JP4208816B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電子写真方式によって画像形成を行う複写機・プリンタ等の画像形成装置において、記録材に形成担持させた未定着画像を加熱定着させるための画像加熱定着装置として用いて好適な、電磁誘導加熱方式の像加熱装置に関するものである。
昨今、OA機器の省エネルギー動向から、複写機・複写機等に搭載される画像加熱定着装置としては、省エネルギーおよびクイックスタート性を両立させるために、一般的なハロゲンランプを加熱源とする熱ローラ方式の定着装置に代えて、電磁誘導加熱方式の定着装置が一部実用化されてきている。
特許文献1には、磁束発生手段と、磁束発生手段からの磁束により発熱する発熱部材と、を有し、発熱部材の発熱により記録材上の未定着画像を加熱定着する電磁誘導加熱方式の定着装置が記載されている。
発熱部材については、省エネルギーおよびクイックスタート性の観点から、鉄やニッケル、SUSなどを用いて薄肉化を行っている。これは発熱部材の熱容量を下げつつ強度を保つための構成であるが、小サイズ記録材を通紙した場合などに生じる非通紙部領域の過昇温問題が大きくなってくる。
そこで、特許文献1の電磁誘導加熱方式の定着装置においては、磁束発生手段から発熱部材へ届く磁束の一部を遮蔽する磁束調整部材を配置し、該磁束調整部材の位置を発熱部材における記録材の通紙範囲に応じて変位手段により変化させることで発熱部材の非通紙部領域における温度上昇を抑制する磁束調整手段を具備させている。
特開平10−74009号公報
しかしながら、小サイズ記録材の連続通紙時には、磁束調整部材で磁束遮蔽されている非通紙部領域に対応する発熱部材部分の温度低下が大きくなり、小サイズ記録材の連続通紙後すぐに大サイズ記録材が通紙された場合には、大きく温度低下をしている上記の非通紙部領域に対応する記録材部分において画像の定着性が悪化する等の不具合を生じる。
そこで本発明の目的は、電磁誘導加熱による像加熱装置構成において、小サイズ記録材の連続通紙時に発熱部材の非通紙部領域の過昇温を防止しつつ、該非通紙部領域に生じた温度低下から早いリカバリ動作を行ない該非通紙部領域の温度を素早く回復させて、どのような記録材サイズにおいても記録材を良好に加熱すること、定着装置にあってはどのような記録材サイズにおいても定着性を満足させることにある。
上記目的を達成するための本発明に係る像加熱装置の代表的な構成は、 磁束を生ずる磁束発生手段と、前記磁束発生手段により生ずる磁束により、記録材上の画像を加熱するための熱を生ずる回転可能な発熱部材と、前記磁束発生手段と前記発熱部材との間に配置されることで前記磁束発生手段から前記発熱部材に向かう磁束を遮蔽する移動可能な磁束遮蔽部材と、通紙可能な最小サイズの記録材の通紙領域内の前記発熱部材の温度を検知する温度検知部材と、前記温度検知部材の出力に基づいて前記発熱部材の温度が予め設定された目標温度になるように前記磁束発生手段への通電を制御する通電制御手段と、前記磁束遮蔽部材を移動させる移動手段と、を有する像加熱装置において、
前記磁束遮蔽部材は前記発熱部材の回転軸線方向における前記発熱部材の端部の前記発熱部材に向かう磁束を遮蔽する第一磁束遮蔽部と前記発熱部材の端部の前記発熱部材に向かう磁束の遮蔽を行わず、前記温度検知部材が温度を検知する領域を含む前記発熱部材の中央部の前記発熱部材に向かう磁束の遮蔽を行う第二磁束遮蔽部とを有し、前記第一磁束遮蔽部を前記発熱部材の端部に向かう磁束を遮蔽する第一位置に移動させた状態を有する画像形成ジョブの通紙終了後に、第一磁束遮蔽部を前記第一位置から退避させ、第二磁束遮蔽部を前記発熱部材の中央部に向かう磁束を遮蔽する第二位置に移動させた状態で、通電制御手段が前記発熱部材の温度が予め設定された目標温度になるように通電制御を行う動作を実行した後にスタンバイ状態に移行する機能を有することを特徴とする
上記の像加熱装置によれば、小サイズ記録材の連続通紙時における発熱部材の非通紙部領の過昇温を防止ししながら、かつ素早く温度のリカバリを行うことができる。
(1)画像形成装置例
図1は本発明に従う電磁誘導加熱方式の像加熱装置を画像加熱定着装置として備えた画像形成装置の一例の概略構成模型図である。本例の画像形成装置100は転写式電子写真プロセス利用、レーザ走査露光方式のデジタル画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機能機等)である。
