JP3461176B2 - 像加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

像加熱装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP3461176B2
JP3461176B2 JP2003020985A JP2003020985A JP3461176B2 JP 3461176 B2 JP3461176 B2 JP 3461176B2 JP 2003020985 A JP2003020985 A JP 2003020985A JP 2003020985 A JP2003020985 A JP 2003020985A JP 3461176 B2 JP3461176 B2 JP 3461176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat generating
exciting
roller
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003020985A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003263045A (ja
Inventor
建治 朝倉
周一 渡辺
勝 今井
英樹 立松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003020985A priority Critical patent/JP3461176B2/ja
Publication of JP2003263045A publication Critical patent/JP2003263045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3461176B2 publication Critical patent/JP3461176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Induction Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォーミングアッ
プ時間を短縮する像加熱装置に関し、特に電子写真装
置、静電記録装置等の画像形成装置に用いられ未定着画
像を定着する定着装置に適する像加熱装置と、これを用
いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導を用いた像加熱装置が特許文献
1および特許文献2に開示されている。
【0003】特許文献1に開示されている像加熱装置に
ついて、図26に断面図を、図27に加熱コイルの斜視
図を示す。図26に示すように、加熱ローラ201は加
圧ローラ202と接触しながら、図の矢印方向に回転
し、表面にトナーを担持して移動してくる用紙203を
両ローラ201,202間で熱加圧定着する。加熱コイ
ル204は絶縁支持体205の内部に埋設状態で配置さ
れる。この加熱コイル204は、絶縁支持体205の半
円筒状の彎曲面に沿って細幅の導電膜を配設したもので
ある。この加熱コイル204は誘導加熱用電源から交流
を通電される。この交流の通電によって、加熱コイル2
04と加熱ローラ201間に交番磁束が生じ、加熱ロー
ラ201が励磁され、渦電流が発生する。この渦電流に
よりジュール熱が発生し、加熱ローラ201が発熱す
る。
【0004】特許文献2に開示の像加熱装置の断面図を
図28に示す。同図において、220は高周波磁界を生
じる磁場発生手段であり、221は誘導加熱によって発
熱すると共に矢印方向に回転する加熱ローラである。ま
た、加圧ローラ222は図中矢印方向に回転する。未定
着のトナー像223を担持する記録材224は、図中矢
印で示すように搬送され、ニップ部でトナー像が定着さ
れる。磁場発生手段220は磁性コア226に組み込ん
だ励磁コイル227を備えている。さらに、磁場発生手
段220を除いて、発熱ローラ221、加圧ローラ22
2からなる定着ユニットが装置本体から引き出し可能で
ある。
【0005】
【特許文献1】特開平7−295414号公報
【特許文献2】特開平11−135246号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許文
献1に開示されている像加熱装置では、以下のような課
題がある。
【0007】まず、温度の上昇により、支持部材が変形
してコイルと発熱部材の間隔が変化し、これに伴って軸
方向の発熱分布が不均一になってしまう。さらに、支持
部材と導電膜の熱膨張率の差により、支持体に埋設され
ている導電膜が切れてしまうことがある。
【0008】さらに、トナーの固まりや異物が定着ニッ
プから発熱部材の回転によって搬送され、発熱部材と支
持体の間に挟まり、定着面を傷つけるという課題があ
る。
【0009】さらに、発熱ローラを半円状のコイルが取
り囲んでいるために、装置に組み込んだ状態から、発熱
ローラをコイルから取り外すことが困難である。このた
め、着脱時に発熱ローラとコイルが接触して表面を傷つ
け、コイルの断線や、画像に現れる定着面の凹凸をもた
らすおそれがある。
【0010】次に、特許文献2に開示されている像加熱
装置では、以下のような課題がある。すなわち、コイル
や定着部材の移動による振動でコイルの巻線が緩むこと
がある。図28に示す構成では、コイルが発熱部材に直
接対向しているため、緩んだ巻線は回転する発熱部材に
接触する。この接触部で、発熱ローラとの摺動によりコ
イルの絶縁被覆が破れると、コイルに流れる電流がリー
クして他の電気回路を破損してしまう。さらに発熱部材
の装着時に、緩んだ巻線が発熱部材に干渉して、発熱部
材の正規の位置への装着を妨げることがある。
【0011】また、巻線からなるコイルの表面は滑らか
な面を構成することが困難で、コイルと発熱部材の間隔
を狭くすることができない。また、発熱部材と励磁手段
が直接対向しているために、コイル、コアの温度が上昇
する。これにより、コイルの電気抵抗が増大するととも
に、コアの透磁率が低下する。したがって、コイルから
発熱部材への電磁エネルギーの投入効率が低下する。
【0012】本発明はこれら従来の画像形成装置に伴う
課題を解決するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の像加熱装置は、
回転する発熱ローラを有する発熱手段と、前記発熱ロー
ラに対向して配置され、前記発熱ローラを励磁するため
の励磁位置と前記発熱手段の移動を妨げない待避位置と
の間を移動可能に設けられ、前記発熱ローラを外部から
励磁して発熱させる励磁手段と、前記待避位置に位置づ
けられた前記励磁手段に対して、前記発熱手段を移動可
能に案内する案内手段と、を有するものである。この構
成により、励磁手段を残して発熱手段を交換する際、発
熱手段を容易に着脱できる方向の自由度が広くなる。ま
た、着脱時の発熱手段、励磁手段の損傷を防止できると
ともに、紙の巻き付き時の処理も容易となる。
【0014】さらに、前記励磁手段は、前記発熱手段が
移動する際に、前記発熱ローラを励磁するための励磁位
置から前記発熱手段の移動を妨げない待避位置へ移動す
る構成にすることにより、発熱手段を容易に着脱できる
方向の自由度が広くなる。また、着脱時の発熱手段、励
磁手段の損傷を防止できるとともに、紙の巻き付き時の
処理も容易となる。
【0015】さらに、前記励磁手段は、前記発熱ローラ
を外部から励磁する励磁コイルと、絶縁性の非磁性材料
