JP2006118263A - パワーウインドスイッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 浸水したとき、下降スイッチにもとづいて確実にウインドガラスを下降させることができるパワーウインドスイッチ回路を提供する。
【解決手段】 パワーウインドスイッチ回路は、浸水検出回路9が浸水を検出した際に、ウインドガラス上昇用の半導体スイッチ31Aのゲート端子を接地し、ウインドガラス下降用の半導体スイッチ31Bのゲート端子を、抵抗R2Bを介して接地するトランジスタ33と、ダイオード32A、32Bを備えている。下降スイッチの一端は、半導体スイッチ31Bのゲート端子と接続し、さらに抵抗R1Bを介して接地している。浸水検出回路が通電状態のとき場合、制御回路であるCPU7の動作と関係なく、トランジスタ33と、ダイオード32Aは、半導体スイッチ31Aをオフ状態とし、下降スイッチがオン状態のとき半導体スイッチ31Bを確実にオン状態にできる。下降スイッチは汎用のものが使え、低コストにできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パワーウインドスイッチ回路に関し、特に浸水したときにウインド下降スイッチを操作することによりウインドを開くことを可能にしたパワーウインドスイッチ回路に関する。
一般に、車両のサイドドア等のウインドガラスを自動的に開閉させるためにパワーウインド装置が用いられている。そして、搭乗者がパワーウインド装置に設けられた、マニュアルの上昇スイッチ又は下降スイッチをオン操作することにより、ウインドガラスが上昇側又は下降側に駆動されるようにされている。
しかし、自動車が浸水したときに、パワーウインド装置のCPUが機能しないまたは誤動作して、駆動モータが正常に回転せず、ウインドガラスを降下させることができなくなる可能性がある。
そのために、浸水検出回路をパワーウインドスイッチ回路に組み込み、操作スイッチの操作によりCPUを介しないで直接駆動モータを駆動するパワーウインドスイッチ回路が提案されている(特許文献1参照)。
図3は、従来のパワーウインドスイッチ回路を用いたパワーウインド装置の電気回路図である。
パワーウインドスイッチ回路は、駆動モータ(M)1に対して設けられ、駆動モータ1の回転方向をウインドガラス上昇方向と下降方向に変換するために、操作スイッチ4、駆動モータ1の回転方向を切り替えるリレースイッチ5と、リレースイッチ制御用の第1および第2の半導体スイッチ38A、38Bと、半導体スイッチ38A、38Bをオンオフ制御する制御回路であるCPU8を備えている。
駆動モータ1は、図示しない車両のウインドガラスを上昇又は下降駆動する直流モータからなる。
操作スイッチ4は上昇スイッチ(UP SW)12、下降スイッチ(DN SW)14と、下降スイッチ14に連動するバイパススイッチ16を含んでいる。上昇スイッチ12、下降スイッチ14それぞれのオン信号はCPU8に入力されている。
バイパススイッチ16の可動接点27は、下降スイッチ14がオフ状態のとき、バッテリ電源(+B)に接続するオン固定接点ONにコンタクトし、下降スイッチ14がオン状態のとき、グランド側に接続するオフ固定接点OFFにコンタクトする。
リレースイッチ5は、第1のリレースイッチ21Aと、第2のリレースイッチ21Bよりなる。
リレースイッチ21Aは、リレーコイル23Aと、可動接点25A、ウインドガラス上昇側の固定接点UP1、ウインドガラス下降側の固定接点DN1を有している。
リレースイッチ21Bも同様に、リレーコイル23Bと、可動接点25B、ウインドガラス上昇側の固定接点UP2、ウインドガラス下降側の固定接点DN2を有している。
固定接点UP1、DN2はバッテリ電源に接続し、固定接点DN1、UP2はグラウンドに接続されている。
可動接点25Aは、例えば図示省略のスプリングによりリレーコイル23Aが無励磁状態のとき、固定接点DN1にコンタクトしている。同様に可動接点25Bは、リレーコイル23Bが無励磁状態のとき、固定接点UP2にコンタクトしている。
リレーコイル23A、23Bが励磁状態のとき、可動接点25A、25Bはそれぞれ、固定接点UP1、DN2にコンタクトする。
バッテリ電源とグラウンドの間で、バイパススイッチ16、リレーコイル23A、NPN型トランジスタからなる半導体スイッチ38Aが直列に接続されている。また、それと並列にバッテリ電源とグラウンドの間で、リレーコイル23B、NPN型トランジスタからなる半導体スイッチ38Bが直列に接続されている。
