱気したりしてもよく、またはエクストルーダーで押出し時に脱気するもよい。このように脱気することにより食品素材の溶出は更に減少し、麺線のさばきも良く、できあがった春雨は湯戻し後のふやけが遅くなる効果も得られる。
実施例1
馬鈴薯でん粉50重量%に緑豆でん粉50重量%を混合したものにカードラン2重量%と共に人参パウダー5重量%を添加する。その際、予め混合でん粉の一部(例えば10重量部)に水100重量部を混合しながら加熱糊化してキャリア糊を造る。これを残りのでん粉に加え、ミキサーで捏ねて生地を造る。次いで、この生地を押出し機で1.5mmφのダイスにて熱湯中に押し出して線状に成形する。次いで、線状に形成された麺線を熱湯98〜100°Cで約1分間茹でた後、引き上げて水洗冷却する。次いで、この冷却したものを竿に掛けて−20°Cの冷蔵庫内で一晩冷凍する。翌日、水で解凍し約15cmに切断し計量後、金枠に投入し熱風(80°C)で25分間乾燥して水分約10%の乾燥即席春雨を得た。
上記カードランには、武田キリン食品(株)製の商品名「カードランS」を用いた。
上記人参パウダーには、ファインフーズ(株)製の商品名「人参パウダーK」を用いた。
実施例2〜4
実施例2がカードラン3重量%を添加し、実施例3がカードラン4重量%を添加し、実施例4がカードラン5重量%を添加した以外は、それぞれ実施例1と同様にした。
比較例1〜3
比較例1はカードラン、人参パウダー共に無添加とした以外は、実施例1と同様にした。比較例2は人参パウダー5重量%添加するがカードランは無添加とし、比較例3はカードラン1重量%添加した以外は、それぞれ実施例1と同様にした。
比較例4〜5
比較例4はカードラン6重量%添加し、比較例5はカードラン7重量%添加した以外は、実施例1と同様にした。
実施例1〜4と比較例1〜5の評価結果を図1の図表に示す。この図表から次のようなことがわかる。比較例1,2のように馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉にカードランを添加しないか、比較例3のようにカードランを添加しても2重量%より少ないと、調理後5〜7分で湯伸びやふやけが発生する。かと言って、比較例4,5のように、カードランを5重量%より多く添加すると、麺が固すぎて湯戻り(3分直後)できず、湯戻しに5分以上かかるため即席春雨に適しない。また、カードランを添加しないか、添加しても2重量%より少ないと、茹で工程で人参パウダーの溶出がみられ、人参の持つ滋味を失い、人参の色を退色する。
実施例1〜4のように、人参パウダーと共にカードラン2〜5重量%添加することにより、湯戻り(熱湯復元性)が良好であり、調理後5〜7分でも湯伸び、ふやけをあまり感じない即席春雨が得られ、さらに茹で工程で人参パウダーの溶出がなくて人参の持つ滋味を保ち、人参の色を付与できることがわかる。
実施例5
馬鈴薯でん粉50重量%に緑豆でん粉50重量%を混合したものにカードラン1重量%と共にワカメパウダー5重量%を添加する。その際、予め混合でん粉の一部(例えば10重量部)に水100重量部を混合しながら加熱糊化してキャリア糊を造る。これを残りのでん粉に加え、ミキサーで捏ねて生地を造る。次いで、この生地を押出し機で1.5mmφのダイスにて熱湯中に押し出して線状に成形する。次いで、線状に形成された麺線を熱湯98〜100°Cで約1分間茹でた後、引き上げて水洗冷却する。次いで、この冷却したものを竿に掛けて−20°Cの冷蔵庫内で一晩冷凍する。翌日、水で解凍し約15cmに切断し計量後、金枠に投入し熱風(80°C)で25分間乾燥して水分約10%の乾燥即席春雨を得た。
上記カードランには、武田キリン食品(株)製の商品名「カードランS」を用いた。
上記ワカメパウダーには、ファインフーズ(株)製の商品名「ワカメパウダーNo.2253」を用いた。
実施例6〜10
実施例6がカードラン2重量%を添加し、実施例7がカードラン3重量%を添加し、実施例8がカードラン4重量%を添加し、実施例9がカードラン5重量%添加し、実施例10がカードラン6重量%添加した以外は、それぞれ実施例5と同様にした。
比較例6〜7
比較例6はカードラン、ワカメパウダー共に無添加とした以外は、実施例5と同様にした。比較例7はワカメパウダー5重量%添加するがカードランは無添加とした以外は、それぞれ実施例5と同様にした。
比較例8
比較例8はカードラン7重量%添加した以外は、実施例5と同様にした。
実施例5〜10と比較例6〜8の評価結果を図2の図表に示す。この図表から次のようなことがわかる。比較例6,7のように、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉にカードランを添加しないと、調理後7分で湯伸び、ふやけが発生する。かと言って、比較例8のようにカードランを6重量%より多く添加すると、麺が固すぎて湯戻り(3分直後)がやや不良で、湯戻しに5分以上かかるため即席春雨に適しない。また、カードランを添加しないと、茹で工程でワカメパウダーの溶出がみられ、ワカメの持つ風味、滋味を失うことになる。
実施例5〜10のように、ワカメパウダーと共にカードラン1〜6重量%、好ましくは2〜6重量%添加することにより、湯戻りが良好であり、調理後7分でも湯伸び、ふやけをあまり感じない即席春雨が得られ、さらに茹で工程でワカメパウダーの溶出がなく、ワカメの持つ風味、滋味を保つことがわかる。
実施例11
馬鈴薯でん粉50重量%に緑豆でん粉50重量%を混合したものにカードラン1重量%と共に豆乳パウダー5重量%を添加する。その際、予め混合でん粉の一部(例えば10重量部)に水100重量部を混合しながら加熱糊化してキャリア糊を造る。これを残りのでん粉に加え、ミキサーで捏ねて生地を造る。次いで、この生地を押出し機で1.5mmφのダイスにて熱湯中に押し出して線状に成形する。次いで、線状に形成された麺線を熱湯98〜100°Cで約1分間茹でた後、引き上げて水洗冷却する。次いで、この冷却したものを竿に掛けて−20°Cの冷蔵庫内で一晩冷凍する。翌日、水で解凍し約15cmに切断し計量後、金枠に投入し熱風(80°C)で25分間乾燥して水分約10%の乾燥即席春雨を得た。
