JP2006123879A - マスタシリンダ - Google Patents

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    • B60T11/20Tandem, side-by-side, or other multiple master cylinder units

Abstract

【課題】 空気抜き時に、ピストンシールと周溝の溝底部との隙間および連通溝を介してブレーキ液を十分に補給でき、その結果、空気抜きを最小回数で完了させることができるマスタシリンダの提供。
【解決手段】 シリンダ本体15に形成された周溝30内に設けられてリザーバに連通する補給路38と吐出路に液圧を供給する圧力室68との間を密封可能なピストンシール35が、円環状の基部90と、基部90の内周側から突出してピストン19の外周面に摺接する内周リップ部91と、基部90の外周側から突出してシリンダ本体15の周溝30に当接する外周リップ部92と、基部90の内周リップ部91と外周リップ部92との間から外周リップ部92よりも先まで突出する中間突出部93とを備え、中間突出部93の先端側に切欠溝95を、外周リップ部92の先端側に切欠溝98を形成してなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両のブレーキ装置にブレーキ液を供給するマスタシリンダに関する。
車両のブレーキ装置にブレーキ液を供給するマスタシリンダの従来のものとして、ブレーキ液の吐出路および補給路を形成するようにシリンダ本体にスリーブを組み合わせて構成されたシリンダと、このシリンダ内に摺動可能に挿入され、このシリンダとの間で吐出路に液圧を供給する圧力室を形成するカップ状のピストン(プランジャ)と、シリンダとピストンとの間に配置されて補給路と圧力室との間を密封可能なピストンシールとを有するものがあるが、このように、シリンダ本体にスリーブを組み合わせてシリンダを構成すると、当然のことながら、部品点数が多くなってしまうとともにシリンダが径方向に大きくなって大型化してしまうため、シリンダのスリーブを廃止しシリンダ本体に直接ピストンを嵌挿させる構造のマスタシリンダが提案されている(例えば、特許文献1)。
米国特許第4524585号明細書
このマスタシリンダでは、シリンダ本体に、周溝内に開口するとともにこの周溝からシリンダ底部側に延びて吐出路と周溝とを連通させる連通溝が設けられており、シリンダ本体内へブレーキ液を充填するときに、圧力差でピストンシールを開いてこのピストンシールと周溝の溝底部との隙間および連通溝を介してブレーキ液を吐出路側に補給するようになっている。しかし、このマスタシリンダでは、連通溝が周溝の溝底部よりもシリンダ径方向内側に位置しているため、充填時、シリンダ本体内の負圧がピストンシールに作用して、ピストンシールの外周端部が周溝の溝底部から立ち上がる溝側壁部に張り付いてしまう。このような状態になると、ピストンシールの外周側と周溝の溝底部との隙間を通った後に連通溝に至るブレーキ液の流れが、ピストンシールの溝側壁部への張り付きによって阻害されてしまうことになり、その結果、ブレーキ液の補給が制限され、充填を何回か繰り返さなければならない場合があった。
したがって、本発明は、空気抜き時に、ピストンシールの外周と周溝の溝底部との隙間および連通溝を介してブレーキ液を十分に補給でき、その結果、ブレーキ液の充填を最小回数で完了させることができるマスタシリンダの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ブレーキ液の吐出路とリザーバに連通する補給路とを有する有底筒状のシリンダ本体と、該シリンダ本体内に摺動可能に挿入され、該シリンダ本体との間で前記吐出路に液圧を供給する圧力室を形成するピストンと、前記シリンダ本体に形成された周溝内に設けられ内周が前記ピストンに摺接して前記補給路と前記圧力室との間を密封可能なピストンシールとを有し、該ピストンシールが、円環状の基部と、該基部の内周側から突出して前記ピストンの外周面に摺接する内周リップ部と、前記基部の外周側から突出して前記シリンダ本体の前記周溝に当接する外周リップ部と備えてなるマスタシリンダにおいて、前記