JP5503248B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはそれらの複合機等に代表される、電子写真プロセスや静電記録プロセス等を採用した画像形成装置に用いられ、記録材上の画像を加熱する、誘導加熱方式(電磁誘導加熱方式)の像加熱装置に関する。像加熱装置としては、記録材上に形成した未定着画像を固着画像として加熱定着させる定着装置や、記録材に定着された画像を再加熱することにより画像の光沢度を増大させる光沢度増大装置等を挙げることができる。
電子写真方式の画像形成装置は、シート状の記録材の上に形成担持させた未定着のトナー画像を固着画像として加熱定着させる像加熱装置を備える。この装置は、一般に、記録材上のトナー画像のトナーを熱溶融させる回転加熱体と、これに圧接して記録材を挟持する加圧部材とを有する。回転加熱体としては、例えば加熱ローラやエンドレスベルト等であって、発熱体によって内部または外部より、直接もしくは間接的に加熱される。発熱体としては、例えばハロゲンヒータや抵抗発熱体等が挙げられる。特に、近年は、画像形成装置の省エネルギー化と、ユーザーの操作性向上(クイックプリント、ウォームアップ時間の短縮)との両立を図ることが重視されていることから、発熱効率の高い誘導加熱方式の像加熱装置(誘導加熱装置)が提案されている。この装置は、磁界を発生する励磁コイルに高周波電流を印加することによって、回転加熱体に誘導電流(渦電流)を発生させ、回転発熱体自体の表皮抵抗によって回転加熱体そのものをジュール発熱させる。この装置によれば、発熱効率が極めて向上するため、ウォームアップ時間の短縮が可能となる。また、画像形成装置の省エネルギー化及びウォームアップ時間の短縮に対して、回転加熱体の熱容量を少なくすることが効果的である。一方で、熱容量の少ない回転加熱体においては、小サイズの記録材を連続通紙すると、記録材が通過しない非通紙部領域の昇温(非通紙部昇温)が発生する。この非通紙部昇温の対策として、特許文献1に開示されるように、回転加熱体に、キュリー温度が所定の定着温度に調整された整磁合金を用いた誘導加熱装置が提案されている。一般に磁性材料は、加熱されて材料固有のキュリー温度を越えると自発磁化が消失する。そのため、磁性材料内に通過する磁束密度が減少し、それに伴って磁性材料の表皮抵抗が低下することで、磁性材料の発熱量が減少する。したがって、回転加熱体の材料として、所定温度に調整されたキュリー温度を持つ整磁合金を用いることで、回転加熱体の温度は、回転加熱体の放熱量とキュリー温度以上の時の発熱量とから決定される飽和温度で安定する。そのため、上述の非通紙部の温度は飽和温度を越えて上昇することがない。この特性を利用することで、非通紙部昇温を改善することが可能となる。また、整磁合金の効果をより高めるために、特許文献2及び特許文献3に開示されるように、整磁合金に近接するように磁気遮蔽用の導電性部材(磁束遮蔽部材)を配置した誘導加熱装置が提案されている。
特開2000−39797号公報 特開2001−125407号公報 特開2007−156065号公報
特許文献2によると、磁束遮蔽部材は、回転加熱体に近接され、回転加熱体と励磁コイルが対向している発熱部に対してほぼ全域に亘り広い範囲で配置されている。そのため、装置のコストアップのみならず、導電性部材の熱容量が大きいため、回転加熱体からの熱移動が大きく、ウォームアップ時間を損なってしまうという課題がある。また、同じく特許文献2によると、磁束遮蔽部材を必要に応じて発熱部及び発熱部とは異なる位置に選択的に移動する誘導加熱装置が提案されているが、導電性部材を移動する移動手段が必要となるため、装置の大型化及び熱容量の増加、コストアップ等の課題がある。一方、特許文献3によると、磁束遮蔽部材の端部のみを回転加熱体に近接されるため、ウォームアップ時間を損なうことがない。しかし、磁束遮蔽部材の端部のみが回転加熱体に近接されるため、十分な非通紙部昇温の改善が望めないだけでなく、磁束遮蔽部材自身が昇温することによって、回転加熱体の温度分布に影響を与えてしまう課題がある。
本発明は、誘導加熱方式の像加熱装置における上記のような技術的課題に鑑みてなされたものである。その目的は、所定のキュリー温度に調整された整磁合金からなる回転加熱体の近傍に磁束遮蔽部材を配置する誘導加熱方式の像加熱装置において、ウォームアップ時間を損なうことなく、十分な非通紙部昇温の改善にある。また、磁束遮蔽部材の自己昇温を少なくすることにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る像加熱装置の代表的な構成は、
装置の耐熱温度よりも低いキュリー温度を有する整磁合金からなる導電層を有し、シート上のトナー像を加熱する中空の加熱ローラと、
前記加熱ローラの内部に設けられていて前記加熱ローラを加熱する磁束を発生する励磁コイルであって、巻回中心の回りに巻回されている励磁コイルと、
前記加熱ローラの内部に設けられていて前記磁束を前記加熱ローラに導く第一の磁性コアであって、前記巻回中心に位置し且つ前記加熱ローラに近接している第一の部分を有する第一の磁性コアと
前記加熱ローラの内部に設けられていて前記磁束を前記加熱ローラに導く第二の磁性コアであって、前記励磁コイルを介して前記加熱ローラに対向している第二の部分と前記加熱ローラに近接している第三の部分を有する第二の磁性コアと、
前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低い目標温度に維持されるように前記励磁コイルに対して供給する電力を制御する制御手段と、
前記加熱ローラを介して前記励磁コイルに対向していて前記加熱ローラが前記キュリー温度よりも高い温度に上昇したとき磁束を遮蔽する磁束遮蔽板であって、前記整磁合金よりも低い抵抗率を有する非磁性金属からなる磁束遮蔽板と、を有し、
前記磁束遮蔽板は、前記第一の部分が位置している第一の角度位置と前記第三の部分が位置している第二の角度位置との間であって前記第一の角度位置と前記第二の角度位置を除く角度範囲内に配設されており、かつ、前記加熱ローラの回転方向において前記磁束遮蔽板の長さが前記角度範囲と同じ、または前記角度範囲の半分の長さよりも長いことを特徴とする。
本発明の像加熱装置によれば、磁束遮蔽部材を最適な位置及び大きさに設定できる。そのため、ウォームアップ時間を損なうことなく、十分な非通紙部昇温の改善をすることができる。また、磁束遮蔽部材の自己昇温を少なくすることができる。
