JP3814543B2 - 像加熱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタに搭載されている加熱定着器や、画像の表面状態を改質する装置、等の像加熱装置に関し、特に、電磁誘導の原理を用いて熱を発生させる像加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子写真式・静電記録式等の作像プロセスを採用したプリンタ・複写機・ファクシミリなどの画像形成装置において、作像プロセス部で記録材(転写材・印字用紙・感光紙・静電記録紙等)に転写方式あるいは直接方式で形成担持させた目的の画像情報の未定着トナー像を固着像として熱定着処理する加熱装置としては種々の原理・方式のものが知られており、また実用に供されている。
【0003】
本発明で対象としている上記のような電磁誘導加熱方式の加熱装置も種々のタイプのものが提案されている。
【0004】
例えば、特開平10−31389号公報には、定着ローラと、該定着ローラ内部を通り、閉磁路を形成するためのコアと、該コアに巻装され、直列に接続されている第1および第2コイルと、該第1および第2コイルに交流を流すための電源回路とで構成されており、前記定着ローラの昇温開始から予め決められた一定時間の間、前記第1および第2コイルの両方に前記電源回路からの交流を供給し、該一定時間経過後からは前記第1コイルにのみ交流を供給するように回路を切り換える制御装置と、を有し、昇温初期においてコイルに流れる電流を抑制し、かつ、昇温速度が極力遅くならないようにしている誘導加熱定着装置が提案されている。
【0005】
また、特開2000−66543号公報には、巻き枠に巻装された導線からなる誘導加熱コイルを加熱ローラ内に配置し、移動可能なコアと、2つのコイルとで構成されており、加熱ローラの軸方向端部の温度に応じて、コアの移動、または、コイルに流す電流を制限し、当該端部を通過する磁束を可変することにより、定着動作に伴う定着ローラ表面の軸方向での温度ムラを解消している誘導加熱定着装置が提案されている。
【0006】
また、特開平10−74009号公報には、金属スリーブと励磁コイルとの間に、励磁コイルから金属スリーブへ届く磁束の一部を遮蔽する磁束遮蔽手段を配置し、該磁束遮蔽手段の位置を、金属スリーブにおける通紙範囲に応じて、変位手段により変化させることにより、通紙する記録材のサイズの種類によらず昇温される金属スリーブの熱分布をコントロール可能としている誘導加熱方式の定着装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような像加熱装置は、トナー像を記録材に定着させるものであり、トナーの定着性が最適になるように高精度な温度管理が求められる。このため、トナー像と接触する金属スリーブの温度が目標温度から大きく外れないように温度制御する必要がある。
【0008】
上述した3つの公報には、必要に応じて2つのコイルヘの通電を切換えたり、コアを移動したりすることが記載されている。
【0009】
しかしながらこのような動作は、コイルの入力インピーダンスの変動を伴う。
【0010】
入力インピーダンスが変化するとコイルヘの供給電力が変動するので、例えば、金属スリーブの温度を検知する温度センサの検知温度が設定温度を維持するようにコイルヘの通電を制御していても、所望の供給電力が得られないために金属スリーブの温度上昇が遅れ、金属スリーブの温度のリップルが大きくなってしまう。
また、入力インピーダンスの変動は加熱装置の温度にも依存する。すなわち、コイルヘの供給電力の変動は加熱装置の温度にも依存する。
このように、加熱装置の形態の変化や温度の変化等によって入力インピーダンスが変動してしまい、コイルヘの供給電力が安定せず、金属スリーブの温度のリップルが大きくなる。よってトナーの定着性にも影響が出てしまう。