ピストンシールに、前記基部の前記内周リップ部と前記外周リップ部との間から該外周リップ部よりも先まで突出する中間突出部を形成し、該中間突出部の先端側に切欠溝を形成するとともに、前記外周リップ部の先端側に切欠溝を形成してなることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記中間突出部の切欠溝および前記外周リップ部の切欠溝は、互いの少なくとも一部が前記ピストンシールの円周方向の位置を合わせていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、ピストンシールにその基部の内周リップ部と外周リップ部との間から外周リップ部よりも先まで突出する中間突出部が形成されているため、ピストンシールの外周リップ部が周溝の溝側壁部に張り付こうとしても、先に中間突出部が溝側壁部に当接して、外周リップ部の張り付きを防止することになり、外周リップ部と溝側壁部との間に流路を確保できる。また、中間突出部には先端側に切欠溝が形成されているため、中間突出部が溝側壁部に当接しても切欠溝で流路を確保できる。よって、ブレーキ液充填時や通常制動後のピストン戻りによる圧力室へのブレーキ液補給時にピストンシールの外周リップ部と周溝の溝底部との隙間を通った後に連通溝に至るブレーキ液の流れが阻害されることなく円滑に連通溝に流れるようになる。その上、外周リップ部の先端側に形成された切欠溝によっても外周リップ部とこれに対向する溝側壁部との間の流路が拡大される。また、万一、ピストンシールの外周リップ部が溝側壁部に当接しても、切欠溝によって流路が補償される。よって、ブレーキ液がさらに円滑に連通溝に流れるようになる。
請求項2に係る発明によれば、中間突出部の切欠溝および外周リップ部の切欠溝は、互いの少なくとも一部がピストンシールの円周方向の位置を合わせているため、万一、ピストンシールの外周リップ部が溝側壁部に当接し、しかも外周リップ部の先端部と中間突出部の先端部とが接触するようなことがあっても、中間突出部の切欠溝と外周リップ部の切欠溝とがピストンシールの径方向に連通して流路が補償される。
本発明の一実施形態のマスタシリンダを図面を参照して説明する。
図1中符号11は、図示せぬブレーキブースタを介して導入されるブレーキペダルの操作量に応じた力でブレーキ液圧を発生させる本実施形態のマスタシリンダを示しており、このマスタシリンダ11には、その上側にブレーキ液を給排するリザーバ12が取り付けられている。
マスタシリンダ11は、底部13と筒部14とを有する有底筒状に一つの素材から加工されて形成されるとともに横方向に沿う姿勢で車両に配置されるシリンダ本体15と、このシリンダ本体15の開口部16側に摺動可能に挿入されるプライマリピストン(ピストン)18と、シリンダ本体15のプライマリピストン18よりも底部13側に摺動可能に挿入されるセカンダリピストン19とを有するタンデムタイプのものである。なお、プライマリピストン18およびセカンダリピストン19は、シリンダ本体15の筒部14の軸線(以下、シリンダ軸と称す)に直交する断面が円形状の摺動内径部20に摺動可能に案内される。
シリンダ本体15には、筒部14の径方向(以下、シリンダ径方向と称す)外側に突出する取付台部22が筒部14の円周方向(以下、シリンダ円周方向と称す)における所定位置に一体に形成されており、取付台部22にリザーバ12を取り付けるための取付穴24,25が、互いにシリンダ円周方向における位置を一致させた状態でシリンダ軸方向における位置をずらして形成されている。
シリンダ本体15の筒部14の取付台部22側には、ブレーキ液を図示せぬブレーキ装置に供給するための図示せぬブレーキ配管が取り付けられるセカンダリ吐出路(吐出路)26およびプライマリ吐出路(吐出路)27が形成されている。なお、これらセカンダリ吐出路26およびプライマリ吐出路27は、互いにシリンダ円周方向における位置を一致させた状態でシリンダ軸方向における位置をずらして形成されている。
シリンダ本体15の摺動内径部20には、シリンダ軸方向における位置をずらして複数具体的には4カ所のシール周溝(周溝)30、シール周溝31、シール周溝(周溝)32およびシール周溝33が底部13側から順に形成されている。これらシール周溝30〜33は、シリンダ円周方向に環状をなしてシリンダ径方向外側に凹む形状をなしている。