(a)は実施例1における画像形成装置例の概略構成図、(b)は実施例1における像加熱装置(定着装置)の横断面模型図。 (a)は像加熱装置の正面模型図、(b)は同装置の縦断面模型図。 (a)は加熱ローラと加圧ローラの断面を見せた斜視図、(b)はコイルアセンブリの横断面図、(c)は加熱ローラの横断面図。 (a)は加熱ローラの誘導発熱原理を示す図、(b)は抵抗値の温度依存性を示す図、(c)は透磁率の温度依存性を示す図。 整磁合金及び遮蔽部材に関する発熱領域を示す図。 実施例1における磁束遮蔽部材の位置を説明する図。 (a)は磁束遮蔽部材の位置と非通紙部温度の関係を示す図、(b)は遮蔽部材の大きさと非通紙部温度の関係を示す図。 (a)は実施例2における像加熱装置の構成説明図。 (a)は実施例3における像加熱装置の構成説明図、(b)は実施例4における像加熱装置の構成説明図。 実施例5における像加熱装置の構成説明図。 (a)実施例5における像加熱装置の磁束遮蔽部材の位置と非通紙部温度の関係を示す図、(b)は磁束遮蔽部材の大きさと非通紙部温度の関係を示す図。
[実施例1]
(1)画像形成装置例
図1の(a)は本発明に従う誘導加熱方式の像加熱装置を定着装置Fとして備えた画像形成装置の一例の模式図である。この画像形成装置は電子写真プロセスを用いたレーザー走査露光方式のデジタル画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機能機等)である。41は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)であり、矢印の時計方向R41に所定の周速度をもって回転駆動される。42は一次帯電器(接触帯電ローラ)であり、回転するドラム41の表面を本実施例においてはマイナスの所定の暗電位Vdに一様に帯電する。43は像露光手段であるレーザービームスキャナである。スキャナ43は画像読取装置・コンピュータ・相手方ファクシミリ等のホスト装置(不図示)から入力されるデジタル画像信号に対応して変調されたレーザービームLを出力し、ドラム41の一様帯電処理面を走査露光する。これにより、ドラム面の露光部分は電位絶対値が小さくなって明電位Vlとなり、ドラム面に画像信号に対応した静電潜像が形成される。静電潜像は現像器44により、ドラム面の露光明電位Vl部にマイナスに帯電したトナーが付着することで、トナー画像tとして顕像化(反転現像)される。一方、給送部(不図示)から給送された記録材Pが、転写バイアスが印加された転写部材としての転写ローラ45とドラム41との圧接部である転写ニップ部Tへ適切なタイミングをもって搬送される。そして、ニップ部Tにおいて記録材Pの面にドラム上のトナー画像tが順次に転写される。記録材Pは、ニップ部Tを通過してドラム41から分離され、定着装置Fに導入される。この定着装置Fにおいて、記録材上のトナー画像tが熱と圧によって固着画像として定着される。その記録材が画像形成物(プリント、コピー)として機外に排出される。記録材Pを分離した後のドラム41の表面は、クリーニング装置46で転写残トナーの除去を受けてクリーニングされ、繰り返して作像に供される。
(2)定着装置F
図1の(b)は定着装置Fの要部の拡大横断面図、図2の(a)は要部の正面図、(b)は縦断正面図である。定着装置Fについて正面とは、記録材Pが導入される側から見た面である。この定着装置Fは、加熱ローラ型の誘導加熱装置であり、コイル(励磁コイル)6と、コイル6に高周波電流を印加する電源としての高周波インバーター(高周波電源)101を有する。また、コイル6から生じる磁束H(図4の(a))により発熱する、少なくとも一部は所定の温度にキュリー温度Tcを調整した整磁合金である回転可能な発熱部材(加熱部材)としてのローラ形状の加熱ローラ(定着ローラ)1を有する。また、ローラ1とニップ部(定着ニップ部)Nを形成する加圧部材としての弾性加圧ローラ2を有する。また、ローラ1の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ11を有する。また、サーミスタ11の出力に応じてローラ1の温度が予め設定された像加熱温度(定着温度)Tfになるようにインバーター101からコイル6への通電を制御する通電制御手段としての制御回路部(CPU)100を有する。また、ローラ1を挟んでコイル6に対向するように配置され、少なくとも一部がローラ1の整磁合金よりも抵抗率の小さい非磁性金属である磁束遮蔽部材(磁気遮蔽部材)16を有する。そして、ニップ部Nで像tを担持した記録材Pを挟持搬送して加熱する装置である。上記の所定のキュリー温度Tcは像加熱温度Tfよりも高い温度で、装置Fの耐熱温度Tmよりも低い温度である。装置Fの耐熱温度Tmとは装置Fの一部の部品の熱損が著しくなる温度である。
ローラ1は、外径が40mm、厚さは1.0mm、長さ340mmの円筒体であり、鉄、ニッケル、クロム等の材料が配合された整磁合金(所定の温度にキュリー温度を調整した整磁合金)よりなる導電層である円筒状の芯金1aを有する。芯金1a上にはトナーに対する離型性を高めるためにPFAやPTFE等のフッ素樹脂より成る、厚さ30μmの表層1bが設けられている。本実施例においては、像加熱温度Tfを190℃に設定し、耐熱温度Tmを230℃に設定している。キュリー温度Tcは、像加熱温度Tf190℃よりも高く耐熱温度Tm230℃よりも低い温度200℃に設定している。カラー画像等の高画質な定着画像を得るために、芯金1aと表層1bの間にシリコーンゴムなどの耐熱弾性層を設けても良い。ローラ1は両端部側がそれぞれ装置枠体(定着ユニットフレーム)の一部である手前側と奥側の側板21・22間に軸受23を介して回転可能に支持されている。図3の(a)において、O1−O1はローラ1の回転軸線あるいは回転軸線方向である。ローラ1の内部には、芯金1aに誘導電流(渦電流)を誘起させてジュール発熱させるための高周波磁界を生じさせるためのコイル6を有する磁束発生手段(磁場発生手段)としてのコイルアセンブリ3が挿入されている。
