JP2006301106A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニップ部に加圧用軸として回転部材を配置する加熱装置において、回転部材のたわみを低減でき、高加圧が可能な加熱装置の提供。
【解決手段】移動部材10と、前記移動部材と接触して回転する回転部材5と、前記移動部材を加熱する加熱手段19と、前記移動部材を挟んで前記回転部材との間にニップ部Nを形成する加圧部材30と、を有し、前記ニップ部で被加熱材Pを挟持搬送しつつ加熱する加熱装置において、前記回転部材を被加熱材搬送方向と交差する長手方向で回転可能に保持する保持部材6a・6b・6cと、前記保持部材を支持すると共に前記回転部材と前記加圧部材との間に発生する加圧力を受ける支持部材22と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被加熱材を加圧・加熱する加熱装置に関するものであり、特に電子写真式あるいは静電記録式等の画像形成装置の定着装置として用いれば好適な加熱装置に関するものである。
画像形成装置において、被記録材(転写シート・OHPシート・印刷用紙など)に形成担持させた画像情報の未定着画像(トナー画像)を被記録材面に永久固着画像として加熱定着させる定着装置としては熱ローラ方式の装置が広く用いられていた。
近年では、クイックスタートや省エネルギーの観点からフィルム加熱方式が実用化されている。また電磁誘導加熱方式の装置も提案されている。
a)フィルム加熱方式
フィルム加熱方式の定着装置(定着器)は、特許文献1〜4等に提案されている。
即ち、加熱体としてのセラミックヒータと、加圧部材としての加圧ローラとの間に耐熱性フィルム(定着フィルム、定着ベルト)を挟ませて定着ニップ部を形成させている。そして前記定着ニップ部の定着フィルムと加圧ローラとの間に未定着トナー画像を形成担持させた被記録材を導入して定着フィルムと一緒に挟持搬送させている。これにより定着ニップ部においてセラミックヒータの熱を定着フィルムを介して被記録材に与え、さらに定着ニップ部の加圧力にて未定着トナー画像を被記録材面に定着させている。
このフィルム加熱方式の定着装置は、セラミックヒータ及び定着フィルムとして低熱容量の部材を用いてオンデマンドタイプの装置を構成することができる。すなわち、画像形成装置の画像形成実行時のみ熱源としてのセラミックヒータに通電して所定の定着温度に発熱させた状態にすれば良い。したがって画像形成装置の電源オンから画像形成実行可能状態までの待ち時間が短く(クイックスタート性)・スタンバイ時の消費電力も大幅に小さい(省電力)等の利点がある。
b)電磁誘導を用いたフィルム加熱方式
特許文献5には、定着フィルム自身あるいは定着フィルムに近接させた導電性部材に渦電流を発生させ、その時のジュール熱によって発熱させる加熱装置が提案されている。この電磁誘導を用いたフィルム加熱方式は、発熱域を被加熱材に近接させることができるため、セラミックヒータを用いたフィルム加熱方式に比べ、さらなる消費エネルギーの効率向上が達成できる。
フィルム加熱方式あるいは電磁誘導を用いたフィルム加熱方式の定着装置において、回転体としての円筒状もしくはエンドレスフィルム状の定着フィルムの駆動方法として、以下の2つの方法がある。1つは、定着フィルム内周面を案内するフィルムガイド部材(フィルム支持部材)と加圧ローラとで圧接された定着フィルムを加圧ローラの回転駆動によって従動回転させる方法(加圧ローラ駆動方式)である。他の1つは、逆に駆動ローラとテンションローラによって張架されたエンドレスフィルム状の定着フィルムの駆動によって加圧ローラを従動回転させるものである。
定着フィルム内面とフィルムガイド部材には、定着フィルムとフィルムガイド部材との摩擦による回転トルクの影響を軽減するために、耐熱性グリース等の潤滑剤を介在させる等している。フィルム加熱方式の装置においては、特許文献6に提案されているように、定着フィルムとフィルムガイド部材との間に潤滑剤(グリース)を介在させることにより定着フィルムとフィルムガイド部材との間の摺動性を確保していた。
フィルム加熱方式の定着装置では、特に印字速度の高速化を行う場合やカラー画像を定着する必要のある画像形成装置において、供給電力に制約がある中で、未定着画像の定着性や光沢性等を向上させるため、より高い加圧力をニップ部に加えることが望まれる。
しかしながら、加圧力を上げる事で対応する場合、ヒーター加熱による定着器においては、ニップ部にセラミックヒーター等を配置するため、ヒーター強度が制約条件となり、高い加圧力を加えることがむずかしい構成であった。
また、電磁誘導加熱方式を用いた定着器においては、ヒーター加熱と同様に、定着フィルムと加圧ローラはニップ部に摺動面を持つことから、摺動部の強度が制約条件となって加圧力に制約があると共に加圧力を増すと摺動抵抗が増えてしまう。そのため、定着フィルムや摺動部の耐久性、駆動トルクの増加、または摺動抵抗の増加によって定着フィルムに回転異常が起きる可能性がある。
更に、ヒーター加熱による定着器、および電磁誘導加熱方式を用いた定着器においても、ヒーターあるいは定着フィルムと加圧ローラの摺動面が広い面積で接触し構成されている。このため、フィルム内部を構成する多くの部品の熱容量に影響され、従来のローラー定着等と比較するとウォームアップタイムの短縮が可能なものの限界があった。
特許文献7には、ベルト状フィルムを用いたベルト定着方式の定着装置においてベルト内部のニップ形成部に加圧用軸としてステンレス製の対向ローラーを設ける構成が提案されている。しかしながら、この場合も加圧力を上げるには、対向ローラーにおいて加圧力に耐え、たわみの出ない軸径を確保する必要があり、その結果、対向ローラーの熱容量が大きくなり、装置のウォームアップに多くの時間を要する可能性がある。
また、加圧力を上げた際の加圧用軸のたわみ対策として、特許文献8において複数のバックアップローラーの追加によるたわみの防止や熱容量の低減が提案されている。しかしながら、従来の加圧ローラーに加え更に複数のバックアップローラーが追加されていることで、やはりウォームアップに多くの時間を要する可能性がある。
特開昭63−313182号公報 特開平2−157878号公報 特開平4−44075号公報 特開平4−204980号公報 特開平7−114276号公報 特開平5−27619号公報 特開平5−80666号公報 特開平9−68883号公報