半導体スイッチ38A、38Bのベース端子はCPU8のそれぞれの信号出力端子に接続されている。
また、パワーウインドスイッチ回路は、浸水検出回路9、トランジスタ33、ダイオード32A、32Bを備えている。浸水検出回路9は、バッテリ電源に接続された電極と、トランジスタ33のベース端子に接続された電極とからなり、両電極は互いに若干離間して配置されている。
トランジスタ33のコレクタ端子は、ダイオード32Aを介してリレーコイル23Aと半導体スイッチ38Aのコレクタ端子との間に接続し、またダイオード32Bを介してリレーコイル23Bと半導体スイッチ38Bのコレクタ端子との間に接続している。
次に、パワーウインドスイッチ回路が雨水などの電解質の液にて濡れていない場合のスイッチ4の操作状態に対する作用を説明する。この場合浸水検出回路9は、非通電状態であり、トランジスタ33はオフ状態である。
上昇スイッチ12および下降スイッチ14がともにオフ状態のときは、CPU8にはこれらのスイッチのオン信号が入力されていない。したがってCPU8は、半導体スイッチ38A、38Bに制御信号としてロー信号(以下LO信号と称する)を出力し、半導体スイッチ38A、38Bはともにオフ状態である。バイパススイッチ16の可動接点27がオン固定接点ONにコンタクトしていても、リレーコイル23A、23B共に無励磁状態である。駆動モータ1の両端子は短絡しているため、駆動モータ1は回転しない。
上昇スイッチ12がオン状態のとき、CPU8に上昇スイッチ12のオン信号が入力され、CPU8は半導体スイッチ38Aのベース端子に制御信号としてハイ信号(以下HI信号と称する)を出力し、半導体スイッチ38Aをオン状態にする。
バイパススイッチ16の可動接点27がオン固定接点ONにコンタクトしており、リレーコイル23Aのみが励磁状態になる。その結果、可動接点25A、25Bは、それぞれ固定接点UP1、UP2にコンタクトし、駆動モータ1は上昇動作側に回転し、ウインドガラスを上昇させる。
下降スイッチ14がオン状態のとき、CPU8に下降スイッチ14のオン信号が入力され、CPU8は半導体スイッチ38Bのベース端子にHI信号を出力し、半導体スイッチ38Bをオン状態にする。
下降スイッチ14に連動したバイパススイッチ16の可動接点27がオフ固定接点OFFにコンタクトしており、リレーコイル23Bのみが励磁状態になる。その結果、可動接点25A、25Bは、それぞれ固定接点DN1、DN2にコンタクトし、駆動モータ1は下降動作側に回転し、ウインドガラスを下降させる。
次に、パワーウインドスイッチ回路が雨水などにて濡れている場合のスイッチ4の操作状態に対する作用を説明する。この場合浸水検出回路9は、通電状態であり、トランジスタ33はオン状態である。
まず、上昇スイッチ12、下降スイッチ14はいずれも操作されていない場合を考える。
リレーコイル23A、23Bの一端はバッテリ電源に接続しており、他端はダイオード32Aまたは32Bと、トランジスタ33を介して接地された状態になる。リレーコイル23A、23Bは両方とも励磁状態となり、可動接点25Aは固定接点UP1に、可動接点25Bは固定接点DN2にコンタクトする。駆動モータ1の両端子は短絡し、駆動モータ1は回転しない。
浸水検出回路9が通電状態のときに上昇スイッチ12をオン状態にすると、CPU8に上昇スイッチ12のオン信号が入力され、CPU8が正常に動作して、半導体スイッチ38Aのベース端子にHI信号を出力したとしても、リレーコイル23A、23Bが両方とも励磁状態であることに変わりはない。したがって、駆動モータ1は回転しない。
浸水検出回路9が通電状態のときに下降スイッチ14をオン状態にすると、CPU8に下降スイッチ14のオン信号が入力され、CPU8が正常に動作して半導体スイッチ38Bのベース端子にHI信号を出力するかもしれないが、CPU8の動作にかかわらず下降スイッチ14に連動したバイパススイッチ16の可動接点27がオフ固定接点OFFにコンタクトして、リレーコイル23Aを無励磁状態とし、リレーコイル23Bのみが励磁状態になる。
その結果、可動接点25Aは固定接点DN1とコンタクトした状態となり、可動接点25Bは固定接点DN2にコンタクトした状態を維持し、駆動モータ1は下降動作側に回転し、ウインドガラスを下降させる。
特開平11−117606号公報
