JP4340527B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成に用いる定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に対し、近年、省エネルギー化、高速化についての市場要求が強くなってきている。これらの要求性能を達成するためには、画像形成装置に用いられる定着装置の熱効率の改善が重要である。
画像形成装置では、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式もしくは直接方式により未定着トナー画像が記録材シート、印刷紙、感光紙・静電記録紙などの記録材に形成される。未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。
このうち、電磁誘導加熱方式の定着装置として、特許文献1に開示の技術では、交番磁界により磁性金属部材に発生した渦電流でジュール熱を生じさせ、磁性金属部材を含む加熱体を電磁誘導発熱させる手段が提案されている。
以下に、電磁誘導加熱方式の定着装置の構成について、図11を参照して説明する。図11は、従来の電磁誘導加熱方式による定着装置を示す説明図である。図11に示すように、従来の定着装置は、励磁コイルユニット218と加熱部である磁性金属部材219とからなる加熱体220が装着されたフィルム内面ガイド221と、磁性金属部材219を内壁に当接した状態でフィルム内面ガイド221を包む耐熱性を備えた円筒状のフィルム217とを備えた定着ローラ201と、磁性金属部材219の位置でフィルム217に圧接して、このフィルム217との間に定着ニップ部Nを形成するとともに、当該フィルム217を回転させる加圧ローラ222と、から構成されている。
フィルム217としては、膜厚が100μm以下、理想的には50μm以下20μm以上の耐熱性を有するPTFE、PFA、FEPの等の単層フィルム、あるいはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等のフィルムの外周表面にPTFE、PFA、FEP等をコーティングした複合層フィルムが使用されている。
また、フィルム内面ガイド221は、PEEK、PPS等の樹脂より形成された剛性・耐熱性を有する部材からなり、加熱体220はこのようなフィルム内面ガイド221の長手方向の略中央部に嵌め込まれている。
加圧ローラ222は、芯222aと、その周囲に設けられたシリコーンゴム等の離型性の良い耐熱ゴム層222bとからなり、所定の軸受や付勢手段(何れも図示せず)により所定の押圧力を持ってフィルム217を挟んで、加熱体220の磁性金属部材219に圧接するように配設されている。そして、加圧ローラ222は駆動手段(図示せず)により反時計回りに回転駆動される。
この加圧ローラ222の回転駆動により、加圧ローラ222とフィルム217との間に摩擦力が発生してフィルム217に回転力が作用し、フィルム217は加熱体220の磁性金属部材219に密着しながら摺動回転する。
加熱体220が所定の温度に達した状態において、定着ニップ部Nのフィルム217と加圧ローラ222との間に、プリンタエンジン(図示せず)で形成された未定着トナー画像Tを有する媒体である媒体211を導入する。媒体211は加圧ローラ222とフィルム217とに挟まれて定着ニップ部Nを搬送されることにより、磁性金属部材219の熱がフィルム217を介して媒体211に付与され、未定着のトナー像Tが媒体211上に溶融定着される。なお、定着ニップ部Nの出口においては、通過した媒体211はフィルム217の表面から分離されて排紙トレイ(図示せず)に搬送される。
このように、電磁誘導加熱方式の定着装置では、渦電流の発生を利用することで、誘導加熱手段としての磁性金属部材219を、フィルム217を介して媒体11のトナー像Tに近くに配置することができ、フィルム加熱方式の定着装置よりもさらに加熱効率がアップする。
そして、画像形成装置の中でも、フルカラー画像形成装置における定着装置では、4層以上に積層された厚みのあるトナー粒子層を十分に加熱溶融させる能力が要求される。そして、この要求を達成するためには、電磁誘導加熱方式の定着装置では、トナー像を十分包み込んで均一に加熱溶融するために、フィルム217の表面に200μm程度のゴム弾性層が必要となる。
特開平8−22206号公報
前述のような電磁誘導加熱方式の定着装置は、定着ローラまたは定着ベルトなどの発熱部材を電磁誘導によって直接発熱するものであるため、ヒータランプ加熱方式と比較して熱変換効率が高く、より小さい電力で定着ローラ、定着ベルトの表面を定着温度まで迅速に昇温させることができる。