からなり、前記励磁コイルを保持する保持部材と、を有
し、前記保持部材を前記発熱手段の方向へ付勢する付勢
手段と、前記保持部材を前記発熱ローラの半径方向に平
行移動するように案内する平行ガイドと、をさらに有す
る構成にすることにより、保持部材と発熱手段の対向角
度が大きい場合にも、発熱手段を容易に着脱できる。ま
た、保持部材により励磁手段の昇温を防止できると同時
に、安定して励磁手段を発熱手段に近接して対向させる
ことができる。さらに、保持部材は非磁性で絶縁性なの
で、電磁誘導に影響を与えない。
【0016】また、前記案内手段は、前記発熱ローラの
回転軸方向への前記発熱手段の移動を案内する構成にす
ることにより、コイルと発熱部材の間隔を近付けて小電
流で大電力が得られながら、発熱部材の着脱が容易であ
る。
【0017】また、前記励磁手段は、前記発熱ローラと
の対向面が前記発熱ローラの外周面に沿った円弧面状に
形成され、前記案内手段は、前記励磁手段近傍では前記
発熱ローラの外周面が前記円弧面から遠ざかる第1の方
向へ前記発熱手段を移動させ、前記第1の方向への移動
後、前記第1の方向とは異なる第2の方向へ移動させる
ことにより、小電流で大きな供給熱量を得ながら、発熱
部材の交換が容易である。
【0018】さらに、前記発熱手段は、前記発熱ローラ
に回転可能に懸架された可撓性の定着ベルトを有し、前
記案内手段は、前記定着ベルトの懸架方向への前記発熱
手段の移動を案内する構成としている。この構成によ
り、熱容量が小さく昇温が速いベルト定着器を用いなが
ら、定着ベルトを含む定着器の着脱が容易である。
【0019】
【0020】
【0021】また、本発明の画像形成装置は、複数の支
持部材に回転可能に懸架される無端状で可撓性の定着ベ
ルトと、前記定着ベルトが前記複数の支持部材のうち第
1の支持部材に懸架されている部分で前記定着ベルトの
外周面に対向する励磁手段と、前記第1の支持部材を他
の支持部材に対して移動可能に保持する移動手段と、前
記第1の支持部材を所定の方向に付勢して前記定着ベル
トに張力を付与する付勢手段と、を有し、前記励磁手段
は、前記第1の支持部材とともに移動可能に保持される
ものである。また、前記励磁手段は、前記第1の支持部
材との距離が一定に保たれたまま移動可能に保持される
ものである。この構成により、定着ベルトの周長にバラ
ツキや経時変化があっても、励磁手段と対向する発熱部
材との位置関係を一定に保つことができる。
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の第1
の実施例の画像形成装置の構成を示す側断面図である。
図2は本発明の第1の実施例の像加熱装置の断面図、図
3は図2中のA矢視による像加熱装置の投影図、図4は
図2中の中心線Cにおける像加熱装置の断面図である。
【0024】図1において、1は電子写真感光体(以下
感光ドラム)である。感光ドラム1は矢印の方向に所定
の周速度で回転駆動されながら、その表面が帯電器2に
より一様に帯電される。3はレーザビームスキャナであ
り、画像情報の信号に対応したレーザビーム4を出力す
る。帯電された感光ドラム1の表面を、レーザビーム4
が走査露光することにより、感光ドラム1上に静電潜像
が形成される。現像器5は回転駆動される現像ローラ6
を有する。現像ローラ6は、その外周面にトナーの薄層
が形成され、感光ドラム1と対向し、現像バイアス電圧
が印加されている。感光ドラム1上の静電潜像は現像器
5のトナーにより現像されてトナー像が形成される。
【0025】一方、給紙部7からは記録紙8が一枚ず
つ、レジストローラ対9を経て、感光ドラム1と転写ロ
ーラ10とのニップ部へ適切なタイミングで送られる。
そして、転写バイアスの印加された転写ローラ10によ
って、記録紙8上に感光ドラム1上からトナー像11が
転写される。記録紙8分離後の感光ドラム1面は、クリ
ーニング装置12で転写残りトナー等の残留物を除去さ
れ、繰り返し次の作像に供される。
【0026】13は定着紙ガイドであり、転写後の記録
紙8の定着器14への移動を案内するものである。トナ
ー像11を転写された記録紙8は、像加熱装置である定
着器14へ搬送され、トナー像の定着が行われる。ま
た、15は排紙ガイドであり、定着器14通過した記録
紙8を装置外部へ案内する。定着されて像が固定された
記録紙8は排紙トレイ16へ排出される。17は装置本
体の外装板である。18は定着の着脱や、紙ジャムの処
理を行うための定着扉である。定着扉18はヒンジ19
を中心に回転して開閉される。
【0027】次に図2を用いて、本実施例の像加熱装置
である定着器14を詳細に説明する。
【0028】図2において、薄肉の定着ベルト20は基
材がポリイミド樹脂でなるエンドレスの定着ベルトで直
径50mm、厚さ100μmである。その表面には離型
性を付与するため、フッ素樹脂からなる厚さ20μmの
離型層が被覆してある。基材の材質としては耐熱性のあ
るポリイミドやフッ素樹脂等の他、電鋳で製作したニッ
ケル等のごく薄い金属を用いることもできる。また表面
の離型層はPTFE、PFA、FEP、シリコンゴム、
フッ素ゴム等の離型性の良好な樹脂やゴムを単独あるい
は混合で被覆してもよい。
【0029】21は発熱ローラであり、直径20mm
で、厚さ0.3mmの形状で、炭素の含有量が0.05
%〜0.5%の炭素鋼でなる磁性材料で構成され、その
キュリー点が300°C以上になるように調整されて製
造されている。
【0030】22は表面が低硬度(JISA20度)の
弾力性ある発泡体のシリコンゴムで構成された直径20
mmの低熱伝導性の定着ローラである。定着ローラ22
は、図示しない装置本体の駆動手段によって回転駆動さ
れる。定着ベルト20は、定着ローラ22と発熱ローラ
21との間に所定の張力をもって懸架され、矢印B方向
に回転移動可能となっている。発熱ローラ21の両端に
は不図示の定着ベルト20の蛇行防止リブを設けてい
る。
【0031】23は加圧手段としての圧力ローラであ
り、硬度JISA65度のシリコンゴムで構成され、図
示のように定着ベルト20を介して150Nの押圧力で
定着ローラ22に圧接してニップを形成している。その
状態で圧力ローラ23は発熱ローラ21の回転により従
動回転する。圧力ローラ23の材質は他のフッ素ゴム、
フッ素樹脂等の耐熱性樹脂やゴムで構成しても良い。ま
た圧力ローラ23の表面には耐摩耗性や離型性を高める
ために、PFA、PTFE、FEP等の樹脂あるいはゴ
ムを単独あるいは混合で被覆してもよい。
【0032】次に、図2、図3、図4を用いて、励磁手
段24の構成を説明する。
【0033】25はコイルであり、表面を絶縁した外径
0.2mmの銅線からなる線材を、60本束ねた線束を
発熱ローラ21の軸方向に延伸し周回して形成されてい
る。コイル25の断面形状は図示の様に発熱ローラ21
に巻き付いた定着ベルト20を覆うように形成してい
る。線束は端部のみを重ねて、発熱ローラ21の周方向
に沿い、互いに密着して9回周回している。端部は線束
が2列に重なって盛り上がり、全体として鞍の様な形状
に形成している。コイルガイド28の両端には、盛り上
がったコイル25を規制する端部規制部28aがあり、
コイル25の外側の幅を規定している。
【0034】コイル25は発熱ローラ21外周面から約
2mmの間隔を設けて対向している。コイル25が対向
する範囲は、発熱ローラ21の中心軸に対して約180
度の広い範囲である。
【0035】26、27はフェライト等の高透磁率材料
からなる背面コアであり、C型コア26と中心コア27
からなる。C型コア26は幅が10mmで発熱ローラ2