ローラ2は、芯金2aと、この芯金回りに同心一体に形成した耐熱弾性層2bと、その弾性層の外周面を覆う表層2cと、から成る、外径38mm、長さは330mmの弾性ローラである。芯金2aは、外径28mm、肉厚3mmの金属パイプ材である。弾性層2bは厚さ5mmの耐熱弾性材の層である。表層2cは、PFA、PTFEなどのフッ素樹脂より成る厚さ30μmの薄層である。ローラ2はローラ1の下側に並行に配列されて、芯金2aの両端部側がそれぞれ装置枠体の手前側と奥側の側板21・22間に軸受26を介して回転自在に保持されている。図3の(a)において、O2−O2はローラ2の回転軸線あるいは回転軸線方向である。そして、ローラ1とローラ2は互いに不図示の加圧機構によって所定の押圧力で弾性層2bの弾性に抗して圧接されている。これにより、両ローラ1・2間に、記録材Pを挟持搬送してトナー画像を加熱定着するための、記録材搬送方向Dにおいて幅約5mmのニップ部Nが形成されている。ここで、本発明において、装置構成部材について、長手方向とは、ニップ部Nを含む平面において記録材Pの搬送方向Dに対して直交する方向である。また、中央部及び端部は、その長手方向の中央部及び端部である。
コイルアセンブリ3は、ボビン4、磁性コア(磁性材からなるコア)5(5a・5b)、コイル6、絶縁部材製のステー7等を有する。コア5はボビン4に保持されており、コイル6はボビン4の周囲に電線(リッツ線)を巻回して形成されている。ボビン4・コア5・コイル6の一体ユニットがステー7に固定支持されている。アセンブリ3は、ローラ1の円筒内部に挿入されている。そして、アセンブリ3は、ローラ内面とコイル6間に所定の一定のギャップを保持させた状態で、ステー7の長手方向の両端部7a・7aがそれぞれ装置枠体の手前側と奥側の保持部材24・25に対して非回転に固定支持されて配設されている。ボビン4・コア5・コイル6の一体ユニットはローラ1の両端開口部から外部に露呈しないようにローラ内側に位置している。コア5はフェライト、パーマロイ等の、高透磁率で残留磁束密度の低い材料であって、コイル6によって発生した磁束をローラ1の芯金1aに導くものである。本実施例におけるコア5は横断面T字型であり、T字の横棒部分を形成するサイドコア5aと縦棒部分を形成するセンターコア5bとが組み合わされている。コイル6は、ローラ1の長手方向、即ちローラ1の回転軸線方向O1−O1に平行に延び、コア5を周回するようにボビン4の形状に合せて横長舟型に複数回巻回して両端で折り曲げられて巻かれるリッツ線を束ねたものである。また、ローラ1の内周に沿うように湾曲して配置されている。上記構成のコイル6は、アセンブリ3の横断面において、センターコア5bよりもローラ回転方向A(ローラ1の回転方向)に関して下流側のコイル部分6cと上流側のコイル部分6dとを有する(図3の(b))。便宜上、下流側のコイル部分6cを第一のコイル部分、上流側のコイル部分6dを第二のコイル部分とする。第一と第二のコイル部分6cと6dはそれぞれローラ1の内面と同じ距離(ギャップ)を保って配置されている。6a・6bはコイル6の2本のリード線(コイル供給線)であり、ステー7の奥側から外部に引き出されてインバーター101に接続されている。
インバーター101はスイッチング素子を有し、スイッチング素子のON/OFFにより、所定の周波数の電流をコイル6に流すことができる。本実施例で用いたインバーター101は所定の電圧(100V)で出力し、電力制御は可変の電流値及び電流のON/OFF時間によって決定される。サーミスタ11は、支持部材11aを介して装置枠体に保持されてローラ1の外側に配設されていて、ローラ1の表面の温度を接触式もしくは非接触式にて検知する。本実施例においては、サーミスタ11は、ローラ1を隔てて第一のコイル部分6cに向かい合う位置において、ローラ1の表面に対して弾性を有する支持部材11aにより弾性的に圧接されて配置されている。サーミスタ11のローラ温度に関する検知信号は制御回路部100に入力する。12は定着前ガイド板であり、作像機構部側から装置Fに搬送された記録材Pをニップ部Nの入口部に案内する。13は分離爪であり、ニップ部Nを出た記録材Pがローラ1に巻き付くことを抑え、ローラ1から記録材Pを分離するためのものである。14は定着後ガイド板であり、ニップ部Nを出た記録材Pを排紙案内する。ボビン4、ステー7、分離爪13は耐熱及び電気絶縁性エンジニアリング・プラスチックから形成されている。本実施例1において、装置Fの耐熱温度Tm230℃はこのプラスチックの耐熱温度に基いて設定している。G1はローラ1の奥側の端部側に外嵌固着させたドライブギアである。ギアG1に駆動源M1から伝達系(不図示)を介して駆動力が伝達されることで、ローラ1が矢印Aの時計方向に本実施例では300mm/secの周速度にて回転する。ローラ2はニップ部Nでのローラ1との摩擦力でローラ1の回転に従動して矢印の反時計方向Bに回転する。15はローラクリーナであり、クリーニングウエブ15aをロール巻きに保持した繰り出し軸部15bと、巻取り軸部15cと、軸部15b・15c間のウエブ部分をローラ1の外面に押し付けるローラ15dを有する。ローラ15dでローラ1に押し付けたウエブ部分でローラ1の面にオフセットしたトナーが拭われてローラ1の面が清掃される。ローラ1に押し付けられるウエブ部分は軸部15b側から軸部15c側にウエブ15aが間欠的に少しずつ送られることで徐々に更新される。
磁束遮蔽部材16は、支持部材(不図示)を介して装置枠体に保持されてローラ1の外側に配設されていて、ローラ1を隔ててローラ内部のコイル6、本実施例においては第二のコイル部分6dに対向している。部材16はローラ1の表面に対して所定の離間距離(ギャップ)を存して非接触に対面している。部材16は、磁束の作用により発熱する整磁合金であるローラ芯金1aよりも抵抗率が小さい、例えば銅・アルミニウム等の非磁性金属が望ましい。本実施例においては、部材16は銅板である。部材16は、横断面において、ローラ1と略同心をなす円弧形状で、コイル6と、ローラ1を挟んで対向するように、ローラ1の長手方向のほぼ全域(ローラ1の有効発熱領域幅のほぼ全域)に渡り配置されている。部材16はローラ1の表面とあまりに離れていると磁束遮蔽の効果が少なくなり、また近すぎると部材16がローラ1の表面に接触するおそれがある。そのため、部材16とローラ1の離間距離は、上記の事項を考慮した最適な距離を保つことが必要である。部材16のローラ1の径方向に関する厚みは、薄すぎると部材16自身の抵抗による発熱によりーラ1の温度分布に影響を与えてしまうおそれがある。また、厚すぎると部材16の熱容量が増加してしまい、ウエイトタイムの増加の懸念がある。そのため、部材16の厚みは上記の事項を考慮して、適用する装置の仕様に応じて最適な厚みを設定すればよい。
