JP2006120524A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁束調整部材により調整される発熱部材の磁束作用領域で被加熱材サイズに応じて生ずる過昇温の低減化。
【解決手段】磁束調整部材8が所定の磁束調整位置にある場合において、前記磁束作用領域が被加熱材のサイズに対応するか否かを判断する判断手段23を有し、前記判断手段の判断結果に基いて被加熱材を単位時間当たりに通過させる枚数を低下させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、レーザービームプリンター等の画像形成装置に用いて好適な電磁誘導加熱方式の加熱装置に関するものである。
昨今、OA機器の省エネルギー動向から、レーザービームプリンター・複写機等の画像形成装置に搭載される加熱装置としての画像加熱定着装置としては、省エネルギーおよびクイックスタート性を両立させるために、一般的なハロゲンランプを加熱源とする熱ローラ方式の定着装置に代えて、電磁誘導加熱方式の定着装置が一部実用化されてきている。
特許文献1には、磁束発生手段と、磁束発生手段からの磁束により発熱する発熱部材と、を有し、発熱部材の発熱により記録材上の未定着画像を加熱定着する電磁誘導加熱方式の定着装置が記載されている。
発熱部材については、省エネルギーおよびクイックスタート性の観点から、鉄やニッケル、SUSなどを用いて薄肉化を行っている。これは発熱部材の熱容量を下げつつ強度を保つための構成であるが、小サイズ記録材を通紙した場合などに生じる非通紙部領域の過昇温問題が大きくなってくる。
そこで、特許文献1の電磁誘導加熱方式の定着装置においては、磁束発生手段から発熱部材へ届く磁束の一部を遮蔽する磁束調整部材を配置し、該磁束調整部材の位置を発熱部材における記録材の通紙範囲に応じて変位手段により変化させることで発熱部材の非通紙部領域における温度上昇を抑制する磁束調整手段を具備させている。
特開平10−74009号公報
しかしながら、小サイズ記録材の連続通紙時には、磁束調整部材で磁束遮蔽されている非通紙部領域以外の通紙領域に対応する発熱部材部分は適切な温度に維持されるけれども、小サイズ記録材の連続通紙後すぐに該小サイズ記録材よりも更にサイズの小さい記録材が通紙された場合には、該記録材端と通紙領域端との間に非通紙部領域が生じる。この場合、記録材端と通紙領域端間の非通紙部領域では熱を奪うものがない上に磁束遮蔽がなされないため過昇温が生じてしまう。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、磁束調整部材により調整される発熱部材の磁束作用領域で被加熱材サイズに応じて生ずる過昇温の低減化を可能する電磁誘導加熱方式の加熱装置を提供することを目的とする。
本発明に係る代表的な加熱装置の構成は、磁束発生手段と、前記磁束発生手段からの磁束により発熱する発熱部材と、前記発熱部材の被加熱材搬送方向に直交する幅方向に関する前記発熱部材への磁束作用領域を調整する磁束調整手段と、を有し、前記発熱部材の発熱により被加熱材を加熱する加熱装置であって、前記磁束調整手段は磁束調整部材と、前記磁束調整部材を移動させる移動手段を有し、前記移動手段により前記磁束調整部材を所定の磁束調整位置に移動させることで前記発熱部材の被加熱材搬送方向に直交する幅方向に関する温度分布を調整する加熱装置において、前記磁束調整部材が所定の磁束調整位置にある場合において、前記磁束作用領域が被加熱材のサイズに対応するか否かを判断する判断手段を有し、前記判断手段の判断結果に基いて被加熱材を単位時間当たりに通過させる枚数を低下させることを特徴とする加熱装置、である。
本発明によれば、発熱部材において磁束調整部材によって調整される被加熱材搬送方向に直交する幅方向に関する磁束作用領域が被加熱材のサイズに対応するか否かを判断手段で判断すると共にその判断結果に基いて被加熱材の単位時間当たりの通過枚数を低下させるので、上記磁束作用領域において被加熱材サイズに応じて生ずる過昇温の低減化が可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。
(1)画像形成装置例
図1は本発明に従う電磁誘導加熱方式の加熱装置を画像加熱定着装置として備えた画像形成装置の一例の概略構成模型図である。本例の画像形成装置100は転写式電子写真プロセス利用、レーザ走査露光方式のデジタル画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機能機等)である。