1の軸方向に適当な間隔で7個用い、コイル25の外側
で磁束を誘導するように構成されている。図示のよう
に、中心コア27はC型コア26に対して凸形状であ
り、発熱ローラ21へ近接している。中心コア27の断
面形状は3mm×10mmである。
【0036】28は保持部材としての、厚さが1mm
で、PEEK材やPPSなどの耐熱温度の高い樹脂から
なりコイル及び背面コアを保持するコイルガイドであ
る。コイルガイド28の材質は耐熱性と絶縁性と非磁性
を有する材料であれば、これらに限られるものではな
い。なお、コイルガイド28と定着ベルト20の周面の
間隔は1mmに設定している。
【0037】コイルガイド28は、発熱部材に対向する
対向部と、その両端に形成される突出部としての端部規
制部28aの側面で取付部材29に破線Dの位置でビス
止めされている。この固定部の位置は、端部規制部28
aの上端よりも前記対向部に近い側に設定されており、
さらには、発熱ローラ21の半径方向において、コイル
25の最外部よりも発熱ローラ21周面に近い位置とさ
れる。さらに好ましくは、発熱ローラ21の半径方向に
おいて、コイル25の最外部よりも発熱ローラ21の中
心に近い位置とされる。
【0038】図3おいて、30はコイル両端のコネクタ
であり、31はコイルに20kHz〜50kHzの高周
波電流を印加する半共振形インバータを有する励磁回路
基板である。図示のように、コイル25端部のコネクタ
30が直接励磁回路基板31に接続されている。高周波
電流の最大振幅は50A程度の大電流である。このコイ
ル25に印加される交流電流は、定着ベルト20裏面に
設けた温度センサ(不図示)により得られる温度信号に
より、定着ベルト20を所定の定着温度である摂氏19
0度とするように制御される。
【0039】本実施例ではA3幅(297mm)の記録
紙を最大幅の記録紙としている。
【0040】上記の励磁手段24及び発熱ローラ21の
構成によって、コイル25が電磁誘導により発熱ローラ
21を発熱させる。以下にその作用を図2を用いて説明
する。
【0041】図2において、コイル25により生じた磁
束は破線Eで示すように、発熱ローラ21の強磁性のた
め、C型コア26から発熱ローラ21へ入り円周方向に
走行する。そして、中心コア27からC型コア26に戻
り、大きなループを形成して生成消滅を繰り返す。この
磁束変化が発生させる誘導電流によりジュール熱が発生
する。コア26、27を設けることにより、発熱ローラ
21との結合が良くなる。このため、同じコイル電流で
も多くの電力を発熱ローラ21へ投入することができ
る。
【0042】コア26、27の材料としては、透磁率1
000〜3000で、飽和磁束密度が200〜300m
T、体積抵抗率が1〜10Ω−mのフェライトを用いて
いが、パーマロイ等の高透磁率で抵抗率の高い材料を用
いることができる。
【0043】複数のC型コア26の間に間隔を設けてい
るので、コイル25に熱が蓄積することがない。さらに
C型コア26およびコイル25の外周からの放熱を妨げ
るものが無い。このため、蓄熱による温度上昇によりフ
ェライトの飽和磁束密度が低下して、全体としての透磁
率が急激に減少することを防止できる。また、ワイヤー
の絶縁被覆が熔解して素線同士が短絡することを防止で
きる。これにより、安定して長時間発熱ローラ21を所
定の温度に保つことができる。
【0044】また、発熱ローラ21が定着ベルト20内
部にある一方、励磁手段24は外部に設置しているの
で、励磁手段24が発熱部の温度の影響を受けて昇温し
にくく、発熱量を安定に保つことができる。さらに、発
熱ローラ21の広い範囲に磁束を貫通させるので、少な
い渦電流密度でも十分な発熱量を得ることができる。
【0045】次に図4を用いて、定着器の構成を説明す
る。
【0046】図4において、22aは定着ローラ表面の
ゴム層であり、22bは定着ローラの芯金である。芯金
22bの両端は定着側板33に固定されたベアリングか
らなる定着軸受34により回転可能に支持されている。
この定着ローラ22は不図示の駆動機構により回転駆動
される。35は、発熱ローラ21を支持する中心軸で、
定着側板33に対して移動可能な可動側板36に固定さ
れている。37はフランジで、PPSやPEEK材等の
熱伝導性が小さく非磁性の耐熱樹脂でなり、発熱ローラ
21に固着されて、発熱ローラ21を中心軸35を中心
に回転可能に支持している。38は張力バネで、可動側
板36を定着側板33から離間する方向に付勢し、発熱
ローラ21と定着ローラ22に懸架される定着ベルト2
0に20Nの張力を付与している。
【0047】押圧バネ39は、コイルガイド28が取り
付けられている取付部材29を、発熱ローラ21方向へ
付勢している。取付部材は可動側板に当接して、発熱ロ
ーラ21とコイル25及びコイルガイド28との間隔、
位置関係を規定している。クリーナローラ400は定着
ベルトの回転方向において、定着ニップと励磁コイル2
5と定着ベルト20の対向部の間で、定着ベルト20に
圧接するように配置されている。
【0048】次に、図5、図6を用いて、定着器14の
着脱動作を説明する。
【0049】図5は本発明の第1の実施例の像加熱装置
の着脱動作を示す側面図、図6は本発明の第1の実施例
の画像形成装置の扉開閉機構の側面図である。
【0050】図中の破線は、定着器14の動作状態の位
置(像加熱位置)および、コイルガイド28の動作状態
の位置(定着ベルトへの励磁を行う励磁位置)を示す。
一方、実線は、定着器14の着脱動作中の位置および、
コイルガイド28の非動作状態の位置(定着ベルトへの
励磁を行わない非励磁位置)を示す。
【0051】40は移動ガイドで、取付部材を動作位置
の発熱ローラ21の半径方向に移動可能に保持してい
る。41は中心軸ガイドで、本体側板42に設けられ、
定着器14の着脱動作時に中心軸35を発熱ローラ21
の半径方向に移動方向に案内する。43は定着ガイド
で、本体側板42に設けられ、定着器14の着脱動作時
に定着ローラ22の端部を移動方向に案内する。この定
着ガイドは、定着側板の一部を案内する構成としてもよ
い。中心軸ガイド41、定着ガイド43とも、装着時の
挿入動作がやりやすいように、開口部を広くしている。
両ガイド41,43の一端部の前記開口部が、定着器1
4を装置本体に対して取り外すための取り外し位置に対
応する。
【0052】図6において、44は定着扉18のヒンジ
19に設けた半円ギアで定着扉18の開閉に伴い回動す
る。45はリンクギアで、半円ギア44に噛み合ってい
る。46はリンクピンでリンクギア45に固定されてい
る。47はリンクアームで、リンクピン46に回転可能
に取り付けられている。48は取付部材ピンで、取付部
材に固定されているとともに、リンクアーム47を回転
可能に保持している。
【0053】定着扉18が解放されると、半円ギア4
4、リンクギア45が回動し、コイルガイド28を支持
する取付部材29が矢印F方向に移動する。このため、
コイルガイド28は図5の実線位置(非励磁位置)に移
動し、コイルガイド28の開口部の先端が定着ベルト2
0の最上部よりも上方へ待避する。このため、定着器1
4を軸と垂直な水平方向(図中矢印G方向)へ、容易に
抜き出すことが出来る。定着器14は定着側板に支持さ
れる圧力ローラ23、クリーナローラ400、可動側板
36、発熱ローラ21、張力バネ38及び不図示の温度
センサやケーシングが一体として、装置本体に対して着
脱される。
【0054】定着ベルト20は寿命が10万枚程度であ
り、装置本体の寿命枚数より短い。このため、定着器1