本発明は上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、加熱部材の温度のリップルを小さくできる、記録材に形成された画像を加熱するための誘導加熱装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、加熱装置の入力インピーダンスが変化しても最適な電力供給を行える、記録材に形成された画像を加熱するための誘導加熱装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことによって明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発熱部材と、前記発熱部材に渦電流を誘導させる磁束を発生する励磁コイルと、前記励磁コイルへ高周波電流を供給する周波数可変電源と、前記発熱部材の温度を検知する温度検知素子と、前記温度検知素子の検知温度に応じて前記周波数可変電源から前記励磁コイルへ供給する高周波電流の周波数を設定する制御手段と、を有し、記録材に形成された画像を前記発熱部材からの熱により加熱する像加熱装置において、前記周波数可変電源は前記励磁コイルへ供給する高周波電流の周波数を下げると前記発熱部材の熱変換効率が低下する範囲で前記励磁コイルへ供給する高周波電流の周波数を変更可能になっており、且つ前記高周波電流を供給する前記励磁コイルの巻数が変更可能になっており、前記制御手段は、前記励磁コイルへ通電開始した後、前記温度検知素子の検知温度が所定温度に達すると、前記高周波電流を供給する前記励磁コイルの巻数を減らし、且つ前記周波数可変電源から供給する前記高周波電流の周波数を上げて前記励磁コイルへの入力電力を維持することを特徴とする像加熱装置、である。
【0012】
【発明の実施の形態】
《実施の形態1》(図1〜6)
(1)画像形成装置例
図1は画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形成装置は転写式電子写真プロセス利用のレーザビームプリンタである。
【0013】
101は像担持体としての感光ドラムであり、OPC、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料がアルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基盤上に形成されている。
【0014】
感光ドラム101は矢印の時計方向に所定の周速度をもって回転駆動され、まず、その表面は帯電装置としての帯電ローラ102によって所定の極性・電位に一様帯電される。
【0015】
次に、その一様帯電処理面に対して、レーザスキャナ103により、画像情報に応じてON/OFF制御されたレーザビームによる走査露光Lが施され、静電潜像が形成される。
【0016】
この静電潜像は、現像装置104でトナー像として現像、可視化される。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法などが用いられ、イメージ露光と反転現像とを組み合わせて用いられることが多い。
【0017】
可視化されたトナー像は、転写装置としての転写ローラ105により、所定のタイミングで搬送された記録材P上に感光ドラム101上より転写される。
【0018】
ここで、感光ドラム101上のトナー像の画像形成位置と記録材Pの先端の書き出し位置が合致するようにセンサ108にて記録材Pの先端を検知し、タイミングを合わせている。所定のタイミングで搬送された記録材Pは感光ドラム101と転写ローラ105に一定の加圧力で挟持搬送される。
【0019】
このトナー像が転写された記録材Pは加熱定着装置(定着器)106へと搬送され、永久画像として加熱定着される。
【0020】
一方、感光ドラム1上に残存する転写残りの残留トナーは、クリーニング装置107により感光ドラム101表面より除去される。
【0021】
(2)加熱定着装置106
本実施の形態1における加熱定着装置106はヒートローラタイプ電磁誘導加熱装置である。図2は該装置106の拡大横断面模型図、図3は一部切り欠き背面模型図(記録材出口側)である。図4は構成図(ブロック図)である。
【0022】
1は電磁誘導発熱部材としての磁性金属製の円筒状ローラ(誘導加熱される加熱用回転体、以下、定着ローラと記す)である。この定着ローラ1はその両端部側を軸受51を介して装置の手前側と奥側のシャーシ側板50間に回転自由に装着してある。
【0023】