101は原稿読取装置(イメージスキャナー)、102は領域指定装置(デジタイザー)であり、何れも画像形成装置本体100の上面側に配設してある。原稿読取装置101は該装置の原稿台上に載置した原稿面を内部に設けた光源等からなる走査照明光学系により走査し、原稿面からの反射光をCCDラインセンサ等の光センサにより読み取り、画像情報を時系列電気デジタル画素信号に変換する。領域指定装置102は原稿の読み取り領域等の設定を行い、信号を出力する。103はプリントコントローラーであり、不図示のパソコン等の画像データに基づくプリント信号を出力する。104は原稿読取装置101、領域指定装置102、プリントコントローラー103等からの信号を受けて、画像出力機構の各部に指令を送る信号処理及び種々の作像シーケンス制御を行う制御部(CPU)である。
以下は画像出力機構部(作像機構部)の説明である。105は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印の時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。感光ドラム105はその回転過程で、帯電装置106により所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に対して画像書き込み装置107による像露光Lを受けることで一様帯電面の露光明部の電位が減衰して感光ドラム105面に露光パターンに対応した静電潜像が形成される。画像書き込み装置107は本例の場合はレーザスキャナーであり、制御手段としての制御部(CPU)104において信号処理された画像データに従って変調されたレーザ光Lを出力し、回転する感光ドラム105の一様帯電面を走査露光して原稿画像情報に対応した静電潜像を形成する。
次いで、その静電潜像が現像装置108によりトナー画像として現像される。そのトナー画像が転写帯電装置109の位置において、給紙機構部側から感光ドラム105と転写帯電装置109との対向部である転写部Tに所定の制御タイミングにて給送された被加熱材としての用紙やOHPシート等の記録材(転写材)Pに感光ドラム105面側から静電転写される。
給紙機構部は、本例の画像形成装置の場合は、小サイズ記録材を積載収容した第1のカセット給紙部110と、最大サイズ記録材を積載収容した第2のカセット給紙部111と、最小サイズ記録材を積載収容した第3のカセット給紙部112と、第1、第2または第3のカセット給紙部110・111・112から選択的に1枚分離給紙された記録材Pを転写部Tに所定のタイミングにて搬送する記録材搬送部113を有している。記録材搬送部113は、記録材給送手段としての記録材給送ローラ114を有し、この給送ローラ114によって記録材Pの紙間(先行記録材の後端と後続記録材の先端との間の間隔)を調整することで、所定のスループットをもって上記記録材Pを転写部Tに給送する。
転写部Tで感光ドラム105面からトナー画像の転写を受けた記録材Pは、感光ドラム105面から分離され、定着装置116へ搬送されて未定着トナー画像の定着処理を受け、画像形成装置外部の排紙トレー117上に排紙される。
一方、記録材分離後の感光ドラム105面はクリーニング装置115により転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清掃されて繰り返して作像に供される。
(2)定着装置116
図2は定着装置116の一例の構成模型図、図3は定着装置の長手方向の構成模型図である。
本例に示す定着装置116は、加熱ローラ型で、電磁誘導加熱方式の加熱装置であり、互いに所定の押圧力で圧接させて所定のニップ長(ニップ幅)の圧接ニップ部(定着ニップ部、加熱ニップ部)Nを形成させた誘導発熱性の発熱部材としての回転体(誘導発熱体)1と加圧回転体たる加圧ローラ2とを主体とする。
回転体1は、例えばNi、Fe、SUSなどの誘導発熱性の材料を用いて形成された、肉厚0.02mm〜3.0mm程度の中空(円筒状)の芯金(金属層、導電層)1aを有するローラ(以下、定着ローラと記す)であり、その外周表面には、フッ素樹脂等をコーティングして耐熱性の離型層(伝熱材)1bを形成してある。
この定着ローラ1はその長手両端部側をそれぞれ定着装置の第一側板(定着ユニットフレーム)21・22間に軸受23・23を介して回転可能に支持させて配設してある。また内空部には、上記の定着ローラ1に誘導電流(渦電流)を誘起させてジュール発熱させるための高周波磁界を生じる、磁束発生手段としてのコイルユニット3を挿入して配置してある。
加圧ローラ2は、軸心2aと、該軸心2aの周囲に形成された耐熱ゴム層2bと、該耐熱ゴム層2bの表面に形成されたフッ素樹脂等より成る耐熱離型層2cとから成る。この加圧ローラ2は上記定着ローラ1の下側に並行に配列して、軸心2aの長手両端部側をそれぞれ上記第一側板21・22間に軸受26・26を介して回転自在に保持させて、かつ定着ローラ1の下面に対して不図示の付勢手段により耐熱ゴム層2bの弾性に抗して所定の押圧力にて圧接させて加熱部としての所定のニップ長のニップ部Nを形成させている。
コイルユニット3は、ホルダ4、磁性材からなるT字形状の磁性コア(芯材)5、励磁コイル(誘導発熱源)6等の組み立て体である。磁性コア5はホルダ4に形成した通孔に挿入させてあり、励磁コイル6はこのホルダ4の周囲に銅線を巻回して形成されている。このホルダ4、磁性コア5および励磁コイル6は一体的にユニット化されている。磁性コア5としては、透磁率が大きく自己損失の小さい材料がよく、例えばフェライト、パーマロイ、センダスト、アモルファス、珪素鋼板等が適している。ホルダ4は磁性コア5と励磁コイル6とを絶縁する絶縁部として機能している。
励磁コイル6は加熱に十分な交番磁束を発生するものでなければならないが、そのためには抵抗成分が低く、インダクタンス成分を高くとる必要がある。励磁コイル6の芯線として所定径の細線を所定本数束ねたリッツ線を用いている。細線には絶縁被覆電線を用いている。また磁性コア5のセンタコア5aを周回するようにホルダ4の形状に合せて横長舟型に複数回巻回して励磁コイルとしてある。これにより磁性コア5は励磁コイル6の巻き中心付近に配置される。励磁コイル6は定着ローラ1の長手方向に巻かれている。6a・6bは上記励磁コイル6の2本のリード線(コイル供給線)であり、ホルダ4の長手一端部側の丸軸形状部4aの中空部から外部に引き出して励磁コイル6に高周波電流を供給する駆動電源13に接続してある。
上記のコイルユニット3は、ホルダ4を所定の角度姿勢でその両端部側をそれぞれ定着装置の第二側板24・25に非回転に固定支持させて、定着ローラ1の内面と励磁コイル6との間に一定のギャップを形成している。コイルユニット3は定着ローラ外部に露呈しないように収納されている。
上記定着ローラ1は一端部側に設けられた駆動ギアG1がモーター等による駆動源Mにより回転駆動されることによって、矢印Aにて示す時計回りに回転される。加圧ローラ2は定着ローラ1の回転に伴って矢印Bにて示す反時計回りに従動回転する。
高周波駆動電源13は、制御部104からの信号によりコイルユニット3の励磁コイル6に高周波電流(交番電流)を供給する。コイルユニット3では、励磁コイル6は駆動電源13から供給される高周波電流によって高周波磁界(交番磁束)を定着ローラ長手方向に発生させ、その交番磁束は磁性コア5に導かれてニップ部Nに対向した定着ローラ1に渦電流を発生させる。その渦電流は定着ローラ1の固有抵抗によってジュール熱を発生させる。これにより定着ローラ1が電磁誘導発熱状態になる。そして、定着ローラ1は回転駆動されることによって表面温度が均一化される。
定着ローラ1の外周上には、定着ローラ1の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ11が設けられている。この温度センサ11は、定着ローラ1を隔てて励磁コイル6に向かい合うように、定着ローラ1の表面に圧接または近接されている。また、温度センサ11は、例えば、サーミスタより構成され、このサーミスタで定着ローラ1の温度を検出しつつ、この検出信号に基づいて制御部104により駆動電源13を制御することによって定着ローラ1の温度が定着温度(目標温度)となるように励磁コイル6への通電が制御される。上記の温度センサ11は、励磁コイル6に向かい合うように定着ローラ1の内面に圧接または近接して配置してもよい。
定着ローラ1の上方にはさらに温度異常上昇時の安全機構として、サーモスタット21が設けられている。このサーモスタット21は、定着ローラ1の表面に接触または近接して配置されており、予め設定された温度になると接点を開放して励磁コイル6への通電を切断し、定着ローラ1が所定温度以上の高温となることを防止している。
定着ローラ1および加圧ローラ2の回転駆動状態において、未定着トナー画像tが転写されている記録材Pは、矢印Cで示す方向から導入され、ニップ部Nに通紙される。ニップ部Nでは記録材Pを挟持搬送する。その搬送過程で記録材Pは、加熱された定着ローラ1の熱と、加圧ローラ2から作用する圧力とが加えられる。これにより、記録材P上には未定着トナーが固着され、定着トナー画像が形成される。ニップ部Nを通過した記録材Pは、先端部が定着ローラ1の表面に当接する分離爪12により定着ローラから剥離されて図中左方向に搬送される。
前記のホルダ4および分離爪12は、耐熱および電気絶縁性エンジニアリング・プラスチックから形成されている。