しかしながら、従来のパワーウインドスイッチ回路の操作スイッチ4は、下降スイッチ14とバイパススイッチ16が連動する専用のスイッチが必要である。特にバイパススイッチ16の可動接点27は、オン固定接点ONと常閉で、オフ固定接点OFFと常開の接点構成であり、下降スイッチ14と連動するスイッチ機構とすると機構が複雑で形状が大きくなる。
また、バイパススイッチ16を半導体回路で代替するとトランジスタが複数必要となり、いずれにしてもスイッチ14とバイパススイッチ16はコストの高いものとなる。
本発明は、上記の問題点を解決するために、浸水時のためのバイパススイッチ16またはその代替の半導体回路を必要としないで、従来からの簡単な操作スイッチ構成を用いて、自動車が浸水したときにウインドガラスを下降させることができるパワーウインドスイッチ回路を提供することを目的とする。
このため、本発明は、下降スイッチと、上昇スイッチと、ウインドガラス上昇方向回転用の第1の半導体スイッチ及びウインドガラス下降方向回転用の第2の半導体スイッチと、下降スイッチまたは上昇スイッチのオン作動にもとづいて、各半導体スイッチをオン、オフ制御する制御回路とを備えたパワーウインドスイッチ回路において、さらに浸水検出手段と、浸水検出手段が浸水を検出した際に、第1の半導体スイッチの制御端子を接地し、かつ第2の半導体スイッチの制御端子を、抵抗を介して接地する接地手段とを備え、下降スイッチの出力側は、第2の半導体スイッチの制御端子と接続し、浸水検出手段が浸水を検出した場合、制御回路の動作と関係なく、接地手段は第1の半導体スイッチをオフとし、下降スイッチがオン状態のとき第2の半導体スイッチを確実にオンさせるものとした。
本発明により、浸水により制御回路が正常に動作しない場合でも、下降スイッチをオン操作したとき、ウインドガラスを下降させることができる。
また、単純な下降スイッチで構成でき、従来のような下降スイッチに連動するバイパススイッチの機構または回路を必要としないので、コストを低減できる。
以下本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明のパワーウインドスイッチ回路を適用したパワーウインド装置の電気回路図である。
パワーウインドスイッチ回路は、駆動モータ1の回転方向をウインドガラス上昇方向と下降方向に変換するために、操作スイッチ3、駆動モータ1の回転方向を切り替えるリレースイッチ5と、リレースイッチ制御用の第1および第2の半導体スイッチ31A、31Bと、半導体スイッチ31A、31Bをオンオフ制御する制御回路であるCPU7を備えている。
なお、本実施の形態では、半導体スイッチ31A、31Bとして、FETを用いた場合で説明する。
操作スイッチ3は上昇スイッチ(UP SW)11、下降スイッチ(DN SW)13を含んでいる。上昇スイッチ11、下降スイッチ13は、一端がそれぞれ所定の正電位の電圧源(図1中でVccで表示)に接続し、他端が抵抗R1C、またはR1Bを介してそれぞれ接地されている。
上昇スイッチ11と抵抗R1Cとの接続点と、下降スイッチ13と抵抗R1Bと接続点が、それぞれCPU7のオン信号入力端子に接続されている。
リレースイッチ5は従来例と同じ構成である。可動接点25Aは、リレーコイル23Aが無励磁状態のとき、固定接点DN1にコンタクトしており、励磁状態のとき固定接点UP1コンタクトする。可動接点25Bは、リレーコイル23Bが無励磁状態のとき、固定接点UP2にコンタクトしており、励磁状態のとき固定接点DN2にコンタクトする。
バッテリ電源(+B)とグラウンドの間で、リレーコイル23A、半導体スイッチ31Aが直列に接続されている。また、それと並列にリレーコイル23B、半導体スイッチ31Bが直列に接続されている。半導体スイッチ31Aのゲート端子は抵抗R2Aを介してCPU7の信号出力端子に、半導体スイッチ31Bのゲート端子は抵抗R2B、R3Bを介してCPU7の信号出力端子にそれぞれ接続されている。
また、半導体スイッチ31A、31Bのゲート端子は、それぞれ抵抗R1A、R1Bを介して接地されている
さらに、パワーウインドスイッチ回路は、浸水検出手段である浸水検出回路9により動作するトランジスタ33を備えている。
浸水検出回路9は、バッテリ電源に接続された電極と、トランジスタ33のベース端子に接続された電極とからなり、両電極は互いに若干離間して配置されている。
トランジスタ33のコレクタ端子は、ダイオード32Aを介して半導体スイッチ31Aゲート端子と接続し、またダイオード32Bを介して抵抗R2Bと抵抗R3Bとの間に接続している。