最も底部13側にあるシール周溝30は、底部13側の取付穴24の近傍に形成されており、このシール周溝30にピストンシール35が嵌合されている。
シリンダ本体15におけるシール周溝30よりも開口部16側には、底部13側の取付穴24から穿設される連通穴36を筒部14内に開口させるように、筒部14の摺動内径部20からシリンダ径方向外側に凹む環状の開口溝37が形成されている。ここで、この開口溝37と連通穴36とが、シリンダ本体15とリザーバ12とを連通可能に結ぶとともにリザーバ12に常時連通するセカンダリ補給路(補給路)38を主に構成している。
シリンダ本体15の摺動内径部20には、シリンダ円周方向における取付台部22側に、シール周溝30内に開口するとともにシール周溝30からシリンダ軸方向に直線状に底部13側に向け若干延出する連通溝41が、シリンダ径方向外側に凹むように形成されている。この連通溝41は、底部13とシール周溝30との間であって底部13の近傍となる位置に形成されたセカンダリ吐出路26とシール周溝30とを連通させるものであり、図2に示すようにその溝底部41aがシール周溝30の溝底部30aよりもシリンダ径方向の浅い位置まで形成されている。
シリンダ本体15には、シリンダ軸線方向における上記開口溝37のシール周溝30に対し反対側つまり開口部16側に、上記シール周溝31が形成されており、このシール周溝31に、区画シール42が嵌合されている。
シリンダ本体15のシール周溝31よりも開口部16側であって開口部16側の取付穴25の近傍に、上記したシール周溝32が形成されており、このシール周溝32にピストンシール45が嵌合されている。
シリンダ本体15におけるこのシール周溝32の開口部16側には、開口部16側の取付穴25から穿設される連通穴46を筒部14内に開口させるように、筒部14の摺動内径部20からシリンダ径方向外側に凹む環状の開口溝47が形成されている。ここで、この開口溝47と連通穴46とが、シリンダ本体15とリザーバ12とを連通可能に結ぶとともにリザーバ12に常時連通するプライマリ補給路(補給路)48を主に構成している。
シリンダ本体15の摺動内径部20のシール周溝32の底部13側には、シリンダ円周方向における取付台部22側に、シール周溝32に開口するとともにシール周溝32からシリンダ軸方向に直線状に底部13側に向け若干延出する連通溝51が、シリンダ径方向外側に凹むように形成されている。この連通溝51は、シール周溝31の近傍となる位置に形成されたプライマリ吐出路27とシール周溝32とを連通させるものであり、図3に示すように、その溝底部51aがシール周溝32の溝底部32aよりもシリンダ径方向の浅い位置まで形成されている。
シリンダ本体15における上記開口溝47のシール周溝32に対し反対側つまり開口部16側にシール周溝33が形成されており、このシール周溝33に区画シール52が嵌合されている。
シリンダ本体15の底部13側に嵌合されるセカンダリピストン19は、円筒部55と、円筒部55の軸線方向における一側に形成された底部56とを有する有底円筒状をなしており、その円筒部55をシリンダ本体15の底部13側に配置した状態でシリンダ本体15の摺動内径部20に摺動可能に嵌合されている。また、円筒部55の底部56に対し反対側の端部の外周側には、他の部分よりも径が若干小さい環状の段部59が形成されており、段部59には、その底部56側にシリンダ径方向に貫通するポート60が複数放射状に形成されている。
セカンダリピストン19とシリンダ本体15の底部13との間には、図示せぬブレーキペダル側(図1における右側)から入力がない初期状態でこれらの間隔を決めるセカンダリピストンスプリング62を含む間隔調整部63が設けられている。この間隔調整部63は、シリンダ本体15の底部13に当接するバネリテーナ64と、セカンダリピストン19の底部56に当接するバネリテーナ65と、バネリテーナ64に一端部が固定されるとともにバネリテーナ65を所定範囲内でのみ摺動自在に支持する軸部材66とを有しており、セカンダリピストンスプリング62は、両側のバネリテーナ64,65間に介装されている。