しかしながら、電磁誘導加熱方式の定着装置では、発熱部材を停止させた状態で電磁誘導加熱を行うと発熱部材が局所的に非常な高温となる。このため、電磁誘導加熱を行う際は発熱部材を回転させながら行う必要がある。その際に、加熱の立上げ時及びトナー画像の形成された媒体の通紙時には発熱部材を回転させるのに不具合はないが、画像形成を行っていない待機時において、すぐに画像形成が出来る状態の温度で発熱部材を維持するには、待機中も常に発熱部材を回転している必要があり、装置を使用していないにもかかわらず、発熱部材が常に動作していることになり、その回転が騒音となり、また、使用していない時も発熱部材が回転していることで部品(例えば、発熱部材を回転するときの軸受、ローラ等)の磨耗が多くなり、部品の寿命が装置寿命に対して短くなるという不具合がある。
これらの不具合を回避するためには、誘導加熱方式での投入電力をかなり落として発熱部材を回転しないで温度を維持することも考えられるが、発熱部材を回転しないと局所的にしか加熱されないため、加圧ローラ等の温度が下がり、通紙時に加圧ローラに温度を奪われて発熱部材の温度が落ち込こみ、定着不良等の不具合が発生する。
本発明の目的は、定着の待機時における騒音や部品の磨耗などの不具合を解消する一方で、この待機時の定着温度を維持できるようにすることである。
本発明の別の目的は、この場合に、定着ローラの端部からの熱の逃げ量を最小にし、かつ、有効な発熱分布を構成し、装置の小型化と効率改善を実現することである。
請求項1に記載の発明は、発熱層を有する無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの外部から前記発熱層を電磁誘導加熱する誘導加熱装置と、前記定着ベルトの内部に設けられた定着ローラと、該定着ローラと前記定着ベルトを介して圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、前記ニップ部にてトナー画像の形成された記録媒体に熱及び圧力により前記トナー画像を定させる定着装置において、前記定着ローラは弾性層を備え、前記加圧ローラを加熱するヒータと、前記定着の実行時には前記誘導加熱装置による前記定着ベルトへの電磁誘導加熱を行うとともに前記定着ローラを回転させ、新たな前記定着の実行を待つ待機時には前記誘導加熱装置による前記定着ベルトへの電磁誘導加熱停止若しくは加熱量の低減をするとともに前記定着ローラの回転の停止及び前記ヒータによる前記加圧ローラの加熱を実行する制御手段と、を備え、前記定着ローラの軸方向における前記ヒータの加熱幅の長さは、本定着装置で用いる媒体のうち前記軸方向の幅が最大のものの当該幅の長さである最大通紙幅より長く、前記誘導加熱装置の励磁コイルの前記軸方向の幅の長さより短い、ことを特徴とするものである
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記ヒータは、前記軸方向の両端部の発熱量が中央部の発熱量より大きい、ことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、電子写真方式の画像形成装置において、請求項1又は2に記載されている定着装置を備えていること、を特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、発熱層を有する無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの外部から前記発熱層を電磁誘導加熱する誘導加熱装置と、前記定着ベルトの内部に設けられた定着ローラと、該定着ローラと前記定着ベルトを介して圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、前記ニップ部にてトナー画像の形成された記録媒体に熱及び圧力により前記トナー画像を定着させる定着装置において、前記定着ローラが弾性層を備え、前記加圧ローラを加熱するヒータと、前記定着の実行時には前記誘導加熱装置による前記定着ベルトへの電磁誘導加熱を行うとともに前記定着ローラを回転させ、新たな前記定着の実行を待つ待機時には前記誘導加熱装置による前記定着ベルトへの電磁誘導加熱を停止若しくは加熱量の低減をするとともに、前記定着ローラの回転の停止及び前記ヒータによる前記加圧ローラの加熱を実行する制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の定着装置において、前記弾性層は、発泡状のシリコーンゴムであることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、画像形成装置において、請求項4又