7は加圧ローラであり、芯金5と、この芯金回りに同心一体にローラ状に成形被覆させた、シリコーンゴム、フッ素ゴム、フッ素樹脂などの耐熱性・弾性材層6とで構成されている。この加圧ローラ7は上記の定着ローラ1の下側において定着ローラ1に並行に配置され、芯金5の両端部側を軸受52を介して装置の手前側と奥側のシャーシ側板50間に回転自由に保持させるとともに、その軸受52を付勢手段(付勢ばね)53により押し上げ付勢させて加圧ローラ7の耐熱性・弾性材層6を定着ローラ1の下面に対して所定の押圧力で圧接させて配設してある。この加圧ローラ7の定着ローラ1に対する圧接により、加圧ローラ7の耐熱性・弾性材層6が定着ローラ1との圧接部で弾性に抗して変形することによって定着ローラ1との間に被加熱材加熱部としての所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
【0024】
4は定着ローラ1の内側に挿入して配設した磁場発生手段アセンブリであり、定着ローラ1の長手方向に長い横長のアセンブリである。磁場発生手段アセンブリ4は、励磁コイル2と、横断面I字型の磁性コア(励磁鉄心)3とを有している。励磁コイル2は銅線を一方向に複数回巻いて形成され、磁性コア3は励磁コイル2の銅線と直交するように配置され磁路を形成する。磁性コア3は磁性材からなり、例えば、フェライトコアまたは積層コアからなる。
【0025】
上記の定着ローラ1内に挿入配設した磁場発生手段アセンブリ4は、その両端部側を不図示のホルダを介して装置の不動部材に固定して非回転に支持させてあり、定着ローラ1の内周面との間に所定の隙間αを存して定着ローラ1の内周面に対して非接触に配設してある。
【0026】
Gは定着ローラ1の一方端側に外嵌固定して配設したドライブギアであり、このドライブギアGに不図示の駆動系から回転力が伝達されることで定着ローラ1が図2において矢印の方向に所定の周速度をもって回転駆動される。加圧ローラ7はこの定着ローラ1の回転駆動に従動して回転する。この加圧ローラ7も回転駆動する装置構成にすることもできる。
【0027】
8は定着ローラ1の温度検知素子(サーミスタ等)であり、定着ニップ部Nの記録材出口側の近傍であって、定着ローラ1の長手方向のほぼ中央部の位置に、定着ローラ1に近接対向させて不図示の支持部材で保持させて配設してある。
【0028】
図4の構成図において、9はCPU(制御部)、10は周波数可変電源(励磁コイルに交流電流を流すための周波数可変交流電源)、20は励磁コイル2の入力インピーダンスを可変するインピーダンス可変手段である。
【0029】
而して、定着ローラ1が回転駆動され、加圧ローラ7も回転し、周波数可変電源10から磁場発生手段4の励磁コイル2に高周波電流が印加されることで発生する交番磁場により定着ローラ1の磁性金属に高周波誘導電流(渦電流)が誘起されて定着ローラの磁性金属層が電磁誘導発熱(ジュール熱)し、定着ローラが所定の温度に立ち上がった状態において、定着ニップ部Nに被加熱材としての記録紙Pが導入されて挟持搬送されることで、定着ローラ1の熱とニップ圧により未定着トナー画像tが記録紙P上に定着される。
【0030】
図5は制御系の動作フローチャートである。サーミスタ等の温度検知素子8は、定着ローラ1の温度を検知し、その検知温度情報がCPU9と周波数可変電源10とに入力する。CPU9は励磁コイル2の入力インピーダンスを切替える必要があれば、インピーダンス可変手段20に対し、インピーダンスを切替える。また、入力する検知温度情報と現状のシーケンス状態に基づいて、定着装置の目標温度の情報と最大供給電力の情報とを周波数可変電源10に指示する。例えば、定着電力立ち上げ時は、定着装置を出来るだけ早く立ち上げるために最大電力情報を許容される最大電力に設定する。定着ローラの温度がスタンバイ温度に到達したら、その後定着ローラの温度がスタンバイ温度を維持するようにコイルへの通電を制御する。定着時も目標とする定着温度を維持するようにコイルへの通電を制御する。
【0031】
周波数可変電源10は、検知温度情報との温度差に基づいて、定着ニップ部Nの温度が所定の定着温度に温調されるように励磁コイル2への電力供給を制御する。周波数可変電源10は、検知温度情報が目標温度の情報より低い場合には、供給電力を上げて、定着ローラの温度をあげる。検知温度情報が目標温度の情報より高い場合には、供給電力を下げて、定着ローラの温度を下げる。したがって、目標温度に向かうと共に目標温度に制御することができる。