22は磁束調整手段であり、磁束調整部材8と移動手段としての磁束調整部材駆動機構15を有する。磁束調整部材8は定着ローラ1とコイルユニット3との間に挿入して配置されている。本例の磁束調整部材8は、図2に示すように、定着ローラ1の長手方向において、定着ローラ内面と対向する励磁コイル6を覆う円弧曲面を呈してなり、定着ローラ1とコイルユニット3の間に一定のギャップを持って定着ローラ内面に沿うようにして置かれている。図3に示すように前記ホルダ4の長手両端部側はそれぞれ丸軸形状部4aにしてあり、磁束調整部材8はその長手両端部側をそれぞれ軸受10を介して上記ホルダ4の長手両端部側の丸軸形状部4aに対して回動自由に支持させて配設してある。すなわち、ホルダ4、磁性コア5および励磁コイル6等の組み立て体であるコイルユニット3に対して開閉動作可能に配設してある。磁束調整部材8の材質としては、導電体であって固有抵抗の小さい非磁性金属材料であるCu、Al、Ag、Auもしくはこれらの非磁性金属材料を含む合金等が適している。磁束調整部材8の形状として、定着ローラ1の記録材搬送方向に直交する幅方向(ニップ部長手方向)に関する定着ローラ1への磁束作用領域を調整する形状とされる。すなわち、上記幅方向においてコイルユニット3から定着ローラ1に対する作用磁束の磁束密度を調整する形状とされる。ここで定着ローラ1に関して磁束作用領域とは、上記幅方向においてコイルユニット3の磁性コア5の長さに対応する領域であり、最大サイズ記録材の最大サイズ通紙域PW1(図4参照)と対応している。磁束調整部材8の形状および磁束調整部材駆動機構15については追って説明する。
本実施例においては、定着装置116のニップ部Nへの記録材通紙は記録材中心の中央基準である。図3においてSはその記録材中心導入基準線である。ここで、記録材に関してサイズとは、記録材の平面において記録材搬送方向と直交する方向の記録材幅寸法である。PW1は通紙可能な記録材の最大サイズ通紙域である。この最大サイズ通紙域PW1に対応するサイズの記録材を最大サイズ記録材とする。PW2は通紙可能な記録材の小サイズ通紙域である。この小サイズ通紙域PW2に対応するサイズの記録材を小サイズ記録材とする。
図4に磁束調整部材8の形状の一例を示す。図4は定着ローラ1に対する各種サイズの記録材の通紙域と非通紙域の関係の説明図である。
磁束調整部材8は、コイルユニット3から定着ローラ1に対する作用磁束の磁束密度を調整する2つの磁束調整部8aと、この磁束調整部を連結すると共に磁束密度を調整しない連結部8bからなる。各磁束調整部8aは連結部8bの両側において突起状に定着ローラ円面に沿って延び出ている。連結部8bは、鎖線にて示す磁束調整位置において磁束の影響を受けにくい場所に位置するように配置されている。また、連結部8bには中央基準の記録材通紙に対応させて各磁束調整部8aを定着ローラ円面と平行に保持するよう強度を持たせている。連結部8bは記録材通紙が片側基準の場合や強度が必要でない場合はなくても良い。磁束調整部8aは、磁束調整位置において磁束密度を調整したい領域に位置するように配置されている。本実施例において、2つの磁束調整部8aの内端面間の寸法は、例えば記録材通紙の上で頻度の高いA4RやB5R等の小サイズ記録材における小サイズ通紙域PW2と略同じにしてある。また、2つの磁束調整部8aの外端面間の寸法は、A4等の最大サイズ記録材における最大サイズ通紙域PW1と最大サイズ非通紙域PW1´との加算寸法と略同じにしてある。
すなわち、磁束調整部材8は定着ローラ1の内部に移動可能に配置されている。そして磁束調整部材8は、記録材Pの搬送方向に直交する幅方向の定着ローラ1への作用磁束領域を段階的に調整する2つの調整部8aを有し、搬送可能な記録材Pの幅の種類の数よりも調整部8aの数の方が少ない構成である。
23は判断手段であり、サイズ検知手段14と制御部104を有する。サイズ検知手段14は記録材Pのサイズを検知するものであり、例えば画像形成装置100に設けたユーザー操作パネルの複数のプッシュスイッチの入力された信号の組み合わせにより、制御部104が記録材サイズを判断するようになっている。また、サイズ検知手段14は下記のような構成としても良い。サイズ検知手段14は、記録材搬送時サイズ検知手段14a、操作パネル14b、カセットサイズ検知手段14c等からなり、カセットサイズ検知手段14c、記録材搬送時サイズ検知手段14aはそれぞれ超音波センサ等によって構成される。制御部104において記録材サイズの判断は基本的には予め設定されたユーザー操作パネルで選択された記録材サイズによる信号とするが、ユーザーの誤操作、給紙カセット110・111・112ヘの記録材サイズ誤挿入による記録材サイズの誤った判断を避けるため、給紙カセット110・111・112、記録材搬送時の搬送経路112に置かれた上記センサによって検出される信号と上記信号との組み合わせを併用して記録材サイズの判断を行うようにしても良い。
