JP5710556B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のパワーウィンドウ装置などに用いられるモータ駆動装置に関する。
電動モータにより車両の窓を開閉するパワーウィンドウ装置においては、操作スイッチの操作状況に応じて、モータを正転または逆転させ、窓の開閉を行うようにしている。例えば、操作スイッチをUP側へ操作すると、モータが正転して窓が閉じ、操作スイッチをDOWN側へ操作すると、モータが逆転して窓が開く。モータの正転と逆転の制御は、操作スイッチからの信号に基づき、モータ駆動回路においてモータに流れる電流の方向を切り替えることにより行う。
このようなパワーウィンドウ装置には、雨水などが浸入したり、車両が水没したような場合に、モータ駆動回路への浸水によってモータが誤動作するのを防ぐための浸水検知機能を備えたものがある。
例えば、特許文献1に記載されているパワーウィンドウ装置では、浸水検知回路が浸水を検知した場合に、窓閉用リレーと窓開用リレーを同時にONさせて、モータの両端を同電位にする。これにより、モータが駆動不能となって、浸水時のモータの誤動作が防止される。
また、特許文献2〜4に記載されているパワーウィンドウ装置では、浸水を検知した場合にモータの駆動を禁止する一方、浸水状態において窓開用のスイッチが操作された場合は、モータを駆動して強制的に窓を開くようにしている。
浸水時にスイッチ操作で強制的に窓を開く場合、特許文献2〜4の構成を採用すると、次のような問題点がある。特許文献2の構成では、電源からリレーコイルに流れる大電流が、そのままスイッチの接点に流れるため、当該接点にゴム接点のような小電流用接点を用いることは難しい。特許文献3の構成では、窓開閉用のスイッチとは別に、リレーコイルを消磁するためのスイッチや、リレーコイルの励磁を補償するためのスイッチが必要となり、部品点数が増加する。特許文献4の構成では、コンパレータを備えた水没用制御回路を設ける必要があり、構成が複雑になる。
特開平11−36700号公報 特開平11−166354号公報 特開2008−75260号公報 特開2007−55290号公報
本発明の課題は、浸水時のモータ誤動作を防止でき、かつ浸水時にスイッチ操作で強制的にモータを駆動できるモータ駆動装置を、簡単な構成により実現することにある。また、本発明は、操作スイッチの接点として小電流用の接点を用いることが可能なモータ駆動装置を提供することを課題とする。
本発明に係るモータ駆動装置は、モータの一端を電源またはグランドに接続するように切り替える第1切替手段と、モータの他端を電源またはグランドに接続するように切り替える第2切替手段と、モータを一方の方向に回転させる際に操作される第1操作スイッチと、モータを他方の方向に回転させる際に操作される第2操作スイッチと、第1操作スイッチの操作時に、モータの一端が電源に接続され、他端がグランドに接続されるように、第1切替手段を駆動する第1スイッチング素子と、第2操作スイッチの操作時に、モータの一端がグランドに接続され、他端が電源に接続されるように、第2切替手段を駆動する第2スイッチング素子と、第1操作スイッチの操作に基づいて、第1スイッチング素子を動作させ、第2操作スイッチの操作に基づいて、第2スイッチング素子を動作させる制御部と、浸水を検知して浸水検知信号を出力し、当該浸水検知信号を、第1スイッチング素子の制御電極および第2スイッチング素子の制御電極にそれぞれ与えて、各スイッチング素子を動作させる浸水検知回路と、第2スイッチング素子の制御電極と第1操作スイッチとの間に接続され、浸水検知回路が浸水検知信号を出力している状態で、第1操作スイッチが操作されたときに動作して、第2スイッチング素子の動作を禁止する第3スイッチング素子とを備える。浸水検知回路は、浸水時に動作して浸水検知信号を出力する第4スイッチング素子を有している。第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子と、第1操作スイッチとは、電源とグランドとの間に直列に接続される。第3スイッチング素子の制御電極は、第4スイッチング素子を介して、または第4スイッチング素子を介さずに、電源に接続される。第1操作スイッチは、第3スイッチング素子とグランドとの間に設けられ、操作されたときに、第3スイッチング素子の一端をグランドに接地する。
このようにすると、浸水が検知された場合は、第1スイッチング素子の動作により、モータの一端が電源に接続され、第2スイッチング素子の動作により、モータの他端が電源に接続される。よって、モータの両端が共に電源に接続されて同電位となるので、モータは回転しない。これにより、浸水時のモータ誤動作が防止される。
また、浸水状態において第1操作スイッチが操作されると、第1スイッチング素子の動作により、モータの一端が電源に接続され、第2スイッチング素子の動作禁止により、モータの他端がグランドに接続される。よって、電源からモータに電流が流れ、モータが回転する。これにより、浸水時に第1操作スイッチを操作することで、モータの強制的な駆動が可能となる。