101は原稿読取装置(イメージスキャナー)、102は領域指定装置(デジタイザー)であり、何れも画像形成装置本体100の上面側に配設してある。原稿読取装置101は該装置の原稿台上に載置した原稿面を内部に設けた光源等からなる走査照明光学系により走査し、原稿面からの反射光をCCDラインセンサ等の光センサにより読み取り、画像情報を時系列電気デジタル画素信号に変換する。領域指定装置102は原稿の読み取り領域等の設定を行い、信号を出力する。103はプリントコントローラーであり、不図示のパソコン等の画像データに基づくプリント信号を出力する。104は原稿読取装置101、領域指定装置102、プリントコントローラー103等からの信号を受けて、画像出力機構の各部に指令を送る信号処理及び種々の作像シーケンス制御を行う制御部(CPU)である。
以下は画像出力機構部(作像機構部)の説明である。105は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印の時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。感光ドラム105はその回転過程で、帯電装置106により所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に対して画像書き込み装置107による像露光Lを受けることで一様帯電面の露光明部の電位が減衰して感光ドラム105面に露光パターンに対応した静電潜像が形成される。画像書き込み装置107は本例の場合はレーザスキャナーであり、制御部104において信号処理された画像データに従って変調されたレーザ光Lを出力し、回転する感光ドラム105の一様帯電面を走査露光して原稿画像情報に対応した静電潜像を形成する。
次いで、その静電潜像が現像装置108によりトナー画像として現像される。そのトナー画像が転写帯電装置109の位置において、給紙機構部側から感光ドラム105と転写帯電装置109との対向部である転写部Tに所定の制御タイミングにて給送された被加熱材としての用紙やOHPシート等の記録材(転写材)Pに感光ドラム105面側から静電転写される。
給紙機構部は、本例の画像形成装置の場合は、大サイズ記録材P1を積載収容した第1のカセット給紙部110と、中サイズ記録材P2を積載収容した第2のカセット給紙部111と、小サイズ記録材P3を積載収容した第3のカセット給紙部112と、第1、第2または第3のカセット給紙部110・111・112から選択的に1枚分離給紙された記録材Pを転写部Tに所定のタイミングにて搬送する記録材搬送部113を有している。記録材搬送部113は、記録材給送手段としての記録材給送ローラ(レジストローラ対)114を有し、この給送ローラ114によって記録材Pの紙間(先行記録材の後端と後続記録材の先端との間の間隔)を調整することで、所定のスループットをもって上記記録材Pを転写部Tに給送する。
転写部Tで感光ドラム105面からトナー画像の転写を受けた記録材Pは、感光ドラム105面から分離され、定着装置116へ搬送されて未定着トナー画像の定着処理を受け、画像形成装置外部の排紙トレー117上に排紙される。
一方、記録材分離後の感光ドラム105面はクリーニング装置115により転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清掃されて繰り返して作像に供される。
(2)定着装置116
1)全体的装置構成
図2は本実施例における定着装置116の要部の拡大横断面模型図、図3は同じく正面模型図、図4は同じく縦断面正面模型図である。
この定着装置116は電磁誘導加熱方式の加熱ローラ型加熱装置である。1は発熱部材としての定着ローラ、2は加圧部材としての弾性加圧ローラである。両者1・2を上下並行に配列して、所定の押圧力で圧接させて定着ニップ部(加熱ニップ部)Nを形成させている。
ここで、以下において、定着装置116の構成部材・部分について、幅方向(=長手方向)とは、記録材(被加熱材)搬送路面内において記録材搬送方向a(図2)に直交する方向とする。
定着ローラ1は、例えばNi、Fe、SUSなどの誘導発熱性材料(磁性金属または磁性材料)を用いて形成された、肉厚0.02mm〜3.0mm程度の薄肉の円筒状ローラ(以下、定着ローラと記す)である。その外周表面には、フッ素樹脂等をコーティングして耐熱性の離型層(伝熱材)を形成してある。この定着ローラ1は、図3・図4のように、その幅方向両端部側をそれぞれ定着装置の奥側と手前側の側板(定着ユニットフレーム)21・22間に軸受23・23を介して回転可能に支持させて配設してある。
また、定着ローラ1の内空部には、定着ローラ1に誘導電流(渦電流)を誘起させてジュール発熱させるための高周波磁界を生じる、磁束発生手段としてのコイルユニット3を挿入して非回転に固定支持させて配置してある。
加圧ローラ2は、芯金2aと、該芯金2aの周囲に形成された耐熱ゴム層2bと、該耐熱ゴム層2bの表面に形成されたフッ素樹脂等より成る耐熱離型層2cとから成る。この加圧ローラ2は、芯金2aの幅方向両端部側をそれぞれ上記の奥側と手前側の側板21・22間に軸受24・24を介して回転自在に保持させて、かつ定着ローラ1の下面に対して不図示の押圧手段により耐熱ゴム層2bの弾性に抗して所定の押圧力にて圧接させて定着ニップ部Nを形成させている。
G1は定着ローラ駆動ギアであり、定着ローラ1の奥側端部に外嵌固着して配設してある。このギアG1にモーターを含む定着ローラ駆動機構11より駆動力が伝達されることで、定着ローラ1が図2において時計方向に所定の周速度で回転駆動される。この定着ローラの回転駆動に伴い、定着ニップ部Nにおいて定着ローラ1との摩擦力で加圧ローラ2に回転トルクが作用して該加圧ローラ2が従動回転する。定着ローラ駆動機構11は制御部104からの信号により制御される。
コイルユニット3は、定着ローラ1の内径よりも外径を少し小さくした横断面略半円弧状樋型のホルダ4と、このホルダ4内に収容させた励磁コイル6と、同じくホルダ4内の中央部に配設したセンターコア5aと、ホルダ4の上面開口部に被せた蓋板4aと、その蓋板4aの上面に配設したサイドコア5b等の組み立てユニット体である。図5はこのコイルユニット3の分解斜視模型図である。
ホルダ4と蓋板4aは、耐熱性と機械的強度を備えた非磁性の成形体である。例えば、耐熱性および電気絶縁性のエンジニアリング・プラスチック等から形成されている。
励磁コイル6は加熱に十分な交番磁束を発生するものでなければならないが、そのためには抵抗成分が低く、インダクタンス成分を高くとる必要がある。励磁コイル6の芯線として所定径の細線を所定本数束ねたリッツ線を用いている。細線には絶縁被覆電線を用いている。そして、上記のリッツ線を、センターコア5aを周回するようにホルダ4の内面形状に合せて定着ローラ1の幅方向に横長舟型に複数回巻回して励磁コイル6としてある。センターコア5aは励磁コイル6の巻き中心付近に配置される。
4bはホルダ4の内底面の略中央部にホルダ幅方向に沿って具備させたセンターコア下端受け溝である。4cは蓋板4aの略中央部に蓋板幅方向に沿って具備させたセンターコア上端受け溝である。センターコア5aは上記の下端受け溝4bと上端受け溝4cとにより、ホルダ4の内の略中央部に位置決めされて保持される。
センターコア5aとサイドコア5bは両者で横断面T字形の磁性コア5を構成している。コアとしては、透磁率が大きく自己損失の小さい材料がよく、例えばフェライト、パーマロイ、センダスト、アモルファス、珪素鋼板等が適している。ホルダ4と蓋板4aは磁性コア5(5a・5b)と励磁コイル6とを絶縁する絶縁部材としても機能している。
ホルダ4の奥側端部には筒軸部4dを具備させてある。ホルダ4の手前側端部には先端部をDカット軸部4fとした充実軸部4eを具備させてある。そして、図3・図4のように、筒軸部4dを定着装置の奥側のサブ側板25に形成した円穴に挿入して保持させ、充実軸部4eのDカット軸部4fを定着装置の手前側のサブ側板26に形成したD形穴に挿入して保持させることで、ホルダ4すなわちコイルユニット3を奥側と手前側のサブ側板25・26間に、半円筒外面側を下向にした角度姿勢で非回転に両持支持させて、且つ図2のように定着ローラ1の内面に非接触に所定の隙間部(ギャップ)を形成させて配設してある。コイルユニット3を上記のように配設した状態において、定着ローラ1と、ホルダ4の筒軸部4d及び充実軸部4eは略同軸となっている。
すなわち、コイルユニット3はその半円筒外面側が、定着ローラ1の内面の周方向の一部で定着ローラ1の幅方向に亘って定着ローラ内面に所定の間隔を保って対向している。
また、筒軸部4d側からは、ホルダ4内の励磁コイル6のリード線6a・6bを該筒軸部4d内を通してホルダ4内から外部に引き出して励磁コイル6に高周波電流を供給する駆動電源(励磁回路)13に接続してある。
8は定着ローラ1内に配設した磁束調整部材(磁束遮蔽部材)である。この磁束調整部材8はコイルユニット3から定着ローラ1への定着ローラ幅方向に関する磁束作用領域、すなわち、励磁コイル6及び定着ローラ1、コア5a・5bで構成される磁気回路部(不図示)を調整して定着ローラ幅方向に関する温度分布を調整する部材である。この磁束調整部材8については次の2)項で詳述する。
高周波駆動電源13は、制御部104(通電制御手段)からの信号によりコイルユニット3の励磁コイル6に高周波電流(交番電流)を供給する。励磁コイル6は駆動電源13から供給される高周波電流によって高周波磁界(交番磁束)を定着ローラ長手方向に発生させ、その交番磁束は磁性コア5に導かれて定着ローラ1に渦電流を発生させる。その渦電流は定着ローラ1の固有抵抗によってジュール熱を発生させる。これにより定着ローラ1が電磁誘導発熱状態になる。そして、定着ローラ1は回転駆動されることによって表面温度が均一化される。
図6は上記のような系における定着ローラ1の発熱の状態を定着ローラ1の横断面模型図で示したもので、磁束発生手段3から定着ローラ1への主たる磁束作用領域と、それに対応する定着ローラ部分の円周方向発熱量分布の説明図である。磁束発生手段であるコイルユニット3の励磁コイル6は交番電流が流されることで交番磁束を発生する。定着ローラ1は前記のように磁性金属または磁性材料を用いており、定着ローラ1の肉厚内では磁界を打ち消すように誘導電流(渦電流)が発生する。この誘導電流によるジュール熱により定着ローラ1自体が発熱し、昇温していくことになる。本実施例の構成においては、コイルユニット3の、励磁コイル6とコア5a・5bを組み込んだホルダ4の半円筒外面側が、コイルユニット3から定着ローラ1への主たる磁束作用領域、すなわち、励磁コイル6及び定着ローラ1、コア5a・5bで構成される磁気回路部(不図示)であり、この磁束作用領域において定着ローラ1の誘導加熱がなされる。そして、定着ローラ1の円周方向において、その主たる磁束作用領域に対応する定着ローラ部分にて発熱する発熱量分布は模式図に示すように、2ヶ所に発熱量の多い部分H・Hが存在する。
定着ローラ1の外周上には、図3のように定着ローラ1の温度を検出する第1〜第3の温度検知手段16a〜16cが設けられている。これらの温度検知手段16a〜16cは、定着ローラ1を隔てて内部の励磁コイル6に向かい合うように、定着ローラ1の表面に圧接または近接されている。これらの温度検知手段16a〜16cは、例えば、サーミスタやサーモパイル、熱電対などの一般的な温度検知手段である。そして、これらの温度検知手段16a〜16cでそれぞれ検知される定着ローラ1の温度情報が制御部104に入力する。第1の温度検知手段16aは定着ローラ1の温調制御用として定着ローラ幅方向の略中央部に対応する位置に配設してあり、制御部104はこの第1の温度検知手段16aから入力する定着ローラ1の温度情報に基づいて高周波駆動電源13を制御することによって該第1の温度検知手段16aから入力する定着ローラ温度が所定の定着温度(目標温度)に維持されるように高周波駆動電源13から励磁コイル6への供給電力量を制御する。第2と第3の温度検知手段16bと16cについては後述する。上記の温度検知手段16a〜16cは、励磁コイル6に向かい合うように定着ローラ1の内面に圧接または近接して配置してもよい。
また定着ローラ1には、さらに温度異常上昇時の安全機構として、サーモスタット17(図2)が設けられている。このサーモスタット17は、定着ローラ1の表面に接触または近接して配置されており、熱暴走により定着ローラ1が熱暴走により予め設定された許容温度以上の高温加熱されると接点を開放して励磁コイル6への通電を緊急切断する。
定着ローラ1および加圧ローラ2が回転され、また定着ローラ1が磁束発生手段であるコイルユニット3により電磁誘導加熱されて所定の定着温度に温調された状態において、図2のように、未定着トナー画像tが転写されている記録材Pが矢印aで示す方向から定着ニップ部Nに導入される。定着ニップ部Nでは記録材Pを挟持搬送する。その搬送過程で記録材Pには、加熱された定着ローラ1の熱と、加圧ローラ2から作用する圧力とが加えられる。これにより、記録材P上には未定着トナー画像tが固着され、定着トナー画像が形成される。定着ニップ部Nを通過した記録材Pは、先端部が定着ローラ1の表面に当接する分離爪18により定着ローラ1から剥離されて図中左方向に搬送される。分離爪18は、耐熱性および電気絶縁性エンジニアリング・プラスチックから形成されている。
本実施例の画像形成装置及び定着装置において、記録材Pの通紙は記録材中心の中央基準である。図3において、Oはその記録材中央通紙基準線(仮想線)である。ここで、記録材Pについて、紙幅とは、記録材Pの平面において記録材搬送方向aに直交する方向の記録材寸法である。PW1は装置に通紙使用可能な最大紙幅の記録材P1(以下、大サイズ記録材と記す)の通紙域(以下、大サイズ通紙域と記す)である。大サイズ通紙域PW1は、図4のように、コイルアセンブル3のメインコア5aの幅寸法に略対応している。PW3は装置に通紙使用可能な最小紙幅の記録材P3(以下、小サイズ記録材と記す)の通紙域(以下、小サイズ通紙域と記す)である。PW2は、上記の記録材P1よりも紙幅が小さく、上記の小サイズ記録材P3よりも紙幅が大きい記録材P2(以下、中サイズ記録材と記す)の通紙域(以下、中サイズ通紙域と記す)である。
2)磁束調整部材8
磁束調整部材8は、前述のように、磁束発生手段であるコイルユニット3から加熱部材である定着ローラ1への定着ローラ幅方向に関する磁束作用領域、すなわち、励磁コイル6及び定着ローラ1、コア5a・5bで構成される磁気回路部を調整して定着ローラ幅方向に関する温度分布を調整する部材である。
図7の(a)はこの磁束調整部材8の外観斜視模型図、(b)は展開平面図である。図8は定着ローラ1に対する各種サイズの記録材の通紙域と非通紙域の関係を表した説明図である。
本実施例において、磁束調整部材8は、定着ローラ1と略同軸に定着ローラ1とコイルユニット3との間に挿入して配置されていて、定着ローラ1内においてローラ内面に沿って周方向に回動移動可能に配設してある。G2は磁束調整部材駆動ギアであり、前記ホルダ4の奥側の筒軸部4dに対して軸受27を介して回転自由に配設してある。28は磁束調整部材支持部材であり、前記ホルダ4の手前側の充実軸部4eに対して軸受29を介して回転自由に配設してある。すなわち、磁束調整部材8はその奥側端部8fと、手前側端部8fをそれぞれ上記のように磁束調整部材駆動ギアG2と磁束調整部材支持部材28とに固定して両持支持させて配設してある。これにより、磁束調整部材8は、筒軸部4dと充実軸部4eを中心に定着ローラ1と略同軸に、定着ローラ1とコイルユニット3との対向部である磁束作用領域に対してローラ内面に沿って周方向に回動移動可能(開閉動作可能)に配設される。
本例の磁束調整部材8は、図2、図7の(a)に示すように、定着ローラ1の幅方向において、定着ローラ内面と対向する励磁コイル6を覆う円弧曲面を呈してなり、定着ローラ1とコイルユニット3の間に一定のギャップを持って定着ローラ内面に沿うようにして置かれている。磁束調整部材8の材質としては、導電体であって固有抵抗の小さい非磁性金属材料であるCu、Al、Ag、Auもしくはこれらの非磁性金属材料を含む合金(合金板)等が適している。
図7と図8を参照して、磁束調整部材8は、その幅方向両端部側に配設した磁束密度を
調整する過昇温用磁束調整部8a・8a(定着ローラの回転軸線方向における定着ローラの端部の定着ローラに向う磁束を遮蔽する第一磁束遮蔽部)と、この両磁束調整部8a・8aを連結する連結部8bと、幅方向中央部の磁束密度を調整する回復用磁束調整部8e(第二磁束遮蔽部)を有している。
幅方向両端部側の過昇温用磁束調整部8a・8aは、定着ローラ1の幅方向において異なる幅とすれば異なる範囲の磁束密度を調整することができる。ここでは中サイズ用磁束調整部8cと小サイズ用磁束調整部8dからなる一例を示す。
上記の磁束調整部材8において、過昇温用磁束調整部8a・8aが、発熱部材である定着ローラの幅方向において温度を低下させるための温度低下手段(発熱部材の被加熱材搬送方向に直交する幅方向の領域の一部の温度を低下させる温度低下手段)である。また、回復用磁束調整部8eが発熱部材である定着ローラの温度回復を行なう磁束調整部である。そして、前記の第1の温度検知手段16aが、発熱部材である定着ローラについて、上記の温度低下手段により温度低下させる領域でない非温度低下領域の温度を検知する温度検知手段である。また、前記の制御部104が、この第1の温度検知手段16aの検知結果に基いて発熱部材である定着ローラ1の温度を目標温度にするように温度制御する温度制御手段である。
過昇温用磁束調整部8a・8a及び回復用磁束調整部8eは定着ローラ1の幅方向において連結部8bから突起状に定着ローラ内周円面に沿って延び出ている。また、連結部8bには中央基準の記録材通紙に対応させて両端部側の磁束調整部8a・8aを定着ローラ内周円面と平行に保持するよう強度を持たせている。連結部8bは記録材通紙が片側基準の場合や強度が必要でない場合はなくても良い。磁束調整部8aは、磁束調整位置において磁束密度を調整する領域に配置されている。
ここで、本実施例の構成において、磁束調整位置とは、前述した、磁束発生手段であるコイルユニット3から定着ローラ1への主たる磁束作用領域内の位置である。磁束作用領域におけるコイルユニット3と定着ローラ1との対向隙間部に上記の磁束調整部材8を移動することで、コイルユニット3から定着ローラ1への定着ローラ幅方向に関する磁束作用領域を調整して定着ローラ幅方向に関する温度分布を調整する。
磁束調整部材8の幅方向両端部側に配設した過昇温用磁束調整部8a・8aにおいて、磁束調整部8c・8cの内端面間の寸法は、記録材通紙の上で頻度の高いB4やA4Rの中サイズ記録材P2に対応できるよう中サイズ通紙域PW2と略同じ幅寸法にしてある。
また、磁束調整部8d・8dの内端面間の寸法は、B5R等の小サイズ記録材P3に対応できるよう小サイズ通紙域PW3と略同じ幅寸法にしてある。
また、磁束調整部8a・8aの外端面間の寸法は、A4等の大サイズ記録材P1に対応する大サイズ通紙域PW1の幅寸法と大サイズ非通紙域PW1´の幅寸法との加算寸法(PW1´+PW1+PW1´)と略同じ幅寸法にしてある。
回復用磁束調整部8eは、本実施例では磁束調整部材8の幅方向中央に配置し、その幅方向寸法は磁束調整部8c・8cの内端面間の寸法と略同じとなるよう構成している。これは図7の(b)に示すように磁束調整部8aの中で最大周長となる部分が磁束の影響を最も受けやすく定着ローラ端部の温度を低下させやすいため、この部分以外に回復用磁束調整部8eを構成し作用させることが望ましい。
本実施例では磁束調整部8aに対応した構成として回復用磁束調整部8eを用いた例にて説明を行っているが、小サイズ紙専用に磁束調整部8c・8cの内端面間の寸法と略同じとなるよう回復用磁束調整部をもう1段周方向に設け(不図示)磁束調整部8aまたは8cそれぞれに対応した動作を行うことでより詳細な温度分布の制御が行える。
ここで、図8を参照して、定着ローラ1の温度を検知する第1〜第3の温度検知手段16a〜16cのうち、第1の温度検知手段16aは、定着ローラ幅方向における小サイズ通紙域PW3もしくはその近傍に配置してある。第2の温度検知手段16bは中サイズ過昇温域PW2’もしくはその近傍に配置してある。第3の温度検知手段16cは小サイズ過昇温域PW3’もしくはその近傍に配置してある。
図3・図4において、12は制御部104からの信号により磁束調整部材8を移動(変位制御)する磁束調整部材移動手段としての磁束調整部材駆動機構(磁束調整部材を所定の磁束調整作用位置へ移動させる移動手段)である。この磁束調整部材駆動機構12は、モーターなどを含む駆動系からなり、磁束調整部材8の奥側端部に設けたギアG2を回転駆動することによって、磁束調整部材8を定着ローラ1内においての周方向に回転駆動させる。モーターには、例えばステッピングモーターなどが使用される。磁束調整部材8の動作は、第2と第3の温度検知手段16b・16cが検知する定着ローラ温度に基づいて制御部104が磁束調整部材駆動機構12を制御することによって行われる。
図9は定着ローラ1内における磁束調整部材8の動作位置の一例を示したものである。図8と図9を参照して磁束調整部材8の動作位置を説明する。
第2と第3の温度検知手段16b・16cが検知する定着ローラ温度に基づいて、制御部104は磁束調整部材駆動機構12を制御して、磁束調整部材8を、前述した、磁束発生手段であるコイルユニット3から定着ローラ1への主たる磁束作用領域内の励磁コイル6と対向する磁束調整位置まで回転移動させる。この場合、コイルユニット3から発生する磁束について定着ローラ1に作用する磁束密度が磁束調整部材8の磁束調整部8aによって調整されている状態である。
図8に示すように小サイズ記録材を定着処理する際に磁束調整部8aと対応する定着ローラ両端部の磁束調整域によって小サイズ非通紙域PW3´の温度上昇を防止できる。ここで温度上昇を防止する一方で磁束の調整が大きく作用し端部の温度低下が大きくなり過ぎる場合がある。温度低下が大き過ぎると定着可能温度までの復帰時間が必要であり通紙後すぐに他の紙サイズにて通紙が行えないため待ち時間が生じてしまう。そこで低下した領域の温度を急速に回復させることがユーザーの観点から見て重要となる。
図9において、(a)と(b)は磁束調整部材8の回復用磁束調整部8eが主に作用している場合を示している。(c)と(d)は過昇温用磁束調整部8cが主に作用している場合の一例を示している。磁束調整部8c、8d、8eは連結部8bと一体で構成しており、主に作用する磁束調整部(ここでは8cと8eの場合で説明)の位置関係をそれぞれ定着ローラ断面図にて示した。ここで示した例では過昇温時磁束調整部8cはセンターコア対向部bへ移動し磁束を調整している。回復時磁束調整部8eはサイドコア対向部cへ移動し磁束を調整している。なお、図9に示したように、センターコア対向部bとはセンターコア5aと定着ローラ1近傍のことを示しており、同様にサイドコア対向部cとはサイドコア5bと定着ローラ1近傍のことを示している。ここでは磁束調整部材8が作用する場所としてセンターコア対向部b及びサイドコア対向部cにて説明したが、磁束調整部8a及び8eが定着ローラ1の長手方向において磁束の作用を調整する位置であればどこでも効果がある。前記したように本実施例の構成で磁束の作用を調整する位置とは励磁コイル6及び定着ローラ1、コア5a、5bで構成される磁気回路内である。
図8では定着ローラ1の長手方向における各部材の位置関係の一例を示している。通紙領域としては大サイズ、中サイズ、小サイズと記録材の大きさで分類しそれぞれ中サイズ用磁束調整部8c、小サイズ用磁束調整部8dの長手方向における幅を略同じとなるよう対応させ構成する。
図10に通紙開始から通紙終了までの磁束調整部材8の動作フローチャートを示す。小サイズ記録材または中サイズ記録材を通紙した場合は、第3の温度検知手段(中サイズサーミスタ)16cにより検知温度が高ければ磁束調整部8c(第一磁束遮蔽部)を所定の位置(第一位置)に移動し作用させ温度を低下、逆に低ければ回復用磁束調整部8e(第二磁束遮蔽部)を所定の位置(第二位置)に移動し作用させ温度回復を行う。同様に第2の温度検知手段(小サイズサーミスタ:温度検知部材)16bにより検知温度が高くなれば磁束調整部8dを所定の位置に移動し作用させる。そして通紙が終了時には回復期間を設け磁束調整部8eを所定の位置に移動し作用させ定着ローラの温度を回復させる。
図11は小サイズ記録材P3の通紙を行った場合の定着ローラ1の時間的温度変化を示
す図である。小サイズを通紙すると定着ローラ端部の温度が上昇し始め、上限温度にて磁
束調整部8a(第三磁束遮蔽部)を作用する位置に移動することで温度を低下させ、下限温度にて磁束調整部8aを作用しない位置に移動することで温度が上昇する。このような動作を繰り返して通紙を行い、終了後磁束調整部8eを作用させることで温度回復を早くさせる。
上記図10・図11の動作シーケンスは、上限下限温度を設けることで温度の変動幅を小さくでき早く温度回復が行えるといった利点がある。そして磁束調整部8aの作用により定着ローラ1の温度が低下した領域に対して所定の位置に磁束調整部8eを作用させることで小サイズ通紙後の定着ローラ端部温度の回復を早く行うことができる。これにより定着ローラ1上で定着温度までの復帰が早くできるため使い勝手が向上する。
図12と図13は上記とは別の、磁束調整部材8の動作フローチャートと、定着ローラ1の時間的温度変化を示す図である。
この例の場合は、スタンバイの状態より出力開始命令を受け、記録材サイズにより、A4YやA3といった大サイズ記録材ではそのまま通紙を開始、A4RやB5Rといった小サイズ記録材を通紙する場合は磁束調整部材8を動作させて通紙を行う。通紙終了後端部の温度回復期間を設け温度回復後スタンバイへと移行する。
この制御の場合は、磁束調整部材8の動作を少なくできて機械的な信頼性が向上する。そしてこの場合でも、磁束調整部8aの作用により定着ローラ1の温度が低下した領域に対して所定の位置に磁束調整部8eを作用させることで小サイズ通紙後の定着ローラ端部温度の回復を早く行うことができる。これにより定着ローラ1上で定着温度までの復帰が早くできるため使い勝手が向上する。
本実施例では、磁束調整部材8の動作を、定着ローラ1の検知温度や通紙される記録材サイズにより制御する例を示したが、検知手段は一般的なもので良くタイマーによる時間制御などを用いても同様の効果が得られる。
また定着ローラ端部の過昇温に対する温度低下手段として、磁束調整部材にて説明しているが温度を低下させる手段は、例えばファンによる空冷方法や均熱ローラ押し当てによる均熱方法など一般的なものでも良い。
図14は本実施例2における磁束調整部材8の位置関係の一例を示した図、図15は小サイズ記録材を通紙した際の定着ローラ1の時間的温度変化を示した一例を示した図である。
本実施例では、画像形成装置及び定着装置の構成は実施例1と同様であり、磁束調整部材8における回復用磁束調整部8eの退避位置と退避動作シーケンスを有している。
実施例1で説明したように、定着ローラ1は、回復用磁束調整部8eが作用している間は相対的にそれ以外の領域において発熱量が増す。一方で回復用磁束調整部8e上でも磁束の作用にて渦電流が生じ損失が生じてしまう。
そこで本実施例の定着装置は、磁束調整部材8について、定着ローラ1の幅方向において、定着ローラ1の端部に対する磁束を調整する位置と、中央部に対する磁束を調整する位置と、磁束が作用しない位置と、を有している。
図14に過昇温用磁束調整部8a及び回復用磁束調整部8eがそれぞれ磁束の影響を受けない位置の一例を示す。図6及び図14に示すように、小サイズ記録材を通紙中、過昇温用磁束調整部8aを作用させる位置(定着ローラ端部に対する磁束を調整する位置)と、通紙終了後回復用磁束調整部8eを作用させ温度を回復させる位置(定着ローラ中央部に対する磁束を調整する位置)、更に磁束調整部材8において磁束が作用しない退避する位置(磁束が作用しない位置)を設けている。
図15に示すように、小サイズ通紙による過昇温に対し過昇温用磁束調整部8aを作用させ温度低下を行い、通紙後回復用磁束調整部8eを作用させ温度回復動作を行い、回復後過昇温用磁束調整部8a及び回復用磁束調整部8eが磁束の影響を受けない位置へ退避動作を行う。このような動作を行うことで磁束調整部材8にて生じていた損失を低減することが可能となる。
上記の実施例1や2では通紙が中央基準である場合にて説明しているが、片側基準においても同様の効果が得られる。また磁束発生手段であるコイルユニット3を発熱部材である定着ローラ1の内部に配置した装置構成で説明を行っているが、コイルユニット3を定着ローラ1の外部に配置した構成においても、磁束調整部材8を定着ローラ1とコイルユニット3の間に挿入すれば同様の効果が得られる。
本発明の電磁誘導加熱方式の加熱装置は、実施例の画像加熱定着装置に限られず、未定着画像を記録材に仮定着する仮定着装置、定着画像を担持した記録材を再加熱してつや等の画像表面性を改質する表面改質装置等の像加熱装置としても有効である。
画像形成装置の一例の概略構成模型図 定着装置の要部の拡大横断面模型図 同じく正面模型図 同じく縦断面正面模型図 コイルユニットの分解斜視模型図 コイルユニットから定着ローラへの主たる磁束作用領域と、それに対応する定着ローラ部分の円周方向発熱量分布の説明図 (a)はこの磁束調整部材8の外観斜視模型図、(b)は展開平面図 定着ローラに対する各種サイズの記録材の通紙域と非通紙域の関係の説明図 磁束調整部材の動作説明図 磁束調整部材の動作フローチャート その動作フローチャート実行時の定着ローラにおける時間的温度変化を示す図 磁束調整部材の他の動作フローチャート その動作フローチャート実行時の定着ローラにおける時間的温度変化を示す図 実施例2における磁束調整部材の動作説明図 実施例2における磁束調整部材の動作実行時の定着ローラにおける時間的温度変化を示す図
符号の説明
1・・定着ローラ、2・・加圧ローラ、3・・コイルユニット、4・・ホルダ、5・・磁性コア、6・・励磁コイル、8・・磁束調整部材、8a,8c,8d・・磁束調整部、8b・・連結部、12・・磁束調整部材駆動手段、13・・高周波駆動電源、16a,16b,16c・・温度検知手段、17・・サーモスタット、18・・分離爪、104・・CPU、116・・定着装置、t・・トナー、P・・記録材

Claims (4)

  1. 磁束を生ずる磁束発生手段と、前記磁束発生手段により生ずる磁束により、記録材上の画像を加熱するための熱を生ずる回転可能な発熱部材と、前記磁束発生手段と前記発熱部材との間に配置されることで前記磁束発生手段から前記発熱部材に向かう磁束を遮蔽する移動可能な磁束遮蔽部材と、通紙可能な最小サイズの記録材の通紙領域内の前記発熱部材の温度を検知する温度検知部材と、前記温度検知部材の出力に基づいて前記発熱部材の温度が予め設定された目標温度になるように前記磁束発生手段への通電を制御する通電制御手段と、前記磁束遮蔽部材を移動させる移動手段と、を有する像加熱装置において、
    前記磁束遮蔽部材は前記発熱部材の回転軸線方向における前記発熱部材の端部の前記発熱部材に向かう磁束を遮蔽する第一磁束遮蔽部と前記発熱部材の端部の前記発熱部材に向かう磁束の遮蔽を行わず、前記温度検知部材が温度を検知する領域を含む前記発熱部材の中央部の前記発熱部材に向かう磁束の遮蔽を行う第二磁束遮蔽部とを有し、前記第一磁束遮蔽部を前記発熱部材の端部に向かう磁束を遮蔽する第一位置に移動させた状態を有する画像形成ジョブの通紙終了後に、第一磁束遮蔽部を前記第一位置から退避させ、第二磁束遮蔽部を前記発熱部材の中央部に向かう磁束を遮蔽する第二位置に移動させた状態で、通電制御手段が前記発熱部材の温度が予め設定された目標温度になるように通電制御を行う動作を実行した後にスタンバイ状態に移行する機能を有することを特徴とする像加熱装置
  2. 前記磁束遮蔽部材は非磁性金属材料を有する合金板であり、前記合金板は前記第一磁束遮蔽部と前記第二磁束遮蔽部とを有することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記磁束遮蔽部部材は、前記第一磁束遮蔽部よりも前記回転軸線方向における磁束を遮蔽する幅が大きい第三磁束遮蔽部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の像加熱装置。
  4. 前記発熱部材の端部の温度を検知する第二温度検知部材を有し、前記画像形成ジョブにおいて、前記第二温度検知部材により検知された温度が予め設定された第一設定温度に達すると前記第一磁束遮蔽部は前記第一位置に移動し、前記第二温度検知部材により検知された温度が予め設定された前記第一設定温度よりも低い温度の第二設定温度に達すると前記第一磁束遮蔽部は前記第一位置から退避することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の像加熱装置。
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