JP2006120523A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁誘導加熱方式の定着装置において、装置の大きさを変えず、誘導発熱体の無駄な発熱を招くことなく、被加熱材搬送領域における温度上昇を抑制することができる加熱装置であって、磁束遮蔽手段による自己発熱を抑制することの可能な加熱装置の提供。
【解決手段】加熱部Nにおいて磁束発生手段10から誘導発熱体1に対する作用磁束の、被加熱材の搬送方向Pに直交する幅方向に関する密度分布を変化せしめる磁束調整手段を有する加熱装置において、磁束調整手段は、被加熱材の搬送方向に直交する幅方向の長さに応じて複数の磁束密度分布を選択可能な複数の段差部8a・8bを備え、複数の段差部はそれぞれ被加熱材搬送方向に段差を有する。複数の段差部の段差のうち、被加熱材搬送方向に直交する幅方向の長さに関して最も磁束調整領域が大きい段差部に対応する段差8bが最も大きい。
【選択図】図4

Description

本発明は、電磁誘導加熱方式の加熱装置、及び該加熱装置を備える画像形成装置に関する。
より詳しくは、被加熱材上に転写方式もしくは直接方式で形成担持させた加熱溶融性の未定着画像を加熱定着させるための定着装置として用いて好適な電磁誘導加熱方式の加熱装置、及び該加熱装置を定着手段として備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機、プリンター等の画像形成装置には、加熱装置として、搬送される被加熱材たる記録材上に転写されたトナー像(未定着画像)のトナー(現像剤)を加熱体である回転体(定着ローラ)と加圧回転体(加圧ローラ)とで加熱加圧することによって融解して記録材上に定着させる画像加熱定着装置が設けられている。
この画像加熱定着装置においては、回転体の長手方向の長さ一杯の記録材、即ち最大通紙幅の記録材を回転体と加圧回転体間のニップ部に通紙させてトナーを定着させる場合には問題ないが、幅の小さい小サイズの記録材を連続でニップ部に通紙させる場合には、回転体の非通紙領域(記録材非搬送領域)における温度が温調温度よりも上昇し、通紙領域(記録材搬送領域)における温度と非通紙領域における温度との温度差が極めて大きくなってしまうという問題があった。
従って、このような加熱体たる回転体の長手方向の温度ムラのために、樹脂材料から成る周辺部材の耐熱寿命が低下したり、熱的損傷を被ったりするおそれがあり、更には、小サイズの記録材を連続で通紙させた直後に最大通紙幅の記録材を通紙したときに、部分的な温度ムラによる紙シワ、スキュー等や定着ムラが生じるおそれがあるという問題もある。
このような通紙領域と非通紙領域との温度差は、搬送される記録材の熱容量が大きく、スループット(単位時間当たりのプリント枚数)を高くするほど広がることになる。
特許文献1および特許文献2には、上記問題を解消させた電磁誘導加熱方式の加熱装置が提案されている。この加熱装置は、誘導発熱体と磁束発生手段との間に、磁束発生手段から誘導発熱体へ届く磁束の一部を遮蔽する磁束調整手段を配置し、磁束調整手段の位置を変化させる変位手段を具備させた装置構成となっている。
上記加熱装置にあっては、磁束調整手段を設けて移動させることによって、必要部分以外は磁束発生手段から届く磁束が遮蔽され、誘導発熱体の発熱自体が抑えられることにより発熱範囲の制御が行われ、誘導発熱体の熱分布をコントロールすることが可能となる。
図13に特許文献1の加熱装置の構成例の一例を示す。磁束調整手段201は、磁束発生手段の一部を構成する励磁コイル502の主として上半分を覆う円弧曲面を呈している。この磁束調整手段501は、小サイズの記録材Paが誘導発熱体たる定着ローラ503と加圧回転体たる加圧ローラ504との間のニップ部Nに通紙される場合には、記録材Paが通紙されない定着ローラ503の非通紙領域に相当する軸方向範囲の励磁コイル502を覆う位置まで不図示の変位手段(モーター)により移動される。
一方、大サイズの記録材Pbがニップ部Nに通紙される場合には、大サイズの記録材における通紙幅の外側まで磁束調整手段501を退避させるようになっている。
このように、磁束調整手段501は、定着ローラ503における通紙範囲に応じて変位手段によりその位置が変化させられるため、種々の幅の記録材に対応可能となる。
又、特に、図14(A)又は(B)に示す形態では、薄肉の磁束調整手段510の表面積を軸方向に変化させて配置する構成を採るとともに、磁束調整手段を支持するホルダ511を回転可能に構成したため、ホルダ511を回転することによって遮蔽部分の範囲を変化させることができ、従って、極めて限られたスペースの中で定着ローラ503の熱分布の制御が可能となる。
特開平10−74009号公報 特開平9−171889号公報
しかしながら、上記従来の加熱装置においては、小サイズの記録材を通紙する場合には、変位手段たるモーターの駆動により、磁束調整手段が定着ローラの非通紙領域に相当する軸方向範囲の励磁コイルを覆う位置まで変位され、大サイズの記録材を通紙する場合には、モーターの駆動により、磁束調整手段を記録材搬送方向と直交するニップ部長手方向において大サイズの記録材の通紙幅の外側まで退避させる。このため、加熱装置としては磁束調整手段が退避するスペースが必要となり、定着ローラの軸方向に大きい寸法を要し、装置が大きくなってしまうといった問題が発生する。