【0032】
次に、供給電力を上げたり、下げたりする方法を説明する。図6に励磁コイルの入力インピーダンスの等価回路と特性例を示す。
【0033】
図6の(a)は等価回路例で、Rcは磁場発生手段4で熱に変わる抵抗成分で、Rfは定着ローラ1で熱に変わる抵抗成分で、Lfはインダクタンス成分である。(b)はRcの周波数特性例、(c)はRfの周波数特性例、(d)はLfの周波数特性例で、
「コイルの巻数が10ターン、温度が25度」、
「コイルの巻数が10ターン、温度が190度」、
「コイルの巻数が8ターン、温度が190度」、
の例を示してある。
【0034】
入力電圧をVとしたときの供給電力Wは下式(1)で表される。
【0035】
【数1】
すなわち、図6の(a)、(b)、(c)より計算した結果が(e)の供給電力の周波数特性例である。
【0036】
図6の(e)より、周波数可変電源10の周波数を下げていくことにより、定着装置に供給する電力を上げることができ、また、インピーダンス可変手段20で励磁コイル2の入力インピーダンスを変化させると、(e)の供給電力の周波数特性が変化する。変化した供給電力の周波数特性に応じて、同じ供給電力を供給できるように、周波数可変電源10の周波数を変化させることができる。
【0037】
すなわち、電力立ち上がり時に、必要に応じてインピーダンス可変手段で励磁コイル2の入力インピーダンスを変化させても、供給電力が減らず、最大供給電力を供給し続けることができ、早い温度立ち上がりが得られ、クイックスタートが可能になる。
【0038】
また、温度安定時に、必要に応じてインピーダンス可変手段20で励磁コイル2の入力インピーダンスを変化させても、同じ供給電力を供給し続けることができ、温度の変化を少なくでき、温度リップルの少ない安定した発熱を維持できる。
【0039】
また、入力電圧(供給電力)をVとしたときの定着ローラ1へ熱変換効率(=定着ローラ1への熱/供給電力)は下式(2)で表される。
【0040】
【数2】
図6の(f)は定着ローラ1の熱変換効率の周波数特性例です。図より、熱変換効率のよい周波数が存在する。すなわち、周波数可変電源10の周波数を熱変換効率のよい周波数に設定することにより、効率のよい誘導加熱定着装置を提供することができる。
【0041】
したがって、温度リップルの小さい安定した発熱、及び良好な温度立ち上がりが得られ、効率がよく、クイックスタートが可能な誘導加熱定着装置を提供することができる。
【0042】
以下に示す実施形態2は、上述した本発明の概念をより具体的にしたものである。
【0043】
《実施の形態2》(図7〜10)
図7は本実施の形態2における加熱定着装置106の横断面模型図、図8は一部切り欠き背面模型図(記録材出口側)である。図9は構成図、図10は制御系の動作フローチャートである。実施の形態1の加熱定着装置と共通する構成部材・部分には共通の符号を付して再度の説明を省略する。
【0044】
本例では、励磁コイル2に対して更に直列に第二の励磁コイル21を付加して、リレー22・23の制御により、励磁コイル2のみに電力供給した状態と、励磁コイル2と第二の励磁コイル21に電力供給した状態とを切換えるようにしている。
【0045】
励磁コイル2は銅線を一方向に複数回、たとえば8回巻いて形成され、第二の励磁コイル21は銅線を一方向に複数回、たとえば2回巻いて形成され、磁性コア3は励磁コイル2の銅線、第二の励磁コイル21の銅線と直交するように配置され磁路を形成する。
【0046】
上記において第二の励磁コイル21、リレー22・23が励磁コイル2の入力インピーダンスを可変するインピーダンス可変手段を構成している。
【0047】
サーミスタ等の温度検知素子8は定着ローラ1の温度を検知し、その検知温度情報がCPU9と周波数可変電源10とに入力する。
【0048】