本実施例では、記録材Pの通紙は中央基準で行われる。Sはその中央基準線(仮想線)である。即ち、装置に通紙使用可能な全ての幅サイズの記録材の中央部がローラ1の長手方向中央部(ローラ1の有効発熱領域幅の中央部)を通過することになる。本実施例の画像形成装置においては、通紙できる記録材の最大幅サイズ(以下、大サイズ紙と記す)は例えばA3(縦送り:幅297mm)である。また通紙できる記録材の最小幅サイズ(以下、小サイズ紙と記す)は例えばA5(縦送り:幅148mm)である。P1はその大サイズ紙の通紙領域幅、P2は小サイズ紙の通紙領域幅である。サーミスタ11は、小サイズ紙の通紙領域幅P2の略中央部に対応する、ローラ1の長手方向中央部分に設けられている。即ち、サーミスタ11は、ローラ1の回転軸線方向O−Oに関して、装置に通紙使用可能な全ての幅サイズの記録材が通過する通紙領域に配置されている。
制御回路部100は画像形成装置のメイン電源スイッチ(不図示)のONにより画像形成装置を起動させる。装置Fについては所定の立ち上げモード(ローラ1の温度を、所定の像加熱温度Tfになるまで上昇させる工程)をスタートさせる。ローラ1の回転は駆動源M1の起動により開始する。ローラ1の回転に従動してローラ2も回転する。また、制御回路部100はインバーター101を起動させてコイル6に高周波電流を流す。これによりコイル6の周囲に高周波交番磁束が発生し、ローラ1の芯金1aが電磁誘導発熱して、ローラ1が所定の像加熱温度(定着温度)Tf、本実施例1では190℃に向かって昇温していく。加熱温度Tfは、前記のように、所定のキュリー温度Tcより低い関係となっている。ローラ1の昇温がサーミスタ11で検知され、検知温度情報が制御回路部100に入力する。ローラ1の温度が190℃に到達したら、画像形成装置は、画像形成信号の入力を待つスタンバイ状態(待機モード)となる。スタンバイ中においては、制御回路部100は、ローラ1の大サイズ紙通紙領域幅P1の略全域が所定の像加熱温度190℃に維持されるように、インバーター101からコイル6へ流す高周高周波電流を制御する。そして、この待機モード時に制御回路部100に対して画像形成信号が入力されると、制御回路部100は画像形成工程をスタートさせる。そして、未定着のトナー画像tを担持した記録材Pがニップ部Nで挟持搬送されることで、所定の像加熱温度Tfに維持されたローラ1の熱とニップ部Nの圧により、トナー画像tが記録材Pの面に加熱定着される。像加熱工程中(定着動作中)においては、制御回路部100は、サーミスタ11から入力する検知温度情報が所定の像加熱温度Tf190℃にほぼ対応した情報に維持されるように、インバーター101からコイル6へ流す高周波電流を制御する。より具体的には、像加熱工程中はサーミスタ11の出力と所定の像加熱温度Tfとの差分に応じて、インバーター101からコイル6に印加される電力の変更が行われて、ローラ1の温度が所定の像加熱温度Tf190℃に維持されるように温調制御がなされる。即ち、制御回路部100は、サーミスタ11の出力に応じてローラ1の少なくとも通紙領域を所定の像加熱温度Tfに維持するようにインバーター101からコイル6への通電を制御する。また、制御回路部100はサーミスタ11から入力するローラ1の検知温度(温度に関する情報)が所定の像加熱温度Tfよりも高い所定の異常検知温度であるときは、インバーター101からコイル6への電流印加を停止する。そして、制御回路部100は、装置Fの駆動及び画像形成装置の画像形成動作を停止させるとともに、表示部(不図示)にエラー表示をして使用者に対処を促す。本実施例においては上記の所定の異常検知温度を装置Fの耐熱温度Tm230℃に設定している。
次に、図4の(a)を用いて、ローラ1の芯金1aの電磁誘導発熱原理を説明する。コイル6には、インバーター101から交流電流が印加され、これによってコイル6の周囲には矢印Hで示した磁束が生成消滅を繰り返す。磁束Hは、コア5(5a・5b)と芯金1aによって形成された磁路に沿って導かれる。コイル6が生成した磁束の変化に対して、芯金1aの肉厚内では、磁束の変化を妨げる方向に磁束を発生するように渦電流が発生する。この渦電流を矢印Cで示す。この渦電流Cは、表皮効果により芯金1aのコイル6側の面に集中して流れ、芯金1aの表皮抵抗Rs(Ω)に比例した電力で発熱を生じる。コイル6に印加する交流電流の周波数f(Hz)、芯金1aの導体の透磁率μ(H/m)、芯金1aの固有抵抗ρ(Ω・m)から得られる表皮深さδ(m)及び表皮抵抗Rs(Ω)は、式1及び式2で示される。また、芯金1aに発生する電力Wは、芯金1aに誘導される渦電流をIf(A)として、式3で示される。

以上より、芯金1aの発熱量を増加させるためには、渦電流Ifを大きくする、または表皮抵抗Rsを大きくすればよい。渦電流Ifを大きくするためには、コイル6によって生成される磁束を強くする、あるいは磁束の変化を大きくすればいい。例えば、コイル6の巻き数を増やしたり、磁性コア5として、より高透磁率で残留磁束密度の低いものを用いると良い。また、コア5と芯金1aとのギャップαを少なくすることで、芯金1a中に導かれる磁束が増加するため、渦電流Ifを大きくすることが出来る。一方、表皮抵抗Rsを大きくするためには、コイル6に印加する交流電流の周波数fを高くして、表皮深さを浅くするか、透磁率μの高く、固有抵抗の高い材料の芯金1aを選択すればよい。