また、第2スイッチング素子の制御電極と第1操作スイッチとの間に第3スイッチング素子を設けた簡単な構成により、上述した機能を実現することができる。さらに、第1操作スイッチおよび第2操作スイッチは、第1スイッチング素子および第2スイッチング素子を介して、第1切替手段および第2切替手段を駆動するので、各操作スイッチに流す電流は小さくてよい。よって、第1操作スイッチおよび第2操作スイッチの接点として、小電流用の接点を用いることができる。
本発明において、第3スイッチング素子の制御電極を、第4スイッチング素子を介して電源に接続してもよい。この場合は、浸水検知信号が出力されている状態で、第1操作スイッチが操作されると、電源から第4スイッチング素子を経て、第3スイッチング素子の制御電極へ電流が流れ、第3スイッチング素子が動作する。
また、これに代えて、第3スイッチング素子の制御電極を、第4スイッチング素子を介さずに電源に接続してもよい。この場合は、浸水検知信号が出力されている状態で、第1操作スイッチが操作されると、電源から第3スイッチング素子の制御電極へ電流が流れ、第3スイッチング素子が動作する。
また、第3スイッチング素子の制御電極が第4スイッチング素子を介さずに電源に接続される場合において、第1切替手段が第1リレーであり、第2切替手段が第2リレーであるときは、第2リレーのコイルと並列に第2還流ダイオードを接続するのが好ましい。また、これに加えて、第1リレーのコイルと並列に第1還流ダイオードを接続するのが更に好ましい。
本発明において、モータは、例えば車両の窓を開閉するためのモータであり、第1操作スイッチは、例えば窓を開くための窓開スイッチであり、第2操作スイッチは、例えば窓を閉じるための窓閉スイッチである。
本発明のモータ駆動装置によれば、簡単な構成により、浸水時のモータ誤動作を防止できるとともに、浸水時のスイッチ操作により強制的にモータを駆動することができる。さらに、操作スイッチの接点に流れる電流を小さくすることが可能となる。
パワーウィンドウ装置の全体構成を示したブロック図である。 窓開閉機構の一例を示した図である。 第1実施形態に係るモータ駆動装置の回路図である。 非浸水時にDOWNスイッチが操作された場合の回路状態を示した図である。 非浸水時にUPスイッチが操作された場合の回路状態を示した図である。 浸水時にスイッチ操作がされない場合の回路状態を示した図である。 浸水時にDOWNスイッチが操作された場合の回路状態を示した図である。 浸水時にUPスイッチが操作された場合の回路状態を示した図である。 第2実施形態に係るモータ駆動装置の回路図である。 第3実施形態に係るモータ駆動装置の回路図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。ここでは、本発明をパワーウィンドウ装置に適用した場合を例に挙げる。
パワーウィンドウ装置は、図1に示したように、本発明に係るモータ駆動装置100と、このモータ駆動装置100により駆動されるモータ13と、このモータ13により駆動される窓開閉機構14と、モータ13の回転数を検出する回転数検出センサ16とを備えている。モータ13は、直流モータからなる。モータ駆動装置100は、制御部を構成するCPU11と、モータ13を駆動するモータ駆動回路12と、操作スイッチを有するスイッチ回路15と、浸水を検知する浸水検知回路17とを備えている。モータ駆動装置100については、後で詳細に説明する。
図2は、窓開閉機構14の一例を示している。窓開閉機構14は、ピニオン60、扇形ギヤ61、ブラケット62、第1アーム63、第2アーム64、ガイド部材65、および支持部材66から構成されている。
ピニオン60は、モータ13により回転駆動される。モータ13には、回転数検出センサ16が連結されている。扇形ギヤ61は、第1アーム63に固定されているとともに、ピニオン60と噛み合っている。支持部材66は、窓ガラス51の下端に取り付けられている。第1アーム63は、一端が支持部材66に連結され、他端がブラケット62に回転可能に支持されている。第2アーム64は、一端が支持部材66に連結され、他端がガイド部材65に支持されている。第1アーム63と第2アーム64とは、それぞれの中間部において軸を介して連結されている。
モータ13の回転により、ピニオン60および扇形ギヤ61が回転して、第1アーム63が回動する。これに追随して、第2アーム64の他端が、ガイド部材65の溝に沿って横方向にスライドする。その結果、モータ13の回転方向に応じて、支持部材66が上下方向に移動し、支持部材66と連動して窓ガラス51が昇降する。モータ13が正転すると、窓ガラス51が上昇して窓50が閉じ、モータ13が逆転すると、窓ガラス51が下降して窓50が開く。こうして、モータ13の回転により窓開閉機構14が作動することで、窓50の開閉動作が行なわれる。
<第1実施形態>
図3は、本発明の第1実施形態に係るモータ駆動装置100を示している。図3では、図1と同一部分に同一符号を付してある。まず、図3を参照しながら、モータ駆動装置100の構成について説明する。