そこで本発明は、ニップ部に加圧用軸として回転部材を配置する加熱装置において、回転部材のたわみを低減でき高加圧が可能な加熱装置を提供することを目的とする。
また本発明は、ニップ部に加圧用軸として回転部材を配置する加熱装置において、回転部材のたわみを低減でき低熱容量で高加圧が可能な加熱装置を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱装置の代表的な構成は、移動部材と、前記移動部材と接触して回転する回転部材と、前記移動部材を加熱する加熱手段と、前記移動部材を挟んで前記回転部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を有し、前記ニップ部で被加熱材を挟持搬送しつつ加熱する加熱装置において、前記回転部材を被加熱材搬送方向と交差する長手方向で回転可能に保持する保持部材と、前記保持部材を支持すると共に前記回転部材と前記加圧部材との間に発生する加圧力を受ける支持部材と、を有することを特徴とする加熱装置、である。
本発明に係る加熱装置の代表的な他の構成は、移動部材と、前記移動部材と接触して回転する回転部材と、前記移動部材を加熱する加熱手段と、前記移動部材を挟んで前記回転部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を有し、前記ニップ部で被加熱材を挟持搬送しつつ加熱する加熱装置において、前記回転部材を被加熱材搬送方向と交差する長手方向で回転可能に保持する保持部材と、前記保持部材を支持すると共に前記回転部材と前記加圧部材との間に発生する加圧力を受ける支持部材と、を有し、前記回転部材の材質が熱伝導率50W/m・K以下の熱伝導率を有する材質であり、前記保持部材の材質が熱伝導率3W/m・K以下の熱伝導率を有する材質であることを特徴とする加熱装置、である。
本発明に係る請求項1の加熱装置によれば、保持部材により回転部材のたわみを低減でき、支持部材により回転部材の高加圧化を実現できる。
本発明に係る請求項2の加熱装置によれば、保持部材により回転部材のたわみを低減でき、支持部材により回転部材の高加圧化を実現できる。さらに保持部材と回転部材の材質をそれぞれ熱伝導率50W/m・K以下、熱伝導率3W/m・K以下の材質とすることによって低熱容量化を実現できる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態例>
(1)画像形成装置例
図16は、本発明に係る加熱装置を画像加熱定着装置(以下、定着装置と記す)として具備させた画像形成装置の一例の概略構成を示す図である。本実施形態の画像形成装置は、電子写真プロセスを利用したカラーレーザプリンタである。
画像形成手段としての画像形成機構部において、先ず、有機感光体やアモルファスシリコン感光体で形成された潜像担持体たる感光ドラム101は、不図示の駆動手段により矢示の反時計方向に所定の搬送速度(周速度)で回転駆動される。そして、感光ドラム101はその回転過程で帯電ローラ等の帯電装置102によって所定の極性及び電位の一様な帯電処理を受ける。
次いで、その帯電処理面は、レーザ光学箱(レーザスキャナー)110から出力されるレーザ光103により、目的の画像情報の走査露光処理を受ける。レーザ光学箱110は不図示の画像読み取り装置等の画像信号発生装置からの目的画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応してオン又はオフに切り換えられて変調したレーザ光103を出力し、感光ドラム101面を走査露光する。これにより、感光ドラム101面に目的画像情報に対応した静電潜像が形成される。このとき、レーザ光学箱110からの出力レーザ光はミラー109によって感光ドラム101の露光位置に偏向される。
フルカラー画像形成の場合は、目的のフルカラー画像における第一の色分解成分画像、例えばイエロー成分画像についての走査露光、潜像形成がなされる。そしてその潜像が4色カラー現像装置104のうちイエロー現像器104Yの作動でイエロートナー画像として現像される。そのイエロートナー画像は感光ドラム101と中間転写ドラム105との接触部(或いは近接部)である一次転写部T1において中間転写ドラム105面に転写される。中間転写ドラム105面に対するトナー画像転写後の感光ドラム101面はクリーナ107により転写残トナー等の付着残留物の除去を受けて清掃される。
上記のような帯電、走査露光、現像、一次転写、清掃のプロセスサイクルが、目的のフルカラー画像の第二の色分解成分画像(例えばマゼンタ成分画像、マゼンタ現像器104Mが作動)について実行され、中間転写ドラム105面にイエロートナー画像が重ねて転写される。次に第三の色分解成分画像(例えばシアン成分画像、シアン現像器104Cが作動)について実行され、中間転写ドラム105面にマゼンタトナー画像が重ねて転写される。最後に第四の色分解成分画像(例えば黒成分画像、黒現像器104Bkが作動)の色分解成分画像について実行され、中間転写ドラム105面に黒トナー画像の4色のトナー画像が重ねて転写される。こうして中間転写ドラム105面に目的のフルカラー画像に対応したカラートナー画像が合成形成される。
中間転写ドラム105は、金属ドラム上に中抵抗の弾性層と高抵抗の表層を設けたものであり、感光ドラム101に接触して或いは近接して感光ドラム101と同じ周速度で上記の駆動手段により矢示の時計方向に回転駆動される。そして中間転写ドラム105の金属ドラムに不図示のバイアス印加手段によりバイアス電位を与えて感光ドラム101との電位差で感光ドラム101側のトナー画像を中間転写ドラム105面側に転写させる。
上記の中間転写ドラム105と転写ローラ106との接触ニップ部である二次転写部T2には不図示の給紙部から所定のタイミングで被加熱材としての被記録材Pが送り込まれる。そして転写ローラ106は被記録材Pの背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで中間転写ドラム105面側から被記録材P側へ合成カラートナー画像を順次に一括転写する。
二次転写部T2を通過した被記録材Pは、中間転写ドラム105面から分離されて定着手段たる定着装置100へ導入され、未定着トナー画像が加熱定着処理されて定着トナー画像となり、機外の不図示の排紙トレーに排出される。