また、薄肉の磁束調整手段の表面積を軸方向に変化させて配置する構成を採るとともに、磁束調整手段を回転することによって遮蔽部分の範囲を変化させる場合、極めて限られたスペースの中で定着ローラの熱分布の制御が可能となるが、図14に示すような形態においては、どのようなサイズの記録材を通紙されている場合も磁束調整手段は常に定着ローラの近傍にあるため、磁束調整手段自身に誘導される渦電流により磁束調整手段が自己発熱してしまい、その結果、励磁コイルの耐熱温度を越えてしまい、励磁コイルの熱劣化および断線といった問題が発生する可能性がある。
特に、遮蔽範囲が広い場合では、磁束調整手段内の渦電流が誘導される範囲も広くなり、自己発熱も増加してしまう。このため、特に小サイズの記録材を連続通紙する場合に磁束調整手段の自己発熱が最も顕著となる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、装置の大きさを変えず、誘導発熱体の無駄な発熱を招くことなく、被加熱材搬送領域における温度上昇を抑制することができる加熱装置であって、磁束遮蔽手段による自己発熱を抑制することの可能な加熱装置、および該加熱装置を定着手段として備える画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の代表的な加熱装置の構成は、磁束発生手段と、磁束発生手段の発生磁束の作用によって電磁誘導発熱する誘導発熱体を有し、加熱部に被加熱材を導入して前記誘導発熱体に直接または伝熱材を介して接触させて搬送させ誘導発熱体の発熱によって被加熱材を加熱する電磁誘導方式の加熱装置であって、加熱部において磁束発生手段から誘導発熱体に対する作用磁束の、被加熱材の搬送方向に直交する幅方向に関する密度分布を変化せしめる磁束調整手段を有する加熱装置において、磁束調整手段は、被加熱材の搬送方向に直交する幅方向の長さに応じて複数の磁束密度分布を選択可能な複数の段差部を備え、複数の段差部はそれぞれ被加熱材搬送方向に段差を有し、複数の段差部の段差のうち、被加熱材搬送方向に直交する幅方向の長さに関して最も磁束調整領域が大きい段差部に対応する段差が、最も大きいことを特徴とする加熱装置、である。
また、上記目的を達成するための本発明の代表的な画像形成装置の構成は、記録材に未定着画像を形成担持させる作像手段と、未定着画像を記録材に定着させる定着手段とを有する画像形成装置において、定着手段として上記の加熱装置を備えることを特徴とする画像形成装置、である。
すなわち、本発明によれば、加熱装置の磁束調整手段は、被加熱材の搬送方向に直交する幅方向の長さに応じて複数の密度分布を選択可能であるため、大サイズの被加熱材を加熱処理する場合に、磁束調整手段を被加熱材の搬送方向と直交する幅方向に移動させることが不要となる。また、磁束調整手段は、被加熱材搬送方向に直交する幅方向の長さに関して最も磁束調整領域が大きい段差部に対応する段差が最も大きいため、小サイズの被加熱材を連続して加熱処理する場合においても、磁束調整手段の自己発熱を低減することが可能となる。従って、装置の大きさを変えず、誘導発熱体の無駄な発熱を招くことなく、被加熱材非搬送領域における温度上昇を抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(1)画像形成装置例
図1は本発明に従う電磁誘導加熱方式の加熱装置を画像加熱定着装置114として備えた画像形成装置の一例の概略構成模型図である。本例の画像形成装置100は転写式電子写真プロセス利用、レーザ走査露光方式のデジタル画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機能機等)である。
101は原稿読取装置(イメージスキャナー)、102は領域指定装置(デジタイザー)であり、何れも画像形成装置本体100の上面側に配設してある。原稿読取装置101は該装置の原稿台上に載置した原稿面を内部に設けた光源等からなる走査照明光学系により走査し、原稿面からの反射光をCCDラインセンサ等の光センサにより読み取り、画像情報を時系列電気デジタル画素信号に変換する。領域指定装置102は原稿の読み取り領域等の設定を行い、信号を出力する。103はプリントコントローラーであり、不図示のパソコン等の画像データに基づくプリント信号を出力する。104は原稿読取装置101、領域指定装置102、プリントコントローラー103等からの信号を受けて、作像手段としての画像出力機構(作像機構部)や定着装置114の各部に指令を送る信号処理および種々の作像シーケンス制御などを行う制御部(CPU)である。
以下は画像出力機構部の説明である。105は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印の時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。感光ドラム105はその回転過程で、帯電装置106により所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に対して画像書き込み装置107による像露光Lを受けることで一様帯電面の露光明部の電位が減衰して感光ドラム105面に露光パターンに対応した静電潜像が形成される。画像書き込み装置107は本例の場合はレーザスキャナーであり、制御部(CPU)104において信号処理された画像データに従って変調されたレーザ光Lを出力し、回転する感光ドラム105の一様帯電面を走査露光して原稿画像情報に対応した静電潜像を形成する。