CPU11は、モータ駆動装置100の全体的な動作を制御するもので、端子T1〜T5を備えている。T1は、モータ13の正転により、窓ガラス51を上昇させて窓50を閉じるための信号を出力するUP出力端子である。T2は、モータ13の逆転により、窓ガラス51を下降させて窓50を開くための信号を出力するDOWN出力端子である。T3は、モータ13を逆転させるための逆転指令信号が入力されるDOWN入力端子である。T4は、モータ13を正転させるための正転指令信号が入力されるUP入力端子である。T5は、モータ13の回転数が入力される回転数入力端子である。出力端子T1、T2は、モータ駆動回路12に接続されている。入力端子T3、T4は、スイッチ回路15に接続されている。入力端子T5は、回転数検出センサ16に接続されている。回転数検出センサ16は、例えば、ロータリエンコーダからなる。
モータ駆動回路12は、第1リレー2a(第1切替手段)、第2リレー2b(第2切替手段)、トランジスタQ1(第1スイッチング素子)、トランジスタQ2(第2スイッチング素子)、およびトランジスタQ3(第3スイッチング素子)を含む。
第1リレー2aの接点Y1は、モータ13の一端に接続されている。第2リレー2bの接点Y2は、モータ13の他端に接続されている。X1は第1リレー2aのコイルであり、X2は第2リレー2bのコイルである。コイルX1に通電がなく、第1リレー2aが非動作(OFF)のときは、モータ13の一端が接点Y1を介してグランドGに接地される。また、コイルX2に通電がなく、第2リレー2bが非動作(OFF)のときは、モータ13の他端が接点Y2を介して接地される。一方、コイルX1に通電され、第1リレー2aが動作(ON)すると、接点Y1が切り替わって、モータ13の一端が接点Y1を介して電源Bに接続される。また、コイルX2に通電され、第2リレー2bが動作(ON)すると、接点Y2が切り替わって、モータ13の他端が接点Y2を介して電源Bに接続される。
第1リレー2aのコイルX1の一端は、トランジスタQ1のコレクタに接続されており、コイルX1の他端は、電源Bに接続されている。トランジスタQ1は、第1リレー2aを駆動するためのトランジスタである。トランジスタQ1のコレクタ・エミッタ間には、サージ吸収用のツェナーダイオードZ1が接続されている。トランジスタQ1のエミッタは、接地されている。トランジスタQ1のベース・エミッタ間には、抵抗R8が接続されている。トランジスタQ1のベースは、ダイオードD2および抵抗R7を介して、CPU11のDOWN出力端子T2に接続されている。また、トランジスタQ1のベースは、抵抗R5を介して、浸水検知回路17のトランジスタQ4のコレクタに接続されている。
第2リレー2bのコイルX2の一端は、トランジスタQ2のコレクタに接続されており、コイルX2の他端は、電源Bに接続されている。トランジスタQ2は、第2リレー2bを駆動するためのトランジスタである。トランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間には、サージ吸収用のツェナーダイオードZ2が接続されている。トランジスタQ2のエミッタは、接地されている。トランジスタQ2のベース・エミッタ間には、抵抗R6が接続されている。トランジスタQ2のベースは、ダイオードD1および抵抗R3を介して、CPU11のUP出力端子T1に接続されている。また、トランジスタQ2のベースは、抵抗R4を介して、浸水検知回路17のトランジスタQ4のコレクタに接続されている。
トランジスタQ2のベースには、トランジスタQ3のコレクタが接続されている。トランジスタQ3のエミッタは、後述のDOWNスイッチ4の一端に接続されている。トランジスタQ3のベースとグランドとの間には、抵抗R10が接続されている。トランジスタQ3のベースは、抵抗R9を介して、浸水検知回路17のトランジスタQ4のコレクタに接続されている。
スイッチ回路15は、DOWNスイッチ4(第1操作スイッチ)と、UPスイッチ5(第2操作スイッチ)とを含む。DOWNスイッチ4は、モータ13を逆転させて窓を開く際に操作される窓開スイッチである。DOWNスイッチ4の一端は、ダイオードD3を介して、CPU11のDOWN入力端子T3に接続されている。DOWNスイッチ4の他端は、接地されている。ダイオードD3のアノードは、抵抗R11を介して電源Bに接続されている。一方、UPスイッチ5は、モータ13を正転させて窓を閉じる際に操作される窓閉スイッチである。UPスイッチ5の一端は、CPU11のUP入力端子T4に接続されているとともに、抵抗R12を介して電源Bに接続されている。
浸水検知回路17は、浸水検知パッド1と、トランジスタQ4(第4スイッチング素子)とを含む。トランジスタQ4のエミッタは、電源Bに接続されている。トランジスタQ4のベース・エミッタ間には、抵抗R1が接続されている。トランジスタQ4のベースは、抵抗R2を介して、浸水検知パッド1の一方の電極1aに接続されている。浸水検知パッド1の他方の電極1bは、接地されている。トランジスタQ4のコレクタは、抵抗R5、R4、R9を介して、それぞれトランジスタQ1、Q2、Q3のベースに接続されている。したがって、トランジスタQ1、Q2、Q3のベースは、トランジスタQ4を介して電源Bに接続される。図3からわかるように、トランジスタQ4と、トランジスタQ3と、DOWNスイッチ4とは、電源Bとグランドとの間に直列に接続されている。
次に、上述した構成からなるモータ駆動装置100の動作について説明する。
(1)浸水のない状態でDOWN操作が行われた場合
浸水のない状態では、図3のように、浸水検知パッド1の電極1a、1b間が開放されているので、トランジスタQ4はOFFとなっている。このため、浸水検知回路17からモータ駆動回路12へ浸水検知信号は出力されず、トランジスタQ1〜Q3はいずれもOFF状態にある。したがって、電源BからコイルX1、X2に通電されないので、第1リレー2aおよび第2リレー2bは共に動作しない。よって、接点Y1、Y2は、いずれもグランドGに接地されているので、モータ13に電流が流れず、モータ13は停止している。
この状態からDOWN操作が行われて、図4のようにDOWNスイッチ4がONになると、電源Bから抵抗R11、ダイオードD3、およびDOWNスイッチ4を通って、電流が流れる。このため、DOWN入力端子T3の電位がローレベル(以下、「L」と表記する。)となる。すなわち、DOWNスイッチ4からDOWN入力端子T3に、「L」信号である逆転指令信号が入力される。
CPU11は、DOWN入力端子T3に逆転指令信号が入力されたことを判別すると、DOWN出力端子T2にハイレベル(以下、「H」と表記する。)信号を出力する。このため、トランジスタQ1のベース電位が「H」となって、トランジスタQ1がONする。トランジスタQ1がONすると、電源Bから第1リレー2aのコイルX1、およびトランジスタQ1を通って、破線矢印で示すように電流が流れる。このため、第1リレー2aが動作して、接点Y1がグランドG側から電源B側へ切り替わる。
この結果、電源B→接点Y1→モータ13→接点Y2→グランドGの電流経路が形成され、モータ13に実線矢印で示すように電流が流れて、モータ13が逆転する。このモータ13の逆転により、窓ガラス51(図2)が下降して窓50が開いてゆく。
DOWN操作を停止して、DOWNスイッチ4がOFFになると、DOWN入力端子T3が「H」となり、DOWN出力端子T2から「L」信号が出力される。このため、トランジスタQ1がOFFになるので、リレー2aのコイルX1に電流が流れなくなる。この結果、接点Y1が電源B側からグランドG側へ復帰するので、モータ13は電流が流れなくなって停止する。これにより、窓ガラス51の下降は停止する。
(2)浸水のない状態でUP操作が行われた場合
浸水のない状態からUP操作が行われて、図5のようにUPスイッチ5がONになると、電源Bから抵抗R12およびUPスイッチ5を通って、電流が流れる。このため、UP入力端子T4の電位が「L」となる。すなわち、UPスイッチ5からUP入力端子T4に、「L」信号である正転指令信号が入力される。
CPU11は、UP入力端子T4に正転指令信号が入力されたことを判別すると、UP出力端子T1に「H」信号を出力する。このため、トランジスタQ2のベース電位が「H」となって、トランジスタQ2がONする。トランジスタQ2がONすると、電源Bからリレー2bのコイルX2、およびトランジスタQ2を通って、破線矢印で示すように電流が流れる。このため、第2リレー2bが動作して、接点Y2がグランドG側から電源B側へ切り替わる。
この結果、電源B→接点Y2→モータ13→接点Y1→グランドGの電流経路が形成され、モータ13に実線矢印で示すように電流が流れて、モータ13が正転する。このモータ13の正転により、窓ガラス51(図2)が上昇して窓50が閉じてゆく。
UP操作を停止して、UPスイッチ5がOFFになると、UP入力端子T4が「H」となり、UP出力端子T1から「L」信号が出力される。このため、トランジスタQ2がOFFになるので、リレー2bのコイルX2に電流が流れなくなる。この結果、接点Y2が電源B側からグランドG側へ復帰するので、モータ13は電流が流れなくなって停止する。これにより、窓ガラス51の上昇は停止する。
(3)浸水が生じた場合
雨水の浸入や車両の水没などによって、モータ駆動回路100への浸水が生じた場合は、図6に示すように、浸水検知パッド1の電極1a、1b間が水により導通する。このため、トランジスタQ4のエミッタからベースに電流が流れて、トランジスタQ4はON状態となる。その結果、トランジスタQ4のコレクタが電源Bと同電位となり、浸水検知回路17からモータ駆動回路12へ、「H」信号である浸水検知信号が出力される。
この浸水検知信号は、抵抗R5を介してトランジスタQ1のベースに与えられるので、トランジスタQ1は、ベース電位が「H」となってONする。また、この浸水検知信号は、抵抗R4を介してトランジスタQ2のベースに与えられるので、トランジスタQ2は、ベース電位が「H」となってONする。すなわち、トランジスタQ1、Q2が共にONとなる。なお、浸水検知信号は、抵抗R9を介してトランジスタQ3のベースにも与えられるが、トランジスタQ3のエミッタに接続されたDOWNスイッチ4がOFFのため、トランジスタQ3はONしない。
トランジスタQ1のONにより、電源Bから第1リレー2aのコイルX1、およびトランジスタQ1を通って、破線矢印で示すように電流が流れる。このため、第1リレー2aが動作して、接点Y1がグランドG側から電源B側へ切り替わる。したがって、モータ13の一端は、接点Y1を介して、電源Bに接続される。
また、トランジスタQ2のONにより、電源Bから第2リレー2bのコイルX2、およびトランジスタQ2を通って、破線矢印で示すように電流が流れる。このため、第2リレー2bが動作して、接点Y2がグランドG側から電源B側へ切り替わる。したがって、モータ13の他端は、接点Y2を介して、電源Bに接続される。
このように、浸水が生じた場合は、モータ13の両端が共に電源Bに接続されて同電位となるので、電源Bからモータ13を通ってグランドGへ至る電流経路が形成されない。したがって、モータ13に電流が流れないので、モータ13は回転しない。これにより、浸水時に、DOWNスイッチ4やUPスイッチ5を操作していないにもかかわらず、モータ13が回転して、意図しない窓の開閉が行われるという誤動作を防止することができる。
(4)浸水状態でDOWN操作が行われた場合
浸水が生じた状態では、図6で説明したように、トランジスタQ4がONすることにより、トランジスタQ1、Q2がいずれもONとなっている。この状態から、図7に示すように、DOWNスイッチ4をONにすると、トランジスタQ3のエミッタが、DOWNスイッチ4を介して接地される。すると、電源BからトランジスタQ4および抵抗R9を経て、トランジスタQ3のベースに電流が流れるので、トランジスタQ3がONとなる。
トランジスタQ3がONすることにより、トランジスタQ2のベースは、トランジスタQ3とDOWNスイッチ4とを介して接地される。このため、トランジスタQ2のベースが「L」となり、トランジスタQ2は強制的にOFFとなる。トランジスタQ2のOFFにより、第2リレー2bのコイルX2に電流が流れなくなるので、第2リレー2bの接点Y2はグランドG側へ復帰する。一方、トランジスタQ1は、トランジスタQ3のONによって影響を受けず、ON状態を維持する。したがって、第1リレー2aの接点Y1は、電源B側に切り替わったままである。
この結果、電源B→接点Y1→モータ13→接点Y2→グランドGの電流経路が形成され、モータ13に実線矢印で示すように電流が流れて、モータ13が逆転する。このモータ13の逆転によって窓50が開く。
このように、浸水時にDOWNスイッチ4を操作した場合は、モータ13が逆転して窓50が開くようになっているので、車両が水没した場合でも、DOWNスイッチ4の操作により窓を開いて、脱出することが可能となる。これによって、安全を確保することができる。
(5)浸水状態でUP操作が行われた場合
浸水が生じた状態では、図6で説明したように、トランジスタQ4がONすることにより、トランジスタQ1、Q2がいずれもONとなっている。この状態から、図8に示すように、UPスイッチ5をONにすると、UPスイッチ5からUP入力端子T4に、「L」信号である正転指令信号が入力される。CPU11は、UP入力端子T4に正転指令信号が入力されたことを判別すると、UP出力端子T1に「H」信号を出力する。
しかし、浸水検知回路17からの浸水検知信号により、トランジスタQ2はすでにONとなっているので、UP出力端子T1から「H」信号が出力されても、トランジスタQ2の状態は変化しない。つまり、トランジスタQ2は、引き続きON状態を維持する。また、トランジスタQ1も、浸水検知信号によりON状態を維持したままである。したがって、第1リレー2aと第2リレー2bがいずれも動作状態を維持して、接点Y1、Y2によりモータ13の両端が共に電源Bに接続された状態が継続するので、モータ13は正転も逆転もしない。
このように、浸水時にUPスイッチ5を操作した場合は、モータ13が逆転しないようになっているので、車両が水没した場合にUPスイッチ5を操作しても、窓が閉じることがない。このため、窓からの脱出が妨げられることはなく、より安全を確保することができる。
以上述べた第1実施形態によれば、浸水が検知された場合に、トランジスタQ1、Q2のONにより、第1リレー2aおよび第2リレー2bが共に動作する(図6)。これにより、モータ13の両端が、それぞれ電源Bに接続されて同電位となる。このため、モータ13は駆動されず、浸水時のモータ誤動作が防止される。
一方、浸水状態でDOWNスイッチ4を操作すると、トランジスタQ3のONにより、トランジスタQ2が強制的にOFFとなるので、第1リレー2aのみが動作し、第2リレー2bは動作しない(図7)。これにより、モータ13の一端が電源Bに接続され、他端がグランドGに接続されるので、電源Bからモータ13に電流が流れる。このため、モータ13が逆転し、窓を開くことができる。
また、第1実施形態によれば、トランジスタQ2のベースとDOWNスイッチ4との間にトランジスタQ3を設けた簡単な構成により、上述した機能を実現することができる。さらに、DOWNスイッチ4およびUPスイッチ5は、トランジスタQ1およびトランジスタQ2を介して、第1リレー2aおよび第2リレー2bを駆動するので、これらのスイッチに流す電流は小さくてよい。よって、DOWNスイッチ4およびUPスイッチ5の接点として、ゴム接点のような小電流用の接点を用いることができる。