次に、キュリー温度について説明する。一般に強磁性体は、材料固有のキュリー温度付近まで加熱されると、自発磁化を失い透磁率μが減少する。したがって、ローラ1の導電部材である芯金1aの温度がキュリー温度を越えてしまうと、表皮抵抗Rsが減少する。その結果、芯金1aの発熱量Wが減少する。一般に、表皮抵抗Rsは式2で表されるとおり、周波数が一定の場合は透磁率μと抵抗率ρで決まり、一般に抵抗率は温度上昇に伴って緩やかに増加する。ここで、加熱ローラの抵抗値(表皮抵抗)Rsは、磁束発生手段3をローラ1に装着したときのコイル6に電流を流したときのコイル6からみたローラ1のみかけの負荷抵抗に相当する。このみかけの抵抗値の測定方法、及び抵抗値の温度依存性は以下のように測定する。アジレント社製のLCRメータ(型番HP4194A)を用いて、周波数20kHzの交流を印加した際の加熱ローラの抵抗値を測定した。このとき、ローラ1、コイル6、コア5は像加熱装置に装着された状態で測定するものとする。このときローラ1の温度を変えていき、温度とローラ1の抵抗値を同時にプロットしていくことでローラ1の抵抗値の温度特性曲線を得ることができる。また、ローラ1の温度を変えるには、恒温室にローラ1及び磁束発生手段3を装置に装着させた位置関係に保った状態で、ローラ1の温度を変化させる。そして、ローラ温度を恒温室の温度に飽和させてから上記の測定法で抵抗値を測定する。このように測定すると、抵抗値の温度依存性は図4の(b)のような曲線になる。また、透磁率の測定方法は以下のように行なう。岩通計測株式会社製のB−Hアナライザー(型番:SY−8232)を用いて測定した。測定試料に装置の所定の一次コイルと二次コイルを巻きつけて周波数20kHzで測定する。測定試料はコイルが巻きつけられる形状であれば構わない(透磁率の異なる温度同士の比率は殆ど変わらない)。試料にコイルを設定したら、恒温室に試料を入れて温度を飽和させ、その温度における透磁率をプロットする。恒温室の温度を変えてやることで透磁率の温度依存性曲線が得られる。恒温室の温度を上昇させていき、ある温度で透磁率が変化しなくなる。この透磁率が変化しなくなった温度をキュリー温度とみなす。このように測定すると透磁率の温度依存性は図4の(c)のような曲線になる。ここで、キュリー温度は、透磁率が変化しなくなった直線を低温側に延長した線と、高い透磁率から急激に低下している勾配線を延長した線との交点とした。
次に、本発明の実施構成におけるローラ1の厚み(肉厚)方向における発熱領域を、図5を用いて説明する。dは芯金1aの厚み(肉厚)である。芯金1aの温度がキュリー温度未満の場合、(a)に示すように、磁束Hは芯金1aの面からキュリー温度未満における表皮深さδ分侵入した厚み領域S1を通過するため、その領域S1が発熱する。一方、芯金1aの温度がキュリー温度以上になった場合は、透磁率が減少するため、(b)に示すように、キュリー温度以上における表皮深さをδcとすると、芯金1aの厚さdよりもδcが大きい場合、コイル6が発生する磁束Hは、芯金1aを突き抜けてしまう。この場合においては、芯金1aの断面である厚み領域S2が発熱する。渦電流自体の量は、キュリー温度には依存しないことから、上記式2及び式3によれば、キュリー温度未満における発熱量W1と、キュリー温度以上における発熱量W2は、式4・・W2=δW1/d、のように表すことが出来る。(c)は、芯金1aの近傍に磁束遮蔽部材16(本実施例においては銅板)が配置される場合である。この場合において、(a)のように芯金1aの温度がキュリー温度未満の場合は、磁束Hは芯金1a内を通過するため、芯金1aの厚み領域S1が発熱する。一方、芯金1aの温度がキュリー温度以上の場合は、磁束Hは芯金1aを突き抜けて、部材16を通過する。この場合は、芯金1aの断面である厚み領域S2及び部材16の断面である厚み領域S3が発熱する。ここで、部材16は、導電性を有する導電部材である。また、部材16は、芯金1aに用いた整磁合金よりも抵抗率が小さいため、渦電流は部材16に多く誘導されることから、芯金1aに誘導される渦電流は、部材16が配置されていない状態に比べて減少し、発熱もそれにともなって減少する。一方で、部材16の抵抗率が小さいことから、部材16に渦電流が多く誘導されても部材16自身の発熱量としては小さくなる。即ち、芯金1aの温度がキュリー温度以上になった場合は、芯金1aを通過した磁束Hによって部材16に渦電流が誘導され、芯金1aの発熱量が減少して、芯金1aを構成する整磁合金のキュリー温度Tc付近の温度に調整される。これにより、小サイズ記録材の連続通紙時におけるローラ1の非通紙部昇温現象の温度はキュリー温度Tc付近の温度に調整されて、非通紙部昇温を低減させることができる。
(3)部材16の配置位置及び大きさ
次に、本実施例における磁束遮蔽部材16の配置位置及び大きさに関して説明する。図3の(c)を参照して、Eはコア5(5a・5b)とローラ1が対向している対向部であり、第一の対向部とする。Gはコイル6の第一のコイル部分6c及び第二のコイル部分6dとローラ1が対向している対向部であり、第二の対向部とする。部材16は第二の対向部Gの領域内においてローラ1と対向している。本実施例において、第一のコイル部分6cがローラ1と対向している第一の対向面のローラ1の周方向における大きさ(長さ)を約60°である。この角度は、第一のコイル部分6cのローラ回転方向一方端とローラ1の回転中心とを結んだ直線とローラ回転方向他方端とローラ1の回転中心を結んだ直線とがなす角度である。第二のコイル部分6dがローラ1と対向している第二の対向面のローラ1の周方向における大きさ(長さ)も約60°である。この角度は、第二のコイル部分6dのローラ回転方向一方端とローラ1の回転中心とを結んだ直線とローラ回転方向他方端とローラ1の回転中心を結んだ直線とがなす角度である。本実施例においては、部材16は、コイル6の第二のコイル部分6dとローラ1が対向している第二の対向部Gの領域内(第一の対向部Eの領域ではない領域)に位置してローラ1と対向している。Jは部材16とローラ1が対向している対向部であり、第三の対向部とする。第二の対向部Gにおいて第二のコイル部分6dがローラ1に対向している面(第一の対向面)と第三の対向部Jにおいて部材16がローラ1に対向している面(第二の対向面)は略並行である。そして、第二の対向部Gのローラ回転方向(ローラ1の回転方向:発熱部材回転方向)における長さをL2とし、第三の対向部Jのローラ回転方向における長さをL3としたとき、L2/2≦L3、であることを特徴とする。以下、これを具体的に説明する。
本実施例において、部材16は銅板であり、横断面において、ローラ1と略同心をなす円弧形状で、ローラ1の長手方向のほぼ全域(ローラ1の有効発熱領域幅に対応する領域)に渡り配置されている。部材16の、ローラ1の周方向における大きさ(長さ)を45°、厚みは0.8mm、ローラ1との離間距離(ギャップ)は2.0mmとした。上記の角度は、部材16のローラ回転方向一方端とローラ1の回転中心とを結んだ直線とローラ回転方向他方端とローラ1の回転中心を結んだ直線とがなす角度である。部材16のローラ周方向に関する位置は、図6の(a)と(b)に示すように、部材16の、ローラ1の周方向における長さの中心がセンターコア5bに対向する位置を基準位置(0°の位置)とする。そして、部材16をこの基準の位置からローラ1の回転方向上流側にローラ1との離間距離2.0mmを保ったまま90°の位置まで位置変更できるようにした。この構成において、部材16の位置を上記の0°の位置(図6の(a))から90°の位置(図6の(b))の範囲において種々に変更した状態において、それぞれ、B5サイズ(縦送り)の記録材を連続通紙ときにローラ1に発生する非通紙部の温度を測定した。その測定結果を図7の(a)に示す。これによると、部材16の位置がおよそ22°以下、及びおよそ68°以上では、非通紙部の温度が上昇している。22°以下、及び68°以上という位置は、言い換えると、部材16がコア5(5a・5b)とローラ1が対向している第一の対向部Eの位置に配置されることを意味している。すなわち、コア5とローラ1が対向している第一の対向部Eと対向しないように部材16を配置することによって、部材16の大きさを小さくすることが可能となり、装置Fの熱容量の増加及びコストの増加を押さえることが出来る。
次に、上記の構成において、部材16を45°の位置に配置し、厚みは0.8mm、ローラ1との離間距離2.0mmとして、部材16のローラ1の周方向における大きさ(長さ)を種々に変更した。そして、それぞれ、B5Rサイズの記録材を連続通紙ときにローラ1に発生する非通紙部の温度を測定した。その測定結果を図7の(b)に示す。これによると、非通紙部の温度は、部材16の大きさがおよそ30°以上でほぼ一定となる。言い換えると、コイル6とローラ1とが対向している角度60°の1/2以上の大きさである部材16であれば、効果は一定であることがわかる。
つまり、部材16は、第二の対向部Gの領域内(第一の対向部Eの領域ではない領域)に配置する。そして、第二の対向部Gのローラ回転方向(ローラ1の回転方向:発熱部材回転方向)における長さをL2とし、三の対向部Jのローラ回転方向における長さをL3としたとき、L2/2≦L3、とすることで、部材16の最大の効果を得ることが出来る。即ち、部材16を最適な位置及び大きさに設定できる。そのため、ウォームアップ時間を損なうことなく、十分な非通紙部昇温の改善をすることができる。また、部材16の自己昇温を少なくすることができる。
[実施例2]
実施例1の装置Fにおいて、部材16を、図8の(a)のように、ローラ1を隔てて第一のコイル部分6cに対向させて配設した装置構成にすることもできる。また、(b)のように、部材16を、ローラ1を隔てて第一のコイル部分6cと第二のコイル部分6cとの両方に対向させて配設した装置構成にすることもできる。その他の装置構成は、実施例1の装置と同様である。
[実施例3]
本実施例の装置はベルト加熱方式の像加熱装置であり、図9の(a)のように、加熱ローラ1と、このローラ1に平行に配列された対向部材としての対向ローラ9と、該ローラ1・9の間に張架されたエンドレスベルト8を有している。また、ローラ9とベルト8を挟んでニップ部Nを形成する加圧部材としての弾性加圧ローラ2を有している。ローラ1は実施例1の装置Fにおけるローラ1と同様に内部にコイルアセンブリ3が配設された誘導加熱されるローラである。また、このローラ1のベルト懸回部に、磁束遮蔽部材16とサーミスタ11が実施例1の装置Fにおけるローラ1と同様に配設されている。ローラ9はローラ1と同方向に回転する。ローラ1とローラ9の回転によりベルト8も回転する。ベルト8はローラ1により所定の像加熱温度Tfに加熱される。そして、ニップ部Nに導入された記録材P上の未定着のトナー画像tがベルト8の熱とニップ圧により定着される。ベルト8自身が所定のキュリー温度に調整された整磁合金であるベルト加熱方式の装置であってもよい。
[実施例4]
実施例1乃至3の装置構成は、コイル6はローラ1の内部に配置してローラ1を内側から加熱する内部加熱するであるが、図9の(b)に示すように、コイル6をローラ1の外部に近接して配置する装置構成(外部加熱構成)にすることもできる。この場合は、磁束遮蔽部材16とサーミスタ11はローラ1の内部にコイル6と対向して配置される。その他の装置構成は、実施例1や2の装置と同様である。
[実施例5]
図10を用いて実施例5の装置構成を説明する。本実施例の構成においては、キュリー温度が約200℃である加熱ローラ1のほぼ全周にわたってコイル6e、6fが配置され、コイル6e、6fが発生する磁束を導く磁性コア5が断面I字型形状で配置されている。また、磁束遮蔽部材16は銅板であり、定着ニップ部Nの回転方向上流側に配置される。部材16の大きさは、ローラ1の周方向に関する大きさを40°、厚みは0.8mm、ローラ1と銅板16の距離は2.0mmであって、コア5及びコイル6e、6fと、芯金1aを挟んで対向するように配置される。コイル6e、6fがローラ1と対向する角度はそれぞれ約70°である。本実施例の構成においては、コイル6e、6fがローラ1のほぼ全周にわたって配置されているため、ローラ1のほぼ全周を加熱することができる。このため、ローラ1の周方向における温度ムラが少なくなるため、温度ムラを解消するための空回転が必要ないため、より消費電力を少なくすることが出来る。
本実施例5の構成において、部材16の磁コイル6に対する位置を変更した時の、B5サイズの用紙を連続通紙(縦送り)ときの非通紙部の温度を測定した。上記の測定結果を図11の(a)に示す。これによると、部材16の位置がおよそ72°以上では非通紙部の温度が上昇している。72°以上という位置は、言い換えると、部材16がコア5と対向する位置に配置されることを意味している。すなわち、本実施例構成によれば、コア5と対向しないように部材16を配置することによって、16部材の大きさを小さくすることが可能となり、像加熱装置の熱容量の増加及びコストの増加を押さえることが出来る。
次に、本実施例構成において、部材16の位置を45°の位置(図10の水平0°の基準位置から時計方向に45°の位置)に配置し、厚みは0.8mm、ローラ1と部材16の距離は2.0mmとした。そして、部材16の、ローラ1の周方向における大きさを種々に変更した。そして、それぞれ、B5Rサイズの記録材を連続通紙したときの非通紙部の温度を図11の(b)に示す。これによると、非通紙部の温度は、遮蔽部材の大きさがおよそ35°以上でほぼ一定となる。言い換えると、コイル6とローラ1とが対向している角度70°の1/2以上の大きさである部材16であれば、効果は一定であることがわかる。