は5に記載の定着装置を備えていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、誘導加熱装置による電磁誘導加熱を受ける加熱ローラと、前記加熱ローラと定着ローラとの間に張架されている定着ベルトと、前記定着ローラと前記定着ベルトを介して圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、前記ニップ部にてトナー画像の形成された記録媒体に熱及び圧力により前記トナー画像を定着させる定着装置において、前記定着ローラは弾性層を備え、前記加圧ローラを加熱するヒータと、前記定着の実行時には前記誘導加熱装置による前記加熱ローラへの電磁誘導加熱を行うとともに前記定着ローラを回転させ、新たな前記定着の実行を待つ待機時には前記誘導加熱装置による前記加熱ローラへの電磁誘導加熱を停止若しくは加熱量の低減をするとともに前記定着ローラの回転の停止及び前記ヒータによる前記加圧ローラの加熱を実行する制御手段と、を備え、前記定着ローラの軸方向における前記ヒータの加熱幅の長さは、本定着装置で用いる媒体のうち前記軸方向の幅が最大のものの当該幅の長さである最大通紙幅より長く、前記誘導加熱装置の励磁コイルの前記軸方向の幅の長さより短い、ことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、誘導加熱装置による電磁誘導加熱を受ける加熱ローラと、前記加熱ローラと定着ローラとの間に張架されている定着ベルトと、前記定着ローラと前記定着ベルトを介して圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、前記ニップ部にてトナー画像の形成された記録媒体に熱及び圧力により前記トナー画像を定着させる定着装置において、前記定着ローラが弾性層を備え、前記加圧ローラを加熱するヒータと、前記定着の実行時には前記誘導加熱装置による前記加熱ローラへの電磁誘導加熱を行うとともに前記定着ローラを回転させ、新たな前記定着の実行を待つ待機時には前記誘導加熱装置による前記加熱ローラへの電磁誘導加熱を停止若しくは加熱量の低減をするとともに、前記定着ローラの回転の停止及び前記ヒータによる前記加圧ローラの加熱を実行する制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項1、2の定着装置、又は請求項3の画像形成装置の発明では、定着ベルトの発熱層を外部から電磁誘導加熱する誘導加熱装置を具備した構成において、待機時に定着ローラの回転を停止して、騒音や部品の磨耗などの不具合を解消する一方で、加圧ローラを加熱するヒータにより待機時の定着温度を維持することができる。また、定着ローラの端部からの熱の逃げ量を最小にし、かつ、有効な発熱分布を構成し、誘導加熱装置の小型化と効率改善を実現することができる。
請求項4、5の定着装置、又は請求項6の画像形成装置の発明では、定着ベルトの発熱層を外部から電磁誘導加熱する誘導加熱装置を具備した構成において、待機時においては定着ローラの回転を停止して、騒音や部品の磨耗などの不具合を解消する一方で、加圧ローラを加熱するヒータにより待機時の定着温度を維持することができる。
請求項7に記載の発明では、加熱ローラを外部から電磁誘導加熱する誘導加熱装置を具備した構成において、待機時に定着ローラの回転を停止して、騒音や部品の磨耗などの不具合を解消する一方で、加圧ローラを加熱するヒータにより待機時の定着温度を維持することができる。また、定着ローラの端部からの熱の逃げ量を最小にし、かつ、有効な発熱分布を構成し、誘導加熱装置の小型化と効率改善を実現することができる。
請求項8に記載の発明では、加熱ローラを外部から電磁誘導加熱する誘導加熱装置を具備した構成において、待機時においては定着ローラの回転を停止して、騒音や部品の磨耗などの不具合を解消する一方で、加圧ローラを加熱するヒータにより待機時の定着温度を維持することができる。
本発明を実施するための最良の一形態について説明する。
図1は、本実施の形態のデジタル複写機100の縦断面図である。このデジタル複写機100は、本発明の画像形成装置を実施するもので、いわゆる複合機である。すなわち、このデジタル複写機100は、複写機能と、これ以外の機能、例えば、プリンタ機能、ファクシミリ機能とを備えていて、図示しない操作部のアプリケーション切り替えキーの操作により、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能である。これにより、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