4を交換する必要がある。また、紙ジャムの処理時など
に定着ベルト20表面を傷つけた場合にも、定着ベルト
20の交換が必要になる。
【0055】本実施例の構成では、定着扉18の開閉に
連動して励磁手段及びコイルガイド28が待避位置(非
励磁位置)に移動するので、発熱ローラ21との磁気結
合のよい半円形のコイルを用いても、定着ベルト20の
交換が容易である。また、励磁手段24は装置本体に残
るので、交換部品としての定着器14のコストを安価に
することが出来る。
【0056】なお、上記待避位置は、前記非励磁位置に
限らず、励磁可能な位置であっても良く、要するに、動
作時の励磁位置とは異なる位置であれば良い。
【0057】さらに、コイル25を励磁回路に対して着
脱しないので、大電流の流れるコネクタの接触を安定か
つ確実にすることが出来る。一般に、コネクタ部ではリ
ッツワイヤーに比べて、電流路の比表面積が小さため、
高周波電流に対しては、コネクタ部での発熱が大きい。
本実施例では、励磁回路基板とコイル25の間の接続部
をコネクタの一箇所のみとし、リッツワイヤー同士を中
間で接続する箇所がない。これにより、絶縁被覆を施し
た細線を複数束ねて用いるリッツワイヤーの、高周波電
流に対する低電気抵抗という利点を損なうことがない。
【0058】また、コイルガイド28の固定部の位置は
発熱ローラ21の半径方向において、コイル25の最外
部よりも発熱ローラ21の中心に近い位置としている。
この構成により、コイルガイド28が発熱ローラ21の
熱により膨張しても、両端の保持部の変形はコイルガイ
ド28の中央部の変形に影響しない。従って、コイルガ
イド28の中央部の発熱ローラ21の半径方向の変形を
抑制することができる。
【0059】図7は、コイルガイド28を両端の突出部
の上端位置で固定したと仮定した場合の、長時間使用後
の変形の様子を示す断面図である。この場合には、コイ
ルガイド28が膨張すると、図示のようにコイルガイド
28の両端の保持部分も変形し、コイルガイド28の中
央部が発熱ローラ21の半径方向に大きく変形する。こ
のため、コイルガイド28が発熱ローラ21に巻回する
定着ベルト20に接触し、定着面を傷つけるという問題
が生じる。また、定着ベルト20に接触しないまでも、
コイルガイド28が変形すると、コイルガイド28が保
持するコイル25及びコアと発熱ローラ21の距離が変
化する。この距離が変化すると電磁誘導による発熱量が
変化する。従って、コイルガイド28が発熱ローラ21
に近接した部分の発熱量が増加し、定着ベルト20に温
度ムラが生じてしまう。
【0060】従って、コイルガイド28の変形を防止す
ることにより、定着ベルト20の温度ムラを防止し、か
つ、定着ベルト20の表面の傷を防止することができ
る。
【0061】また、クリーナローラを中間転写ベルトの
回転方向において、定着ニップと発熱ローラ21の間に
設けている。これにより、記録紙に付着して運ばれて来
た異物、または記録紙そのものが、定着ニップで定着ベ
ルト20に付着しても、クリーナローラにより除去され
るので、定着ベルト20とコイルガイド28の狭い対向
部へ入り込まない。これにより、異物が定着ベルト20
とコイルガイド28のギャップに噛み込んで、回転する
定着ベルト20の表面を傷つける事態を防止することが
出来る。
【0062】なお、クリーニング部材はローラ形状に限
る物ではなく、図8に示すように、クリーニングブレー
ド50、定着ローラ22に巻回するベルトのニップ下流
位置に当接しても良い。さらに、図9に示すように、ク
リーナ保持部材にフェルト等の柔軟な部材からなるクリ
ーナパッド51を押圧してもよい。さらに、クリーナ部
材としては、無端状のベルトや長尺のウエブの形態とし
ても良い。
【0063】またベルト構成なので、発熱ローラ21と
定着ベルト20の材質・厚さ等は各々独立して設定でき
る。このため、発熱ローラ21としては、コイル25の
電磁誘導による加熱を行うために最適な材料・厚さを選
ぶことができる。また、定着ベルト20の材質、厚さは
定着を行うために最適な材料、厚さを設定できる。
【0064】さらに、コイル25及びC型コア26が発
熱ローラ21の円周のほぼ半分を覆っているので、定着
ベルト20と発熱ローラ21の接触部の全域が発熱する
こととなる。このため、コイル25から発熱ローラ21
へ電磁誘導により伝達される加熱エネルギーをより多く
定着ベルト20へ伝達することができる。
【0065】本実施例では、ウォームアップ時間を短縮
するという目的を達成するために、定着ベルト20の熱
容量を極力小さく設定するとともに、発熱ローラ21の
厚さと外径を小さくし熱容量を小さく設定している。こ
のため、投入電力800Wで、定着のための昇温の開始
から約15秒で所定の温度とすることができた。
【0066】また、本実施例では定着ベルト20の基材
を樹脂で構成したが、かわりにニッケルなどの強磁性金
属を用いても構成可能である。
【0067】なお、ワイヤーの線束はφ0.1mm〜
0.3mmの素線を、50本から200本を束ねたもの
でも同様に構成することができる。素線がφ0.01m
m以下では、機械的な負荷により断線するおそれがあ
る。逆に素線がφ0.3mm以上では、高周波の交流に
対する電気抵抗が大きくなり、コイル25の発熱が過大
になる。
【0068】なお、本実施例では励磁コイル25を発熱
ローラ21の半径方向に移動させたが、励磁コイル25
の発熱ローラ21との対向角度が180度よりも小さけ
れば、半径方向とは異なる方向に移動させることも可能
である。
【0069】なお、本実施例としては、装置本体の開閉
用扉の一形態として定着扉を挙げて説明したが、これに
限らず、例えば、装置本体の前カバーであっても良い。
【0070】(実施例2)図10は本発明の第2の実施
例の像加熱装置としての定着装置の断面図、図11は発
熱ローラ21とコイル25の中心軸を含む断面図であ
る。第1の実施例と同一の作用を持つ部材には同一の符
号を与え、説明を省略する。
【0071】本実施例において実施例1と異なり、クリ
ーナローラを張力バネ52で定着ベルト20の外側から
押圧することにより定着ベルト20に張力を付与してい
る。また、発熱ローラ21を定着側板に固定したベアリ
ングである発熱軸受53で直接支持している。さらに、
取付部材を発熱軸受の外周部に当接して、発熱ローラ2
1とコイルガイド28の位置関係を規定している。さら
に、中心軸と中心軸ガイドにかわり、本体の支持溝に嵌
合する位置決めピン54を定着側板に設けている。な
お、図示しないが、本体の支持溝の位置を位置決めピン
の位置に合わせた位置としている。
【0072】その他の構成は第1の実施例と同様であ
る。
【0073】以上の構成により、発熱ローラ21と定着
ローラ22の位置が固定されて移動しない。発熱ローラ
21を可動に保持するための構成が不要になるので、発
熱ローラ21の支持が簡単な構成となる。これにより、
定着器14の構成が簡単で、安価に構成することができ
る。また、取付部材が直接発熱ローラ21の軸受に当接
するので、位置決めに介在する部材が少ない。これによ
り、コイル25と発熱部材の位置関係を精度良く規制す
ることが出来る。
【0074】(実施例3)図12は像加熱装置である定
着装置の発熱部の軸を含む面での断面図で、図13は本
発明の第3の実施例の像加熱装置の軸に垂直な面での断
面図である。第2の実施例と同一の作用を持つ部材には
同一の符号を与え、説明を省略する。
【0075】本実施例において第2の実施例と異なり、
図12に示すように、コイルガイド28を長手方向に
a、bに分割して構成している。さらに各々のコイルガ