被記録材Pに対するカラートナー画像転写後の中間転写ドラム105はクリーナ108により転写残トナーや紙粉等の付着残留物の除去を受けて清掃される。このクリーナ108は常時は中間転写ドラム105に非接触状態に保持されており、中間転写ドラム105から被記録材Pに対するカラートナー画像の二次転写実行過程において中間転写ドラム105に接触状態に保持される。
また、転写ローラ106も常時中間転写ドラム105に非接触状態に保持されており、中間転写ドラム105から被記録材Pに対するカラートナー画像の二次転写実行過程において中間転写ドラム105に被記録材Pを介して接触状態に保持される。
本実施形態例の画像形成装置は、白黒画像などモノカラー画像のプリントモードも実行できる。また両面画像プリントモード、或いは多重画像プリントモードも実行できる。
両面画像プリントモードの場合は、定着装置100を出た1面目画像プリント済みの被記録材Pは、不図示の再循環搬送機構を介して表裏反転されて再び二次転写部T2へ送り込まれて2面に対するトナー画像転写を受ける。そして被記録材Pは、再度、定着装置100に導入されて2面に対するトナー画像の定着処理を受けることで、両面画像プリントが出力される。
多重画像プリントモードの場合は、定着装置100を出た1回目画像プリント済みの被記録材Pは、不図示の再循環搬送機構を介して表裏反転されずに再び二次転写部T2へ送り込まれて1回目画像プリント済みの面に2回目のトナー画像転写を受ける。そして被記録材Pは、再度、定着装置100に導入されて2回目のトナー画像の定着処理を受けることで多重画像プリントが出力される。
(2)定着装置100の全体的な概略構成
本実施形態例における加熱装置としての定着装置100は、加熱用の可撓性部材として電磁誘導発熱性の円筒状の定着フィルム(定着ベルト)を用いた、加圧ローラ駆動方式、電磁誘導加熱方式の装置である。
以下の説明において、長手方向とは被記録材の搬送方向と直交(交差)し、かつ被記録材の面と平行な方向をいう。
図1は本実施形態例における定着装置100の要部の横断面側面模型図、図2は要部の正面模型図、図3は要部の構成斜視模型図である。
定着装置100において、移動部材としての可撓性部材である円筒状の電磁誘導発熱性の定着フィルム10は横断面略半円弧状樋型の支持体としてのフィルムガイド部材(フィルム支持部材)16にルーズに外嵌されている。フィルムガイド部材16の内部には、加熱手段としての磁場発生手段19が配設されている。磁場発生手段19は、横断面T字形状の磁性コア17a・17b・17cと、励磁コイル18と、を有している。定着フィルム10の内部においてフィルムガイド部材16の下方には、回転部材としての加圧用軸5と、保持部材としての軸受け6a・6b・6cと、軸受け6a・6b・6cを支持する支持部材としての加圧用剛性ステイ22が配設されている。
加圧部材としての加圧ローラ30は、芯金30aと、前記芯金周りに同心一体にローラ状に成形被覆させた、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性・弾性材層30bと、を有し、さらに表層に離型層30cを設けてある。例えば、離型層30cはフッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性かつ耐熱性のよい材料を選択することができる。芯金30aの両端部は装置のフレーム板金14(図3)に加圧ローラーベアリング15a,15bにより回転自由に軸受け保持させて配設してある。
加圧用剛性ステイ(以下、ステイと記す)22は、定着フィルム10よりも横長の部材である(図2)。ステイ22は、横断面略コ字形状に形成してあり、一対の突片22aと、該突片対を連結する連結部22bを有する。ステイ22の長手方向両端部は不図示の装置シャーシの側板対に支持されている。ステイ22の材質は非磁性の特性をもつ材質である。例えば、非磁性特性を持ち、強度が確保でき、炭素鋼等と比較して熱伝導率(約15〜16W/m・K)の低いオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304等)等が用いられる。
図2に示すように、ステイ22の両端部と装置シャーシ側のバネ受け部材29a・29bとの間にそれぞれ加圧バネ25a・25bを縮設させてステイ22に押し下げ力を作用させている。これによりステイ22に固定された軸受け6が加圧され、更に該軸受けに回転可能に保持させた軸5が加圧されて該軸と加圧ローラ30とで定着フィルム10を挟んで圧接する。これによって定着フィルム10と加圧ローラ30との間に所定幅の定着ニップ部(加熱ニップ部)Nが形成される。
加圧用軸(以下、軸と記す)5は、定着フィルム10よりも短く、加圧ローラ30よりも短い横長の部材である。軸5の形状は中心部に中空部を有するパイプ形状である(図1)。
軸受け6a・6b・6cのうち、6a・6cは端部保持部材としての端部軸受けであり、6bは中間保持部材としての中間軸受けである。図4に端部軸受け6a・6cと中間軸受け6bの外観斜視図を示す。(A)は軸左端部用の端部軸受け6aである。(B)は軸右端部用の端部軸受け6cである。(C)は軸端部間用の中間軸受け6cである。端部軸受け6a・6cは、それぞれ、横断面略凸字形状の嵌合突部6a1・6c1を有し、この嵌合突部にはステイ22の突片対22aを挿入する溝6a2・6c2と、定着フィルム10の移動を案内する弧状のガイド部6a3・6c3が形成してある。嵌合突部6a1・6c1の軸側の内側面には、軸の端部周面を回転可能に保持する保持部としての略半円弧状の保持凹部6a4・6c4と、該保持凹部内において軸の端面位置を規制する規制部としての軸端面規制部6a5・6c5が形成してある。中間軸受け6bは、横断面略凸字形状の嵌合突部6b1を有し、この嵌合突部にはステイ22の突片対22aを挿入する溝6b2と、定着フィルム10の移動を案内する弧状のガイド部6b3・6b3が形成してある。嵌合突部6b1の軸側の下端部には、軸周面を回転可能に保持する保持部としての略半円弧状の保持凹部6b4が形成してある。