次に、このデジタル複写機100の概略構成及び複写モードの際の動作について説明する。図1において、自動原稿送り装置(以下ADFという)101において、原稿台102に画像面を上にして置かれた原稿は、図示しない操作部上のスタートキーが押下されると、給紙ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラスからなる原稿台102上の所定の位置に給送される。ADF101は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス105上の原稿は、画像読取装置106によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104、排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。
原稿セット検知器109で原稿台102上に次の原稿が存在することが検知された場合には、同様に原稿台102上の一番下の原稿が給紙ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス105上の原稿は、画像読取装置106によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト104、排送ローラ107によって排紙台108上に排出される。ここに、給送ローラ3、給送ベルト4及び排送ローラ7は搬送モータによって駆動される。
第1給紙装置110、第2給紙装置111及び第3給紙装置112は、それぞれ選択されたときに、その積載された転写紙を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニット116によって感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、例えば感光体ドラムが用いられていて、図示しないメインモータにより回転駆動される。
画像読取装置106で原稿から読み取られた画像データは、図示しない画像処理装置で所定の画像処理が施された後、書き込みユニット118によって光情報に変換され、感光体ドラム117には図示しない帯電器により一様に帯電された後に書き込みユニット118からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体ドラム117上の静電潜像は、現像装置119により現像されてトナー像となる。書き込みユニット118、感光体ドラム117、現像装置119や、その他の図示しない感光体ドラム117回りの周知の装置などにより、電子写真方式で用紙などの媒体に画像形成を行なうプリンタエンジンを構成している。
搬送ベルト120は、用紙搬送の手段及び転写の手段を兼ねていて電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116からの転写紙を感光体ドラム117と等速で搬送しながら感光体ドラム117上のトナー像を転写紙に転写する。この転写紙は、定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体ドラム117は、トナー像転写後に図示しないクリーニング装置により残存トナーのクリーニングがなされる。
以上の動作は、通常のモードで用紙の片面に画像を複写するときの動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、各給紙トレイ113〜115のいずれかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく、両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116により感光体ドラム117に当接する位置まで搬送され、感光体ドラム117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて、定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
プリントモードでは、前述の画像処理装置からの画像データの代りに、外部からの画像データが書き込みユニット118に入力されて、前述と同様に転写紙上に画像が形成される。
さらに、ファクシミリモードでは、画像読取装置106からの画像データが図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像データがファクシミリ送受信部で受信されて前述の画像処理装置からの画像データの代りに書き込みユニット118に入力されることにより、前述と同様に転写紙上に画像が形成される。
また、このデジタル複写機100には、図示しない大量用紙供給装置(以下、LCTという)と、及びソート、穴あけ、ステイプルなどを行なうフィニッシャー12と、原稿読み取りのためのモード、複写倍率の設定、給紙段の設定、フィニッシャー12で後処理の設定、オペレータに対する表示などを行なう操作部とを備えている。
次に、定着装置121の構成について図2を参照して説明する。
図2に示す定着装置121は、誘導加熱装置6と、誘導加熱装置6の電磁誘導により加熱される加熱ローラ1と、加熱ローラ1と平行に配置された定着ローラ2と、加熱ローラ1と定着ローラ2とに張り渡され、加熱ローラ1により加熱されるとともに、少なくともこれらの何れかのローラの回転により矢印A方向に回転する無端帯状の耐熱性ベルト(トナー加熱体)3と、ベルト3を介して定着ローラ2に圧接されるとともにベルト3に対して順方向に回転する加圧ローラ4とから構成されている。定着装置121は、定着ローラ2と加圧ローラ4との間で形成されるニップ部でトナー画像Tの形成された媒体11に加熱及び加圧して、トナー画像Tを媒体11上に定着する。
加熱ローラ1は、例えば、鉄、コバルト、ニッケル、又はこれら金属の合金等の中空円筒状の磁性金属部材からなり、低熱容量で昇温の速い構成となっている。
定着ローラ2は、例えば、ステンレススチール等の金属製の芯金2aと、耐熱性を有するシリコーンゴムをソリッド状または発泡状にして芯金2aを被覆した弾性部材2bとから構成される。そして、加圧ローラ4からの押圧力で、この加圧ローラ4と定着ローラ2との間に所定幅の接触部を形成している。加熱ローラ1と定着ローラ2とに張り渡されたベルト3は、誘導加熱装置6により加熱される加熱ローラ1との接触部位W1で発熱される。そして、加熱ローラ1、定着ローラ2の回転によってベルト3の内面が連続的に発熱され、結果としてベルト全体に渡って加熱される。
電磁誘導により加熱ローラ1を加熱する誘導加熱装置6は、図2及び図3に示すように、磁界発生手段である励磁コイル7と、この励磁コイル7が巻き回されたコイルガイド板8とを有している。コイルガイド板8は、加熱ローラ1の外周面に近接配置された半円筒形状をしており、図3(b)に示すように、励磁コイル7は、長い一本の励磁コイル線材を、このコイルガイド板8に沿って加熱ローラ1の軸方向に交互に巻き付けたものである。
なお、励磁コイル7は、発振回路が周波数可変の誘導加熱駆動回路51(図4)に接続されている。
励磁コイル7の外側には、フェライト等の強磁性体よりなる半円筒形状の励磁コイルコア9が、励磁コイルコア支持部材10に固定されて励磁コイル7に近接配置されている。なお、本実施の形態において、励磁コイルコア9は比透磁率が例えば2500のものを使用している。
励磁コイル7には10kHz〜1MHzの高周波交流電流、好ましくは20kHz〜800kHzの高周波交流電流が給電され、これにより交番磁界を発生する。そして、加熱ローラ1と耐熱性ベルト3との接触領域W1およびその近傍部においてこの交番磁界が加熱ローラ1およびベルト3の発熱層に作用し、これらの内部では交番磁界の変化を妨げる方向Bに渦電流が流れる。
そして、この渦電流が加熱ローラ1および発熱層の抵抗に応じたジュール熱を発生させ、主として加熱ローラ1とベルト3との接触領域およびその近傍部において、加熱ローラ1および発熱層を有するベルト3が電磁誘導加熱される。
本実施の形態の誘導加熱装置6においては、図2に示すように、加圧ローラ4の内部にヒータランプ30を備えていて、定着ローラ2を内部より加熱することができる。
図4は、定着装置121の制御系のブロック図である。
この制御系は、制御手段を実現するもので、定着装置121を集中的に制御するCPU41と、所定の制御プログラムや固定データを記憶したROM42と、CPU41のワークエリアとなるRAM43とがバス44で接続されてなるマイクロコンピュータ45である。このマイクロコンピュータ45は、複写機100の全体を集中的に制御する上位のマイクロコンピュータ(図示せず)の制御にしたがって動作する。
バス44には、誘導加熱装置6(の励磁コイル7)に通電して誘導加熱装置6を駆動する誘導加熱駆動回路51と、ヒータランプ30に通電してヒータランプ30を駆動するヒータ駆動回路52と、加熱ローラ1又は定着ローラ2を回転してベルト3を駆動する駆動源となるモータ53を駆動するモータ駆動回路54と、ベルト3の温度を検出する温度センサ55と、ヒータランプ30が設けられた加圧ローラ4(又は定着ローラ2)の表面温度を検出する温度センサ56とが接続されている。
次に、CPU41がROM42に記憶されている制御プログラムに基づいて実行する制御動作の内容について説明する。