CPU9は供給電力を切替える必要がある時、例えば供給電力を大きくしたい時は、リレー23をOFF、リレー22をONにし、供給電力を小さくしたい時は、リレー22をOFF、リレー23をONにする。また、入力する検知温度情報と現状のシーケンス状態に基づいて、定着装置の目標温度の情報と最大供給電力の情報とを周波数可変電源10に指示する。
【0049】
周波数可変電源10は、検知温度情報と目標温度の情報と最大供給電力の情報に基づいて、定着ニップ部Nの温度が所定の定着温度に温調されるように励磁コイル2への電力供給を制御する。
【0050】
図6の(e)の供給電力の周波数特性例と、(f)の定着ローラの熱変換効率の周波数特性例で、
「コイルの巻数が10ターン、温度が25度」、
「コイルの巻数が10ターン、温度が190度」、
「コイルの巻数が8ターン、温度が190度」、
の例を示してある。
【0051】
まず、定着電力立ち上げ時に、CPU9はリレー22をOFF、リレー23をONにし、励磁コイルの巻数を10回(励磁コイル2+第二励磁コイル21)とし、周波数可変電源10に対して、最大電力情報を許容される最大電力に設定しておき、温度の情報をスタンバイ時の温度に設定しておく。
【0052】
図6の(e)の供給電力の周波数特性より、定着装置の温度が上がるにしたがって、周波数可変電源10の周波数を低くすることにより、同じ最大電力を供給することができる。
【0053】
また、図6の(f)の定着ローラの熱変換効率より、温度が上昇すると10ターンのままでは定着ローラの熱変換効率が悪くなるので、190℃の付近での周波数−熱変換効率が10ターンの場合とほぼ等しい8ターンに切換える。つまり温度が所定の温度に到達した時、CPU9はリレー23をOFF、リレー22をONにし、励磁コイルの巻数を8回(励磁コイル2のみ)とし、周波数可変電源10に対して、温度の情報をスタンバイ時の温度に設定しておく。このとき、周波数可変電源10の周波数を上げて、定着装置に供給する電力を同じにすることができるとともに、定着ローラ1の熱変換効率がよくなる。
【0054】
つまり、コイルの巻き数が10ターンの状態で定着ローラ1の温度が190℃付近まで上昇する(例えばこのときの通電周波数は30kHz)と、温度が低い時と同じ周波数で通電しても図6の(e)のように温度が低い時よりコイルヘの入力電力が低下してしまう(図6の(e)のグラフでは750Wから600Wへ低下している)。したがって、この状態のまま、すなわち定着ローラの温度が高いときも定着ローラの温度が低い状態の時の「検知温度一通電周波数」テーブルを使ってコイルヘの通電制御を行うと、コイルヘ所望の電力供給ができない。
【0055】
そこで、図6の(e)に示す特性を参照すれば理解されるように、コイルヘの通電周波数を下げれば(例えば30kHzから23kHzへ下げる)、25℃の時とほぼ同じ入力電力(750W)を確保できる。
【0056】
しかしながら、入力電力を下げると、図6の(f)に示された特性図のように、定着ローラにおける熱変換効率が大きく下がってしまう。
【0057】
そこで本実施例では、定着ローラの温度が190℃に達したら使用するコイルの巻き数を8ターンに減らす(入力インピーダンスを変える)。使用するコイルの巻き数を8ターンに減らす(入力インピーダンスを変える)ことにより、図6の(e)に示す特性から、10ターンで25℃の時の入力電力(750W)と同じ入力電力を得るために周波数を30kHzから40kHzに上げることができる。図6の(f)に示す特性を参照すれば理解されるように、コイルのターン数を10ターンから8ターンに変えても周波数を上げることにより熱変換効率の低下は抑えられる。
【0058】
このように本実施例では、定着ローラの温度が所定温度まで立ち上がった後のコイルのターン数を定着ローラの温度が所定温度まで立ち上がるまでのコイルのターン数より減らし、且つ各ターン数に対応する「検知温度一通電周波数」テーブルを用いてコイルヘの通電を制御することにより、熱変換効率の低下を抑えつつ定着ローラが所定温度を維持するために必要な入力電力を確保できる。
【0059】
したがって、温度リップルの小さい安定した発熱、及び良好な温度立ち上がりが得られ、効率がよく、クイックスタートが可能な電磁誘導加熱定着装置を提供することができる。さらに、立ち上がりの早い、発熱効率のよい最適な電力供給ができる。
【0060】
《その他》