イド28を両端で保持するのではなく、各々のほぼ中央
部に取付孔55を有する保持アーム56を設け、定着側
板に固定した取付部材57にネジ止めしている。
【0076】この構成により、コイルガイド28が発熱
ローラ21の熱により温度が上昇しても、コイルガイド
28が軸方向に膨張できる。これにより、コイルガイド
28が発熱ローラ21の半径方向に変形することを防止
できる。コイルガイド28の両端を固定した場合には、
コイルガイド28が膨張すると、図7に示すように、コ
イルガイド28の中央部が発熱ローラ21の半径方向に
変形する。このため、コイルガイド28が発熱ローラ2
1に巻回する定着ベルト20に接触し、定着面を傷つけ
るという問題が生じる。また、定着ベルト20に接触し
ないまでも、コイルガイド28が変形すると、コイルガ
イド28が保持するコイル及びコアと発熱ローラ21の
距離が変化する。この距離が変化すると電磁誘導による
発熱量が変化する。従って、コイルガイド28が発熱ロ
ーラ21に近接した部分の発熱量が増加し、定着ベルト
20に温度ムラが生じてしまう。
【0077】従って、コイルガイド28の変形を防止す
ることにより、定着ベルト20の温度ムラを防止し、か
つ、定着ベルト20の表面の傷を防止することができ
る。なお、本実施例ではコイルガイド28を軸方向に2
分割して構成したが、さらに多くの部分に分割しても良
いことはもちろんである。
【0078】(実施例4)図14は本発明の第4の実施
例の像加熱装置の励磁コイル25の中心と発熱ローラ2
1の軸とを含む励磁コイル25の断面図で、図15は発
熱ローラ21の中心軸に垂直な面での断面図である。図
16は、本実施例のコイルガイド28の両端の保持部の
拡大図である。図16(a)は図14中の矢印H方向か
ららの矢視図、図16(b)は切断線Jに於ける断面図
である。第2の実施例と同一の作用を持つ部材には同一
の符号を与え、説明を省略する。
【0079】本実施例において第2の実施例と異なり、
図14に示すように、コイルガイド28の発熱ローラ2
1の円周方向の端部に、長手方向に隙間を開けるように
矩形の空隙58を複数設けている。また、コイルガイド
28の両端の保持部を図16に示すように、本体側板の
一部である固定部59と重ね合わせて支持している。さ
らに、コイルガイド28の取付孔55を軸方向の長孔と
し、取付ビス60は段付きビスとしている。
【0080】この構成により、コイルガイド28の両端
は、軸方向に移動可能に支持される。このため、コイル
ガイド28のコイル25中心に近い範囲が熱膨張して
も、両端部の取付部が軸方向に移動できるので、コイル
ガイド28が発熱ローラ21の半径方向に変形すること
を防止できる。
【0081】また、コイルガイド28の円周方向の端部
は、軸方向に隙間を有しているので、コイルガイド28
が発熱ローラ21の熱により温度が上昇しても、軸方向
に膨張できる。これにより、コイルガイド28が発熱ロ
ーラ21の半径方向に変形することを防止できる。
【0082】コイルガイド28の変形を防止することに
より、定着ベルト20の温度ムラを防止し、かつ、定着
ベルト20の表面の傷を防止できることは実施例3と同
様である。
【0083】なお、コイルガイド28の円周方向の端部
の軸方向に設けられた空隙58の形状は、図14に示し
た矩形に限らず、図17に示すように、発熱ローラ21
の円周方向に隙間の長さが変化する構成としてもよい。
【0084】(実施例5)図18は本発明の第5の実施
例の像加熱装置を定着装置の発熱部の側面図である。図
19は本発明の第5の実施例の像加熱装置としての定着
装置の図18中の中心線における断面図である。第1の
実施例と同一の作用を持つ部材には同一の符号を与え、
説明を省略する。
【0085】本実施例においては実施例4と異なり、発
熱ローラ21表面に定着ベルト20と同様な離型層を形
成した発熱定着ローラ61とし、圧力ローラ23に直接
押圧して定着ニップを形成している。圧力ローラ23は
軸受62が定着側板の長孔により移動可能に支持され、
押圧バネ63により発熱ローラ21方向へ付勢されてい
る。両端の定着側板は定着底板64に固定され、定着底
板、定着側板、圧力ローラ23、発熱定着ローラ61は
一体の定着ユニットを形成している。本体底板65には
定着底板を発熱定着ローラ61の軸方向に案内する定着
ガイド66を備えている。励磁手段は本体に固定されて
いる。
【0086】この構成によれば、定着ユニットを軸方向
に移動させることにより、励磁コイル25を本体に固定
したまま、定着ユニットを交換することができる。励磁
コイル25が本体に固定されているので、励磁コイル2
5の保持を簡単で安価な構成とすることができる。
【0087】(実施例6)図20は本発明の第6の実施
例の画像形成装置の側断面図、図21は定着器14の構
成を示す側断面図である。実施例1と同一の作用を持つ
部材には同一の符号を与え、説明を省略する。
【0088】図20において、右側がこのカラー画像形
成装置の前方であり、前方に前扉67が設けられてい
る。68はベルトユニットであり、中間転写ベルト69
と、これを懸架する3本の支持軸70と、クリーナ71
とを一体に構成したものである。ベルトユニットは、図
示のように前扉を開けて装置の前方から本体への着脱が
可能になっている。
【0089】同図の左側には、黒、シアン、マゼンタ、
イエローの4個のそれぞれ扇型をした作像ユニット72
Bk、C、M、Yが円環状にキャリッジ73内に配置さ
れている。
【0090】作像ユニットBk〜Yは、装置の上面の上
面扉74を開くことによって、装置本体の上方から、装
置内部への着脱が可能となっている。キャリッジが回転
すると、作像ユニットBk、C、M、Yは回転しないミ
ラー75の周りを回転する。像形成時には、各作像ユニ
ットBk〜Yは順次中間転写ベルトに対向する像形成位
置Pに位置する。
【0091】次に、画像形成工程について説明する。ま
ず、キャリッジを回転させて、1色目のイエローの作像
ユニットYを像形成位置Pに移動する。レーザ光がミラ
ーで反射されて像形成位置Pの感光ドラムに入射して潜
像を形成する。潜像は対向する現像器のイエロートナー
により現像される。この感光体上のトナー像は中間転写
ベルト69に1次転写される。
【0092】イエローのトナー像の完成後、キャリッジ
73を矢印方向に90度回転移動させて、マゼンタの作
像ユニット72Mを像形成位置Pへ移動させる。そし
て、先のイエローと同じ動作を行い、中間転写ベルト上
のイエローのトナー像の上にマゼンタのトナー像を重ね
合わせる。同様の動作をさらにシアン、黒について行う
ことにより、中間転写ベルト上に4色のトナー像を重ね
合わせたトナー像が完成する。
【0093】中間転写ベルト上の4色目の黒のトナー像
の先端位置にタイミングを合わせて、転写ローラを中間
転写ベルトに接触させる。そして、記録紙8を転写ロー
ラと中間転写ベルトの間のニップに搬送して、4色のト
ナー像を記録紙8に転写する。トナー像が転写された記
録用紙は定着器14を通過して排出される。2次転写残
りのトナーはタイミングを合わせて中間転写ベルトへ離
接するクリーナ71により除去される。
【0094】1枚の画像形成が終了すると、像形成位置
へイエローの作像ユニット72Yを移動させ、次の画像
形成の開始に備える。
【0095】図21に示す定着器14において、61は
導電性で強磁性材料である炭素鋼の表面にシリコンゴム
を被覆した発熱定着ローラ61である。23は表面にシ
リコンゴムを被覆した圧力ローラ23で、不図示の押圧
手段により発熱定着ローラ61方向へ付勢されている。