図5は、ベルト3の温度(ベルト温度)と、電磁誘導のON/OFF(a)、ヒータランプ30のON/OFF(b)、及びベルト3の回転のON/OFF(c)との関係について説明する説明である。なお、以下の説明で、立上げ時、通紙時、待機時のいずれの時点にあるかの判断は、上位のマイクロコンピュータの指令によりCPU41が判断する。
(1)立上げ時
複写機100の主電源を投入すると、CPU41は、誘導加熱装置6をONにしてベルト3の表面温度が所定の設定温度に達するまでベルト3を加熱する(電磁誘導ON)。この時は、主電源の投入と同時にモータ53の回転を開始してベルト3の駆動を始める(ベルト回転ON)。かかる動作は、複写機100の主電源を投入した際に画像形成が可能となるように定着装置121を立ち上げる立上げ動作である。
(2)通紙時(定着の実行時)
立上げ動作により、ベルト3が所定の設定温度に達して画像形成可能となり、画像形成動作が開始されて定着が行なわれる時も、電磁誘導加熱によりベルト3はさらに加熱され続ける(電磁誘導ON)。ベルト3の駆動も維持される(ベルト回転ON)。
(3)待機時
そして、画像形成動作が終わり、次の画像形成がユーザから指示されるのを待つ待機状態となると、ベルト3の回転を止め(ベルト回転OFF)、電磁誘導加熱による加熱も停止する(電磁誘導OFF)。この待機状態でベルト3の温度が所定の設定温度以下に下がると、加圧ローラ4(又は定着ローラ2)の内部のヒータランプ30がONして加圧ローラ4(又は定着ローラ2)を加熱する。CPU41は、温度センサ56の検出温度に基づいて、4(又は定着ローラ2)の表面温度を一定温度に保つため、ヒータランプ30をON/OFF制御する(ヒータランプON/OFF)。これは、例えば、温度センサ56の検出温度が第1の基準温度より高くなったらヒータランプ30をOFFにし、第1の基準温度より低い第2の基準温度より低くなったらヒータランプ30をONにすること等により実現することができる。
また、加圧ローラ4(又は定着ローラ2)内部のヒータランプ30の電力をあらかじめ低くしておけば、ヒータランプ30がフル点灯しても加圧ローラ4(又は定着ローラ2)の温度は一定温度以上には上がらないため、ヒータランプ30のON/OFF制御は不要になる。
図6は、別の制御動作の例を説明する説明図である。
図6の制御動作が図5のものと相違するのは、待機時においても電磁誘導加熱によりベルト3を加熱し続けることである(電磁誘導ON)。但し、この場合は、立上げ時、通紙時に比べて誘導加熱装置6(の励磁コイル7)への供給電力を低減し、電磁誘導加熱による加熱熱量を低減する。この場合でも、ヒータランプ30を図5の場合と同様にON/OFF制御して加圧ローラ4(又は定着ローラ2)への加熱は維持する。
この場合に、ヒータランプ30への供給電力を低減すれば、ヒータランプ30をON/OFF制御せずにフル点灯しても、加圧ローラ4(又は定着ローラ2)の温度は一定温度以上には上がらないため、温度センサ56の検出温度に基づく前述のON/OFF制御は不要になる。
図7は、図5、図6を参照して説明した以上の制御動作の内容のタイミングチャートである。すなわち、CPU41は、上位のマイクロコンピュータからの指令により現時点が立上げ時、通紙時、待機時のいずれであるかを判断して、次のような制御を行なう。まず、立上げ時、又は通紙時であるときは(ステップS1のY)、誘導加熱装置6による誘導加熱を行なうために電磁誘導をON、ベルト3を駆動するためベルト回転をONとする(ステップS2)。待機時であるときは(ステップS3のY)、電磁誘導をOFF(あるいは、供給電力を低減してON)、ベルト回転をOFFして、ヒータランプ30をON,OFF制御する(ステップS4)。
以上の制御動作により、待機時に加圧ローラ4(又は定着ローラ2)を内部より加熱して加圧ローラ4(又は定着ローラ2)の表面温度を設定温度に保っているため、ベルト3が電磁誘導加熱により加熱部分のみの局所的加熱により、通紙時に加圧ローラ4に熱を奪われてベルトの温度が落ち込み、定着不良が発生することを防止できる。
そして、ベルト3の駆動は待機時においては停止するので、待機時においてもベルト3を駆動し続けることによる騒音の発生や、部品の磨耗などの不具合の発生を防止することができる。