図5にステイ22と軸受け6a・6b・6cと軸5との配置態様の外観斜視図を示す。端部軸受け6a・6cは、ステイ22の長手方向において軸5の端部と対応する位置に配設されている。そして嵌合突部6a1・6c1の溝6a2・6c2にステイ22の突片対22aを嵌合させた状態で嵌合突部がステイに固定されている。中間軸受け6bは、ステイ22の長手方向において軸5の端部間の略中央と対応する位置に配設されている。そして嵌合突部6b1の溝6b2にステイの突片対22aを嵌合させた状態で嵌合突部がステイに固定されている。端部軸受け6a・6cの保持凹部6a4・6c4は軸5の対応する端部周面に当接して軸端部を回転可能に保持し、中間軸受け6bの保持凹部6b4は軸5の端部間の周面に当接して軸略中央を回転可能に保持している。端部軸受け6a・6cの軸端面規制部6a5・6c5は軸5の端面と隙間を介して近接している。軸端面規制部6a5・6c5は、各軸受け6a・6b・6cに対して軸5が長手方向に移動した場合に軸端面が当接することにより軸の軸方向の移動を規制している。
加圧ローラ30は駆動手段(図示せず)により矢示の反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ30の回転駆動により、定着ニップ部Nにおいて加圧ローラ30と定着フィルム10の外面との摩擦力で定着フィルム10に回転力が作用する。これにより定着フィルム10の内周面が定着ニップ部Nにおいて軸5に密着して摺動しながら矢示の時計方向に加圧ローラ30の周速度にほぼ対応した周速度をもってフィルムガイド部材16の外周を回転する(加圧ローラ駆動方式)。また、軸5は図3に示すように各軸受け6a・6b・6cに回転可能に保持されているため、定着フィルム10の回転と同時に軸5も矢示の時計方向に回転する。また、各軸受け6a・6b・6cは定着フィルム10の回転方向において定着ニップ部Nの上流側と下流側にそれぞれガイド部6a3・6b3・6c3を有するため、定着フィルム10は内周面をガイド部に摺接させながら回動する。
さらに、摺動性を上げる場合は定着フィルム10内周面に潤滑剤を介在させ、定着フィルム10の摺動抵抗低減を図っている。本実施形態例においては、潤滑剤としてフッ素系のグリースを用いている。
また、フィルムガイド部材16aの周面には、図6に示すように、その長手方向に所定の間隔を置いて凸リブ部16cを形成具備させている。この凸リブ部16cによりフィルムガイド部材16aの外周面と定着フィルム10の内周面との接触摺動抵抗を低減させて定着フィルム10の回転負荷を少なくしている。なお、凸リブ部16cは定着フィルム10の接触摺動抵抗を低減できればよく形状は任意に選択できる。
23a・23bはフランジ部材であり、装置シャーシの側板対に支持させてある。フランジ部材23a・23bは定着フィルム1の端部を回転自由に保持している。そして定着フィルム10の回転時に定着フィルムの端部を受けて、定着フィルム10のフィルムガイド部材16の長手に沿う寄り移動を規制する役目をする。フランジ部材23a・23bは定着フィルム10の回転に従動で回転する構成にしてもよい。
而して、加圧ローラ30が回転駆動され、それに伴って定着フィルム10が回転し、励磁回路27(図6)から励磁コイル18への給電により発生する磁場の作用で定着フィルム10が電磁誘導発熱して定着ニップ部Nが所定の温度に立ち上がって温調される。この状態において、不図示の画像形成手段部から搬送された未定着トナー画像tが形成された被記録材Pが定着ニップ部Nの定着フィルム10と加圧ローラ30との間に導入される。導入された被記録材Pは定着ニップ部Nにおいて画像面が定着フィルム10の外面に密着して定着フィルム10と一緒に挟持搬送されていく。この挟持搬送過程において未定着トナー画像tは熱と圧力を受けて被記録材P面上に加熱定着される。定着ニップ部Nを通過した被記録材Pは定着フィルム10の外面から分離して排出搬送されていく。被記録材P上の加熱定着トナー画像は定着ニップNを通過後、冷却して永久固着画像となる。
本実施形態例における定着装置100では、トナーtに低軟化物質を含有させたトナーを使用したため、定着装置にオフセット防止のためのオイル塗布機構を設けていない。低軟化物質を含有させていないトナーを使用した場合には、定着装置100にオイル塗布機構を設けても良い。また、低軟化物質を含有させたトナーを使用した場合にもオイル塗布や冷却分離を行っても良い。
以下に、磁場発生手段19、定着フィルム10、軸5および軸受け6について詳しく説明する。
(3)磁場発生手段19
磁性コア17a・17b・17cは高透磁率の部材であり、フェライトやパーマロイ等といったトランスのコアに用いられる材料が良く、より好ましくは100kHz以上でも損失の少ないフェライトを用いるのが良い。励磁コイル18は、コイル(線輪)を構成させる導線(電線)として、一本ずつがそれぞれ絶縁被覆された銅製の細線を複数本束ねたもの(束線)を用い、これを複数回巻いて励磁コイルを形成している。本例では12回巻きで励磁コイルを形成している。絶縁被覆を行う被覆部材は、定着フィルム10の発熱による熱伝導を考慮して耐熱性を有する被覆を用いることが好ましい。例えば、アミドイミドやポリイミド等の被覆を用いるとよい。本実施形態例においては、ポリイミドによる被覆を用いており耐熱温度は220℃である。励磁コイル18は外部から圧力を加えて密集度を向上させてもよい。
磁場発生手段19とステイ22との間すなわち磁性コア17a・17b・17cおよび励磁コイル18とステイ22の連結部22bとの間には、絶縁部材20を配設してある。絶縁部材20の材質としては、絶縁性に優れ、耐熱性がよいものが好ましい。例えば、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、FEP樹脂、LCP樹脂等を選択するとよい。
図7は、磁場発生手段19によって発生される交番磁束の発生の様子を模式的に表したものである。磁束Cは発生した交番磁束の一部を表す。磁性コア17a・17b・17cに導かれた交番磁束Cは、磁性コア17aと磁性コア17bとの間、そして磁性コア17aと磁性コア17cとの間において定着フィルム10の発熱層1(図8)に渦電流を発生させる。この渦電流は、発熱層1の固有抵抗によって、発熱層1にジュール熱(渦電流損)を発生させる。
発熱量Qは発熱層1を通る磁束Cの密度によって決まり、図8のグラフような分布を示す。図8に示すグラフは、縦軸が磁性コア17aの中心を0とした角度θで表した定着フィルム10における円周方向の位置を示し、横軸が定着フィルム10の発熱層1での発熱量Qを示す。ここで、発熱域Hは最大発熱量をQとし、発熱量がQ/e以上の領域と定義する(eは自然対数の底)。これは、定着プロセスに必要な発熱量が得られる領域である。
定着ニップ部Nの温度は、温度検知手段26(図1)を含む不図示の温調系により励磁コイル18に対する電流供給が制御されることで所定の定着温度(目標温度)に維持されるように温調される。
温度検知手段26は定着フィルム10の温度を検知するサーミスタなどの温度センサであり、本例においてはサーミスタで測定した定着フィルム10の温度情報を基に定着ニップ部Nの温度を制御するようにしている。
本実施形態例の定着装置100においては、定着フィルム10内において磁場発生手段19を定着ニップ部Nの略対向部すなわち定着ニップ部Nの上方に配置して定着フィルム10を局部加熱(局所加熱)している。定着フィルム10を磁場発生手段19により局部加熱しても定着フィルム10は回転しているため、全周にわたり均一な加熱が行われ何等問題はない。むしろ、このような構成にすることで、軸5を定着フィルム10内に配置する際のスペース確保にきわめて有利な構成になっている。
(4)定着フィルム10
図8は、本実施形態例における定着フィルム10の層構成模型図である。
本実施形態例の定着フィルム10は、基層となる電磁誘導発熱性の金属フィルム等でできた発熱層1と、その外面に積層した弾性層2と、その外面に積層した離型層3の複合構造のものである。発熱層1と弾性層2との間の接着、弾性層2と離型層3との間の接着のために、各層間にプライマー層(図示せず)を設けてもよい。
略円筒形状である定着フィルム10において、発熱層1が軸5および軸受け6と接触する内面側であり、離型層3が加圧ローラ30若しくは被記録材Pと接触する外面側である。
上述したように、発熱層1に交番磁束が作用することにより、発熱層1に渦電流が発生して発熱層1が発熱する。この熱が弾性層2、離型層3に伝達されて、定着フィルム10全体が加熱され、定着ニップ部Nに通紙される被記録材Pを加熱して未定着トナー画像tの加熱定着がなされる。
a.発熱層1
発熱層1としては、磁性及び非磁性の金属を用いることができるが、磁性金属が好ましく用いられる。このような磁性金属としては、ニッケル、鉄、強磁性ステンレス、ニッケル−コバルト合金、パーマロイといった強磁性体の金属が好ましく用いられる。又、定着フィルム10回転時に受ける繰り返しの屈曲応力による金属疲労を防ぐために、ニッケル中にマンガンを添加した部材を用いるのも良い。
発熱層1の厚さは、次の式で表される表皮深さσ[m]より厚く、且つ200μm以下にすることが好ましい。発熱層1の厚さをこの範囲とすれば、発熱層1が電磁波を効率よく吸収することができるため、効率良く発熱させることができる。
σ=503×(ρ/fμ)1/2 …(1)
ここで、fは励磁回路の周波数[Hz]、μは発熱層1の透磁率、ρは発熱層1の固有抵抗[Ωm]である。
この表皮深さσは、電磁誘導で使われる電磁波の吸収の深さを示しており、これより深いところでは電磁波の強度は1/e以下になっている。逆にいうと殆どのエネルギーはこの深さまでで吸収されている(図10に示した発熱層深さと電磁波強度の関係を参照)。
発熱層1の厚さは、より好ましくは1〜100μmがよい。発熱層1の厚みが上記範囲よりも薄い場合には、ほとんどの電磁エネルギーが吸収しきれないため効率が悪くなる。又、発熱層1が上記範囲よりも厚い場合には、発熱層1の剛性が高くなりすぎ、又、屈曲性が悪くなり回転体として使用するには現実的でなくなる。
b.弾性層2
弾性層2は、シリコーンゴム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴム等の、耐熱性、熱伝導率が良い材質が好ましく用いられる。
弾性層2の厚さは、定着画像品質を保証するために10〜500μmであることが好ましい。カラー画像を印刷する場合、特に写真画像等では、被記録材P上で大きな面積に渡ってベタ画像が形成される。この場合、被記録材Pの凹凸或いはトナー層tの凹凸に加熱面(離型層3)が追従できないと加熱ムラが発生し、伝熱量が多い部分と少ない部分で画像に光沢ムラが発生する。即ち、伝熱量が多い部分は光沢度が高く、伝熱量が少ない部分では光沢度が低くなる。弾性層2の厚さが上記範囲よりも小さい場合には、上記離型層3が被記録材P或いはトナー層tの凹凸に追従しきれず、画像光沢ムラが発生してしまう。又、弾性層2が上記範囲よりも大きすぎる場合には、弾性層2の熱抵抗が大きくなりすぎ、クイックスタートを実現するのが難しくなる。この弾性層2の厚さは、より好ましくは50〜500μmが良い。
弾性層2は、硬度が高すぎると被記録材P或いはトナー層tの凹凸に追従しきれず画像光沢ムラが発生してしまう。そこで、弾性層2の硬度としては60゜(JIS−A)以下、より好ましくは45゜(JIS−A)以下がよい。
弾性層2の熱伝導率λは、2.5×10-1〜8.4×10-1W/m・Kであることが好ましい。熱伝導率λが上記範囲よりも小さい場合には、熱抵抗が大きすぎて、定着フィルム10の表層(離型層3)における温度上昇が遅くなる。熱伝導率λが上記範囲よりも大きい場合には、弾性層2の硬度が高くなりすぎたり、圧縮永久歪みが発生しやすくなる。より好ましくは3.3×10-1〜6.3×10-1W/m・Kが良い。
c.離型層3
離型層3は、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性且つ耐熱性のよい材料を用いることが好ましい。
離型層3の厚さは1〜100μmが好ましい。離型層3の厚さが上記範囲よりも薄い場合には、塗膜の塗ムラが生じ、離型性の悪い部分が発生したり、耐久性が不足するといった問題が発生する。又、離型層3の厚さが上記範囲よりも厚い場合には、熱伝導が悪化する。特に、離型層3に樹脂系の材質を用いた場合は、離型層3の硬度が高くなりすぎて、弾性層2の効果がなくなってしまう。
d.断熱層4
図9に示すように、定着フィルム10の構成において、発熱層1の摺動部材40との接触面側に断熱層4を設けてもよい。断熱層4としては、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、FEP樹脂等の耐熱樹脂がよい。
断熱層4の厚さとしては10〜1000μmが好ましい。断熱層4の厚さが10μmよりも薄い場合には断熱効果が得られず、又、耐久性も不足する。一方、1000μmを超えると磁性コア17a,17b,17c及び励磁コイル18から発熱層1までの距離が大きくなり、磁束が十分に発熱層1に吸収されなくなる。
断熱層4は、発熱層1に発生した熱が定着フィルム10の内側に向かわないように断熱できるので、断熱層1がない場合と比較して被記録材Pへの熱供給効率が良くなる。よって、消費電力を抑えることができる。
又、断熱層4を滑り性の良い材料で構成すれば、摺動部材40と定着フィルム10との摺動抵抗を軽減することができる。さらに、定着フィルムの内面の粗さを増すことで定着フィルム内面のグリースの保持力が増すため、摺動抵抗の低減効果を増加させることができる。定着フィルム内面の粗さとしては、0.07≦Ra≦0.5[μm]が好ましい。
(5)軸5および軸受け6(6a・6b・6c)
軸5の材質としては、熱伝導率50W/m・K以下の熱伝導率を有する例えばステンレス鋼(熱伝導率 約15W/m・K)等の材質を用いている。軸受け6の材質としては、たとえばPPS樹脂やポリアミド樹脂等の樹脂材料(熱伝導率 約0.08〜2.5W/m・K)等の熱伝導率3W/m・K以下の熱伝導率を有する耐熱性や摺動性、断熱性を兼ね備えた材質を用いている。このため、加圧ローラー30の回転が定着フィルム10を回転させ定着フィルムの内面に接する軸5も同時に回転する。
また、軸受け6はステイ22に固定され、加圧バネ25a,25bの作用により発生した加圧力はステイ22を介し、軸受け6a・6b・6cから軸5に加えられ、定着フィルム10を介して加圧ローラー30間に定着ニップ部Nを形成させる。
前述の軸5の熱伝導率や熱容量が大きいと、定着フィルム10に蓄えられた熱が軸5に奪われ、定着フィルム10の温度上昇に時間を要してしまう。
一方、軸5に関しては定着ニップ部Nを形成するための機械的強度が必要とされ、強度を確保するために熱容量を小さくする事には限界がある。
そこで、本発明では各部材の熱伝導率に注目した。この結果、軸5に関しては実験的に50W/m・K以下の例えば炭素鋼(熱伝導率 約50W/m・K)や、ステンレス鋼等(熱伝導率 約15W/m・K)では良好の結果が得られた。これに対して、例えば熱伝導率 約240W/m・Kのアルミニウム、熱伝導率 約110W/m・Kの黄銅等では満足な結果が得られていないことが判明した。
また、軸受け6a・6b・6cに関しても同様に実験結果より熱伝導率 約80W/m・Kの焼結合金等では熱エネルギーのロスが大きく良好な結果が得られなかった。これに対して、熱伝導率 3W/m・K以下のたとえばPPS樹脂やポリアミド樹脂(熱伝導率 約0.08〜0.8W/m・K)等の樹脂材料(熱伝導率 約0.08〜3W/m・K)では良好な結果が確認されている。
以上、本実施形態例の構成にすることで、
(I)軸5の見かけ上の長さを軸受け6a・6b・6cのそれぞれの間隔に設定できるため、従来機と同等の加圧力をかけた場合に、結果的に軸5の径を小径化、低熱容量化できる。
また、ステーに固定して支持された軸受け6a・6b・6cの材質を断熱性に優れた材質とし、かつ、その軸受けを用いた実験において、例えば長手方向における軸受けの厚みを1.5〜5mm程度とし、各軸受けの間隔を30〜100mm程度とする。そして軸5の径をΦ6〜Φ10無垢の軸として、たとえば長手方向に300mm前後の幅を持つ用紙を加圧する定着装置において、総加圧力が従来機以上の390〜490Nの加圧が可能であり、良好な結果が確認された。
また、同様の軸受け6a・6b・6cを用い、軸5の径をΦ6〜Φ10の例えば板厚1mm程度のパイプ材を使用する構成においても、やはり、300mm前後の幅を持つ用紙を加圧する定着装置において、総加圧力が200〜250N程度の加圧が可能である。このようにパイプ形状の軸5を用いて軸自身の熱容量を下げる事で、より高速の定着装置の立ち上げが可能になると同時に、定着性能等も同様に良好な結果が確認された。
軸5と軸受け6を上記のような構成とした結果、軸を介しての定着フィルム10からの不要な熱伝達を極力抑えることで余熱等を必要としないクイックスタートが可能な省エネルギーの定着装置の供給が可能になった。
上記の軸5の径や、軸受け6の厚みや、軸受け6の間隔等は一例であり、定着装置の設計・仕様等により異なるものであり、前述の数値に限定されるものではない。一例として図11に中間軸受け6bを増やして軸5を保持させる例を示した。
(II)従来、固定された摺動部と移動する定着フィルム間に発生する摺動抵抗により多くの駆動トルクを必要としていたが、軸5と軸受け6について上記の構成を採用することで、軸5の回転により駆動トルクの低減が可能になる。また、従来の上記構成において特に高加圧時に発生していた定着フィルムのスリップ等の発生の防止が可能となった。
この結果、軸5と軸受け6とステイ22について上記の構成を採用することにより、小熱容量化(低熱容量化)による省電力化、高加圧化、低トルク化、定着フィルム10のスリップ防止による性能の安定化、小型化等が実現できる。
<第2の実施形態例>
図12は第2の実施形態例の定着装置の一例の横断面側面模型図である。
第1の実施形態例の定着装置100と共通する部材・部分には同じ符号を付して再度の説明を省略する。追って説明する第3の実施形態例〜第5の実施形態例も同様とする。
本実施形態例の定着装置100は、軸受け6a・6b・6cに2本の軸7a,7bを回転可能に保持させた装置構成である。その他の構成は第1の実施形態例の定着装置100と同じである。
加圧ローラ30に対向配置される軸7a,7bを2本用いることで、定着フィルム10と加圧ローラ30との間に形成される定着ニップ部Nの被記録材Pの搬送方向の幅を実質的に広げる事が可能となる。その結果、未定着トナー画像tの定着性の向上やグロスの向上、定着スピードの向上が可能になる。
また、第1の実施形態例と同様、軸7a・7bは、第1の実施形態例と同様の熱伝導率を有する耐熱性や摺動性、断熱性を兼ね備えた材質で作成された軸受け6a・6b・6cに回転可能に保持されている。このため、加圧ローラー30の回転が定着フィルム10を回転させ定着フィルム10の内面に接する軸7a,7bも同時に回転する構成である。
また、軸受け6a・6b・6cはステイ22に固定され、加圧バネ25a・25bの作用により発生した加圧力はステイ22を介し、軸受け6a・6b・6cから軸7a,7bに加えられる。軸7a,7bは軸受け6a・6b・6cからの加圧力により定着フィルム10と加圧ローラー30との間に定着ニップ部Nを形成する構成である。
本実施形態例の構成においても、第1の実施形態例同様に、小熱容量化による省電力化、高加圧化、低トルク化、定着フィルム10のスリップ防止による性能の安定化、小型化等が可能であると同時に軸7a・7bを複数持つ事で被記録材Pへの加熱面積を拡大させる。この結果、より高い定着性を確保し、より高速での定着が可能な構成としている。
<第3の実施形態例>
図13は第3の実施形態例の定着装置の一例の横断面側面模型図である。
本実施形態例の定着装置100は、加熱手段として発熱体であるセラミックヒーター11を用いるヒータ加熱方式の装置である。セラミックヒーター11は定着フィルム10内においてヒーターホルダー12に保持されている。そしてヒーターホルダー12とフィルムガイド部材16との間に縮設させたバネ13の作用によりセラミックヒーター11を定着フィルム10の内面に当接させている。セラミックヒータ11は、セラミック製の細長い基板11a上に抵抗発熱体としての抵抗発熱層11bと不図示の電極部を有し、不図示の給電手段から電極部を介して抵抗発熱層11bに通電されることにより発熱して定着フィルム10を加熱する。そして温度検知手段26を含む不図示の温調系によりセラミックヒーター11に対する通電が制御されることで定着ニップ部Nの温度が所定の定着温度(目標温度)に維持されるように温調される。その他の構成は第1の実施形態例の定着装置100と同じである。
ヒータ加熱方式の定着装置100の場合には、定着フィルム10の材質は金属フィルムである必要は無く、例えば耐熱樹脂製フィルム等でも同様な加熱性・定着性を得ることができる。
また、第1および第2の実施形態例同様、軸5の材質としては、熱伝導率50W/m・K以下の熱伝導率を有する例えばステンレス鋼等(熱伝導率 約15W/m・K)の材質を用いる。軸受け6a・6b・6cの材質も、たとえばPPS樹脂やポリアミド樹脂(熱伝導率 約0.08〜0.8W/m・K)等の熱伝導率3W/m・K以下の熱伝導率を有する耐熱性や摺動性、断熱性を兼ね備えた材質を用いている。このため、加圧ローラー30の回転が定着フィルム10を回転させ定着フィルム10の内面に接する軸5も同時に回転する構成である。
本実施形態例の構成においても、第1または第2の実施形態例同様に、小熱容量化による省電力化、高加圧化、低トルク化、定着フィルム10のスリップ防止による性能の安定化等が可能であると同時に励磁コイル18、磁性コア17a・17b・17c等の省略が可能なため、更なる小型化が可能になる。
<第4の実施形態例>
図14は第4の実施形態例の定着装置の一例の横断面側面模型図である。
本実施形態例の定着装置100は、定着フィルム10に変わり、移動部材としての電磁誘導性の円筒状部材として定着ローラー14を使用する構成とする。
また、第1、第2および第3の実施形態例同様、軸5の材質としては、熱伝導率50W/m・K以下の熱伝導率を有する例えばステンレス鋼等(熱伝導率 約15W/m・K)の材質を用いる。軸受け6a・6b・6cの材質も、たとえばPPS樹脂やポリアミド樹脂(熱伝導率 約0.08〜0.8W/m・K)等の熱伝導率3W/m・K以下の熱伝導率を有する耐熱性や摺動性、断熱性を兼ね備えた材質を用いている。このため、加圧ローラー30の回転が定着ローラー14を回転させ定着ローラー14の内面に接する軸5も同時に回転する構成である。
本実施形態例の構成においても、第1、第2または第3の実施形態例同様に、小熱容量化による省電力化、小型化、低トルク化、定着ローラー14のスリップ防止による性能の安定化等が可能である。これと同時に、例えばt=0.5〜1mmの鋼材等、ある程度剛性を持つ定着ローラー14を使用することでより高い加圧力に対応する構成とすることができる。
<第5の実施形態例>
図15は第5の実施形態例の定着装置の一例の横断面側面模型図である。
本実施形態例の定着装置100は軸5が多層構造である事を特徴とする。第1の実施形態例では軸5はたとえばステンレス鋼(熱伝導率 約15W/m・K)等の単一材質を用いているがこれに限定するものでは無い。本実施形態例では軸5は心材5aと、表層5bの多層構造となっている。例えば剛性を確保する心材5aとして第1の実施形態例同様にステンレス鋼(熱伝導率 約15W/m・K)等の高剛性材を用いる。表層5bは断熱層として例えば熱伝導率 約0.01〜2.0W/m・Kのファインセラミックを用いる。
上記のように軸5を多層構造とすることで剛性を確保しつつ、より断熱性を上げる事で装置の高効率化が可能である。
また、同様の理由から表層5bにPPS樹脂やポリアミド樹脂(熱伝導率 約0.08〜0.8W/m・K)等を用いる場合も同様の効果が確認されている。
また、同様に表層5bにステンレス鋼(熱伝導率 約15W/m・K)等の高剛性材を用い、内部5aにPPS樹脂やポリアミド樹脂(熱伝導率 約0.08〜0.8W/m・K)等やあるいはファインセラミック等を用いる場合も効果が確認されている。
また、本実施形態では軸5は心材5aと表層5bとの2層構造としているがこれに限定するものでは無い。たとえば、心材5aと表層5bとの間の中間層に異種材の接着層を構成するものや、表層5bに摺動性の向上を目的とするたとえばPTFEやPFA等の低摩擦材等を構成するもの、または複数の断熱層を構成することも可能である。
<その他の実施形態例>
1)電磁誘導発熱性の定着フィルム10は、モノクロあるいは1パスマルチカラー画像などの加熱定着用の場合は、弾性層2を省略した形態のものとすることもできる。発熱層1は樹脂に金属フィラーを混入して構成したものとすることもできる。発熱層単層の部材とすることもできる。
2)定着フィルム10はエンドレスの回転部材ではなく、例えば、ロール巻きにした長尺の有端のウエブ部材にし、これを繰り出して走行移動させる形態の装置構成にすることもできる。
3)加圧部材30はローラ体に限らず、回動ベルト型など他の形態の部材にすることもできる。また、加圧部材30側からも被記録材に熱エネルギーを供給するために、加圧部材30側にも電磁誘導加熱などの発熱手段を設けて所定の温度に加熱温調する装置構成にすることもできる。
4)本発明の加熱装置は、実施形態例の画像加熱定着装置としてに限らず、画像を担持した被記録材を加熱して、つや等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着する像加熱装置、その他、被加熱部材の加熱乾燥装置、加熱ラミネート装置、加熱加圧しわ取り装置など、広く被加熱材を加熱処理する手段・装置として利用できる。
5)本実施例において磁場発生手段19は定着フィルム10、或いは定着ローラー14の内部に配置しているが、これに限定するものでは無く、定着フィルム10、或いは定着ローラー14の外周に配置した場合も定着フィルム10、或いは定着ローラー14の内部に配置した場合と同様の効果がある。
第1の実施形態例の定着装置の要部の横断面側面模型図 同じく要部の正面断面模型図 同じく要部の構成斜視模型図 軸受けの外観斜視図 ステイと軸受けと軸との配置態様の外観斜視図 内部に磁場発生手段を配設支持させたフィルムガイド部材の斜視模型図 磁場発生手段と発熱量Qの関係を示した図 電磁誘導発熱性の定着フィルムの層構成模型図(その1) 電磁誘導発熱性の定着フィルムの層構成模型図(その2) 発熱層深さと電磁波強度の関係を示したグラフ ステイと軸受けと軸との他の例の配置態様の外観斜視図 第2の実施形態例の定着装置の要部の横断面側面模型図 第3の実施形態例の定着装置の要部の横断面側面模型図 第4の実施形態例の定着装置の要部の横断面側面模型図 第5の実施形態例の定着装置の要部の横断面側面模型図 画像形成装置の概略構成模型図
符号の説明
1 発熱層
5 軸(回転部材)
6a・6b・6c 軸受け(保持部材)
10 定着フィルム(移動部材)
11 セラミックヒータ(加熱手段)
14 定着ローラー(移動部材)
16 フィルムガイド部材(支持体)
19 磁場発生手段(加熱手段)
22 加圧用剛性ステイ(支持部材)
30 加圧ローラ(加圧部材)
100 定着装置(加熱装置)
N 定着ニップ部(ニップ部)
P 被記録材(被加熱材)

Claims (16)

  1. 移動部材と、前記移動部材と接触して回転する回転部材と、前記移動部材を加熱する加熱手段と、前記移動部材を挟んで前記回転部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を有し、前記ニップ部で被加熱材を挟持搬送しつつ加熱する加熱装置において、
    前記回転部材を被加熱材搬送方向と交差する長手方向で回転可能に保持する保持部材と、
    前記保持部材を支持すると共に前記回転部材と前記加圧部材との間に発生する加圧力を受ける支持部材と、を有することを特徴とする加熱装置。
  2. 移動部材と、前記移動部材と接触して回転する回転部材と、前記移動部材を加熱する加熱手段と、前記移動部材を挟んで前記回転部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を有し、前記ニップ部で被加熱材を挟持搬送しつつ加熱する加熱装置において、
    前記回転部材を被加熱材搬送方向と交差する長手方向で回転可能に保持する保持部材と、
    前記保持部材を支持すると共に前記回転部材と前記加圧部材との間に発生する加圧力を受ける支持部材と、を有し、
    前記回転部材の材質が熱伝導率50W/m・K以下の熱伝導率を有する材質であり、
    前記保持部材の材質が熱伝導率3W/m・K以下の熱伝導率を有する材質であることを特徴とする加熱装置。
  3. 前記保持部材が複数個からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記保持部材は、被加熱材搬送方向と交差する長手方向で前記回転部材の端部に配置される端部保持部材と、前記回転部材の端部間に配置される中間保持部材と、を有し、前記端部保持部材は、前記回転部材の端部周面を回転可能に保持する保持部と、前記回転部材の端面位置を規制する規制部と、を有し、前記中間保持部材は、前記回転部材の端部間周面を回転可能に保持する保持部を有することを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  5. 前記端部保持部材および前記中間保持部材がそれぞれ前記移動部材の移動を案内する案内部を有することを特徴とする請求項4に記載の加熱装置。
  6. 前記加熱手段が磁場発生手段であり、前記移動部材は前記磁場発生手段から発生する磁場の作用により発熱する発熱層を有し、前記可撓性部材からの熱により被加熱材が加熱されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  7. 前記支持部材の材質として非磁性の特性をもつ材質を用いることを特徴とする請求項6に記載の加熱装置。
  8. 前記移動部材は円筒状の可撓性部材であり、前記加熱手段が前記可撓性部材内において前記ニップ部の略対向部に位置することを特徴とする請求項6に記載の加熱装置。
  9. 前記移動部材は電磁誘導発熱性の円筒状部材であることを特徴とする請求項6に記載の加熱装置。
  10. 前記加熱手段が基板上に抵抗発熱体を配置させた発熱体であり、前記被加熱材は前記移動部材を介した前記発熱体からの熱により加熱されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  11. 前記移動部材が耐熱樹脂製の円筒状の可撓性部材であり、前記加熱手段が前記可撓性部材内において前記ニップ部を除く位置に配置されることを特徴とする請求項10に記載の加熱装置。
  12. 前記加圧部材は回転駆動される回転体であり、前記可撓性部材は前記回転体から駆動を受けて移動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  13. 前記回転部材の形状は中空部を有するパイプ形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  14. 前記回転部材は複数の層で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  15. 前記回転部材を複数有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
  16. 前記加熱装置は被加熱材に形成された未定着画像を被加熱材に定着する定着装置であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱装置。
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