35は発熱定着ローラ61の中心軸、23bは圧力ロー
ラ23の芯金であり、両者は定着側板を貫通し、定着側
板の外側に出っ張っている。
【0096】図22において、41は中心軸35が嵌合
する位置決め溝で、本体の側板に設けられている。定着
器14は図20に示すように、励磁手段を本体に残し
て、発熱定着ローラ61と圧力ローラ23が一体のユニ
ットとして、本体に着脱可能である。位置決め溝は、そ
の長手方向を図20に示す定着器14の着脱方向(矢印
K方向)に形成し、溝の開口部は、中心軸を挿入しやす
いように、幅を広く構成している。さらに、略半円形の
励磁手段の開口方向を定着器14の着脱方向に一致させ
ている。
【0097】この構成により、本体前方の定着扉18を
開くことにより、定着器14を容易に回転軸と垂直方向
に着脱することができる。励磁手段は本体に残すので、
定着器14を簡素で安価な構成とすることができる。ま
た、装置全体として、紙ジャムの処理及び、給紙カセッ
ト、中間転写ベルト、作像ユニットの交換に加え、定着
器14の交換も、装置の前方から容易に行うことができ
る。
【0098】なお、本実施例では発熱部材である発熱定
着ローラ61を含む定着器14を励磁手段の開口方向に
直線的に移動させたが、発熱定着ローラ61が励磁手段
の近傍でのみ開口方向に移動すれば良い。したがって、
発熱定着ローラ61が励磁手段から離れた位置では、中
心軸規制溝を直線ではなく曲線または折れ線形状とし
て、さらに着脱操作のしやすい方向とすることができ
る。
【0099】(実施例7)図23は本発明の第7の実施
例の像加熱装置としての定着装置の断面図である。第4
の実施例と同一の作用を持つ部材には同一の符号を与
え、説明を省略する。
【0100】本実施例においては実施例4と異なり、励
磁手段により誘導発熱される発熱ローラ21を強磁性材
料からなるローラとし、表面に発泡ゴム層を有する定着
ローラ22との間に定着ベルト20を懸架し、定着ベル
ト20を圧力ローラ23と圧接して定着ニップを形成し
ている。定着ベルト20は90μmのポリイミド基材に
150μmのシリコンゴムを積層して構成している。ベ
ルトの張設方向は定着器14の着脱方向に一致させてい
る。また、励磁手段24のコイル25を圧縮して、線束
の断面形状を略長方形とし、周回する線束を完全に密着
させている。
【0101】その他の構成は実施例6と同様である。
【0102】本実施例によれば、ベルト式の定着器14
を用いても、定着扉18を開閉することにより、定着器
14を容易に回転軸と垂直方向に着脱することができ
る。着脱方向と励磁コイル25の開口方向、定着ベルト
20の張設方向が一致しているので、励磁手段の発熱ロ
ーラ21への対向角度を長くしても、励磁手段を移動す
ることなく定着器14を容易に着脱できる。
【0103】(実施例8)図24は本発明の第8の実施
例の像加熱装置としての定着装置の断面図、図25は定
着器14の側面図である。第4の実施例と同一の作用を
持つ部材には同一の符号を与え、説明を省略する。
【0104】本実施例において実施例4と異なり、発熱
ローラ21の温度検知手段である温度センサを定着ベル
ト20の内部に設けている。温度センサはセンサ支持板
77に取り付けられている、図25に示すように、発熱
ローラ21と励磁手段及びセンサ支持板77は同一の可
動側板36に支持されており、可動側板は定着ローラ2
2を支持する定着側板33に対して定着ベルト20の張
設方向に移動可能で、圧力ローラ23から離間する方向
に張力バネ52により付勢され、定着ベルト20に20
Nの張力を付与している。定着器14は圧力ローラ2
3、発熱ローラ21、温度センサ、励磁手段が一体とし
て装置本体に矢印の方向に着脱される。
【0105】本実施例によれば、定着ベルト20の長さ
の変化、あるいは個々のベルト間の周長のバラツキによ
り発熱ローラ21の位置に変動および定着器14間の差
異があっても、発熱ローラ21と励磁手段および温度セ
ンサの位置を安定に保持することができる。
【0106】さらに、ガイド部材とコイル25は接触し
た構成としているが、ガイド部材とコイル25は少なく
とも一部を離間した構成としもよい。この場合には、両
者の間を気流が通過するので、コイル25の放熱を促進
することができる。
【0107】なお、上記の実施例では、保持部材をコイ
ル25に対して発熱部材に近い側に設けたが、保持部材
をコイル25に対して発熱部材と反対側に設けても実施
可能である。
【0108】以上の実施例1〜8においては、励磁手段
の励磁を受けて発熱する発熱体として、可撓性の導電ベ
ルト形態(実施例1〜4)或いは、ローラ形態(実施例
5〜8)について説明したが、これ以外の形態であって
も良い。また、実施例1〜7においては、発熱体として
導電ベルトまたはローラは適宜、置き換えることができ
る。
【0109】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、励磁手段
の保持部材が熱膨張しても、励磁手段および保持部材の
発熱部材の半径方向の変形を抑制できる。これにより、
励磁手段や保持部材が定着部材に接触して定着面を傷つ
けることを防止できる。また、変形により引き起こされ
る発熱分布のムラを防止することができる。さらに、保
持部材と、近接対向する定着部材との間に、異物が噛み
込んで定着部材の表面を傷つけることを防止できる。さ
らに、励磁手段と発熱部材の間隔を一定に保持しなが
ら、定着部材を容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の画像形成装置の断面図
【図2】本発明の第1の実施例の像加熱装置の断面図
【図3】本発明の第1の実施例の像加熱装置の発熱部の
投影図
【図4】本発明の第1の実施例の像加熱装置の像加熱装
置の断面図
【図5】本発明の第1の実施例の像加熱装置の着脱動作
を示す側面図
【図6】本発明の第1の実施例の画像形成装置の扉開閉
機構の側面図
【図7】本発明によらない保持部材の変形を説明するた
めの保持部材の断面図
【図8】本発明の第1の実施例のクリーナ部材の別の形
態の側段面図
【図9】本発明の第1の実施例のクリーナ部材のさらに
別の形態の側段面図
【図10】本発明の第2の実施例の像加熱装置の断面図
【図11】本発明の第2の実施例の像加熱装置の発熱部
の断面図
【図12】本発明の第3の実施例の像加熱装置の発熱部
の軸を含む面での断面図
【図13】本発明の第3の実施例の像加熱装置の発熱部
の軸に垂直な面での断面図
【図14】本発明の第4の実施例の励磁手段の軸を含む
面での断面図
【図15】本発明の第4の実施例の励磁手段の軸に垂直
な面での断面図
【図16】本発明の第4の実施例の保持部材の保持部分
の拡大図
【図17】本発明の第4の実施例の保持部材の別の形態
を示す断面図
【図18】本発明の第5の実施例の像加熱装置の側面図
【図19】本発明の第5の実施例の像加熱装置の断面図
【図20】本発明の第6の実施例の画像形成装置の側断
面図
【図21】本発明の第6の実施例の像加熱装置の側断面
【図22】本発明の第6の実施例の発熱ローラの中心軸
の位置決め溝の側面図
【図23】本発明の第7の実施例の像加熱装置の発熱部
の断面図
【図24】本発明の第8の実施例の像加熱装置の発熱部
の断面図
【図25】本発明の第8の実施例の像加熱装置の発熱部
の投影図
【図26】従来の像加熱装置の発熱部の断面図
【図27】従来の像加熱装置の発熱部の斜視図
【図28】従来の別の像加熱装置の発熱部の断面図