ここで、加圧ローラ4内に配置したヒータランプ30の配置について説明する。誘導加熱装置6の励磁コイル7は、図2、図3(b)に示すように、加熱ローラ1に対向する位置に巻き回され、加熱ローラ1の外周面に沿うように湾曲した形状になっている。この際、加熱ローラ1の発熱分布は図8に示す斜線部分Eが発熱する。一方、励磁コイル7の端部については巻数が多くとれず磁束密度が低い為に発熱量が低く、加熱ローラ1、ベルト3の両端部の温度を上げようとしても、温度が上がりにくい。その為、図3の加熱ローラ1と並行する励磁コイル7の長さを、複写機1において用いるさまざまなサイズの用紙などの媒体11のうち、媒体11が定着装置121を通過するときの定着ローラ2、加圧ローラ4の軸方向の幅が最大のものの当該幅長さ(最大通紙幅)よりも長く取る必要がある。励磁コイル7の長さを最大通紙幅よりも長くして、加熱ローラ1の斜線部分Eの幅(加熱幅)、この斜線部分Eから熱を受けるベルト3の幅、ひいては、定着ローラ2がベルト3を介して熱を受ける幅の長さ、すなわち、誘導加熱により定着ローラ2が加熱される範囲の幅(誘導加熱装置6及びヒータランプ30による加熱が一切なかったときの定着ローラ2の表面温度(基準温度(但し、この温度より高い所定の温度を基準温度としてもよい))より高くなる範囲の幅(発熱幅))が最大通紙幅より長くなり、最大通紙幅サイズの媒体11の幅方向の両端部も十分に加熱することが可能となる。
しかしながら、悪戯に励磁コイル7を長くすることによって、定着装置121の大型化を招く恐れがあり、定着装置121の大きさからもその長さに制約を受ける場合がある。このため、加圧ローラ4(又は定着ローラ2)内に最大通紙幅よりも広く、かつ、誘導加熱装置6による発熱幅よりも狭い範囲の発熱幅をもつヒータランプ30によって、待機時には定着ローラ2と加圧ローラ4との間のニップ部に略最大通紙幅への加熱補助を行う構成としている。この際、誘導加熱装置6による発熱幅と同等、または、それ以上の長さの範囲をヒータランプ30の発熱幅とすると、通紙範囲以外を加熱することになり、単位長さ当たりの発熱量も低下することから効率を低下させてしまう。そこで、ヒータランプ30による発熱幅は誘導加熱装置6による発熱幅より狭く設定している。図9は、この場合の定着ローラ2の軸方向の位置を横軸に、その各位置における定着ローラ2の表面温度を横軸にとって図示し、定着ローラ2の軸方向の位置における最大通紙幅、各発熱幅も示している。
また、ヒータランプ30は、その両端部の発熱量が、その中央部に比べ多くなるように設定したものを用いてもよい。これは、ヒータランプ30の両端部のフィラメントをその中央部より厚くすること等により実現することができる(かかる構成のヒータランプについては周知であるため、詳細な説明は省略する)。この場合の図に相当する説明図が図10である。このような構成によれば、待機中に加圧ローラ4の支持軸からの伝熱によって加圧ローラ4の両端部の温度が低下してしまうような場合に有効であり、予め定着ローラ2と加圧ローラ4とのニップ部の端部の温度を中央部より高くすることによって、誘導加熱装置6の装置サイズを悪戯に大きくすることなく、図9の場合と同様の効果を得られる。
このような構成により、加圧ローラ4(定着ローラ2)内に配置したヒータランプ30の発熱幅を最大通紙幅よりも広く、かつ、誘導加熱装置6による発熱幅よりも短く構成し、定着ローラ2の端部からの熱の逃げ量を最小にし、かつ、有効な発熱分布を構成し、誘導加熱装置6の小型化と効率改善を実現することができる。
本発明の一実施の形態であるデジタル複写機の縦断面図である。 定着装置の構成の説明図である。 誘導加熱装置の構成の説明図である。 制御系のブロック図である。 制御内容を説明する説明図である。 別の制御内容を説明する説明図である。 制御内容を説明するフローチャートである。 誘導加熱装置の作用の説明図である。 定着ローラの幅方向の各位置における温度を説明する説明図である。 ヒータランプが軸方向の両端部の発熱量が中央部の発熱量より大きい場合における、定着ローラの幅方向の各位置における温度を説明する説明図である。 従来の定着装置の説明図である。
符号の説明
1 加熱ローラ
2 定着ローラ
3 ベルト
4 加圧ローラ
6 誘導加熱装置
11 媒体
100 画像形成装置
121 定着装置
T トナー画像

Claims (8)

  1. 発熱層を有する無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの外部から前記発熱層を電磁誘導加熱する誘導加熱装置と、前記定着ベルトの内部に設けられた定着ローラと、該定着ローラと前記定着ベルトを介して圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、前記ニップ部にてトナー画像の形成された記録媒体に熱及び圧力により前記トナー画像を定させる定着装置において
    前記定着ローラは弾性層を備え、
    記加圧ローラを加熱するヒータと、
    前記定着の実行時には前記誘導加熱装置による前記定着ベルトへの電磁誘導加熱を行うとともに前記定着ローラを回転させ、新たな前記定着の実行を待つ待機時には前記誘導加熱装置による前記定着ベルトへの電磁誘導加熱停止若しくは加熱量の低減をするとともに前記定着ローラの回転の停止及び前記ヒータによる前記加圧ローラの加熱を実行する制御手段と、
    を備え、
    前記定着ローラの軸方向における前記ヒータの加熱幅の長さは、本定着装置で用いる媒体のうち前記軸方向の幅が最大のものの当該幅の長さである最大通紙幅より長く、前記誘導加熱装置の励磁コイルの前記軸方向の幅の長さより短い、
    ことを特徴とする定着装置
  2. 記ヒータは、前記軸方向の両端部の発熱量が中央部の発熱量より大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置
  3. 子写真方式の画像形成装置において、
    請求項1又は2に記載されている定着装置を備えていること、を特徴とする画像形成装置。
  4. 発熱層を有する無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの外部から前記発熱層を電磁誘導加熱する誘導加熱装置と、前記定着ベルトの内部に設けられた定着ローラと、該定着ローラと前記定着ベルトを介して圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、前記ニップ部にてトナー画像の形成された記録媒体に熱及び圧力により前記トナー画像を定着させる定着装置において、
    前記定着ローラが弾性層を備え、
    前記加圧ローラを加熱するヒータと、
    前記定着の実行時には前記誘導加熱装置による前記定着ベルトへの電磁誘導加熱を行うとともに前記定着ローラを回転させ、新たな前記定着の実行を待つ待機時には前記誘導加熱装置による前記定着ベルトへの電磁誘導加熱を停止若しくは加熱量の低減をするとともに、前記定着ローラの回転の停止及び前記ヒータによる前記加圧ローラの加熱を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項4に記載の定着装置において、前記弾性層は、発泡状のシリコーンゴムであることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項4又は5に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 誘導加熱装置による電磁誘導加熱を受ける加熱ローラと、前記加熱ローラと定着ローラとの間に張架されている定着ベルトと、前記定着ローラと前記定着ベルトを介して圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、前記ニップ部にてトナー画像の形成された記録媒体に熱及び圧力により前記トナー画像を定着させる定着装置において、
    前記定着ローラは弾性層を備え、
    前記加圧ローラを加熱するヒータと、
    前記定着の実行時には前記誘導加熱装置による前記加熱ローラへの電磁誘導加熱を行うとともに前記定着ローラを回転させ、新たな前記定着の実行を待つ待機時には前記誘導加熱装置による前記加熱ローラへの電磁誘導加熱を停止若しくは加熱量の低減をするとともに前記定着ローラの回転の停止及び前記ヒータによる前記加圧ローラの加熱を実行する制御手段と、
    を備え、
    前記定着ローラの軸方向における前記ヒータの加熱幅の長さは、本定着装置で用いる媒体のうち前記軸方向の幅が最大のものの当該幅の長さである最大通紙幅より長く、前記誘導加熱装置の励磁コイルの前記軸方向の幅の長さより短い、
    ことを特徴とする定着装置。
  8. 誘導加熱装置による電磁誘導加熱を受ける加熱ローラと、前記加熱ローラと定着ローラとの間に張架されている定着ベルトと、前記定着ローラと前記定着ベルトを介して圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、前記ニップ部にてトナー画像の形成された記録媒体に熱及び圧力により前記トナー画像を定着させる定着装置において、
    前記定着ローラが弾性層を備え、
    前記加圧ローラを加熱するヒータと、
    前記定着の実行時には前記誘導加熱装置による前記加熱ローラへの電磁誘導加熱を行うとともに前記定着ローラを回転させ、新たな前記定着の実行を待つ待機時には前記誘導加熱装置による前記加熱ローラへの電磁誘導加熱を停止若しくは加熱量の低減をするとともに、前記定着ローラの回転の停止及び前記ヒータによる前記加圧ローラの加熱を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
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