次いで、その静電潜像が現像装置108によりトナー画像として現像される。そのトナー画像が転写帯電装置109の位置において、給紙機構部側から感光ドラム105と転写帯電装置109との対向部である転写部Tに所定の制御タイミングにて給送された被加熱材たる記録材(転写材)Pに感光ドラム105面側から静電転写される。
給紙機構部は、本例の画像形成装置の場合は、小サイズ記録材を積載収容した第1の給紙カセット110と、大サイズ記録材を積載収容した第2の給紙カセット111と、第1または第2の給紙カセット110・111から選択的に1枚分離給紙された記録材Pを転写部Tに所定のタイミングにて搬送する記録材搬送路112を有している。
転写部Tで感光ドラム105面からトナー画像の転写を受けた記録材Pは、感光ドラム105面から分離され、定着装置114へ搬送されて未定着トナー画像の定着処理を受け、画像形成装置外部の排紙トレー115上に排紙される。
一方、記録材分離後の感光ドラム105面はクリーニング装置113により転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清掃されて繰り返して作像に供される。
(2)定着装置114
図2は定着装置114の要部の拡大横断面模型図、図3は要部の正面模型図である。
本例に示す定着装置114は、加熱ローラ型で、電磁誘導加熱方式の加熱装置であり、互いに所定の押圧力で圧接させて所定のニップ長(ニップ幅)の圧接ニップ部Nを形成させた誘導発熱性の加熱体たる回転体(誘導発熱体)1と加圧回転体たる加圧ローラ2を主体とする。
回転体1は、例えば鉄、ニッケル、SUS430などの誘導発熱性の材料を用いて形成された、肉厚0.02mm〜3.0mm程度の中空(円筒状)の芯金(金属層、導電層)1aを有するローラ(以下、定着ローラと記す)であり、その外周表面には、フッ素樹脂等をコーティングして耐熱性の離型層(伝熱材)1bを形成してある。
この定着ローラ1はその長手両端部側をそれぞれ定着装置の第一側板(定着ユニットフレーム)21・22間に軸受23・23を介して回転可能に支持させて配設してある。また内空部には、上記の定着ローラ1に誘導電流(渦電流)を誘起させてジュール発熱させるための高周波磁界を生じる、磁束発生手段としてのコイルアセンブリ10を挿入して配置してある。
加圧ローラ2は、軸心2aと、該軸心2aの周囲に形成された耐熱ゴム層2bと、該耐熱ゴム層2bの表面に形成されたフッ素樹脂等より成る耐熱離型層2cとから成る。この加圧ローラ2は上記定着ローラ1の下側に並行に配列して、軸心2aの長手両端部側をそれぞれ上記第一側板21・22間に軸受26・26を介して回転自在に保持させて、かつ定着ローラ1の下面に対して不図示の付勢手段により耐熱ゴム層2bの弾性に抗して所定の押圧力にて圧接させて加熱部としての所定のニップ長の圧接ニップ部Nを形成させている。
コイルアセンブリ10は、ボビン7、磁性材からなる磁性コア(芯材)9、励磁コイル(誘導発熱源)6、絶縁部材製のステー5等の組み立て体である。磁性コア9はボビン7に形成した通孔に挿入させてあり、励磁コイル6はこのボビン7の周囲に銅線を巻回して形成されている。このボビン7・磁性コア9・励磁コイル6のユニットをステー5に固定支持させてある。磁性コア9としては、透磁率が大きく自己損失の小さい材料がよく、例えばフェライト、パーマロイ、センダスト、アモルファス、珪素鋼板等が適している。ボビン7は、磁性コア9と励磁コイル6とを絶縁する絶縁部として機能している。
励磁コイル6は加熱に十分な交番磁束を発生するものでなければならないが、そのためには抵抗成分が低く、インダクタンス成分を高くとる必要がある。励磁コイル6の芯線として所定径の細線を所定本数束ねたリッツ線を用いている。細線には絶縁被覆電線を用いている。また磁性コア9を周回するようにボビン7の形状に合せて横長舟型に複数回巻回して励磁コイルとしてある。これにより磁性コア9は励磁コイル6の巻き中心付近に配置される。励磁コイル6は定着ローラ1の長手方向に巻かれている。6a・6bは上記励磁コイル6の2本のリード線(コイル供給線)であり、ステー5の長手一端部側の丸軸形状部5aの中空部から外部に引き出して励磁コイル6に高周波電流を供給する駆動電源13に接続してある。
上記のコイルアセンブリ10は、ボビン7とは一体もしくは別体に形成された前記ステー5に固定支持されている。ステー5は所定の角度姿勢でその両端部側をそれぞれ定着装置の第二側板24・25に非回転に固定支持させて、定着ローラ1の内面と励磁コイル6との間に一定のギャップを形成している。コイルアセンブリ10は定着ローラ外部に露呈しないように収納されている。
上記定着ローラ1は一端部側に設けられた駆動ギアG1がモーター等による駆動源Mにより回転駆動されることによって、図2中矢印aにて示す時計回り方向に回転される。加圧ローラ2は定着ローラ1の回転に伴って矢印cにて示す反時計回り方向に従動回転する。