1)磁場発生手段4は少なくとも励磁コイル2を有するものであってもよい。
【0061】
2)電磁誘導発熱部材はフレキシブルなエンドレスあるいは有端のフィルム状部材(定着フィルム)の形態のものにすることもできる。
【0062】
3)電磁誘導発熱部材は固定のヒータ部材にし、このヒータ部材に密着摺動する耐熱性フィルムを介して被加熱材を加熱する装置構成にすることもできる。
【0063】
4)本発明の加熱装置は画像加熱定着装置としてばかりではなく、その他、例えば、画像を担持した記録材を加熱してつや等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着処理する像加熱装置、インクジェットプリンタ等に用いられる乾燥用の像加熱装置等として広く使用出来ることは勿論である。
【0064】
本発明は上述の実施例に限られるものではなく、技術思想が同じ変形例を含むものである。
【0065】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、加熱部材の温度のリップルを小さくできる、記録材に形成された画像を加熱するための誘導加熱方式の像加熱装置を提供することができる。また装置の入力インピーダンスが変化しても最適な電力供給を行える、記録材に形成された画像を加熱するための誘導加熱方式の像加熱装置を提供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の誘導加熱装置を備えたプリンタの簡略断面図である。
【図2】 実施の形態1の誘導加熱装置の断面図である。
【図3】 図2の誘導加熱装置を記録材排紙側から見た一部切欠き側面図である。
【図4】 図2の誘導加熱装置の主要部のモデル図である。
【図5】 実施の形態1の動作を示したフローチャートである。
【図6a】 誘導加熱装置の等価回路図である。
【図6b】 誘導加熱装置のRc成分の周波数特性を示した図である。
【図6c】 誘導加熱装置のRf成分の周波数特性を示した図である。
【図6d】 誘導加熱装置のLf成分の周波数特性を示した図である。
【図6e】 誘導加熱装置の人力電力の周波数特性を示した図である。
【図6f】 誘導加熱装置の熱変換効率の周波数特性を示した図である。
【図7】 実施の形態2の誘導加熱装置の断面図である。
【図8】 図7の誘導加熱装置を記録材排紙側から見た一部切欠き側面図である。
【図9】 図7の誘導加熱装置の主要部のモデル図である。
【図10】 実施の形態2の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…定着ローラ
2…励磁コイル
3…磁性コア
4…磁場発生手段
5…加圧ローラの芯金
6…加圧ローラの弾性材層
7…加圧ローラ
8…温度検知素子
9…CPU
10…周波数可変電源
11…第二の温度検知素子
12…第三の温度検知素子
20…インピーダンス可変手段
21…第二の励磁コイル
22…リレー22
23…リレー23
24…第二の磁性コア
25…第三の磁性コア
26…磁気遮蔽手段
Claims (1)
- 発熱部材と、前記発熱部材に渦電流を誘導させる磁束を発生する励磁コイルと、前記励磁コイルへ高周波電流を供給する周波数可変電源と、前記発熱部材の温度を検知する温度検知素子と、前記温度検知素子の検知温度に応じて前記周波数可変電源から前記励磁コイルへ供給する高周波電流の周波数を設定する制御手段と、を有し、記録材に形成された画像を前記発熱部材からの熱により加熱する像加熱装置において、
前記周波数可変電源は前記励磁コイルへ供給する高周波電流の周波数を下げると前記発熱部材の熱変換効率が低下する範囲で前記励磁コイルへ供給する高周波電流の周波数を変更可能になっており、且つ前記高周波電流を供給する前記励磁コイルの巻数が変更可能になっており、前記制御手段は、前記励磁コイルへ通電開始した後、前記温度検知素子の検知温度が所定温度に達すると、前記高周波電流を供給する前記励磁コイルの巻数を減らし、且つ前記周波数可変電源から供給する前記高周波電流の周波数を上げて前記励磁コイルへの入力電力を維持することを特徴とする像加熱装置。
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