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電器 3 レーザビームスキャナ 4 レーザビーム 5 現像器 6 現像ローラ 7 給紙部 8 記録紙 9 レジストローラ 10 転写ローラ 11 トナー像 12 クリーニング装置 13 紙ガイド 14 定着器 15 排紙ガイド 16 排紙トレイ 17 外装板 18 定着扉 19 ヒンジ 20 定着ベルト 21 発熱ローラ 22 定着ローラ 23 圧力ローラ 24 励磁手段 25 コイル 26 C型コア 27 中心コア 28 コイルガイド 29 取付部材 30 コネクタ 31 励磁回路基板 33 定着側板 34 定着軸受 35 中心軸 36 可動側板 37 フランジ 38 張力バネ 39 押圧バネ 400 クリーナローラ 40 移動ガイド 41 中心軸ガイド 42 本体側板 43 定着ガイド 44 半円ギア 45 リンクギア 46 リンクピン 47 リンクアーム 48 取付部材ピン 50 クリーニングブレード 51 クリーナパッド 52 張力バネ 53 発熱軸受 54 位置決めピン 55 取付孔 56 保持アーム 57 取付部材 58 空隙 59 固定部 60 取付ビス 61 発熱定着ローラ 62 軸受 63 押圧バネ 64 定着底板 65 本体底板 66 定着ガイド 67 前扉 68 ベルトユニット 69 中間転写ベルト 70 支持軸 71 クリーナ 72 作像ユニット 73 キャリッジ 74 上面扉 75 ミラー 77 センサ支持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立松 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−152798(JP,A) 特開 平11−297462(JP,A) 特開 平8−137306(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 H05B 6/00 - 6/44

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する発熱ローラを有する発熱手段
    と、 前記発熱ローラに対向して配置され、前記発熱ローラを
    励磁するための励磁位置と前記発熱手段の移動を妨げな
    い待避位置との間を移動可能に設けられ、前記発熱ロー
    ラを外部から励磁して発熱させる励磁手段と、前記待避位置に位置づけられた 前記励磁手段に対して、
    前記発熱手段を移動可能に案内する案内手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記案内手段は、 前記発熱ローラの半径方向への前記発熱手段の移動を案
    内することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記励磁手段は、 前記発熱手段が移動する際に、前記発熱ローラを励磁す
    るための励磁位置から前記発熱手段の移動を妨げない待
    避位置へ移動することを特徴とする請求項2記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記励磁手段は、 装置本体に設けられた扉の開閉に連動して前記励磁位置
    と前記待避位置との間を移動することを特徴とする請求
    項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記励磁手段は、 前記発熱ローラを外部から励磁する励磁コイルと、 絶縁性の非磁性材料からなり、前記励磁コイルを保持す
    る保持部材と、を有し、 前記保持部材を前記発熱手段の方向へ付勢する付勢手段
    と、 前記保持部材を前記発熱ローラの半径方向に平行移動す
    るように案内する平行ガイドと、 をさらに有することを特徴とする請求項2記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記案内手段は、 前記発熱ローラの回転軸方向への前記発熱手段の移動を
    案内することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記励磁手段は、 前記発熱ローラとの対向面が前記発熱ローラの外周面に
    沿った円弧面状に形成され、 前記案内手段は、 前記励磁手段近傍では前記発熱ローラの外周面が前記円
    弧面から遠ざかる第1の方向へ前記発熱手段を移動さ
    せ、前記第1の方向への移動後、前記第1の方向とは異
    なる第2の方向へ移動させることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記発熱手段は、 前記発熱ローラに回転可能に懸架された可撓性の定着ベ
    ルトを有し、 前記案内手段は、 前記定着ベルトの懸架方向への前記発熱手段の移動を案
    内することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 発熱手段と、前記発熱手段を外部から誘
    導加熱する励磁手段と、を有する画像形成装置であっ
    て、 前記発熱手段および前記励磁手段は、別体として構成さ
    れるとともに、前記画像形成装置本体に対して別々に取
    り付けられ、 前記励磁手段は、前記発熱手段を励磁する励磁位置と、
    前記励磁位置とは異なる非励磁位置とを取り得るように
    前記画像形成装置本体に取り付けられ、 前記発熱手段は、用紙上の未定着像を加熱する像加熱位
    置と、前記画像形成装置本体から取り外し可能な取り外
    し位置とを取り得るように前記画像形成装置本体に取り
    付けられることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 発熱手段と、前記発熱手段を外部から
    誘導加熱する励磁手段と、を有する画像形成装置であっ
    て、 前記発熱手段および前記励磁手段は、別体として構成さ
    れるとともに、前記画像形成装置本体に対して別々に取
    り付けられ、 前記発熱手段は、前記画像形成装置本体に着脱可能に取
    り付けられ、 前記励磁手段は、 前記発熱手段を励磁する励磁位置と、前記励磁位置とは
    異なる非励磁位置とを 取り得るように前記画像形成装置
    本体に取り付けられ、 前記発熱手段が装置本体から取り外された状態で、前記
    非励磁位置に位置し、前記発熱手段が装置本体に装着さ
    れ、用紙上の未定着像を加熱する像加熱位置に位置付け
    られた状態で、前記励磁位置に位置するように構成され
    る、 ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 複数の支持部材に回転可能に懸架され
    る無端状で可撓性の定着ベルトと、 前記定着ベルトが前記複数の支持部材のうち第1の支持
    部材に懸架されている部分で前記定着ベルトの外周面に
    対向する励磁手段と、 前記第1の支持部材を他の支持部材に対して移動可能に
    保持する移動手段と、 前記第1の支持部材を所定の方向に付勢して前記定着ベ
    ルトに張力を付与する付勢手段と、を有し、 前記励磁手段は、 前記第1の支持部材とともに移動可能に保持されること
    を特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記励磁手段は、 前記第1の支持部材との距離が一定に保たれたまま移動
    可能に保持されることを特徴とする請求項11記載の画
    像形成装置。