なお、ダイオード32A、32Bは、通常時に操作スイッチ3の操作にもとづきCPU7から半導体スイッチ31A、31Bのいずれかのゲート端子へHI信号が出力されたときに、他方のゲート端子へHI信号が出力されるのを防止するためのものである。
次に、パワーウインドスイッチ回路が雨水などにて濡れていない場合の操作スイッチ3の操作状態に対する作用を説明する。この場合浸水検出回路9は、非通電状態であり、トランジスタ33はオフ状態である。
上昇スイッチ11および下降スイッチ13がともにオフ状態のときは、CPU7にはこれらのスイッチのオン信号が入力されていない。したがってCPU7は半導体スイッチ31A、31BのいずれにもLO信号を出力し、半導体スイッチ31A、31Bともにオフ状態である。リレーコイル23A、23Bは無励磁状態であり、駆動モータ1の両端子は短絡するため、駆動モータ1は回転しない。
上昇スイッチ11がオン状態のとき、CPU7に上昇スイッチ11のオン信号が入力され、CPU7は半導体スイッチ31Aのゲート端子にHI信号を出力する。半導体スイッチ31Aは、ゲート端子が正電位となって、オン状態になる。
したがって、リレーコイル23Aのみが励磁状態になる。その結果、可動接点25A、25Bは、それぞれウインドガラス上昇側の固定接点UP1、UP2にコンタクトし、駆動モータ1は上昇動作側に回転し、ウインドガラスを上昇させる。
下降スイッチ13がオン状態のとき、CPU7に下降スイッチ13のオン信号が入力され、CPU7は半導体スイッチ31Bのゲート端子にHI信号を出力する。半導体スイッチ31Bは、ゲート端子が正電位となって、オン状態になる。
したがって、リレーコイル23Bのみが励磁状態になる。その結果、可動接点25A、25Bは、それぞれウインドガラス下降側の固定接点DN1、DN2にコンタクトし、駆動モータ1は下降動作側に回転し、ウインドガラスを下降させる。
なお、下降スイッチ13がオン状態のとき、下降スイッチ13に接続する抵抗R1Bにも電流が流れるので、CPU7からのHI信号出力によらずとも半導体スイッチ31Bのゲート端子を正電位にして、半導体スイッチ31Bをオン状態にする。
次に、パワーウインドスイッチ回路が雨水などにて濡れている場合のスイッチ3の操作状態に対する作用を説明する。この場合浸水検出回路9は、通電状態であり、トランジスタ33はオン状態である。
まず、上昇スイッチ11、下降スイッチ13のいずれもが操作されていない場合を考える。
半導体スイッチ31A、31Bのゲート端子は、ダイオード32Aまたは32Bと、トランジスタ33を介して接地状態であり、半導体スイッチ31A、31Bはオフ状態である。
駆動モータ1の両端子は短絡し、駆動モータ1は回転しない。
浸水検出回路9が通電状態において、上昇スイッチ11をオン状態にすると、たとえCPU7に上昇スイッチ11のオン信号が入力され、CPU7が正常に動作して半導体スイッチ31Aのゲート端子に対してHI信号を出力したとしても、ゲート端子がダイオード32A、トランジスタ33を介して接地されているので、半導体スイッチ31Aはオフ状態のままである。リレーコイル23Aは非励磁状態のままで変わりはない。したがって、駆動モータ1は回転しない。
浸水検出回路9が通電状態において、下降スイッチ13をオン状態にすると、CPU7に下降スイッチ13のオン信号が入力され、CPU7が正常に動作して、半導体スイッチ31Bのゲート端子にHI信号を出力したとしても、HI信号はダイオード32Bとトランジスタ33を介して接地されているので、半導体スイッチ31Bをオン状態にしない。
しかし、下降スイッチ13からの電流が、半導体スイッチ31Bのゲート端子を介して抵抗R1Bの接地端、および抵抗R2B、ダイオード32B、トランジスタ33を介して接地端に流れる。よって、半導体スイッチ31Bのゲート端子を正電位とし、半導体スイッチ31Bはオン状態となる。したがってリレーコイル23Bのみが励磁状態になる。
その結果、可動接点25Aは固定接点DN1とコンタクトした状態を維持し、可動接点25Bは固定接点DN2にコンタクトし、駆動モータ1は下降動作側に回転し、ウインドガラスを下降させる。
なお、トランジスタ33のコレクタ端子は、ダイオード32Aを介して半導体スイッチ31Aのゲート端子と接続している。
したがって、浸水検出回路9が通電状態になって、トランジスタ33をオン状態にしたとき、上昇スイッチ11が浸水でリークして、CPU7が正常に動作して半導体スイッチ31Aのゲート端子にHI信号を出力しても、半導体スイッチ31Aはゲート端子が接地電位に維持されて、オン状態とはならない。
これに対し、トランジスタ33のコレクタ端子は、ダイオード32Bを介して半導体スイッチ31Bのゲート端子に接続する抵抗R2BのCPU7の信号出力端子側に接続している。
したがって、下降スイッチ13が浸水でリークした場合、CPU7の動作にかかわらず、半導体スイッチ31Bは、ゲート端子が正電位になって、オン状態となる。
本実施の形態のトランジスタ33とダイオード32A、32Bは本発明の接地手段を、CPU7は制御回路を、浸水検出回路9は浸水検出手段を構成する。
なお、抵抗R2Bは本発明の抵抗に、第1の半導体スイッチ31Aおよび第2の半導体スイッチ31Bのそれぞれのゲート端子は制御端子に対応する。
以上のように本実施の形態によれば、浸水検出回路9が通電状態で、下降スイッチ13がオン操作されると、半導体スイッチ31Aはオフ状態に、半導体スイッチ31Bはオン状態になる。
したがって、パワーウインドスイッチ回路は、自動車が何らかの理由で水中に落下したとき、ウインドガラスを確実に下降させる側に駆動できる状態になるので、搭乗者の脱出を容易にする。
また、浸水検出回路9が通電状態では、下降スイッチ13が浸水によるリークで通電状態になると、搭乗者が下降スイッチ13を操作せずともウインドガラスを下降させることが可能である。
また、下降スイッチ13は単純なスイッチ構成で済み、従来例のようなバイパススイッチと連動のものではないのでラバーコンタクトなどの汎用のスイッチを選定可能で、コストを低減できる。
なお、実施の形態におけるトランジスタ33による半導体スイッチ31A、31Bのゲート端子の接地の接続の方法を、図2に示すように、ダイオード32A、32Bを用いず個別のトランジスタ33A、33Bにより行ってもよい。こうすることにより、浸水検出回路9が通電状態のとき半導体スイッチ31Aのゲート端子の電位をより低く、接地できる。
なお、実施の形態、その変形例において、半導体スイッチ31A、31BをFETとしたがそれに限定されるものではない。NPN型トランジスタでもよい。
本発明の実施の形態の構成を示す図である。 本発明の変形例を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
1 駆動モータ
3 操作スイッチ
5 リレースイッチ
7 CPU
9 浸水検出回路
11 上昇スイッチ
13 下降スイッチ
21A、21B リレースイッチ
23A、23B リレーコイル
25A、25B 可動接点
31A、31B 半導体スイッチ
32A、32B ダイオード
33、33A、33B トランジスタ

Claims (1)

  1. 下降スイッチと、上昇スイッチと、ウインドガラス上昇方向回転用の第1の半導体スイッチ及びウインドガラス下降方向回転用の第2の半導体スイッチと、前記下降スイッチまたは上昇スイッチのオン作動にもとづいて、前記各半導体スイッチをオン、オフ制御する制御回路とを備えたパワーウインドスイッチ回路において、
    さらに浸水検出手段と、
    該浸水検出手段が浸水を検出した際に、前記第1の半導体スイッチの制御端子を接地し、かつ前記第2の半導体スイッチの制御端子を、抵抗を介して接地する接地手段とを備え、
    前記下降スイッチの出力側は、前記第2の半導体スイッチの制御端子と接続し、
    前記浸水検出手段が浸水を検出した場合、前記制御回路の動作と関係なく、前記接地手段は前記第1の半導体スイッチをオフとし、前記下降スイッチがオン状態のとき前記第2の半導体スイッチを確実にオンとすることを特徴とするパワーウインドスイッチ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007055290A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Alps Electric Co Ltd 駆動装置
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JP2015031045A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 アルプス電気株式会社 パワーウインド装置

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