ここで、シリンダ本体15の底部13および筒部14の底部13側とセカンダリピストン19とで囲まれた部分が、セカンダリ吐出路26に液圧を供給するセカンダリ圧力室(圧力室)68となっており、このセカンダリ圧力室68は、セカンダリピストン19がポート60を開口溝37に開口させる位置にあるとき、セカンダリ補給路38に連通する。一方、シリンダ本体15の底部13側のシール周溝30に設けられたピストンシール35は、内周がセカンダリピストン19の外周側に摺接することになり、セカンダリピストン19がポート60をピストンシール35よりも底部13側に位置させた状態では、セカンダリ補給路38とセカンダリ圧力室68との間を密封可能、つまり、セカンダリ圧力室68と、セカンダリ補給路38およびリザーバ12との連通を遮断可能となっている。
シリンダ本体15の開口部16側に嵌合されるプライマリピストン18は、第1円筒部71と、第1円筒部71の軸線方向における一側に形成された底部72と、底部72の第1円筒部71に対し反対側に形成された第2円筒部73とを有する形状をなしており、その第1円筒部71をシリンダ本体15内のセカンダリピストン19側に配置した状態でシリンダ本体15に挿入されている。ここで、第2円筒部73の内側には図示せぬブレーキブースタの出力軸が挿入され、この出力軸が底部72を押圧する。
第1円筒部71の底部72に対し反対側の端部の外周側は、他の部分よりも径が若干小さい環状の凹部75が形成されている。さらに、第1円筒部71の凹部75には、その底部72側に径方向に貫通するポート76が複数放射状に形成されている。
セカンダリピストン19とプライマリピストン18との間には、図示せぬブレーキペダル側(図1における右側)から入力がない初期状態でこれらの間隔を決めるプライマリピストンスプリング78を含む間隔調整部79が設けられている。この間隔調整部79は、セカンダリピストン19の底部56に当接するバネリテーナ81と、プライマリピストン18の底部72に当接するバネリテーナ82と、バネリテーナ82に一端部が固定されるとともにバネリテーナ81を所定範囲内でのみ摺動自在に支持する軸部材83とを有しており、プライマリピストンスプリング78は、両側のバネリテーナ81,82間に介装されている。
ここで、シリンダ本体15の筒部14の開口部16側とプライマリピストン18とセカンダリピストン19とで囲まれた部分が、プライマリ吐出路27に液圧を供給するプライマリ圧力室(圧力室)85となっており、このプライマリ圧力室85は、プライマリピストン18がポート76を開口溝47に開口させる位置にあるとき、プライマリ補給路48に連通する。一方、シリンダ本体15のシール周溝32に設けられたピストンシール45は、内周がプライマリピストン18の外周側に摺接することになり、プライマリピストン18がポート76をピストンシール45よりも底部13側に位置させた状態では、プライマリ補給路48とプライマリ圧力室85との間を密封可能、つまり、プライマリ圧力室85と、プライマリ補給路48およびリザーバ12との連通を遮断可能となっている。
本実施形態において、上記したシール周溝30に嵌合されるセカンダリ側のピストンシール35およびシール周溝32に嵌合されるプライマリ側のピストンシール45は、同一形状のものが用いられている。これらピストンシール35,45は、図4〜図6に示すように、円環状の基部90と、基部90の内周側から基部90の軸線方向にほぼ沿って一側に延出する円環状の内周リップ部91と、基部90の外周側から内周リップ部91と同側に延出する円環状の外周リップ部92と、基部90の内周リップ部91と外周リップ部92との間からこれらと同側に突出する円環状の中間突出部93とを有しており、E字状断面をなしている。
中間突出部93は、内周リップ部91および外周リップ部92よりも先まで突出しており、その突出先端側には、軸方向に凹むすべて同幅の切欠溝95が円周方向に等間隔をなして複数形成されている。ここで、切欠溝95の円周方向の幅は、隣り合う切欠溝95同士の間にあることで軸方向に突出する形状となる凸状部96の円周方向の幅よりも狭くされている。