ところで、第1実施形態においては、トランジスタQ3のベースが、浸水検知回路17のトランジスタQ4を介して電源Bに接続される構成となっている。このため、浸水が生じていない状態では、DOWNスイッチ4がONになっても、トランジスタQ4がOFFのため、トランジスタQ3のベースに電流が流れない。したがって、DOWNスイッチ4の操作によって、トランジスタQ3がONになることはない。トランジスタQ3がONするのは、浸水によりトランジスタQ4がONし、かつ、DOWNスイッチ4が操作された場合に限られる。このことには、以下のような意義がある。
非浸水時に、UPスイッチ5の操作によりトランジスタQ2がONしている状態(図5)で、DOWNスイッチ4が操作された場合、もしトランジスタQ3がONしたとすると、トランジスタQ2が直ちにOFFとなって、第2リレー2bの動作が停止する。また、DOWNスイッチ4がONしてから端子T2に「H」信号が出力されるまでには、CPU11の処理時間に相当する時間遅れがあるため、トランジスタQ1は、すぐにはONしない。このため、トランジスタQ1、Q2が一時的に共にOFFとなる。その結果、リレー2a、2bがいずれも非動作状態となって、モータ13の回転が停止する。この回転停止は、回転数検出センサ16から、端子T5を介してCPU11へ通知される。一方、DOWNスイッチ4のONと連動してUPスイッチ5はOFFとなるが、この場合も、端子T1に「L」信号が出力されるまでには、CPU11の処理時間に相当する時間遅れがある。したがって、この時間遅れの間、CPU11は、端子T1から「H」信号を出力しているにもかかわらずモータ13が停止したと認識し、窓に異物が挟み込まれたと誤判定してしまう。
しかるに、第1実施形態においては、非浸水時にDOWNスイッチ4が操作されても、トランジスタQ3はONしないので、トランジスタQ1、Q2が共に一時的にOFFになることはない。このため、CPU11が、上述した時間遅れの間に、モータ13の停止を認識して異物が挟み込まれたと誤判定するのを回避することができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係るモータ駆動装置200を示している。図9では、図3と同一部分に同一符号を付してある。図3の第1実施形態のモータ駆動装置100では、トランジスタQ3のベースが、トランジスタQ4を介して電源Bに接続される構成となっていた。これに対して、第2実施形態に係るモータ駆動装置200では、トランジスタQ3のベースが、トランジスタQ4を介さずに電源Bに接続される構成となっている。その他の構成については、第1実施形態と同じである。
第2実施形態では、浸水状態でDOWNスイッチ4が操作された場合、電源Bから抵抗R9を経てトランジスタQ3のベースに電流が流れ、トランジスタQ3がONする。それ以外の動作については、基本的に第1実施形態の場合と同様である。
第2実施形態のモータ駆動装置200によっても、浸水時のモータ13の誤動作を防止できるとともに、浸水状態でDOWNスイッチ4を操作することで、モータ13を逆転させ、窓を開くことができる。また、トランジスタQ2のベースとDOWNスイッチ4との間にトランジスタQ3を設けた簡単な構成とすることができる。さらに、DOWNスイッチ4およびUPスイッチ5の接点として、ゴム接点のような小電流用の接点を用いることができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係るモータ駆動装置300を示している。図10では、図3および図9と同一部分に同一符号を付してある。第3実施形態のモータ駆動装置300は、第2実施形態のモータ駆動装置200において、第1リレー2aのコイルX1と並列に、還流ダイオードDa(第1還流ダイオード)を接続し、第2リレー2bのコイルX2と並列に、還流ダイオードDb(第2還流ダイオード)を接続したものである。但し、第3実施形態では、トランジスタQ1、Q2の両端にツェナーダイオードZ1、Z2は設けられていない。この第3実施形態によると、第2実施形態の効果に加えて、以下のような効果がある。
第2実施形態のように、トランジスタQ3のベースが、トランジスタQ4を介さずに電源Bに接続されている場合は、非浸水時に、トランジスタQ4がOFFであっても、トランジスタQ3のベースには電源Bから常に電圧が印加される。このため、非浸水時に、トランジスタQ2がONしている状態でDOWNスイッチ4がONになると、トランジスタQ3がONして、トランジスタQ2が直ちにOFFになる。したがって、第1実施形態で述べたように、トランジスタQ1、Q2が一時的に共にOFFとなり、リレー2a、2bが非動作となって、モータ13が停止すると、CPU11が異物の挟み込みありと誤判定することになる。
しかるに、第3実施形態においては、非浸水時に、DOWNスイッチ4のONによりトランジスタQ3がONして、トランジスタQ2がOFFとなっても、第2リレー2bのコイルX2には、一定時間だけ電流が流れ続ける。これは、トランジスタQ2のOFF時に、コイルX2に蓄積された電気エネルギーが放出され、コイルX2と還流ダイオードDbとで形成される閉ループに電流が流れるからである。このため、第2リレー2bは、すぐにはOFFしない。つまり、接点Y2は、すぐにはグランドG側に復帰しない。一方、DOWNスイッチ4がONしてからトランジスタQ1がONするまでにも、前述のとおり時間遅れがあるので、第1リレー2aは、すぐにはONしない。つまり、接点Y1は、すぐには電源B側に切り替わらない。したがって、第1リレー2aと第2リレー2bが、一時的に共にOFFとなることはないので、モータ13は一定時間だけ回転を継続する。これにより、CPU11の処理時間に相当する時間遅れの間に、CPU11が、窓に異物が挟み込まれたと誤判定するのを回避することができる。
また、還流ダイオードDbは、上記のように第2リレー2bのOFFを遅らせる役割のほか、第2リレー2bのコイルX2に発生するサージを吸収して、トランジスタQ2を保護する役割も果たしている。このため、トランジスタQ2の両端に、図3や図9で示したツェナーダイオードZ2を設ける必要がない。
次に、第1リレー2aのコイルX1と並列に接続された還流ダイオードDaは、挟み込みの誤判定を回避する目的からは、必須のものではない。したがって、これを省略することもできる。しかるに、還流ダイオードDaを設けることにより、以下のような効果が得られる。
第1に、還流ダイオードDaは、還流ダイオードDbと同様に、第1リレー2aのコイルX1に発生するサージを吸収して、トランジスタQ1を保護する役割を果たす。このため、トランジスタQ1の両端には、図3や図9で示したツェナーダイオードZ1は設けられていない。
第2に、還流ダイオードDaを設けることによって、第1リレー2aおよび第2リレー2bのOFF時に、接点Y1および接点Y2を同じタイミングで切り替えることができる。これには、例えば、次のような意義がある。
浸水時に、トランジスタQ4のONにより、トランジスタQ1、Q2が共にONとなっている状態(モータ13の停止状態)から、浸水がなくなった状態へ移行した場合、トランジスタQ1、Q2は共にOFFとなる。このとき、もし還流ダイオードDaがなければ、第1リレー2aの接点Y1は直ちにグランドG側に復帰する。一方、第2リレー2bの接点Y2は、還流ダイオードDbに流れる電流のため、一定時間後にグランドG側に復帰する。したがって、このタイミングのずれにより、接点Y2がグランドG側に復帰するまでの間、電源B→接点Y2→モータ13→接点Y1→グランドGの電流経路が形成され、モータ13が回転してしまう。しかるに、還流ダイオードDaを設けることで、第1リレー2aの接点Y1および第2リレー2bの接点Y2は、同じタイミングでグランドG側に復帰する。これにより、モータ13の回転を阻止して誤動作を防止することができる。
<その他の実施形態>
本発明では、以上述べた以外にも、以下のような種々の実施形態を採用することができる。
前記実施形態では、浸水時にDOWNスイッチ4を操作することで、モータ13を逆転させて窓50を開くようにした。これに代えて、浸水時にUPスイッチ5を操作することで、モータ13を正転させて窓50を閉じるようにしてもよい。この場合は、トランジスタQ1のベースとUPスイッチ5との間に、トランジスタQ3を接続すればよい。この実施形態によれば、窓50から雨水が浸入してモータ駆動回路12に浸水が生じたような場合に、窓50を閉じて雨水の浸入を防ぐことができる。
また、浸水時にDOWNスイッチ4を操作することで、モータ13を逆転させて窓50を開き、浸水時にUPスイッチ5を操作することで、モータ13を正転させて窓50を閉じるようにしてもよい。この場合は、トランジスタQ2のベースとDOWNスイッチ4との間、およびトランジスタQ1のベースとUPスイッチ5との間に、トランジスタQ3に相当するトランジスタをそれぞれ接続すればよい。この実施形態によれば、浸水時にDOWNスイッチ4とUPスイッチ5のいずれかを操作することで、モータを所望の方向へ回転させることができる。
前述のように、第1リレー2aのコイルX1と並列に接続された還流ダイオードDa(図10)は省略してもよい。この場合は、トランジスタQ1のコレクタ・エミッタ間に、サージ吸収用のツェナーダイオードを接続すればよい。
前記実施形態では、モータ駆動回路12や浸水検知回路17におけるスイッチング素子として、トランジスタQ1〜Q4を用いた例を挙げたが、トランジスタの代わりに、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)などのスイッチング素子を用いることも可能である。
前記実施形態では、モータ駆動回路12における切替手段として、リレー2a,2bを用いた例を挙げたが、リレーの代わりに、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)のような大電流開閉用のスイッチング素子を用いることも可能である。
前記実施形態では、車両のパワーウィンドウ装置に本発明を適用した例を挙げたが、本発明は、車両のサンルーフ開閉装置などにも適用することができる。また、本発明は、車両以外の用途に用いられるモータ駆動装置にも適用が可能である。
2a 第1リレー(第1切替手段)
2b 第2リレー(第2切替手段)
4 DOWNスイッチ(第1操作スイッチ)
5 UPスイッチ(第2操作スイッチ)
11 CPU(制御部)
13 モータ
17 浸水検知回路
100、200、300 モータ駆動装置
B 電源
Da 還流ダイオード(第1還流ダイオード)
Db 還流ダイオード(第2還流ダイオード)
G グランド
Q1 トランジスタ(第1スイッチング素子)
Q2 トランジスタ(第2スイッチング素子)
Q3 トランジスタ(第3スイッチング素子)
Q4 トランジスタ(第4スイッチング素子)
X1 第1リレーのコイル
X2 第2リレーのコイル
Y1 第1リレーの接点
Y2 第2リレーの接点

Claims (6)

  1. モータの一端を電源またはグランドに接続するように切り替える第1切替手段と、
    前記モータの他端を電源またはグランドに接続するように切り替える第2切替手段と、
    前記モータを一方の方向に回転させる際に操作される第1操作スイッチと、
    前記モータを他方の方向に回転させる際に操作される第2操作スイッチと、
    前記第1操作スイッチの操作時に、前記モータの一端が電源に接続され、他端がグランドに接続されるように、前記第1切替手段を駆動する第1スイッチング素子と、
    前記第2操作スイッチの操作時に、前記モータの一端がグランドに接続され、他端が電源に接続されるように、前記第2切替手段を駆動する第2スイッチング素子と、
    前記第1操作スイッチの操作に基づいて、前記第1スイッチング素子を動作させ、前記第2操作スイッチの操作に基づいて、前記第2スイッチング素子を動作させる制御部と、
    浸水を検知して浸水検知信号を出力し、当該浸水検知信号を、前記第1スイッチング素子の制御電極および前記第2スイッチング素子の制御電極にそれぞれ与えて、各スイッチング素子を動作させる浸水検知回路と、を備えたモータ駆動装置において、
    前記第2スイッチング素子の制御電極と前記第1操作スイッチとの間に接続され、前記浸水検知回路が前記浸水検知信号を出力している状態で、前記第1操作スイッチが操作されたときに動作して、前記第2スイッチング素子の動作を禁止する第3スイッチング素子を備え
    前記浸水検知回路は、浸水時に動作して前記浸水検知信号を出力する第4スイッチング素子を有し、
    前記第4スイッチング素子と、前記第3スイッチング素子と、前記第1操作スイッチとは、前記電源とグランドとの間に直列に接続され、
    前記第3スイッチング素子の制御電極は、前記第4スイッチング素子を介して、または前記第4スイッチング素子を介さずに、前記電源に接続され、
    前記第1操作スイッチは、前記第3スイッチング素子とグランドとの間に設けられ、操作されたときに、前記第3スイッチング素子の一端をグランドに接地する、ことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のモータ駆動装置において
    前記第3スイッチング素子の制御電極は、前記第4スイッチング素子を介して電源に接続され、
    前記浸水検知信号が出力されている状態で、前記第1操作スイッチが操作されると、前記電源から前記第4スイッチング素子を経て、前記第3スイッチング素子の制御電極へ電流が流れ、前記第3スイッチング素子が動作することを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 請求項1に記載のモータ駆動装置において
    前記第3スイッチング素子の制御電極は、前記第4スイッチング素子を介さずに電源に接続され、
    前記浸水検知信号が出力されている状態で、前記第1操作スイッチが操作されると、前記電源から前記第3スイッチング素子の制御電極へ電流が流れ、前記第3スイッチング素子が動作することを特徴とするモータ駆動装置。
  4. 請求項3に記載のモータ駆動装置において、
    前記第1切替手段は、第1リレーからなり、
    前記第2切替手段は、第2リレーからなり、
    前記第2リレーのコイルと並列に、第2還流ダイオードが接続されていることを特徴とするモータ駆動装置。
  5. 請求項4に記載のモータ駆動装置において、
    前記第1リレーのコイルと並列に、第1還流ダイオードが接続されていることを特徴とするモータ駆動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のモータ駆動装置において、
    前記モータは、車両の窓を開閉するためのモータであり、
    前記第1操作スイッチは、前記窓を開くための窓開スイッチであり、
    前記第2操作スイッチは、前記窓を閉じるための窓閉スイッチであることを特徴とするモータ駆動装置。
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