  13. 【請求項13】 用紙上の未定着像を加熱する像加熱装
    置を有する画像形成装置であって、 前記像加熱装置は、 前記画像形成装置本体に着脱可能に装着される発熱手段
    と、 前記発熱手段を外部から誘導加熱する励磁手段と、を有
    し、 前記発熱手段および前記励磁手段は、 前記像加熱装置の側板に対して移動可能に取り付けられ
    ることを特徴とする画像形成装置。
JP2003020985A 2003-01-29 2003-01-29 像加熱装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP3461176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003020985A JP3461176B2 (ja) 2003-01-29 2003-01-29 像加熱装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003020985A JP3461176B2 (ja) 2003-01-29 2003-01-29 像加熱装置および画像形成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000188905A Division JP2002006658A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 像加熱装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003263045A JP2003263045A (ja) 2003-09-19
JP3461176B2 true JP3461176B2 (ja) 2003-10-27

Family

ID=29208395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003020985A Expired - Fee Related JP3461176B2 (ja) 2003-01-29 2003-01-29 像加熱装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3461176B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10247367A1 (de) 2002-10-10 2004-04-22 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Einrichtung und Verfahren zum Umdrucken und Fixieren mit einem geführten und einem freien Transportabschnitt
JP4340527B2 (ja) * 2003-12-15 2009-10-07 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US7155142B2 (en) * 2004-04-06 2006-12-26 Eastman Kodak Company Tension control for a belt fuser/finisher
JP4841179B2 (ja) * 2005-06-17 2011-12-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP4789538B2 (ja) * 2005-08-04 2011-10-12 株式会社リコー 定着装置および該定着装置を有する画像形成装置
JP4725598B2 (ja) * 2008-05-27 2011-07-13 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5197280B2 (ja) * 2008-10-02 2013-05-15 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP5218027B2 (ja) * 2008-12-25 2013-06-26 富士ゼロックス株式会社 定着装置および画像形成装置
JP5412486B2 (ja) * 2010-12-17 2014-02-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及びこれを備える画像形成装置
JP6175821B2 (ja) * 2013-03-14 2017-08-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003263045A (ja) 2003-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4841179B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7369804B2 (en) Fixing device
US7907870B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus
JP4015114B2 (ja) 電磁誘導発熱ローラ、加熱装置、及び画像形成装置
US6937837B2 (en) Image heating apparatus having a limiting member
US5970299A (en) Image heating apparatus
US20070071523A1 (en) Image heating apparatus
JP2007322975A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2010108005A (ja) 画像形成装置
US6605802B2 (en) Image heating apparatus and heat generating rotary member for use in the same
KR100792083B1 (ko) 프린터 장치 및 정착 장치
JP2002006658A (ja) 像加熱装置および画像形成装置
US8503918B2 (en) Image heating apparatus
JP3461176B2 (ja) 像加熱装置および画像形成装置
JP4731982B2 (ja) 像加熱装置
US7021753B2 (en) Image heating device having excessive temperature rise prevention function
WO2004066033A1 (en) Heating device and fuser utilizing electzromagnetic induction
JP5863385B2 (ja) 画像加熱装置
US7424259B2 (en) Fixing apparatus
JP4353120B2 (ja) 定着装置
JPH0926719A (ja) 像加熱装置
JPH11297463A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2004094266A (ja) 像加熱装置
JP2006011217A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2001250670A (ja) 誘導加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees