JP4725598B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および当該定着装置を用いた画像形成装置に関し、特に、ベルトを用いた電磁誘導加熱方式の定着装置において、当該ベルトの蛇行を防止しつつ、その耐久性を向上させる技術に関する。
プリンタ等の画像形成装置では、近年、ハロゲンヒータを熱源とする定着装置よりも省エネルギー化を図れる、定着ベルトを用いた電磁誘導加熱方式の定着装置を備えるものが採用され始めている。(例えば、特許文献1)
図6(a)は、このような方式の定着装置1000の構成例を示す横断面図であり、また、図6(b)は、この定着装置1000を定着ローラと加圧ローラの軸心を含む平面で切断したときの断面図である。
同図6(a)に示すように、定着装置1000は、定着ベルト1155、定着ローラ1150、加圧ローラ1160、磁束発生部1170および規制板1156などを備えている。
定着ベルト1155は、誘導発熱層を含む円筒状の弾性変形可能なベルトであり、矢印Q方向に周回駆動される。
定着ローラ1150は、軸芯1151の表面が弾性体層1152で覆われており、定着ベルト1155の周回経路内側に配されている。
加圧ローラ1160は、定着ベルト1155の周回経路外側に配され、定着ベルト1155を介して定着ローラ1150を押圧し、定着ニップ1310を確保する。
加圧ローラ1160は、駆動モータ(不図示)からの駆動力を受けて矢印P方向に回転する。この駆動力が定着ローラ1150と定着ベルト1155に伝わることにより、定着ローラ1150と定着ベルト1155が従動回転する。
磁束発生部1170は、定着ベルト1155の周回経路外側であり定着ベルト1155を挟んで加圧ローラ1160に相対する位置に配され、定着ベルト1155の誘導発熱層を発熱させるための磁束を発生させる。
規制板1156は、定着ベルト1155の周回経路内側であり定着ベルト1155を介して磁束発生部1170に対向する位置に配され、定着ベルト1155の曲率に沿って湾曲しており、周回駆動される定着ベルト1155の裏面に面接触して定着ベルト1155をその周回方向に案内しつつ定着ベルト1155と磁束発生部1170との相対位置を規制する。
以上の構成において、定着ベルト1155が周回駆動されつつ磁束発生部1170から磁束が発せられると、定着ベルト1155内の誘導発熱層の、磁束発生部1170に対向する部分が主に発熱し、この発熱部分が定着ニップ1310に至り、定着ニップ1310の領域が定着に適した温度まで昇温され、シート(不図示)上に形成されたトナー像が定着ニップ1310を通過する際に、加熱、加圧されて当該シートに熱定着される。
ところで、定着ニップにおけるニップ圧は、各ローラの製造上の誤差などの関係で、加圧ローラ1160の軸方向において完全に均一にすることは難しく、これにより定着ベルト1155が軸方向に微少に位置ずれしながら周回する、いわゆる蛇行が生じる。
このように定着ベルト1155の蛇行が発生すると、シート上の未定着トナーが擦られて画像劣化が生ずる。
これを避けるため、定着ローラ1150の両端に1対の鍔状のガイド板1157を装着し、当該ガイド部1157内側の面を定着ベルト1155の両縁に接触させて、定着ベルト1155の蛇行を規制することが考えられる。
特開2007−264421号公報 特開2007−108212号公報
しかしながら、上述のようなガイド板1157が装着された定着装置1000では、定着ローラ1150が加圧ローラ1160の押圧により弾性変形して、定着ニップ1310が形成される際、図6(b)に示すように、定着ローラ1150の弾性体層1152の特に端部において、上記弾性変形により軸方向外側(図のA方向)に作用する内部応力が生じるため、弾性体層1152の端部と定着ベルト1155の縁が、ガイド部1157のガイド面に強く押し付けられ、この状態でB方向にも変形が生じるので、押し付けられた部位に摩耗が生じ易くなっている。
特に、定着ベルト1155は、ガイド部1157と接触している縁の面積が極めて小さいため、応力も集中し易く、そのために摩耗が促進され、早期に劣化し易いといった問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、定着ベルトと磁束発生部との相対位置を規制部材により規制する構成において、定着ベルトの蛇行を防止しつつ、当該定着ベルトの劣化を低減可能な定着装置およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、無端状のベルトの周回経路内側に配され、周面に弾性体層を有する第1ローラを、前記ベルトの外側から当該ベルトを介して第2ローラで押圧して、当該ベルト表面と第2ローラの間に定着ニップを形成すると共に、前記ベルトを周回駆動させつつ加熱して、未定着画像の形成されたシートを前記定着ニップに通して、前記未定着画像の熱定着を行う定着装置であって、前記ベルトの周回経路内側において、前記第1ローラと平行に配され、周回駆動されるベルトの裏面に接触して、当該ベルトの周回経路を規制する周回経路規制部材と、前記ベルトの外側において、前記ベルトを挟んで前記周回経路規制部材と対向する位置に配され、前記ベルトを加熱するための磁束を発生させる磁束発生部と、前記第1のローラの両端側に配され、それぞれ前記第1ローラの回転軸の方向と直交するガイド面を有し、当該ガイド面を前記ベルトの幅方向の縁に接触させることにより、前記ベルトの前記回転軸の方向における位置を規制する一対の軸方向位置規制部材と前記磁束発生部を、第1ローラの軸と直交する平面において、前記ベルトに向かう第1の方向と、当該第1の方向と交差する第2方向とに付勢する付勢手段と、を備え、前記磁束発生部は、第1ローラの軸方向から見たときに、前記ベルトと対向する部分が凹状となっており、前記一対の軸方向位置規制部材は、それぞれのガイド面が、前記ベルトの当該ガイド面に面する側の縁に、前記定着ニップの形成に起因して変形する領域を除いた領域で接触するように形成されると共に、第1ローラの軸方向から見たときに、前記磁束発生部側が、凸状となっており、前記付勢手段により、前記磁束発生部を前記第1と第2の方向に付勢して、その凹状部分を前記軸方向位置規制部材の凸状部分に当接させることにより、前記磁束発生部と前記ベルトとの相対的な位置決めがなされることを特徴としている。
上記構成では、前記一対の軸方向位置規制部材は、それぞれのガイド面が、当該ガイド面に対応するベルトの縁と、定着ニップの形成に起因して変形する領域を除いた領域で接触しているので、ベルトの蛇行を防止しつつ、その摩耗による劣化を低減でき耐久性が向上する。
さらに、磁束発生部と周回経路規制部材との相対的な位置決めが容易になる。
また、前記周回経路規制部材は、その第1ローラ軸方向両端部において前記一対の軸方向位置規制部材により支持されてもよい。
これにより、周回経路規制部材と軸方向位置規制部材との相対的な位置決めが容易になる
お、本発明は、上記定着装置を備えた画像形成装置としてもよい。
また、前記無端状のベルト、第1ローラ、第2ローラ、周回経路規制部材および軸方向位置規制部材が、前記磁束発生部とは分離されてユニット化され、当該ユニットが装置本体に対して着脱自在に構成されてもよい。
このようにベルト、第1ローラ及び第2ローラをユニット化して、磁束発生部と分離して、着脱可能としているので、高価な磁束発生部を引き続き使用しつつ、消耗する部分のみの交換が可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した場合を例にして説明する。
図1は、当該プリンタ1の全体の構成を示す断面概略図である。
同図に示すように、このプリンタ1は、画像プロセス部3、給紙部4、定着部5および制御部60を備えており、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像形成を実行する。
以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
<画像プロセス部>
画像プロセス部3は、作像部3Y,3M,3C,3K、光学部10、中間転写ベルト11などを備えている。
作像部3Yは、感光体ドラム31Yと、その周囲に配設された帯電器32Y、現像器33Y、一次転写ローラ34Y、および感光体ドラム31Yを清掃するためのクリーナ35Yなどを備えており、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。なお、他の作像部3M〜3Kについても、トナーの色が異なる以外は作像部3Yと同様、帯電器32M〜32Kなどの構成を有するが、図面が煩雑になるのを防ぐため、それらの符号は表記していない。
中間転写ベルト11は、無端状のベルトであり、駆動ローラ12と従動ローラ13に張架されて矢印C方向に周回駆動される。
光学部10は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、感光体ドラム31Y〜31Kを露光走査する。
この露光走査により、帯電器32Y〜32Kにより帯電された感光体ドラム31Y〜31K上に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像器33Y〜33Kにより現像されて感光体ドラム31Y〜31K上にY〜K色のトナー像が、中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。
一次転写ローラ34Y〜34Kにより作用する静電力により中間転写ベルト11上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成され、さらに二次転写位置46方向に移動する。
一方、給紙部4は、用紙Sを収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙Sを搬送路43上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ42と、繰り出された用紙Sを二次転写位置46に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対44などを備えており、中間転写ベルト11上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部4から用紙Sを二次転写位置に給送し、二次転写ローラ45による静電力の作用により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して用紙S上に二次転写される。
二次転写位置46を通過した用紙Sは、さらに定着部5に搬送され、用紙S上のトナー像(未定着画像)が、定着部5における加熱・加圧により用紙Sに定着された後、排出ローラ対71を介して排出トレイ72上に排出される。
<定着部>
図2は、上記定着部5の構成を示す部分断面斜視図であり、図3(a)は、その要部における横断面図である。
なお、図3(a)において、蛇行規制部材157は左右対称形状であり、説明の都合上中心から右半分の形状を省略している。
同図2に示すように、定着部5は、定着ベルト155と、定着ローラ150と、規制板156と、1対の蛇行規制部材157と、加圧ローラ160と、これらをユニット化して保持するフレーム140と、磁束発生部170とを備える。
このようにユニット化されているこれらのもの(フレーム140を含む)を、以下ではローラユニット190という。
定着ベルト155は、図3(a)に示すように、矢印E方向に周回駆動される円筒状のベルトであり、離型層、弾性層およびベース層が、この順に積層されてなり、このうち離型層が表面側に位置する。
定着ベルト155は、その内径が約40mmであり、自立して円筒形を保持できるベルトが用いられている。定着ベルト155のベルト幅方向(定着ローラ150の回転軸方向に相当)長さは、最大サイズのシートの幅方向長さよりも長くなっている。
離型層は、例えば、厚みが約30μmのPFAなどからなる円筒体である。
弾性層は、厚みが約200μmのシリコーンゴムなどからなり、この他、フッ素ブムなどを使用してもよい。
ベース層は、厚みが約40μmのポリイミドなどからなる円筒体である。
定着ローラ150は、図3(a)に示すように、長尺で円柱状の芯金152の周囲を弾性体層153で被覆してなり、定着ベルト155の周回経路(周回走行路)内側に配される。
芯金152は、例えば、アルミニウムからなる外径が約20mmの円柱体である。
この他にも、鉄やステンレス等を用いても構わないが、誘導加熱によって芯金152が加熱することを防止するために、電磁誘導加熱の影響が少ない非磁性材料を用いることが望ましい。
また、場合によっては、PPS(ポリフェニレンサルファイド)のような耐熱性のモールドパイプを使用してもよいであろう。
弾性体層153は、厚みが2mm〜15mm程度のシリコンスポンジゴムからなる円筒体であって、芯金152を被覆している。
なお、弾性体層153の硬度は、経験上、アスカーゴム硬度計で20度以上、60度以下の範囲から、定着ニップ幅等を考慮して適宜決定される。また、材質は、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の発泡弾性体であり、耐熱性及び断熱性の高いものが望まれる。
加圧ローラ160は、同図3(a)に示すように、円柱状の芯金161の周囲に、弾性体層162を介して離型層163が積層されてなり、定着ベルト155の周回経路外側に配置されて、定着ベルト155の外側から定着ベルト155を介して定着ローラ150を押圧して、定着ベルト155表面との間に周方向に所定幅を有する定着ニップ155nが形成される。
芯金161は、例えば、外径10mmのアルミニウム製の円柱体等からなる。
この他にも、鉄やステンレス等を用いても構わず、また、場合によっては、PPS(ポリフェニレンサルファイド)のような耐熱性のモールドパイプを使用してもよいであろう。
弾性体層162は、シリコンスポンジゴム等からなる円筒体であって、その厚みは、経験上、3mm以上、10mm以下の範囲から定着ニップ幅等を考慮して、適宜決定される。
離型層163は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等で成形された円筒体からなり、その厚みは、10μm以上、50μm以下の範囲から適宜決定される。
定着ローラ150と加圧ローラ160は、芯金152、161の軸方向両端部がフレーム140の軸受部(不図示)に回転自在に軸支されると共に、加圧ローラ160は、駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより矢印D方向に回転駆動される。この加圧ローラ160の回転に伴って定着ベルト155と定着ローラ150が矢印E方向に従動回転する。
図2に戻って、磁束発生部170は、コイルボビン171と、裾コア172と、励磁コイル173と、メインコア174と、カバー175とを有し、定着ベルト155の周回経路外側であり、定着ベルト155を挟んで加圧ローラ160と相対する位置に、定着ベルト155にその幅方向に沿って配されている。
励磁コイル173は、規制板156の発熱層(不図示)を加熱するための磁束を発生させるものであり、コイルボビン171に巻かれている。
励磁コイル173から発生される交番磁束は、メインコア174及び裾コア172により多層構造の規制板156に導かれ、規制板156を構成する層のうちの1つである発熱層を貫き、この部分に渦電流を発生させて規制板156を発熱させ、これに接触している定着ベルト155を主に熱伝導により加熱する。この定着ベルト155の昇温により、これと定着ニップ155nで接触している加圧ローラ160も昇温する。
なお、図示していないが定着ベルト155の幅方向中央部の表面温度を検出するためのセンサが別途配置されており、このセンサの検出信号により定着ベルト155の現在の温度を検出し、この検出温度に基づき定着ニップ155nの領域の温度が目標温度に維持されるように励磁コイル173への電力供給が制御される。
定着ニップ155nが目標温度に維持された状態でシートSが定着ニップ155nを通過する際に、シートS上の未定着のトナー像Tが加熱、加圧されて当該シートS上に熱定着される。
規制板156は、同図2に示すように、厚みが約0.4mmであって、長さが定着ベルト155のベルト幅方向長さよりも長い長尺状の板状部材であり、定着ベルト155と接する側から順に、発熱層、整磁合金層および導電層が積層されてなる。
発熱層は、例えば、厚みが15μmの銅などからなり、磁束発生部170から発せられる磁束により発熱する。
整磁合金層は、ニッケルと鉄の合金、もしくは、ニッケルと鉄とクロムの合金などからなり、厚みが約200μmであって、通常の温度では強磁性体であるがキュリー温度を超えると非磁性になる特性を有する。
導電層は、厚みが約200μmの銅などの低抵抗導電材料から形成される。この他にもアルミニウムなどの材料を用いてもよい。
整磁合金層が非磁性に変わることで磁束発生部170からの磁束が発熱層から整磁合金層を介して導電層に通り抜け易くなる。導電層は低抵抗なので、そこで発生した渦電流により磁束発生部170で発生した磁束を打ち消す方向の磁束が発生し、その部分における磁束密度を低下させて発熱層の発熱が抑えられる。
上記キュリー温度は、定着に適した温度(目標温度)よりも約20℃高い温度に設定されており、これにより多数枚の小サイズのシートを連続してプリントする場合に、定着ベルト155のうち、ベルト幅方向に当該シートが通過しない両端側の部分(非通紙部)Pの温度が、当該シートに熱が奪われないために目標温度を上回っても、キュリー温度を大幅に超えることがなくなって、定着ベルト155にダメージを与えるような高温に至るといったことが防止される。なお、設定すべきキュリー温度は、上記の温度に限られず、通紙部の温度が所定の定着温度を維持しつつ、非通紙部が過昇温しないように定着部5の構成等に応じて実験などにより適宜設定される。
図3(a)に示すように、規制板156は、定着ベルト155の周回経路内側かつ定着ベルト155を介して磁束発生部170に対向する位置に配置され、その両端が後述する1対の蛇行規制部材157によって支持されており、定着ベルト155の裏面に接触して、誘導加熱により生じた熱を定着ベルト155に伝熱するだけでなく、周回駆動される定着ベルト155をその周回方向に案内しつつ、定着ベルト155と磁束発生部170の相対位置を規制するという、定着ベルト155の周回経路規制部材としても機能する。