また、外周リップ部92の突出先端側にも、軸方向に凹むすべて同幅の切欠溝98が円周方向に等間隔をなして複数形成されている。ここで、切欠溝98の円周方向の幅は、隣り合う切欠溝98同士の間にあることで軸方向に突出する形状となる凸状部99の円周方向の幅よりも狭くされている。また、凸状部99の突出先端側には、径方向外側に切欠部100が円周方向の全幅にわたって形成されており、凸状部99は段形状をなしている。なお、必ずしも段形状としなくても良い。
なお、中間突出部93の切欠溝95の数は、外周リップ部92の切欠溝98の数と等しくされている。また、中間突出部93の切欠溝95は、外周リップ部92の凸状部99と円周方向の位置を合わせており、切欠溝95の中心角は凸状部99の中心角よりも小さくされている。また、中間突出部93の凸状部96と外周リップ部92の切欠溝98とについても円周方向の位置を合わせることになり、この場合も切欠溝98の中心角が凸状部96の中心角よりも小さくされている。
ここで、外部からの規制を受けない状態においては、内周リップ部91が基部90に対し反対側ほど径が小さくなるようにテーパ状をなしており、外周リップ部92が基部90に対し反対側ほど径が大きくなるようにテーパ状をなしていて、中間突出部93が基部90の軸方向に真っ直ぐ沿っている。
セカンダリ側のピストンシール35は、図2に示すように、内周リップ部91においてセカンダリピストン19の外周面に摺接することになり、外周リップ部92においてシリンダ本体15のシール周溝30の溝底部30aに当接する。
そして、ピストンシール35は、内周リップ部91の内側にセカンダリピストン19が嵌合されると、内周リップ部91がほぼ全長にわたって基部90の軸線方向に沿う状態となってセカンダリピストン19に対し摺動可能な状態で密着する。また、この状態で、基部90はセカンダリピストン19側に寄っており、外周リップ部92はその基部90側がシール周溝30の溝底部30aに対し離間し、基部90に対し反対側がテーパ状に広がって溝底部30aに当接可能となっている。なお、外周リップ部92の突出長さは、上記したように中間突出部93の突出長さより短くされており、よって、ピストンシール35がシール周溝30の開口部16側(図2における右側)の溝側壁部30cから離間するように底部13側に移動等することがあっても、シール周溝30の底部13側(図2における左側)の溝側壁部30bに外周リップ部92よりも先に中間突出部93が当接して、外周リップ部92の突出先端をシール周溝30の溝側壁部30bに対し離間状態に維持するようになっている。
ここで、ピストンシール35は、セカンダリ圧力室68の液圧がセカンダリ補給路38の液圧(つまり大気圧)より大きくなると、セカンダリ圧力室68とセカンダリ補給路38およびリザーバ12との連通を遮断する(つまりセカンダリ圧力室68とセカンダリ補給路38との間を密封する)一方、セカンダリ圧力室68の液圧がセカンダリ補給路38の液圧より小さくなると、セカンダリ圧力室68とセカンダリ補給路38およびリザーバ12とを連通させてセカンダリ圧力室68への液補給を行う。
同様に、プライマリ側のピストンシール45は、図3に示すように、内周リップ部91の内側にプライマリピストン18が嵌合されると、内周リップ部91がほぼ全長にわたって基部90の軸線方向に沿う状態となってプライマリピストン18に対し摺動可能な状態で密着する。また、この状態で、基部90はプライマリピストン18側に寄っており、外周リップ部92はその基部90側がシール周溝32の溝底部32aに対し離間し、基部90に対し反対側がテーパ状に広がって溝底部32aに当接可能となっている。ピストンシール35と同様、外周リップ部92の突出長さは、上記したように中間突出部93の突出長さより短くされており、よって、ピストンシール45がシール周溝32の開口部16側(図3における右側)の溝側壁部32cから離間するように底部13側(図3における左側)に移動等することがあっても、シール周溝32の底部13側の溝側壁部32bに外周リップ部92よりも先に中間突出部93が当接して、外周リップ部92の突出先端をシール周溝32の溝側壁部32bに対し離間状態に維持するようになっている。
ここで、ピストンシール45は、プライマリ圧力室85の液圧がプライマリ補給路48の液圧(つまり大気圧)より高くなると、プライマリ圧力室85とプライマリ補給路48およびリザーバ12との連通を遮断する(つまりプライマリ圧力室85とプライマリ補給路48との間を密封する)一方、プライマリ圧力室85の液圧がプライマリ補給路48の液圧より小さくなると、プライマリ圧力室85とプライマリ補給路48およびリザーバ12とを連通させてプライマリ圧力室85への液補給を行う。
図1に示すように、シール周溝31に設けられた区画シール42は、C字状断面を有するカップシールであり、開口部16側に開口側を配置した状態でシール周溝31に嵌合されて、セカンダリピストン19に摺接しプライマリ圧力室85とセカンダリ補給路38との間を密閉させる。
また、シール周溝33に設けられた区画シール52は、C字状断面を有するカップシールであり、底部13側に開口側を配置した状態でシール周溝33に嵌合されて、プライマリピストン18に摺接しプライマリ補給路48を外気に対し密閉させる。
以上に述べた本実施形態のマスタシリンダ11によれば、図2に示すように、ピストンシール35に基部90の内周リップ部91と外周リップ部92との間から外周リップ部92よりも先まで突出する中間突出部93が形成されているため、ピストンシール35の外周リップ部92がシール周溝30の溝側壁部30bに張り付こうとしても、先に中間突出部93が溝側壁部30bに当接して、外周リップ部92の張り付きを防止することになり、外周リップ部92と溝側壁部30bとの間に流路を確保できる。また、ピストンシール35の中間突出部93には先端側に切欠溝95が形成されているため、中間突出部93が溝側壁部30bに当接しても切欠溝95で流路を確保できる。よって、ブレーキ液充填時や通常制動後のセカンダリピストン19の戻りによるセカンダリ圧力室68へのブレーキ液補給時にピストンシール35の外周リップ部92とシール周溝30の溝底部30aとの隙間を通った後に連通溝41に至るブレーキ液の流れが阻害されることなく円滑に連通溝41に流れるようになる。その上、ピストンシール35の外周リップ部92の先端側に形成された切欠溝98によっても外周リップ部92とこれに対向する溝側壁部30bとの間の流路が拡大される。また、万一、ピストンシール35の外周リップ部92が溝側壁部30bに当接しても切欠溝98によって流路が補償される。よって、ブレーキ液がさらに円滑に連通溝41に流れるようになる。
図3に示すように、ピストンシール45も同様に、外周リップ部92がシール周溝32の溝側壁部32bに張り付こうとしても、先に中間突出部93が溝側壁部32bに当接して、外周リップ部92の張り付きを防止することになり、外周リップ部92と溝側壁部32bとの間に流路を確保できる。また、ピストンシール45の中間突出部93には先端側に切欠溝95が形成されているため、中間突出部93が溝側壁部32bに当接しても切欠溝95で流路を確保できる。よって、ブレーキ液充填時や通常制動後のプライマリピストン18の戻りによるプライマリ圧力室85へのブレーキ液補給時にピストンシール45の外周リップ部92とシール周溝32の溝底部32aとの隙間を通った後に連通溝51に至るブレーキ液の流れが阻害されることなく円滑に連通溝51に流れるようになる。その上、ピストンシール45の外周リップ部92の先端側に形成された切欠溝98によっても外周リップ部92とこれに対向する溝側壁部32bとの間の流路が拡大される。また、万一、ピストンシール45の外周リップ部92が溝側壁部32bに当接しても切欠溝98によって流路が補償される。よって、ブレーキ液がさらに円滑に連通溝51に流れるようになる。
したがって、ブレーキ液充填時に、ピストンシール35とシール周溝30の溝底部30aとの隙間および連通溝41を介してリザーバ12からブレーキ液をセカンダリ圧力室68およびセカンダリ吐出路26に十分に補給でき、かつピストンシール45とシール周溝32の溝底部32aとの隙間および連通溝51を介してリザーバ12からブレーキ液をプライマリ圧力室85およびプライマリ吐出路27に十分に補給できるため、ブレーキ液の充填を最小回数で完了させることができる。
また、通常制動後にピストン18,19が後退するときに、圧力室68,85はそれぞれ瞬間的に負圧となり、補給路38,48からのブレーキ液の補給が必要となる。この補給の際にもブレーキ液が円滑に圧力室68,85に流入する。
加えて、ピストンシール35,45の形状で上記効果が得られるため、シリンダ本体15に特別な溝加工等を施す必要がなくなり、その結果、加工工数を低減でき、コストを低減できることになる。
なお、以上においては、ピストンシール35,45のいずれについても、中間突出部93の切欠溝95および外周リップ部92の切欠溝98が、円周方向における位置を互いに完全にずらして形成される場合を例にとり説明したが、中間突出部93の切欠溝95および外周リップ部92の切欠溝98が、互いの少なくとも一部が円周方向の位置を合わせていても良い。または、一部ではなく、図7〜図9に示すように、外周リップ部92の複数の切欠溝98と中間突出部93の複数の切欠溝95とが、互いの数と、対応するもの同士の円周方向における位置と、円周方向における幅とを一致させるように、これらを形成しても良い。
このように中間突出部93の切欠溝95および外周リップ部92の切欠溝98が、互いの少なくとも一部の円周方向の位置を合わせていることにより、万一、ピストンシール35,45の外周リップ部92が溝側壁部30bあるいは溝側壁部32bに当接し、しかも外周リップ部92の先端部と中間突出部93の先端部とが互いに接触するようなことがあっても、中間突出部93の切欠溝95と外周リップ部92の切欠溝98とが径方向に連通して流路が補償される。
本発明の一実施形態のマスタシリンダを示す断面図である。 本発明の一実施形態のマスタシリンダを示す図1のA部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態のマスタシリンダを示す図1のB部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態のマスタシリンダにおけるピストンシールの正面図である。 本発明の一実施形態のマスタシリンダにおけるピストンシールの図4のX−X線に沿う拡大断面図である。 本発明の一実施形態のマスタシリンダにおけるピストンシールの図4のY−Y線に沿う拡大断面図である。 本発明の一実施形態のマスタシリンダにおけるピストンシールの別の例の正面図である。 本発明の一実施形態のマスタシリンダにおけるピストンシールの図7のX1−X1線に沿う拡大断面図である。 本発明の一実施形態のマスタシリンダにおけるピストンシールの図7のY1−Y1線に沿う拡大断面図である。
符号の説明
11 マスタシリンダ
12 リザーバ
15 シリンダ本体
18 プライマリピストン(ピストン)
19 セカンダリピストン(ピストン)
26 セカンダリ吐出路(吐出路)
27 プライマリ吐出路(吐出路)
30,32 シール周溝(周溝)
35,45 ピストンシール
38 セカンダリ補給路(補給路)
48 プライマリ補給路(補給路)
63 セカンダリ圧力室(圧力室)
76 プライマリ圧力室(圧力室)
90 基部
91 内周リップ部
92 外周リップ部
93 中間突出部
95 切欠溝
98 切欠溝

Claims (2)

  1. ブレーキ液の吐出路とリザーバに連通する補給路とを有する有底筒状のシリンダ本体と、該シリンダ本体内に摺動可能に挿入され、該シリンダ本体との間で前記吐出路に液圧を供給する圧力室を形成するピストンと、前記シリンダ本体に形成された周溝内に設けられ内周が前記ピストンに摺接して前記補給路と前記圧力室との間を密封可能なピストンシールとを有し、
    該ピストンシールが、円環状の基部と、該基部の内周側から突出して前記ピストンの外周面に摺接する内周リップ部と、前記基部の外周側から突出して前記シリンダ本体の前記周溝に当接する外周リップ部と備えてなるマスタシリンダにおいて、
    前記ピストンシールに、前記基部の前記内周リップ部と前記外周リップ部との間から該外周リップ部よりも先まで突出する中間突出部を形成し、
    該中間突出部の先端側に切欠溝を形成するとともに、
    前記外周リップ部の先端側に切欠溝を形成してなることを特徴とするマスタシリンダ。
  2. 前記中間突出部の切欠溝および前記外周リップ部の切欠溝は、互いの少なくとも一部が前記ピストンシールの円周方向の位置を合わせていることを特徴とする請求項1記載のマスタシリンダ。
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