磁束調整部材駆動機構15は制御部104からの信号により磁束調整部材8を駆動(変位制御)するものである。駆動機構15は、モーターなどを含む駆動系からなり、磁束調整部材8の一端部側に設けたギアG2を回転駆動することによって、磁束調整部材8を定着ローラ1の周方向に回転駆動させる。モーターには、例えばステッピングモーターなどが使用される。
図2及び図4を参照して磁束調整部材8の動作位置を説明する。磁束遮蔽板8の動作はサイズ検知手段14の信号に基づいて制御部104が磁束調整部材駆動機構15を制御することによって行われる。
サイズ検知手段14が例えば最大サイズ記録材を検知すると、制御部104は磁束調整部材駆動機構15を制御して、磁束遮蔽板8をコイルユニット3から発生する高周波磁界(以下、磁束と記す)をおおよそ妨げない退避位置すなわち励磁コイル6から離れた所定の位置(図2にて1点鎖線で示す位置)に回転移動させる。この場合、コイルユニット3から発生する磁束について定着ローラ1に作用する磁束密度が磁束調整部材8によって調整されていない状態である。
一方、サイズ検知手段14が小サイズ記録材を検知すると、制御部104は磁束調整部材駆動機構15を制御して、上記退避位置から磁束調整部材8を励磁コイル6と対向する磁束調整位置(図2にて実線で示す位置)まで回転移動させる。この場合、コイルユニット3から発生する磁束について定着ローラ1に作用する磁束密度が磁束調整部材8の磁束調整部8aによって調整されている状態である。この状態では磁束調整部8aは定着ローラ1への作用磁束の密度分布を減少させるよう調整する。これによって定着ローラ1において各磁束調整部8aと対応する小サイズ非通紙域PW2´の発熱を低減でき、定着ローラ長手方向に関する温度分布を調整できる。これにより小サイズ記録材を定着処理する際に磁束調整部8aと対応する定着ローラ両端部の磁束調整域1Waによって小サイズ非通紙域PW2´の温度上昇を防止できる。
(3)過昇温発生要因
図5は最大サイズ記録材通紙時および最小サイズ記録材通紙時の定着ローラ幅方向(以下、定着ローラ長手方向と記す)の温度分布図である。最大サイズ記録材を通紙した場合、定着ローラ1の最大サイズ通紙域PW1は最大サイズ記録材の紙幅と対応しているので、その通紙域全域で熱が最大サイズ記録材に奪われる。このため、図5のように最大サイズ記録材(A4)が通紙される最大サイズ通紙域PW1では定着ローラ温度は定着温度以下の温度分布となる。
しかしながら、上述のように磁束調整部材8を磁束調整位置に位置させた状態において、A5Rや葉書等の最小サイズ記録材を連続的に所定枚数通紙させると、図4のように最小サイズ記録材に対応する最小サイズ通紙域PW3の両側に最小サイズ非通紙域PW3´が生じる。このとき、図5のように最小サイズ非通紙域PW3´と磁束調整部8aにより調整されない非磁束領域1Wbの差領域PWuで定着温度を超えて過昇温が発生することがわかった。この差領域PWuは図4の最小サイズ過昇温域に対応している。これは定着ローラ1において磁束調整部材8の磁束調整部8aにより調整されない非磁束調整域1Wbが小サイズ通紙域PW3に対応する適正な幅寸法となっておらず、熱を奪わない領域が生じるためである。
本実施例において、適正な幅寸法とは非磁束調整域1Wbと記録材サイズが定着ローラ長手方向においておおよそ同じ寸法となる場合を指す。従って、磁束調整部を多段階具備させた磁束調整部材において、その磁束調整部により調整されない非磁束調整域内に上記差領域が生ずる場合を含む。
更に実際には、多種多様なサイズの記録材全てに対し定着性を確保しながら磁束調整部材8を動作させる必要がある。磁束調整部材8を用いて定着ローラ1の温度分布を調整するためには磁束調整部8aを多段階の形状、または磁束調整部8aを斜め形状とするなどが考えられる。しかしながら、磁束調整部材8の動作制御が複雑となることや、形状が複雑になることにより、定着ローラ1内の限られたスペースにおいて収まる形状にならないなどの問題が生じる。
また、多種多様なサイズの記録材全てに対応させることができたとしても、最小サイズ記録材の連続通紙後に、最大サイズ記録材(例えばA4)を通紙しようとすると、定着ローラ1端部での温度低下が大きくなりすぎて所望の温度分布が得られず、定着不良となる不具合も生じる。このような時には所望の温度分布となるまで定着動作を行わず復帰時間を設けることが考えられるけれども、復帰には時間がかかり、ユーザーから見れば使い勝手が悪くなる。
(4)過昇温低減策
そこで、本実施例では、定着ローラ1の非磁束調整域1Wbより小さいサイズの記録材を記録材サイズ検知手段14が検知した場合に、磁束調整部材8を磁束調整位置に移動しかつ記録材のスループットダウンを行う構成とした。ここで、スループットダウンとは、記録材をニップ部Nに単位時間当たりに通過させる枚数(通紙枚数)を低下させることである。
図2において、制御部104には過昇温シーケンスモードが記憶されている。制御部104では、サイズ検知手段14から検知信号を取り込み、検知サイズが最小サイズ記録材に対応するか否かを判断する。検知サイズが最小サイズ記録材に対応していれば、駆動機構15を制御して磁束調整部材8を磁束調整位置に移動させ、給送ローラ114によって記録材Pの紙間を調整することでスループットダウンを行う。
図6は過昇温シーケンスモードを実行した場合の定着ローラ1の時間的温度変化を示した図である。例えばA5Rや葉書などの最小サイズ記録材を通紙する場合に、サイズ検知手段14が最小サイズ記録材を検知する時、本来のスループットをダウンさせる。スループットを落とすことにより定着ローラ1と最小サイズ記録材が接触している時間が増え定着性が良化する。その結果、駆動電源13のコイルユニット3への使用電力(駆動電力)を下げることができる。これにより上記差領域PWuに対応する過昇温領域の温度を最小サイズ通紙域PW3に対応する中央の温度付近まで低減できる。よって磁束調整部材8とスループットダウンを併用することで差領域PWuの過昇温を低減しながら使用電力を減らし定着性を確保することが可能となる。
本実施例では定着装置116の他の実施例を説明する。本例の定着装置116において判断手段23は温度検知手段16bと制御部104を有する。図7は実施例2に係る定着装置116の構成模型図、図8は定着ローラ1に対する温度検知手段の配置例の説明図である。
温度検知手段16a,16bのうち、一方の温度検知手段16aは定着ローラ1上の最小サイズ通紙域PW3もしくはその近傍に配置されており、他方の温度検知手段16bは定着ローラ1上の最小サイズ過昇温域PWuもしくはその近傍に配置されている。温度検知手段16aは通常動作の温調をする用途に用いる。温度検知手段16bはスループットダウン制御をする用途に用いる。温度検知手段16a,16bとしてはサーミスタやサーモパイル、熱電対などが適宜用いられる。
本実施例では、過昇温低減策として、定着ローラ1の最小サイズ過昇温域PWuの温度を温度検知手段16bにより検知し、その検知温度に基づいて、磁束調整部材8を磁束調整位置に移動しかつスループットダウンを行う構成とした。制御部104には過昇温シーケンスモードが記憶されている。制御部104では、温度検知手段16bから検知信号を取り込み、検知温度が所定の判定基準温度に達したか否かを判断する。検知温度が判定基準温度に達したとき、駆動機構15を制御して磁束調整部材8を磁束調整位置に移動させ、給送ローラ114によって記録材Pの紙間を調整することでスループットダウンを行う。
図9は過昇温シーケンスモードを実行した場合の定着ローラ1の時間的温度変化を示す図である。例えばA5Rや葉書などの最小サイズ記録材を通紙する場合に、温度検知手段16bによる最小サイズ過昇温域PWuの検知温度に基づき上記判断が行われた時、本来のスループットをダウンさせる。これにより定着ローラ1上で定着温度まではスループットを落とさず使用できるため使い勝手が向上する。
実施例1と同様にスループットダウンにより差領域PWuと対応する過昇温領域の温度を最小サイズ通紙域PW3と対応する中央の温度付近まで低減できる。よって磁束調整部材8とスループットダウンを併用することで差領域PWuの過昇温を低減しながら使用電力を減らし定着性を確保することが可能となる。
本実施例では定着装置116の他の実施例を説明する。本例の定着装置116において判断手段23は枚数検知手段17と制御部104を有する。図10は実施例3に係る定着装置116の構成模型図である。
枚数検知手段17は、定着装置116に通す最小サイズ記録材の枚数を検知できるものであればよい。枚数検知手段17としては、例えばフラグセンサー等の一般的なものやプリント枚数を設定する操作パネル等が適宜用いられる。
本実施例では、過昇温低減策として、枚数検知手段17により最小サイズ記録材の通紙枚数を検知し、その検知枚数に基づいて、磁束調整部材8を磁束調整位置に移動しかつスループットダウンを行う構成とした。制御部104には過昇温シーケンスモードが記憶されている。制御部104では、枚数検知手段17から検知信号を取り込み、検知枚数が所定の限界通紙枚数を超えたか否かを判断する。限界通紙枚数は非磁束調整域1Wbを通紙した枚数により上昇する温度限界の通紙枚数に対応している。検知枚数が限界通紙枚数を超えれば、駆動機構15を制御して磁束調整部材8を磁束調整位置に移動させ、給送ローラ114によって記録材Pの紙間を調整することでスループットダウンを行う。