以上述べたように、部材16を磁性コア5とローラ1とが対向する領域ではない領域に配置し、その大きさは、コイル6とローラ1とが対向する長さの1/2以上とすることで、部材16の最大の効果を得ることが出来る。
なお、以上説明した実施例2の構成は、本発明を限定するために記載されたものではなく、上述した実施例1乃至4の構成と同様に、適用する像加熱装置に応じて種々の変更を加えることが可能である。
F・・像加熱装置、1・・発熱部材、5・・磁性コア、6・・コイル、16・・磁束遮蔽部材、H・・磁束、Tc・・キュリー温度、Tf・・像加熱温度、Tm・・像加熱装置の耐熱温度、E・・第一の対向部、G・・第二の対向部、J・・第三の対向部、L2・・第二の対向部の発熱部材回転方向における長さ、L3・・第三の対向部の発熱部材回転方向における長さ、P・・記録材、t・・画像

Claims (24)

  1. 装置の耐熱温度よりも低いキュリー温度を有する整磁合金からなる導電層を有し、シート上のトナー像を加熱する中空の加熱ローラと、
    前記加熱ローラの内部に設けられていて前記加熱ローラを加熱する磁束を発生する励磁コイルであって、巻回中心の回りに巻回されている励磁コイルと、
    前記加熱ローラの内部に設けられていて前記磁束を前記加熱ローラに導く第一の磁性コアであって、前記巻回中心に位置し且つ前記加熱ローラに近接している第一の部分を有する第一の磁性コアと
    前記加熱ローラの内部に設けられていて前記磁束を前記加熱ローラに導く第二の磁性コアであって、前記励磁コイルを介して前記加熱ローラに対向している第二の部分と前記加熱ローラに近接している第三の部分を有する第二の磁性コアと、
    前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低い目標温度に維持されるように前記励磁コイルに対して供給する電力を制御する制御手段と、
    前記加熱ローラを介して前記励磁コイルに対向していて前記加熱ローラが前記キュリー温度よりも高い温度に上昇したとき磁束を遮蔽する磁束遮蔽板であって、前記整磁合金よりも低い抵抗率を有する非磁性金属からなる磁束遮蔽板と、を有し、
    前記磁束遮蔽板は、前記第一の部分が位置している第一の角度位置と前記第三の部分が位置している第二の角度位置との間であって前記第一の角度位置と前記第二の角度位置を除く角度範囲内に配設されており、かつ、前記加熱ローラの回転方向において前記磁束遮蔽板の長さが前記角度範囲と同じ、または前記角度範囲の半分の長さよりも長いことを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記制御手段は、前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低いときの表皮深さが前記導電層の厚さよりも薄くなるように、前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも高いときの表皮深さが前記導電層の厚さよりも厚くなるように、電力を制御することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記磁束遮蔽板は、前記加熱ローラとほぼ同心の円弧状であることを特徴とする請求項1または2に記載の像加熱装置。
  4. 前記第一の磁性コアと前記第二の磁性コアは互いに実質T字状となるように配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の像加熱装置。
  5. 前記第二の磁性コアは、更に、前記加熱ローラに近接している第四の部分を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の像加熱装置。
  6. 前記第一の角度位置と前記第四の部分が位置している前記第三の角度位置との間であって前記第一の角度位置と前記第三の角度位置を除く角度範囲内に配設されている他の磁束遮蔽板を有し、前記他の磁束遮蔽板は前記加熱ローラを介して前記励磁コイルに対向していて前記加熱ローラが前記キュリー温度よりも高い温度に上昇したとき磁束を遮蔽し、前記整磁合金よりも低い抵抗率を有する非磁性金属からなり、前記加熱ローラの回転方向において前記他の磁束遮蔽板の長さは前記角度範囲と同じ、または前記角度範囲の半分の長さよりも長いことを特徴とする請求項5に記載の像加熱装置。
  7. 前記加熱ローラによって回転可能に支持されているエンドレスベルトを有し、前記加熱ローラは前記エンドレスベルトを介して前記シート上のトナー像を加熱し、前記磁束遮蔽板は前記エンドレスベルトを介して前記加熱ローラに対向していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の像加熱装置。
  8. 前記加熱ローラと協働してシートを挟持搬送するニップを形成する回転部材を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の像加熱装置。
  9. 前記整磁合金は、鉄、ニッケル、クロムを含む合金であり、前記磁束遮蔽板は銅板であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の像加熱装置。
  10. 装置の耐熱温度よりも低いキュリー温度を有する整磁合金からなる導電層を有し、シート上のトナー像を加熱する中空の加熱ローラと、
    前記加熱ローラの外部に設けられていて前記加熱ローラを加熱する磁束を発生する励磁コイルであって、巻回中心の回りに巻回されている励磁コイルと、
    前記加熱ローラの外部に設けられていて前記磁束を前記加熱ローラに導く第一の磁性コアであって、前記巻回中心に位置し且つ前記加熱ローラに近接している第一の部分を有する第一の磁性コアと、
    前記加熱ローラの外部に設けられていて前記磁束を前記加熱ローラに導く第二の磁性コアであって、前記励磁コイルを介して前記加熱ローラに対向している第二の部分と前記加熱ローラに近接している第三の部分を有する第二の磁性コアと、
    前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低い目標温度に維持されるように前記励磁コイルに対して供給する電力を制御する制御手段と、
    前記加熱ローラを介して前記励磁コイルに対向していて前記加熱ローラが前記キュリー温度よりも高い温度に上昇したとき磁束を遮蔽する磁束遮蔽板であって、前記整磁合金よりも低い抵抗率を有する非磁性金属からなる磁束遮蔽板と、を有し、
    前記磁束遮蔽板は、前記第一の部分が位置している第一の角度位置と前記第三の部分が位置している第二の角度位置との間であって前記第一の角度位置と前記第二の角度位置を除く角度範囲内に配設されており、かつ、前記加熱ローラの回転方向において前記磁束遮蔽板の長さが前記角度範囲と同じ、または前記角度範囲の半分の長さよりも長いことを特徴とする像加熱装置。
  11. 前記制御手段は、前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低いときの表皮深さが前記導電層の厚さよりも薄くなるように、前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも高いときの表皮深さが前記導電層の厚さよりも厚くなるように、電力を制御することを特徴とする請求項10に記載の像加熱装置。
  12. 前記磁束遮蔽板は、前記加熱ローラとほぼ同心の円弧状であることを特徴とする請求項10または11に記載の像加熱装置。
  13. 前記第一の磁性コアと前記第二の磁性コアは互いに実質T字状となるように配設されていることを特徴とする請求項10乃至12の何れか一項に記載の像加熱装置。
  14. 前記整磁合金は、鉄、ニッケル、クロムを含む合金であり、前記磁束遮蔽板は銅板であることを特徴とする請求項10乃至13の何れか一項に記載の像加熱装置。
  15. 装置の耐熱温度よりも低いキュリー温度を有する整磁合金からなる導電層を有し、シート上のトナー像を加熱する中空の加熱ローラと、
    前記加熱ローラの内部に設けられていて前記加熱ローラを加熱する磁束を発生する励磁コイルであって、巻回中心の回りに巻回されている励磁コイルと、
    前記加熱ローラの内部に設けられていて前記磁束を前記加熱ローラに導く実質T字状の磁性コアであって、前記実質T字状の第一の端部が前記巻回中心に位置し且つ第二の端部が前記加熱ローラに近接している磁性コアと、
    前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低い目標温度に維持されるように前記励磁コイルに対して供給する電力を制御する制御手段と、
    前記加熱ローラを介して前記励磁コイルに対向していて前記加熱ローラが前記キュリー温度よりも高い温度に上昇したとき磁束を遮蔽する磁束遮蔽板であって、前記整磁合金よりも低い抵抗率を有する非磁性金属からなる磁束遮蔽板と、を有し、
    前記磁束遮蔽板は、前記第一の端部が位置している第一の角度位置と前記第二の端部が位置している第二の角度位置との間であって前記第一の角度位置と前記第二の角度位置を除く角度範囲内に配設されており、かつ、前記加熱ローラの回転方向において前記磁束遮蔽板の長さが前記角度範囲と同じ、または前記角度範囲の半分の長さよりも長いことを特徴とする像加熱装置。
  16. 前記制御手段は、前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低いときの表皮深さが前記導電層の厚さよりも薄くなるように、前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも高いときの表皮深さが前記導電層の厚さよりも厚くなるように、電力を制御することを特徴とする請求項15に記載の像加熱装置。
  17. 前記磁束遮蔽板は、前記加熱ローラとほぼ同心の円弧状であることを特徴とする請求項15または16に記載の像加熱装置。
  18. 前記加熱ローラと協働してシートを挟持搬送するニップを形成する回転部材を有することを特徴とする請求項15乃至17の何れか一項に記載の像加熱装置。
  19. 前記整磁合金は、鉄、ニッケル、クロムを含む合金であり、前記磁束遮蔽板は銅板であることを特徴とする請求項15乃至18の何れか一項に記載の像加熱装置。
  20. 装置の耐熱温度よりも低いキュリー温度を有する整磁合金からなる導電層を有し、シート上のトナー像を加熱する中空の加熱ローラと、
    前記加熱ローラの外部に設けられていて前記加熱ローラを加熱する磁束を発生する励磁コイルであって、巻回中心の回りに巻回されている励磁コイルと、
    前記加熱ローラの外部に設けられていて前記磁束を前記加熱ローラに導く実質T字状の磁性コアであって、前記実質T字状の第一の端部が前記巻回中心に位置し且つ第二の端部が前記加熱ローラに近接している磁性コアと、
    前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低い目標温度に維持されるように前記励磁コイルに対して供給する電力を制御する制御手段と、
    前記加熱ローラを介して前記励磁コイルに対向していて前記加熱ローラが前記キュリー温度よりも高い温度に上昇したとき磁束を遮蔽する磁束遮蔽板であって、前記整磁合金よりも低い抵抗率を有する非磁性金属からなる磁束遮蔽板と、を有し、
    前記磁束遮蔽板は、前記第一の端部が位置している第一の角度位置と前記第二の端部が位置している第二の角度位置との間であって前記第一の角度位置と前記第二の角度位置を除く角度範囲内に配設されており、かつ、前記加熱ローラの回転方向において前記磁束遮蔽板の長さが前記角度範囲と同じ、または前記角度範囲の半分の長さよりも長いことを特徴とする像加熱装置。
  21. 前記制御手段は、前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも低いときの表皮深さが前記導電層の厚さよりも薄くなるように、前記加熱ローラの温度が前記キュリー温度よりも高いときの表皮深さが前記導電層の厚さよりも厚くなるように、電力を制御することを特徴とする請求項20に記載の像加熱装置。
  22. 前記磁束遮蔽板は、前記加熱ローラとほぼ同心の円弧状であることを特徴とする請求項20または21に記載の像加熱装置。
  23. 前記加熱ローラと協働してシートを挟持搬送するニップを形成する回転部材を有することを特徴とする請求項20乃至22の何れか一項に記載の像加熱装置。
  24. 前記整磁合金は、鉄、ニッケル、クロムを含む合金であり、前記磁束遮蔽板は銅板であることを特徴とする請求項20乃至23の何れか一項に記載の像加熱装置。
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