また、規制板156の、励磁コイル173に対向する面(以下、「規制板表面」という。)156aの曲率は、静止時における定着ベルト155の、磁束発生部170に対向する部分の裏面の曲率に略等しくなるように湾曲した断面円弧状に形成されている。
蛇行規制部材157は、円板の一部が切り欠かれた1対の板状部材であり、これらが互いに対向するように設けられており、両者の間隔は、定着ベルト155の幅よりも約1mm大きくなっている。
そして、図3(b)に示すように、対向するガイド面157a同士の一方が、定着ベルト155の両縁の一方であって、定着ニップ155nの形成に起因して変形する領域(以下、「変形領域」という。)を除いた領域で接触するようにフレーム140に固定され、他方のガイド面もこれと同様にして定着ベルト155の他方の縁と接触するようにフレーム140に固定されている。
このような構成により、定着ベルト155の定着ローラ軸芯方向における蛇行を防止することができ、また、定着ニップ155n及びその周辺の領域Mにおいて、弾性体層153と定着ベルト155とが両端方向に押し伸ばされても、この変形によって張り出す部分が、蛇行規制部材157が接触しないので、蛇行規制部材157と定着ベルト155との間で、定着ベルト155の縁において、局所的な摩擦の増加が生じず、定着ベルト155の両縁の劣化が抑制される。
なお、ガイド面157aは、テフロンコーティングなどの摩擦係数を低減する処理が施されることが望ましい。
図2に戻って、ローラユニット190は、プリンタ1の本体部(不図示)及び磁束発生部170に対して着脱自在となっている。
これは、ローラユニット190に含まれる定着ローラ150や定着ベルト155が劣化したときに、ローラユニット190単位で交換を行うためである。
係合位置調整機構180は、磁束発生部170が設けられているプリンタ1の本体部にローラユニット190を装着する動作に伴って、自動的に磁束発生部170を適切な位置に誘導し、当該磁束発生部170とローラユニット190に含まれる規制板156との相対位置を一義的に決定する機構である。
より具体的には、係合位置調整機構180は、コの字の断面形状を有し、磁束発生部170に沿って設けられたハウジング部181と、当該ハウジング部181の主面181dに設けられた長穴181b,181cと側面181eに設けられた長穴181aとにそれぞれ挿嵌されて、磁束発生部170のカバー175と接続されている有頭ピン183、184及び182と、これらの有頭ピンの首下に嵌挿され、ハウジング部181の内壁と磁束発生部170のカバー175との間に圧縮された状態で挟持されているばね185とを有している。
さらに、これと同様の構成が、同図において描画を省略しているハウジング部181の手前側部分にも存在している。
これらの構成により、磁束発生部170は、定着ベルトがある方向(Z’方向)と、シート搬送方向のうち定着ローラ150よりも上流側の方向(X’方向)とに付勢され、これらの各方向に数ミリほど変位可能なように遊びを有した状態で係合位置調整機構180によって保持されている。
図4(a)及び図4(b)は、係合位置調整機構180による位置調整動作を説明する図である。
図4(a)に示すように、ローラユニット190をプリンタ1の本体部200に装着するために、本体部200の基準面200a上でローラユニット190をZ方向にスライドさせる。
このとき、蛇行規制部材157の中心線V1と磁束発生部170の中心線V2のレベルは一致しておらず、中心線V1が中心線V2よりもX方向側に位置している。
さらに、ローラユニット190をZ方向にスライドさせると、やがて、磁束発生部170のコイルボビン171の底面171aと蛇行規制部材157の縁とが接触する。
底面171aの曲率と蛇行規制部材157の縁の曲率とがほぼ等しく、一方が凹、他方が凸となっているため、蛇行規制部材157の縁を底面171aに押し当てると、底面171aに対してZ方向に作用する力が、Z方向へと押し付ける力と、X方向へと押し上げる力とに分力されて、磁束発生部170がZ方向に後退しつつX方向へと移動する。
その結果、図4(b)に示すように、中心線V1が中心線V2は略一致し、X軸方向及びZ軸方向における磁束発生部170と蛇行規制部材157の相対位置が一義的に決まる。
また、規制板156は、蛇行規制部材157に固定されているので、磁束発生部170と規制板156の相対位置も一義的に決まり、磁束発生部170と規制板156との距離も安定するので、誘導加熱時の加熱量のばらつきが生じにくい。
なお、厳密には、製品精度を考慮して、底面171aの曲率よりも蛇行規制部材157の縁の曲率の方が若干小さくなっているので、両者の間にガタが生じ易くなっているが、有頭ピン182に挿嵌されたばね185がX’方向に付勢しているため、このガタの発生が防止されている。
このようなガタの発生を防止しなくてもよいのであれば、有頭ピン182に挿嵌されたばね185を省略してもよい。
以上のように、本実施の形態における定着部5では、蛇行規制部材157のガイド面157aが定着ベルト155の縁の変形領域以外の領域で接触するため、定着ベルトの蛇行を防止すると共に、定着ベルト155が変形してもガイド面157aに押し付けられることがないので定着ベルトの劣化が抑制される。
<変形例>
以上、本発明を種々の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上記実施の形態に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を考えることができる。
(1)上記実施の形態では、蛇行規制部材157は、円板の一部が切り欠かれた形状としたが、これに限るものではない。
上記切り欠きは、蛇行規制部材157が、定着ベルト155の縁における変形領域で接触するのを避ける目的で形成されたものであり、このような切り欠きを設ける代わりに、蛇行規制部材157を円盤形状にして、上記切り欠き部分に相当する部分を外側に折り曲げるようにしても目的を達成できる。
また、蛇行規制部材157は、例えば、板状ではなく厚みのある部材であってもよく、また、図5に示す変形例のように、定着ベルト155の縁に沿ってもうけられた弧状の部材257であってもよく、要するに、定着ベルトの縁の変形領域を除いた領域で接触するガイド面を有し、定着ベルト155の軸方向の位置規制する軸方向位置規制部材でありさえすれば、どのような形状であっても構わない。
(2)上記実施の形態では、整磁合金層、発熱層が規制板156に設けられ、規制板156が加熱される構成であったが、これに限らず、整磁合金層及び発熱層を定着ベルトに設けて、定着ベルトを直接加熱する構成であってもよい。
この場合、定着ベルトは、ベルト外表面から順に、離型層、弾性層、発熱層、整磁合金層およびベース層からなる。規制板156は、厚みが約200μm程度の銅などの低抵抗導電材料からなる導電層だけの単層構造で構わない。
(3)上記実施の形態では、定着ベルト155の離型層は、PFAからなるとしたが、これに限るものではなく、例えば、PTFE、FEP、PFEP等のフッ素樹脂、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を用いてもよい。
また、その厚みも60μmとしたが、これに限るものではなく、所定の定着ニップ幅を確保する上では、経験上、5μm以上、100μm以下の範囲から適宜決定すればよい。
(4)上記実施の形態では、離型層155aは、厚みが約20μmのPFAなどからなる円筒体としたが、これに限るものではなく、材質としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ETFE(テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体)を用いてもよく、また、厚みは、経験上5μm以上、100μm以下程度であればよい。
さらに、離型層155aは、円筒体でなくてもよく、例えば、弾性体層155b表面に、PFA、PTFEまたはETFEなどをコーティングすることにより形成してもよい。
(5)係合位置調整機構180は、ばね185を有しているとしたが、これに限らず、例えば、ゴムや弾性を有する樹脂でも構わず、要するに、磁束発生部170を所定の方向に付勢する付勢手段があればよい。
(6)なお、上記実施の形態では、タンデム型のカラープリンタについて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、モノクロプリンタであってもよく、さらに、複写機やファックスといった付加機能を有する装置であってもよく、要するに、定着ベルトと規制板を用いる誘導加熱方式の定着装置を備えた全ての画像形成装置に適用されるものである。
本発明は、定着ベルトを用いる定着装置及びこれを用いる画像形成装置に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係るタンデム型カラーデジタルプリンタの断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る定着部の部分断面斜視図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係る定着部の要部構成を示す横断面であり、(b)は、本発明の実施の形態に係る定着部の要部構成を示す軸方向断面である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る係合位置調整機構の動作を示す図である。 本発明の実施の形態に係る定着部の変形例を示す図である。 (a)は、従来技術を適用して定着ベルトの蛇行を規制する構成を示す横断図であり、(b)は、その軸芯方向断面である。