上記カードランには、武田キリン食品(株)製の商品名「カードランS」を用いた。
上記豆乳パウダーには、ファインフーズ(株)製の商品名「豆乳粉末M−6653」を用いた。
実施例12〜15
実施例12がカードラン2重量%を添加し、実施例13がカードラン3重量%を添加し、実施例14がカードラン4重量%を添加し、実施例15がカードラン5重量%添加した以外は、それぞれ実施例11と同様にした。
比較例9〜10
比較例9はカードラン、豆乳パウダー共に無添加とした以外は、実施例11と同様にした。比較例10は豆乳パウダー5重量%添加するがカードランは無添加とした以外は、それぞれ実施例11と同様にした。
比較例11〜12
比較例11はカードラン6重量%添加し、比較例12はカードラン7重量%添加した以外は、実施例11と同様にした。
実施例11〜15と比較例9〜12の評価結果を図3の図表に示す。この図表から次のようなことがわかる。比較例9,10のように、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉にカードランを添加しないと、調理後5〜7分で湯伸び、ふやけが発生する。かと言って、比較例11,12のように、カードランを5重量%より多く添加すると、解凍後のほぐれがやや悪い。また、カードランを添加しないと、茹で工程で豆乳パウダーの溶出がややみられ、豆乳の持つ滋味を失い易い。
実施例11〜15のように、豆乳パウダーと共にカードラン1〜5重量%、好ましくは2〜5重量%添加することにより、湯戻り(熱湯復元性)が良好であり、調理後5〜7分でも湯伸び、ふやけをあまり感じない即席春雨が得られ、さらに茹で工程で豆乳パウダーの溶出がなく、豆乳の持つ滋味を保つことがわかる。
実施例16
馬鈴薯でん粉50重量%に緑豆でん粉50重量%を混合したものにカードラン2重量%と共にドライコートユズ(ファインフーズ(株)製の商品名)5重量%を添加する。その際、予め混合でん粉の一部(例えば10重量部)に水100重量部を混合しながら加熱糊化してキャリア糊を造る。これを残りのでん粉に加え、ミキサーで捏ねて生地を造る。次いで、この生地を押出し機で1.5mmφのダイスにて熱湯中に押し出して線状に成形する。次いで、線状に形成された麺線を熱湯98〜100°Cで約1分間茹でた後、引き上げて水洗冷却する。次いで、この冷却したものを竿に掛けて−20°Cの冷蔵庫内で一晩冷凍する。翌日、水で解凍し約15cmに切断し計量後、金枠に投入し熱風(80°C)で25分間乾燥して水分約10%の乾燥即席春雨を得た。
上記カードランには、武田キリン食品(株)製の商品名「カードランS」を用いた。
実施例17〜19
実施例17がカードラン3重量%を添加し、実施例18がカードラン4重量%を添加し、実施例19がカードラン5重量%を添加した以外は、それぞれ実施例16と同様にした。
比較例13〜15
比較例13はカードラン、ドライコートユズ共に無添加とした以外は、実施例16と同様にした。比較例14はドライコートユズ5重量%添加するがカードランは無添加とし、比較例15はカードラン1重量%添加した以外は、それぞれ実施例16と同様にした。
比較例16〜17
比較例16はカードラン6重量%添加し、比較例17はカードラン7重量%添加した以外は、実施例16と同様にした。
実施例16〜19と比較例13〜17の評価結果を図4の図表に示す。この図表から次のようなことがわかる。比較例13,14のように馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉にカードランを添加しないか、比較例15のようにカードランを添加しても2重量%より少ないと、調理後7分で湯伸び、ふやけが発生する。かと言って、比較例16,17のようにカードランを5重量%より多く添加すると、麺が固すぎて湯戻り(3分直後)やや悪く、湯戻しに5分以上かかるため即席春雨に適しない。また、カードランを添加しないと、茹で工程でドライコートユズの溶出がみられ、ドライコートユズの持つ柚子の風味、香りを失う。
実施例16〜19のように、ドライコートユズと共にカードラン2〜5重量%添加することにより、湯戻り(熱湯復元性)が良好であり、調理後5〜7分でも湯伸び、ふやけをあまり感じない即席春雨が得られ、さらに茹で工程でドライコートユズの溶出がなく、柚子の持つ風味、香りを保つことができることがわかる。
本発明の実施例1〜4、比較例1〜5についての湯戻りやふやけ等の評価結果を示す図表である。 本発明の実施例5〜10、比較例6〜8についての湯戻りやふやけ等の評価結果を示す図表である。 本発明の実施例11〜15、比較例9〜12についての湯戻りやふやけ等の評価結果を示す図表である。 本発明の実施例16〜19、比較例13〜17についての湯戻りやふやけ等の評価結果を示す図表である。

Claims (2)

  1. 馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材を練り込み、この食品素材入り混合でん粉にカードラン2〜5重量%を添加してあることを特徴とする、即席春雨。
  2. 馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨を製造する方法において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材を練り込み、この食品素材入り混合でん粉にカードラン2〜5重量%を添加することを特徴とする、即席春雨の製造方法。
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