図11は過昇温シーケンスモードを実行した場合の定着ローラ1の時間的温度変化を示す図である。例えばA5Rや葉書などの最小サイズ記録材を通紙する場合に、枚数検知手段17による最小サイズ記録材の検知枚数に基づき上記判断が行われた時、本来のスループットをダウンさせる。本実施例においては例えばA5Rを通紙する場合30枚程度まで連続通紙が可能であった。これにより定着ローラ1上で定着温度まではスループットを落とさず使用できるため使い勝手が向上する。
実施例1と同様にスループットダウンにより差領域PWuと対応する過昇温領域の温度を最小サイズ通紙域PW3と対応する中央の温度付近まで低減できる。よって磁束調整部材8とスループットダウンを併用することで差領域PWuの過昇温を低減しながら使用電力を減らし定着性を確保することが可能となる。
本実施例では定着装置116の他の実施例を説明する。本例の定着装置116において判断手段23は時間検知手段18と制御部104を有する。図12は実施例4に係る定着装置116の構成模型図である。
時間検知手段18は、定着装置116に通す最小サイズ記録材の通紙時間(搬送時間)をカウントできるものであればよい。時間検知手段18としては、例えばタイマー等の一般的なもので良い。
本実施例では、過昇温低減策として、時間検知手段18により最小サイズ記録材の通紙時間を検知し、その検知時間に基づいて、磁束調整部材8を磁束調整位置に移動しかつスループットダウンを行う構成とした。制御部104には過昇温シーケンスモードが記憶されている。制御部104では、時間検知手段18から検知信号を取り込み、検知時間が所定の限界通紙時間を超えたか否かを判断する。限界通紙時間は非磁束調整域1Wbを通紙した時間により上昇する温度限界の通紙時間に対応している。検知時間が限界通紙時間を超えれば、駆動機構15を制御して磁束調整部材8を磁束調整位置に移動させ、給送ローラ114によって記録材Pの紙間を調整することでスループットダウンを行う。
図13は過昇温シーケンスモードを実行した場合の定着ローラ1の時間的温度変化を示す図である。例えばA5Rや葉書などの最小サイズ記録材を通紙する場合に、時間検知手段18による最小サイズ記録材の検知時間に基づき上記判断が行われた時、本来のスループットをダウンさせる。本実施例においては例えばA5Rを通紙する場合30sec程度まで連続通紙が可能であった。これにより定着ローラ1上で定着温度まではスループットを落とさず使用できるため使い勝手が向上する。
実施例1と同様にスループットダウンにより差領域PWuと対応する過昇温領域の温度を最小サイズ通紙域PW3と対応する中央の温度付近まで低減できる。よって磁束調整部材8とスループットダウンを併用することで差領域PWuの過昇温を低減しながら使用電力を減らし定着性を確保することが可能となる。
[その他]
1)本実施例では、磁束調整部材8において磁束調整部8aにより小サイズ記録材の非通紙域PW2´の磁束を調整することで定着ローラ長手方向の温度分布を調整した。しかしながら、磁束調整部材はこれに限らず、定着ローラ長手方向の温度分布を調整できるものものであればよい。例えば磁束調整部材として、磁束調整部を小サイズ通紙域PW2(図4参照)に対応する領域(図では定着ローラの中央部)に設けたものを用いることができる。この場合、磁束調整部材をコイルユニットの励磁コイルに対して変位させて磁束調整部により定着ローラ長手方向の磁束分布を同長手方向に対して相対的に変化させる。これによって定着ローラ1の長手方向の温度分布の調整を行うことができる。
2)本発明の電磁誘導加熱方式の加熱装置は、実施例の画像加熱定着装置としての使用に限られず、未定着画像を記録用紙に仮定着する仮定着装置、定着画像を担持した記録用紙を再加熱してつや等の画像表面性を改質する表面改質装置等の像加熱装置としても有効である。またその他、例えば、紙幣等のしわ除去用の熱プレス装置や、熱ラミネート装置、紙等の含水分を蒸発させる加熱乾燥装置など、シート状部材を加熱処理する加熱装置として用いても有効であることは勿論である。
3)発熱部材の形態はローラ体に限られず、エンドレスベルト体など他の回転体形態にすることができる。また、発熱部材は誘導発熱体単体の部材として構成することもできるし、誘導発熱体の層を含む、耐熱性樹脂・セラミックス等の他の材料層との2層以上の複合層部材として構成することもできる。
4)磁束発生手段による発熱部材への誘導加熱は実施例の内部加熱方式に限られず、磁束発生手段を発熱部材の外側に配設した外部加熱方式の装置構成にすることもできる。
5)実施例の装置は被加熱材(記録材)の搬送を中央基準で搬送する装置構成であるが、片側基準で搬送する構成の装置にも本発明は有効に適用することができる。
6)また、実施例の装置は大小2種類のサイズの被加熱材(記録材)に対応する装置構成であるが、本発明は3種類以上のサイズの被加熱材(記録材)を通紙する装置にも適用することができる。
画像形成装置の一例の概略構成模型図 実施例1の定着装置の一例の構成模型図 実施例1の定着装置の長手方向の構成模型図である 定着ローラに対する各種サイズの記録材の通紙域と非通紙域の関係の説明図 最大サイズ記録材通紙時および最小サイズ記録材通紙時の定着ローラ長手方向の温度分布図 過昇温シーケンスモード実行時の定着ローラにおける時間的温度変化を示す図 実施例2の定着装置の一例の構成模型図 定着ローラに対する温度検知手段の配置例の説明図 過昇温シーケンスモード実行時の定着ローラにおける時間的温度変化を示す図 実施例3の定着装置の一例の構成模型図 過昇温シーケンスモード実行時の定着ローラにおける時間的温度変化を示す図 実施例4の定着装置の一例の構成模型図 過昇温シーケンスモード実行時の定着ローラにおける時間的温度変化を示す図
符号の説明
1 定着ローラ(発熱部材)、2 加圧ローラ、
3 コイルユニット(磁束発生手段)、4 ホルダ、
5 磁性コア5、6 励磁コイル、8 磁束調整部材、8a 磁束調整部、
11 温度センサ、12 分離爪、13 高周波駆動電源、
14 紙サイズ検知手段、15 磁束調整部材駆動手段、
16a、16b 温度検知手段、17 枚数検知手段、
18 時間検知手段、21 サーモスタット、22 磁束調整手段、
23 判断手段、104 CPU、116 定着装置、t トナー、P 記録材

Claims (6)

  1. 磁束発生手段と、前記磁束発生手段からの磁束により発熱する発熱部材と、前記発熱部材の被加熱材搬送方向に直交する幅方向に関する前記発熱部材への磁束作用領域を調整する磁束調整手段と、を有し、前記発熱部材の発熱により被加熱材を加熱する加熱装置であって、前記磁束調整手段は磁束調整部材と、前記磁束調整部材を移動させる移動手段を有し、前記移動手段により前記磁束調整部材を所定の磁束調整位置に移動させることで前記発熱部材の被加熱材搬送方向に直交する幅方向に関する温度分布を調整する加熱装置において、
    前記磁束調整部材が所定の磁束調整位置にある場合において、前記磁束作用領域が被加熱材のサイズに対応するか否かを判断する判断手段を有し、前記判断手段の判断結果に基いて被加熱材を単位時間当たりに通過させる枚数を低下させることを特徴とする加熱装置。
  2. 前記判断手段は、前記被加熱材のサイズを検知するサイズ検知手段を有し、
    前記サイズ検知手段の検知結果に基いて前記被加熱材を単位時間当たりに通過させる枚数を低下させることを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  3. 前記判断手段は、前記磁束作用領域であって前記被加熱材が搬送されない領域に関する温度を検知する温度検知手段を有し、前記磁束調整部材が所定の磁束調整位置にある場合において、前記温度検知手段の検知結果に基いて前記被加熱材を単位時間当たりに通過させる枚数を低下させることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  4. 前記判断手段は、前記被加熱材を通す枚数を検知する枚数検知手段を有し、前記磁束調整部材が所定の磁束調整位置にあって、前記磁束作用領域が被加熱材のサイズに対応しない場合において、前記被加熱材のサイズに対応しない時からの前記枚数検知手段の検知結果に基いて前記被加熱材を単位時間当たりに通過させる枚数を低下させることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  5. 前記判断手段は、前記被加熱材を搬送する時間をカウントする時間検知手段を有し、前記磁束調整部材が所定の磁束調整位置にあって、前記磁束作用領域が被加熱材のサイズに対応しない場合において、前記被加熱材のサイズに対応しない時から所定時間経過した場合前記被加熱材の搬送速度を低下させることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  6. 前記磁束調整部材は前記発熱部材の内部に移動可能に配置され、前記磁束調整部材は前記被加熱材の搬送方向に直交する幅方向の前記発熱部材への磁束作用領域を段階的に調整する複数の調整部を有し、搬送可能な被加熱材の幅の種類の数よりも前記調整部の数の方が少ないことを特徴とする定着装置。
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