符号の説明
1 プリンタ
3 画像プロセス部
3Y,3M,3C,3K 作像部
4 給紙部
5 定着部
10 光学部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 従動ローラ
31 感光体ドラム
32 帯電器
33 現像器
34 一次転写ローラ
35 クリーナ
41 給紙カセット
42 繰り出しローラ
43 搬送路
44 タイミングローラ対
45 二次転写ローラ
46 二次転写位置
60 制御部
71 排出ローラ対
72 排出トレイ
115 裏面
140 フレーム
150 定着ローラ
152 芯金
153 弾性体層
155 定着ベルト
155a 離型層
155b 弾性体層
155n 定着ニップ
156 規制板
157 蛇行規制部材
157a ガイド面
160 加圧ローラ
161 芯金
162 弾性体層
163 離型層
170 磁束発生部
171 コイルボビン
171a 底面
172 裾コア
173 励磁コイル
174 メインコア
175 カバー
180 係合位置調整機構
181 ハウジング部
181a,181b, 181c 長穴
181d 主面
181e 側面
182, 183, 184 有頭ピン
190 ローラユニット
200 本体部
200a 基準面
257 弧状の部材

Claims (5)

  1. 無端状のベルトの周回経路内側に配され、周面に弾性体層を有する第1ローラを、前記ベルトの外側から当該ベルトを介して第2ローラで押圧して、当該ベルト表面と第2ローラの間に定着ニップを形成すると共に、前記ベルトを周回駆動させつつ加熱して、未定着画像の形成されたシートを前記定着ニップに通して、前記未定着画像の熱定着を行う定着装置であって、
    前記ベルトの周回経路内側において、前記第1ローラと平行に配され、周回駆動されるベルトの裏面に接触して、当該ベルトの周回経路を規制する周回経路規制部材と、
    前記ベルトの外側において、前記ベルトを挟んで前記周回経路規制部材と対向する位置に配され、前記ベルトを加熱するための磁束を発生させる磁束発生部と、
    前記第1のローラの両端側に配され、それぞれ前記第1ローラの回転軸の方向と直交するガイド面を有し、当該ガイド面を前記ベルトの幅方向の縁に接触させることにより、前記ベルトの前記回転軸の方向における位置を規制する一対の軸方向位置規制部材と
    前記磁束発生部を、第1ローラの軸と直交する平面において、前記ベルトに向かう第1の方向と、当該第1の方向と交差する第2方向とに付勢する付勢手段と
    を備え、
    前記磁束発生部は、第1ローラの軸方向から見たときに、前記ベルトと対向する部分が凹状となっており、
    前記一対の軸方向位置規制部材は、それぞれのガイド面が、前記ベルトの当該ガイド面に面する側の縁に、前記定着ニップの形成に起因して変形する領域を除いた領域で接触するように形成されると共に、第1ローラの軸方向から見たときに、前記磁束発生部側が、凸状となっており、
    前記付勢手段により、前記磁束発生部を前記第1と第2の方向に付勢して、その凹状部分を前記軸方向位置規制部材の凸状部分に当接させることにより、前記磁束発生部と前記ベルトとの相対的な位置決めがなされること
    を特徴とする定着装置。
  2. 前記周回経路規制部材は、その第1ローラ軸方向両端部において前記一対の軸方向位置規制部材により支持されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ベルトまたは前記周回経路規制部材は、所定温度を超えると強磁性から非磁性に可逆的に変化する整磁合金層を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
  5. 前記無端状のベルト、第1ローラ、第2ローラ、周回経路規制部材および軸方向位置規制部材が、前記磁束発生部とは分離されてユニット化され、当該ユニットが装置本体に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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