駆動電源13は、制御部104からの信号によりコイルアセンブリ10の励磁コイル6に高周波電流(交番電流)を供給する。コイルアセンブリ10では、励磁コイル6は駆動電源13から供給される高周波電流によって高周波磁界(交番磁束)を定着ローラ長手方向に複数発生させ、その交番磁束は磁性コア9に導かれて圧接ニップ部Nに対向した定着ローラ1に渦電流を発生させる。その渦電流は定着ローラ1の固有抵抗によってジュール熱を発生させ、これにより圧接ニップ部Nにおいて定着ローラ1が電磁誘導発熱状態になる。そして、定着ローラ1は回転駆動されることによって表面温度が均一化される。
定着ローラ1の外周上には、定着ローラ1の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ11が設けられている。この温度センサ11は、定着ローラ1を隔てて励磁コイル6に向かい合うように、定着ローラ1の表面に圧接または近接されている。また、温度センサ11は、例えば、サーミスタより構成され、このサーミスタで定着ローラ1の温度を検出しつつ、この検出信号に基づいて制御部104により駆動電源13を制御することによって定着ローラ1の温度が最適温度となるように励磁コイル6への通電が制御される。上記の温度センサ11は、励磁コイル6に向かい合うように定着ローラ1の内面に圧接または近接して配置してもよい。
定着ローラ1の上方にはさらに温度異常上昇時の安全機構として、サーモスタット21が設けられている。このサーモスタット21は、定着ローラ1の表面に接触または近接して配置されており、予め設定された温度になると接点を開放して励磁コイル6への通電を切断し、定着ローラ1が所定温度以上の高温となることを防止している。
定着ローラ1および加圧ローラ2の回転駆動状態において、未定着トナー画像tが転写されている記録材Pは、図1中矢印bで示す方向から導入され、記録材Pを挟持搬送する圧接ニップ部Nに送り込まれる。その記録材Pは、加熱された定着ローラ1の熱と、加圧ローラ2から作用する圧力とが加えられながら、圧接ニップ部Nを搬送される。これにより、記録材P上には未定着トナーが固着され、定着トナー画像が形成される。圧接ニップ部Nを通過した記録材Pは、先端部が定着ローラ1の表面に当接する分離爪16により定着ローラから剥離されて図中左方向に搬送される。
前記のステー5、分離爪16、ボビン7は、耐熱および電気絶縁性エンジニアリング・プラスチックから形成されている。
8は磁束調整手段としての磁束遮蔽板である。本実施例1においては、磁束遮蔽板8は定着ローラ1とコイルアセンブリ10との間に挿入して配置されている。本例の磁束遮蔽板8は、図1に示すように、定着ローラ1の長手方向において、定着ローラ内面と対向する励磁コイル6の略全域を覆う円弧曲面を呈してなり、定着ローラ1とコイルアセンブリ10の間に一定のギャップを持って定着ローラ内面に沿うようにして置かれている。図3に示すように前記ステー5の長手両端部側はそれぞれ丸軸形状部5aにしてあり、磁束遮蔽板8はその長手両端部側をそれぞれ軸受10を介して上記ステー5の長手両端部側の丸軸形状部5aに対して回動自由に支持させて配設してある。すなわち、ボビン7・磁性コア9・励磁コイル6、ステー5等の組み立て体であるコイルアセンブリ10に対して開閉動作可能に配設してある。磁束遮蔽板8の材質としては、導電体であって固有抵抗の小さい非磁性金属材料である銅、アルミニウム、銀もしくはこれらの非磁性金属材料を含む合金等が適している。磁束遮蔽板8の形状として、圧接ニップ部Nにおいてコイルアセンブリ10から定着ローラ1に対する作用磁束の、記録材Pの搬送方向に直交するニップ部長手方向に関する密度分布を変化せしめる形状とされる。磁束遮蔽板8の形状については追って説明する。
本実施例においては、定着装置114の圧接ニップ部Nへの記録材Pの導入は中央基準でなされる。PW3は大サイズの記録材(例えばA4Y、A3等の記録材)の搬送領域部、PW2は中サイズの記録材(例えばB5Y、B4等の記録材)の搬送領域部、PW1は小サイズの記録材(例えばA4R以下の記録材)の搬送領域部である。
14は記録材Pのサイズを検知する記録材サイズ検知手段であり、例えば画像形成装置100に設けたユーザー操作パネルの複数のプッシュスイッチの入力された信号の組み合わせにより、CPU104が記録材サイズを判断するようになっている。また、記録材サイズ検知手段14は下記のような構成としても良い。記録材サイズ検知手段14は、記録材搬送時サイズ検知手段14a、操作パネル14b、カセットサイズ検知手段14cからなり、カセットサイズ検知手段14c、記録材搬送時サイズ検知手段14aはそれぞれ超音波センサ等によって構成される。CPU104において記録材サイズの判断は基本的には予め設定されたユーザー操作パネルで選択された記録材サイズによる信号とするが、ユーザーの誤操作、給紙カセット110・111ヘの記録材サイズ誤挿入による記録材サイズの誤った判断を避けるため、給紙カセット110・111、記録材搬送時の搬送経路112に置かれた上記センサによって検出される信号と上記信号との組み合わせを併用して記録材サイズの判断を行うようにしても良い。
15は制御部104からの信号により磁束遮蔽板8の変位制御を行う磁束遮蔽駆動手段としての磁束遮蔽駆動機構である。磁束遮蔽駆動機構15は、モーターなどを含む駆動系からなり、磁束遮蔽板8の一端部側に設けれたギアG2を回転駆動することによって、磁束遮蔽板8を定着ローラ1の周方向に回転駆動させる。モーターには、例えばステッピングモーターなどが使用される。なお、磁束遮蔽板駆動機構15は上記のような構成に限定されるものではなく、例えば、モーターの代わりにベルトを使用する、あるいはスクリューねじを使用するなどして磁束遮蔽板8の変位制御を行うように構成としてもかまわない。
次に、図4に磁束遮蔽板8の形状の一例を示す。(a)は磁束遮蔽板の外観斜視図、(b)は磁束遮蔽板の展開平面図である。
磁束遮蔽板8の形状は、記録材Pの搬送方向に直交する幅方向の長さ(記録材幅)に応じて、コイルアセンブリ10が発生する複数の高周波磁界の密度分布を選択可能な複数の段差部を有する。本実施例では、磁束遮蔽板8は段差部として、長手方向両端部に設けられた1段目段差部8aと、この段差部8aと隣接して設けられた2段目段差部8bとを有する。これらの段差部8a・8bはそれぞれ定着ローラ1の円周方向に延び出ている。8cは段差部8bを繋ぐ繋ぎ部である。段差部8aはB4およびB5Yサイズ等の中サイズの記録材に対応しており、段差部8bはA4R以下の小サイズの記録材に対応している。すなわち、段差部8aの内端面間の間隔L2は図3に示す搬送領域部PW2に、段差部8bの内端面間の間隔L1は同図に示す搬送領域部PW1にそれぞれ対応している。
図5に磁束遮蔽板8の動作位置を示す。磁束遮蔽板8の動作は上述の記録材サイズ検知手段14の信号に基づいて制御部104が磁気遮蔽駆動機構15を制御することによって行われる。
本実施例に用いた磁束遮蔽板8が動作する場合、A4Y、A3等の大サイズの記録材においては、(a)に示すように、磁束遮蔽板8は励磁コイル6が発生する高周波磁界(以下、磁束と記す)をおおよそ妨げない退避位置すなわち励磁コイル6から離れた所定位置に回転移動される。この場合、励磁コイル6から発生する磁束について定着ローラ1に作用する密度分布が磁束遮蔽板8によって調整されていない、すなわち遮蔽されていない状態である。
B5Y、B4等の中サイズの記録材においては、(b)に示すように、磁束遮蔽板8は段差部8aのみが磁性コア9(センターコア)と定着ローラ1との間に所定の間隔を保ちつつ挿入されるように回転移動される。この場合、励磁コイル6から発生する磁束について定着ローラ1に作用する密度分布が段差部8aによって調整されている、すなわち遮蔽されている状態である。これにより中サイズの記録材を定着処理する際に段差部8aと対応する定着ローラ両端部の領域すなわち記録材非搬送領域の温度上昇を防止できる。
A4R以下の小サイズの記録材においては、(c)に示すように、磁束遮蔽板8は段差部8bのみが磁性コア9と定着ローラ1との間に所定の間隔を保ちつつ挿入されるように回転移動される。この場合、励磁コイル6から発生する磁束について定着ローラ1に作用する密度分布が段差部8bによって調整されている、すなわち遮蔽されている状態である。これにより小サイズの記録材を定着処理する際に段差部8bと対応する定着ローラ両端部の領域すなわち記録材非搬送領域の温度上昇を防止できる。
次に、図6を用いて磁束遮蔽板8が磁性コア9と定着ローラ1との間の遮蔽位置(図5参照)に挿入された時に磁束遮蔽板8上に誘導される渦電流と、渦電流によって生じる磁束遮蔽板8の自己発熱について説明する。
記録材サイズの中サイズ時および小サイズ時に遮蔽位置に挿入された磁束遮蔽板8には、図6に示すように、それぞれ励磁コア9の長手方向の中心線9a周囲に渦電流Ifが誘導される。ここで、磁束遮蔽板8の自己発熱は、磁束変化によって誘導された渦電流によるジュール発熱であること、および渦電流Ifは磁束遮蔽板8を貫く磁束の変化量に依存することから、中サイズ時よりも遮蔽範囲(磁束調整領域)の大きい小サイズ時の方が磁束遮蔽板8の自己発熱が大きい。
また、段差部8a・8bにおいて、励磁コア9の中心線9aから対応する段差部の段差エッジ部との距離dsおよびdmが物理的に近いと、誘導される渦電流Ifが狭い領域に集中して流れるため、自己発熱が増加する。
以上より、磁束遮蔽板8において小サイズ時に用いる2段目段差部8bの記録材搬送方向の段差Dsを大きくすることによって、励磁コア9の中心線9aから段差部8bのエッジ部との距離dsを大きくすることができるため、その結果磁束遮蔽板8の自己発熱を低減することが可能となる。すなわち、小サイズ用の段差部Dsを大きく取ることによって、段差部Dsの絶対値を大きくすることが可能となるので、自己発熱が低減できる。一方で、段差部Dmに関しては、小サイズ用の段差部Dsと比較して遮蔽範囲が狭いので、段差部Dmの絶対値が小さくても、自己発熱は大きくならない。
一方で、各記録材サイズに対応する段差部において段差のすべてを大きくとった場合、磁束遮蔽板が定着ローラの周方向に関して大きくなりすぎてしまう。このため、本実施例1の構成のように定着ローラ内部にコイルアセンブリ10と磁束遮蔽板8を備える構成にあっては、大サイズの記録材をニップ部Nにおいて搬送した際に磁束遮蔽板8が退避することが不可能となってしまう。
したがって、磁束遮蔽板8の自己発熱が比較的少ない中サイズ時に用いる段差Dmのみを小さくすることによって、限られた空間内に磁束遮蔽板を退避することが可能となる。なお、磁束遮蔽板の段差Dm・Dsは、それぞれが遮蔽位置に配置されたときに十分磁束を遮蔽するように、励磁コア9の記録材搬送方向の幅よりも大きい事が肝心である。
本実施例1において、磁束遮蔽板8の各段差を変化させたときの磁束遮蔽板8および励磁コイル6の温度を表1に示す。本実施例1に用いた磁束遮蔽板8は、純度99.9%以上の銅より成る。励磁コイル6は、耐熱温度が230℃のリッツ線を定着ローラ1の長尺方向に平行に伸延させ10ターン巻いたものを用いた。定着ローラ1は、鉄からなる肉厚0.5mm、外径35mmの芯金1aの表面に、厚み20μmのフッ素樹脂からなる耐熱離型層1bを備え、回転速度250mm/secにて回転する。定着ローラ1の表面温度は温度センサ11および駆動電源13によって195℃に維持される。また、励磁コア9の記録材搬送方向の幅は5mmであって、本実施例1の構成においては、磁束遮蔽板8の各段差Dm・Dsは該磁束遮蔽板の回転方向において回転角度換算でおよそ20°以上であれば、十分磁束を遮蔽することができる。
本実施例1において、A4Y、B5Y、B5Rのそれぞれの紙サイズ(いずれも坪量64g/m)を連続通紙した時の、励磁コイル6および磁束遮蔽板8の温度を表1に示す。
Figure 2006120523
表1の結果より、磁束遮蔽板8の中サイズ用の段差Dmよりも小サイズ用の段差Dsを大とすれば、磁束遮蔽板8の自己発熱を低減することが出来る。このため、励磁コイル6の耐熱温度を越えることなく、いかなるサイズの記録材を通紙させることが可能となる。
以上のように本実施例の定着装置114によれば、磁束遮蔽板8は、定着ローラ1の圧接ニップ部長尺方向の長さに応じて複数の密度分布を選択可能であるため、大サイズの記録材を加熱処理する場合に、磁束遮蔽板8を記録材搬送方向と直交する圧接ニップ部長尺方向に移動させることが不要となる。また、磁束遮蔽板8は、記録材の圧接ニップ部長尺方向の長さに関して最も小さい記録材に対応する段差Dsが最も大きいため、小サイズの記録材を連続して加熱処理する場合においても、磁束遮蔽板8の自己発熱を低減することが可能となる。従って、装置の大きさを変えず、定着ローラ1の無駄な発熱を招くことなく、記録材非搬送領域における温度上昇を抑制することが可能となる。
また、本実施例では、非通紙部昇温対策として、小サイズの記録材の非通紙部に対応する複数の段差を有する磁束調整部材において、長手方向に磁束調整面積が最も大きくなる最小サイズの記録材に対応する段差部の段差Dsを最も大きくすることで磁束調整部材の昇温を防止することができた。しかしながら、磁束調整部材はこの形態に限らず、例えば、通紙部の領域の磁束を調整することで相対的に非通紙部の温度分布を調整するような磁束調整手段の構成においても適応すること可能で、その場合、定着ローラの長手方向に関する磁束調整領域の最も大きい磁束調整部の段差部の段差を最も大きくすることで磁束調整部材の昇温を防止することができる。
尚、以上説明した実施例1の構成は、本発明を限定するために記載されたものではなく、適用する加熱装置に応じて種々の変更が可能である。例えば上述した実施例1の構成において、定着ローラ1において離型層1bを設けることなく芯金1aに記録材Pを直接接触させて搬送させても良い。また、誘導発熱体として定着ローラ1を提示したが、ニッケル等の金属エンドレスベルトであっても適用することが可能である。また、例えば上述した実施例1に用いた磁束遮蔽板8の段差は2段であるが、さらなる記録材サイズに対応するために3段以上設けても良い。また、さらに磁束遮蔽板8の自己発熱および励磁コイル6の温度を低減するために、磁束遮蔽板8もしくは励磁コイル6を冷却する冷却手段を備えても良い。冷却手段としては、送風ファンによる直接もしくは間接的な手段が一例として挙げることが可能である。
図7は本発明に従う加熱装置としての定着装置114の他の例を示し、定着ローラ201の外部近傍に励磁コイル206および磁性コア209を配置させた一例の概略構成模型図である。
本実施例2においては、磁束遮蔽板208は、定着ローラ201と励磁コイル206および磁性コア209の間に、一定のギャップを持って配置される。そして、定着ローラ201と励磁コイル206との間で定着ローラの外周面に沿って回転移動可能に構成される。209aは磁性コアの長手方向の中心線である。
本実施例2では、定着ローラ201の外周面近傍に磁束遮蔽板208および励磁コイル206が配置してあるので、定着ローラ201周囲の雰囲気への放熱が期待できる。このため、磁束遮蔽板208の自己発熱および励磁コイル206の温度は、上述の実施例1よりも軽微であることが期待できる。
本実施例2に用いた磁束遮蔽板208の形状を図8に示す。(a)は磁束遮蔽板の外観斜視図、(b)は磁束遮蔽板の展開平面図である。磁束遮蔽板208の外観形態は実施例1の磁束遮蔽板8のそれと略同じである。本実施例2では、中サイズ用の段差部208aの段差Dmを15°、小サイズ用の段差部208bの段差Dsを30°とした。208cは段差部208bを繋ぐ繋ぎ部である。
図9に磁束遮蔽板208の動作位置を示す。磁束遮蔽板208の動作は前述した記録材サイズ検知手段14の信号に基づいて制御部104が磁気遮蔽駆動機構15を制御することによって行われる。
本実施例2に用いた磁束遮蔽板208が動作する場合、A4Y、A3等の大サイズの記録材においては、(a)に示すように、磁束遮蔽板208は励磁コイル206が発生する磁束をおおよそ妨げない退避位置すなわち励磁コイル206から離れた位置に回転移動される。この場合、励磁コイル206から発生する磁束について定着ローラ201に作用する密度分布が磁束遮蔽板208によって調整されていない、すなわち遮蔽されていない状態である。
B5Y、B4等の中サイズの記録材においては、(b)に示すように、磁束遮蔽板208は段差部208aのみが磁性コア209と定着ローラ201との間に所定の間隔を保ちつつ挿入されるように回転移動される。この場合、励磁コイル206から発生する磁束について定着ローラ201に作用する密度分布が段差部208aによって調整されている、すなわち遮蔽されている状態である。これにより中サイズの記録材を定着処理する際に段差部208aと対応する定着ローラ両端の温度上昇を防止できる。
A4R以下の小サイズの記録材においては、(c)に示すように、磁束遮蔽板208は段差部208bのみが磁性コア209と定着ローラ201との間に所定の間隔を保ちつつ挿入されるように回転移動される。この場合、励磁コイル206から発生する磁束について定着ローラ201に作用する密度分布が段差部208bによって調整されている、すなわち遮蔽されている状態である。これにより小サイズの記録材を定着処理する際に段差部208bと対応する定着ローラ両端の温度上昇を防止できる。
本実施例2においても、磁束遮蔽板208の中サイズ用の段差Dmよりも小サイズ用の段差Dsが大となっているので、実施例1に示した定着装置と同様な作用・効果を得ることができる。従って、励磁コイル206の耐熱温度を越えることなく記録材を加熱することができる。
尚、以上説明した実施例2の構成は、本発明を限定するために記載されたものではなく、前述のように種々の変更が可能であることは無論である。
図10は本発明に従う加熱装置としての定着装置114の他の例を示し、誘導発熱体の周囲に回転体を配置させた一例の概略構成模型図である。
本実施例1および2では「回転体(定着ローラ)=加熱体」である。これに対して実施例3では「回転体と加熱体」は別体であることが特徴である。磁束発生手段たる励磁コイル306は磁性コア309の周囲にまきつけられ、誘導発熱体たる加熱板325を誘導加熱する。張架ローラ323、324によって張架され、加熱板325と接触、加熱される回転体たるエンドレスベルト322は、不図示の駆動手段によって回転する。エンドレスベルト322にはポリイミド等の樹脂ベルトを使うことが可能となる。磁束遮蔽板308は、磁性コア309と加熱板325の間に一定の間隔を保ちつつ挿入される。そして、磁性コア309と加熱板325との間で加熱板の外表面に沿って移動可能に構成される。309aは磁性コアの長手方向の中心線である。
図11は本実施例3で用いた磁束遮蔽板308の平面図である。磁束遮蔽板308の外観形態は実施例1の磁束遮蔽板8のそれと略同じである。本実施例3では、中サイズ用の段差部308aの段差Dmを15°、小サイズ用の段差部208bの段差Dsを30°とした。308cは段差部308bを繋ぐ繋ぎ部である。
図12に磁束遮蔽板308の動作位置を示す。磁束遮蔽板308の動作は前述した記録材サイズ検知手段14の信号に基づいて制御部104が磁気遮蔽駆動機構15を制御することによって行われる。
本実施例3に用いた磁束遮蔽板308が動作する場合、A4Y、A3等の大サイズの記録材においては、(a)に示すように、磁束遮蔽板308は励磁コイル306が発生する磁束をおおよそ妨げない退避位置すなわち励磁コイル306から離れた位置に移動される。この場合、励磁コイル306から発生する磁束について加熱板325に作用する密度分布が磁束遮蔽板308によって調整されていない、すなわち遮蔽されていない状態である。
B5Y、B4等の中サイズの記録材においては、(b)に示すように、磁束遮蔽板308は段差部308aのみが磁性コア309と加熱板325との間に所定の間隔を保ちつつ挿入されるように移動される。この場合、励磁コイル306から発生する磁束について加熱板325に作用する密度分布が段差部308aによって調整されている、すなわち遮蔽されている状態である。これにより中サイズの記録材を定着処理する際に段差部308aと対応する加熱板両端の温度上昇を防止できる。
A4R以下の小サイズの記録材においては、(c)に示すように、磁束遮蔽板308は段差部308bのみが磁性コア309と加熱板325との間に所定の間隔を保ちつつ挿入されるように回転移動される。この場合、励磁コイル306から発生する磁束について加熱板325に作用する密度分布が段差部308bによって調整されている、すなわち遮蔽されている状態である。これにより小サイズの記録材を定着処理する際に段差部308bと対応する加熱板両端の温度上昇を防止できる。
本実施例3においても、磁束遮蔽板308の中サイズ用の段差Dmよりも小サイズ用の段差Dsが大となっているので、実施例1に示した定着装置と同様な作用・効果を得ることができる。従って、励磁コイル306の耐熱温度を越えることなく記録材を加熱することができる。
尚、本実施例3の構成において、磁束遮蔽板308は略平面状であるが、定着装置の形態に応じて、曲面状の磁束遮蔽板を用いても良い。また、以上説明した実施例3の構成は、本発明を限定するために記載されたものではなく、前述のように種々の変更が可能であることは無論である。
[その他]
本発明の電磁誘導加熱方式の加熱装置は、実施例の画像加熱定着装置としての使用に限られず、未定着画像を記録用紙に仮定着する仮定着装置、定着画像を担持した記録用紙を再加熱してつや等の画像表面性を改質する表面改質装置等の像加熱装置としても有効である。またその他、例えば、紙幣等のしわ除去用の熱プレス装置や、熱ラミネート装置、紙等の含水分を蒸発させる加熱乾燥装置など、シート状部材を加熱処理する加熱装置として用いても有効であることは勿論である。
画像形成装置の一例の概略構成模型図 実施例1に係る定着装置の要部の拡大断面模型図 実施例1に係る定着装置の要部の正面模型図 実施例1に係る定着装置の磁束遮蔽板の一例の構成図 実施例1に係る定着装置の磁束遮蔽板の動作説明図 実施例1に係る定着装置の磁束遮蔽板に誘導される渦電流を示す概略図 実施例2に係る定着装置の要部の概略構成模型図 実施例2に係る定着装置の磁束遮蔽板の一例の構成図 実施例2に係る定着装置の磁束遮蔽板の動作説明図 実施例3に係る定着装置の要部の概略構成模型図 実施例3に係る定着装置の磁束遮蔽板の一例の構成図 実施例3に係る定着装置の磁束遮蔽板の動作説明図 従来技術に係る加熱装置の概略図 従来技術に係る磁束遮蔽手段の構成図
符号の説明
1・201(誘導発熱体):定着ローラ、2:加圧ローラ、5:ステー、
6・206・306:励磁コイル(磁束発生手段)、7:ボビン
8・208・308:磁束遮蔽板(磁束遮蔽手段)、
8a・208a・308a:1段目段差部、
8b・208b・308b:2段目段差部
9・209・309:磁性コア、10:コイルアセンブリ(磁束発生手段)、
11:温度センサ、12:サーモスタット、13:駆動電源、
14:記録材サイズ検知手段、15:磁束遮蔽板駆動機構、16:分離爪、
104:CPU、114:定着装置(加熱装置)、322:エンドレスベルト、
323・324:張架ベルト、325:加熱板(誘導発熱体)、
N:圧接ニップ部(加熱部)、Dm・Ds:段差、P:記録材(被加熱材)、
t:未定着トナー像

Claims (13)

  1. 磁束発生手段と、磁束発生手段の発生磁束の作用によって電磁誘導発熱する誘導発熱体を有し、加熱部に被加熱材を導入して前記誘導発熱体に直接または伝熱材を介して接触させて搬送させ誘導発熱体の発熱によって被加熱材を加熱する電磁誘導方式の加熱装置であって、加熱部において磁束発生手段から誘導発熱体に対する作用磁束の、被加熱材の搬送方向に直交する幅方向に関する密度分布を変化せしめる磁束調整手段を有する加熱装置において、
    磁束調整手段は、被加熱材の搬送方向に直交する幅方向の長さに応じて複数の磁束密度分布を選択可能な複数の段差部を備え、複数の段差部はそれぞれ被加熱材搬送方向に段差を有し、複数の段差部の段差のうち、被加熱材搬送方向に直交する幅方向の長さに関して最も磁束調整領域が大きい段差部に対応する段差が、最も大きいことを特徴とする加熱装置。
  2. 磁束調整手段が誘導発熱体と磁束発生手段との間に挿入されることによって被加熱材搬送方向に直交する幅方向に関する作用磁束の密度分布を変化せしめることを特徴とする、請求項1に記載の加熱装置。
  3. 磁束調整手段は、少なくとも、非磁性金属材料もしくは非磁性金属材料を含む合金より成ることを特徴とする、請求項1ないし2に記載の加熱装置。
  4. 磁束発生手段は、少なくとも、磁束を発生する励磁コイルと、前記励磁コイルの巻き中心付近に配置され励磁コイルが発生した磁束を導く磁性コアとを有することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の加熱装置。
  5. 磁束調整手段の段差部は、上記磁性コアと誘導発熱体との間に挿入されることによって被加熱材搬送方向に直交する幅方向に関する作用磁束の密度分布を変化せしめることを特徴とする、請求項4に記載の加熱装置。
  6. 磁束調整手段の段差部は、少なくとも、上記磁性コアの被加熱材搬送方向の幅よりも大きいことを特徴とする、請求項5に記載の加熱装置。
  7. 誘導発熱体は、中空の回転体であることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれかに記載の加熱装置。
  8. 磁束発生手段および磁束調整手段は、誘導発熱体の内部近傍に配置されることを特徴とする、請求項7に記載の加熱装置。
  9. 磁束発生手段および磁束調整手段は、誘導発熱体の外部近傍に配置されることを特徴とする、請求項7に記載の加熱装置。
  10. 誘導発熱体の周囲に回転可能な回転体を配置したことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の加熱装置。
  11. 被加熱材は未定着画像を担持した記録材であり、未定着画像を記録材に加熱定着させる定着装置であることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の加熱装置。
  12. 記録材に未定着画像を形成担持させる作像手段と、未定着画像を記録材に定着させる定着手段とを有する画像形成装置において、定着手段として請求項1から10のいずれかに記載の加熱装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記複数の段差部は最大搬送サイズより小サイズの被加熱材の非搬送領域の温度を調整する非搬送領域温度調整部材であり、前記非搬送領域の温度調整部材のうち最も小さい被加熱材に対応する段差部の段差が、最も大きいことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の加熱装置。
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